JPH0425532Y2 - - Google Patents

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JPH0425532Y2
JPH0425532Y2 JP4513287U JP4513287U JPH0425532Y2 JP H0425532 Y2 JPH0425532 Y2 JP H0425532Y2 JP 4513287 U JP4513287 U JP 4513287U JP 4513287 U JP4513287 U JP 4513287U JP H0425532 Y2 JPH0425532 Y2 JP H0425532Y2
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JP
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washer
ring member
bolt
seal washer
sealing material
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JP4513287U
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JPS63152912U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トンネル用止水シートを吹付コンク
リートまたは覆工コンクリート面に張つた際、止
水シートを貫いてコンクリート面に打込んだボル
ト・くぎあるいはびようなどの締結部品の周囲の
隙間から地下水が漏れるのを防ぐ場合等に使用し
て効果のあるシールワツシヤに関するものであ
る。
〔従来の技術およびその問題点〕
(1) 上記止水シート固定ボルトの周りからの漏水
を防ぐには、ボルトにはめた金属ワツシヤと止
水シートの間にゴム等の弾性ワツシヤを狭むの
が一般である。
しかしナツトを締付けると、弾性ワツシヤが
全体的に外側に広がつてそのワツシヤのボルト
通し穴とボルトの間に隙間ができることがあ
り、完全な止水効果が得られない。
(2) ナツト締付け時に弾性ワツシヤが外側に広が
らないように、弾性ワツシヤの外周に金属輪を
一体に取付け、弾性ワツシヤの厚さを金属輪よ
り若干厚くしたもの(実開昭48−13656号公報)
が提案されている。
止水シートを張る面は全く平らではないか
ら、打込み位置によつてはボルトがシートの面
に対して垂直でないところがある。
従つてその打込み位置では、上記金属輪付弾
性ワツシヤの場合、その金属輪がじやましてワ
ツシヤがシートの凹凸に追随せず、ワツシヤと
シートとの間に隙間ができて水漏れを生じる。
(3) 水膨張性材料から成るワツシヤの外周に、水
膨張性を持たない且つ伸びない輪部材を一体に
取付けたシールワツシヤ(実開昭59−150015号
公報)が提案されている。
しかしこのワツシヤの水膨張性材料は水に浸
つてから半日ないし1日たたないと膨張しな
い。しかも外周を伸びのない輪部材で拘束され
ているので、なおさら膨張しにくい。
従つてワツシヤが膨張して隙間が完全に充填
されるまでの間、止水効果はない。
(4) また止水シートの凹凸に追随し、しかも直ち
に止水効果が得られるシールワツシヤとして、
重ね合せた2枚の可撓性円板の周縁部を接合
し、中央部にボルト通し穴を設けた柔軟なケー
スの中に粘性、塑性あるいは弾塑性材料から成
るシール材を充填したもの(実公昭47−35169
号公報)が知られている。
このシールワツシヤは、ボルトにはめておい
て使用するものであるが、作業に際し前もつて
シールワツシヤをボルトにはめる手間が面倒で
ある。
本考案は、従来のシールワツシヤにおける上
記の諸種の問題点を解決した使いやすいシール
ワツシヤを提供することを目的とする。
(ロ) 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本考案のシールワツシヤは上記の目的を達成す
るために、厚さ方向には圧縮可能であるが周方向
には伸びにくい輪部材1の内側に、輪部材1と略
等しい厚さを有し、中心に締結部品通し穴2が開
いた板状可塑性シール材3を一体に取付け、粘着
性を帯びている板状可塑性シール材3の表裏両面
を剥離紙4,5で覆つたものである。
〔作用〕
一方の剥離紙4を除去してシール材3の片面を
露出させ、その露出面の粘着性を利用してシール
ワツシヤWを止水シート上の各ボルトねじ込み位
置にあらかじめ貼付けて置く。
そしてボルトをねじ込もうとする位置のシール
ワツシヤWの表面に付いている剥離紙5をはが
し、その中央の穴2を通してボルトをねじ込むも
ので、ボルトの頭、またはそのボルトにはめたナ
ツトの締付けによつて輪部材1およびシール材3
が押しつぶされる。
ところが輪部材1は広がらないから、シール材
3はボルトの方にのみ押されてねじの隙間に侵入
し、ボルトの周囲の隙間を完全に埋める。
〔実施例〕
輪部材1の材料としては発泡ポリエチレン樹脂
を用いるのが適している。発泡ポリエチレン樹脂
は若干の弾性を持つているのでボルト・ナツトの
締付けによつて容易に圧縮されるが、周方向には
ほとんど伸びない。すなわち外方に広がることが
ないので、その内側のシール材3の外方への伸び
を阻止する。
シール材3としては、一般に用いられているブ
チルゴムが適当である。このブチルゴムは可塑性
に優れ粘着性もあり、隙間に対する充填が確実で
ある。
剥離紙4・5と輪部材1の間に接着性はない。
ボルト用のシールワツシヤの場合は、第2図・
第3図に示すように、中央の穴2はボルトの外径
より僅かに大きくし、くぎやびように用いるシー
ルワツシヤの場合は、第4図に示すように、中央
の穴21は打ち込み位置を指示する小さな穴とす
る。
第5図は本考案シールワツシヤの使用状態の一
例であり、既設のトンネルの覆工コンクリートを
補修する場合の施工方法を示したものである。
覆工コンクリートCに止水シートSを張るに当
り、あらかじめ覆工コンクリートCの所定位置に
打込みアンカーAを理設し、そのコンクリート面
に止水シートSを展張する。
そしてシートSの各アンカーAの上に当る位置
にボルト通し穴を開け、その上に本考案のシール
ワツシヤWを貼付ける。
金属ワツシヤMおよびナツトNをはめたスタツ
ド(植え込みボルト)Bの一端を、シールワツシ
ヤWおよび止水シートSのボルト通し穴を通して
アンカーAにねじ込み、次いでナツトNを締付け
てスタツドBを完全に固定する。
上記ナツトNの緊締により、そのナツトNおよ
び金属ワツシヤMによつてシールワツシヤWが押
しつぶされ、シール材がスタツドBのねじの間に
充填される。
次いでスタツドBに間隔保持筒Dをはめてスタ
ツドBの先端部に金網Eを掛止し、スタツドBの
先端にねじ込んだナツトN1と上記間隔保持筒D
との間に、金網Eを、ワツシヤF・Gを介して挟
んで固定する。
上記金網Eを配筋材として覆工コンクリートC
の表面に、吹付けコンクリートを施すものであ
る。
(ハ) 考案の効果 本考案のシールワツシヤは上記の構成であるか
ら、ボルト・ナツトの緊締によつて圧縮させられ
たシール材は、周囲の輪部材に拘束されて中心方
向に変形してボルトの周囲の隙間に充填される。
しかも輪部材は、シール材と共に可塑性があるか
ら、止水シートの凹凸面によく追随してシートと
の間に隙間を生じない。
そしてシール材は粘着性があるから、シールワ
ツシヤをあらかじめ所定位置に貼付けて置くこと
ができて、特にトンネル断面に止水シートを張る
場合のように、上向きに、ボルトその他のシート
締結部品を取付ける箇所が多い工事に用いるのに
適しており、作業能率を向上する効果がある。
シールワツシヤのシール材の表裏両面は剥離紙
で覆つてあるから、ほこりが付くことがなくて粘
着性の劣化がなく、取扱いが容易である。
所定位置に貼付けたシールワツシヤにボルトを
ねじ込むまでの間も、シール材の表面は剥離紙で
覆つたままであるから、あらかじめ貼付けてある
シールワツシヤに作業現場に立ち込めるほこりが
付くことがなくてシール性を失わない。
また、シールワツシヤの輪部材には粘着性がな
いから、シールワツシヤを少し曲げると剥離紙の
周辺部が簡単にめくれ、作業手袋をしたままの手
でも剥離紙をつまむことができてはがしやすい。
以上のように、本考案のシールワツシヤは構造
が簡単で取付けと同時に完全なシール効果を発揮
し、しかも取扱いが容易であり、シールワツシヤ
の改良として効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案シールワツシヤの斜視図、第2
図はその中央縦断正面図、第3図は剥離紙をはが
した状態の斜視図、第4図は他の実施例の片方の
剥離紙をはがした斜視図、第5図は使用状態の正
面図。 Wはシールワツシヤ、1は輪部材、2は締結部
品通し穴、3はシール材、4,5は剥離紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厚さ方向には圧縮可能であるが周方向には伸び
    にくい輪部材の内側に、輪部材と略等しい厚さを
    有し、中心に締結部品通し穴が開いた板状可塑性
    シール材を一体に取付け、粘着性を帯びている板
    状可塑性シール材の表裏両面を剥離紙で覆つたシ
    ールワツシヤ。
JP4513287U 1987-03-27 1987-03-27 Expired JPH0425532Y2 (ja)

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JP4513287U JPH0425532Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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JP4513287U JPH0425532Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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JPS63152912U JPS63152912U (ja) 1988-10-06
JPH0425532Y2 true JPH0425532Y2 (ja) 1992-06-18

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JP4667095B2 (ja) * 2004-03-23 2011-04-06 西日本旅客鉄道株式会社 ボルト接合部構造
JP2012140844A (ja) * 2010-12-16 2012-07-26 Nitto Denko Corp 防水ねじ、シール材、構造体設置方法および構造体設置構造
US20150107185A1 (en) * 2011-12-08 2015-04-23 Nitto Denko Corporation Waterproof screw, sealing material, method for structure installation, and structure for structure installation
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