JPH04255050A - 通信コントローラ - Google Patents

通信コントローラ

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JPH04255050A
JPH04255050A JP3200565A JP20056591A JPH04255050A JP H04255050 A JPH04255050 A JP H04255050A JP 3200565 A JP3200565 A JP 3200565A JP 20056591 A JP20056591 A JP 20056591A JP H04255050 A JPH04255050 A JP H04255050A
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    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L69/12Protocol engines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S40/00Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them
    • Y04S40/20Information technology specific aspects, e.g. CAD, simulation, modelling, system security

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信コントローラ、より
詳細にはISDN(統合サービスディジタル網)で使用
するための通信コントローラに係る。
【0002】
【従来の技術】データ伝送ネットワークは、遠隔通信ネ
ットワーク又は通信ネットワークとも呼称され、一般的
にデータ端末装置(DTE)と呼称される複数のユニッ
トを含む。これらのユニットは端末又はステーションと
も呼称される。このようなネットワークに接続されるコ
ンピュータを端末とみなす。端末は伝送路を介して相互
に通信する。CCITT(Consultative 
 Committee  on  Internati
onal  Telegraphy  andTele
phony)の勧告X431により定義されるS0型リ
ンクは2対の電話線を含み、一方はメッセージを送信す
るために使用され、他方はメッセージを受信するために
使用される。
【0003】ネットワークの種々の端末は情報メッセー
ジを送信し、他の端末から送信される情報メッセージを
受信する。メッセージは2進情報の要素ブロック(フレ
ームと呼称される)の集合から構成される。各フレーム
は、フレームの始端と終端とを定義するデータ、所期の
受信端末のアドレス、送信端末のアドレス、データ長及
び有用な情報等を含むデータの構造化アレーを含む。
【0004】データ伝送ネットワークの分野における現
在の技術的傾向は、共通の下部構造を通る音声とデータ
との両方のディジタル伝送である。このような傾向は主
に、電話分野にディジタル技術が漸次導入されるように
なったことに起因する。この傾向に応えて統合サービス
ディジタル網(ISDN)が導入されるようになった。
【0005】ISDNは今や主にヨーロッパ、特にフラ
ンスで使用されている。S0型の通信リンクはS0イン
タフェースとも呼称され、ISDNの内側の標準化リン
クの1つである。該リンクは特にコンピュータと端末と
の間の通信に使用される。
【0006】この型のLS0リンクは288Kbps(
送受信各方向に144Kbps)のデータ転送速度を有
しており、3つの別個のチャネル、即ち64Kbpsの
速度でデータを伝送するための2つのB型チャネルと、
16Kbpsの1つのD型信号化用チャネルとを含む。 LS0リンクの原理は上記勧告X431に定義されるよ
うな時間多重化である。
【0007】コンピュータは一般に、少なくとも1つの
処理ユニットと、入出力プロセッサと、プロセッサに関
連するランダムアクセスメモリ及びリードオンリーメモ
リと、入出力コントローラとを含み、これらの要素全体
がホストシステムを形成する。一般に複数の周辺装置が
ホストシステムと協働し、周辺装置は例えばユーザとの
データ通信を援助するディスクメモリ又は入出力周辺装
置(例えばスクリーン端末、プリンタ等)であり、これ
らの周辺装置の各々は対応する周辺コントローラに関連
する。
【0008】(周辺装置以外の)全上記構成要素は標準
化された寸法を有する1組のボードに配置されている。 これらのボードは一般に、種々のプロセッサ間の通信、
種々のボード間のデータ移送及びボードへの給電を確保
する並列型の同一バスに接続されている。
【0009】現在、一般に使用されているバスの一例は
Intel社の登録商標であるMULTIBUS  I
Iと呼称されるものである。このようなバスのアーキテ
クチャはIEEE  1296規格に従う標準化並列型
の主バスの周囲に構造化される。この主バスをPSBと
表す。
【0010】コンピュータネットワークの普及に伴い、
コンピュータ端末数は増加する。従って、コンピュータ
の処理ユニットの負荷を減らすためにプログラム化され
た通信コントローラの開発が必要になった。このような
コントローラは、種々の端末によりコンピュータが接続
された遠隔通信ネットワークに送信されるメッセージを
管理すると共に、ネットワーク上の端末から送られるメ
ッセージを管理する。通例、このような通信コントロー
ラは1つ以上のメモリに接続されたマイクロプロセッサ
の周囲に構築され、該マイクロプロセッサはコンピュー
タの種々の構成要素に共通のバスとネットワーク伝送路
とを管理することが可能であり且つ(マイクロプロセッ
サに関連するメモリで)メッセージキューを構成するた
めの機能を有する専用モジュールを含む(中心処理ユニ
ットの基本プログラムよりも単純な)基本プログラムを
有する。このプログラムはさらに、多数のプロセスを同
時に実行できなければならず、このために、多数の割り
込みを迅速に発生しなければならないので、マイクロプ
ロセッサのコンテキストを変更するための高性能メカニ
ズムと重複割り込みレベルが必要である。通信ソフトウ
ェアと呼称されるこのようなプログラムは、例えばBU
LL社のDN−7XXXシリーズの製品及び同社のDP
S−7000コンピュータシリーズのCNS−A0及び
CNS−A1製品で使用されているCNSと呼称される
プログラムである。
【0011】コンピュータがMULTIBUS  II
型のバスを含む場合、通信プロセッサは該バスに接続さ
れる。プロセッサは例えばコンピュータの他の機能構成
要素とメッセージモードで通信するMPC  8230
9型(INTER社製)のコプロセッサを介してPSB
バスに接続されたボードに配置される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】S0型インタフェース
はさらに新型であるので、MULTIBUS  IIに
接続され且つこれらのインタフェースの1以上を管理す
る通信コントローラは実際には存在しないという問題が
ある。
【0013】本発明は、バスに関連する少なくとも1つ
のホストシステムと、S0型リンクを介して相互に接続
された複数の端末とで使用するための通信コントローラ
を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のコントローラは
、リンクのチャネルの各々への多数のフレームの転送を
、リンクのデータ転送速度に整合するデータ転送速度で
同時に処理することができる。通信コントローラは少な
くとも1つのホストシステムに関連するバスと、所定の
プロトコルに従って管理され且つ少なくとも1つの伝送
路により支持されたn個のデータチャネルを含む少なく
とも1つの時間多重化ディジタルリンクを介して相互に
接続された、少なくとも1つのネットワーク(RE1−
RE2)の複数の端末との間に接続されている。通信コ
ントローラは、バスに接続されており、リンクの全チャ
ネルを通るフレームの転送を管理及び実施するベースユ
ニットと、ベースユニット及び伝送路に接続されており
、種々のデータチャネルの時間多重化及び多重分離を確
保し、データをネットワークに送信又はネットワークか
らデータを受信するための周辺ユニットとを備えている
。ベースユニットは、ホストからネットワーク及びネッ
トワークからホストへフレームを転送するためのフレー
ム転送コマンド用プロセッサであって、バスに接続され
ており、転送以前にフレームを格納するための第1のメ
モリに関連しており、フレームに割り当てられる種々の
チャネルへのフレームの転送を管理するための第1のプ
ロセッサと、第1のプロセッサと通信し、第1のメモリ
から周辺部分、次いでネットワークへ、及び逆方向にチ
ャネル毎にフレームの各々を転送するための第2のプロ
セッサとを含んでおり、前記周辺ユニットは、第2のプ
ロセッサにより制御され且つ伝送路に接続されており、
第1のメモリから又は第1のメモリへ送信される各フレ
ームからのデータをバッファ毎に受信し、送信又は受信
後にデータの多重化又は多重分離を確保するチャネル全
体のカプラを含む。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に関して本発明をより詳細に
説明する。
【0016】図1によると、データ処理システムORD
は種々の型のk個のリンクを介して種々の型のk個のネ
ットワークRE1,RE2,...,REkの集合に接
続されている。システムORDの構造は意図的に単純に
してあり、セントラルシステムを構成するホストシステ
ムHOSTと、ホストからこれらのネットワークへ及び
逆へのフレームの転送を管理及び実行するネットワーク
リンク集信装置CONCとを備える。この集信装置はネ
ットワークライン集信装置とも呼称される。集信装置C
ONCはHOST以外のホスト、例えば図1の破線で示
すホストHOSTBもネットワークRE1〜REkに接
続できることに留意されたい。
【0017】集信装置CONCは、集信装置CONCを
管理し、特に、集信装置CONCを構成するボードの各
々に関連する全プログラム及びマイクロプログラムをそ
の初期化時に内部にロードするセントラルユニットSC
OMと、好ましくはMULTIBUS  II型のバス
PBSと、集信装置CONC(従ってHOST)を種々
のネットワークREkに接続することが可能な通信コン
トローラアセンブリCCRとを備える。通信コントロー
ラアセンブリは本実施例ではS0型通信リンクを各々使
用して2つのISDNネットワークRE1−RE2に接
続することが可能な本発明の通信コントローラCCSを
備える。
【0018】集信装置CONCはここでは2つのネット
ワークRE1−RE2の他の端末と通信する2つのネッ
トワークRE1−RE2の端末とみなされる。
【0019】ホストは、コプロセッサMPC  823
09を介してバスPBSに直接、又は特に複数のホスト
が集信装置CONCに接続される場合には中心通信カプ
ラCCCを介して接続され得る(図1中、CCCは破線
で示す)。
【0020】ホストHOSTからネットワークRE1−
RE2に向けられるフレームは、バスPSBを介して通
信コントローラCCSに到達する。通信コントローラC
CSはフレームの各々を複数のデータバッファに分割し
、2つのS0型リンクの種々のデータチャネルを通って
フレームのこの集合を管理及び転送する。これらのデー
タチャネルはコントローラCCSにより時間多重化され
る。即ち、コントローラCCSはホストHOSTから両
方のS0型リンクに送信されるフレームを多重化する。 従って、機能的観点からみて以下の文中では、これらの
2つのS0型リンクが第1のリンクはB型チャネルB1
及びB2とD型チャネルD1、第2のリンクはB型チャ
ネルB3及びB4とD型チャネルD2を有する単一リン
クとして挙動するものとみなす。分かりやすくするため
に、以下の文中ではチャネルB1,B2,D1,B3,
B4,D2を夫々C1〜C6と表記する。
【0021】図2及び図3によると、本発明の通信コン
トローラCCSは図2に示すようにベースユニットBA
と周辺ユニットPERとを備える。
【0022】ベースユニットBAは、例えばMPC  
82309(上記参照)により構成されるIEEE  
P  1296規格により定義されるMULTIBUS
II型のバスPBSとのインタフェースIF1と、4メ
ガバイトの容量を有する第1のランダムアクセスメモリ
MV1に関連するMOTOROLA社の68030型の
第1のマイクロプロセッサMP1と、512キロバイト
の記憶容量を有する第2のランダムアクセスメモリMV
2に関連し、マスタモードで動作する第2のマイクロプ
ロセッサMP2と、第1及び第2のマイクロプロセッサ
MP1及びMP2の間の対話を可能にし、第1のマイク
ロプロセッサMP1の内部バスBI1を通る信号と、第
2のマイクロプロセッサMP2の内部バスBI2を通る
信号との物理的整合を可能にするインタフェースIF2
とを備える。
【0023】周辺ユニットPERは、ベースユニットB
Aの第2のマイクロプロセッサMP2により制御される
カプラCOと、第1のネットワークRE1及び第2のネ
ットワークRE2との第1及び第2の物理的接続装置A
DS1及びADS2とを備える。
【0024】カプラCOは実際には2つの同形のカプラ
CO1及びCO2から構成され、これらのカプラは、本
発明の通信コントローラの実施例によると、MOTOR
OLA社の68302マイクロコントローラの周辺部分
に各々属する3つの直列通信コントローラにより形成さ
れる。(周知のように、68302マイクロコントロー
ラは実際に68000マイクロプロセッサと直列通信コ
ントローラから形成される周辺部分との組み合わせによ
り形成される)。即ち、コントローラCO2は6800
0マイクロプロセッサがMP2に他ならない68302
マイクロコントローラの3つの直列通信コントローラS
CC4,SCC5,SCC6(図3参照)により形成さ
れ、コントローラCO1は68000マイクロプロセッ
サを使用しない第2の68302マイクロコントローラ
の3つの直列通信コントローラSCC1,SCC2,S
CC3から形成される周辺部分を構成する。
【0025】図3に示すように、カプラCO1はトラン
シーバ回路TCと変圧器TRとにより形成される物理的
接続装置ADS2を介してネットワークRE1、即ち電
話線LE1及びLR1に接続されている。S0型トラン
シーバはMOTOROLA社のMC145474型の回
路である。
【0026】カプラCO1はIDL(Interchi
p  data  link)として知られるインタフ
ェースを介してトランシーバTCに接続されている。
【0027】通信コントローラCCSのオペレーション
の概要を以下に述べる。
【0028】第1のプロセッサMP1は、ホストHOS
TからネットワークRE1又はRE2のいずれかに向け
られるフレームの転送を制御する。即ち、該プロセッサ
はバスPSBからフレームを受け取り、フレームが実際
に上記2つのネットワークのいずれかに転送されている
間に、ランダムアクセスメモリMV1にこれらのフレー
ムを格納する。一方、該プロセッサはこれらの2つのネ
ットワークのいずれかからのフレームを、バスPSBを
介してホストHOSTに送る前にランダムアクセスメモ
リMV1で受信する。第1のプロセッサはフレームの各
々をBF1,BF2,...,BFnのような複数のバ
ッファに分割する。MP1はランダムアクセスメモリM
V1において全く任意の物理的ロケーションをバッファ
の各々に割り当てる。データチャネルC1〜C6(上記
参照)の1つが使用可能になるや否や、第1のプロセッ
サはランダムアクセスメモリMV1からカプラCO1、
次いで適当なチャネル(例えばC1)の内部バスBI1
,BI2及びインタフェースIF2を介してネットワー
クRE1又はRE2に該当フレームを転送するように第
2のプロセッサMP2に要求する。当然のことながら、
第1のプロセッサMP1はフレームの各々、チャネルC
1〜C6の各々について同様に進行する。換言するなら
、第1のプロセッサMP1は、送信及び受信の両方のた
めに、各1つに割り当てられる種々のチャネルC1〜C
6を介してPSB又は2つのネットワークRE1−RE
2の一方から受け取るフレームの各々の転送を管理する
。当然のことながら、受信時にはMV1における物理的
ロケーションは同様にMP1により各フレームの種々の
バッファBF11,BF12,...,BFmによりラ
ンダムに割り当てられ、これらのロケーションはBF1
...BFnに割り当てられるロケーションと異なる。 送信時に、第1のプロセッサMP1から送信要求を受信
した第2のマイクロコントローラMP2は、該当バッフ
ァに割り当てられたチャネルを介して第1のメモリMV
1から周辺部分PERまで該当フレームをバッファ毎に
転送する。
【0029】受信時に、MP2は適当なチャネルを介し
て2つのネットワークRE1−RE2の一方から到来す
るフレームを周辺部分からMV1までバッファ毎に転送
する。
【0030】周辺部分PERは例えば第1のカプラCO
1を介して該当フレームのバッファをMV1で探索し、
送信済みのフレームに割り当てられるチャネルに関連す
る直列通信コントローラSCC1を介してネットワーク
RE1又はRE2に転送する。受信時に、MP2は適切
なチャネルを介して周辺部分からMV1にバッファ毎に
転送を実施する。ここに記載する本発明の好適実施例に
よると、直列通信コントローラSCC1は送信時及び受
信時の両方で同時に最大8個のバッファを管理すること
ができる。このコントローラはメモリMV1からの場合
は並列、ネットワークRE1−RE2からの場合は直列
にバッファを受け取る。必要に応じてコントローラはバ
ッファを直列化又は非直列化する。カプラCO1は種々
の直列通信コントローラSCC1〜SCC6により受信
されるデータを多重化又は多重分離する。実際に、カプ
ラCO1は複数のフレーム、より厳密には複数のフレー
ムに対応する複数組のバッファをコントローラの各々で
同時に受信する。
【0031】第1及び第2のプロセッサMP1及びMP
2は通信プログラムCNS(上記参照)及びマイクロプ
ログラムAMLからの命令に応じてその作業を実施する
【0032】通信コントローラCCSにスイッチを入れ
ると、集信装置CONCのディスクメモリMDに格納さ
れている通信プログラムCNS及びマイクロプログラム
AMLはランダムアクセスメモリMV1及びMV2の各
々に夫々ロードされる。このローディングはバスPSB
を介して実施される。当然のことながら、このローディ
ングは通信コントローラCCSに対応するボードが初期
化されてから実施される。この初期化はベースユニット
に搭載されたPROM型のプログラマブルメモリ(簡単
にするために図1及び図2には図示せず)に格納された
マイクロプログラムプログラムの制御下に実施される。
【0033】通信プログラムは実際に通信コントローラ
CCSのオペレーティングシステムである。このプログ
ラムはホストHOSTと、より具体的にはチャネルC1
〜C6へフレームの各々を転送するように構成されたマ
イクロプログラムAMLとの間のリンクを編成する。
【0034】さて、通信プログラムCNSとマイクロプ
ログラムAMLとの間のリンクの概略図である図4につ
いて考察する。
【0035】マイクロプログラムAMLは中核NY、通
信プログラムCNSとマイクロプログラムAMLとの間
の対話のための通信インタフェースIC、及び複数のマ
イクロプログラムモジュール(タスクに同じ)TC0,
TC1,TC2,...,TC7を含む。マイクロプロ
グラムモジュールTC1〜TC6は夫々上記チャネルC
1〜C6に対応する。従って、これらのモジュールはメ
モリMV1から周辺部分PER及びその逆方向にこれら
のチャネルの各々に割り当てられるフレームを転送する
ように構成されている。タスクTC0及びTC7はコン
トローラCCSを担持するボードに固有である。即ち、
タスクTC7はISDNチャネルC1〜C6を構成する
ように機能する。従って、例えば夫々SCC1及びSC
C2により処理される2つの64kbpsのチャネルC
1及びC2の各々を使用する代わりに、コントローラS
CC1のみ(このときSCC2は非活動状態である)に
より処理されるただ1つの128kbpsチャネルC1
+C2を使用することが望ましい。従って、TC7は必
要に応じてこのような構成を実行するように構成される
。TC6の役割については後述する。
【0036】1つのチャネルに対応する各タスクはその
他のチャネルから独立したタスクである。タスクのシー
ケンスは中核NYにより実時間で編成される。
【0037】メモリMV1に搭載された通信ソフトウェ
アからコマンドを受け取るマイクロプログラムAMLは
、このソフトウェアにより独立した8個のタスクの集合
としてみなされる。しかしながら、タスクTC0〜TC
7は中核NYの指令下に同時に機能し得る。従って、こ
れらのタスクの各々は中核NYとの直接リンクを有する
が、その他とのリンクはもたない。
【0038】マイクロプログラムモジュールICはプロ
グラムCNSとのインタフェースを管理する。該モジュ
ールはCNSプログラムからの要求を受け取り、種々の
チャネルに対応する種々のタスクを実行するようにこれ
らの要求を該タスクにルーチングする。対称的に、該モ
ジュールはプログラムCNSに向けられタスクの各々に
対応するチャネルからの状態又はデータを転送するよう
に構成される。
【0039】ベースユニットBAと周辺ユニットPER
との間の交換は、コマンド記述子により定義される。コ
マンド記述子は所与のフレームに対応し、このフレーム
で達成すべきオペレーションを定義する(下記参照)。
【0040】コマンド記述子は通信プログラムCNSに
より決定される任意のロケーションをメモリMV1で占
有する。これらのロケーションの物理的アドレス及び対
応するロケーションそれ自体はこれらのコマンド記述子
に関連するフレームが解放されるまで(送信の場合は完
全に送信されるまで、受信の場合は完全に受信されるま
で)解放される。従って、コマンド記述子COM1はフ
レームTR1に対応し(図6参照)、コマンド記述子C
OM2はフレームTR2に対応し、コマンド記述子CO
M3はフレームTR3に対応し、以下同様である。
【0041】所与のチャネルC1〜C6で、コマンド記
述子は連鎖ポインタを介して相互に連鎖される。換言す
るなら、コマンド記述子COM1は連鎖ポインタPC1
により記述子COM2に連鎖され、コマンド記述子CO
M2は連鎖ポインタPC2によりコマンド記述子COM
3に連鎖される。連鎖ポインタは連鎖ポインタを含む記
述子に後続するコマンド記述子により占有される論理ア
ドレスに他ならない。従って、連鎖ポインタPC1はコ
マンド記述子COM2の論理アドレスを指示し、連鎖ポ
インタPC2はコマンド記述子COM3の論理アドレス
を指示し、以下同様である。
【0042】周知のようにフレームは複数のデータパケ
ット即ちバッファから構成される。本実施例において、
各バッファは最大200バイト(8ビットバイト)を有
する。例えば、フレームTR1は(同じく図6参照)バ
ッファBF1,BF2,...,BFnを有する。同様
に、フレームTR11はバッファBF11〜BFmから
構成される。各バッファはバッファ記述子により定義さ
れるメモリ中の特定の物理的ロケーションに関連する。 即ち、バッファ記述子DB1〜DBnはバッファBF1
〜BFnに対応する。同様に、バッファ記述子DB11
〜DBmはバッファBF11〜BFmに対応する。当然
のことながら、バッファ記述子はそれらが配置されるメ
モリMV1において、関連するバッファと異なる物理的
ロケーションを占める。即ち、DB1はバッファBF1
と異なるロケーションをメモリ中で占め、他についても
同様である。
【0043】更に、用語の誤用により当業者はメモリM
V1でバッファに割り当てられる物理的ロケーションと
同一の名称をバッファに割り当てる。即ち、例えばBF
1はバッファ即ちデータパケットと、該バッファがメモ
リMV1中で格納される物理的ロケーションとを表す。 従って、容器と内容とが同一の名称を有する。コマンド
記述子とバッファ記述子についても同様である。
【0044】各コマンド記述子はフレームの第1のデー
タパケットに対応する第1の物理的バッファの記述子に
向かうポインタを有する。従って、コマンド記述子CO
M1はバッファ記述子DB1のアドレス、即ちメモリM
V1中でこの記述子により占められる物理的ロケーショ
ンのアドレスを定義するポインタPB1を含む。同様に
、コマンド記述子COM2は、バッファ記述子DB11
の物理的ロケーションを定義するポインタPB2を含む
【0045】各バッファ記述子は後続バッファ記述子に
向かうポインタを含む。従って、バッファ記述子DB1
はアドレス、即ちバッファ記述子DB2により占有され
る物理的ロケーションを定義するポインタPCB1を含
む。このポインタはPCB1により表される。
【0046】従って、コマンド記述子(例えばCOM1
〜COM3)は以下の要素を含む。
【0047】−他のコマンド記述子に向かう連鎖ポイン
タ、例えばPC1,PC2等。このポインタは通信イン
タフェースICにより使用されるように構成され、記述
子のヘッドに位置する。
【0048】−第1の物理的バッファの記述子に向かう
ポインタ、例えばPB1,PB2等。
【0049】−物理的バッファチェーンで有効なデータ
の合計バイト数、即ちバッファチェーンBF1,BF2
〜BFn又はBF11〜BFm等により形成されるフレ
ームに含まれる合計バイト数。
【0050】−第1の物理的バッファにおいてデータの
実際の始端を指示する指数、即ち例えばメモリMV1に
おける第1の物理的バッファBF1中のデータの始端の
物理的アドレス。
【0051】−コマンドが即時コマンドであるか否かを
定義するインジケータ。即時コマンドはネットワークに
転送すべき又はネットワークからのデータパケットを使
用する必要のないコマンドである。これらの即時コマン
ドはフレームがCPUに完全に送受信されるや否や、例
えば受信時にはチャネルを起動するためのコマンド、受
信時にこの同一チャネルを非活動化するためのコマンド
となり得る。
【0052】−コマンドの実行結果、即ちコマンドが正
確に実行されたか否かを示す状態フィールド。
【0053】−コマンドコードを含むコマンドビットフ
ィールド。以下に定義するような数種の型のコマンドが
存在し、これらのコマンドには特定のコードが対応する
【0054】上記即時コマンド(受信時のチャネルの起
動及びチャネルの非活動化)以外に、他の2つの型のコ
マンド、即ちデータ送信コマンドと、何らかの理由でチ
ャネルを通る送信を停止すべき場合に使用されるデータ
送信に関するパージコマンドとが存在する。このパージ
コマンドは直接コマンドである。
【0055】コマンド記述子のフォーマットは、通信コ
ントローラCCSを担持するボードの初期化時に定義さ
れ、タスクTC0即ちチャネルC0に対応するマイクロ
プログラムモジュールにより定義される。通信コントロ
ーラCCSの初期化後、このフォーマットが定義される
と、コマンド記述子のフォーマットは不変である。
【0056】DB1〜DBn又はDB11〜DBmのよ
うなバッファ記述子のフォーマットは通信プログラムC
NSにより定義される。該フォーマットは以下の要素を
含む。
【0057】−次のバッファ記述子に向かう連鎖ポイン
タ、例えば連鎖ポインタPCB1。このポインタは対応
するバッファ記述子即ちDB2のメモリロケーションを
定義する論理アドレスである。
【0058】−バッファBF1の開始によりメモリ内で
占められる物理的ロケーションを定義する開始指数。同
様に、バッファ記述子DB2はバッファBF2によりメ
モリ内で占められる物理的ロケーションの開始を定義す
る開始指数を含む。
【0059】開始指数は次のように得られる。
【0060】例えばバッファBF2(他のバッファにつ
いても同様)によりメモリMV1内で占有される物理的
ロケーションを定義するアドレスは、バッファBF2の
物理的アドレスとしても定義することができ、関連する
記述子DB2に含まれるこの同一のバッファのポインタ
PBF2により定義される論理アドレスに、プログラム
値Δ1を加えることにより得られる。従って、I2がB
F2の開始指数であるならば、I2=PBF2+Δ1と
表すことができる。
【0061】−対応する物理的バッファにより占められ
る物理的ロケーションの終端を定義する指数。従って、
DB1はバッファBF1の終端の物理的ロケーションを
定義する指数を含む。
【0062】−対応するバッファのバイト数の合計寸法
。従って、DB1はバッファBF1に含まれる合計デー
タバイト数を含む。
【0063】コマンド記述子及びバッファ記述子の場合
と全く同様に全論理アドレスは同様に物理的アドレスで
ある。
【0064】第1のメモリMV1は同様にFIFOメモ
リ原理に従って動作する複数のメモリゾーンを含む。こ
れらのメモリゾーンは通信プログラムCNSにより定義
される。MV1は実際に3つのFIFOメモリゾーン、
即ちFG,FREC,FREPを含む。これらのFIF
Oメモリゾーンの各々は所定数、即ちp個のエレメント
を含む。各エレメントはコマンド記述子のアドレスと、
この記述子により定義されるコマンドに対応するチャネ
ル番号とを含む。各FIFOメモリゾーンのCNSプロ
グラムはこうして、このメモリゾーンの開始アドレスと
、ヘッドエレメントの指数、即ちヘッドエレメントのア
ドレスと、テールエレメントの指数、即ちテールエレメ
ントのアドレスと、FIFOメモリゾーンに含まれるエ
レメント数とを定義する。従って、例えばFIFOメモ
リゾーンFGはp個のエレメントE1,E2,E3,.
..,Ep(図8参照)を含む。従って、CNSプログ
ラムはFIFOゾーンFGの開始アドレスDEB、ヘッ
ドエレメントE1の指数、テールエレメントEpの指数
及びエレメント数pを定義する。同一数pのエレメント
を含むFIFOメモリゾーンFREC及びFREPにつ
いても明らかに同様のことがいえる。エレメントE1は
従って、コマンド記述子COM1のアドレスと、この記
述子により定義されるコマンドに対応するチャネル、例
えばチャネルC1とを含む。エレメントE2はコマンド
記述子COM2のアドレスと、対応するチャネル(この
場合C1、上記参照)のアドレスとを含む。エレメント
E3はコマンド記述子COM3のアドレスと、対応する
チャネル即ちC1,...のアドレスとを含み、以下、
エレメントE3〜EPについても同様である。
【0065】第2のメモリMV2はさらに、上記マイク
ロプログラムセット以外に、データチャネル即ちC1〜
C6の数に等しい所定数のFIFOメモリゾーンを含む
。即ち、該メモリは6個のFIFOメモリゾーンFC1
,FC2,...,FC6(図8参照)を含む。
【0066】各FIFO、FC1〜FC6は、関連する
チャネルに対応するコマンド記述子のアドレスと、この
チャネルの番号とを含む。即ち、FIFO  FC1は
コマンド記述子COM1のアドレスと、このコマンド記
述子に対応するチャネル番号即ちチャネルC1を含み、
更にCOM2のアドレスとチャネル番号C1を含み、以
下同様である。
【0067】FIFO  FC1〜FC6の各々に含ま
れる上記のような情報は、本発明の通信コントローラC
CSのオペレーションに関して後述するような条件下で
MV1のFIFOメモリFGから該当FIFOに転送さ
れる。更に、FIFO  FC1〜FC6の各々に含ま
れる情報は、後述するような条件下で直列通信コントロ
ーラSCC1〜SCC6に転送される。
【0068】図5及び図6について説明すると、図5は
、タスクTC1〜TC6の各々の実行時に実施されるオ
ペレーションOP1〜OP5の概略フローチャートであ
る。オペレーションOP1は中核NYにより実施される
タスクの初期化オペレーションである。オペレーション
OP1に続くオペレーションOP2はタスクTC1(T
C1〜TC6)により実施され得る手順の各々、即ちフ
レーム送信手順、フレーム受信手順、又は対応するチャ
ネルの起動もしくは非活動化手順を設定することができ
る。 このオペレーションにおいて、タスクは送信要求があっ
た場合はCNSプログラムコマンドを処理するための手
順のアドレスを探索し、ネットワークRE1−RE2か
らフレームを受信する必要があるときはプロセッサMP
1の割り込みにより誘導される作用を処理する手順のア
ドレスを探索する。
【0069】オペレーションOP3時にタスクは事象を
待ち受ける。この事象は例えばプログラムがフレームを
ネットワークに送信しようとする場合はCNSプログラ
ムコマンドであり、ネットワークからフレームを受信し
ようとする場合はマイクロプロセッサMP2の割り込み
であり得る。前者の場合(CNSプログラムコマンド)
、事象EV0を処理する。後者の場合、事象EV1を処
理する。事象EV0又はEV1がどのように生じるかに
ついては、図6、図7、図8、図9、図10及び図11
に関する以下の説明に示す。
【0070】オペレーションOP4又はOP5のいずれ
かが終了したらオペレーションOP3に戻る。
【0071】メモリMV2はさらに、各タスクTC1〜
TC6の記述テーブルTDTを含む。この記述テーブル
はタスクTC1〜TC6の1つが開始される毎に動的に
生成され、即ち中核NYがタスクTC1〜TC6の1つ
を要求する毎に設定される。TDTは以下の4つの主要
部分を含む。
【0072】−部分PRCH:  この部分はチャネル
で使用されるプロトコルを定義する。通信プロトコルは
ネットワークの種々の端末とのアクセス規則、即ち端末
間の対話を管理する規則により構成されることを想起さ
れたい。プロトコルは階層化することなくこれらの端末
間の対話を順序付ける。種々の型のプロトコルが知られ
ている。最も広く使用されているプロトコルは、198
0年11月発行CCICC勧告X25,Yellow 
 Book,  Vol.  XIII.2及びInt
ernational  Stadardizatio
n  Organisation(ISO)によりIS
3309−2,IS4335,IS6159及び625
8の名称で定義される国際規格に従って標準化されたH
DLC(High  Level  Data  Li
nk  Control)プロトコルである。このHD
LCプロトコルは具体的にはネットワークRE1及びR
E2で使用される。
【0073】−部分CEV0:  この部分は事象EV
0を処理する手順のアドレスを含む。この部分は手順設
定オペレーションOP2が実施される時に生成される。
【0074】−部分CEV1:  この部分は事象EV
1を処理する手順のアドレスを含む。該部分はオペレー
ションOP2が行われる時に生成される。
【0075】−部分PCA:  この部分はフレームの
バッファを管理するためにタスクTC1に必要な情報を
含む。該部分はより具体的には直列通信コントローラの
各々が割り込みなしに送信可能なバッファの数(本実施
例では8)を含む。
【0076】各直列通信コントローラSCC1〜SCC
6は割り込みなしに送信され得るバッファの最大数に等
しい数即ち8個のバッファ記述子を含む。即ち、直列通
信コントローラSCC1はバッファ記述子DBC1,D
BC2〜DBC8を含む。他の直列通信コントローラS
CC2〜SCC6についても同様である。
【0077】バッファ記述子DBC1〜DBC8の各々
は、対応するチャネルのタスク即ちTC1により処理さ
れるコマンド記述子に対応するMV1に含まれるバッフ
ァ記述子のアドレスを含む。従ってバッファ記述子DB
C1は、コマンドがチャネルC1に関連するタスクTC
1により実行されるようなコマンド記述子COM1に対
応するバッファ記述子DB1のアドレスを含む。更に、
直列通信コントローラSCC2の第1のコマンド記述子
は、コマンドがチャネルC2に対応するタスクTC2に
より処理されるようなコマンド記述子に対応する第1の
バッファ記述子のアドレスを含む。
【0078】種々の直列通信コントローラのバッファ記
述子の各々は、更に、対応するバッファ中に含まれるバ
イト数を含む。従って、バッファ記述子DBC1はバッ
ファBF1に含まれる情報バイト数を含む。
【0079】メモリMV1の各バッファに含まれるデー
タは、送信時にチャネルC1ではSCC1、チャネルC
2ではSCC2、以下同様の制御下にラインLE1(又
はLE2)を介して伝送される。
【0080】通信コントローラCCSの機能は図6、図
7、図8、図9、図10及び図11に関する以下の説明
で明示される。
【0081】そこで、事象EV0について考察し、10
個のバッファBF1〜BF10から構成されるフレーム
TR1をCCSから送信することが要求されていると仮
定し、更に、このフレームはタスクTC1の作用下で通
信チャネルC1により送信されると仮定する。フレーム
の送信は以下の連続する段階を含む。
【0082】第1段階PH1:第1のプロセッサMP1
は、時刻t0(図10)から通信CNSプログラムの命
令下にコマンド記述子COM1を生成する。このコマン
ド記述子に含まれる情報は、本発明の通信コントローラ
CCSを担持するボードが初期化されると、CNSプロ
グラムによりこの目的で生成された物理的ロケーション
をメモリMV1内で占有する。従って、上述したように
、このコマンド記述子COM1には複数のバッファ記述
子DB1〜DB10が対応し、これらのバッファ記述子
にはバッファBF1〜BF10が対応する。従ってバッ
ファ記述子は第1のプロセッサMP1により生成される
。 (バッファ記述子に確保される物理的ロケーションはC
CSの初期化時のコマンド記述子の物理的ロケーション
と同様に生成される)。更に、フレームTR1の10個
のバッファに対応するバイトはバッファBF1〜BF1
0に対応する物理的ロケーションの各々に格納される。 コマンド記述子COM1に対応するバッファ記述子DB
1〜DB10が生成されるや否や段階PH2に移る。
【0083】段階PH2:CNSプログラムは、コマン
ド記述子COM1のアドレス及び対応するチャネル番号
(この場合チャネルC1の番号即ち1)を第1のエレメ
ントE1のFIFOFGに配置する。エレメントE1が
この情報により満たされると、第1のプロセッサMP1
は時刻t1で割り込みITREQを第2のプロセッサM
P2に送信する。フレームTR1の送信に関する限り、
通信プログラムCNSは一時的にそのジョブを終了する
。こうして段階PH3に移る。
【0084】段階PH3:この段階において、プロセッ
サMP2により実行される命令は通信インターフェース
ICの命令である。割り込みITREQがMP2により
受信されるや否やマイクロプロセッサMP2はFIFO
  FGのエレメントE1に含まれる情報をFIFO 
 FC1に転送する。当然のことながら、任意のチャネ
ルC1〜C6に関連するコマンド記述子に対応するMV
1のFIFO  FGに含まれる情報を、MV1のFI
FO  FGから6個のMV2のFIFOのいずれにも
転送することができる。実際に、プロセッサMP1はC
NSプログラムの制御下にその関連するコマンド記述子
及びバッファ記述子により複数のフレームTR2,TR
3等を同時に生成することができる。更に、所与のチャ
ネル、例えばチャネルC1では(他のチャネルについて
も当然同様であるが)、このチャネルC1に対応するF
IFOFC1における対応するチャネル番号と同様に、
複数のコマンド記述子のアドレスを同時に転送すること
ができる。この情報をFIFO  FC1〜FC6に転
送するや否や、段階PH4に移る。
【0085】段階PH4:通信インターフェースICは
対応するタスクTC1を知らせる。次に命令は、TC1
の命令下に第2のプロセッサMP2により実施される。 タスクTC1はFC1でコマンド記述子COM1のアド
レスを探索し、その後、メモリMV1でコマンド記述子
自体を分析し、コマンドの種類、例えば送信か受信か、
即時コマンドか否かを調べる。タスクTC1はこのコマ
ンド記述子でバッファ記述子DB1のアドレスを検出し
、このバッファ記述子で対応するバッファBF1のアド
レスを探索する。タスクは次にこのバッファのアドレス
をSCC1のバッファ記述子DBC1に配置する。タス
クは同様に、記述子DB1で検出するバッファBF1に
対応するバイト数をこのバッファ記述子に配置する。タ
スクはこうしてバッファ記述子DB2〜DB6における
バッファBF2〜BF6のアドレスを探索し続け、SC
C1のバッファ記述子DBC2〜DBC6にこの情報を
転送する。DBC6が一杯になったら、タスクTC1は
プロセッサMP1に割り込み要求DITDMAを送る(
第6番目のバッファ記述子が一杯になると出されるこの
割り込み要求は、このタスクに対応するマイクロプログ
ラム中に用意される。第6番目のバッファ記述子が一杯
になってから割り込み要求を出すのは任意であり、第5
番目のバッファ等が一杯になっとから割り込み要求を出
すこともできる。 即ち、この割り込み要求が他の任意のバッファ記述子S
CC1が一杯になってから実施され得ることは自明であ
る)。
【0086】割り込み要求DITDMAが出されたにも
拘わらず、タスクTC1はDBC7及びDBC8を充填
し続ける。時刻t2で割り込み要求DITDMAが出さ
れたので、DBC8が一杯になるや否や、第2のプロセ
ッサMP2はTC1の制御下に時刻t3で送信要求DM
AEMをSCC1に送る。こうして段階PH5に移る。
【0087】段階PH5:SCC1はMV1でバッファ
BF1〜BF8を探索し、これらのバッファをネットワ
ークRE1〜RE2に向かって送信する。第6のバッフ
ァBF6が送信し終わると、割り込み要求DITDMA
に対応するITDMAと呼称される割り込みが送信され
る。この割り込みは時刻t4で送信される。この時刻か
ら出発してSCC1が第7〜第8のバッファBF7及び
BF8を送信し続ける間、タスクTC1はバッファ記述
子DB9及びDB10で検出するバッファBF9及びB
F10のアドレスと、対応するバイト数とでSCC1の
バッファ記述子DBC1及びDBC2を満たす。バッフ
ァ記述子DBC2がこうして満たされると、タスクTC
1は時刻t5でフレーム終了割り込みDITFINを要
求する。最後のバイトBF10が送信されたら、第2の
プロセッサMP2は時刻tnで送信終了割り込みITF
INを送信する。こうして段階PH6に移る。
【0088】段階PH6:送信終了割り込みITFIN
の直後、タスクTC1はFIFO  FC1の内容即ち
コマンド記述子COM1のアドレスと対応するチャネル
C1の数とをMV1のFIFO  FREPに送信する
。同時に、タスクはMV1に含まれるコマンド記述子C
OM1にフレームの送信状態を送信する。実際に、コマ
ンド記述子にはこのために設けられたロケーションが存
在し、このロケーションは開始時即ちCNSプログラム
がCOM1を生成する時(段階PH1参照)には空であ
る。
【0089】これが一旦実施されると、タスクTC1は
フレームTR1の送信が終了したことを指示する信号を
第1のプロセッサMP1に送り、この信号はCPURE
Qと呼称され、時刻tn+1で送信される。こうして段
階PH7に移る。
【0090】段階PH7:タスクTC1は次に他のコマ
ンド記述子のアドレス及び対応するチャネル番号が存在
するか否かをFC1で探索する。もしそうであるならば
、別のフレーム例えばTR2を送信するために段階PH
1に移る。そうでないならばオペレーションOP3に移
り、即ち、タスクTC1は事象待機位置に配置される。
【0091】当然のことながら、他のタスクTC2〜T
C6はタスクTC1と平行して動作し得る。
【0092】次に事象EV1について考察し、コントロ
ーラCCSが10個のバッファBF11〜BF20を含
むフレームTR11をネットワークRE1〜RE2から
受け取ると仮定する。更に、マイクロプロセッサMP1
はCNSプログラムの命令に応じて受信モードでチャネ
ルC1を起動させると仮定する。フレームTR11の受
信は以下の連続段階に従って行われる。
【0093】段階PH11:  (時刻T0から出発)
チャネルC1に対応するタスク即ちTC1はメモリMV
1においてコマンド記述子のためにフリーロケーション
、次いでバッファ記述子のためにフリーロケーションを
割り当て、このフリーロケーションを占めるコマンド記
述子(COM11と呼称する)に、第1のバッファ記述
子DB11により占められる物理的ロケーションのアド
レスを配置し、次いで、全8個のバッファ記述子DB1
1〜DB18を割り当てる。タスクTC1はDB1,D
B2等と同様にこれらのバッファ記述子を相互に連鎖す
る。タスクC1は同様に、バッファ記述子に各々対応す
る8個のバッファBF11〜BF18を割り当てる。次
に、タスクはバッファBF16のアドレスがバッファ記
述子DBC6に書き込まれると、割り込み要求DITD
MA1(時刻T1)により、8個のバッファ記述子DB
C11〜DBC18にバッファBF11〜BF18の各
々のアドレスを配置する。バッファアドレスがSCC1
の全バッファ記述子に書き込まれると、タスクTC1は
フレームTR11を受信する準備ができていることを割
り込みPR(時刻T2)によりSCC1に指示する。こ
うして次段階PH12に移る。
【0094】段階PH12:ネットワークRE1−RE
2から受信された情報は、ネットワークに送信する端末
により送信され、SCC1によりデコードされるフレー
ム終了割り込みがない限り、バッファBF11〜BF1
8の物理的ロケーションに直接転送される。バッファ記
述子DBC6に対応する第6番目のバッファBF16が
一杯になったら、割り込みITDMA1が送信される(
時刻T3)。 次にバッファDBC11〜DBC16を再初期化し、M
V1における空のバッファBF19〜BF24の6個の
新しい物理的ロケーションに対応させる。
【0095】こうして段階PH13に移る。
【0096】段階PH13:第10のバッファ(BF2
0)の受信中にフレーム終了割り込みITFTRが出さ
れる(時刻Tn)。タスクTC1は受信したフレームの
状態をコマンド記述子COM11に配置し、即ちこのフ
レームが適正に受信されたか否か、エラーがないかどう
か、このフレームに含まれる合計バイト数がいくつかを
指示する。こうして次段階PH14に移る。
【0097】段階PH14:タスクTC1は第1のメモ
リMV1のFIFO  PRECにコマンド記述子CO
M11のアドレスとこの記述子に対応するチャネル番号
即ち1を配置する。こうして段階PH15に移る。
【0098】段階PH15:タスクTC1は、未使用(
BF21〜BF24)であり且つ割り込みITDMA1
後に生成された直列通信コントローラSCC1のバッフ
ァ記述子を解放する。該バッファ記述子が解放されるや
否や、プロセッサMP2はフレームTR11の全体がM
V1のバッファに転送されたことを表す割り込みCPU
REQを時刻Tn+1で第1のプロセッサに送信する。 フレームTR11はこうしてCNSプログラムに委ねら
れる。
【0099】他の変形例は特許請求の範囲に記載される
主旨及び範囲内で当業者に実現されよう。従って、以上
の記載は特許請求の範囲に記載する以外は本発明を制限
するものでない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信コントローラを有するコンピュー
タの概略ブロック図である。
【図2】本発明の通信コントローラの物理的構造のブロ
ック図である。
【図3】本発明の通信コントローラの周辺部分のブロッ
ク図である。
【図4】本発明の通信コントローラのプログラム及びマ
イクロプログラムの構造のブロック図である。
【図5a】LS0リンクのデータチャネルに割り当てら
れ、このチャネルを通ってフレーム転送を可能にするマ
イクロプログラムモジュールのオペレーションの概略フ
ローチャートである。
【図5b】図5aに示したフローチャートを有するマイ
クロプログラムモジュールの概略構造図である。
【図6】プログラム及びチャネルの各々に割り当てられ
るマイクロプログラムの各々が相互に通信するメカニズ
ムのブロック図である。
【図7】フレームの送信又は受信時、即ちLS0通信リ
ンクを使用してコンピュータからネットワークに向かっ
て及びネットワークからコンピュータにフレームを転送
する際の本発明の通信コントローラのオペレーションを
示すメモリマップ図である。
【図8】フレームの送信又は受信時、即ちLS0通信リ
ンクを使用してコンピュータからネットワークに向かっ
て及びネットワークからコンピュータにフレームを転送
する際の本発明の通信コントローラのオペレーションを
示すメモリマップ図である。
【図9】フレームの送信又は受信時、即ちLS0通信リ
ンクを使用してコンピュータからネットワークに向かっ
て及びネットワークからコンピュータにフレームを転送
する際の本発明の通信コントローラのオペレーションを
示すメモリマップ図である。
【図10】フレームの送信時に本発明の通信コントロー
ラにより実施される種々の連続オペレーションを示すタ
イムチャートである。
【図11】フレームの受信時に本発明の通信コントロー
ラにより実施される種々の連続オペレーションを示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
CCS  通信コントローラ PSB  バス RE1−RE2  ネットワーク BA  ベースユニット MP1  第1の制御プロセッサ MV1  メモリ MP2  第2のプロセッサ CO,CO1,CO2  カプラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも1つのホストシステムに関
    連するバスと所定のプロトコルに従って管理され且つ少
    なくとも1つの伝送路により支持されたn個の複数のデ
    ータチャネルを含む少なくとも1つの時間多重化ディジ
    タルリンクを介して相互に接続された、少なくとも1つ
    のネットワークの複数の端末との間の接続用通信コント
    ローラであって、前記バスに接続されており、前記n個
    のデータチャネルの各1つを通るフレームの転送を管理
    及び実施するベースユニットと、該ベースユニット及び
    前記伝送路に接続されており、リンクの種々のデータチ
    ャネルの時間多重化及び多重分離を確保し、データをネ
    ットワークに送信又はネットワークからデータを受信す
    るための周辺ユニットとを備えており、ベースユニット
    が、ホストからネットワーク及びネットワークからホス
    トへフレームを転送するための制御プロセッサであって
    、バスに接続されており、フレームを転送する前に該フ
    レームを格納するための第1のメモリに関連しており、
    フレームに割り当てられる種々のチャネルへの該フレー
    ムの転送を管理するための第1の制御プロセッサと、該
    第1のプロセッサと通信し、第1のメモリから周辺ユニ
    ット、次いでネットワークへ、及びこれと逆方向にチャ
    ネル毎にフレームの各々を転送するための第2のプロセ
    ッサとを含んでおり、前記周辺ユニットが、第2のプロ
    セッサにより制御され且つ伝送路に接続されており、第
    1のメモリから又は第1のメモリへ送信される各フレー
    ムからのデータをバッファ毎に受信し、送信又は受信時
    にデータの多重化又は多重分離を確保するための全チャ
    ネル用のカプラを含むことを特徴とする通信コントロー
    ラ。
  2. 【請求項2】  前記第1のプロセッサが、コントロー
    ラの初期化時に第1のメモリに書き込まれる通信プログ
    ラムからの命令に応じて作業を実施することを特徴とす
    る請求項1に記載の通信コントローラ。
  3. 【請求項3】  送信時、前記第1のプロセッサがバス
    からフレームを受け取り、これらを第1のメモリ及び複
    数の異った物理的ロケーションにランダムに格納してい
    る複数のバッファの間で該バッファが前記第2のプロセ
    ッサにより前記ネットワークに転送される前に分配する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信コントローラ。
  4. 【請求項4】  受信モードにおいて、前記第1のプロ
    セッサが第1のメモリにランダムに格納している複数の
    バッファの形状のフレームを前記バスを介して前記ホス
    トシステムに送信する前にカプラを介してネットワーク
    から受信することを特徴とする請求項2に記載の通信コ
    ントローラ。
  5. 【請求項5】  前記第2のプロセッサが、コントロー
    ラの初期化時に第2のプロセッサに関連する第2のメモ
    リに書き込まれるマイクロプログラムアーキテクチャか
    らの命令に応じて作業を実行することを特徴とする請求
    項2に記載の通信コントローラ。
  6. 【請求項6】  前記マイクロプログラムアーキテクチ
    ャが、中核と、通信プログラムとアーキテクチャとの間
    の対話のための通信インタフェースと、少なくともチャ
    ネルの数に等しい数の複数のマイクロプログラムモジュ
    ール又はタスクとを備えており、各チャネルが1つのモ
    ジュールに関連しており、該モジュールが第1のメモリ
    から周辺部を介してネットワークへ、又は逆方向にこの
    チャネルに割り当てられるフレームを転送し、各モジュ
    ール又はタスクが相互に独立しており、その順序付けが
    中核により実時間で編成されることを特徴とする請求項
    5に記載の通信コントローラ。
  7. 【請求項7】  前記通信インタフェースが中核と前記
    通信プログラムとの間で通信し、前記通信プログラムか
    ら到来する要求を処理し、該要求を中核を介して種々の
    チャネルに対応する種々の実行すべきタスクに移すこと
    を特徴とする請求項6に記載のコントローラ。
  8. 【請求項8】  前記通信インタフェースが前記中核を
    介してタスクの各々に対応するチャネルから到来する状
    態及びデータの前記通信プログラムへの転送を実行する
    ことを特徴とする請求項7に記載のコントローラ。
  9. 【請求項9】  前記ベースユニットと前記周辺ユニッ
    トとの間の交換が、夫夫所与のフレームに対応し且つ該
    フレームで達成されるべきオペレーションを定義するコ
    マンド記述子により定義され、第1のメモリにランダム
    に格納されることを特徴とする請求項5に記載のコント
    ローラ。
  10. 【請求項10】  所与のチャネルに割り当てられるフ
    レームに対応するコマンド記述子が、連鎖ポインタによ
    り接続されており、各記述子の連鎖ポインタが後続記述
    子の論理アドレスを指示することを特徴とする請求項9
    に記載のコントローラ。
  11. 【請求項11】  各コマンド記述子が、コマンド記述
    子に関連するフレームの第1のバッファの特徴を定義す
    るバッファ記述子を指示し、1つのフレームのバッファ
    の各々が1つのバッファ記述子に関連し、バッファ記述
    子がこの同一のポインタを含むバッファ記述子に連鎖す
    るバッファ記述子の論理アドレスを各々定義するバッフ
    ァポインタにより相互に連鎖され、バッファ記述子の各
    々が、第1のメモリにおけるバッファの論理アドレスを
    定義するバッファポインタにより対応するバッファを指
    示し、バッファ記述子及びバッファの物理的ロケーショ
    ンが第1のプロセッサによりランダムに定義されること
    を特徴とする請求項10に記載のコントローラ。
  12. 【請求項12】  カプラがデータを多重化、多重分離
    、直列化及び非直列化するように動作する複数の直列通
    信コントローラを備えており、各直列コントローラが少
    なくとも1つのチャネルに関連しており、第1のメモリ
    のバッファ記述子に各々対応し且つ第1のメモリのバッ
    ファ記述子のアドレスと第1のメモリのバッファ記述子
    に含まれるバイト数とを指示するバッファ記述子を含む
    ことを特徴とする請求項9に記載のコントローラ。
  13. 【請求項13】  第1のメモリが、1つのコマンド記
    述子のアドレスと該コマンド記述子に関連するフレーム
    に割り当てられるチャネル番号とを各々含むp個のエレ
    メントを含む第1のFIFOメモリゾーンを有しており
    、第2のメモリが、関連するチャネルに割り当てられる
    フレームに対応する全コマンド記述子のアドレスと該チ
    ャネルの番号とを各々含む、所与のデータチャネルに各
    々関連するFIFOメモリゾーンを有することを特徴と
    する請求項9に記載のコントローラ。
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