JPH04253990A - 抗菌活性化合物 - Google Patents

抗菌活性化合物

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JPH04253990A
JPH04253990A JP1421491A JP1421491A JPH04253990A JP H04253990 A JPH04253990 A JP H04253990A JP 1421491 A JP1421491 A JP 1421491A JP 1421491 A JP1421491 A JP 1421491A JP H04253990 A JPH04253990 A JP H04253990A
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JP
Japan
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compound
acetone
present
nmr
exchangeable
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JP1421491A
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English (en)
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Mitsuo Takasugi
高杉 光雄
Kenji Kadode
健次 門出
Mari Kishimoto
岸本 真理
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、抗菌活性化合物および
それを有効成分とする農園芸用殺菌剤に関する。 【0002】 【従来技術および発明が解決しようとする課題】従来、
種々の殺菌活性を有する化合物が知られているが、フザ
リウム等に起因する植物病害の防除は重要な課題であり
、卓効を示す殺菌剤の出現が望まれている。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、乾腐病で
罹病した食用ユリの罹病褐変部位より単離される化合物
(以下、本発明化合物と記す。)が果樹や野菜の植物病
害に対して優れた効力を示すことを見出し本発明に至っ
た。 【0004】即ち、本発明は、下記の理化学的性質で特
定される化合物およびそれを有効成分とする農園芸用殺
菌剤を提供するものである。 (イ)分子式        C16H12O6 (ロ
) 1H−NMR(アセトン−d6 )δ:3.96(
3H,s) 6.22(1H,d,J=2.5)6.3
3(1H,d,J=2.5)7.06(2H,d,J=
8.3) 7.11(1H,s) 7.85(2H,d
,J=8.3)8.58(1H,s,D 2 O,ex
changeable) 8.92(1H,s,D 2
 O exchangeable)13C−NMR(ア
セトン−d6)δ:56.1(CH 3 ) 95.1
(CH) 99.8(CH)114.7(CH) 12
3.6(C) 125.8(C)127.1(CH) 
133.7(CH) 135.6(C) 144.1(
C) 147.2(C) 155.9(C)156.7
(C) 161.8(C)(ハ)IR吸収スペクトル(
KBr )  3284cm−1, 1732cm−1 (ニ)融点  169−171℃ (ホ)分子量  300 (ヘ)比施光度   [α] D =0(ト)UV吸収
スペクトル(MeOH)202nm(ε 34800)
 ,332nm(ε12700) 【0005】本発明化合物によって防除できる植物病害
としては、食用ユリの乾腐病(Fusarium ox
ysporum) 、大根の萎黄病(Fusarium
 oxysporum) 、イネのごま葉枯病(Coc
hliobolus miyabeanus) 等が挙
げられる。 【0006】次に本発明化合物の取得法について詳しく
説明する。乾腐病で罹病した食用ユリ(ユリの鱗茎)の
自然褐変部位を酢酸エチル等の溶液中で粉砕し、1〜2
日放置後、該溶液をろ過する。ろ液をロータリーエバポ
レーター等を用いて濃縮後、酢酸エチル、アセトン等を
加え、溶解させたものをシリカゲルカラム、フロリジル
カラム等に付して、原点部の不純物を除去する。溶出液
としては、各々酢酸エチル、酢酸エチル/メタノール混
合液等が用られる。溶出液を減圧下に濃縮後、セファデ
ックスLX−20カラム等に付し、メタノール、エタノ
ール等で溶出する。溶出液を濃縮後、シリカゲルTLC
(展開溶媒;エーテル) に付し、高活性画分を分画す
る。活性は、イネのごま葉枯病菌を用いて、生育阻止班
の直径を測定すること( TLCバイオアッセイ法) 
により測定する。高活性画分を、アセトンで抽出し、減
圧下濃縮乾固し、本発明化合物の粗精製物(ハルツ状(
樹脂状))を得る。得られたハルツ状物をアセトン等に
溶解させ、シリカゲルカラム、セファデックスLX−2
0カラム等に付す。溶出液としてはベンゼン/酢酸エチ
ル(4:1容量比)、メタノール等を用いる。溶出液を
シリカゲルTLC(展開溶媒;エーテル、ベンゼン/酢
酸エチル(3:1)、ジクロロメタン/メタノール(2
4:1)等) 等に付し、高活性画分をアセトンで抽出
し、ロータリーエバポレーター等を用いて、濃縮乾固し
て本発明化合物を得る。   【0007】乾腐病で罹病した食用ユリの自然褐変部位
は、食用ユリの健全部に傷を付け、そこへ  Fusa
rium oxysporumを接種後、室温で3日〜
1週間、放置することによっても得られる。Fusar
ium oxysporumは、例えば、パールコアポ
テトデキストロース寒天( PDA)培地( 栄研化学
株式会社品) で培養後、水を加え、ポリトロンでどろ
どろの状態にする等の処理したものを接種する。 【0008】本発明化合物を農園芸用殺菌剤の有効成分
として用いる場合は、他の何らの成分も加えずそのまま
でもよいが、通常は、固体担体、液体担体、界面活性剤
その他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁
剤、粉剤、粒剤等に製剤する。この場合、有効成分であ
る本発明化合物の製剤中での含有量は重量比で 0.1
〜99.9%、好ましくは1〜90%である。 【0009】上述の固体担体としては、カオリンクレー
、アッタパルジャイトクレー、ベントナイト、酸性白土
、パイロフィライト、タルク、珪藻土、方解石、トウモ
ロコシ穂軸粉、クルミ殻粉、尿素、硫酸アンモニウム、
合成含水酸化珪素等の微粉末あるいは粒状物が挙げられ
、液体担体としては、キシレン、メチルナフタレン等の
芳香族炭化水素、イソプロパノール、エチレングリコー
ル、セロソルブ等のアルコール、アセトン、シクロヘキ
サノン、イソホロン等のケトン、大豆油、綿実油等の植
物油、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、水等が
挙げられる。乳化、分散、湿展等のために用いられる界
面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
スルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアル
キルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテルリン酸エステル塩、ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物等の陰イオン界面活性剤、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。製剤用補
助剤としては、リグニンスルホン酸塩、アルギン酸塩、
ポリビニルアルコール、アラビアガム、CMC(カルボ
キシメチルセルロース)、PAP(酸性リン酸イソプロ
ピル)等が挙げられる。 【0010】本発明化合物を農園芸用殺菌剤の有効成分
として用いる場合、その有効成分の施用量は、対象作物
、対象病害、病害の発生程度、製剤形態、施用方法、施
用時期、気象条件等によって異なるが、通常1アールあ
たり 0.1〜 100g、好ましくは0.2 〜20
gであり、乳剤、水和剤、懸濁剤等を水で希釈して施用
する場合、その施用濃度は、0.001 〜 0.5%
、好ましくは 0.005〜 0.2%であり、粉剤、
粒剤等はなんら希釈することなくそのまま施用する。 【0011】本発明化合物を農園芸用殺菌剤の有効成分
として使用する場合は、施用方法として、例えば、茎葉
散布、土壌処理、種子消毒等があげられるが、通常当業
者が利用する施用方法を用いることができる。さらに、
本発明化合物は、水田、畑地、果樹園、茶園、牧草地、
芝生地等の農園芸用殺菌剤の有効成分として用いること
ができ、他の殺菌剤と混合して用いることにより、殺菌
効力の増強を期待できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、
殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料と混合して用
いることもできる。 【0012】 【発明の効果】本発明化合物は、果樹、野菜類の植物病
害に対し、優れた防除効果を有することから、農園芸用
殺菌剤の有効成分として種々の用途に用いることができ
る。 【0013】 【実施例】次に、実施例をあげ、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 【0014】実施例1(本発明化合物の取得法)乾腐病
(Fusarium oxysporum)で罹病した
食用ユリ( 品種  白銀) の自然褐変部位  2K
gを酢酸エチル中で粉砕し、1 日放置後、該溶液をろ
過した。ろ液を濃縮乾固して得られた3.0gの抽出物
(ハルツ状)に酢酸エチルを加え、溶解させたものを、
シリカゲルカラム(メルク社製、SiO2 18g) 
に付し、酢酸エチルで溶出した。溶出液を濃縮後、セフ
ァデックスLH−20カラム(ファルマシア社製、セフ
ァデックスLH−20  78g  )に付し、メタノ
ールで溶出した。溶出液を濃縮後、シリカゲルTLC(
メルク社製、20X20cm 、展開溶媒;エーテル)
 に付し、高活性画分(Rf=  0.3 〜0.4)
を得た。活性はイネのごま葉枯病菌を用いて、菌糸の生
長阻害を直接観察すること( TLCバイオアッセイ法
) により測定した。高活性画分をアセトンで抽出し、
濃縮乾固し、80mgのハルツ状物( 本発明化合物の
粗精製物) を得た。得られた粉末をアセトンに溶解さ
せたものにシリカゲル( メルク社製)1gを加え、溶
媒を除去して吸着させた粉末をシリカゲルカラム(メル
ク社製、SiO2 16g) に付し、ベンゼン− 酢
酸エチル(4:1容量比)で溶出した。溶出液をシリカ
ゲルTLC(20X20cm,  メルク社製、展開溶
媒;エーテル) に付し、高活性画分(Rf=0.34
) をアセトンで抽出し、濃縮乾固して22mgの黄褐
色の粉状物質( 本発明化合物) を得た。得られた本
発明化合物は前記の理化学的性質を示した。 【0015】実施例2(殺菌活性試験)イネのごま葉枯
病菌をパールコアポテトデキストロース寒天( PDA
)培地(栄研化学株式会社品) に接種し、25℃で1
0日間、培養し、胞子を生成させた。培地から胞子をか
きとり、水を加えて25mlとし、これに1/15M 
  KH2PO4水溶液25mlおよびジャガイモ−グ
ルコース液(PDP)0.5mlを加えた。得られた液
を1mlずつ管ビン(容量  10ml)に分注した。 一方、本発明化合物をアセトンで溶解、希釈し、所定濃
度の本発明化合物含有アセトン溶液  10μlを上記
の管ビンに加え、25℃で1日置いた後、胞子発芽状態
を顕微鏡(×40)にて観察した。コントロールとして
、本発明化合物含有アセトン溶液の代わりに、アセトン
溶液  10μlを加えたもの( コントロールA)、
およびなにも加えないもの( コントロールB)を用い
た。以下に結果を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の理化学的性質で特定される化合物。 (イ)分子式        C16H12O6 (ロ
    ) 1H−NMR(アセトン−d6 )δ:3.96(
    3H,s) 6.22(1H,d,J=2.5)6.3
    3(1H,d,J=2.5)7.06(2H,d,J=
    8.3) 7.11(1H,s) 7.85(2H,d
    ,J=8.3)8.58(1H,s,D 2 O,ex
    changeable) 8.92(1H,s,D 2
     O exchangeable)13C−NMR(ア
    セトン−d6)δ:56.1(CH 3 ) 95.1
    (CH) 99.8(CH)114.7(CH) 12
    3.6(C) 125.8(C)127.1(CH) 
    133.7(CH) 135.6(C) 144.1(
    C) 147.2(C) 155.9(C)156.7
    (C) 161.8(C)(ハ)IR吸収スペクトル(
    KBr )  3284cm−1, 1732cm−1 (ニ)融点  169℃−171℃
  2. 【請求項2】請求項(1)記載の化合物を有効成分とし
    て含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤。
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