JPH0425328B2 - - Google Patents
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- JPH0425328B2 JPH0425328B2 JP29844386A JP29844386A JPH0425328B2 JP H0425328 B2 JPH0425328 B2 JP H0425328B2 JP 29844386 A JP29844386 A JP 29844386A JP 29844386 A JP29844386 A JP 29844386A JP H0425328 B2 JPH0425328 B2 JP H0425328B2
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
この発明は、高炉用または直接還元鉄用原料の
焼成塊成鉱の製造に用いられる生ペレツトの粉コ
ークス被覆方法に関するものである。 〔従来技術とその問題点〕 高炉用原料または直接還元製鉄用原料として、
粉鉄鉱石をペレツト化して焼成した焼成塊成鉱が
知られており、使用が拡大されつつある。 この焼成塊成鉱は、通常、次のように製造され
ている。 すなわち、粒径約8mm以下の粉鉄鉱石に、生石
灰、消石灰、石灰石、ベントナイト、高炉水砕ス
ラグおよびドロマイト等のうちの少なくとも1つ
からなる媒溶剤を、焼成塊成鉱中のCaO/SiO2
の値が1.0〜2.5程度となるように添加し、ミキサ
ーで混合する。そして、得られた混合物をデイス
ク型の造粒機からなる第1の造粒機に供給し、水
を加えて、第1の造粒機により混合物を造粒し、
粒径が例えば約3〜12mmの生ペレツトに成形す
る。次いで、得られた生ペレツトをデイスク型の
造粒機からなる第2の造粒機に供給し、2.5〜
4.0wt%程度の粉コークスを添加して、第2の造
粒機により生ペレツトを更に造粒し、これによつ
て表面に粉コークスを被覆した生ペレツトを調製
する。 そして、このようにして得られた生ペレツトを
無端移動グレート式焼成炉内に装入して、装入さ
れた生ペレツトの層を焼成炉のグレート上に乗つ
て、焼成炉の乾燥帯、点火帯および焼成帯を順次
通過させる。乾燥帯においては、生ペレツトの層
に上方から温度150〜350℃の乾燥用ガスを吹込
み、生ペレツトを乾燥する。点火帯においては、
乾燥された生ペレツトの層に上方から高温燃焼ガ
スを吹込み、生ペレツトの表面の粉コークスを点
火する。燃焼帯においては、粉コークスの燃焼に
よつて生じた高温燃焼ガスを生ペレツト層を通つ
て下方に吸引して、生ペレツトを焼成温度まで加
熱する。生ペレツトは、焼成帯における加熱によ
つて、その表面に形成されたカルシウムフエライ
トおよびスラグの少なくとも1つにより結合され
た焼成ペレツトからなる、大きいブロツク状の塊
りの焼成塊成鉱に焼成される。 そして、このようにして得られた大きいブロツ
ク状の塊りの焼成塊成鉱を焼成炉の下流端から排
出し、クラツシヤーによつて破砕したのち、スク
リーンによつて篩分けて、粒径3mm未満の篩下の
焼成塊成鉱片を除去し、かくして、複数個の焼成
ペレツトが結合した塊状の形の最大粒径50mm程度
の焼成塊成鉱および単体の焼成ペレツトの形の粒
径3〜13mm程度の焼成塊成鉱が製造される。 以上のようにして製造された焼成塊成鉱は、主
として還元性に優れた微細なカルシウムフエライ
トおよび微細なヘマタイトが多く形成されている
ので、優れた還元性を有している。また、複数個
の焼成ペレツトが結合した塊状の形の場合のみな
らず、単体の焼成ペレツトの形の場合にも、不規
則な形状を有しているので、高炉内に装入したと
きに、高炉内の中心部に偏つて流れることがな
く、且つ、焼成塊成鉱間に隙間が生ずるために、
還元ガスの円滑な通過を阻害することがない。さ
らに、移送中の衝撃等によつて崩壊があつても、
複数個の焼成ペレツトが結合した塊状の形の焼成
塊成鉱が単体の焼成ペレツトに分離するだけなの
で、支障なく使用することができる。 ところで、生ペレツトの表面に粉コークスを被
覆する際、被覆する粉コークスが細かくなればな
る程、生ペレツトの表面に付着し易く、良好に被
覆される。ところが、従来は、粒径5mm以下が20
〜70wt%、粒径5mm超が残りからなる配合の相
対的に粗い粉コークスを使用していたため、生ペ
レツトの表面への粉コークスの被覆が不充分であ
つたり、不均一であつたりする欠点があつた。こ
のため、生ペレツトを焼成炉で焼成する際に焼成
が良好に行なわれず、その結果、焼成塊成鉱の成
品歩留りの低下や生産率の低下を招いていた。 そこで、例えば粒径1mm以下が80〜100wt%、
粒径1mm超5mm以下が残りからなる配合の相対的
に細かい粉コークスを使用することも試みられて
いるが、この程度の細かさの粉コークスでは、生
ペレツトの表面への被覆を必ずしも充分に改善で
きない。一方、被覆効果が充分となるような粉コ
ークス粒度を得ようとすれば、その粉砕費用は著
しく増大する。 〔発明の目的〕 この発明は、上述の現状に鑑み、相対的に粗い
粉コークスを使用しても、生ペレツトの表面に粉
コークスを良好に被覆することを可能とした、焼
成塊成鉱用生ペレツトの粉コークス被覆方法を提
供することを目的とするものである。 〔発明の概要〕 この発明は、粉鉄鉱石に媒溶剤を添加、混合
し、デイスク型の第1の造粒機によつて造粒して
得られた焼成塊成鉱用生ペレツトに、粉コークス
を添加し、デイスク型またはドラム型の第2の造
粒機によつて造粒して、これによつて前記生ペレ
ツトの表面に前記粉コークスを被覆するに際し、 前記粉コークスに予めバインダーを添加、混合
しておくことに特徴を有するものである。 〔発明の構成〕 以下、この発明の焼成塊成鉱用生ペレツトの粉
コークス被覆方法について詳述する。 第1図は、この発明の被覆方法の1実施態様を
示す説明図である。 第1図において、1はドラム型の第1のミキサ
ー、2はドラム型の第2のミキサー、3はデイス
ク型の第1の造粒機、4はデイスク型の第2の造
粒機である。この発明においては、第1の造粒機
3によつて得られた生ペレツトの被覆に使用する
粉コークスに、第2のミキサー2で予めバインダ
ーを添加、混合しておくことにより、生ペレツト
の表面に粉コークスを良好に被覆させるものであ
る。 生ペレツトの原料となる粒径約8mm以下の粉鉄
鉱石、それと溶媒剤とは、第1のミキサー1に供
給され、混合される。得られた混合物は、第1の
造粒機3に供給され、水を加えて造粒することに
より、粒径が例えば約3〜13mmの生ペレツトに成
形される。得られた生ペレツトは、第2の造粒機
4に供給され、そこで第2のミキサー2から供給
される粉コークスを2.5〜4.0wt%の割合で添加し
て更に造粒することにより、表面に粉コークスが
被覆される。 第2のミキサー2から供給される粉コークスに
は、ミキサー2で予め生石灰等のバインダーが添
加、混合されている。従つて、第2の造粒機4に
よつて造粒したときに、配合されたバインダーの
効果によつて、生ペレツトの表面に粉コークスを
付着させる。このため、粗い粉コークスでも生ペ
レツトの表面に良く付着するので、配合が相対的
に粗い粉コークスを使用しても、生ペレツトの表
面に粉コークスを良好に被覆することができる。 バインダーとしては、生石灰の他に、消石灰、
ベントナイト、ドロマイトおよび高炉水砕スラグ
等が使用できる。粉コークスへのバインダーの添
加量としては0.1〜1.0wt%程度あればよい。バイ
ンダーの添加量が0.1wt%未満では、粉コークス
を良好に被覆させる効果が少なく、また、バイン
ダーの添加量が1.0wt%を超えると、その効果向
上の割りにバインダーの費用が増大する。粉コー
クスへのバインダーの添加によつて、焼成塊成鉱
中のCaO/SiO2の値が所定範囲を逸脱するとき
には、粉鉄鉱石に添加する媒溶剤の量を適宜減ら
す。 なお、第2のミキサー2は、ドラム型のミキサ
ーでなくても良く、粉コークスとバインダーとを
混合するのに足りるものならば充分である。ま
た、第1の造粒機3は、デイスク型の造粒機の
他、ドラム型の造粒機を用いることもできる。 〔実施例〕 第1表に示す粒度構成で第2表に示す化学成分
組成の微粉鉄鉱石と、第3表に示す粒度構成で第
4表に示す化学成分組成の粗粒鉄鉱石とを、微粉
鉄鉱石40wt%、粗粒鉄鉱石60wt%の割合で使用
し、これに媒溶剤として第5表に示す粒度構成の
生石灰を2.7wt%添加、混合して、得られた混合
物をデイスク型の造粒機によつて造粒して、第6
表に示す粒径分布を有する、水分含有量8〜9wt
%の生ペレツトを成形した。
焼成塊成鉱の製造に用いられる生ペレツトの粉コ
ークス被覆方法に関するものである。 〔従来技術とその問題点〕 高炉用原料または直接還元製鉄用原料として、
粉鉄鉱石をペレツト化して焼成した焼成塊成鉱が
知られており、使用が拡大されつつある。 この焼成塊成鉱は、通常、次のように製造され
ている。 すなわち、粒径約8mm以下の粉鉄鉱石に、生石
灰、消石灰、石灰石、ベントナイト、高炉水砕ス
ラグおよびドロマイト等のうちの少なくとも1つ
からなる媒溶剤を、焼成塊成鉱中のCaO/SiO2
の値が1.0〜2.5程度となるように添加し、ミキサ
ーで混合する。そして、得られた混合物をデイス
ク型の造粒機からなる第1の造粒機に供給し、水
を加えて、第1の造粒機により混合物を造粒し、
粒径が例えば約3〜12mmの生ペレツトに成形す
る。次いで、得られた生ペレツトをデイスク型の
造粒機からなる第2の造粒機に供給し、2.5〜
4.0wt%程度の粉コークスを添加して、第2の造
粒機により生ペレツトを更に造粒し、これによつ
て表面に粉コークスを被覆した生ペレツトを調製
する。 そして、このようにして得られた生ペレツトを
無端移動グレート式焼成炉内に装入して、装入さ
れた生ペレツトの層を焼成炉のグレート上に乗つ
て、焼成炉の乾燥帯、点火帯および焼成帯を順次
通過させる。乾燥帯においては、生ペレツトの層
に上方から温度150〜350℃の乾燥用ガスを吹込
み、生ペレツトを乾燥する。点火帯においては、
乾燥された生ペレツトの層に上方から高温燃焼ガ
スを吹込み、生ペレツトの表面の粉コークスを点
火する。燃焼帯においては、粉コークスの燃焼に
よつて生じた高温燃焼ガスを生ペレツト層を通つ
て下方に吸引して、生ペレツトを焼成温度まで加
熱する。生ペレツトは、焼成帯における加熱によ
つて、その表面に形成されたカルシウムフエライ
トおよびスラグの少なくとも1つにより結合され
た焼成ペレツトからなる、大きいブロツク状の塊
りの焼成塊成鉱に焼成される。 そして、このようにして得られた大きいブロツ
ク状の塊りの焼成塊成鉱を焼成炉の下流端から排
出し、クラツシヤーによつて破砕したのち、スク
リーンによつて篩分けて、粒径3mm未満の篩下の
焼成塊成鉱片を除去し、かくして、複数個の焼成
ペレツトが結合した塊状の形の最大粒径50mm程度
の焼成塊成鉱および単体の焼成ペレツトの形の粒
径3〜13mm程度の焼成塊成鉱が製造される。 以上のようにして製造された焼成塊成鉱は、主
として還元性に優れた微細なカルシウムフエライ
トおよび微細なヘマタイトが多く形成されている
ので、優れた還元性を有している。また、複数個
の焼成ペレツトが結合した塊状の形の場合のみな
らず、単体の焼成ペレツトの形の場合にも、不規
則な形状を有しているので、高炉内に装入したと
きに、高炉内の中心部に偏つて流れることがな
く、且つ、焼成塊成鉱間に隙間が生ずるために、
還元ガスの円滑な通過を阻害することがない。さ
らに、移送中の衝撃等によつて崩壊があつても、
複数個の焼成ペレツトが結合した塊状の形の焼成
塊成鉱が単体の焼成ペレツトに分離するだけなの
で、支障なく使用することができる。 ところで、生ペレツトの表面に粉コークスを被
覆する際、被覆する粉コークスが細かくなればな
る程、生ペレツトの表面に付着し易く、良好に被
覆される。ところが、従来は、粒径5mm以下が20
〜70wt%、粒径5mm超が残りからなる配合の相
対的に粗い粉コークスを使用していたため、生ペ
レツトの表面への粉コークスの被覆が不充分であ
つたり、不均一であつたりする欠点があつた。こ
のため、生ペレツトを焼成炉で焼成する際に焼成
が良好に行なわれず、その結果、焼成塊成鉱の成
品歩留りの低下や生産率の低下を招いていた。 そこで、例えば粒径1mm以下が80〜100wt%、
粒径1mm超5mm以下が残りからなる配合の相対的
に細かい粉コークスを使用することも試みられて
いるが、この程度の細かさの粉コークスでは、生
ペレツトの表面への被覆を必ずしも充分に改善で
きない。一方、被覆効果が充分となるような粉コ
ークス粒度を得ようとすれば、その粉砕費用は著
しく増大する。 〔発明の目的〕 この発明は、上述の現状に鑑み、相対的に粗い
粉コークスを使用しても、生ペレツトの表面に粉
コークスを良好に被覆することを可能とした、焼
成塊成鉱用生ペレツトの粉コークス被覆方法を提
供することを目的とするものである。 〔発明の概要〕 この発明は、粉鉄鉱石に媒溶剤を添加、混合
し、デイスク型の第1の造粒機によつて造粒して
得られた焼成塊成鉱用生ペレツトに、粉コークス
を添加し、デイスク型またはドラム型の第2の造
粒機によつて造粒して、これによつて前記生ペレ
ツトの表面に前記粉コークスを被覆するに際し、 前記粉コークスに予めバインダーを添加、混合
しておくことに特徴を有するものである。 〔発明の構成〕 以下、この発明の焼成塊成鉱用生ペレツトの粉
コークス被覆方法について詳述する。 第1図は、この発明の被覆方法の1実施態様を
示す説明図である。 第1図において、1はドラム型の第1のミキサ
ー、2はドラム型の第2のミキサー、3はデイス
ク型の第1の造粒機、4はデイスク型の第2の造
粒機である。この発明においては、第1の造粒機
3によつて得られた生ペレツトの被覆に使用する
粉コークスに、第2のミキサー2で予めバインダ
ーを添加、混合しておくことにより、生ペレツト
の表面に粉コークスを良好に被覆させるものであ
る。 生ペレツトの原料となる粒径約8mm以下の粉鉄
鉱石、それと溶媒剤とは、第1のミキサー1に供
給され、混合される。得られた混合物は、第1の
造粒機3に供給され、水を加えて造粒することに
より、粒径が例えば約3〜13mmの生ペレツトに成
形される。得られた生ペレツトは、第2の造粒機
4に供給され、そこで第2のミキサー2から供給
される粉コークスを2.5〜4.0wt%の割合で添加し
て更に造粒することにより、表面に粉コークスが
被覆される。 第2のミキサー2から供給される粉コークスに
は、ミキサー2で予め生石灰等のバインダーが添
加、混合されている。従つて、第2の造粒機4に
よつて造粒したときに、配合されたバインダーの
効果によつて、生ペレツトの表面に粉コークスを
付着させる。このため、粗い粉コークスでも生ペ
レツトの表面に良く付着するので、配合が相対的
に粗い粉コークスを使用しても、生ペレツトの表
面に粉コークスを良好に被覆することができる。 バインダーとしては、生石灰の他に、消石灰、
ベントナイト、ドロマイトおよび高炉水砕スラグ
等が使用できる。粉コークスへのバインダーの添
加量としては0.1〜1.0wt%程度あればよい。バイ
ンダーの添加量が0.1wt%未満では、粉コークス
を良好に被覆させる効果が少なく、また、バイン
ダーの添加量が1.0wt%を超えると、その効果向
上の割りにバインダーの費用が増大する。粉コー
クスへのバインダーの添加によつて、焼成塊成鉱
中のCaO/SiO2の値が所定範囲を逸脱するとき
には、粉鉄鉱石に添加する媒溶剤の量を適宜減ら
す。 なお、第2のミキサー2は、ドラム型のミキサ
ーでなくても良く、粉コークスとバインダーとを
混合するのに足りるものならば充分である。ま
た、第1の造粒機3は、デイスク型の造粒機の
他、ドラム型の造粒機を用いることもできる。 〔実施例〕 第1表に示す粒度構成で第2表に示す化学成分
組成の微粉鉄鉱石と、第3表に示す粒度構成で第
4表に示す化学成分組成の粗粒鉄鉱石とを、微粉
鉄鉱石40wt%、粗粒鉄鉱石60wt%の割合で使用
し、これに媒溶剤として第5表に示す粒度構成の
生石灰を2.7wt%添加、混合して、得られた混合
物をデイスク型の造粒機によつて造粒して、第6
表に示す粒径分布を有する、水分含有量8〜9wt
%の生ペレツトを成形した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
次いでこの発明に従い、バインダーとして生石
灰を予め添加、混合した粉コークスを、生ペレツ
トに3.5wt%の割合で添加し、造粒して、生ペレ
ツトの表面に粉コークスを被覆した。そして、そ
のときの生ペレツトの重量に対する粉コークスの
被覆重量の割合を調べた。 用いた生石灰の粒度構成は、第7表に示す通り
で、生石灰の添加量は、0.5wt%、1.0wt%の2種
類を試した。また、粉コークスは、第8表に示す
粒度構成の、相対的に粗い粉コークスAと相対的
に細かい粉コークスBの2種類を試した。
灰を予め添加、混合した粉コークスを、生ペレツ
トに3.5wt%の割合で添加し、造粒して、生ペレ
ツトの表面に粉コークスを被覆した。そして、そ
のときの生ペレツトの重量に対する粉コークスの
被覆重量の割合を調べた。 用いた生石灰の粒度構成は、第7表に示す通り
で、生石灰の添加量は、0.5wt%、1.0wt%の2種
類を試した。また、粉コークスは、第8表に示す
粒度構成の、相対的に粗い粉コークスAと相対的
に細かい粉コークスBの2種類を試した。
【表】
【表】
また、比較のために、生石灰を添加せずに粉コ
ークスをそのまま使用して、生ペレツトの表面に
粉コークスを被覆し、同様に、そのときの生ペレ
ツトの重量に対する粉コークスの被覆重量の割合
を調べた。 生ペレツトの重量に対する粉コークスの被覆重
量の割合の結果を、第9表に示す。
ークスをそのまま使用して、生ペレツトの表面に
粉コークスを被覆し、同様に、そのときの生ペレ
ツトの重量に対する粉コークスの被覆重量の割合
を調べた。 生ペレツトの重量に対する粉コークスの被覆重
量の割合の結果を、第9表に示す。
【表】
次に、無端移動グレート式焼成炉のグレート上
に生ペレツトを400mmの厚さに装入して、生ペレ
ツトを焼成炉の乾燥帯、点火帯および焼成帯を順
次移動させ、焼成塊成鉱に焼成した。そして、こ
のようにして得られた大きいブロツク状の焼成塊
成鉱を焼成炉の下流端から排出し、クラツシヤー
によつて破砕したのち、スクリーンによつて粒径
3mm未満の篩下の焼成塊成鉱片を除去し、かくし
て、複数個の焼成ペレツトが結合した塊状の形の
最大粒径約50mm程度の焼成塊成鉱および単体の焼
成ペレツトの形の粒径313mm程度の焼成塊成鉱を
製造した。 以上のように製造された焼成塊成鉱の成品歩留
りおよび生産率は、第10表に示す通りであつた。
に生ペレツトを400mmの厚さに装入して、生ペレ
ツトを焼成炉の乾燥帯、点火帯および焼成帯を順
次移動させ、焼成塊成鉱に焼成した。そして、こ
のようにして得られた大きいブロツク状の焼成塊
成鉱を焼成炉の下流端から排出し、クラツシヤー
によつて破砕したのち、スクリーンによつて粒径
3mm未満の篩下の焼成塊成鉱片を除去し、かくし
て、複数個の焼成ペレツトが結合した塊状の形の
最大粒径約50mm程度の焼成塊成鉱および単体の焼
成ペレツトの形の粒径313mm程度の焼成塊成鉱を
製造した。 以上のように製造された焼成塊成鉱の成品歩留
りおよび生産率は、第10表に示す通りであつた。
この発明によれば、相対的に粗い粉コークスを
使用しても、生ペレツトの表面に粉コークスを良
好に被覆することができる。従つて、生ペレツト
を焼成して得られる焼成塊成鉱の成品歩留りおよ
び生産率を向上できる。
使用しても、生ペレツトの表面に粉コークスを良
好に被覆することができる。従つて、生ペレツト
を焼成して得られる焼成塊成鉱の成品歩留りおよ
び生産率を向上できる。
第1図は、この発明の被覆方法の第1実施態様
を示す説明図である。図面において、 1,2…ミキサー、3,4…造粒機。
を示す説明図である。図面において、 1,2…ミキサー、3,4…造粒機。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 粉鉄鉱石に媒溶剤を添加、混合し、デイスク
型の第1の造粒機によつて造粒して得られた焼成
塊成鉱用生ペレツトに、粉コークスを添加し、デ
イスク型またはドラム型の第2の造粒機によつて
造粒して、これによつて前記生ペレツトの表面に
前記粉コークスを被覆するに際し、 前記粉コークスに予めバインダーを添加、混合
しておくことを特徴とする、焼成塊成鉱用生ペレ
ツトの粉コークス被覆方法。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29844386A JPS63153227A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 焼成塊成鉱用生ペレツトの粉コ−クス被覆方法 |
IN357/BOM/87A IN167132B (ja) | 1986-12-15 | 1987-12-08 | |
AU82221/87A AU600777B2 (en) | 1986-12-15 | 1987-12-08 | Method for manufacturing agglomerates of fired pellets |
US07/131,660 US4851038A (en) | 1986-12-15 | 1987-12-11 | Method for manufacturing agglomerates of fired pellets |
CA000554134A CA1324493C (en) | 1986-12-15 | 1987-12-11 | Method for manufacturing agglomerates of fired pellets |
DE3751747T DE3751747T2 (de) | 1986-12-15 | 1987-12-14 | Verfahren zum Herstellen von Briketts aus gebrannten Pellets |
EP93111020A EP0578253B1 (en) | 1986-12-15 | 1987-12-14 | Method for manufacturing agglomerates of fired pellets |
EP87118525A EP0271863B1 (en) | 1986-12-15 | 1987-12-14 | Method for manufacturing agglomerates of fired pellets |
BR8706790A BR8706790A (pt) | 1986-12-15 | 1987-12-14 | Processo para a producao de aglomerados de pelotas queimadas |
DE3752270T DE3752270T2 (de) | 1986-12-15 | 1987-12-14 | Verfahren zum Herstellen von Briketts aus gebrannten Pellets |
CN87108122A CN1016184B (zh) | 1986-12-15 | 1987-12-15 | 烧成球团矿烧结块的制造方法 |
KR1019870014415A KR910001325B1 (ko) | 1986-12-15 | 1987-12-15 | 소성펠릿의 단괴 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29844386A JPS63153227A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 焼成塊成鉱用生ペレツトの粉コ−クス被覆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63153227A JPS63153227A (ja) | 1988-06-25 |
JPH0425328B2 true JPH0425328B2 (ja) | 1992-04-30 |
Family
ID=17859775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29844386A Granted JPS63153227A (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 | 焼成塊成鉱用生ペレツトの粉コ−クス被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63153227A (ja) |
-
1986
- 1986-12-15 JP JP29844386A patent/JPS63153227A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63153227A (ja) | 1988-06-25 |
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