JP2755042B2 - 焼成塊成鉱の製造方法 - Google Patents

焼成塊成鉱の製造方法

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JP2755042B2
JP2755042B2 JP4123369A JP12336992A JP2755042B2 JP 2755042 B2 JP2755042 B2 JP 2755042B2 JP 4123369 A JP4123369 A JP 4123369A JP 12336992 A JP12336992 A JP 12336992A JP 2755042 B2 JP2755042 B2 JP 2755042B2
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英俊 野田
山口  篤
修 小松
正安 清水
造 若井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高炉用または直接還
元鉄用原料として好適な焼成塊成鉱の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高炉用原料または直接還元製鉄用原料と
して、粉鉄鉱石をペレット化して焼成した焼成塊成鉱が
知られており、その使用が拡大されつつある。この焼成
塊成鉱の製造方法は、特開昭63−149336号公報
に記載されており、次のように製造される。
【0003】図6において、粒径8mm以下の粉鉄鉱石
に、生石灰、石灰石、ベントナイト等の媒溶剤を、焼成
塊成鉱中の塩基度(CaO/SiO2 )の値が、1.0
〜2.5程度となるように添加し、ドラムミキサー1で
混合する。そして、得られた混合物をディスクペレタイ
ザー2に供給し、水を加えて混合物を造粒して粒径が3
〜13mmの生ペレットを成形する。
【0004】次いで、得られた生ペレットをドラムミキ
サー3に供給し、2.5〜4.0wt% 程度の粉コークス
を添加して生ペレットの表面に粉コークスを被覆する。
粉コークスを被覆した生ペレットを無端移動グレート式
焼成炉4に装入する。グレートの上に装入された生ペレ
ットの層は、グレートの移動に伴って乾燥帯、点火炉5
および焼成帯を通って焼成される。
【0005】即ち、乾燥帯では150〜350℃の排ガ
スが生ペレット層を通して吸引され、生ペレットが乾燥
される。点火炉5で、高温の燃焼炎が生ペレット層の上
面に吹き付けられ被覆粉コークスに点火される。焼成帯
では、外気の下向き吸引によって被覆粉コークスの燃焼
帯が生ペレット層の上面から下面に向かって進行し、燃
焼帯で発生する高温の燃焼ガスにより生ペレットが焼成
されるとともに媒溶剤および鉄鉱石のスラグ成分が溶
融、凝固する。
【0006】これにより、焼成ペレットが凝固スラグに
より結合したブロックとなり、無端移動グレート式焼成
炉4の排鉱端から排出される。排出されたブロックは、
クラッシャーおよびスクリーンにより破砕、整粒され高
炉装入に適したサイズの焼成塊成鉱となる。このように
して製造された焼成鉱は、優れた還元性を有し、高炉に
装入したとき中心部へ偏って流れ込むことが無く、また
通気性が優れているという特性を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原料需
給の関係上、磁鉄鉱や鏡鉄鉱等の造粒性の悪い粉鉄鉱石
の配合割合が増加すると、形成された生ペレットの乾燥
強度が低下し、焼成時にペレットが崩壊するため、焼成
途中のペレット層の通気性が悪化する。このため、焼成
塊成鉱の歩留りが悪化するという問題点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点を解決しようとするもので、粉鉄鉱石に媒溶剤を
添加、混合した混合物を造粒して生ペレットに成形し、
得られた生ペレットに粉コークスを被覆し、粉コークス
を被覆した生ペレットを無端移動グレート式焼成炉で連
続的に焼成する焼成塊成鉱の製造方法において、粉鉄鉱
石を難造粒性の微粉鉄鉱石を含んだ微粉鉄鉱石(A)
と、難造粒性の微粉鉄鉱石を含まない粉鉄鉱石(B)に
分け、バインダーとして使用する生石灰を粉鉄鉱石
(A)に粉鉄鉱石(B)よりも多く配合し、造粒して生
ペレットを製造することを特徴する焼成塊成鉱の製造方
法である。
【0009】
【作用】粉鉄鉱石を造粒性の悪い粉鉱石(A)と造粒性
の良い粉鉱石(B)に分け、造粒性の悪い粉鉱石(A)
に、難造粒性の粉鉄鉱石を多く含まない通常の粉鉄鉱石
に配合する生石灰の割合3.5%よりも多く配合する。
これにより、造粒性の悪い粉鉱石(A)の造粒性が向上
し、造粒された生ペレットの乾燥後強度が増加する。従
って、焼成時のペレットの崩壊がなくなる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を以下に図面に基づいて説明
する。図1は、本発明方法を説明する工程図である。図
1において、本発明方法を実施するため、造粒性の悪い
粉鉄鉱石を造粒する第1の生ペレット製造装置と、通常
の粉鉄鉱石を造粒する第2の生ペレット製造装置を設け
ている。
【0011】第1の生ペレット製造装置では、貯槽の一
つに鏡鉄鉱系の微粉鉄鉱石(例;ニブラスコ)、磁鉄鉱
系の微粉鉄鉱石(例;アルガロボ、ロメラル)や針状結
晶系鉄原料(例;砂鉄、ミルスケール)等の1種または
2種以上の難造粒性の微粉鉄鉱石が装入されている。各
貯槽から所定割合切り出された難造粒性の微粉鉄鉱石、
ブレンディング粉鉄鉱石(B粉と略称)および返鉱に、
通常粉鉄鉱石に添加する生石灰より多い配合割合の生石
灰が添加される。この場合、生石灰は、造粒性を向上さ
せるために通常の粉鉄鉱石に添加する添加割合(3.5
%程度)より多く添加される。難造粒性の微粉鉄鉱石、
B粉、返鉱および生石灰は、ドラムミキサー11に装入
される。ドラムミキサー11で所要量の水が添加されて
されて混合される。混合物は、ディスクペレタイザー1
2で3〜13mmの生ペレットに成形される。
【0012】一方、第2の生ペレット製造装置では、貯
槽の一つに通常の微粉鉄鉱石が装入されている。各貯槽
から所定割合切り出された微粉鉄鉱石、B粉および返鉱
に、通常粉鉄鉱石に添加する生石灰と同じ配合割合また
は、少ない配合割合の生石灰が添加される。微粉鉄鉱
石、B粉、返鉱および生石灰は、ドラムミキサー21に
装入される。ドラムミキサー21で、所要量の水が添加
されて混合される。混合物は、ディスクペレタイザー2
2で3〜13mmの生ペレットに成形される。
【0013】第1の生ペレット製造装置で製造された生
ペレットと第2の生ペレット製造装置で製造された生ペ
レットは、ベルトコンベヤ6に一緒に乗せられ、ベルト
コンベヤ6上で2.5〜4.0wt%程度の粉コークスが
添加される。粉コークスを添加された生ペレットは、ド
ラムミキサー3に装入され、生ペレットの外表面に粉コ
ークスが被覆される。粉コークスが被覆された生ペレッ
トは、無端移動グレート式焼成炉4で焼成された後、ク
ラッシャーおよびスクリーンにより破砕、整粒されて焼
成塊成鉱となる。発明者等は、第1の生ペレット製造装
置と第2の生ペレット製造装置における生石灰の添加割
合を次の表1のように変えた焼成試験を行った。
【0014】
【表1】
【0015】なお、実施例および比較例の難造粒性微粉
鉄鉱石の全粉鉄鉱石(微粉鉄鉱石を含む)に占める割合
は、25%とした。
【0016】図2〜図5は、上記実施例(1)〜(3)
および比較例について操業諸元および焼成塊成鉱の品質
を示した比較グラフである。これらの図より、次のこと
が分かる。 (1)風箱負圧:実施例(1)〜(3)の全ての風箱負
圧が、従来方法の風箱負圧よりも低く、即ち、焼成時の
ペレット層の通気性がよい。そして、実施例の中では、
実施例(2)の風箱負圧が最も低い。 (2)焼成歩留り:実施例(1)〜(3)の全ての焼成
歩留りが、従来方法の焼成歩留りよりも高く、実施例の
中では、実施例(2)の焼成歩留りが最も高い。 (3)生産率:実施例(1)〜(3)の全ての生産率
が、従来方法の生産率よりも高く、実施例の中では、実
施例(2)の生産率が最も高い。 (4)タンブラー強度(TI+10 ):実施例(1)〜
(3)の全てのタンブラー強度が、従来方法のタンブラ
ー強度よりも高く、実施例の中では、実施例(3)のタ
ンブラー強度が最も高い。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているか
ら、粉鉄鉱石中に難造粒性微粉鉱石を配合しなければな
らないとき、従来方法で焼成する場合よりも、高歩留り
および高品質の焼成塊成鉱を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を説明する工程図である。
【図2】本発明方法の実施例と従来方法の比較例の風箱
負圧の比較グラフである。
【図3】本発明方法の実施例と従来方法の比較例の焼成
歩留りの比較グラフである。
【図4】本発明方法の実施例と従来方法の比較例の生産
率の比較グラフである。
【図5】本発明方法の実施例と従来方法の比較例のタン
ブラー強度の比較グラフである。
【図6】従来方法を説明する工程図である。
【符号の説明】
3 ドラムミキサー 4 無端移動グレート式焼成炉 10 貯槽 11 ドラムミキサー 12 ディスクペレタイザー 20 貯槽 21 ドラムミキサー 22 ディスクペレタイザー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若井 造 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 審査官 中村 朝幸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉鉄鉱石に媒溶剤を添加、混合した混合
    物を造粒して生ペレットに成形し、得られた生ペレット
    に粉コークスを被覆し、粉コークスを被覆した生ペレッ
    トを無端移動グレート式焼成炉で連続的に焼成する焼成
    塊成鉱の製造方法において、粉鉄鉱石を難造粒性の微粉
    鉄鉱石を含んだ粉鉄鉱石(A)と、難造粒性の微粉鉄鉱
    石を含まない粉鉄鉱石(B)に分け、バインダーとして
    使用する生石灰を粉鉄鉱石(A)に粉鉄鉱石(B)より
    も多く配合し、造粒して生ペレットを製造することを特
    徴する焼成塊成鉱の製造方法。
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