JPH04252725A - 車両用空調装置の臭気防止装置 - Google Patents

車両用空調装置の臭気防止装置

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JPH04252725A
JPH04252725A JP41624090A JP41624090A JPH04252725A JP H04252725 A JPH04252725 A JP H04252725A JP 41624090 A JP41624090 A JP 41624090A JP 41624090 A JP41624090 A JP 41624090A JP H04252725 A JPH04252725 A JP H04252725A
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cooling cycle
outside air
air
bypass
switch
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JP41624090A
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Hiroyuki Ban
博之 伴
Kiyoshi Fukushima
福島 潔
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Zexel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用空調装置にお
いて、冷房サイクルを停止した直後に発生する悪臭を防
止する臭気防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置の悪臭発生状況と
しては、空調装置の稼動前の臭い、空調装置の稼動直後
の臭い、冷房サイクルの稼動停止直後の臭い、及び空調
装置の稼動停止後のエバポレータの乾燥に伴う臭い等が
掌握されている。この臭いの内、空調装置の稼動直後の
送風機始動時に発生する悪臭の防止については、特開昭
62−160911号公報に、送風機上流側とエバポレ
ータ下流側を連通するバイパス通路を設けて、送風機始
動直後、エバポレータに滞留している悪臭を含む空気を
バイパス通路を介して外気導入口から外に排出し、所定
時間後通常運転に移行して悪臭の車室内への吹き出しを
防止する方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空調装置の稼
動中において、冷房サイクルの稼動停止直後に発生する
悪臭の防止については、従来何ら解決されておらず放置
されたままになっているのが現状である。
【0004】この冷房サイクル稼動停止直後に発生する
悪臭は、冷房サイクル駆動停止直後に吹出空気の相対湿
度が急激に上昇することによって感じられるものである
ことが、図5で示す実験結果により明らかにされている
【0005】このため、この発明は、冷房サイクル停止
直後の相対湿度の急激な上昇を抑えることによって、乗
員が感じる悪臭を防止する臭気防止装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明は図
1に示されるように、内外気の導入状態を決定する内外
気切換ドア5、及び冷房サイクルの一部を構成するエバ
ポレータ10を少なくとも有する空調ダクト2と、前記
エバポレータ10を迂回するように前記空調ダクト2の
前記エバポレータ10より上流側と下流側とを連通する
バイパス通路13と、前記冷房サイクルの稼動をオンオ
フする指令信号を出力するA/Cスイッチ15と、前記
バイパス通路13の開閉を行うバイパスドア14と、前
記A/Cスイッチ14により冷房サイクルをオフにする
指令信号が出力された場合に、この指令信号にかかわら
ず前記冷房サイクルの停止を所定時間遅延させる停止遅
延手段100と、前記A/Cスイッチ15により冷房サ
イクルをオフにする指令信号が出力された場合に、前記
内外気切換ドア5を外気導入を可能にするモードに設定
する外気導入モード設定手段110と、前記A/Cスイ
ッチ15により冷房サイクルをオフにする指令信号が出
力された直後から、前記バイパスドア14を所定の速さ
で開扉するバイパスドア開扉手段120とを具備するこ
とにある。
【0007】
【作用】したがって、この発明のおいては、冷房サイク
ルを停止するA/Cスイッチ15によって冷房サイクル
の稼動を停止する指令信号が出力された場合にタイマ手
段100を稼動させて所定時間冷房サイクルの停止を遅
延させ、その間、外気導入口4を開扉すると共に、バイ
パスドア14を徐々に開扉して、高温多湿の外気をバイ
パス通路13を介してエバポレータ10通過直後の低温
低湿の空気に混入させていき、吹出空気の相対湿度を徐
々に上げることによって冷房サイクル停止後の急激な相
対湿度の上昇が抑制され、急激な湿度の上昇によって乗
員の感じる悪臭を防止することができるものである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。図2において示される車両用空調装置1は、
空調ダクト2の最上流に内気導入口3及び外気導入口4
と、この内気導入口3及び外気導入口4を適宜選択する
内外気切換ドア5を有している。この内外気切換ドア5
の下流には送風機6が設けられ、この送風機6の下流に
はエバポレータ10が設けられている。
【0009】このエバポレータ10はコンプレッサ7、
コンデンサ8、及び膨張弁9と直列に接続されて冷房サ
イクルを構成し、この冷房サイクルはコンプレッサ7に
設けられた電磁クラッチ16を介してエンジン17と連
結されることによって稼動するものである。
【0010】前記エバポレータ10の下流には、ヒータ
コア11が設けられており、このヒータコア11は図示
しないラジエータから供給される温水量を電磁弁18に
よって調節することによって温度が調節されるものであ
る。このヒータコア11の上流側にはエアミックスドア
12が設けられ、このエアミックスドア12の開度によ
ってヒータコア11を通過する空気が調整されるもので
ある。また、空調ダクト2の最下流には、デフ吹出口1
9、ベント吹出口20、及びフット吹出口21が設けら
れ、モードドア22によって適宜選択されるものである
【0011】上述の車両用空調装置1において、内外気
切換ドア5によって選択された内気導入口3又は外気導
入口4から送風機6の稼動によって内気又は外気が吸入
され、空調ダクト2の下流側に送風されるものである。 この吸入された空気は、エバポレータ10を通過するこ
とによって冷却され、ここで冷却された空気は、エアミ
ックスドア12によってヒータコア11を迂回する空気
とヒータコア11を通過する空気に選択されるものであ
る。このヒータコア11を迂回して冷却されたままの空
気と、ヒータコア11を通過することによって加熱され
た空気は、ヒータコア11の下流において混合され、所
望の温度に温調された空気になり、モードドア22によ
って選択された吹出口19〜21から吹き出すものであ
る。
【0012】さらに、この空調装置1においては、エバ
ポレータ10を迂回するように送風機6の下流側とエバ
ポレータ10及びヒータコア11の間を連通するバイパ
ス通路13が設けられ、このバイパス通路13を開閉す
るバイパスドア14がこのバイパス通路13の流路上に
設けられている。
【0013】この車両用空調装置1を制御するために、
マイクロコンピュータ23が設けられており、マルチプ
レクサ(MPX)24、A/D変換器25を介して入力
される熱負荷信号、例えば車室内温度センサ26、車外
温度センサ27、及び日射量検出センサ28等の信号、
及び下記する操作パネル29からの信号を処理実行する
ことによって、内外気切換ドア5のアクチュエータ31
a、送風機6、コンプレッサ7の電磁クラッチ16、ヒ
ータコア11の電磁弁18、バイパスドア14のアクチ
ュエータ31b、エアミックスドア12のアクチュエー
タ31c、及びモードドア22のアクチュエータ31d
を、出力回路30a〜30gに出力することによって制
御するものである。
【0014】このマイクロコンピュータ23は、図示し
ない中央演算処理装置(CPU)、読出専用メモリ(R
OM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力ポ
ート(I/O)等により構成されるそれ自体公知のもの
である。
【0015】操作パネル29は、送風機6の送風量を手
動により切り換えるFANスイッチ32、吹出モード上
吹出モード又は下吹出モードに手動により切り換えるM
ODEスイッチ33、車室内の温度設定を行う温度設定
スイッチ34a,34b、デフロストを行うDEFスイ
ッチ35、空調装置1の制御を自動によって行うAUT
Oスイッチ36、冷房サイクルをオンオフするA/Cス
イッチ15、吸入空気のモードを内気循環モードに設定
するRECスイッチ37、及び空調装置1の駆動を停止
するOFFスイッチ38を有しており、またマイクロコ
ンピュータ23によって表示回路39を介して制御され
る表示部40を有している。この表示部40には、現在
の送風機6の風量を示すファンの絵表示部40a、吹出
モードを矢印で示す人型の絵表示部40b、及び設定温
度を液晶によって示す液晶表示部40cがある。
【0016】図3に前記マイクロコンピュータ23にお
いて実行されるプログラムのフローチャートを示し、以
下このフローチャートに沿って説明する。
【0017】このプログラムは、A/Cスイッチ15に
より冷房サイクルの稼動を停止する信号を検出した時点
でメインプログラムから下記するプログラムに割り込む
もので、ステップ200からスタートするものである。
【0018】ステップ210において、カウンタt及び
空気導入モード変更フラッグpを初期値0に設定し、ス
テップ220において、タイマ時間長α及びバイパスド
ア開扉速度設定値βの設定を行う。このα及びβは、図
5で示すように温度によって相対湿度及びこの相対湿度
による臭気強度の立上り状態が異なるために、車室内温
度及び外気温度等の諸条件から実験的に最も効果的な数
値に設定するものである。このαは、図4で示すバイパ
スドア開度状況を示すグラフのバイパスドア開扉時間t
2 を設定するものであり、βはt1 までの時間を設
定するものである。
【0019】ステップ230において、現在の空気導入
が外気導入であるか否かの判断が行われ、外気導入であ
る場合は、ステップ260へ進み、外気導入以外である
場合(内気導入及び混合気導入モード)には、ステップ
240において外気導入モードに設定し、ステップ25
0において外気導入モード変更フラッグpを1としてス
テップ260に進む。
【0020】ステップ260において、タイマ基準定数
Tに前記タイマ時間長αを代入し、ステップ270にお
いてカウンタtとタイマ基準定数Tを比較する。カウン
タtがタイマ基準定数Tに到達するまで(t<T)は、
ステップ280でカウンタtを1づつ増加させ、ステッ
プ290ではバイパスドア開度が100〔%〕以上にな
らないように判定している。つまり、ステップ290に
おいて、Θ<100がノーと判定される場合は、図4の
t1 〜t2 までの期間である。
【0021】ステップ300では、バイバスドア開度Θ
が下記する数式1で求められる。
【0022】
【数1】Θ=(100/T)・t・β〔%〕
【0023
】これによって、バイパスドア14は、βの値によって
設定された開度Θでもって漸増的に開扉していくもので
ある(t0 〜t1 )。
【0024】ステップ270において、カウンタtがタ
イマ基準定数Tに到達した場合、所定期間が完了したも
のと判断し、ステップ310に進んで電磁クラッチ16
をオフする。これによって、冷房サイクルは停止するも
のである。更に、ステップ320においてバイパスドア
開度Θを”0”に設定することによって閉扉し、ステッ
プ330において外気導入モード変更フラッグpの値が
”1”か否かが判定され、”1”の場合は前記ステップ
230乃至250において外気導入モードに変更されて
いるため、外気導入モードを解除してステップ230以
前のモードに戻すものである。以上操作をステップ35
0において完了し、メインプログラムに戻るものである
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、A/Cスイッチの押下後、所定期間冷房サイクルの停
止を遅延させ、この間にエバポレータ通過直後の空気に
外気を徐々に混入させるようにしたため、冷房サイクル
停止直後の相対湿度の急激な上昇を抑制でき、これによ
って乗員の感じる悪臭を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例の車両用空調装置の説明図で
ある。
【図3】この発明のマイクロコンピュータで実行される
プログラムのフローチャート図である。
【図4】バイパスドア開度の動作を示したグラフ図であ
る。
【図5】相対湿度と臭気強度の関係を示したグラフ図で
ある。
【符号の説明】
1  空調装置 2  空調ダクト 3  内気導入口 4  外気導入口 5  内外気切換ドア 6  送風機 7  コンプレッサ 8  コンデンサ 9  膨張弁 10  エバポレータ 11  ヒータコア 12  エアミックスドア 13  バイパス通路 14  バイパスドア 15  A/Cスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内外気の導入状態を決定する内外気切
    換ドア、及び冷房サイクルの一部を構成するエバポレー
    タを少なくとも有する空調ダクトと、前記エバポレータ
    を迂回するように前記空調ダクトの前記エバポレータよ
    り上流側と下流側とを連通するバイパス通路と、前記冷
    房サイクルの稼動をオンオフする指令信号を出力するA
    /Cスイッチと、前記バイパス通路の開閉を行うバイパ
    スドアと、前記A/Cスイッチにより冷房サイクルをオ
    フにする指令信号が出力された場合に、この指令信号に
    かかわらず前記冷房サイクルの停止を所定時間遅延させ
    る停止遅延手段と、前記A/Cスイッチにより冷房サイ
    クルをオフにする指令信号が出力された場合に、前記内
    外気切換ドアを外気導入を可能にするモードに設定する
    外気導入モード設定手段と、前記A/Cスイッチにより
    冷房サイクルをオフにする指令信号が出力された直後か
    ら、前記バイパスドアを所定の速さで開扉するバイパス
    ドア開扉手段とを具備することを特徴とする車両用空調
    装置の臭気防止装置。
JP41624090A 1990-12-28 1990-12-28 車両用空調装置の臭気防止装置 Expired - Lifetime JP2787621B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100973442B1 (ko) * 2003-08-30 2010-08-02 한라공조주식회사 자동차의 성에 재발 방지방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100973442B1 (ko) * 2003-08-30 2010-08-02 한라공조주식회사 자동차의 성에 재발 방지방법

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