JPH04251020A - トレイ型仕分装置 - Google Patents

トレイ型仕分装置

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JPH04251020A
JPH04251020A JP9564791A JP9564791A JPH04251020A JP H04251020 A JPH04251020 A JP H04251020A JP 9564791 A JP9564791 A JP 9564791A JP 9564791 A JP9564791 A JP 9564791A JP H04251020 A JPH04251020 A JP H04251020A
Authority
JP
Japan
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tray
rotating body
sorting device
sorting
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP9564791A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hayakawa
早川 政広
Shigeharu Yokoya
重治 横矢
Tokio Niimi
新見 時雄
Motoki Ina
伊奈 基樹
Takashi Komatsu
小松 尚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
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Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
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Publication of JPH04251020A publication Critical patent/JPH04251020A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物流過程において各種
荷物を行く先毎、或は種別毎に仕分けする際に用いて好
適なトレイ型の物品仕分装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている仕分装置には、
例えばコンベア上に仕分ける物品を配置し、所定の仕分
け位置において物品を適宜横取りする方式や、コンベア
上に連続的に取り付けられているトレイに順次物品を載
置し、所定の仕分け位置においてトレイを傾斜させて物
品を滑降させる方式等の種々のものがある。
【0003】しかし、前記横取り方式は物品の形状によ
り制約を受けることが多く、多種多量の物品を取り扱う
仕分け工程にはそぐわない。一方、前記トレイを傾斜さ
せる方式は、物品搬送中においてトレイを水平になし、
仕分け位置でトレイの進行方向に対し真横方向に傾斜さ
せ、物品を滑降させるものである。ところが、滑降中も
トレイは移動しているので、物品は斜め前方に滑降する
ことになる。また、滑降時間、滑降距離は物品の重量に
よっても異なる。従って、物品を受ける場所の面積に余
裕を設けないと、物品が完全に滑降しないうちに次の荷
受け場所にかかる等の不都合が生じる。この問題は、ト
レイの移動速度が大になるほど顕著になり、高速仕分け
を図る際の障害になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、USP4.7
44.454号公報に開示されているように、物品を載
置したトレイを斜め前方に傾斜し得るものが提案された
。しかし、前記公報に開示されたものは、回転用ベアリ
ングやシャフトが2個必要であり、ユニバーサルジョイ
ントをも必要とする上に、滑降位置においてトレイを傾
斜させるレバー、ロック機構等が個別に設けられるなど
、全体が複雑な構造になっている。したがって、当然、
部品点数、組立工数の何れも多く、これらが相まってコ
スト高の要因になるばかりでなく、メンテナンス時にお
ける作業が煩雑になる等の問題があった。本発明は前記
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は上述の
従来の装置の如く複雑な構造を用いることなく、トレイ
を進行方向に対し斜めに傾斜させて仕分け物品を確実に
滑降させるトレイ型仕分装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る目的は、物
品を載置するためのトレイを有する台車を台車走行路に
よって走行させると共に、前記トレイを傾斜させて物品
を滑降させるトレイ型仕分装置において、頂部にトレイ
を有し、かつ前記台車上の傾斜面に直交する下方の軸心
と垂直な軸心を有し、当該下方の軸心を中心に回動自在
に設けられた略く字型の柱状回転体を備えており、前記
下方軸心に略交差するように作動アームが設けられ、前
記作動アームの自転動作に連動して前記柱状回転体の旋
回を阻止可能なストッパを備えており、前記作動アーム
が物品仕分け位置において他の付勢手段により付勢され
ることにより、前記柱状回転体が前記下方の軸心を中心
に旋回し、前記トレイが傾斜するように構成したトレイ
型仕分装置によって達成される。更に、本発明に係る前
記目的は、頂部にトレイを有し、かつ前記台車上の傾斜
面に直交する下方の軸心と垂直な軸心を有し、当該下方
の軸心を中心に回動自在に設けられた略く字型の柱状回
転体と、前記柱状回転体の下方の軸心に略交差するよう
に自転可能に設けられ、その軸心方向に対し交差する方
向に設けられた回動付勢手段の付勢により自転する作動
アームと、前記作動アームの自転動作に連動して前記柱
状回転体の旋回と旋回阻止を行うストッパと、前記台車
走行路に沿って設けられ、前記回動付勢手段を付勢して
前記作動アームを自転せしめると共に、作動アームをガ
イドして前記柱状回転体を旋回せしめるガイド部材とに
より構成したトレイ型仕分装置によっても達成し得る。
【0006】
【作用】即ち、く字型の柱状回転体は、台車が通常走行
にある時は台車に固定され、その頂部に設けたトレイは
水平状態になされる。従って、物品仕分け位置以外では
、トレイに載置された物品が滑降することはなく、仕分
けは行われない。しかし、仕分け位置においては、ガイ
ド部材による作動アームの回動付勢、或はガイド部材に
よる作動アームの自転と回動付勢が行われ、回転柱状回
転体の固定が解除されて旋回を行うようになる。柱状回
転体は所定角度をもって台車に回動自在に設けられ、且
つく字型に曲がった形状であるから、回転体の下部が軸
心を中心に旋回すると上部が振れるようになる。従って
、柱状回転体の頂部に設けたトレイが斜め前方に傾斜し
、物品が滑降して仕分けが行われる。  前記構成のト
レイ型仕分装置にあっては、回動部は台車と柱状回転体
との間だけであり、構造を極めて簡単になすことができ
る。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図4を参照して本発明を適用し
たトレイ型仕分装置の第1実施例を説明する。  なお
、図1はトレイ型仕分装置(以下、単に仕分装置という
)の側面図、図2は正面図、図3は要部の拡大側面図、
図4は要部の拡大平面図である。実施例の説明にあたっ
ては、仕分装置1の進行方向から見た側面を正面、進行
方向に対し左右から見た場合を側面、上から見た場合を
平面とする。
【0008】仕分装置1の基本構成は、一対のレール2
a、2bに案内されつつ移動する台車11、台車11に
所定角度で設けられた架台21、側面から見て略く字状
に形成した柱状回転体31、この回転体31の回転と固
定とを行う駆動部41、更に回転体31の上部に設けら
れたトレイ51からなる。
【0009】以下、各部の構成を順次説明すると、架台
21の下部は台車11を構成する基板3に固定され、こ
の基板3にはスペーサ4を介して基板5が固定されてい
る。基板3、5間には、所定間隔Laをもって一対のロ
ーラ支持具6が設けられている。
【0010】ローラ支持具6は同一構造であるので、そ
のうちの一方について説明すると、4個のローラ7a、
7b、7c、7dを上下左右に、換言すれば十字型に回
転自在に支持するように構成したものである。すなわち
、ローラ7a、7bは、第2図に示すようにレール2a
の2側面に接触して回転するようになされ、ローラ7b
はレール2aの下側面に接触して回転する。また、ロー
ラ7c、7dは、レール2bの2側面に接触して回転す
るようになされ、ローラ7dはレール2bの上面に接触
しつつ回転する。
【0011】前記構成は、仕分装置1全体の倒れを防止
するためのものである。すなわち、ローラ7aがレール
2aに接触し、ローラ7cがレール2bに接触すること
により、図2で時計方向への倒れを阻止することができ
る。また、ローラ7bとレール2aとの接触、ローラ7
cとレール2bとの接触によって、反時計方向への倒れ
を阻止することができる。更に、仕分装置1の前後方向
(進行方向及び逆方向)の倒れは、所定間隔Laをもっ
て一対のローラ支持具6を設けることによって阻止でき
る。
【0012】次に、架台21について説明すると、進行
方向に対し例えば45゜の傾斜に設けた固定部22、こ
の固定部22を支持するための高さの異なる一対の支持
部23、24によって構成されている。固定部22の上
面には、第3図に一部切り欠きで示したように環状ハウ
ジング23が固定され、ハウジング23の内側面に形成
した段差部には環状の軸受け部24が嵌合されている。   ハウジング23及び軸受け部24は、回転体31を
軸心aを中心に回動自在に支持するためのものであり、
時の受け部24の内側に回転体31の径小部32が嵌合
されている。
【0013】そして、ハウジング23の上端部には、軸
受け部24の抜け止めを行う環状の蓋体25が固定され
、回転体31の底面には径小部32より径大の蓋体33
が固定されている。従って、軸受け部24は、ハウジン
グ23と蓋体24及び径小部32と蓋体33とによって
形成される環状溝部に嵌合されたようになる。この結果
、回転体31は固定部22に回動自在に支持されると共
に、抜け出し防止および軸方向の位置調整ができる構成
となっている。
【0014】柱状回転体31は側面から見て、言い換え
れば進行方向に直交する方向から見て略く字状に形成さ
れている。これはトレイ51を3次元的に、換言すれば
スパイラル状に運動させ、進行方向の斜め前方に傾斜さ
せるための基本的構成である。このように、柱状回転体
31の曲げ位置xから下部31aは、上記のように軸心
aを中心に回動する。この軸心aは、架台21の固定部
22に対しては直角であるが、固定部22が台車11に
対し45゜傾斜している。従って、柱状回転体31は、
実質的に台車11に対し45゜の角度で設けられている
ことになる。
【0015】本実施例においては、柱状回転体31の曲
げ位置xから上部31bの軸心bは、軸心aに対し45
゜に設定されている。従って、回転体31が軸心aを中
心に例えば360゜回転したと仮定すれば、曲げ位置x
から上部31bの軌跡は45゜の角度で漏斗状に回転す
ることになる。なお、実際には回転体31を360゜回
転させることはなく、適宜範囲にて回転する。この柱状
回転体31の回転動については、駆動部41の説明と共
に後述する。
【0016】柱状回転体31について留意すべきは、こ
の柱状回転体31のxから下部31aが前記のように回
転するにともない、xから上部31bが各図に実線で示
す状態(直立状態)から傾斜することにある。駆動部4
1は、回転体31の回動と回動停止とを行う部分である
。駆動部41は、柱状回転体31の下部31aに回転自
在に挿通した作動アーム42、その両端に設けた一対の
ホイール43a、43b、作動アーム42と一体に回転
するストッパ44、係止部45等により構成されている
【0017】すなわち、図4に明示したように、回転体
31の下部31aには横方向に挿通するようにして軸受
け46が設けられ、作動アーム42は軸受け46により
回転自在に支持される。ストッパ44は平面コ字状に形
成され、その両端部に軸止め47a、47bが設けられ
ている。作動アーム42とストッパ44とは、軸止め4
7a、47bにおいて固定されている。したがって、作
動アーム42とストッパ44とは、図1及び図3矢印c
で示すように回動するようになる。また、作動アーム4
2に前記のようにストッパ44を固定することにより、
作動ストッパ44の長手方向の位置決めと、抜け出し防
止が行われる。
【0018】柱状回転体31の前面側部には板状のバネ
係止部61が設けられ、このバネ係止部61にガイド棒
62が挿通している。ガイド棒62はバネ63を挿通し
、その下端はストッパ44の中央下部に設けた固定部6
4に固定されている。したがって、バネ63はバネ係止
部61を支点とし、ガイド棒62に沿ってストッパ44
全体を常に下方に付勢するようになる。
【0019】一方、ストッパ44の前面には、特に図2
に明かなように係止用突起47が設けられている。また
、固定部22上の柱状回転体31の前部位置には、図1
及び図3に示したように板状の係止部材71が固定され
ている。そして、係止部材71の上端で、前記係止用突
起47の下部に相当する位置には、係止用突起47を係
止するための凹部72が形成されている。
【0020】これに対し、係止用突起47は、当然のこ
とながら柱状回転体31の回転位置に対応して位置が変
わる。しかし、各図に示した位置においては係止用突起
47が凹部72の真上に位置決めされ、しかもバネ63
によりストッパ44と一体に下方に付勢されているので
、係止用突起47が凹部72に係合し、回転体31の回
転を阻止するようになる。すなわち、凹部72と係止用
突起47との係合を解除しない限り、柱状回転体31は
回動不可になり、トレイ51は水平状態を維持する。
【0021】物品を搬送する際は、バネ63の作用によ
り係止用突起47が凹部72に係合し、柱状回転体31
がロックされた状態になる。この場合、トレイ51は図
1に実線で示すように水平状態になり、トレイ51上に
載置した物品が滑降することはない。仕分装置1の移動
は、装置1全体を牽引することにより行われる。そして
、トレイ51上に載置した物品を滑降させる場合は、図
2に仮想線で示すようなガイド部材100が作動アーム
42のローラ43bに対応し、まず作動アーム42が自
転するように案内されて、凹部72と係止用突起47と
の係止が解除されてから、作動アーム42が旋回するよ
うに案内される。  これにより、柱状回転体31を回
転させてトレイ51を斜め前方に傾斜させることができ
る。
【0022】すなわち、物品を滑降させる位置において
、図2に例示したように仕分装置1の進行方向をガイド
部材100を張り出させると、ローラ43bがガイド部
材100に接触する。ガイド部材100は、ローラ43
bを上方に移動させるように回転すると共に、作動アー
ム42全体を回動させるように形成されている。したが
って、ローラ43bの運動により、作動アーム42とス
トッパ44とが図3に矢印dで示すように回動し、スト
ッパ44がバネ63に抗して上方に持ち上げられるよう
になる。この結果、係止用突起47が凹部72から外れ
、柱状回転体31が回転し得る状態になされる。
【0023】このような運動が行われている間、仕分装
置1は移動を続けているので、ローラ43aはガイド部
材100に沿って図2に仮想線で示すように移動する。 この移動にともない、作動アーム42によってストッパ
44、柱状回転体31が一体になって回動する。但し、
柱状回転体31の下部31aは前記のように軸心aを中
心に回動し、上部31bが漏斗状に、換言すれば図2に
仮想線で示すように回動し、トレイ51が傾斜するよう
になる。
【0024】ちなみに、本実施例では下部31aを45
゜傾斜させているので、下部31aを45゜回動させた
場合、トレイ51は進行方向の斜め前方に仮想線で示す
ように30数度傾斜する。この結果、トレイ51上に載
置された物品がトレイ51の傾斜方向に滑降し、物品の
仕分けが行われることになる。また、仕分け動作の後は
、他のガイド部材により作動アーム42を付勢し、柱状
回転体31を逆回転させて非仕分け時の状態に戻す。
【0025】このように、本実施例に示した仕分装置1
は、回動部分は架台21と回転体31との接触部分だけ
であり、回動を円滑に行うためのベアリング機構、即ち
軸受け部は1個だけでよい。また、柱状回転体31も上
下一体であり、内部に折り曲げ構造等を設ける必要がな
い。更に、柱状回転体31の回動と固定も極めて簡単な
構造の作動アームとロック機構により行われる。従って
、仕分装置1の全体構造は簡略化され、部品点数、作業
工数の削減を図ることができる。
【0026】次に、図5〜図10を参照して本発明の第
2実施例を説明する。なお、仕分装置1に関する本実施
例の特徴は、係止用突起47と凹部72とのロック解除
を円滑になすため、作動アーム42に一対のローラ81
a、81bを設けると共に、トレイ51の回転角度を規
制するガイドアーム82と一対のストッパ83a、83
bを設けたことにある。故に、第1実施例と同一の作用
をなす部材には同一の符号を付し、説明を省略する。 
 図面については、図5〜図8が第1実施例で参照した
図1〜図4に相当し、図9及び図10はガイド装置20
0を示すものである。
【0027】仕分装置1について説明すると、作動アー
ム42の両側ほぼ中間位置にローラ81a、81bが設
けられ、作動アーム42を図6に示す矢印d方向に回転
させてロック解除を円滑に行い得るようになされている
。なお、作動アーム42の回転動作については、後にガ
イド装置200に関連して詳細に説明する。
【0028】柱状回転体31の下部31aには、ハウジ
ング23上に延長し且つハウジング23の側面に沿うよ
うに折り曲げたL字状のガイドアーム82が設けられ、
固定部22でガイドアーム82の回転軌跡上に、一対の
ストッパ83a、83bが設けられている。したがって
、柱状回転体31が回転するとガイドアーム82も一体
に回転し、ストッパ83a、83bに当接した位置で回
転停止になす。なお、ストッパ83a、83bの設置位
置は、柱状回転体31の回転角度設定に対応して自在に
変更されるものであり、ガイドアーム82との接触面に
は緩衝部材が設けられている。
【0029】次に、ガイド装置200の構造について説
明する。ガイド装置200は、レール2a、2bの両側
に沿って設けられた枠体201に物品仕分け位置に対応
して適宜設けられるが、図9においてはレール2bと一
方のガイド装置200について説明する。先ず、ガイド
装置200の構造を大別して説明すると、支点ピン20
2を中心に回動するガイド部材203、このガイド部材
203を図9で反時計方向に常に付勢する付勢バネ20
4、物品仕分け時にガイド部材203を付勢バネ204
に抗して時計方向に回動付勢するシリンダ205等によ
り構成されている。
【0030】支点ピン202は枠体201上に植立状に
固定されたものであり、この支点ピン202に平面から
見てL字状に形成されたガイド部材203の折り曲げ位
置が回動自在に取り付けられ、ガイド部材203の一端
203aはシリンダ205に取り付けられている。しか
し、ガイド部材203は、支持板206に固定されたガ
イド棒207にガイドされた付勢バネ204によって常
に反時計方向に付勢されているので、物品の仕分けを行
わない場合は、付勢バネ204により図9に仮想線で示
した位置に位置決めされる。また、物品の仕分けを行う
場合はシリンダ205を駆動し、付勢バネ204に抗し
て仮想線で示した位置から実線で示した位置に回動付勢
する。
【0031】ガイド部材203の側面にはL字金具21
1が固定され、仕分装置1の進行方向Rに向かって斜め
下方に傾斜する棚状のガイド部G1と、L字金具211
の一端を進行方向Rに向かって斜め上方に傾斜するよう
に折り曲げて形成したガイド部G2とが設けられている
。ガイド部G1、G2の間隔Lbは、一対のホイール4
3a、43bの内側面からローラ81a、81bの中心
までの間隔Lに対し大に設定されている。従って、物品
の仕分けを行わない時、換言すればガイド部材203が
図9に仮想線で示す状態に位置決めされている時は、ロ
ーラ81a、81bはガイド部材G2に乗り上げること
なく、ガイド部G1、G2間を通り抜ける。この位置関
係は、図8にホイール43b、ローラ81bを援用して
模式的に示されている。
【0032】ガイド部G1は、物品仕分け時に一対のホ
イール43a、43bのうちの一方、本実施例において
はホイール43aをガイドして柱状回転体31を図9で
時計方向に回転させるためのものである。また、ガイド
部G2は、物品仕分け時にローラ81aを乗り上げさせ
て作動アーム42を図7に示した矢印d方向に回転させ
、係止用突起72を凹部47から抜け出させるためのも
のである。
【0033】ストッパ221は、ガイド部材203を回
動付勢したときの位置決めを行うものであり、L字金具
を枠体201上に固定したものである。ストッパ221
の側面であって、ガイド部材203の先端部203bが
当接する面には緩衝部材222が設けられ、その下部に
は補強部材223が設けられている。本実施例では、ス
トッパ221はネジ止めにより枠体201に固定してい
るが、固定位置を調整し得るようにネジ挿通口224は
長穴に形成されている。
【0034】次に、ガイド装置200のガイド作用につ
いて説明する。物品の仕分けを行わない場合は、シリン
ダ205を駆動せず、ガイド部材203を図9に仮想線
で示す位置に位置決めする。この状態で矢印R方向に仕
分装置1が進行してくると、ホイール43aはガイド部
材203の外側を通過し、ローラ81aはガイド部G1
、G2間を通り抜ける。  したがって、カイド装置2
00は仕分装置1に対し何等の作用も及ぼさず、トレイ
51のスパイラル状回転もないので、物品の仕分けは行
われない。
【0035】一方、トレイ51に載置した物品を仕分け
する場合は、シリンダ205を駆動してガイド部材20
3を図9の仮想線の位置から実線で示す位置に回動させ
る。この回動は付勢バネ204に抗して行われるが、ガ
イド部材203の先端部203bがストッパ211の側
面に当接して停止する。この状態では、ガイド部G1が
ホイール43aの通過経路に張り出したようになり、ガ
イド部G2がローラ81aの通過経路に位置決めされる
。仕分装置1が矢印R方向に進行してくると、ローラ8
1aが図10に示すようにガイド部G2に乗り上がるよ
うになり、これにともなって作動アーム42と一体にス
トッパ44を矢印d方向に回動させる。したがって、ス
トッパ44に設けられた係止用突起47が凹部72から
抜け出し、柱状回転体31はロック解除になり、回動し
やすくなる。
【0036】トレイ51が水平状態にある時、ホイール
43a、43bは図7に示すように傾斜しているが、ロ
ーラ81aがガイド部G2に乗り上げ、作動アーム42
が矢印d方向に回動するとホイール43a、43bがほ
ぼ水平状態になり、ガイド部材203の側面に接触した
場合に回転しやすくなる。ガイド部材203は、図9に
示したようにホイール43aの通過方向に斜めに張り出
すのであるから、仕分装置1が矢印R方向に進行しても
、ホイール43aは矢印R方向に直線状に進行すること
ができない。したがって、仕分装置1が矢印R方向に進
行するにつれて、ホイール43aがガイド部G1に接触
しながら半時計方向に回転するようになる。仕分装置1
は休みなく進行を続け、柱状回転体31と作動アーム4
2、ホイール43aは一体に反時計方向に回動する。 この関係を柱状回転体31とホイール43aについてみ
ると、柱状回転体31が反時計方向に回転しながら矢印
R方向に先行し、ホイール43aも反時計方向に回転し
ながら追尾するようになる。
【0037】このように、柱状回転体31が回転するこ
とによりトレイ51が回転しながら傾斜し、トレイ51
上に載置した物品を図示を省略した仕分け位置に滑降さ
せて仕分けを行う。そして、ホイール43aが反時計方
向に回転しながら支点ピン202の近傍まで移動し、次
いでガイド部材203の側面から外れた時点で柱状回転
体31の回転とトレイ51の傾斜が停止になり、仕分け
作業が終了する。
【0038】ところで、トレイ51上には物品が載置さ
れているのであるから、トレイ51が傾斜する間に物品
の重みにより加速がつき、仕分けを行った後に惰性によ
り更に回転を継続する事態が考えられる。このような事
態が発生すると、柱状回転体31やホイール43aの回
転停止位置が変動し、後に第4実施例として説明する元
の位置への復動を行いにくくなる。そこで本実施例では
、図7及び図8に示したように柱状回転体31にガイド
アーム82を設けると共に、ガイドアーム82の回転軌
跡上にストッパ83a、83bを設け、柱状回転体31
の回転停止位置を特定し得るように構成した。すなわち
、本実施例においては、ガイド部材203によりホイー
ル43aが半時計方向に回転を行っている間に物品の仕
分けが行われ、仕分け終了時の回転位置を所望回転位置
に特定することができる。
【0039】そして、物品の仕分け終了後に、シリンダ
205の駆動を解除すると、付勢バネ204によりガイ
ド部材203が支点ピン202を中心に反時計方向に付
勢される。ガイド部材203は元の位置、すなわち仮想
線で示した位置に復動して一連の仕分け作業が終了する
【0040】次に、図11〜図14を参照して第3実施
例を説明する。なお、本実施例と前記各実施例との相違
点は、仕分装置1とガイド装置200の双方にある。す
なわち、仕分装置1についは前記一対のローラ81a、
81bを設けることなく、一対のホイール43a、43
bの中心軸を延長するようにしてガイド棒301a、3
01bを設けたことにある。また、ガイド装置200に
ついては、前記第2のガイド部G2に代えて、係止用突
起47と凹部72とのロックを解除するロック解除ピン
302を設けたことにある。したがって、前記各実施例
と同様の作用をなす部分には同一の符号を付し、重複説
明を省略する。
【0041】すなわち、図10及び図11に示すように
、一対のホイール43a、43bの下部に、ガイド棒3
01a、301bが設けられている。各ガイド棒301
a、301bは一対のホイール43a、43bの支軸を
介して作動アーム42に一体に取り付けられているので
、例えばガイド棒301bを図11で時計方向に回転付
勢すると、作動アーム42が矢印d方向に回転する。
【0042】一方、ガイド装置200については、ガイ
ド部材203の側面にロック解除ピン302が設けられ
ている。ロック解除ピン302は、仕分装置1が矢印R
方向に進行する際、ガイド棒301aが当接し得るに高
さに設けられる。しかし、ガイド部材203が図13に
仮想線で示す位置に位置決めされている場合、換言すれ
ば仕分けを行わない場合は、ホイール43aと共にガイ
ド棒301aもガイド部材203の外側を通過するので
、ロック解除ピン302はガイド棒301aに何等の作
用も及ぼさない。
【0043】物品の仕分けを行う場合は、シリンダ20
5を駆動してガイド部材203を図14に実線で示した
位置に位置決めする。この状態で仕分装置1が矢印R方
向に進行してくると、ガイド棒301aが図14に示す
ようにロック解除ピン302に当接する。仕分装置1の
進行にともなってガイド棒301aが反時計方向に回転
し、作動アーム42、ストッパ44が一体に矢印d方向
に回転する。この結果、係止用突起47と凹部72との
ロックが解除され、柱状回転体31が回転自在になる。
【0044】そして、仕分装置1は進行し続けているの
で、ホイール43aがガイド部材203の側面に当接し
、次いで仕分装置1の進行にともなって反時計方向に回
動するようになる。この回動により、柱状回転体31が
スパイラル状に回転し、前記同様に物品の仕分けが行わ
れる。  物品の仕分け終了後にシリンダ205の駆動
を停止し、付勢バネ204によりガイド部材203を元
の位置、すなわち仮想線で示した位置に復動させて一連
の仕分け動作が終了する。
【0045】次に、図15及び図16を参照して第4実
施例を説明する。なお、本実施例は前記ガイド装置20
0で回動させたホイール43aを復動させるための復動
ガイド装置に関するものである。復動ガイド装置400
は、基本的には板状ガイド部材401をホイール43a
の通過位置に斜めに固定したものであるが、物品仕分け
時における前記ガイド部材203とは方向が異なってい
る。すなわち、前記ガイド部材203は、ホイール43
aを反時計方向に回動させるように斜めに位置決めされ
たが、復動ガイド装置にあってはホイール43aを時計
方向に回動させるように斜めに位置決めされている。ま
た、復動ガイド部材401の側面には、長手状のL字金
具402が固定され、第2実施例で説明したローラ81
aを復動させ、ホイール43aが仕分け開始以前の位置
に復動した時点で柱状回転体31を再ロックし得るよう
になされている。
【0046】先ず、第2実施例で説明したホイール43
aの復動動作について説明すると、ホイール43aを仕
分け以前の位置に復動させておかなければ次の仕分けを
行うことができない。  そこで、例えばガイド装置2
00の設置位置に続いて枠体201上に固定部材403
、404により復動ガイド部材401を固定する。前記
仕分けを行った後のホイール43aは、図15に示すよ
うに枠体201の近傍に位置し、ローラ81aの位置は
更にレール2b寄りになる。  復動ガイド部材401
の先端401aは、矢印R方向に進行するホイール43
aとローラ81aとの間に入り込むように位置決めされ
ている。したがって、R方向に進行してくるホイール4
3aとローラ81aとの間に、復動ガイド部材401が
介在するようになる。
【0047】仕分装置1がR方向へ進行するにつれて、
ホイール43aは復動ガイド部材401に沿って次第に
外側に移動するようになるが、この移動はホイール43
aが図7等に示したようにR方向に直交する方向に回転
することであり、言い換えれば時計方向に回転すること
である。すなわち、ホイール43aはガイド装置200
においては、ガイド部材203により反時計方向に回転
し、復動ガイド装置400の復動ガイド部材401によ
り時計方向に回転する。
【0048】なお、仕分けが終了した時点では、ホイー
ル43aの位置は定状状態の位置より低下しているが、
復動が進むにつれて次第に定状状態の位置に近づくよう
になる。次いで、ローラ81aがL字金具402上に乗
り上がり、仕分装置1のR方向への進行にともなって図
16に示すように上方に移動する。この結果、復動時に
おいても作動アーム42が矢印d方向に回動し、ストッ
パ44も同一方向に回動する。故に、係止用突起47が
凹部72に係止することはなく、ホイール43aの回転
により柱状回転体31が円滑に副動する。そして、ホイ
ール43aが元の位置に復動し、ローラ81aがL字金
具402の終端402aから外れると、ローラ81aが
d方向とは逆向きに回転するようになり、作動アーム4
2、ストッパ44もバネ63により付勢されてd方向と
は逆方向に回転するようになる。この結果、係止用突起
47が凹部72に係止し、柱状回転体31、作動アーム
42、ホイール43a等が全て元の状態、すなわち仕分
け以前の状態に復動する。
【0049】また、前記第2実施例(図5乃至図10)
においては、ローラ81aがガイド部G2に乗り上げる
ことにより、作動アーム42が矢印d方向に回動する構
造としたが、本発明はこのような構成に限定されるもの
ではなく、図17に示す第5実施例のように構成しても
よい。図17に示す構造は、(作動アームの片側のみ図
示)板状の作動アーム42の先端側には、前記実施例の
ようにホイール43aが支持シャフト48に回転自在に
保持されており、アーム途中には前述のローラ81aと
ほぼ同じ箇所に設けられた張出部55とその先端部分に
適宜傾斜面を有した当接プレート56とからなる部材が
設けられている。そして、作動アーム42を矢印d方向
に回転させる場合には、当接プレート56に対応するよ
うに設置された回転自在なガイドローラG3により行う
ことができる。
【0050】以上に本発明の実施例を説明したが、本発
明は前記に限定されるものではない。  例えば、回転
体31は円柱状に形成されているが、角型であってもよ
い。更に、架台21の傾斜角度は45゜に限定されない
。支持部23、24は板体によって構成されているが、
円筒体や箱体の上面を45゜に切断し、切断面を固定部
22によって閉塞した構造であってよい。トレイ51の
大きさは、第1図に仮想線で示すように任意に選定する
ことができる。更に、復動ガイド装置400を構成する
ガイド部材401の傾斜角度は、図15に仮想線で示す
ように任意に設定できる。前記実施例は、仕分装置1の
進行方向の片側にガイド装置200と復動ガイド装置4
00を設けた構成について説明したものであるが、本発
明は前記に限定されない。すなわち、仕分装置1の進行
方向の両側にガイド装置200と復動ガイド装置400
を設け、仕分け効率の向上と多機能化を図ることができ
る。この場合、トレイ51の傾斜方向が限定されず、両
側面の何れか一方に選択的に傾斜させることができる。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るト
レイ型仕分装置は、台車に対し所望角度でく字型回転体
を回動自在に設けると共に、物品仕分け位置に設けられ
るガイド部材に対応して運動する作動アームにより、前
記回転体の回動と固定とを行い、回動時に回転体の頂部
に設けたトレイを台車の進行方向斜め前方に傾斜させる
ように構成した。従って、構造が簡略化され、部品点数
、組立工数の削減を図ることができる。また、仕分けの
ための運動が簡略化され、仕分け作業が確実に行われる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるトレイ型仕分装置の
全体構造を示す側面図である。
【図2】トレイ型仕分装置の正面図である。
【図3】トレイ型仕分装置の要部の一部切り欠き側面図
である。
【図4】トレイ型仕分装置の要部の平面図である。
【図5】本発明の第2実施例であるトレイ型仕分装置の
全体構造を示す側面図である。
【図6】トレイ型仕分装置の正面図である。
【図7】トレイ型仕分装置の要部の一部切り欠き側面図
である。
【図8】トレイ型仕分装置の要部の平面図である。
【図9】ガイド装置の1実施例を示す平面図である。
【図10】ガイド装置の側面図である。
【図11】本発明の第3実施例であるトレイ型仕分装置
の要部側面図である。
【図12】トレイ型仕分装置の正面図である。
【図13】ガイド装置の他の実施例を示す平面図である
【図14】ガイド装置の側面図である。
【図15】復動ガイド装置の一例を示す平面図である。
【図16】復動ガイド装置の側面図である。
【図17】本発明の第5実施例の要部斜視図である。
【符号の説明】
1  トレイ型仕分装置 11  台車 21  架台 31  回転体 41  駆動部 42  作動アーム 44  ストッパ 51  トレイ 81a、81b  ローラ 200  ガイド装置 203  ガイド部材 301a、301b  ガイド棒 302  ロック解除ピン 400  復動ガイド装置 401  復動ガイド部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  物品を載置するためのトレイを設けた
    台車を台車走行路によって走行させると共に、前記トレ
    イを傾斜させて物品を滑降させるトレイ型仕分装置にお
    いて、頂部にトレイを有し、かつ前記台車上の傾斜面に
    直交する下方の軸心と垂直な軸心を有し、当該下方の軸
    心を中心に回動自在に設けられた略く字型の柱状回転体
    を備えており、前記下方軸心に略交差するように作動ア
    ームが設けられ、前記作動アームの自転動作に連動して
    前記柱状回転体の旋回を阻止可能なストッパを備えてお
    り、前記作動アームが物品仕分け位置において他の付勢
    手段により付勢されることにより、前記柱状回転体が前
    記下方の軸心を中心に旋回し、前記トレイが傾斜するよ
    うに構成したことを特徴とするトレイ型仕分装置。
  2. 【請求項2】  物品を載置するためのトレイを設けた
    台車を台車走行路によって走行させると共に、前記トレ
    イを傾斜させて物品を滑降させるトレイ型仕分装置にお
    いて、頂部にトレイを有し、かつ前記台車上の傾斜面に
    直交する下方の軸心と垂直な軸心を有し、当該下方の軸
    心を中心に回動自在に設けられた略く字型の柱状回転体
    と、前記柱状回転体の下方の軸心に略交差するように自
    転可能に設けられ、その軸心方向に対し交差する方向に
    設けられた回動付勢手段の付勢により自転する作動アー
    ムと、前記作動アームの自転動作に連動して前記柱状回
    転体の旋回と旋回阻止を行うストッパと、前記台車走行
    路に沿って設けられ、前記回動付勢手段を付勢して前記
    作動アームを自転せしめると共に、作動アームをガイド
    して前記柱状回転体を旋回せしめるガイド部材とにより
    構成したことを特徴とするトレイ型仕分装置。
JP9564791A 1990-11-26 1991-04-25 トレイ型仕分装置 Pending JPH04251020A (ja)

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JP12247990 1990-11-26
JP2-122479 1990-11-26
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52152071A (en) * 1976-04-12 1977-12-17 Cosan Crisplant As Conveyor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52152071A (en) * 1976-04-12 1977-12-17 Cosan Crisplant As Conveyor

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Effective date: 19971111