JPH0424959Y2 - - Google Patents

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JPH0424959Y2
JPH0424959Y2 JP1985184811U JP18481185U JPH0424959Y2 JP H0424959 Y2 JPH0424959 Y2 JP H0424959Y2 JP 1985184811 U JP1985184811 U JP 1985184811U JP 18481185 U JP18481185 U JP 18481185U JP H0424959 Y2 JPH0424959 Y2 JP H0424959Y2
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radish
needle
pickling
punching
needles
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JP1985184811U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、大根等の漬物の製造に際して、浸
漬加工の前処理を行なうために使用される穴開け
装置に関する。
[従来の技術] 大根等の根菜類をべつたら漬け、麹漬けにする
場合、従来は、大根等を丸ごとそのままの状態で
漬床に漬け込んでいた。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、漬物の浸漬加工は漬け込まれる野菜
類の細胞液と漬床中の漬汁との交換現象である
が、従来の漬込み方法では、細胞液と漬汁との交
換が迅速に進行せず、充分に漬かるまでに長時間
を要するという問題点があつた。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決し、漬物の漬込み時間を短縮
するために、本考案は次のような構成からなる大
根の穴開け装置を提供するものである。
すなわち、本考案にかかる漬物用前処理装置
は、大根等の漬物材料(以下「加工材」という)
を所定位置に移動させる移動手段と、針取付体に
複数本の針を植設してなる穿孔具と、加工材が所
定位置に来たときに針が突き刺さるように穿孔具
を駆動する駆動装置とをそなえてなる。
[作用] 大根等の加工材が穿設具の直下部の穿孔位置に
来たとき、駆動装置が作動して大根等の表面に表
皮から芯部に至る微細な穴が穿設される。この穴
を通じて大根の細胞液と漬床の漬汁との交換が迅
速に行なわれるため、短時間で適度の漬かり具合
になる。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明
する。
第1図および第2図は本考案にかかる穴開け装
置の1実施例をあらわし、この漬物用前処理装置
(以下「穴開け装置」という)1は、加工材移送
用のベルトコンベア2の上方に穿孔ユニツト3が
設けられている。穿孔ユニツト3は、板状の針取
付体5の下面に複数本の鋭利な針6,6,…が植
設された穿孔具7と、該穿孔具7の下側に設けら
れている押え具9をそなえ、エアシリンダ10に
取り付けた基枠11によつて支持されている。押
え具9は、前記針6,6,…と同位置に空隙部9
a,9a,…が設けられた格子状になつている。
基枠11の端部には通孔12が穿設され、これに
押え具9の支持棒13が摺動自在に嵌合してい
る。基枠11と押え具9の間の支持棒13の外周
部にはコイルバネ14が巻装されている。支持棒
13の上端部には抜止めのピン15が取り付けら
れており、前記穿孔具7はアーム17によつて基
枠11に固定されている。これら穿孔具7と押え
具9は、エアシリンダ10の伸長によつて一本と
なつて所定高さまで下降するが、加工材である大
根20に押え具9が当接するまで下降すると、コ
イルバネ14が圧縮されつつ穿孔具7のみが下降
するように構成されている。
ベルトコンベア2と穿孔ユニツト3は、ベルト
コンベア2の側方に設けられているフオトセンサ
21と制御ユニツト22によつて制御されてい
る。
穿孔具7の針6の太さは、針によつて穿設され
た穴が外見上目立たない程度、例えば直径1mm以
下とするのが好ましく、針6の長さは、少なくと
も表皮を貫通する長さ、好ましくは大根の径の半
分位まで突き刺さる程度あればよい。針の長さは
一般に長い方が好ましい。なお、場合によつて
は、有孔の台座を別に用意し、この台座の上に大
根を載せ、反対側まで針を突き通すように構成し
てもよい。また、針6の植設密度は任意であり、
加工材の種類によつて最も適したものを選べばよ
い。針6の材質としては、ステンレス鋼線、タン
グステン線、チタン合金線等高強度と耐蝕性を有
するものが適している。
押え具9は、例えば実施例のように格子状に形
成する以外に、第4図に示す押え板25のよう
な、針が挿通される通孔26を平板27の適所に
設けたパンチングプレートであつてもよく、場合
によつては金網でもよい。
この穴開け装置1の使用にあたつては、ベルト
コンベア2の始端部(A位置)に順次大を載せて
ゆく。ベルトコンベア2の上に載せられた大根2
0は、コンベア2の運動にともなつて矢印X方向
に運ばれてゆく。大根20が穿孔ユニツト3の直
下(B位置)に到達すると、フオトセンサ21が
そのことを検出し、コンベア2を停止させるとと
もに、穿孔ユニツト3を作動させる。まず、エア
シリンダ10が伸長して穿孔具7と押え具9とが
一体となつて降下し、押え具9が大根に当接して
停止する。つぎに、穿孔具7のみがコイルバネ1
4を圧縮しつつ降下し、各針6,6,…が、押え
具9の空隙部9a,9a,…を通つて大根20に
突き刺さる。しかるのちエアシリンダ10が収縮
し、穿孔具7が上昇して大根から針が抜き取られ
るのであるが、このとき、コイルバネ14の弾性
によつて押え具9が大根20を押えつけているの
で、針6,6,…の上動につれて大根が持ち上が
ることが防止される。針6が大根20から抜き取
られると、穿孔具7と押え具9とは再び一体とな
つて上昇して元の位置に復帰し、ベルトコンベア
2の運転が再開される。
この穴開け装置1は、ベルトコンベアの一方の
端部に大根を載せてゆくだけで、次から次へと大
根に微細な穴を開けてゆくことができる。このよ
うに微細な穴の開けられた大根を漬床に漬け込む
と、この穴を通して漬汁が浸透し、大根の細胞液
と漬汁との交換が迅速に行なわれ、短時間で適度
の漬け具合に漬け込むことができる。なお、漬け
上がつた頃には、針によつて開けられた穴は外部
から見えなくなるのが普通である。
加工材は、本実施例のようにベルトコンベアで
所定位置まで移送する代りに、他の適当な移送手
段を用いて移送するようにしてもよい。場合によ
つては、人手で所定位置まで運ぶようにしてもよ
い。さらに、押え具を設ける代りに、人手で大根
を固定して針を大根から抜き取るようにしてもよ
い。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案にかか
る漬物用前処理装置である穴開け装置は、複数の
均一で微細な穴を大根等の加工材に容易に開ける
ことができる。こうして穴の開けられた大根をべ
つたら漬け、麹漬け等の漬床に漬けると、味が早
く浸み込むので早期出荷が可能となり、生産効率
が向上する。
なお、この穴開け装置は、大根以外の根菜類に
も使用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる穴開け装置の1実施例
をあらわす正面図、第2図はその平面図、第3図
は押え具の平面図、および第4図は異なる実施例
をあらわす説明図である。 1……穴開け装置、2……ベルトコンベア、3
……穿孔ユニツト、6……針、7……穿孔具、9
……押え具、20……大根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大根等の漬物材料を所定位置に移動させる移動
    手段と、針取付体に複数本の針を植設してなる穿
    孔具と、漬物材料が所定位置に来たとき針が突き
    刺さるように穿孔具を駆動する駆動装置とを備え
    てなる漬物用前処理装置。
JP1985184811U 1985-11-30 1985-11-30 Expired JPH0424959Y2 (ja)

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JPS6291996U JPS6291996U (ja) 1987-06-12
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JPS4926065A (ja) * 1972-05-15 1974-03-08

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