JPH0424746Y2 - - Google Patents

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JPH0424746Y2
JPH0424746Y2 JP19388587U JP19388587U JPH0424746Y2 JP H0424746 Y2 JPH0424746 Y2 JP H0424746Y2 JP 19388587 U JP19388587 U JP 19388587U JP 19388587 U JP19388587 U JP 19388587U JP H0424746 Y2 JPH0424746 Y2 JP H0424746Y2
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fire
insulating coating
heat
resistant heat
duct
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JP19388587U
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電線・ケーブルや可燃性管路等の熱
に対しその機能を保護し維持するための耐火断熱
被覆層を内壁に取付けた金属ダクトの構造に関す
るものである。
(従来の技術とその問題点) 従来、電線・ケーブルをその例にとれば、その
配線方法は、(イ)ケーブルラツク等による配線も含
めた架空方式、(ロ)金属等の函体内に収納するダク
ト方式、(ハ)洞道内気中布設方式及び(ニ)地下埋設方
式等種々の方法がある。しかして、火災からそれ
らの電線・ケーブルを保護し、それらの機能を維
持するには、地下に埋設することが望ましい。し
かし、それには、用地の取得や利用方法等の問
題、電線・ケーブルのメンテナンス上の問題点等
から、前記(ニ)地下埋設のみを採用することは困難
である。従つて、従来は、多くは、前記の(ロ)ダク
ト方式等に防火の工夫をこらし採用している。
しかして、ダクト方式の場合、電線・ケーブル
を火災から保護するためには、金属ダクトに耐火
断熱被覆を施すことが必要とされるが、その耐火
性能は、火災時に30〜40分間は内蔵する電線・ケ
ーブルを火災から保護し、その機能を維持される
ことが必要である。
この場合、耐火断熱被覆材2を金属ダクトに被
覆する場合、第3図及び第4図に示すように、耐
火断熱被覆材をダクトの外周に被覆(すなわち張
付け)する外張りタイプ(第3図)と、ダクトの
内側においてその内周を被覆する内張りタイプ
(第4図)とがある。
本考案では、この内張りタイプに関するもので
あり、従来の内張りタイプについてさらに説明す
る。
従来例の内張りタイプのダクトは、第4図に示
すように、函体溝型部1aと、該溝型部1aに蓋
設する函体蓋部1bとからなり、該溝型部1a及
び蓋部1b共に、それらの内側内面に、耐火断熱
被覆材2が施されている。
すなわち、函体溝型部1aの内周全面は、その
底部を覆う底部耐火断熱被覆材2aと、側部を覆
う側部耐火断熱被覆材2bとにより、それぞれが
被覆され、これらの被覆材2a及び2b両者間の
継目3が、前記の底部被覆材2a上にくるように
構成されている。このようにして、火災による外
熱の影響が函体1内部に伝達されにくいように配
慮されている。
なお、この場合、耐火断熱被覆材2としては、
一般にゾーノトライト系結晶、ワラストナイト系
結晶、トベルモライト系結晶、あるいはこれらの
混合物を主体とし、必要に応じて、粘土、繊維質
物質等の補強材を含有せしめた。これには、例え
ば、珪酸カルシウム系成形材が用いられる。
しかして、一旦、火災が発生すると、一般に鋼
(鉄)製ダクト函体1の函体溝型部1a及び函体
蓋部1bは、熱により膨張するが、その内部の耐
火断熱被覆材2a及び2bは共に収縮し、継目部
分3が弱点となり空隙が生じ、外熱の函体1内部
への熱移動を容易にし、電線・ケーブル(図示せ
ず)等の内蔵物の機能を低下し、自然発火等に到
らしめる危険があつた。
本考案は、従来の構造のこのような継目部分の
欠点に着目し、金属ダクト内側の優れた耐火断熱
被覆構造を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、その実施例が第1図及び第2図に示
されるように、電線・ケーブル用等に供せられる
金属ダクトの函体溝型部1aの内側全面が、その
底部を底部耐火断熱被覆材2aにて、又その側部
を側部耐火断熱被覆材2bにて、それぞれ、被覆
されて構成される金属ダクト内側の耐火断熱被覆
構造において、前記底部耐火断熱被覆材2aと、
前記側部耐火断熱被覆材2bとの継目部分3が、
前記底部耐火断熱被覆材2aの上方に形成され、
かつ該継目部分3に加熱発泡性材料4bが配設さ
れてなることを特徴とする。
すなわち、第1図に示すように、珪酸カルシウ
ム系成形材で構成された底部耐火断熱被覆材2a
の上に、継目部分3がくる構造において、側部耐
火断熱被覆材2bを珪酸カルシウム系成形材4a
で構成すると共に、継目部分3に加熱発泡性(樹
脂)材料4bを配設して構成した金属ダクト内側
の耐火断熱被覆構造である。
しかして、前記加熱発泡性(樹脂)材料4bと
しては、例えば、住友スリーエム(株)社製の商
品名マツト材M20やパテ材CP−25があり、それ
らの量は、ダクトの耐火断熱性能(例えば、
JISA1304の標準加熱曲線による30分間耐火、1
時間耐火等)、発泡特性(発泡開始温度、発泡倍
率等)や配置形体(方法)等により異なる。
又、第2図に示すように、不燃性材料による押
え金具5で発泡性能を制御し、効果的に継目部分
3を閉塞し、耐火断熱性能を高めることもでき
る。
火災によるダクト加熱時には、継目部分3に接
する加熱発泡性(樹脂)材料は加熱されると共
に、発泡し、函体1の膨張と、耐火断熱被覆材2
の収縮とによる継目部分3に生ずる空隙を閉塞
し、函体1内の温度上昇を抑え、電線・ケーブル
等の内蔵物を保護し、その性能維持の継続をはか
るもである。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、金属ダク
ト内側の優れた耐火断熱被覆構造を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の要部を示す部分
断面図であり、第2図は、本考案の他の実施例の
要部を示す部分断面図であり、第3図は、従来の
金属ダクトの耐火断熱被覆構造の一例を示す断面
図であり、さらに、第4図は、従来の金属ダクト
の耐火断熱被覆構造の他の例を示す断面図であ
る。 1……函体、1a……函体溝型部、1b……函
体蓋部、2……耐火断熱被覆材、2a……底部耐
火断熱被覆材、2b……側部耐火断熱被覆材、3
……継目部分、4a……珪酸カルシウム系成形
材、4b……加熱発泡性(樹脂)材料、5……押
さえ金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電線・ケーブル用等に供せられる金属ダクトの
    函体溝型部1aの内側全面が、その底部を底部耐
    火断熱被覆材2aにて、又その側部を側部耐火断
    熱被覆材2bにて、それぞれ、被覆されて構成さ
    れる金属ダクト内側の耐火断熱被覆構造におい
    て、 前記底部耐火断熱被覆材2aと、前記側部耐火
    断熱被覆材2bとの継目部分3が、前記底部耐火
    断熱被覆材2aの上方に形成され、かつ該継目部
    分3に加熱発泡性材料4bが配設されてなること
    を特徴とする金属ダクト内側の耐火断熱被覆構
    造。
JP19388587U 1987-12-21 1987-12-21 Expired JPH0424746Y2 (ja)

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JP19388587U JPH0424746Y2 (ja) 1987-12-21 1987-12-21

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JPH0196728U JPH0196728U (ja) 1989-06-27
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KR200437242Y1 (ko) * 2007-03-06 2007-11-16 광성전기산업(주) 교류 전원용 발광 다이오드 램프
JP7312597B2 (ja) * 2019-04-23 2023-07-21 三菱重工業株式会社 火災防護対象ケーブルの耐火構造、原子力設備の床下構造、及び原子力設備の床下構造の施工方法

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JPH0196728U (ja) 1989-06-27

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