JPH04247277A - 浮遊物除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は浮遊物除去装置に関し、
洗びん機における洗浄液槽に用いて好適なものである。

【０００２】

【従来の技術】清涼飲料水等のびんは、使用後に回収さ
れ、洗びん機によって洗浄された後再度使用される。

【０００３】図２には一般的な洗びん機の概略構成を示
してある。図に示すように、洗びん機は給びん装置１０
１と洗びん装置１０２と、排びん装置１０３によって構
成されている。

【０００４】給びん装置１０１は、ベルトコンベア１０
４によって起立した状態で送られてきたびん１０５を供
給装置１０６によって順次洗びん装置１０２に供給する
ものである。

【０００５】洗びん装置１０２は給びん装置１０１から
供給されたびん１０５の内部と外部を洗浄するものであ
って、洗浄液のジェット噴射によってびん１０５に付着
している粗物や残留物などを除去する予備洗浄と、洗浄
液のジェット噴射と浸漬とによる本洗浄と、温水浸漬と
、新水のジェット噴射とによるすすぎの３つの行程に分
けられている。即ち、給びん装置１０１から送られてき
たびん１０５はそれぞれボトルキャリヤ１０７に押し込
まれて支持される。このボトルキャリヤ１０７は洗びん
装置１０２に全体にわたって掛け回されたチェーン１０
８に固結されている。従って、このチェーン１０８が駆
動されることによってびん１０５が移動し、各洗浄行程
における複数の洗浄液槽１０９及び温水槽１１０に浸漬
すると共に複数の洗浄ノズル１１１，１１２からの洗浄
液及び新水がそれぞれジェット噴射され、びん１０５の
外部と内部が洗浄される。

【０００６】排びん装置１０３は、チェーン１０８によ
って移動して排びん装置１０３に送られてきたびん１０
５がボトルキャリヤ１０７から抜き落とされ、排出装置
１１３によって順次コンベア１１４に押し出されて排び
んされる。

【０００７】なお、コンベア１１４によって排出された
びん１０５は、その後、洗浄状態や破損などの検査が行
われる。

【０００８】図３において洗びん機に入った回収びんに
は、紙やフィルム、箸等が付着又は回収びん内に入って
おり、回収びんが洗浄液槽１０９に入ると、紙やフィル
ム、箸等がびんからはく離され洗浄液槽１０９に浮遊す
る浮上ゴミ１２７または沈下する沈下ゴミ１２７ａにな
る。図３に基づいて沈下ゴミ１２７ａの除去装置を説明
する。

【０００９】洗浄液槽１０９の下部には排出口１２０及
び導入口１２１が設けられ、排出口１２０はフィルター
１２３を介して排出通路１２４によってポンプ１２５に
つながっている。ポンプ１２５の吐出側は導入通路１２
６によって導入口１２０につながっている。つまり、洗
浄液槽１０９内の洗浄液はポンプ１２５の駆動によって
フィルター１２を介して循環されるようになっている。

【００１０】びん１０５からはく離して沈下する沈下ゴ
ミ１２７ａは洗浄液槽１０９の下方に沈下する。沈下ゴ
ミ１２７ａはポンプ１２５の駆動によって排出口１２０
から排出通路１２４に排出され、排出された沈下ゴミ１
２７ａはフィルター１２３で回収されて外部に除去され
る。沈下ゴミ１２７ａが回収された後、洗浄液は導入通
路１２６を通って導入口１２１に吐出されて洗浄液槽１
０９に戻される。従って、びん１０５からはく離した沈
下ゴミ１２７ａはフィルター１２３で回収され、洗浄液
槽１０９内の洗浄液が浄化される。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】びん１０５に付着して
くるゴミには沈下ゴミ１２７ａと浮遊したままの浮上ゴ
ミ１２７とがあるが、洗浄液の上面付近に浮遊したまま
の浮上ゴミ１２７は、排出口１２０から排出することが
できず、浮上ゴミ１２７がびん１０５やボトルキャリヤ
１０７に再付着して他の洗浄液槽１０９に運ばれてしま
う。このため、全ての洗浄液槽１０９が汚れる事になり
洗浄不良びんが生じやすくなる虞があった。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、洗浄液槽に貯溜される洗浄液の上面
液が流し落とされる流れ込み槽を設け、前記流れ込み槽
から前記洗浄液槽に該流れ込み槽内の前記洗浄液を送る
ための洗浄液移送経路を設け、該洗浄液移送経路に異物
回収手段を備えたことを特徴とする。

【００１３】

【作用】洗浄液の上面付近に浮遊した浮遊物は流れ込み
槽内に流し落とされ、流れ込み槽内の洗浄液は流し落と
された浮遊物と共に洗浄液移送経路に送られ、異物回収
手段で浮遊物が回収された後洗浄液は洗浄液層に戻され
る。

【００１４】

【実施例】図１には本発明の一実施例に係る浮遊物除去
装置を備えた洗びん装置の概略構成を示してある。なお
、図３に示した部材と同一部材には同一符号を付して重
複する説明は省略してある。

【００１５】上流側の洗浄液槽１０９内には仕切壁２０
１によって流れ込み槽２０２が形成され、流れ込み槽２
０２内には仕切壁２０１の上縁２０１ａを越えて洗浄液
の上面部が流れ込むようになっている。流れ込み槽２０
２の下部には排出口２０３が設けられ、排出口２０３は
洗浄液移送経路としての排出通路２０４によってポンプ
２０５につながっている。排出通路２０４には異物回収
手段としてのフィルター２０６が設けられている。ポン
プ２０５の吐出側は第一弁２０７を介して洗浄液槽１０
９に連通すると共に、第二弁２０８を介して下流側に隣
接する洗浄液槽１０９ａに連通している。また、下流側
に隣接する洗浄液槽１０９と流れ込み槽２０２は第三弁
２０９を介して連通し、第三弁２０９を開くことにより
下流側の洗浄液槽１０９ａから流れ込み槽２０２に洗浄
液が送られる。

【００１６】上記構成の浮遊物除去装置の作用を説明す
る。びん１０５やボトルキャリヤ１０７に付着した浮遊
物としてのゴミ１２７は洗浄液槽１０９の洗浄液中に浮
遊し、沈下した沈下ゴミ１２７ａはフィルター１２３で
回収されて除去される。洗浄液の上面部に浮遊したまま
の浮上ゴミ１２７は流れ込み槽２０２内に流し落とされ
る。流れ込み槽２０２内の洗浄液はポンプ２０５の駆動
により流し落とされた浮上ゴミ１２７と共に排出通路２
０４に送られ、フィルター２０６で浮上ゴミ１２７が回
収された後洗浄液は洗浄液槽１０９に戻される。従って
、沈下せずに洗浄液の上面に浮遊している浮上ゴミ１２
７は流れ込み槽２０２からフィルター２０６に送られ外
部に除去される。

【００１７】流れ込み槽２０２内の水位は図示しない水
位センサで検出し、正常水位の際は第一弁２０７のみ開
いて第二弁２０８、第三弁２０９を閉じて流れ込み槽２
０２内の洗浄液を循環させる。流れ込み槽２０２内の水
位が低下したら、第三弁２０９を開き下流側の洗浄槽１
０９ａから流れ込み槽２０２内に洗浄液を入れる。また
、洗浄液槽１０９と流れ込み槽２０２の水位が同じにな
ると流れがなくなるため、その前に図示しない水位セン
サで水位を検出し第二弁２０８を開いて下流側の洗浄液
槽１０９ａに洗浄液を入れる。以上の操作により洗浄液
槽１０９で沈下せずに洗浄液の上面に浮遊する浮上ゴミ
１２７は、常に流れ込み槽２０２内に流し落とされてフ
ィルター２０６によって除去される。

【００１８】上記一実施例では、上流側の洗浄液槽１０
９に流れ込み槽２０２を設けたが、複数の下流側の洗浄
液槽１０９ａに流れ込み槽２０２に相当する流れ込み槽
を設けても良い。また、機外に流れ込み槽を設けること
も可能である。更に、洗浄液の液位保持のために洗浄液
槽１０９間で洗浄液のやりとりを行なっているが、液位
のバランス用のタンクを別に設置することも可能である
。

【００１９】

【発明の効果】本発明の浮遊物除去装置によると、洗浄
液槽の洗浄液の上面部が浮遊物と共に流し落とされる流
れ込み槽を設け、流し落とされた浮遊物と共に流れ込み
槽内の洗浄液を洗浄液移送経路に送り、浮遊物を異物回
収手段で除去するようにしたので、洗浄液に沈下しない
浮遊物であっても洗浄液槽から取除くことができる。こ
の結果、洗浄液槽内の洗浄液を清浄に保ち被洗浄物に異
物が再付着することがなくなり洗浄不良をなくすことが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る浮遊物除去装置を備え
た洗びん装置の概略構成図。

【図２】洗びん機の概略構成図。

【図３】従来の浮遊物除去装置を備えた洗びん装置の概
略構成図。

【符号の説明】

１０５　　びん １０７　　ボトルキャリヤ １０９　　洗浄液槽 １０９ａ　　洗浄液槽１０９の下流側の洗浄液槽１２７
　　浮上ゴミ １２７ａ　　沈下ゴミ ２０２　　流れ込み槽 ２０４　　排出通路 ２０６　　フィルター

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　洗浄液槽に貯溜される洗浄液の上面液
   が流し落とされる流れ込み槽を設け、前記流れ込み槽か
   ら前記洗浄液槽に該流れ込み槽内の前記洗浄液を送るた
   めの洗浄液移送経路を設け、該洗浄液移送経路に異物回
   収手段を備えたことを特徴とする浮遊物除去装置。