JPH0424590Y2 - - Google Patents

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JPH0424590Y2
JPH0424590Y2 JP1987087825U JP8782587U JPH0424590Y2 JP H0424590 Y2 JPH0424590 Y2 JP H0424590Y2 JP 1987087825 U JP1987087825 U JP 1987087825U JP 8782587 U JP8782587 U JP 8782587U JP H0424590 Y2 JPH0424590 Y2 JP H0424590Y2
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は筒形本体碍子に設けたヒユーズ筒挿
入孔の下端開口部内周にハカマ部材を装着し、そ
のハカマ部材を通して本体碍子のヒユーズ筒挿入
孔内にヒユーズ筒を挿入した筒形カツトアウトに
関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の筒形カツトアウトとしては、例
えば実公昭59−41562号公報に記載されたものが
ある。
このカツトアウトでは、ヒユーズ筒挿入孔の下
端開口部内周にハカマ部材が装着されるととも
に、そのハカマ部材の周壁に、断面ほぼ円弧状を
なす限流素子が埋設されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この従来構成のカツトアウトにおい
ては、ハカマ部材に限流素子の荷重がかかるた
め、本体碍子に対するハカマ部材の連結強度やハ
カマ部材自身の強度を高くする必要が生じ、よつ
て製造コストが高騰するという問題がある。ま
た、過大な雷サージの侵入に起因して前記限流素
子が破壊した時、ハカマ部材までも破壊されて両
者の破片が飛散するおそれがあるという問題もあ
る。
この考案は上記の問題点を解消するためになさ
れたものであつて、その目的はハカマ部材に限流
素子の荷重がかかることがなく、また過大な雷サ
ージによつて限流素子が破壊した時、それを容易
に確認することができるとともに、その破片が飛
散して地上に落下するおそれを未然に防止するこ
とができる筒形カツトアウトを提供することにあ
る。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案におい
ては、本体碍子の下部に、側方へ膨出するととも
に前記ヒユーズ筒挿入孔に連通し、かつその下部
にて開口する膨出部を形成するとともに、その膨
出部の外方には接地側アーキングホーンの先端を
膨出部の周壁から所定間隔をおいて配置し、その
膨出部周壁には前記アーキングホーン先端と対向
する位置に開口を設け、その開口にはスリツトが
形成された弾性キヤツプを装着し、前記膨出部周
壁とハカマ部材との間には、それら両者により限
流ユニツト収容室を区画形成するとともに、その
収容室の下部開口を密閉する被覆体を前記両者間
に装着し、前記限流ユニツト収容室内には、非直
線抵抗体を包蔵した限流ユニツトを配設し、その
上部電極を前記ヒユーズ筒挿入孔内に設けた下部
電極に接続するとともに、その接続部において膨
出部の内頂部に支持固定し、前記限流ユニツトの
下部電極には前記開口を介して前記アーキングホ
ーンに対向し、そのアーキングホーンとの間に放
電ギヤツプを形成する放電端を設けるという構成
を採用している。
(作用) 従つて、限流ユニツトの荷重が本体碍子にかか
り、ハカマ部材にかかることはない。また、雷サ
ージによる限流ユニツトの破壊に伴い、限流ユニ
ツト収容室の内圧が上昇すると、密栓がハカマ部
材から離脱して、その破壊が確認されるととも
に、破壊時の圧力の一部はスリツトから放散さ
れ、さらに、破壊によつて生じる破片が外部に飛
散して落下することは未然に防止される。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1図
及び第2図に従つて詳細に説明する。
筒形をなす本体碍子1の中央には軸線方向へ延
びるヒユーズ筒挿入孔2が形成されるとともに、
本体碍子1の下部には側方へ膨出する膨出部3が
形成されている。膨出部3の内部は前記ヒユーズ
筒挿入孔2に連通され、その下部が開口されてい
る。前記ヒユーズ筒挿入孔2の下部にはガイド部
4、電極支持板5及びストツパ6を備えた中空状
の下部電極ガイド部材7が嵌着され、前記電極支
持板5には下部電極8が装着されている。
ヒユーズ筒9は前記膨出部3の内部及び前記下
部電極ガイド部材7を通して前記ヒユーズ筒挿入
孔2に挿入され、その上部接触子がヒユーズ筒挿
入孔2内の上部電極(いずれも図示略)に接続さ
れている。また、ヒユーズ筒9の下部接触子10
の上端部が前記ストツパ6に当接されるととも
に、その下部接触子10が前記下部電極8に係止
されている。そして、周知のように、前記上部電
極(図示略)及び下部電極8は口出し線を介して
変圧器等の配電機器にそれぞれ接続されている。
なお、前記下部電極8の近傍において本体碍子1
に形成された貫通孔1aは、負荷側口出し線用の
モールドコーン(図示略)によつて密閉される。
前記膨出部3内において前記ヒユーズ筒挿入孔
2の軸線上には前記下部電極ガイド部材7から所
定間隔をおいてハカマ部材11が配設され、その
ハカマ部材11の左側下部外周には被覆体16が
一体に突出形成されている。そして、ハカマ部材
11及び被覆体16の周縁部が接着剤12によつ
て前記膨出部3内面に固定されている。また、前
記ハカマ部材11の左側部外周と膨出部3の周壁
とによつて限流ユニツト収容室17が区画形成さ
れ、その収容室17の上部がハカマ部材11の内
部に連通しているとともに、下部開口が前記被覆
体16によつて閉鎖されている。
前記ハカマ部材11の上部内方には前記ヒユー
ズ筒9の下端部が配置されるとともに、ハカマ部
材11の下部開口には弾性を有する止め金具13
により密栓14が離脱可能に装着され、紐15に
よつて前記ハカマ部材11に連結されている。
前記限流ユニツト収容室17の内頂部にはその
収容室17内に位置する限流ユニツト18が吊下
げ固定されている。すなわち、限流ユニツト収容
室17の内頂部に形成された凹所19には支持金
具20が接着剤12によつて埋設固定され、その
支持金具20には限流ユニツト18の上部電極2
1がねじ部22において螺着されている。
前記上部電極21には絶縁棒23がその上端部
にて挿嵌され、絶縁棒23の下端には下部電極2
4が嵌着されている。絶縁棒23の中間部には円
筒状をなす酸化亜鉛製の非直線抵抗体25が挿通
支持されるとともに、その非直線抵抗体25と各
電極21,24間において絶縁棒23には集電板
26及び板状電極27がそれぞれ挿通されてい
る。そして、上下両電極21,24及び両電極間
の各部材は外周に複数の突条28を有するゴム製
の被覆部材29によつて被覆されている。又、前
記限流ユニツト18の上部電極21は導体片30
によつて前記ヒユーズ筒挿入孔2内の電極支持板
5に接続されている。
一方、前記限流ユニツト18の下端近傍におい
て、膨出部3の周壁には小径の開口53が形成さ
れ、その開口53には放射状をなす複数のスリツ
ト51を備えたゴム製のキヤツプ52が装着され
ている。なお、このキヤツプ52は自身の弾性に
抗して、前記密栓14を保持する止め金具13の
保持力よりも大きな力で前記開口53に嵌着さ
れ、開口53を閉鎖している。そして、前記膨出
部3の外方において前記開口53と対応する位置
には本体碍子1の中間部外周に装着された接地側
アーキングホーン37の先端部が所定間隔をおい
て配置されている。
前記限流ユニツト18の下部電極24には前記
膨出部3周壁の開口53方向へほぼL字状をなす
放電端50が突設され、この放電端50の先端と
前記アーキングホーン37との間に開口53を通
して放電ギヤツプG1が形成されている。
さて、上記のように構成された筒形カツトアウ
トに雷サージ電流が侵入すると、そのサージ電流
はヒユーズ筒9、下部電極8及び導体片30を介
して限流ユニツト18に至り、放電ギヤツプG1
を閃絡させた後、アーキングホーン37を介して
大地に放電される。また、その後の続流は限流ユ
ニツト18の非直線抵抗体25によつて速やかに
遮断される。
従つて、カツトアウト自身の破損は勿論のこ
と、負荷側口出し線に接続された変圧器等を雷サ
ージから保護することができる。
又、衝撃雷等に起因する過大な雷サージ電流に
よつて非直線抵抗体25が破壊されることにより
限流ユニツト18全体が破壊されたり、ヒユーズ
筒9のヒユーズが溶断されたりして、限流ユニツ
ト収容室17及びハカマ部材11内の内圧が上昇
すると、止め金具13の弾性保持力に抗して密栓
14がハカマ部材11から離脱する。従つて、そ
の密栓14の取付け状態によりヒユーズの溶断あ
るいは限流ユニツト18の破壊を検知することが
できる。
又、この実施例では、前記限流ユニツト18の
非直線抵抗体25等がゴム製被覆部材29によつ
て覆われているため、非直線抵抗体25の破壊に
よる衝撃を緩和して、本体碍子1やハカマ部材1
1に被害が及ぶことを防止できる。
さらに、前記限流ユニツト18の破壊によつて
生じる破片は限流ユニツト収容室17内に止め置
かれるため、外部に飛散したりすることはなく、
よつて安全性を向上させることができる。
加えて、この実施例では、限流ユニツト18が
密閉室内に配置されているため、湿気によつて劣
化することもない。又、限流ユニツト18が本体
碍子1に固定されているため、ハカマ部材11に
負荷がかかることはなく、ハカマ部材11自体の
強度を必要以上に高くする必要がない。
さらに、被覆部材29の外周には複数の突条2
8が形成されているため、沿面漏洩距離を長くす
ることができる。
しかも、限流ユニツト18が破壊されたときに
は、その放圧力の一部をキヤツプ52のスリツト
51から放散して、限流ユニツト収容室17内の
急激な圧力上昇を緩和することができる。そのた
め、前記限流ユニツト18の破壊時に本体碍子1
やハカマ部材11に被害が及ぶことを防止するこ
とができる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、ハカマ部材11と被覆体16とを別部
材によつて構成したりする等、この考案の趣旨か
ら逸脱しない範囲で各部の構成を任意に変更する
ことも可能である。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば限流ユ
ニツトを本体碍子に対して支持固定するようにし
たので、製造時にハカマ部材の本体碍子に対する
連結強度やハカマ部材自身の強度を高める必要が
なくなり、製造コストの高騰を抑制することがで
き、又、短絡事故などでハカマ部材が破損・落下
した場合でも限流ユニツト及びその下端の放電端
が落下したりすることはないので、雷サージ対策
機能が損なわれることはない。また過大な雷サー
ジによつて限流ユニツトが破壊された時、それを
容易に確認することができるとともに、その破片
が飛散して地上に落下するおそれを未然に防止す
ることができる。しかも、限流ユニツト破壊時に
おける放圧力の一部をキヤツプのスリツトから放
散して、限流ユニツト収容室内の急激な圧力上昇
を緩和できるので、前記限流ユニツトの破壊時に
本体碍子やハカマ部材に被害が及ぶことを防止で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例におけ
る筒形カツトアウトの部分断面図、第2図はキヤ
ツプ装着部を示す部分側面図である。 1……本体碍子、2……ヒユーズ筒挿入孔、9
……ヒユーズ筒、11……ハカマ部材、14……
密栓、16……被覆体、17……限流ユニツト収
容室、18……限流ユニツト、21……上部電
極、25……非直線抵抗体、37……アーキング
ホーン、50……放電端、51……スリツト、5
2……キヤツプ、53……開口、G1……放電ギ
ヤツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒形本体碍子1に設けたヒユーズ筒挿入孔2の
    下端開口部内周にハカマ部材11を装着し、その
    ハカマ部材11を通して本体碍子1のヒユーズ筒
    挿入孔2内にヒユーズ筒9を挿入するとともに、
    前記ハカマ部材11に密栓14を離脱可能に装着
    した筒形カツトアウトにおいて、 前記本体碍子1の下部に、側方へ膨出するとと
    もに前記ヒユーズ筒挿入孔2に連通し、かつその
    下部にて開口する膨出部3を形成するとともに、 その膨出部3の外方には接地側アーキングホー
    ン37の先端を膨出部3の周壁から所定間隔をお
    いて配置し、 その膨出部3周壁には前記アーキングホーン3
    7先端と対向する位置に開口53を設け、その開
    口53にはスリツト51が形成された弾性キヤツ
    プ52を装着し、 前記膨出部3周壁とハカマ部材11との間に
    は、それら両者により限流ユニツト収容室17を
    区画形成するとともに、その収容室17の下部開
    口を密閉する被覆体16を前記両者間に装着し、 前記限流ユニツト収容室17内には、非直線抵
    抗体31を包蔵した限流ユニツト18を配設し、
    その上部電極21を前記ヒユーズ筒挿入孔2内に
    設けた下部電極8に接続するとともに、その接続
    部において膨出部3の内頂部に支持固定し、 前記限流ユニツト18の下部電極24には前記
    開口53を介して前記アーキングホーン37に対
    向し、そのアーキングホーン37との間に放電ギ
    ヤツプG1を形成する放電端50を設けたことを
    特徴とする筒形カツトアウト。
JP1987087825U 1987-06-05 1987-06-05 Expired JPH0424590Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987087825U JPH0424590Y2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05

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JP1987087825U JPH0424590Y2 (ja) 1987-06-05 1987-06-05

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JPS63196545U JPS63196545U (ja) 1988-12-19
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ID=30945388

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438496Y2 (ja) * 1974-09-11 1979-11-16
JPS6115565Y2 (ja) * 1980-01-31 1986-05-14
JPS58192443U (ja) * 1982-06-16 1983-12-21 日本高圧電気株式会社 限流素子内蔵円筒形カツトアウト
JPS59117045U (ja) * 1983-01-27 1984-08-07 日本高圧電気株式会社 限流素子付円筒形カツトアウトにおける素子ユニツトの固定構造

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JPS63196545U (ja) 1988-12-19

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