JPH0719493B2 - 懸垂型避雷碍子 - Google Patents

懸垂型避雷碍子

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JPH0719493B2
JPH0719493B2 JP2318342A JP31834290A JPH0719493B2 JP H0719493 B2 JPH0719493 B2 JP H0719493B2 JP 2318342 A JP2318342 A JP 2318342A JP 31834290 A JP31834290 A JP 31834290A JP H0719493 B2 JPH0719493 B2 JP H0719493B2
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JP
Japan
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fitting
pin
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cap
type lightning
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JP2318342A
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純 澤田
剛史 山田
博 平子
俊幸 高木
Original Assignee
東京電力株式会社
日本碍子株式会社
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T4/00Overvoltage arresters using spark gaps
    • H01T4/08Overvoltage arresters using spark gaps structurally associated with protected apparatus
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B17/00Insulators or insulating bodies characterised by their form
    • H01B17/42Means for obtaining improved distribution of voltage; Protection against arc discharges
    • HELECTRICITY
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    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/10Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material voltage responsive, i.e. varistors
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は送電線に雷サージによる高電圧が印加されて
過大な電流が流れたとき、それを速やかに大地に放電す
るとともに、その後生じる続流を遮断して地絡事故を防
止する避雷機能を備えた懸垂型避雷碍子に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、開閉サージを吸収し、送電線地絡事故を防止する
ために送電線路に避雷器を導入することが行われてい
る。しかし、単に避雷機能のみをもつ避雷器を送電線路
に取り付けることは、送電線鉄塔構造及び碍子装置が複
雑になり好ましくない。このため、従来の碍子の絶縁・
電線支持機能と避雷器の避雷機能を兼ね備えた懸垂型避
雷碍子が提案されている。
この避雷碍子は碍子本体の笠部に電圧−電流特性が非直
線性の限流素子が一体的に内蔵され、同限流素子の上面
及び下面にそれぞれに接地側電極及び課電側電極が止着
され、接地側電極とキャップ金具、課電側電極とピン金
具はそれぞれリード線によって接続されている。そし
て、雷サージによる過大電流はピン金具からリード線、
課電側電極、限流素子、接地側電極、及びリード線を経
てキャップ金具へと流れるようになっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の懸垂型避雷碍子は、上側に位置す
る懸垂型避雷碍子のピン金具と下側に位置する懸垂型避
雷碍子のキャップ金具との係合状態において、ピン金具
の中心軸線の回りでの両碍子の相対回動を防止する手段
が設けられていないので、送電線の揺動により各懸垂型
避雷碍子の連結位置がズレることにより、上下両側に対
応して装着された限流素子の位置関係に変化が生じ、従
って、限流素子が導通状態となり、アークが放圧される
場合にアーク経路が複雑に蛇行し、碍子本体の笠部表面
を焼損させるばかりでなく、雷サージが進入した場合に
それを効率良く大地に放電するのに支障を来し、続流遮
断特性が低下するという問題があった。
又、通常ピン金具と課電側電極はリード線により接続さ
れるが、ピン金具側のリード線の端部はピン金具の外周
面にネジ孔を形成してビスにより締め付け固定した、ピ
ン金具自体に端子取付突部を形成して接続したり、ある
いはピン金具の表面に溶着したりするという方法をとる
必要があり、ピン金具の製造が面倒であるという問題が
あった。
この発明の第1の目的は上下に直列に連結される懸垂型
避雷碍子のピン金具の中心軸線の回りでの相対回動を防
止して、限流素子を互いに対向する所定位置に保持する
ことができるとともに、製造も容易な懸垂型避雷碍子を
提供することにある。
又、この発明の第2の目的は前記第1の目的に加え、限
流素子の課電側電極とピン金具とを接続するリード線の
ピン金具側端部を簡単に取り付けることができる懸垂型
避雷碍子を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の発明は、前記第1の目的を達成するた
め、碍子本体の頭部にキャップ金具を嵌合固定するとと
もに、前記頭部内側にピン金具の上部を嵌合固定し、さ
らに前記碍子本体の笠部に電圧−電流特性が非直線性を
有する限流素子を収容した懸垂型避雷碍子において、前
記ピン金具の下側外周に対し下方に位置する他の懸垂型
避雷碍子のキャップ金具の係合凹部の側部開口に挟入し
て前記ピン金具の軸線の回りで相対回動を防止する回り
止め突部を設けるという手段をとっている。
又、請求項2記載の発明は、前記第2の目的を達成する
ため、請求項1記載の発明において、前記回り止め突部
に対し前記限流素子の課電側電極に接続されたリード線
の端子金具を取り付けるためのネジ孔あるいはボルト等
の取付部を形成するという手段をとっている。
〔作用〕
請求項1記載の発明は、ピン金具の下部に一体状に形成
した回り止め突部により上側に位置するピン金具と下側
に位置するキャップ金具との相対回動が防止され、従っ
て、懸垂型避雷碍子の装柱状態において、各懸垂型避雷
碍子が相対回動して限流素子の対向位置がズレることは
ない。
又、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の作用
に加えて、ピン金具側のリード線の端部を該ピン金具に
対しボルト等により容易に取着することができる。
〔実施例〕
以下、この発明を具体化した一実施例を第1図〜第5図
に基づいて説明する。
第3図に示すように碍子本体1の頭部1aにはキャップ金
具2がセメント3により嵌合固定され、該頭部1aの内頂
部にはピン金具4の上端大径部がセメント5により嵌合
固定されている。前記キャップ金具2の上部には前記ピ
ン金具4の下端大径部4aを係合する係合凹部2aが形成さ
れるとともに、ピン金具4の大径部4aを水平方向から前
記係合凹部2aに嵌入するための嵌合口2bが形成され、さ
らに該嵌合口2bの上部にはピン金具4の小径部が通るだ
けの開口部2cが形成されている。
又、前記ぴん金具4にはキャップ金具2への係合状態に
おいて、前記開口部2cに係合してピン金具4とキャップ
金具2との相対回動を防止するための回り止め突部4bが
一体に形成され、該突部4bの先端面には端子取付用のネ
ジ孔4cが形成されている。
前記碍子本体1の笠部1bには複数箇所に、かつ互いに等
角度をおいて素子収納部1cが一体状に形成されている。
この素子収納部1cには電圧−電流特性が非直線性の例え
ば酸化亜鉛よりなる限流素子6が収容され、該限流素子
6は前記素子収納部1cの上下両端面に接着固定した接地
側封止電極7と課電側封止電極8とにより密封封止され
ている。さらに、前記素子収納部1cの上下両端外周部に
は接地側電極としての接地側キャップ金具9及び課電側
電極としての課電側キャップ電極10がかしめ付け固定さ
れている。前記接地側封止電極7と接地側キャップ電極
9との間、及び課電側封止電極と課電側キャップ電極10
との間にはそれぞれ接地側導電ユニット11、課電側導電
ユニット12が介装されている。
前記接地側キャップ電極9はキャップ金具2に対しリー
ド線13により接続され、該リード線13の両端部はかしめ
ピン14及びビス15により接続されている。
前記課電側キャップ電極10の下面とピン金具4との間に
はリード線16が接続されている。そしてリード線16に止
着された一方の端子金具17はかしめピン19により課電側
キャップ電極10に止着され、リード線16に止着された他
方の端子金具18は、前記ピン金具4の回り止め突部4bの
先端に形成したネジ孔4cに螺合されるビス20により取り
付けられている。
前記キャップ金具2には前記接地側キャップ電極9と対
応してアークガイド21が水平に支持され、限流素子6が
導通状態となってアークが外部に放出された場合に該ア
ークを外側方へ変向し得るようになっている。
このように構成した懸垂型避雷碍子は第5図に示すよう
に鉄塔の支持アーム22に対し複数個直列に、かつ各限流
素子6が上下に対応した状態で連結され、その下端部に
は送電線Lが装着される。又、懸垂碍子連の上下両端部
には碍子の沿面閃絡を防止するためのアークホーン23,2
4が取着されている。
次に、前記のように構成した懸垂型避雷碍子の使用状態
における動作を説明する。
今、第5図に示す状態において、送電線Lから最下部の
懸垂型避雷碍子のピン金具4に進入した雷サージはリー
ド線16、課電側キャップ電極10、課電側導電ユニット1
2、課電側封止電極8、限流素子6、接地側封止電極
7、接地側導電ユニット11、接地側キャップ電極9、リ
ード線13を経てキャップ金具2へ流れ、さらに上側に位
置する懸垂型避雷碍子のピン金具4へ流れ以下同様にし
て最上部の懸垂型避雷碍子から鉄塔へ流れ、大地に放電
される。又、その後生じる続流電流は前記限流素子6の
抵抗値の復元により抑制遮断され、運転電圧に基づく地
絡事故が抑制される。
又、前記限流素子6が長期使用により劣化したり、予期
しない大規模な雷サージが進入したりすることにより、
限流素子6が導通状態となって内部圧力の上昇によりア
ークがキャップ電極9,10を溶融破口して放圧されると、
アークガイド21により該アークが碍子本体1の側方に変
向された後、アークホーン23,24間に移行される。とこ
ろで、前記ピン金具4には回り止め突部4bを一体に形成
し、該突部4bをキャップ金具2の開口部2cに挟入するよ
うにしたので、各懸垂型避雷碍子がピン金具4の中心軸
線の回りで相対回動して、上下に対向する各限流素子6
の位置がズレることはなく、従って、雷サージ電流によ
り限流素子が導通状態になった場合にもその後の続流を
速やかにアークホーン23,24に移行することができ、懸
垂型避雷碍子の笠欠けを防止することができる。
又、前記実施例のように回り止め突部4bにネジ孔4cを形
成することにより、リード線16の端子金具18をビス20よ
り別途取付金具を設けたりピン金具の外周にネジ孔を設
けたりすることなく簡単に接続することができ、従っ
て、製造及び組付を容易に行いコストダウンを図ること
ができる。
なお、この発明は次のように実施することもできる。
前記実施例ではピン金具4に回り止め突部4bを一体に形
成してネジ孔4cを形成したが、これをカシメ孔にした
り、ボルトを立設したりすること。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、請求項1記載の発明は簡単な構造
により各懸垂型避雷碍子のピン金具の軸線の回りでの相
対回動を防止して限流素子を互いに対向する所定位置に
保持することができ、限流素子が劣化したり導通状態に
なった場合にもその後の続流を速やかにアークホーンに
移行することにより各懸垂型避雷碍子の笠欠けを防止で
きる効果がある。
又、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果
に加えて、限流素子の課電側電極とピン金具とを接続す
るリード線の端部をピン金具に簡単な構造により容易に
取り付けることができ、別途端子部を取り付ける突部を
形成する従来構造と比較して、構造を簡素化しコストダ
ウンを図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の懸垂型避雷碍子の要部を示す平断面
図、第2図はピン金具下端部の拡大側面図、第3図は懸
垂型避雷碍子全体を示す半縦断面図、第4図は同じく懸
垂型避雷碍子の底面図、第5図は懸垂型避雷碍子の使用
状態を示す正面図である。 1……碍子本体、1a……頭部、1b……笠部、1c……素子
収納部、キャップ金具、2a……係合凹部、2b……嵌合
口、2c……開口部、4……ピン金具、4a……大径部、4b
……回り止め突部、4c……ネジ孔、6……限流素子、9
……接地側電極としての接地側キャップ電極、10……課
電側電極としての課電側キャップ電極、13,16……リー
ド線、17,18……端子金具、21……ビス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 俊幸 愛知県小牧市大字二重堀1058番地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】碍子本体の頭部にキャップ金具を嵌合固定
    するとともに、前記頭部内側にピン金具の上部を嵌合固
    定し、さらに前記碍子本体の笠部に電圧−電流特性が非
    直線性を有する限流素子を収容した懸垂型避雷碍子にお
    いて、前記ピン金具の下側外周に対し下方に位置する他
    の懸垂型避雷碍子のキャップ金具の係合凹部の側部開口
    に挟入して前記ピン金具の軸線の回りでの相対回動を防
    止する回り止め突部を設けたことを特徴とする懸垂型避
    雷碍子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の発明において、前記回り止
    め突部に対し前記限流素子の課電側電極に接続されたリ
    ード線の端子金具を取り付けるためのネジ孔あるいはボ
    ルト等の取付部を形成したことを特徴とする懸垂型避雷
    碍子。
JP2318342A 1990-11-21 1990-11-21 懸垂型避雷碍子 Expired - Lifetime JPH0719493B2 (ja)

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