JPH0424535Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、書込み自在のデイスク（Writable
Disc）と称される光デイスクや光磁気デイスク
の如き記録（書込み）及び再生（読取り）の両方
が可能なデイスクを用いるのに最適なデイスクカ
ートリツジに関するものである。

〔考案の概要〕

本考案は、カートリツジの前側面の近傍にこの
前側面に対してほぼ平行に移動可能に設けられた
シヤツターと、上記カートリツジの左または右側
面に近傍にこの左または右側面対してほぼ平行に
移動可能に設けられたスライダーと、上記スライ
ダーの移動を上記シヤツターに伝達する伝達機構
と、上記スライダーを複動移動へ付勢する付勢手
段とを備え、デイスクプレーヤーに設けられたシ
ヤツター開蓋用突起が上記スライダーと係合して
このスライダーが往動方向へ移動することによ
り、上記シヤツターが開蓋位置へ移動するように
構成したデイスクカートリツジにおいて、上記ス
ライダーに設けられた被係合部と係合して上記ス
ライダーを上記復動位置にロツクするために、上
記カートリツジに設けられた弾性を有するロツク
爪と、上記シヤツター開蓋用突起と係合する側の
端部において上記スライダーに回動自在に設けら
れたロツク解除レバーとをさらに備え、上記ロツ
ク解除レバーは、上記シヤツター開蓋用突起と係
合する一端部と、上記ロツク爪を押圧してこのロ
ツク爪と上記被係合部との係合を解除する他端部
とを有し、上記ロツク解除レバーの上記一端部が
上記シヤツター開蓋用突起と係合して上記ロツク
解除レバーが回動することにより、上記他端部が
上記ロツク爪を押圧してこのロツク爪が上記被係
合部との係合を解除されるように構成することに
よつて、シヤツターの開蓋位置でのロツクおよび
ロツク解除を円滑かつ確実に行えるようにしたも
のである。

〔従来の技術〕

磁気デイスクを用いるフロツピーデイスクカー
トリツジの公知例として実開昭59−135568号公報
や実開昭59−138062号公報がある。これらの公知
例は、非使用時にシヤツターが不測に開蓋されな
いように、戻しばねによつて閉蓋位置へ復動され
たシヤツターをロツク爪によつて直接ロツクされ
るようにしている。また使用時には、カートリツ
ジを記録再生装置内に挿入すると、その記録再生
装置内に設けられているシヤツター開蓋用突起に
よつてロツク爪のロツクを解除した後、シヤツタ
ーを開蓋位置へ摺動させるようにしている。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら、これらの公知例では、カートリ
ツジを構成する上下ハーフの一方に上記ロツク爪
及びそのロツク解除用のカムを一体に成形してい
たが、この種フロツピーデイスクカートリツジの
上下ハーフは通常ABS樹脂等にて成形されるも
のであり、柔軟性が低い素材のために、ロツク爪
に過大な負荷が作用するようなことがあると、ロ
ツク爪が簡単に折損され易かつた。そしてロツク
爪が折損された場合には、ロツク爪だけを部品交
換することができず、カートリツジ全体を廃棄し
てしまわなければならず、極めて不経済であつ
た。またシヤツター開蓋用突起によつてロツク爪
のロツクを解除する際には、その突起をロツク爪
に一体に成形されている上記ロツク解除用のカム
に強く押圧させてそのカムによる相対的な案内作
用によつてロツク爪を弾性に抗して撓ませるよう
にしてロツク解除を行つているが、そのロツク解
除の際や閉蓋位置へ復動されたシヤツターがロツ
ク爪に係合される際の摩擦抵抗が非常に大きく、
シヤツターの閉塞位置でのロツク及びロツク解除
の動作を円滑に行えなかつた。またシヤツターは
板厚の薄いステンレス板等によつてプレス加工さ
れたものであり、その板厚の薄いシヤツターにロ
ツク爪を直接係合される構造では、シヤツターに
対するロツク爪の係合深さを充分に大きくとるこ
とができないばからか、シヤツターのエツジによ
つてロツク爪が早期に摩耗され易く、シヤツター
のロツクを長期に亘つて確実に行い難く、信頼性
が低かつた。

本考案は、シヤツターの閉蓋位置でのロツク及
びロツク解除を円滑かつ確実に行えるデイスクカ
ートリツジを提供しようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は、記録媒体であるデイスクが回転自在
に収納されたカートリツジと、このカートリツジ
の上面および下面の少なくとも一方に設けられた
ヘツド挿入孔を開閉するために、上記カートリツ
ジの前側面の近傍にこの前側面に対してほぼ平行
に移動可能に設けられたシヤツターと、上記カー
トリツジの左また右側面の近傍にこの左または右
側面対してほぼ平行に移動可能に設けられたスラ
イダーと、上記シヤツターを開閉するために、上
記スライダーの移動を上記シヤツターに伝達する
伝達機構と、上記シヤツターが上記ヘツド挿入孔
を閉じる閉蓋位置に保持されるように、上記スラ
イダーを復動位置へ付勢する付勢手段と備え、上
記カートリツジが上記前側面側からデイスクプレ
ーヤーに装着される際に、このデイスクプレーヤ
ーに設けられたシヤツター開蓋用突起が上記スラ
イダーと係合してこのスライダーが往動方向へ移
動することにより、上記シヤツターが開蓋位置へ
移動するように構成したデイスクカートリツジに
おいて、上記スライダーに設けられた被係合部
と、この被係合部と係合して上記スライダーを上
記復動位置にロツクするために、上記カートリツ
ジに設けられた弾性を有するロツク爪と、上記シ
ヤツター開蓋用突起と係合する側の端部において
上記スライダーに回動自在に設けられたロツク解
除レバーとをさらに備え、上記ロツク解除レバー
は、上記シヤツター開蓋用突起と係合する一端部
と、上記ロツク爪を押圧してこのロツク爪と上記
被係合部との係合を解除する他端部とを有し、上
記カートリツジが上記前側面側からデイスクプレ
ーヤーに装着される際、上記ロツク解除レバーの
上記一端部が上記シヤツター開蓋用突起と係合し
て上記ロツク解除レバーが回動することにより、
上記他端部が上記ロツク爪を押圧してこのロツク
爪が上記被係合部との係合を解除され、これによ
つて、上記スライダーの上記復動位置でのロツク
が解除されて上記シヤツターの移動が可能とする
ように構成したことを特徴とするデイスクカート
リツジ。

〔作用〕

本考案は、伝達機構を介してシヤツターを開閉
するスライダーをロツク爪によつて復動位置にロ
ツクすることにより、シヤツターを閉蓋位置にロ
ツクするようにしたから、スライダーの被係合部
に対するロツク爪の係合深さを自由にかつ充分に
大きくとることができ、このため、シヤツターの
閉蓋位置でのロツクを長期にわたつて確実に行う
ことができる。また、スライダーに回動自在に設
けられたロツク解除レバーの一端部がデイスクプ
レーヤーのシヤツター開蓋用突起と係合してロツ
ク解除レバーが回動することにより、ロツク解除
レバーの他端部がロツク爪を押圧してこのロツク
爪がスライダーの被係合部との係合を解除される
ようにしたから、閉蓋位置にロツクされているシ
ヤツターのロツク解除を円滑かつ確実に行うこと
ができる。

〔実施例〕

以下、本考案を光デイスクや光磁気デイスク等
の書込み自在のデイスクを用いたデイスクカート
リツジに適用した実施例を図面によつて説明す
る。

先ず、第４図はデイスクカートリツジの全体を
示したものであつて、光デイスクや光磁気デイス
クの如き記録媒体である書込み自在のデイスク
（Writable Disc）１をポリカーボネート樹脂等
の合成樹脂にて成計されたほゞ四角形状をなす上
下ハーフ２，３からなるカートリツジ４内に回転
自在に収納させている。上下ハーフ２，３の中央
部には円形のターンテーブル挿入孔５を設けると
共にその一側部で中央から外周部にかけて記録、
再生用のヘツド挿入孔である光学ヘツド挿入孔６
を設け、これら上下一対の光学ヘツド挿入孔６を
ステンレス板等の金属板にて成形された断面ほゞ
コ形をなすシヤツター７によつて開閉するように
構成したものである。なお上下ハーフ２，３はこ
れらの周辺部で複数のビス８によるビス止めによ
つて上下から組立てられている。

そしてデイスクカートリツジをシヤツター側で
ある矢印ａ方向からデイスクプレーヤー内に水平
に挿入した時に、そのデイスクプレーヤー内に設
けられているシヤツター開蓋用突起９がカートリ
ツジ４の一側壁４ａに沿つて設けられている側溝
１０内に矢印ｂ方向から相対的に挿入され、その
突起９によつてスライダー１１が１点鎖線で示す
復動位置から点線で示す往動位置まで戻しばねに
抗して矢印ｂ方向に摺動されて、シヤツター７が
１点鎖線で示す閉蓋位置から実線で示す開蓋位置
までカートリツジ４の上記側壁４ａに対して直角
な側壁４ｂに沿つて矢印ｃ方向に開蓋されるよう
に構成されている。なおデイスクカートリツジが
デイスクプレーヤー内から矢印ｄ方向に水平に抜
き取られると、突起９が矢印ｅ方向に相対的に離
脱され、スライダー１１及びシヤツター７が戻し
ばねによつて夫々１点鎖線で示す復動位置と閉蓋
位置とへ矢印ｅ，ｆ方向に復動されるように構成
されている。

なお第５図に示す如く、カートリツジ４の他方
の側壁４ｂに沿つて矢印ｃ，ｆ方向に摺動自在の
ラツク１２を設け、スライダー１１の内側に一体
に成形したラツク１１ａとラツク１２とをカート
リツジ４内に夫々回転自在に軸支した３つのギヤ
１３，１４，１５によつて互いに連動させてい
る。なおラツク１２は上下ハーフ２，３内に水平
に架設した金属棒からなるガイド軸１６に貫通孔
１７によつて挿通させ、そのラツク１２にシヤツ
ター７を複数のビス１８によつてビス止めしてい
た。また中間のギヤ１４に捩りコイルばねからな
る戻しばね１９が取付けられていて、この戻しば
ね１９のばね力によつてギヤ１３，１４，１５を
介してスライダー１１とラツク１２とが夫々矢印
ｅ，ｆ方向に復動附勢されている。そして前述し
た如く外部から突起９によつてスライダー１１が
戻しばね１９のばね力に抗して第５図に実線で示
す復動位置から１点鎖線で示す往動位置まで矢印
ｂ方向に摺動操作されることによつて、ギヤ１
３，１４，１５を介してラツク１２を駆動してシ
ヤツター７を第５図に実線で示す閉蓋位置から１
点鎖線で示す開蓋位置まで矢印ｃ方向に摺動させ
て開蓋させるように構成されている。

次に、第１Ａ図〜第３図によつて、シヤツター
７の閉蓋位置でのロツク及びロツク解除機構の詳
細を説明する。

先ず、ロツク爪２２はポリアセタール樹脂等の
充分に柔軟性のある合成樹脂にて成形されたもの
であつて、先端の上部にほゞ三角形の爪部２２ａ
が設けられると共にその先端とは反対側にほゞ台
形の突部２２ｂが設けられた板厚の厚い先端板２
２ｃと、板厚の薄い中間板２２ｄと、板厚が最も
厚いほゞＬ形の基部２２ｅとを互いに一体に成形
したものである。そしてカートリツジ４の互いに
直角な側壁４ａ，４ｂは上下ハーフ２，３に一体
に成形されている側壁２ａ，２ｂ及び３ａ，３ｂ
の上下からの突き合わせによつて構成されるが、
両側壁２ｂ，３ｂの上下からの突き合せ部で下ハ
ーフ３にほゞＬ形の凹所からなる取付部２３が形
成されていて、ロツク爪２２はその基部２２ｅに
よつて取付部２３内に上下から着脱自在に嵌合さ
れ、上下ハーフ２，３のビス止めにより両側壁２
ｂ，３ｂが上下から突き合されることによつて基
部２２ｅが固定されるように構成されている。

次に、スライダー１１はPOM樹脂等にて成形
されたものであつて、内側に沿つて前記ラツク１
１ａが設けられた本体１１ｂと、その下部に沿つ
て設けられた摺動ガイド１１ｃと、その摺動ガイ
ド１１ｃの内側に設けられた突部１１ｄとを互い
に一体に成形したものである。そして本体１１ｂ
の前端側の下部にロツク解除レバー２４がピン２
５を介して回動自在に枢支されており、そのロツ
ク解除レバー２４の一端２４ａは本体１１ｂの前
端面である前記シヤツター開蓋用突起９の押圧部
１１ｅに配置されている。またロツク解除レバー
２４の他端２４ｂはロツク爪２２に当接可能に構
成されている。そして下ハーフ３の側壁３ａの内
側に沿つて設けられた断面ほゞコ形をなすガイド
溝２６内にスライダー１１がその摺動ガイド１１
ｃによつて上方から嵌合され、本体１１ｂのラツ
ク１１ａとは反対側である外側縁１１ｆが上下ハ
ーフ２，３の両側壁２ａ，３ａの中間に沿つて設
けられたスリツト２７から外側に露出されて、こ
のスライダー１１が上下ハーフ２，３間で両側壁
２ａ，３ａに沿つて第５図で矢印ｂ，ｅ方向に摺
動自在に構成されている。

次に、第１Ａ図〜第１Ｃ図によつて、シヤツタ
ー７の閉蓋位置でのロツクとそのロツク解除の動
作を説明する。

先ず第１Ａ図の如く、スライダー１１が矢印ｅ
方向の復動位置へ復動されている時には、ロツク
爪２２の爪部２２ａが中間板２２ｄの弾性復帰力
によつてスライダー１１の突部１１ｄに矢印ｇ方
向から大きな係合深さｌに係合されて、スライダ
ー１１がその復動位置にて確実にロツクされてい
る。この結果、第５図に示したギヤ１３，１４，
１５及びラツク１２を介してシヤツター７が閉蓋
位置にてロツクされる。なおこの時、ロツク解除
レバー２４の他端２４ｂはロツク爪２２の突部２
２ｂの下端側に当接している。

次に第１Ｂ図の如く、カートリツジ４の側溝１
０内に矢印ｂ方向から相対的に挿入されたシヤツ
ター開蓋用突起９がスライダー１１の押圧部１１
ｅを押圧してこのスライダー１１を矢印ｂ方向に
摺動する。しかしその際、突起９は最初にロツク
解除レバー２４の一端２４ａに当接してこのロツ
ク解除レバー２４を矢印ｈ方向に回転し、そのロ
ツク解除レバー２４の他端２４ｂがロツク爪２２
の突部２２ｂをテコ作用によつてかつ摩擦抵抗の
小さな状態で大きく確実かつ円滑に押すので、ロ
ツク爪２２が中間板２２ｄの弾性に抗して基部２
２ｅを中心に矢印ｉ方向に無理なく大きく回動さ
れて、爪部２２ａが突部１１ｄから確実かつ円滑
に外されて、スライダー１１の復動位置でのロツ
クが確実かつ円滑に解除される。そして突起９は
この後直ぐにスライダー１１の押圧部１１ｅに当
接して、ロツク解除レバー２４と一緒にスライダ
ー１１を第１Ｃ図の如く往動位置まで矢印ｂ方向
に摺動させる。この結果、第５図で説明した如く
シヤツター７が開蓋位置まで摺動される。なおこ
の際、スライダー１１と一緒に矢印ｂ方向に摺動
されるロツク解除レバー２４の他端２４ｂはロツ
ク爪２２の突部２２ｂをすべり降りて爪部２２ａ
の下を潜り抜けて先端板２２ｃから矢印ｂ方向に
外される。そしてその瞬間に、第１Ｃ図の如くロ
ツク爪２２は中間板２２ｂの弾性復帰力によつて
矢印ｇ方向に復帰する。

なお、第１Ｂ図の如くスライダー１１が復動位
置へ矢印ｅ方向に復動して再びロツクされる動作
は上述したロツク解除動作の逆動作であるが、こ
の際、スライダー１１の突起１１ｄがロツク爪２
２の爪部２２ａを相対的に乗り越えてその爪部２
２ａに再び係合される。また、万一ロツク爪２２
が折損したような場合には、ビス８を外して上下
ハーフ２，３を分解するだけで、第２図に示す如
くロツク爪２２の基部２２ｅを下ハーフ３の取付
部２３の上方に簡単に抜き取つて、そのロツク爪
２２を容易に部品交換することができる。

以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案
は実施例に限定されることなく、本考案の技術的
思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。

例えば、本考案に用いるデイスクは両面記録の
デイスクでなくても、片面記録のデイスクであつ
ても良い。

また本考案は、光デイスクや光磁気デイスクの
如き書き込み自在のデイスクを用いるものに限定
されることなく、各種の記録及び／再生用のデイ
スクを用いる各種のデイスクカートリツジに適用
可能である。

〔考案の効果〕

本考案は、シヤツターの閉蓋位置でのロツク及
びロツク解除を円滑かつ確実に行え、信頼性が非
常に高い。特にシヤツターの閉蓋位置でのロツク
を確実に行えるので、輸送時に振動等によつてシ
ヤツターが不測に開いたり、非使用時のいたずら
等によつてシヤツターが不用意に開かれたりし
て、カートリツジ内のデイスクにゴミや指紋
（油）等が付着されて、記録、再生のエラーにな
つてしまうような不都合を確実に防止できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案のデイスクカートリツジの一実施
例を示したものであつて、第１Ａ図〜第１Ｃ図は
要部の動作を示す平面図、第２図及び第３図は要
部の分解斜視図、第４図はデイスクカートリツジ
全体の斜視図、第５図はデイスクカートリツジの
部分平面図である。 図面に用いられた符号において、１……デイス
ク、２……上ハーフ、３……下ハーフ、４……カ
ートリツジ、４ａ……カートリツジの側壁、４ｂ
……カートリツジの側壁、６……光学ヘツド挿入
孔、７……シヤツター、９……シヤツター開蓋用
突起、１１……スライダー、１１ｅ……スライダ
ーの押圧部、１９……戻しばね、２２……ロツク
爪、２２ｅ……基部、２３……取付部、２４……
ロツク解除レバー、２４ａ……ロツク解除レバー
の一端、２４ｂ……ロツク解除レバーの他端、で
ある。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 記録媒体であるデイスクが回転自在に収納され
   たカートリツジと、 このカートリツジの上面および下面の少なくと
   も一方に設けられたヘツド挿入孔を開閉するため
   に、上記カートリツジの前側面の近傍にこの前側
   面に対してほぼ平行に移動可能に設けられたシヤ
   ツターと、 上記カートリツジの左または右側面の近傍にこ
   の左または右側面に対してほぼ平行に移動可能に
   設けられたスライダーと、 上記シヤツターを開閉するために、上記スライ
   ダーの移動を上記シヤツターに伝達する伝達機構
   と、 上記シヤツターが上記ヘツド挿入孔を閉じる閉
   蓋位置に保持されるように、上記スライダーを復
   動位置へ付勢する付勢手段とを備え、 上記カートリツジが上記前側面側からデイスク
   プレーヤーに装着される際、このデイスクプレー
   ヤーに設けられたシヤツター開蓋用突起が上記ス
   ライダーと係合してこのスライダーが往動方向へ
   移動することにより、上記シヤツターが開蓋位置
   へ移動するように構成したデイスクカートリツジ
   において、 上記スライダーに設けられた被係合部と、 この被係合部と係合して上記スライダーを上記
   復動位置にロツクするために、上記カートリツジ
   に設けられた弾性を有するロツク爪と、 上記シヤツター開蓋用突起と係合する側の端部
   において上記スライダーに回動自在に設けられた
   ロツク解除レバーとをさらに備え、 上記ロツク解除レバーは、上記シヤツター開蓋
   用突起と係合する一端部と、上記ロツク爪を押圧
   してこのロツク爪と上記被係合部との係合を解除
   する他端部とを有し、 上記カートリツジが上記前側面側からデイスク
   プレーヤーに装着される際、上記ロツク解除レバ
   ーの上記一端部が上記シヤツター開蓋用突起と係
   合して上記ロツク解除レバーが回動することによ
   り、上記他端部が上記ロツク爪を押圧してこのロ
   ツク爪が上記被係合部との係合を解除され、これ
   によつて、上記スライダーの上記復動位置でのロ
   ツクが解除されて上記シヤツターの移動が可能と
   なるように構成したことを特徴とするデイスクカ
   ートリツジ。