JPH04244066A - ハロゲノアルキル−アゾリル誘導体類 - Google Patents

ハロゲノアルキル−アゾリル誘導体類

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JPH04244066A
JPH04244066A JP3218053A JP21805391A JPH04244066A JP H04244066 A JPH04244066 A JP H04244066A JP 3218053 A JP3218053 A JP 3218053A JP 21805391 A JP21805391 A JP 21805391A JP H04244066 A JPH04244066 A JP H04244066A
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クラウス・シユトレツヒ
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シユテフアン・ドウツツマン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なハロゲノアルキル−アゾ
リル誘導体類、それらの複数の製造方法、並びに植物保
護および材料保護における殺微生物剤(microbi
cides)としてのそれらの使用に関するものである
【0002】ある種のジハロゲノ−アリル−トリアゾリ
ル誘導体類が殺菌・殺カビ剤(fungicidal)
性質を有することは開示されている(ヨーロッパ公開明
細書0,097,425参照)。例えば、4−(2,4
−ジクロロフェニル)−1,2−ジブロモ−4−ヒドロ
キシ−5−(1,2,4−トリアゾリ−1−ル)−ペン
テ−1−ンおよび4−(2,4−ジクロロフェニル)−
1,2−ジクロロ−4−ヒドロキシ−5−(1,2,4
−トリアゾリ−1−ル)−ペンテ−1−ンを菌・カビ類
(fungi)の防除用に使用することができる。これ
らの物質の作用は良好であるが、低い使用範囲が用いら
れる時にはある場合には遺憾の点がある。
【0003】さらに、中心炭素原子上に任意に置換され
ていてもよいフェニル基を含有しているある種のハロゲ
ノアルキル−トリアゾリル誘導体類が植物病原性の菌・
カビ類に対する殺菌・殺カビ剤として適していることは
すでに開示されている(ヨーロッパ公開明細書0,38
0,277参照)。しかしながら、任意に置換されてい
てもよいフェニル基が別の基により置換されている対応
する化合物は述べられていない。
【0004】式
【0005】
【化4】
【0006】[式中、R1は任意に置換されていてもよ
いアルキル、任意に置換されていてもよいアルケニルま
たは任意に置換されていてもよいシクロアルキルを表わ
し、R2は水素、アルキル、アルケニル、アシルまたは
アラルキルを表わし、X1はハロゲンを表わし、X2は
ハロゲンを表わし、nは0または1を表わし、そしてY
は窒素またはCH基を表す]の新規なハロゲノアルキル
−アゾリル誘導体類、並びにそれらの酸付加塩類および
金属塩錯体類が今見いだされた。
【0007】式(I)の化合物は少なくとも1個の非対
称的に置換された炭素原子を含有しており、従って光学
的異性体の形状で得られる。本発明は、異性体類の混合
物並びに個々の異性体類にも関するものである。
【0008】さらに、式(I)のハロゲンアルキル−ア
ゾリル誘導体類並びにそれらの酸付加塩類および金属塩
錯体類は、式
【0009】
【化5】
【0010】[式中、R1、R2、Yおよびnは上記の
意味を有する]のアルキン類を希釈剤の存在下でハロゲ
ンまたはハロゲン−供与性化合物と反応させ、そして希
望により、生成した式(I)の化合物を次に酸または金
属塩との付加反応にかける時に、得られることも見いだ
された。
【0011】最後に、式(I)の新規なハロゲンアルキ
ル−アゾリル誘導体類並びにそれらの酸付加塩類および
金属塩錯体類が強力な殺微生物剤性質を有しておりそし
て植物保護および材料保護において使用できることも見
いだされた。
【0012】驚くべきことに、本発明に従う物質は、植
物保護および材料保護において、最も似た構造を有する
同一活性方向のこれまでに公知の化合物より良好な殺微
生物活性を有している。
【0013】式(I)および/または(II)の化合物
において、R1は好適には炭素数が1−6の直鎖もしく
は分枝鎖状のアルキルを表わし、ここでこれらの基のそ
れぞれはハロゲン、炭素数が3−7のシクロアルキル、
フェニルおよび/またはハロゲノフェニルからなる系か
らの同一もしくは異なる置換基によりモノ置換ないしト
リ置換されていてもよく、或いは炭素数が2−6のアル
ケニルを表わし、ここでこれらの基のそれぞれはハロゲ
ン、フェニルおよび/またはハロゲノフェニルからなる
系からの同一もしくは異なる置換基によりモノ置換ない
しトリ置換されていてもよく、或いは炭素数が3−7の
シクロアルキルを表わし、ここでこれらのシクロアルキ
ル基のそれぞれはハロゲンおよび/または炭素数が1−
4のアルキルからなる系からの同一もしくは異なる置換
基によりモノ置換ないしトリ置換されていてもよく、R
2は好適には水素、炭素数が1−6のアルキル、炭素数
が3−6のアルケニル、炭素数が1−4のアシルまたは
アルキル部分中の炭素数が1−4のフェニルアルキルを
表わし、X1は好適には弗素、塩素または臭素を表わし
、X2は好適には弗素、塩素または臭素を表わす。
【0014】特に好適には、R1はメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、ターシャリー
−ブチル、ターシャリー−ペンチル、1−エチル−1−
メチル−プロピル、1,1−ジメチル−プロピル、1,
1,2−トリメチル−プロピルまたは1,1−ジメチル
−プロペニ−2−ルを表わし、ここでこれらの前記の基
のそれぞれは弗素、塩素、臭素、フェニル、クロロフェ
ニル、ジクロロフェニル、フルオロフェニルおよび/も
しくはジフルオロフェニルからなる系からの同一もしく
は異なる置換基によりモノ置換ないしトリ置換されてい
てもよく、或いは1−メチル−シクロヘキシル、シクロ
ヘキシル、1−フルオロ−シクロプロピル、1−クロロ
−シクロプロピル、1−メチルシクロプロピル、シクロ
プロピル、1−メチルシクロペンチル、シクロペンチル
または1−エチル−シクロペンチルを表わし、R2は特
に好適には水素、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、アリル、ホルミル、アセチル、
ベンジルまたはフェネチルを表わし、X1は特に好適に
は弗素、塩素または臭素を表わし、X2は特に好適には
弗素、塩素または臭素を表わす。
【0015】指数nは0または1を表わす。
【0016】Yは窒素またはCH基を表す。
【0017】本発明に従う他の好適な物質は、酸類とR
1、R2、X1、X2、Yおよびnが上記でこれらの基
および指数nに関して好適であるかまたは特に好適であ
るとして挙げられている式(I)のハロゲノアルキル−
アゾリル誘導体類との付加生成物である。
【0018】加えることのできる酸類には好適には、ハ
ロゲン化水素酸類、例えば塩酸および臭化水素酸、特に
塩酸、並びに燐酸、硝酸、硫酸、一および二官能性カル
ボン酸類およびヒドロキシカルボン酸類、例えば酢酸、
マレイン酸、琥珀酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、サ
リチル酸、ソルビン酸および乳酸、並びにスルホン酸類
、例えばp−トルエン−スルホン酸、1,5−ナフタレ
ンジスルホン酸、樟脳スルホン酸またはサッカリン、が
包含される。
【0019】本発明に従う他の好適な化合物は、元素の
周期律系の主族II−IV並びに副族IおよびIIおよ
びIV−VIIIの金属類の塩類とR1、R2、X1、
X2、Yおよびnが上記でこれらの基および指数nに関
して好適であるかまたは特に好適であるとして挙げられ
ている式(I)のハロゲノアルキル−アゾリル誘導体類
との付加生成物である。これに関しては、銅、亜鉛、マ
ンガン、マグネシウム、錫、鉄およびニッケルの塩類が
特に好適である。 これらの塩類の適当なアニオン類は、生理学的に許容可
能な付加生成物を生じる酸類から誘導されるものである
。これに関しては、この型の特に好適な酸類はハロゲン
化水素酸類、例えば塩酸および臭化水素酸、並びに燐酸
、硝酸および硫酸である。
【0020】本発明に従う物質の例として挙げられるも
のは、下表に示されているハロゲノアルキル−アゾリル
誘導体類である。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】3−(1−クロロ−シクロプロピル)−3
−ヒドロキシ−4−(1,2,4−トリアゾリ−1ル)
−ブチ−1−ンを出発物質として使用しそして塩素ガス
を反応物として使用する場合には、本発明に従う方法の
工程は下記の反応式により示すことができる:
【002
6】
【化6】
【0027】本発明に従う方法を実施するための出発物
質として必要な式(II)のアルキン類はある場合には
公知である(ヨーロッパ公開明細書0,096,786
およびヨーロッパ公開明細書0,353,558参照)
。それらは、a)式
【0028】
【化7】
【0029】[式中、R1およびYは上記の意味を有す
る]のアゾリル−メチルケトン類を α)希釈剤の存在下で、式
【0030】
【化8】HC=CMe          (IV)[
式中、Meは1当量の金属カチオンを表す]のアセチレ
ン塩類と、または β)活性化されたアルミニウムの存在下でそして希釈剤
の存在下で、式
【0031】
【化9】HC=C−CH2−Hal      (V)
[式中、Halは塩素または臭素を表す]のプロパルギ
ルハライド類と反応させ、そして希望により、生成した
【0032】
【化10】
【0033】[式中、R1、Yおよびnは上記の意味を
有する]のアルキン類を希釈剤の存在下で強塩基と反応
させ、そして生成した式
【0034】
【化11】
【0035】[式中、R1、Yおよびnは上記の意味を
有し、そしてR3は塩基のカチオン性基を表す]のアル
コレート類を希釈剤の存在下で式
【0036】
【化12】R4−Hal′          (VI
)[式中、R4はアルキル、アルケニル、アシルまたは
アラルキルを表し、そしてHal′は塩素、臭素または
ヨウ素を表す]のハロゲン化合物と反応させるか、或い
はb)式
【0037】
【化13】 [式中、R1は上記の意味を有する]のクロロメチルケ
トン類を、 α)適宜塩基の存在下でそして希釈剤の存在下で、式

0038】
【化14】HC=CR5              
(VIII)[式中、R5は水素または1当量の金属カ
チオンを表す]のアセチレン類と、または β)方法(a)、変法βの条件下で、式
【0039】
【化15】HC=C−CH2−Hal      (V
)[式中、Halは上記の意味を有する]のプロパルギ
ルハライド類と反応させ、そして次に生成した式
【00
40】
【化16】
【0041】[式中、R1およびnは上記の意味を有す
る]のヒドロキシアルキン類を酸−結合剤の存在下でそ
して希釈剤の存在下で式
【0042】
【化17】
【0043】[式中、Yは上記の意味を有する]のアゾ
ール類と反応させ、そして希望により、生成した式
【0
044】
【化18】
【0045】[式中、R1、Yおよびnは上記の意味を
有する]のアルキン類を方法(a)に従いさらに反応さ
せることにより、製造できる。
【0046】方法(a)を実施するための出発物質とし
て必要な式(III)のアゾリル−メチルケトン類は公
知であるか、または簡単に原則的には公知の方法により
製造することができる(ドイツ公開明細書2,431,
407およびヨーロッパ公開明細書0,353,558
参照)。
【0047】式(IV)は、方法(a)、変法αを実施
する時に反応物として必要なアセチレン塩類の一般的定
義を与えるものである。この式において、Meは好適に
はリチウムカチオンまたは1当量のセリウム(III)
カチオンを表す。
【0048】式(IV)のアセチレン塩類は公知である
(ホウベンーウエイル(Houben−Weyl)、メ
ソデン・デル・オルガニッシェン・ヘミイ(Metho
den der Organischen Chemi
e)、V/2a巻、509頁以下、ジョージ・チエメ・
フェルラグ、スタットガルト、1977およびテトラヘ
ドロン・レタース(Tetrahedron Lett
ers)、25、(1984)、4233参照)。
【0049】方法(a)、変法αの第一段階を実施する
ために使用できる希釈剤は、この型の反応用に一般的な
全ての不活性有機溶媒である。エーテル類、例えばテト
ラヒドロフランまたはジエチルエーテル、および炭化水
素類、例えばn−ヘキサン、が好適である。
【0050】方法(a)、変法αの第一段階を実施する
時には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができ
る。一般的には、該変法は−78℃〜+30℃の間の温
度において、好適には−70℃〜+20℃の間の温度に
おいて、実施される。
【0051】本発明に従う方法(a)および(b)は一
般的に大気圧下で実施される。
【0052】方法(a)、変法αの第一段階を実施する
時には、アセチレン塩類を最初に製造し、そして次にこ
れらをあらかじめ単離せずに等量または過乗量もしくは
不足量の式(III)のアゾリル−メチルケトンと反応
させるという工程が一般的に行われる。処理は一般的方
法により行われる。一般的には、反応混合物を最初に塩
の水溶液、例えば塩化アンモニウム水溶液、で処理し、
次に混合物を水中で微溶性である有機溶媒と共に数回振
ることにより抽出し、一緒にした有機相を乾燥し、そし
て次に減圧下で濃縮するという工程が行われる。
【0053】方法(a)、変法βを実施するための出発
物質として必要な式(V)のプロパルギルハライド類は
公知である。
【0054】方法(a)、変法βの第一段階を実施する
ために使用できる希釈剤は、この型の反応用に一般的な
全ての不活性有機溶媒である。エーテル類、例えばテト
ラヒドロフランまたはジエチルエーテル、が好適である
【0055】方法(a)、変法βの第一段階は活性化さ
れたアルミニウムの存在下で実施される。後者は、触媒
量の塩化水銀(II)およびヨウ素をアルミニウム片に
加えることにより、製造される。
【0056】方法(a)、変法βの第一段階を実施する
時には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができ
る。一般的には、該変法は−80℃〜+100℃の間の
温度において、好適には−70℃〜+60℃の間の温度
において、実施される。
【0057】方法(a)、変法βの第一段階を実施する
時には、1モルの式(III)のアゾリル−メチルケト
ン当たり1−2モルの式(V)のプロパルギルハライド
類および1−1.5モルのアルミニウム並びに触媒量の
塩化水銀(II)およびヨウ素が使用される。生じた生
成物は一般的方法により単離される。
【0058】方法(a)の第二段階を実施する時には、
式(IIa)のアルキン類を例えばジオキサンの如き不
活性希釈剤中で室温において適当な強塩基類、例えばア
ルカリ金属アミド類またはアミド金属水酸化物類、第四
級水酸化アンモニウム類または水酸化ホスホニウム類、
と反応させることにより、それらを対応するアルコレー
ト類に転化させる。従って、式(IIb)の化合物中の
R3は好適にはアルカリ金属カチオン、例えばナトリウ
ムもしくはカリウムカチオン、または第四級アンモニウ
ムもしくはホスホニウムカチオン、を表している。
【0059】式(IV)は、方法(a)の第三段階を実
施するための反応物として必要なハロゲン化合物の一般
的定義を与えるものである。この式において、R4は好
適には本発明に従う式(I)の物質の記載に関して置換
基R2に対して上記で挙げられている意味を有するが、
水素は意味しない。Hal′は塩素、臭素またはヨウ素
を表す。
【0060】式(VI)のハロゲン化合物は公知である
かまたは原則的に公知の方法により製造できる。
【0061】方法(a)の第二および第三段階を実施す
るために適している希釈剤は不活性有機溶媒である。下
記のものを好適に使用することができる:エーテル類、
例えばジエチルエーテルまたはジオキサン;芳香族炭化
水素類、例えばベンゼン;および個々の場合には塩素化
された炭化水素類、例えばクロロホルム、塩化メチレン
または四塩化炭素;並びにヘキサメチル燐酸トリアミド
【0062】方法(a)の第二および第三段階を実施す
る時には、反応温度は実質的な範囲内で変えることがで
きる。一般的には、該変法は0℃〜120℃の間の、好
適には20℃〜100℃の間の、温度において実施され
る。
【0063】方法(a)の第二段階を実施する時には、
式(IIa)のアルキン類を最初に強塩基類と反応させ
て対応する式(IIb)のアルコレート類を与える。そ
の後の第三段階では、1モルの式(IIb)のアルコレ
ート当たり1−2モルの式(VI)のハロゲン化合物が
好適に使用される。最終的生成物を単離するためには、
反応混合物から溶媒を除去し、そして残渣を水および有
機溶媒で処理する。有機相を分離し、一般的方法で処理
し、そして精製する。
【0064】好適態様では、式(IIa)のヒドロキシ
ル化合物から出発し、それを適当な有機溶媒中でアルカ
リ金属水素化物またはアルカリ金属アミドによりアルカ
リ金属アルコレートに転化させ、そして後者を単離せず
に直ちに式(VI)のハロゲン化合物と反応させると、
その工程中に式(II)の化合物が1回操作で得られ、
アルカリ金属ハライドが分離されるという工程が方法(
a)の第二および第三段階で簡便に実施される。
【0065】別の好適態様に従うと、アルコレート類の
製造および式(VI)のハロゲン化合物との反応は簡便
には、二相系、例えば水酸化ナトリウムまたはカリウム
水溶液/トルエンまたは塩化メチレン、で0.01−1
モルの相−転移触媒、例えばアンモニウムまたはホスホ
ニウム化合物、を添加しながら実施され、そこでは有機
相中のアルコレート類とハライド類との反応は有機相中
または界面において起きる。
【0066】式(VII)は、方法(b)を実施するた
めの出発物質として必要なクロロメチルケトン類の一般
的定義を与えるものである。この式において、R1は好
適には本発明に従う式(I)の物質の記載に関してこの
基に対して好適であるとして上記で挙げられている意味
を有する。
【0067】式(VII)のクロロメチルケトン類は公
知であるかまたは原則的に公知の方法により製造できる
(ドイツ公開明細書3,049,461参照)。
【0068】式(VIII)は、方法(b)、変法αに
おける反応物として必要なアセチレン類の一般的定義を
与えるものである。この式において、R5は好適には水
素、リチウムカチオン、または1当量のマグネシウムも
しくはセリウム(III)カチオンを表す。
【0069】式(VIII)のアセチレン類は公知であ
る。
【0070】方法(b)、変法αの第一段階を実施する
ために適している塩基類は、この型の反応用に一般的な
全ての強塩基類である。アルカリ金属水酸化物類、例え
ば水酸化カリウム、が好適に使用できる。
【0071】方法(b)、変法αの第一段階を実施する
ための希釈剤は、この型の反応用に一般的な全ての不活
性有機溶媒である。エーテル類、例えばテトラヒドロフ
ランまたはジエチルエーテル、が好適である。
【0072】方法(b)、変法αの第一段階を実施する
時には、反応温度は実質的な範囲内で変えることができ
る。一般的には、該変法は−78℃〜+50℃の間の、
好適には−78℃〜+40℃の間の、温度において実施
される。
【0073】方法(b)、変法αの第一段階を実施する
時には、式(VII)のクロロメチルケトン類および式
(VIII)のアセチレン類をほぼ等量で反応させる。 しかしながら、どちらか一方の成分を過剰に使用するこ
ともできる。処理は一般的方法により行われる。
【0074】方法(b)、変法αの第一段階は、方法(
a)、変法βの第一段階でも使用されている条件下で実
施される。
【0075】式(IX)のヒドロキシアルキン類をさら
に式(X)のアゾール類と直接反応させることもできる
。 一方、それらを最初にオキシラン類に転化させ、そして
次にそれらを式(X)のアゾール類と反応させることも
できる。
【0076】方法(b)の第二段階を実施するために適
している酸−結合剤は全ての一般的酸受容体である。下
記のものを好適に使用することができる:アルカリ金属
炭酸塩類および炭酸水素塩類、例えば炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムまたは炭酸水素ナトリウム、並びに第三級
脂肪族または芳香族アミン類、例えばトリエチルアミン
、N,N−ジメチル−シクロヘキシル−アミン、N,N
−ジメチル−ベンジルアミンおよびピリジン、並びに環
式アミン類、例えば1,5−ジアザ−ビシクロ[4.3
.0]ノネ−5−ン(DBN)、1,8−ジアザ−ビシ
クロ[5.4.0]ウンデセ−7−ン(DBU)および
1,4−ジアザ−ビシクロ[2.2.2]オクタン(D
ABCO)。
【0077】方法(b)の第二段階を実施するために適
している希釈剤は全ての不活性有機溶媒である。下記の
ものを好適に使用することができる:脂肪族および芳香
族の任意にハロゲン化されていてもよい炭化水素類、例
えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテ
ル、ベンジン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、クロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼン
、エーテル類、例えばジエチルエーテルおよびジブチル
エーテル、並びにターシャリー−ブチルメチルエーテル
、グリコールジメチルエーテルおよびジグリコールジメ
チルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサン、
ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソプロピルケトンおよびメチルイソブチルケトン。 エステル類、例えば酢酸メチルおよび酢酸エチル、ニト
リル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル
、並びにピリジン。
【0078】方法(b)の第二段階を実施する時には、
反応温度は実質的な範囲内で変えることができる。一般
的には、この段階は0℃〜200℃の間の、好適には2
0℃〜150℃の間の、温度において実施される。
【0079】方法(b)の第二段階を実施する時には、
1モルの式(IX)のヒドロキシアルキン当たり等量ま
たは過剰量の式(X)のアゾールおよび2−3モルの酸
−結合剤が使用されるという工程が一般的に行われる。 処理は一般的方法により行われる。希望する場合に行わ
れる式(IIa)のアルキン類のその後の反応は、方法
(b)においては方法(a)と同様にして実施される。
【0080】本発明に従う方法(a)を実施するための
反応物として適しているハロゲン類は好適には、弗素、
塩素、臭素、並びに混合ハロゲン類、例えば一弗化塩素
、一弗化臭素または一塩化臭素、である(メソジクム・
シミクム(Methdicum Chimicum)、
F.コルテ(Korte)、7巻、842頁(1976
)参照)。
【0081】使用することができるハロゲン供与性化合
物は例えば、塩化スルフリル、N−ブロモ琥珀酸イミド
と塩酸、N−クロロ琥珀酸イミドと臭化水素酸、または
N−クロロ琥珀酸イミドと弗化水素/ピリジンである(
シンセシス(Syntesis)、1973、780参
照)。
【0082】ハロゲン類と式(II)のアルキン類との
付加反応は、光の作用により、熱により、例えば有機過
酸化物の如きフリーラジカル生成用物質により、例えば
活性炭の如き表面活性物質により、または例えば塩化銅
(II)もしくは塩化鉄(III)の如き金属塩により
、促進させることができる。
【0083】本発明に従う方法を実施するために使用で
きる希釈剤はこの型の反応に一般的な全ての不活性有機
溶媒である。ハロゲン化された脂肪族炭化水素類、例え
ば塩化メチレン、クロロホルムおよび四塩化炭素、並び
にオキシ塩化燐を好適に使用することができる。
【0084】本発明に従う方法を実施する時には、反応
温度はある範囲内で変えることができる。一般的には、
該方法は−10℃〜+120℃の間の、好適には−5℃
〜+80℃の間の、温度において実施される。
【0085】本発明に従う方法を実施する時には、1モ
ルの式(II)のアルキン当たり等量もしくは過剰量の
ハロゲンまたはハロゲン−供与性化合物が一般的に使用
される。X1がX2とは異なっている式(I)のハロゲ
ノアルキル−アゾリル誘導体類を製造しようとする時に
は、式(II)のアルキンを最初に1モルのある種のハ
ロゲンとの付加反応にかけ、そして次に第二段階におい
てこの生成物を1モルの別のハロゲンとの付加反応にか
けるという工程が簡便に行われる。処理は一般的方法に
より行われる。一般的には、混合物を水中で微溶性であ
る有機溶媒で希釈し、水で洗浄し、有機相を乾燥し、そ
して次に濃縮するという工程が行われる。しかしながら
、反応が終了した時に、減圧下で揮発性成分類をストリ
ッピングすることにより反応混合物を直接濃縮すること
もできる。希望により、生じた生成物を一般的方法によ
りさらに精製することもできる。
【0086】本発明に従う方法により得られる式(I)
のハロゲノアルキル−アゾリル誘導体類を酸付加塩類ま
たは金属塩錯体類に転化させることができる。
【0087】式(I)の化合物の酸付加塩類の製造用に
好適な酸類は、本発明に従う酸付加塩類の記載に関して
上記で好適な酸類として挙げられているものである。
【0088】式(I)の化合物の酸付加塩類は簡単に一
般的な塩生成方法により、例えば式(I)の化合物を適
当な有機溶媒中に溶解させそして例えば塩酸の如き酸を
加えることにより、得られ、そしてそれらは公知の方法
で、例えば濾過により、単離することができ、そして適
宜不活性有機溶媒を用いる洗浄により精製することがで
きる。
【0089】式(I)の化合物の金属塩錯体類の製造用
に好適な金属類の塩類は、本発明に従う金属塩錯体類の
記載に関して上記で好適な金属塩類として挙げられてい
るものである。
【0090】式(I)の化合物の金属塩錯体類は簡単に
一般的方法により、例えば金属塩を例えばエタノールの
如きアルコール中に溶解させそして該溶液を式(I)の
化合物に加えることにより、得られる。金属塩錯体類は
公知の方法で、例えば濾過により、単離することができ
、そして適宜再結晶化により精製することができる。
【0091】本発明に従う活性化合物は強力な殺微生物
活性を示し、そして植物保護および材料保護において例
えば菌・カビ類およびバクテリアの如き望ましくない微
生物の防除用に使用することができる。
【0092】植物保護における殺菌・殺カビ剤は、ネコ
ブカビ類(Plasmodiophoromycete
s)、卵菌類(Oomycetes)、ツボカビ類(C
hytridiomycetes)、接合菌類(Zyg
omycetes)、子嚢菌類(Ascomycete
s)、担子菌類(Basidiomycetes)およ
び不完全菌類(Deuteromycetes)の防除
用に使用される。
【0093】菌・カビ性およびバクテリア性疾病のある
種の病原性微生物は上記主要類名の中に含まれるが、以
下に非限定的な例として列挙する。
【0094】キサントモナス(Xanthomonas
)種、例えばキサントモナス・オリザエ(Xantho
monas  oryzae);シユードモナス(Ps
eudomonas)種、例えばシユードモナス・ラク
リマンス(Pseudomonas  lachrym
ans);エルウイニア(Erwinia)種、例えば
エルウイニア・アミロボラ(Erwinia  amy
lovova);フハイカビ(Pythium)種、例
えばピチウム・ウルチムム(Pythium  ult
imum);エキビヨウキン(Phytophthor
a)種、例えばフイトフトラ・インフエスタンス(Ph
ytophthora  infestans);シユ
ードペロノスポラ(Pseudoperonospor
a)種、例えばシユードペロノスポラ・フムリ(Pse
udoperonospora  humuli)また
はシユードペロノスポラ・クベンシス( Pseudo
peronospora  cubensis);タン
ジクツユカビ(Plasmopara)種、例えばプラ
ズモパラ・ビチコーラ(Plasmopara  vi
ticola);ツユカビ(Peronospora)
種、例えばペレノスポラ・ピシ(Peronospor
a  pisi)またはP.ブラシカエ(P.bras
sicae);ウドンコカビ(Erysiphe)種、
例えばエリシフエ・グラミニス(Erysiphe  
graminis);スフアエロテカ(Sphaero
theca)種、例えばスフアエロテカ・フリギネア(
Sphaerotheca  fuliginea);
ポドスフアエラ(Podosphaera)種、例えば
ポドスフアエラ・レウコトリチヤ(Podosphae
ra  leucotricha);ベントウリア(V
enturia)種、例えばベントウリア・イナエカリ
ス(Venturia  inaequalis);ピ
レノフオラ(Pyrenophora)種、例えばピレ
ノフオラ・テレス(Pyrenophora  ter
es)またはP.グラミネア(P.graminea)
;(分生子型:ドレクスレラ(Drechslera、
異名:ヘルミントスポリウム(Helminthosp
orium));コクリオボルス(Cochliobo
lus)種、例えばコクリオボルス・サチブス(Coc
hliobolus  sativus)、(分生子型
:ドレクスレラ、異名:ヘルミントスポリウム(Hel
minthosporium));ウロミセス(Uro
myces)種、例えばウロミセス・アペンジクラトウ
ス (Uromycesappendiculatus
);サビキン(Puccinia)種、例えばプクシニ
ア・レコンジタ(Pucinia  recondit
a);ナマグサクロボキン(Tilletia)種、例
えばチルレチア・カリエス(Tilletia  ca
ries);クロボキン(Ustilago)種、例え
ばウスチラゴ・ヌーダ(Ustilago  nuda
)またはウスチラゴ・アベナエ(Ustilago  
avenae);ペリクラリア(Pellicular
ia)種、例えばペリクラリア・ササキイ (Pell
icularia   sasakii);ピリクラリ
ア(Pyricularia)種、例えばピリクラリア
・オリザエ(Pyriculariaoryzae);
フサリウム(Fusarium)種、例えばフサリウム
・クルモルム(Fusarium  culmorum
);ボトリチス(Botrytis)種、例えばボトリ
チス・シネレア(Botrytis  cinerea
);セプトリア(Septoria)種、例えばセプト
リア・ノドルム(Septoria  nodorum
);レプトスフアエリア(Leptosphaeria
)種、例えばレプトスフアエリア・ノドルム(Lept
osphaeria  nodorum);セルコスポ
ラ(Cercospora)種、例えばセルコスポラ・
カネスケンス(Cercospora  canesc
ens);アルテルナリア(Alternaria)種
、例えばアルテルナリア・ブラシカエ(Alterna
ria  brassicae)、並びにシュードセル
コスポレラ(Pseudocercosporella
)種、例えばシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイ
デス(Pseudocercosporella  h
erpotrichoides)。
【0095】植物の疾病を防除するために必要な濃度に
おける活性化合物の植物による良好な耐性のために、植
物の地上部分、植物成長幹および種子、並びに土壌の処
理が可能である。
【0096】本発明に従う活性化合物は、穀類および稲
の疾病、例えばシュードセルコスポレラ(Pseudo
cercosporella)、ウドンコカビ(Ery
siphe)、フサリウム(Fusarium)、ピレ
ノフオラ(Pyrenophora)、コクリオボルス
(Cochliobolus)、セプトリア(Sept
oria)、ピリクラリア(Pyricularia)
およびペリクラリア(Pellicularia)、の
防除用に、並びにキュウリのウドンコ病およびリンゴの
痂皮病の防除用に、並びに果実成長、葡萄栽培および野
菜成長におけるボトリチス(Botrytis)の防除
用に適している。さらに、それらは良好な且つ広範囲の
試験管内活性を有しており、そして例えばリゾクトニア
・ソラニ(Rhizoctoniasolani)の如
きウドンコ病の防除用に適している。
【0097】材料保護においては、本発明に従う物質は
工業用材料を望ましくない微生物の感染およびそれらに
よる破壊に対して保護するために使用できる。本発明の
概念における工業用材料とは、工業で使用するために製
造されている非−生物物質を意味すると理解すべきであ
る。例えば、微生物による変化または破壊から本発明に
従う活性化合物により保護しようとする工業用材料は、
接着剤、サイズ剤、紙および厚紙、織物、皮革、木材、
塗料およびプラスチック製品、冷却潤滑剤、並びに微生
物が感染可能であるかもしくはそれにより破壊可能であ
る他の物質である。微生物の増殖により被害を受けるこ
ともある製造プラント部品、例えば冷却水循環路、も保
護しようとする材料の範囲内に挙げることができる。本
発明の範囲内に挙げられる工業用材料は好適には、接着
剤、サイズ剤、紙および厚紙、皮革、木材、塗料、冷却
潤滑剤および熱転移液体、特に好適には木材、である。
【0098】工業用材料の変性または該材料中での変化
を生じさせる微生物の例として挙げられるものは、バク
テリア、菌・カビ類、酵母、藻および粘液有機体である
。本発明に従う活性化合物は好適には菌・カビ類、特に
木材を変色および破壊させる菌・カビである糸状菌(担
子菌類(Basidiomycetes))に対して並
びに粘液有機体および藻に対して活性である。
【0099】下記の属の微生物類が例として挙げられる
:アルテルナリア(Alternaria)、例えばア
ルテルナリア・テヌイス(Alternaria te
nuis)、アスペルギルス(Aspergillus
)、例えばアスペルギルス・ニゲル(Aspergil
lus niger)、ケトミウム(Chaetomi
um)、例えばケトミウム・グロボスム(Chaeto
mium globosum)、コニフォラ(Coni
ophora)、例えばコニフォラ・プテアナ(Con
iophora puteana)、レンチヌス(Le
ntinus)、例えばレンチヌス・チグリヌス(Le
ntinus tigrinus)、ペニシリウム(P
enicillium)、例えばペニシリウム・グラウ
クム(Penicillium glaucum)、ポ
リポルス(Polyporus)、例えばポリポルス・
ヴェルシカラー(Polyporus versico
lor)、オーレオバシジウム(Aureobasid
ium)、例えばオーレオバシジウム・プルランス(A
ureobasidium pullulans)、ス
クレロフォマ(Sclerophoma)、例えばスク
レロフォマ・ピチオフィラ(Sclerophoma 
pityophila)、トリコデルマ(Tricho
derma)、例えばトリコデルマ・ヴィリデ(Tri
choderma viride)、エシェリチア(E
scherichia)、例えばエシェリチア・コリ(
Escherichia coli)、シュードモナス
(Pseudomonas)、例えばシュードモナス・
オールギノサ(Psudomonas aerugin
osa)、およびスタフィロコックス(Staphyl
ococcus)、例えばスタフィロコックス・オーレ
ウス(Staphylococcus aureus)
【0100】本活性化合物は、それらの特定の物理的お
よび/または化学的性質によるが、一般的な調合物、例
えば溶液、乳液、懸濁剤、粉剤、包沫剤、塗布剤、顆粒
、エアロゾル、種子用の重合物質中のおよびコーテイン
グ組成物中の極く微細なカプセル、並びにULV冷およ
び温ミスト調合物に変えることができる。
【0101】これらの調合物は公知の方法において、例
えば活性化合物を伸展剤、すなわち液体溶媒、加圧下に
液化した気体および/または固体担体と随時表面活性剤
、すなわち乳化剤および/または分散剤および/または
発泡剤と混合して製造することができる。伸展剤として
水を用いる場合、例えば補助溶媒として有機溶媒を用い
ることもできる。液体溶媒としては、主に芳香族類、例
えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン、
塩素化された芳香族類もしくは塩素化された脂肪族炭化
水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類も
しくは塩化メチレン類、脂肪族炭化水素類、例えばシク
ロヘキサン、またはパラフイン類、例えば鉱油留分、ア
ルコール類、例えばブタノールもしくはグリコール並び
にそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例
えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトンもしくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒、例
えばジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシド
、並びに水が適している。液化した気体の希釈剤または
担体とは、常温および常圧では気体である液体を意味し
、例えばハロゲン化された炭化水素並びにブタン、プロ
パン、窒素および二酸化炭素の如きエアロゾル噴射基剤
である。固体の担体としては、粉砕した天然鉱物、例え
ばカオリン、クレイ、タルク、チヨーク、石英、アタパ
ルジヤイト、モントモリロナイト、またはケイソウ土並
びに合成鉱物例えば高度に分散したケイ酸、アルミナお
よびシリケートが適している。粒剤に対する固体の担体
としては、粉砕し且つ分別した天然岩石、例えば方解石
、大理石、軽石、海泡石および白雲石並びに無機および
有機のひきわり合成顆粒および有機物質の顆粒例えばお
がくず、やしがら、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎が
適している。乳化剤および発泡剤としては、非イオン性
および陰イオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂
肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪族アルコール
エーテル類、例えばアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフエ
ート類、アリールスルホネート類並びにアルブミン加水
分解生成物が適している。分散剤としては、例えばリグ
ニンスルフアイト廃液およびメチルセルロースが適して
いる。
【0102】接着剤、例えばカルボキシメチルセルロー
ス並びに粉状、粒状または格子状の天然および合成重合
体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよび
ポリビニルアセテート、並びに天然燐脂質、例えばセフ
アリンおよびレシチン、および合成燐脂質を調合物中で
使用することができる。他の添加剤は鉱物および植物油
であつてよい。
【0103】着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、
酸化チタンおよびプルシアンブルー、並びに有機染料、
例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシア
ニン染料、並びに微量の栄養剤例えば鉄、マンガン、ホ
ウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩を用い
ることができる。
【0104】植物保護においては、調合物は一般的に0
.1−95重量%、好ましくは0.5−90重量%の活
性化合物を含有している。
【0105】植物保護において使用される時には、本発
明に従う活性化合物は調合物中で他の公知の活性化合物
、例えば殺菌・殺カビ剤、殺昆虫剤、殺ダニ剤および除
草剤、との混合物、並びに肥料および生長調節剤との混
合物として存在し得る。
【0106】植物保護において使用される時には、本発
明に従う化合物はそのままで、或いはそれらの調合物の
形態または該調合物から調製した施用形態、例えば調製
済液剤(ready−to−use solution
s)、懸濁剤、水和剤、塗布剤、水和性粉剤、粉剤およ
び粒剤の形態で用いることができる。それらは一般的な
方法で、例えば液剤散布(watering)、スプレ
ー、アトマイジング(atomising)、粒剤散布
、粉剤散布、フオーミング(foaming)、はけ塗
り等によつて用いられる。さらに活性化合物を超低容量
法(ultra−low volume proces
s)に従つて施用するか、活性化合物の調合物を注射す
るか、或いは活性化合物自体を土壌に施用することもで
きる。また植物の種子を処理することもできる。
【0107】植物部分の処理の場合、施用形態における
活性化合物の濃度は実質的な範囲内で変えることができ
る。それらは一般的に1−0.0001重量%、好まし
くは0.5−0.001重量%、の間である。
【0108】種子を処理する際には、一般的には種子1
kg当り活性化合物0.001−50g、好ましくは0
.01−10g、の量を必要とする。土壌を処理する際
には、作用場所で0.00001−0.1重量%、好ま
しくは0.0001−0.02重量%、の活性化合物濃
度を必要とする。
【0109】工業用材料の保護用に使用される殺微生物
剤は、活性化合物を一般的には1−95重量%の、好適
には10−75重量%の、量で含有している。材料保護
において使用される時には、本発明に従う活性化合物の
使用濃度は防除しようとする微生物の性質および発生並
びに保護しようとする物質の組成に依存している。最適
な投与割合は一連の試験により決めることができる。一
般的には、使用濃度は保護しようとする物質に関して0
.001−5重量%の、好適には0.05−1.0重量
%の、範囲である。
【0110】材料保護において使用される時には、本発
明に従う活性化合物は他の公知の活性化合物と混合して
使用することができる。
【0111】下記のものが活性化合物の例として挙げら
れる:ベンジルアルコールモノ(ポリ)ヘミホルマール
および他のホルムアルデヒド−放出性化合物、ベンズイ
ミダゾリル−メチル−カルバメート類、テトラメチルチ
ウラムジスルフィド、ジアルキルジチオカルバメート類
の亜鉛塩類、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロ
ニトリル、チアゾリルベンズイミダゾール、メルカプト
ベンゾチアゾール、2−チオシアナトメチルチオベンズ
チアゾール、メチレンビスチオシアネート、並びにフェ
ノール誘導体類、例えば2−フェニルフェノール、(2
,2′−ジヒドロキシ−5,5′−ジクロロ)−ジフェ
ニルメタンおよび3−メチル−4−クロロ−フェノール
、有機錫化合物、トリハロゲノメチルチオ化合物、例え
ばフォルペット、フルオロフォルペットおよびジクロロ
フルアニド。
【0112】下記の実施例は、本発明に従う化合物の製
造および使用を説明するものである。
【0113】製造実施例 実施例1
【0114】
【化19】
【0115】1.06g(5mモル)の3−(1−クロ
ロ−シクロプロピル)−3−ヒドロキシ−4−(1,2
,4−トリアゾリ−1−ル)−ブチ−1−ンを40ml
の塩化メチレン中で20℃において300ワット紫外線
灯で照射しながら、塩素ガスを通すことにより、塩素化
した。 処理するために、反応混合物を塩素メチレンで希釈し、
そして炭酸ナトリウム水溶液と共に振ることにより抽出
した。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして次に
減圧下で蒸発させた。粗製生成物をクロマトグラフィー
により精製した。3−(1−クロロ−シクロプロピル)
−3−ヒドロキシ−4−(1,2,4−トリアゾリ−1
−ル)−1,1,2,2−テトラクロロブタンが融点1
30℃の固体物質の形状で得られた。
【0116】 1H NMR(200MHz;CDCl3):δ=0.
2(m;1H)、0.5(m;1H)、1.1(m;1
H)、1.5(m;1H)、5.25(AB,2H)、
5.35(OH)、6.5(s,1H)、8.05(s
,1H)、8.35(s,1H)。
【0117】出発物質の製造:
【0118】
【化20】
【0119】18.0g(0.1モル)の4−クロロ−
3−(1−クロロ−シクロプロピル)−3−ヒドロキシ
−1−ブチン、13.9g(0.201モル)の1,2
,4−トリアゾールおよび55.5g(0.402モル
)の炭酸カリウムの250mlの無水アセトン中混合物
を2時間にわたり還流させた。次に希釈剤を減圧下でス
トリッピングすることにより混合物を濃縮し、そして次
に濃縮物を水で処理した。生成した混合物を塩化メチレ
ンを用いて抽出した。一緒にした有機相を乾燥しそして
減圧下で濃縮した。残っている残渣をシリカゲル上でシ
クロヘキサン/酢酸エチル=1:1を溶離剤として使用
するクロマトグラフィーにかけた。溶離液を蒸発させた
後に、9.7g(理論値の46%)の3−(1−クロロ
−1−シクロプロピル)−3−ヒドロキシ−4−(1,
2,4−トリアゾリ−1−ル)−ブチ−1−ンが融点が
70−72℃の固体物質の形状で得られた。
【0120】
【化21】
【0121】5.2g(0.2モル)のアセチレンの2
00mlの無水テトラヒドロフラン中溶液に70℃にお
いて80ml(0.2モル)のヘキサン中23%強度ブ
チルリチウム溶液を加えた。10分後に、20g(0.
13モル)の2−クロロ−1−(1−クロロシクロプロ
ピル−1−)−エタノンの100mlの無水テトラヒド
ロフラン中溶液を加えた。撹拌を−70℃において2時
間続けた。次に20mlのメタノールおよび20mlの
酢酸の混合物の滴々添加により、反応を停止させた。溶
媒を真空中でストリッピングさせ、そして残存混合物を
ジクロロメタン中に溶解させ、そして次に飽和塩化アン
モニウム水溶液と共に振ることにより数回抽出した。有
機相を乾燥しそして蒸留除去した後に、24.4gの粗
製生成物が得られ、それは83.1%含有量の4−クロ
ロ−3−(1−クロロ−シクロプロピル)−3−ヒドロ
キシ−1−ブチンを含んでいた。
【0122】 1H NMR(200MHz;CDCl3):δ=1.
1(m,2H)、1.4(m,2H)、2.55(s,
1H)、3.3(OH)、3.95(AB系,2H)。
【0123】実施例2
【0124】
【化22】
【0125】0.5モルの塩素ガスを30g(0.13
3モル)の4−(1−クロロ−シクロプロピル)−4−
ヒドロキシ−5−(1,2,4−トリアゾリ−1−ル)
−ペンチ−1−ンの500mlの塩化メチレン中溶液の
中に5−10℃の間の温度において300ワット紫外線
灯で照射しながら4.5時間にわたり通した。この後に
、反応混合物を室温で70時間放置し、次に分離した沈
澱を吸引濾過しそしてそれを減圧下で乾燥することによ
り処理した。この方法で、40g(理論値の74%)の
4−(1−クロロ−シクロプロピル)−4−ヒドロキシ
−5−(1,2,4−トリアゾリ−1−ル)−1,1,
2,2−テトラクロロペンタン塩酸塩が融点が184−
185℃の固体物質の形状で得られた。
【0126】 1H NMR(200MHz;CDCl3):δ=0.
4(m;2H)、0.85(m;1H)、1.1(m;
1H)、3.2(AB系;2H)、4.75(OH)、
4.95(AB系;2H)、6.65(s;1H)、8
.05(s;1H)、8.45(s;1H)。
【0127】出発物質の製造:
【0128】
【化23】
【0129】スパチュラ1杯分の塩化水銀(II)およ
びヨウ素を5.5g(0.204モル)のアルミニウム
片に加え、そして混合物を1時間にわたり40℃におい
て25mlのテトラヒドロフラン中で撹拌した。次に混
合物を還流温度に加熱し、35.0g(0.294モル
)の臭化プロパルギルの38mlのテトラヒドロフラン
中溶液を滴々添加し、そして撹拌を30分間にわたり続
けた。 混合物を−60℃に冷却し、そして25g(0.135
モル)の1−クロロ−1−[(1,2,4−トリアゾリ
−1−ル)−アセチル]−シクロプロパンの75mlの
テトラヒドロフラン中溶液を滴々添加し、撹拌を0℃に
おいて1時間そして室温において2時間続けた。次に7
5mlの飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、混合物を
濾過し、そして濾液を蒸発させた。残渣を酢酸エチルを
用いて抽出し、有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、そして濃縮した。この方法で、30.5g(
理論値の100%)の粗製生成物が得られた。
【0130】
【化24】
【0131】80mlのアセトニトリル中の100g(
0.66モル)の1−クロロ−シクロプロピルクロロメ
チルケトンを、83g(0.6モル)の炭酸カリウムお
よび 58g(0.8モル)のトリアゾールの330m
lのアセトニトリル中還流懸濁液に滴々添加した。混合
物を8時間還流させ、次に吸引濾別し、そして濾液を濃
縮した。残渣を酢酸エチル/トルエン中に加え、混合物
を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして濃縮
した。その後の溶離剤としてジクロロメタンを使用する
カラムクロマトグラフィーによる精製により、62g(
理論値の51%)の1−クロロ−1−[(1,2,4−
トリアゾリ−1−ル)アセチル]−シクロプロパンが得
られた。
【0132】実施例3
【0133】
【化25】
【0134】式(I−2)の化合物を炭酸ナトリウム水
溶液で処理することにより、式(I−3)の化合物が融
点が131−133℃の固体物質の形状で得られた。
【0135】下記の実施例中に挙げられている物質も実
施例2に示されている方法により製造された。
【0136】実施例4
【0137】
【化26】
【0138】融点:137−138℃。
【0139】実施例5
【0140】
【化27】
【0141】 1H NMR(200MHz;CDCl3):δ=1.
75(s,3H)、1.8(s,3H)、3.2(AB
,2H)、5.2(AB,2H)、6.2(s,1H)
、8.5(s,1H)、10.5(s,1H)。
【0142】実施例6
【0143】
【化28】
【0144】融点:152−154℃。
【0145】下記の使用実施例では、下式の化合物が比
較物質として使用された:
【0146】
【化29】
【0147】(ヨーロッパ公開明細書0,097,42
5中に開示されている)。
【0148】
【化30】
【0149】(ヨーロッパ公開明細書0,097,42
5中に開示されている)。
【0150】実施例A ウドンコカビ(Erysiphe)試験(大麦)/保護
溶媒:  100重量部のジメチルホルムアミド乳化剤
:0.25重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0151】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。噴霧
コーテイングが乾燥した後に、植物にエリシフェ・グラ
ミニスf.sp.ホルデイ(Erysiphe gra
minis f.sp. hordei)の胞子を散布
した。
【0152】ウドンコ病嚢胞の発達を促進させるために
、植物を約20℃の温度および約80%の相対的大気湿
度の温室中に入れた。
【0153】接種後7日に、評価を行った。
【0154】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)、(I−3)、(I−5)および(I−6)は比較
物質(A)および(B)よりかなり良好な活性を示した
【0155】
【表5】
【0156】
【表6】
【0157】実施例B ウドンコカビ(Erysiphe)試験(小麦)/保護
溶媒:  100重量部のジメチルホルムアミド乳化剤
:0.25重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0158】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。噴霧
コーテイングが乾燥した後に、植物にエリシフェ・グラ
ミニスf.sp.トリチシ(Erysiphe gra
minis f.sp. tritici)の胞子を散
布した。
【0159】ウドンコ病嚢胞の発達を促進させるために
、植物を約20℃の温度および約80%の相対的大気湿
度の温室中に入れた。
【0160】接種後7日に、評価を行った。
【0161】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)、(I−3)、(I−5)および(I−6)は比較
物質(A)および(B)よりかなり良好な活性を示した
【0162】
【表7】
【0163】
【表8】
【0164】実施例C シュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pse
udocercosporella herpotri
choides)試験(小麦)/保護溶媒:  100
重量部のジメチルホルムアミド乳化剤:0.25重量部
のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0165】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。噴霧
コーテイングが乾燥した後に、植物にシュードセルコス
ポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocerco
sporella herpotrichoides)
の胞子を幹の基部に散布した。
【0166】植物を約10℃の温度および約80%の相
対的大気湿度の温室中に入れた。
【0167】接種後21日に、評価を行った。
【0168】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)は比較物質(A)よりかなり良好な活性を示した。
【0169】
【表9】
【0170】実施例D フサリウム・クルモルム(Fusarium culm
orum)試験/小麦/保護 溶媒:  100重量部のジメチルホルムアミド乳化剤
:4.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエー
テル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0171】保護活性を試験するために、生後7日目の
植物に活性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧し
た。24時間後に、植物に2.4%ポテト−デキストロ
ース肉汁(ディフコ)中に懸濁されているフサリウム・
クルモルム(Fusarium culmorum)の
分生子器を噴霧した。噴霧直前に、葉は針で刺されるこ
とにより被害を受けていた。評価するまで植物を透明な
培養室中に7日間入れ、そこでは日中温度は27℃であ
り夜間温度は21℃でありそして大気湿度は100%で
あった。
【0172】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)は比較物質(A)および(B)よりかなり良好な活
性を示した。
【0173】
【表10】
【0174】実施例E ギベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae)
(=フサリウム・グラミネアルム(Fusarium 
graminearum)試験/大麦/保護 溶媒:  100重量部のジメチルホルムアミド乳化剤
:4.5重量部のアルキルアリールポリグリコールエー
テル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0175】保護活性を試験するために、生後7日目の
植物に活性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧し
た。24時間後に、植物に2.4%ポテト−デキストロ
ース肉汁(ディフコ)中に懸濁されているギベレラ・ゼ
アエ(Gibberella zeae)の分生子器を
噴霧した。噴霧直前に、葉は小さい被害を受けていた。 評価するまで植物を透明な培養室中に7日間入れ、そこ
では日中温度は27℃であり夜間温度は21℃でありそ
して大気湿度は100%であった。
【0176】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)は比較物質(A)および(B)よりかなり良好な活
性を示した。
【0177】
【表11】
【0178】実施例F ベントウリア(Venturia)試験(リンゴ)/保
護溶媒:  4.7重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0179】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。噴霧
コーテイングが乾燥した後に、植物にリンゴの痂皮病を
引き起こす病原体(ベントウリア・イナエカリス(Ve
nturia inaequalis))の水性分生子
器懸濁液を接種し、そして20℃および100%の相対
的大気湿度の暗い培養室中で1日間保った。
【0180】次に植物を20℃および約70%の相対的
大気湿度の温室中にいれた。
【0181】接種後12日に、評価を行った。
【0182】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)は比較物質(A)および(B)よりかなり良好な活
性を示した。
【0183】
【表12】
【0184】実施例G ボトリチス(Botrytis)試験(矮小インゲンマ
メ)/保護(胞子感染) 溶媒:  4.7重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0185】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。噴霧
コーテイングが乾燥した後に、ボトリチス・シネレア(
Botrytis cinerea)で覆われている2
個の小寒天片をそれぞれの葉の上に置いた。接種された
植物を20℃の暗い培養室中に入れた。接種後3日に、
葉の上の病変寸法を評価した。
【0186】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)は比較物質(A)および(B)よりかなり良好な活
性を示した。
【0187】
【表13】
【0188】実施例H ボトリチス(Botrytis)試験(矮小インゲンマ
メ)/保護(菌糸体感染) 溶媒:  4.7重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0189】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。噴霧
コーテイングが乾燥した後に、ボトリチス・シネレア(
Botrytis cinerea)で覆われている2
個の小寒天片をそれぞれの葉の上に置いた。接種された
植物を20℃の暗い培養室中に入れた。接種後3日に、
葉の上の病変寸法を評価した。
【0190】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)は比較物質(A)および(B)よりかなり良好な活
性を示した。
【0191】
【表14】
【0192】実施例I スフアエロテカ(Sphaerotheca)試験(キ
ュウリ)/保護 溶媒:  4.7重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部
の活性化合物を上記量の溶媒および乳化剤と混合し、そ
して濃厚物を水で希釈して希望する濃度にした。
【0193】保護活性を試験するために、若い植物に活
性化合物の調合物をしずくで濡れるまで噴霧した。噴霧
コーテイングが乾燥した後に、植物にスフアエロテカ・
フリギネア(Sphaerotheca fuligi
nea)菌の分生子器を散布した。
【0194】次に植物を23−24℃および約75%の
相対的大気湿度の温室中に入れた。
【0195】接種後10日に、評価を行った。
【0196】この試験では、本発明に従う物質類(I−
2)は比較物質(A)および(B)よりかなり良好な活
性を示した。
【0197】
【表15】
【0198】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0199】1.式
【0200】
【化31】
【0201】[式中、R1は任意に置換されていてもよ
いアルキル、任意に置換されていてもよいアルケニルま
たは任意に置換されていてもよいシクロアルキルを表わ
し、R2は水素、アルキル、アルケニル、アシルまたは
アラルキルを表わし、X1はハロゲンを表わし、X2は
ハロゲンを表わし、nは0または1を表わし、そしてY
は窒素またはCH基を表す]のハロゲノアルキル−アゾ
リル誘導体類、並びにそれらの酸付加塩類および金属塩
錯体類。
【0202】2.R1が炭素数が1−6の直鎖もしくは
分枝鎖状のアルキルを表わし、ここでこれらの基のそれ
ぞれはハロゲン、炭素数が3−7のシクロアルキル、フ
ェニルおよび/またはハロゲノフェニルからなる系から
の同一もしくは異なる置換基によりモノ置換ないしトリ
置換されていてもよく、或いはR1が炭素数が2−6の
アルケニルを表わし、ここでこれらの基のそれぞれはハ
ロゲン、フェニルおよび/またはハロゲノフェニルから
なる系からの同一もしくは異なる置換基によりモノ置換
ないしトリ置換されていてもよく、或いはR1が炭素数
が3−7のシクロアルキルを表わし、ここでこれらのシ
クロアルキル基のそれぞれはハロゲンおよび/または炭
素数が1−4のアルキルからなる系からの同一もしくは
異なる置換基によりモノ置換ないしトリ置換されていて
もよく、R2が水素、炭素数が1−6のアルキル、炭素
数が3−6のアルケニル、炭素数が1−4のアシルまた
はアルキル部分中の炭素数が1−4のフェニルアルキル
を表わし、X1が弗素、塩素または臭素を表わし、X2
が弗素、塩素または臭素を表わし、nが0または1を表
わし、そしてYが窒素またはCH基を表す、上記1の式
(I)のハロゲノアルキル−アゾリル誘導体類。
【0203】3.式
【0204】
【化32】
【0205】[式中、R1は任意に置換されていてもよ
いアルキル、任意に置換されていてもよいアルケニルま
たは任意に置換されていてもよいシクロアルキルを表わ
し、R2は水素、アルキル、アルケニル、アシルまたは
アラルキルを表わし、X1はハロゲンを表わし、X2は
ハロゲンを表わし、nは0または1を表わし、そしてY
は窒素またはCH基を表す]のハロゲノアルキル−アゾ
リル誘導体類、並びにそれらの酸付加塩類および金属塩
錯体類の製造方法において、式
【0206】
【化33】
【0207】[式中、R1、R2、Yおよびnは上記の
意味を有する]のアルキン類を、希釈剤の存在下で、ハ
ロゲンまたはハロゲン−供与性化合物と反応させ、そし
て希望により、生成した式(I)の化合物を次に酸また
は金属塩との付加反応にかけることを特徴とする方法。
【0208】4.少なくとも1種の上記1の式(I)の
ハロゲノアルキル−アゾリル誘導体または式(I)のハ
ロゲノアルキル−アゾリル誘導体の酸付加塩もしくは金
属塩錯体を含有していることを特徴とする、殺微生物剤
【0209】5.植物保護または材料保護における、殺
微生物剤としての上記1の式(I)のハロゲノアルキル
−アゾリル誘導体類またはそれらの酸付加塩類および金
属塩錯体類の使用。
【0210】6.上記1の式(I)のハロゲノアルキル
−アゾリル誘導体類またはそれらの酸付加塩類もしくは
金属塩錯体類を微生物および/またはそれらの生息地に
適用することを特徴とする、植物保護または材料保護に
おける望ましくない微生物の防除方法。
【0211】7.上記1の式(I)のハロゲノアルキル
−アゾリル誘導体類またはそれらの酸付加塩類もしくは
金属塩錯体類を伸展剤および/または表面活性物質と混
合することを特徴とする、殺微生物剤の製造方法。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式 【化1】 [式中、R1は任意に置換されていてもよいアルキル、
    任意に置換されていてもよいアルケニルまたは任意に置
    換されていてもよいシクロアルキルを表わし、R2は水
    素、アルキル、アルケニル、アシルまたはアラルキルを
    表わし、X1はハロゲンを表わし、X2はハロゲンを表
    わし、nは0または1を表わし、そしてYは窒素または
    CH基を表す]のハロゲノアルキル−アゾリル誘導体類
    、並びにそれらの酸付加塩類および金属塩錯体類。
  2. 【請求項2】  式 【化2】 [式中、R1は任意に置換されていてもよいアルキル、
    任意に置換されていてもよいアルケニルまたは任意に置
    換されていてもよいシクロアルキルを表わし、R2は水
    素、アルキル、アルケニル、アシルまたはアラルキルを
    表わし、X1はハロゲンを表わし、X2はハロゲンを表
    わし、nは0または1を表わし、そしてYは窒素または
    CH基を表す]のハロゲノアルキル−アゾリル誘導体類
    、並びにそれらの酸付加塩類および金属塩錯体類の製造
    方法において、式 【化3】 [式中、R1、R2、Yおよびnは上記の意味を有する
    ]のアルキン類を、希釈剤の存在下で、ハロゲンまたは
    ハロゲン−供与性化合物と反応させ、そして希望により
    、生成した式(I)の化合物を次に酸または金属塩との
    付加反応にかけることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】  少なくとも1種の請求項1に記載の式
    (I)のハロゲノアルキル−アゾリル誘導体または式(
    I)のハロゲノアルキル−アゾリル誘導体の酸付加塩も
    しくは金属塩錯体を含有していることを特徴とする、殺
    微生物剤。
  4. 【請求項4】  請求項1に記載の式(I)のハロゲノ
    アルキル−アゾリル誘導体類またはそれらの酸付加塩類
    もしくは金属塩錯体類を微生物および/またはそれらの
    生息地に適用することを特徴とする、植物保護または材
    料保護における望ましくない微生物の防除方法。
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