JPH0424399B2 - - Google Patents

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JPH0424399B2
JPH0424399B2 JP57051614A JP5161482A JPH0424399B2 JP H0424399 B2 JPH0424399 B2 JP H0424399B2 JP 57051614 A JP57051614 A JP 57051614A JP 5161482 A JP5161482 A JP 5161482A JP H0424399 B2 JPH0424399 B2 JP H0424399B2
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amino acid
salt
anionic surfactant
acid
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JP57051614A
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JPS58168695A (ja
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Tetsuya Nagashima
Kyoken Usuba
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Kawaken Fine Chemicals Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、塩基性アミノ酸により塩を形成した
アニオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成物に関
するものである。 塩基性アミノ酸を塩とするアニオン界面活性剤
を洗浄剤として用いることは、すでに公知であり
以下のような洗浄剤組成物が開示されている。 (1) 有機スルホン酸あるいは有機硫酸エステルの
塩基性アミノ酸塩を主成分とする低魚毒性な洗
浄剤組成物(特開昭50−6605号)。 (2) 塩基性アミノ酸の脂肪酸塩を有効成分とす
る、適当な泡立ちで良好な洗浄力を有し、しか
も毒性が少なく皮膚や目に対して低刺激で、微
生物による分解および人体内での分解が容易な
洗浄剤組成物(特開昭50−109202号)。 (3) N−長鎖アシル−光学活性酸性アミノ酸1モ
ルに塩基性アミノ酸を1ないし2モル作用させ
て得られるN−長鎖アシル−光学活性酸性アミ
ノ酸−塩基性アミノ酸塩を基剤とする透明固形
洗剤(特開昭55−160090号)。 (4) N−長鎖アシルグルタミン酸の塩基性アミノ
酸塩と、特定の両性界面活性剤を必須成分とす
る、低温安定性の優れた水性洗浄剤組成物(特
開昭56−28297号) しかしながら、これらの洗浄剤はいずれも塩基
性アミノ酸に由来すると思われる特有な臭いがあ
り、このままでは化粧品やトイレタリー品として
商品化することは困難である。従来、このような
原料臭を消す一般的な方法として、化粧品やトイ
レタリー品の業界では香料によるマスキング法が
広く行われている。しかし、香料の一般的な添加
量では前記の臭いをマスキングすることは難し
い。香料を常識的な量より過剰に配合することに
より、マスキングはある程度可能であるが、過剰
の香料による皮膚刺激がでたり、洗浄剤組成物の
外観や物性を損ねることがあり好ましくない。 本発明者らは、過剰の香料でマスキングする方
法によらずに、塩基性アミノ酸を塩とするアニオ
ン界面活性剤の特異臭を消す方法について鋭意検
討を重ねたところ、本発明者らがすでに出願した
N−長鎖アシル光学活性酸性アミノ酸−塩基性ア
ミノ酸塩に尿素を配合した透明固形洗剤(特開昭
56−112997号)が特異臭のないことを見いだし、
本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、−COO-,−OSO3 -,−SO3 -
−OPO3 -2、および
【式】から選ばれる 活性基を有し、かつ塩基性アミノ酸により塩を形
成したアニオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成
物において、前記アニオン界面活性剤の塩基性ア
ミノ酸カチオンに対して尿素を20wt%以上配合
することを特徴とする無臭性の洗浄剤組成物(た
だしN−アシル酸性アミノ酸の塩基性アミノ酸塩
を含有する洗浄剤組成物を除く)に関するもので
ある。 本発明において用いられる塩基性アミノ酸を塩
とするアニオン界面活性剤のカチオン部を構成す
る塩基性アミノ酸は、リジン、アルギニンおよび
オルニチンより選ばれる。これらの塩基性アミノ
酸は光学活性体およびラセミ体のいずれでもよ
い。一方、アニオン部を構成するものは、−
COO-,−OSO3 -,−SO3 -,−OPO3 -2、および
【式】からなる群から選ばれる活性基を 有するアニオン界面活性剤のアニオン部である。
これらのアニオン部の代表的なものとして、たと
えば次のようなものがあげられる。すなわち、脂
肪酸(炭素数8〜22)、アルキルベンゼンスルホ
ン酸(炭素数8〜18)、アルカンスルホン酸(炭
素数14〜22)、アルケンスルホン酸(炭素数14〜
22)、高級アルコール硫酸エステル(炭素数10〜
18)、ポリオキシエチレン高級アルコールリン酸
エステル(炭素数10〜18)、高級アルコールリン
酸エステル(炭素数10〜18)、スルホン化高級脂
肪酸のアルコールエステル(炭素数10〜20)、高
級アルコールのスルホコハク酸エステル(炭素数
10〜18)、イセチオン酸高級脂肪酸エステル(炭
素数10〜18)、アシルタウリン(炭素数10〜20)、
α−スルホ高級アルコール酢酸エステル(炭素数
10〜18)、N−アシルザルコシン(炭素数10〜
20)、N−アシル−N−メチル−β−アラニン
(炭素数10〜20)、などである。 本発明における塩基性アミノ酸を塩とするアニ
オン界面活性剤は、そのアニオン部とカチオン部
(塩基性アミノ酸)の割合が当量比で1:1のも
のが好ましいは、洗浄剤の形態や使用目的に応じ
て変化させてもよい。 本発明における塩基性アミノ酸を塩とするアニ
オン界面活性剤の製造方法は、前記の酸型の化合
物を塩基性アミノ酸で中和することにより容易に
得られる。その場合、水、アルコール等の溶媒を
加え、溶媒中で中和反応を行つた後、溶媒を除去
する方法が一般的であるが、酸型の化合物が固体
状であつても、そのものに可塑性があれば、ロー
ル等で塩基性アミノ酸と混練することにより製造
することもできる。 本発明の洗浄剤組成物に用いられる塩基性アミ
ノ酸を塩とするアニオン界面活性剤の配合量は、
洗浄剤組成物の形状や使用目的により異なり、特
に限定されない。 本発明で消臭の目的で用いられる尿素は、塩基
性アミノ酸を塩とするアニオン界面活性剤のカチ
オン部(塩基性アミノ酸)に対して20wt%以上
配合する必要がある。たとえば、ラウリン酸リジ
ン塩20g配合した洗浄剤(ラウリン酸の分子量:
200.3、リジンの分子量:146.2)の場合、ラウリ
ン酸リジン塩20g中のリジンの重量は8.4g(=
20×146.2/(200.3+146.2)g)であるので、尿
素は1.68g(=8.4×0.2)以上配合しなくてはな
らない。尿素の配合量が、カチオン部(塩基性ア
ミノ酸)の20wt%以下では、消臭効果がほとん
どあらわれない。 本発明の洗浄剤組成物は、その目的に応じて他
の界面活性剤、たとえばナトリウム塩、カリウム
塩、トリエタノールアミン塩等のアニオン界面活
性剤、両性界面活性剤および非イオン界面活性剤
と併用してもよい。また、洗浄剤の形態や需要目
的に応じて、起泡増進剤、増粘剤、結合剤、保湿
剤、香料、着色料、殺菌剤等の洗浄剤組成物一般
に用いられる補助剤を適宜配合してもよい。 本発明の洗浄剤組成物は、塩基性アミノ酸を塩
とするアニオン界面活性剤、尿素、水、および補
助剤の種類と配合量を適宜選択することにより、
液状のシヤンプー、ボデイーシヤンプー、台所洗
剤、クリーム状の透明ゲル状の洗顔剤、白色不透
明固形洗剤、透明固形洗剤等の任意の形状の洗浄
剤を得ることができる。これらの各形状の洗浄剤
の製造方法は、それぞれの形状の一般的な製造方
法に準ずればよい。 以下実施例により本発明を詳細に説明する。な
お例中の「部」はすべて重量部を表わす。 実施例1〜7、比較例1〜8 第1表に示すL−リジン塩アニオン界面活性剤
20部と尿素に水を加え100部とし、約80℃で溶解
した後、室温まで冷却し、洗浄剤組成物を得、そ
のものを40℃として、臭いを評価した。評価の基
準は次のとうりである。 ×……悪臭がする △……わずかに悪臭がする ○……臭いがほとんどない 結果は第1表に示す。(第1表中の尿素の比率
は、塩基性アミノ酸カチオンに対する重量%を意
味する。)
【表】
【表】 実施例 14 ・ポリオキシエチレン(EO3モル) ラウリルアルコール硫酸エステル L−リジン塩 20.0部 ・N−ミリストイル−N−メチル− β−アラニン・アルギニン塩 3.0 ・ラウリル酸ジエタノールアマイド 3.0 ・尿素 7.0* ・水 65.0 *対塩基性アミノ酸108.5wt% 上記配合により液状の透明シヤンプーを得た。
このものは洗髪時の泡立ちがよく、臭いもほとん
どなく、洗いあがりの髪の風合いがよく、刺激も
少なかつた。 実施例 15 ・ラウリルアルコール硫酸エステルD, L−リジン塩 15.0部 ・ラウリルアルコール硫酸エステルL− オルニチン塩 5.0 ・ステアリン酸モノエタノールアミド 2.0 ・セタノール 1.0 ・尿素 4.0* ・色素 適量 ・水 73.0部 *対塩基性アミノ酸57.3wt% 上記配合によりパール状クリームシヤンプーを
得た。このものは臭いがほとんどなく、使用感も
良好であつた。 実施例 16 ・直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸L− リジン塩 10.0部 ・C14〜C18混合アルカンスルホン酸D, L−リジン塩 5.0 ・C14〜C18混合アルカンスルホン酸ナ トリウム塩 10.0 ・ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0 ・尿素 6.0* ・水 67.0 *対塩基性アミノ酸124.2% 上記配合により食器用洗剤を得た。このものを
用いて皿洗い試験を行つたところ、市販の食器用
洗剤と同程度の洗浄力を有し、しかも手を荒さな
いことが認められた。また臭いはほとんど感じら
れなかつた。 なお実施例14〜18の洗浄剤組成物は、実施例1
〜13および比較例1〜8に準じて製造した。 実施例 17 ・N−ラウロイルザルコシンL−リジ ン塩 35.0部 ・ラウリン酸L−アルギニン塩 3.0 ・尿素 15.0* ・グリセリン 7.0 ・水 40.0 *対塩基性アミノ酸109.9% 上記成分を80℃で溶解した後、室温にまで放置
冷却して透明ゲル状洗顔剤を得た。このものは、
適度な硬さを持ち、使いやすく、泡質はクリーミ
ーであり、使用後の肌にしつとりとした感触を与
えた。 実施例 18 ・ラウリン酸L−リジン塩 40.0部 ・パルミチン酸D,L−オルニチン塩 10.0 ・ステアリン酸L−リジン塩 6.8 ・尿素 20.0* ・セタノール 8.0 ・酸化チタン 0.1 ・エデト酸4ナトリウム塩 0.1 ・水 15.0 *対塩基性アミノ酸88.5wt% 上記成分を、小型ロールで充分混練した後、口
金を45℃に保つた実験用押出機で押出し、得られ
た棒状洗浄剤を足踏式形打ち機で成型し、白色不
透明な固形石けんを得た。この石けんは、脂肪酸
のナトリウム塩を主剤とした一般の石けんと比べ
て、泡立ち、摩擦溶解度はほぼ同等であり、湿度
の高い場所に放置しても軟弱化することはなく、
使用後の肌にしつとりとした感触を与えた。ま
た、臭いもほとんど感じられなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 −COO-,−OSO3 -,−SO3 -,−OPO3 -2および
    【式】からなる群より選ばれる活性基を 有し、かつ塩基性アミノ酸により塩を形成したア
    ニオン界面活性剤を含有する洗浄剤組成物におい
    て、前記アニオン界面活性剤の塩基性アミノ酸カ
    チオンに対して尿素を20wt%以上含有すること
    を特徴とする無臭性の洗浄剤組成物。(ただし、
    N−アシル酸性アミノ酸の塩基性アミノ酸塩を含
    有する洗浄剤組成物を除く。)」 2 前記アニオン界面活性剤の塩基性アミノ酸カ
    チオンがリジン、アルギニンおよびオルニチンか
    ら選ばれる塩基性アミノ酸のカチオン残基である
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
JP5161482A 1982-03-30 1982-03-30 無臭性の洗浄剤組成物 Granted JPS58168695A (ja)

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JP2002105490A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Futaba Kagaku:Kk 洗浄剤組成物
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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