JPH04242926A - 半導体基板の温度制御方法、半導体基板の温度制御装置および各種真空装置 - Google Patents
半導体基板の温度制御方法、半導体基板の温度制御装置および各種真空装置Info
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- JPH04242926A JPH04242926A JP51391A JP51391A JPH04242926A JP H04242926 A JPH04242926 A JP H04242926A JP 51391 A JP51391 A JP 51391A JP 51391 A JP51391 A JP 51391A JP H04242926 A JPH04242926 A JP H04242926A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板の温度制御
方法、半導体基板の温度制御装置および各種真空装置に
関する。
方法、半導体基板の温度制御装置および各種真空装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造装置における半導体基
板の温度制御方法は水などの液体をヒータまたチラーに
より加熱または冷却を行い液体の温度制御をし、温度制
御された液体を液体ポンプにより循環し半導体基板を設
置する治具の温度を制御することにより、半導体基板の
温度制御を行う技術やヘリウム、窒素などを液化させた
液化気体を循環させ、半導体基板を設置する治具内のキ
ャビティー内に液体のまま、あるいは気化させて導入し
半導体基板を冷却する技術や、半導体基板を設置する治
具にヒータを設け加熱し温度制御する技術があった。
板の温度制御方法は水などの液体をヒータまたチラーに
より加熱または冷却を行い液体の温度制御をし、温度制
御された液体を液体ポンプにより循環し半導体基板を設
置する治具の温度を制御することにより、半導体基板の
温度制御を行う技術やヘリウム、窒素などを液化させた
液化気体を循環させ、半導体基板を設置する治具内のキ
ャビティー内に液体のまま、あるいは気化させて導入し
半導体基板を冷却する技術や、半導体基板を設置する治
具にヒータを設け加熱し温度制御する技術があった。
【0003】図2に従来の技術による半導体基板の冷却
方法のドライエッチング装置の一実施例を示す。装置は
平行平板型RIE(ReacTive IonEchi
ng)方式のエッチャーである。半導体基板処理室1は
真空容器2内に上部電極3と下部電極4を有しており、
下部電極4に半導体基板5を設置する構造となっている
。下部電極4は内部に循環水を流すためのキャビティー
6が設けられている。 半導体基板5の温度制御は温調器7の水槽8で所定の温
度に保たれた水が配管を経由して下部電極4のキャビテ
ィー6を循環し、熱交換により半導体基板5の温度制御
を行う。この方法では温度制御の温度範囲が液体の沸点
以下、凝固点以上の温度の狭い範囲に限定され、また液
体は一般に熱容量が高いため温度変動に対して温度制御
の応答時間が長く温度制御の精度が悪いという課題があ
る。
方法のドライエッチング装置の一実施例を示す。装置は
平行平板型RIE(ReacTive IonEchi
ng)方式のエッチャーである。半導体基板処理室1は
真空容器2内に上部電極3と下部電極4を有しており、
下部電極4に半導体基板5を設置する構造となっている
。下部電極4は内部に循環水を流すためのキャビティー
6が設けられている。 半導体基板5の温度制御は温調器7の水槽8で所定の温
度に保たれた水が配管を経由して下部電極4のキャビテ
ィー6を循環し、熱交換により半導体基板5の温度制御
を行う。この方法では温度制御の温度範囲が液体の沸点
以下、凝固点以上の温度の狭い範囲に限定され、また液
体は一般に熱容量が高いため温度変動に対して温度制御
の応答時間が長く温度制御の精度が悪いという課題があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の液体による温度
制御は液体自体の凝固点以上沸点以下の温度の制御範囲
しか行えず制御精度も液体の熱容量の大きさのため速い
温度変化には追従できない。また液体の温度制御装置と
半導体基板を設置する治具との間に距離があるため制御
装置での液体の温度と制御部での温度が異なってしまう
などの課題があった。液化気体を用いる方法では液化気
体の保温のために断熱装置が必要となり、しかも結露が
どうしても起きてしまう。
制御は液体自体の凝固点以上沸点以下の温度の制御範囲
しか行えず制御精度も液体の熱容量の大きさのため速い
温度変化には追従できない。また液体の温度制御装置と
半導体基板を設置する治具との間に距離があるため制御
装置での液体の温度と制御部での温度が異なってしまう
などの課題があった。液化気体を用いる方法では液化気
体の保温のために断熱装置が必要となり、しかも結露が
どうしても起きてしまう。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、温度
の制御を広範囲かつ高精度で行い、冷却を行う際には結
露が生じない半導体基板の温度制御方法を提供すること
を目的としている。
の制御を広範囲かつ高精度で行い、冷却を行う際には結
露が生じない半導体基板の温度制御方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、気体の膨張による温度変化を利用し半導体
基板の温度制御を行う構成による。
するために、気体の膨張による温度変化を利用し半導体
基板の温度制御を行う構成による。
【0007】
【作用】本発明は上記構成により、半導体基板を設置す
る治具内部で気体を膨張させ冷却することにより半導体
基板の温度制御を行うため、治具内部のキャビティーに
導入される気体は気温と同じ温度でよく、またキャビテ
ィーから排出される気体は半導体基板との熱交換により
暖められたのち排出されるため結露することなく半導体
基板の室温以下の冷却が可能となり、半導体基板の高精
度の温度制御が可能となる。
る治具内部で気体を膨張させ冷却することにより半導体
基板の温度制御を行うため、治具内部のキャビティーに
導入される気体は気温と同じ温度でよく、またキャビテ
ィーから排出される気体は半導体基板との熱交換により
暖められたのち排出されるため結露することなく半導体
基板の室温以下の冷却が可能となり、半導体基板の高精
度の温度制御が可能となる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の一実施例を用いたドライエッ
チング装置の概略断面図を示す。
チング装置の概略断面図を示す。
【0009】同装置は従来例の図2同様平行平板型RI
E方式のエッチャーであり、従来例と同じく半導体基板
処理室11は真空容器12内に上部電極13と下部電極
14を有しており、下部電極14に半導体基板15を設
置する構造となっている。つぎに本発明の特徴とするキ
ャビティー16近傍の温度制御方法について述べる。す
なわち下部電極14には窒素ガス循環用のキャビティー
16が設けられており、キャビティー16内には熱伝導
効率を高めるために放熱板17がある。半導体基板を設
置する治具の熱容量を大きくしておくと、精度の高い温
度制御が可能となる。本実施例においては、冷却ガスに
窒素ガスを使用し、圧縮器18により5kg/cm2に
加圧され加圧タンク19に蓄えられた窒素ガスが下部電
極14直下に設置された流量制御バルブ20によりキャ
ビティー16内部に20slmで導入される。 キャビティー16内は減圧機能を有する圧縮器18によ
り50Paに保たれており、窒素ガスが連続膨張しなが
らキャビティー16内に導入されることにより冷却され
る。この冷却された窒素ガスにより半導体基板15の温
度制御が行われる。温度調整は流量制御バルブ20によ
る流量調整とキャビティー16内の減圧機能を有する圧
縮器18による圧力調整により行う。
E方式のエッチャーであり、従来例と同じく半導体基板
処理室11は真空容器12内に上部電極13と下部電極
14を有しており、下部電極14に半導体基板15を設
置する構造となっている。つぎに本発明の特徴とするキ
ャビティー16近傍の温度制御方法について述べる。す
なわち下部電極14には窒素ガス循環用のキャビティー
16が設けられており、キャビティー16内には熱伝導
効率を高めるために放熱板17がある。半導体基板を設
置する治具の熱容量を大きくしておくと、精度の高い温
度制御が可能となる。本実施例においては、冷却ガスに
窒素ガスを使用し、圧縮器18により5kg/cm2に
加圧され加圧タンク19に蓄えられた窒素ガスが下部電
極14直下に設置された流量制御バルブ20によりキャ
ビティー16内部に20slmで導入される。 キャビティー16内は減圧機能を有する圧縮器18によ
り50Paに保たれており、窒素ガスが連続膨張しなが
らキャビティー16内に導入されることにより冷却され
る。この冷却された窒素ガスにより半導体基板15の温
度制御が行われる。温度調整は流量制御バルブ20によ
る流量調整とキャビティー16内の減圧機能を有する圧
縮器18による圧力調整により行う。
【0010】なお本実施例では、ドライエッチング装置
に応用した場合について述べたが、その他CVD装置、
露光投影装置、イオン注入装置、スパッタ装置等の各種
真空装置に適用できる。
に応用した場合について述べたが、その他CVD装置、
露光投影装置、イオン注入装置、スパッタ装置等の各種
真空装置に適用できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、気体の連続膨張
による冷却効果を利用し、半導体基板の温度制御を行う
ので、半導体プロセスの性能制御に重要な高精度で広い
範囲の温度制御ができる半導体基板の温度制御方法を提
供できる。
による冷却効果を利用し、半導体基板の温度制御を行う
ので、半導体プロセスの性能制御に重要な高精度で広い
範囲の温度制御ができる半導体基板の温度制御方法を提
供できる。
【図1】(a)は本発明の半導体基板の温度制御方法を
実施するために使用する装置の概略構成図(b)は図1
(a)のA部の拡大図
実施するために使用する装置の概略構成図(b)は図1
(a)のA部の拡大図
【図2】従来の半導体基板の温度制御方法を実施するた
めに使用した装置の概略構成図
めに使用した装置の概略構成図
12 真空容器(真空装置)
15 半導体基板
16 キャビティー
17 放熱板
18 圧縮器
19 加圧タンク
20 流量制御バルブ
Claims (13)
- 【請求項1】気体の膨張による温度変化を利用し半導体
基板の冷却を行うことを特徴とする半導体装置の温度制
御方法。 - 【請求項2】精度の高い温度制御を可能とする熱容量の
小さい気体を利用することを特徴とする請求項1記載の
半導体基板の温度制御方法。 - 【請求項3】気体として窒素ガスを用いることを特徴と
する請求項2記載の半導体基板の温度制御方法。 - 【請求項4】真空装置内の半導体基板を設置する治具の
内部に設けられたキャビティー内を排気減圧し、その減
圧したキャビティー内に気体を導入し、その気体を急激
に膨張させることにより前記キャビティー内でのみ気体
を冷却し、前記半導体基板との熱交換により熱容量の小
さい気体が暖められてその暖められた気体が前記真空装
置の外部を循環するようにすることを特徴とする半導体
基板の温度制御方法。 - 【請求項5】キャビティー内の気体の冷却効率を調整し
、所望の温度に制御するためにキャビティー内に導入す
る気体の流量とそのキャビティー内の圧力を調整するこ
とを特徴とする請求項4記載の半導体基板の温度制御方
法。 - 【請求項6】半導体基板を設置する治具の内部に設けら
れたキャビティーと、そのキャビティーの入口近傍に設
けられた気体の流量を制御するためのバルブと、前記キ
ャビティーの入口からキャビティー内に気体を導入する
ための加圧タンクと、前記キャビティー内を排気減圧し
、かつ前記加圧タンク内の気体を加圧するための圧縮器
とを少なくとも有することを特徴とする半導体基板の温
度制御装置。 - 【請求項7】キャビティー内に放熱板を設けたことを特
徴とする請求項6記載の半導体基板の温度制御装置。 - 【請求項8】半導体基板を設置する治具の熱容量を大き
くしたことを特徴とする請求項6または7記載の半導体
基板の温度制御装置。 - 【請求項9】請求項6,7または8記載の半導体基板の
温度制御装置を具備したことを特徴とするドライエッチ
ング装置。 - 【請求項10】請求項6,7または8記載の半導体基板
の温度制御装置を具備したことを特徴とするCVD装置
。 - 【請求項11】請求項6,7または8記載の半導体基板
の温度制御装置を具備したことを特徴とする露光投影装
置。 - 【請求項12】請求項6,7または8記載の半導体基板
の温度制御装置を具備したことを特徴とするイオン注入
装置。 - 【請求項13】請求項6,7または8記載の半導体基板
の温度制御装置を具備したことを特徴とするスパッタ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51391A JPH04242926A (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 半導体基板の温度制御方法、半導体基板の温度制御装置および各種真空装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51391A JPH04242926A (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 半導体基板の温度制御方法、半導体基板の温度制御装置および各種真空装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04242926A true JPH04242926A (ja) | 1992-08-31 |
Family
ID=11475863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51391A Pending JPH04242926A (ja) | 1991-01-08 | 1991-01-08 | 半導体基板の温度制御方法、半導体基板の温度制御装置および各種真空装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04242926A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007040033A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | 冷却システム、その運転方法およびその冷却システムが用いられたプラズマ処理システム |
-
1991
- 1991-01-08 JP JP51391A patent/JPH04242926A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007040033A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Sharp Kabushiki Kaisha | 冷却システム、その運転方法およびその冷却システムが用いられたプラズマ処理システム |
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