JPH04242253A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH04242253A
JPH04242253A JP1593091A JP1593091A JPH04242253A JP H04242253 A JPH04242253 A JP H04242253A JP 1593091 A JP1593091 A JP 1593091A JP 1593091 A JP1593091 A JP 1593091A JP H04242253 A JPH04242253 A JP H04242253A
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liquid
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blade
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Ken Kawada
河田 研
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敬 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀感光材料
(以下、単に感光材料または感材という)を処理する感
光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】黒白感光材料は、露光後、黒白現像、定
着、水洗等の工程で処理され、カラー感光材料は、露光
後、発色現像、脱銀、水洗、安定化等の工程により処理
される。黒白現像には黒白現像液、定着には定着液、発
色現像には発色(カラー)現像液、脱銀処理には漂白液
、漂白定着液、定着液、水洗には水道水またはイオン交
換水、安定化処理には安定液がそれぞれ使用される。 各処理液は通常30〜40℃に温度調節され、感光材料
はこれらの処理液中に浸漬され処理される。このような
処理は、通常、自動現像機等の処理装置によって行なわ
れている。
【0003】このような場合、近年、環境保全、資源節
減が要望されてきており、各処理液にて処理液の使用量
を減少させることが望まれている。一方、ミニラボとよ
ばれる小規模用処理システムの開発により、感光材料は
写真店等の店頭でも処理されるようになってきているた
め、装置の小型化が望まれている。
【0004】上記実状に鑑みて、本出願人は、先に、狭
幅の通路で連結された複数の処理室を有し、感光材料を
各処理室内に順次通過させ、各処理室内の処理液と接触
させて処理する感光材料処理装置を提案している(特願
平1−25132号、同1−27034号、同1−90
422号、同1−248950号、同2−54641号
、同2−155667号、特願平2−223766号等
)。これらのものでは、装置を小型にすることができ、
処理効率が向上することから処理液の使用量を少なくす
ることができるという効果を得ている。
【0005】このように、処理効率が向上するのは、各
処理室が狭幅の通路で連結されているので、各処理室間
で処理液同士の混合が少なく、処理液の供給方向に従い
、各処理室内の処理液の液組成または濃度に勾配が形成
され、これが維持されるからである。さらに、本発明者
らは、前記各処理室間の液組成や、濃度の勾配を確実に
して、処理効率をより一層向上するために、処理室間の
液流を遮断するブレードを通路内に設けたものを提案し
ている(特願平2−155667号)。ブレードの材質
としては、軟質樹脂等の弾性材料が用いられる。
【0006】一方、上記処理装置には、前記複数の処理
室を、ラックを処理槽内へ収納することにより形成する
方式のものがある。この形式のものでは、各処理室を区
画するラックの構成部材と、処理槽内壁との間にシール
部材等が介挿され、ラックの収納によって各処理室間の
処理液の流通ができる限り阻止できるように構成される
。このような構成は、ブレードの装着と相まって、処理
室の液密性を向上させ、各処理室間の液組成や、濃度の
勾配をより確実にして、処理効率をさらに一層向上する
ためには好ましい。
【0007】ところで、水洗槽を例に取ると、水洗水に
よる水洗性能を維持するために、水洗槽には新鮮な補充
液(水洗水)が供給される。そして、その補充液は感光
材料の移動方向と逆の方向へ流れるように(カウンター
フロー)感光材料搬出部側に供給される。ここで、上記
のような液密性の高いブレードを設けた場合には、感光
材料が対ブレードの間を通過する際に、ブレード間に生
ずる隙間を介して、補充液を流通させる。従って補充液
の流通はすべてのブレードを感光材料が通過して、各ブ
レードに隙間が生じているときにのみ可能となる。
【0008】このため、例えば搬送方向長さの短い感光
材料を処理するときは、すべてのブレードを同時に通過
することができないので、補充液の液流通が生じないと
いった問題があり、またすべてのブレードが通過できる
程度の長さを有する感光材料であっても、すべてのブレ
ードを同時に通過する時間が短いため、補充液の流通時
間が短くなり、十分な各処理室への液補充がなされない
といった問題があった。また、感光材料がブレードを通
過する際に生じる隙間は調節できないため、液流通量を
調整するこはできない。このため、補充液量を増減して
も、流通量は変化せず、感光材料の幅や搬送速度に合せ
て補充液量を調節することが難しいといった欠点がある
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
課題を解決し、随時必要な補充液の流通が可能な感光材
料処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(2)の本発明によって達成される。
【0011】(1)狭幅の通路と、前記狭幅の通路で順
次連結された複数の処理室とによって処理液を充填する
処理空間を形成し、前記処理室にハロゲン化銀感光材料
を順次通過させる搬送手段を設け、前記通路内には処理
液の流通を遮断するブレードを設けた感光材料処理装置
において、前記各処理室間には、前記ブレードが設けら
れた通路の他に処理液が流通する処理液流通路を設け、
前記処理液流通路には処理液の流通を制御する制御手段
を設けたことを特徴とする感光材料処理装置。
【0012】(2)前記制御手段は、処理液の補充に連
動して作動するものである請求項1に記載の感光材料処
理装置。
【0013】
【作用】本発明の感光材料処理装置は、処理槽内に複数
の処理室が形成され、該処理室は狭幅の通路で順次連結
されているので、各処理室間において、処理液の供給方
向に従い、処理液の液組成勾配(濃度勾配)が維持され
、よって感材の処理効率が向上する。この際、通路にブ
レード、好ましくは対向する少なくとも一対のブレード
を設置しているので、各処理室での処理液の液組成勾配
は飛躍的にかつ長期間に亘って維持されることになる。 すなわち、感材の通過時には、ブレードが感材両面に接
触し、感材に付着した液を拭い取る効果(以下、スクイ
ズ効果という)を生じ、感材による前の処理室から後の
処理室への液の持ち込み量が少なくなる。また、感材の
通過時には、液流通は感材側端に生じるブレード間の微
小間隙(感材厚さ程度)を介して行われる。そして、感
材の非通過時には、対向するブレード同士が密着するの
で、通路の液流通はほとんどない。
【0014】処理される感光材料の搬送方向長さが、処
理槽内の処理室を通過する際、すべてのブレードを同時
に通過できない程度に短い場合には、感光材料が通過し
ないブレードが存在し、このブレードによって液流通が
妨げられる。
【0015】この場合には、処理液流通路の液流通を制
御手段によって処理室間の液流通を確保する。制御手段
は、例えば液流通および液遮断のタイミング等を規制し
、例えば処理液の補充に連動して作動することによって
、補充液の流通を確実なものとすることができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の感光材料処理装置を、添付図面
に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、
本発明の感光材料処理装置を水洗処理装置に適用した場
合の構成例を示す断面側面図、図2は、図1中のII−
II線での断面図、図3は、図1中のIII−III線
での断面図である。これら図に示すように、本発明の感
光材料処理装置1は、所定の容積を有する縦長の処理槽
2を有する。この処理槽2内には、ラック3が着脱自在
に装填される。このラック3は、側板31、32を有し
、これらの側板間には数個のブロック状の部材(以下、
ブロック体という)4が設置されている。
【0017】これらのブロック体4は、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキサイド(
PPO)、ABS樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂等のプラスチック、アルミナ等
のセラミックスまたはステンレス、チタン、ハステロイ
等の各種金属等の硬質材料で構成されている。特に、成
形性に優れ、軽量で、十分な強度を有するという点から
、ポリプロピレン、PPO、ABS樹脂等のプラスチッ
クスで構成されているのが好ましい。
【0018】また、図示の例ではブロック体4は中実部
材となっているが、中空部材(例えばブロー成形により
製造される)として構成してもよい。
【0019】このようなブロック体4により、感光材料
Sを水洗処理するための空間である5つの処理室6A、
6B、6C、6Dおよび6Eが形成される。
【0020】これら各処理室6A〜6Eには、水洗水W
が満たされている。
【0021】図示の構成において、処理室一室当たりの
容積は100〜2000ml程度とすればよい。
【0022】また、上下に隣接する処理室6Aと6B、
6Bと6C、6Cと6Dおよび6Dと6Eとの間には、
両処理室を連結する狭幅の通路71、72、73および
74が形成されている。
【0023】また、処理室6Aおよび6Eの上部には、
それぞれ感光材料Sを搬入および搬出するための同様の
通路75および76が形成されている。これらの通路7
1〜76の幅(有効スリット幅)は、感光材料Sの厚さ
の5〜40倍程度の0.5〜5mm程度とするのが好ま
しい。
【0024】このような幅とすることによって、感光材
料Sは支障なく搬送される。
【0025】また、図示の構成において、処理室間の通
路の長さは10〜200mm、好ましくは20〜60m
m程度とするのがよい。
【0026】通路71〜74の各々には、図示のように
、一対のブレード15が設置されている。
【0027】この1対のブレード15は、感光材料Sの
非通過時にその先端部同士が密着するように支持部材9
に固着されており、図4に示されるように、支持部材9
はブロック体4に着脱自在に取り付けられる。
【0028】支持部材9は、直方体形状となっており、
その内部には、長手方向に向けて貫通するスリット部9
0が形成されている。ブレード15は、図5に示される
ように、該スリット部90の対向面90a、90bに各
々取り付けられている。
【0029】支持部材9は、取付部材91a、91bと
、側部材94a、94bとから構成されている。ブレー
ド15を各取り付けた取付部材91a、91bを、ブレ
ード15を対向せしめて配置し、取付部材91a、91
bの端部に前記側部材94a、94bを固定して、支持
部材9が組み立てられる。そして、取付部材91a、9
1bの間に前記スリット部90が形成され、該スリット
部90には感光材料Sが通過する。
【0030】支持部材9の側面には、ブロック体4への
嵌入時の液流遮断を確実にするためのシール部材96が
、設けられている。取付部材91a、91bや側部材9
4a、94bは、例えばダブルインジェクション射出成
形やインサート成形により、ブレード15やシール部材
96と一体的に成形してよく、別個に形成したのち組合
せてもよい。なお、支持部材9の材質はブロック体4の
材質と同様であってよい。また、ブレード15とシール
部材96の材質は、水洗水に悪影響を及ぼさないもので
あればよく、例えば天然ゴム、クロロプレンゴム、ニト
リルゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、イソプレンゴム、
ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレンプ
ロピレンゴム、シリコンゴム等の各種ゴム、軟質ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマ
ー樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂等の軟質樹脂等の
弾性材料が挙げられ、また、ラバロン、サーモラン、エ
ラストラン、ハイトレル、サンプレーンなどのエラスト
マーを用いることもできる。
【0031】支持部材9の組み立て方には、上記の他、
種々の構造が可能である。このように、支持部材9内の
スリット部90にブレードを取り付けて一体化すると、
ブレード交換はきわめて容易となり、ブレード対の位置
あわせ等も必要としなくなるなどの利点が生じる。支持
部材9の処理槽2側接触面は、処理槽2の側壁に沿った
傾斜面となっており、ラック3の処理槽2への挿入によ
って、処理槽2の内壁より嵌入方向へ外力が加わるよう
になっている。
【0032】従って、支持部材9のブロック体4への嵌
入が不十分であっても、ラック3の装着とともに支持部
材9の嵌入保持が確実となる。
【0033】そして、スリット部90内のブレード15
は感光材料Sの通過時には、感光材料Sの進入によって
先端部が押し広げられるような構成となっている。
【0034】図5には、支持部材9のスリット部90の
拡大図が示されている。
【0035】図5に示すように、ブレード15は、上記
の支持部材9に取り付けられる基部と先端に向かって厚
さが漸減する先端部を有するものから構成され、2枚の
組み合わせで用いられる。また、ブレード15は、基部
から先端部へ向けてその厚さがほぼ同一のものであって
もよい。
【0036】感光材料Sの表面に対するブレード15の
平均傾斜角度は一般に10〜70°程度とするのがよく
、特に20〜45°程度とするのが好ましい。
【0037】また、ブレード15の基部から先端へ至る
長さは、通路の有効スリット幅(w)以上の長さとすれ
ばよいが、一般にはこの2〜20倍の10〜50mmと
するのが好ましく、特に好ましくは3〜10倍の15〜
25mmとするのがよい。
【0038】そして、対向して設置した1対のブレード
15における感材の非通過時でのブレード15の先端部
同士の重なり部分の長さは、1〜10mm程度、特に2
〜5mm程度とするのがよい。
【0039】また、ブレード15の先端部の厚さは、ブ
レード15の長さの1/100以上あるいは0.5mm
以上とすればよく、特に、1〜1.5mmとすればよい
【0040】ブレード15同士の接触面圧は、0.00
1〜0.1kg/cm2程度、特に0.005〜0.0
2kg/cm2程度とするのが好ましい。
【0041】以上のような条件とすることにより、感光
材料Sの非通過時におけるブレード15の先端部同士の
密着性が確保され、水洗水Wの流通を有効に遮断するこ
とができる。また、感光材料Sの通過時の水洗水Wの流
通もごくわずかなものとなる。
【0042】なお、通常、ブレード15同士の密着力は
、ブレードの弾性力により与えられているが、ブレード
15の先端部内に磁性材料を配合し(例えば、ゴム磁石
のようなもの)、先端部同士が磁力により吸引されるよ
うにして密着力を与え、または高めることも可能である
【0043】また、感光材料Sがブレード15と摺動し
ても、乳剤面のキズ付き等の悪影響はほとんど生じない
が、これが無視できない場合、または、摺動抵抗の減少
を図る場合には、ブレード15の内側面に平滑化処理を
施し、または内側面にシリコーン、テフロン等の潤滑剤
をコーティングする等の表面処理を施すことで対応すれ
ばよい。
【0044】なお、図示の例では、ブレード15は、各
支持部材9内に1対づつ設置されているが、1つの支持
部材9に対し、2対以上のブレード15を設置してもよ
い。この場合には、ブレード15による遮蔽効果やスク
イズ効果がより大きくなる。
【0045】また、ブレード15は、対をなすものに限
らず、1片のブレード15として設けてもよい。この場
合には、感材の乳剤層がブレード15と接触するように
感光材料Sを搬送するのが好ましい。
【0046】本発明の感光材料処理装置は、ブレード1
5に代わる他の構成の通路遮蔽手段を設けてもよい。
【0047】ここで、支持部材9に対するラック3側の
取付構造について説明する。図1および図4に示される
ように、各処理室6A〜6E間に配置されているブロッ
ク体4内に、前記支持部材9を嵌入する収容部41が形
成されている。収容部41は、図に示されるように、ラ
ック3の外側に向けて形成され、上下面には通路71が
臨んでいる。ここに支持部材9が嵌入されると、支持部
材9のスリット部90が通路71に対応する位置で固定
される。また、この際、支持部材9の側面に設けられて
いるシール部材96は、前記収容部41の内壁および処
理槽2の側壁と接触して、処理室6Aと処理室6B間の
水洗水Wの流れを遮断する。
【0048】支持部材9は、収容部41に嵌入した後ラ
ック3を処理槽2内へ挿入することにより、処理槽2の
側壁とラック3との間で位置決めされて固定される。
【0049】従って、支持部材9の取付構造は、ラック
3を処理槽2より取り出すだけで、容易に支持部材9の
(ブレード15の)交換ができる構造となっている。
【0050】なお、以上の例では、ブロック体4内に支
持部材9が嵌入係止される結果、ブロック体4にも設け
られた通路71と、支持部材9のスリット部90が連通
するような構造となっているが、この他、ブロック体4
に支持部材9が取り付けられたとき、支持部材9の長手
方向の一方あるいは両方の面が処理室6A〜6Eの内壁
として機能するように構成してもよい。
【0051】さらに、以上のブレード15を有する支持
部材9は、ブレード15が劣化したのち、支持部材9ご
と新しいものと交換すればよいので、オペレータ等の操
作はきわめて容易となるが、場合によっては、既に述べ
たように、ブレード15を取りかえて再使用してもよい
【0052】図1および図2に示すように、処理室6A
、6B、6Dおよび6Eの中央部付近には、それぞれ1
対の搬送ローラ8が設置され、処理室6Cには、3対の
搬送ローラ8が設置されている。また、通路75の感光
材料入口付近および通路76の感光材料出口付近にも、
それぞれ1対の搬送ローラ8が設置されている。
【0053】これらの各搬送ローラ8は、その回転軸8
1にて側板31、32に軸支されており、ローラ対の双
方が駆動回転し、ローラ間に感光材料Sを挟持して感光
材料Sを搬送するようになっている。
【0054】搬送ローラ8の駆動機構は、図2に示すよ
うに、図中垂直方向に延在する主軸82の所定箇所に固
定されたベベルギア83と、各搬送ローラ8の回転軸8
1の一端部に固定されたベベルギア84とが噛合し、モ
ータ等の駆動源(図示せず)の作動で主軸82を所定方
向に回転することにより、ローラ対のうちの一方の搬送
ローラ8が回転するようになっている。そして、各搬送
ローラ8の回転軸81の他端部には、ギア85が固定さ
れ、このギア85の噛合により、ローラ対の一方のロー
ラ8の回転が他方のローラ8に伝達されるようになって
いる。
【0055】各搬送ローラ8の構成材料は、耐久性、水
洗水Wに対する耐薬品性を有するものであるのが好まし
く、例えば、ネオプレン、EPTゴム等の各種ゴム、サ
ンプレーン、サーモラン、ハイトレル等のエラストマー
、硬質塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、A
BS樹脂、PPO、ナイロン、ポリアセタール(POM
)、フェノール樹脂、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテル
エーテルケトン(PEEK)、テフロン等の各種樹脂、
アルミナ等のセラミックス、ステンレス、チタン、ハス
テロイ等の耐食性を有する金属類、またはこれらを組み
合わせたものを挙げることができる。
【0056】処理室6A、6B、6Dおよび6E内の搬
送ローラ8と通路71〜74との間には、感光材料Sを
案内するためのガイド10aが設置されている。
【0057】このガイド10aは、対をなす板状の部材
で構成され、感光材料Sが通過しうる間隔を隔てて対面
設置されている。
【0058】また、処理室6Cの搬送ローラ8間には、
円弧状に湾曲し、この湾曲部に沿って感光材料Sの方向
を転換する反転ガイド10bが設置されている。
【0059】これらのガイド10aおよび10bは、例
えば成型プラスチックや金属の板で構成されている。ま
た、ガイド10a、10bにはガイドを貫通する開口(
図示せず)がほぼ均一に形成されているのが好ましい。 これにより水洗水Wの流通が可能となり、処理室内での
液の循環が促進されるため、水洗効率が向上する。
【0060】このようなガイド10a、10b、前記搬
送ローラ8およびその駆動系により感光材料Sの搬送手
段が構成される。
【0061】なお、ガイド10a、10bは、感光材料
Sの搬送性に支障をきたさない限り、搬送経路に沿って
部分的に設けてもよく、また、設置しなくてもよい。
【0062】処理室6Eの上方には、一端が開放し、他
端が通路76へ連通する給液路11がブロック体4を貫
通して形成されている。また、処理室6Aの上方には、
一端が開放し、他端が通路75へ連通する排液路12が
ブロック体4を貫通して形成されている。
【0063】一方、処理槽2には、その側壁を貫通して
処理槽内面に開放する給液管13および排液管14が設
置されている。そして、ラック3を処理槽2に装填した
状態で給液路11と給液管13、排液路12と排液管1
4がそれぞれ接続される。
【0064】給液管13は、水洗水Wを供給(補充)す
るためのものであり、排液管14は、オーバーフロー等
により処理後の疲労した水洗水Wのオーバーフロー液O
Fを排出するためのものである。
【0065】ラック3には、側板31、32と直交する
板状の仕切部材17が設置されている。図6に示すよう
に、この仕切部材17は、図中左側の斜線で示す第1領
域18と図中右側の交差斜線で示す第2領域19とを仕
切り、両領域における水洗水Wの流通を遮断するための
ものである。
【0066】第1領域18は、感光材料Sが最初に通過
する処理室6Aを含む領域であり、図示の例では2番目
に通過する処理室6Bをも含んでいる。
【0067】第2領域19は、感光材料Sが最後に通過
する処理室6Eを含む領域であり、図示の例では最後か
ら2番目に通過する処理6Dをも含んでいる。
【0068】図2に示すように、仕切部材17の両端部
171、172は、テーパ(図中下方へ向って幅が漸減
する)が形成され、一方、これに対応する処理槽2の両
側壁の21、22も同角度のテーパ状となっている。こ
れにより、ラック3を処理槽2内へ挿入した際、仕切部
材17の端部171、172が処理槽2の側壁21、2
2の内面に係合し、第1領域18と第2領域19とを区
画する。このとき、係合部分は、ラック3の自重により
密着し、水洗水Wの流通を実質的に阻止する。なお、こ
の係合部となる端部171、172には、弾性材料から
なるシール部材が設置されており、水洗水Wの遮断性が
高められている。仕切部材17の端部171、172お
よび処理槽2の側壁21、22のテーパ角度は特に限定
されないが、好ましくは、鉛直方向に対し、1〜10°
程度とされる。
【0069】なお、仕切部材17の構成材料も、前記ブ
ロック体4と同様のものが使用可能であり、また仕切部
材17と各ブロック体4や側板31、32とは別部材を
接合したものであっても一体的に形成されたものであっ
てもよい。
【0070】また、側板31および32の外側であって
、ラック3の高さ方向の所定位置には、側板31、32
および仕切部材17とそれぞれ直交する隔壁20が設置
されている。前記主軸82は、この隔壁20を貫通し、
支持されている。隔壁20の設置位置は、通路71〜7
4のある高さ位置またはその近傍とするのが好ましい。
【0071】この隔壁20は、側板31と側壁21との
間および側板32と側壁22との間における縦方向の水
洗水Wの流通を阻止する。なお、隔壁20が処理槽2の
側壁21、22等と接触する端部には、仕切部材17と
同様にシール部材が設置され、水洗水Wの遮断性が高め
られている。仕切部材17と隔壁20の成形方法は支持
部材9と同様であってよく、シール部材と一体成形し、
あるいは別個に形成したのち、シール部材を端面に埋設
してもよい。さらに、隔壁20の主軸82貫通部にも、
隔壁20との間にシール部材が介挿され、該貫通部にお
ける水洗水Wの流通が阻止されている。また、側板31
、32の端辺には、シール部材60が設けられ、処理槽
2の内壁との間に介在して水洗水Wの流通が遮断されて
いる。
【0072】これにより、各処理室6A〜6E内の水洗
水Wが側板31および32の外方を経て混合することを
防止することができる。
【0073】以上のように、隔壁20や仕切部材17を
設けることによって、各処理室6A、6B、6D、6E
の側板31、32の外側には、仕切空間61A〜61E
、62A〜62Eが形成される。該一方の仕切空間61
A〜61Eには、前記主軸82が挿通し、他方の仕切空
間62A〜62Eには、前記ブレード15の設けられて
いる通路71〜76とは別個に、処理液流通路201が
もうけられ、該流通路201の液流通を規制する制御手
段63が配置されている。以下図7乃至図9に基いて、
これらの構成について説明する。
【0074】前記各隔壁20には、上下に隣接する仕切
空間62間の液流通を可能とするための流通路201が
、孔状に設けられている。そして、該流通路201にお
ける液流通を規制する制御手段63は、前記各流通路2
01に挿脱自在に嵌合されて液流通を規制する規制部材
64と、該規制部材64を挿脱させる作動部68とから
なり、作動部68は、各規制部材64を同時に作動させ
る連動手段67を介して規制部材64を作動させる。 本実施例の装置では、作動部68はソレノイドであり、
連動手段67はフレキシブルな索状体であり、例えばワ
イヤーが用いられる。また、規制部材64はテーパー状
の周面642を有する筒状体であって、中心には前記連
動手段67たるワイヤーが挿通しており、該連動手段6
7と規制部材64との間には、リング状のシール材64
1が介挿されている。規制部材64は該シール材641
を介して、連動手段67に対して摺動することができる
。一方、連動手段67には、取り付けられた規制部材6
4を挟む位置にストッパー651、652が固定されて
いる。そして、規制部材64の大径側端面とストッパー
651との間には付勢部材66が介挿され、規制部材6
4をストッパー652側へ付勢している。本実施例の装
置では、付勢部材66はコイルスプリングである。
【0075】一方、連動手段67は、前記流通路201
内を通って、仕切空間62C内のガイドローラ672に
よってガイドされつつ、各仕切空間62A〜62E内を
挿通し、一端は前記作動部68のプランジャーに接続さ
れ、他端は感光材料S搬入側のラック3に取り付けられ
ているスプリング671に接続されている。そして、作
動部68であるソレノイドの通電によってプランジャー
が後退すると、前記スプリング671の付勢力に抗して
、連動手段67が引っ張られる構造となっている。
【0076】流通路201が規制部材64によって塞が
れている状態では、スプリング671によって引っ張ら
れている連動手段67が、ストッパー651と付勢部材
66を介して規制部材64を閉じ方向へ付勢している。 流通路201の内周面は、規制部材64の周面642の
テーパー角度に合せて内径が漸減している。このような
テーパー状とすることによって、規制部材64と流通路
201とのシール性が良好となる。さらに、規制部材6
4の材質をゴム,ミラストマー等の弾性体とすればシー
ル性はより向上するので好ましい。また、前記弾性体は
規制部材64の周面642にのみ被覆してもよい。さら
に、このようなテーパー形状は、規制部材64の移動距
離(作動部68のプランジャーの後退距離)を変えるこ
とによって、流通路201の開放面積の調節を可能とす
る。
【0077】以上説明した規制部材64は、各隔壁20
の流通路201に設けられ、作動部68の作動によって
、連動手段67により同時に挿脱移動する。このような
構成とすることによって、通路71〜76の他に処理液
の流通するチャネルが構成される。作動部68は、液面
センサーからの信号に基き、水洗水Wの液面上昇を感知
したとき、または処理液補充系の給液装置に連動して作
動するように構成してもよい。
【0078】一方、各仕切空間62A、62B、62D
、62E内において、処理室6A、6B、6D、6Eと
の間には、上下位置に流通孔621、622が穿設され
ている。そして、該流通孔621、622の間には仕切
板23が各設けられている。このような構成とすること
によって、流通路201を介して流通する水洗水Wの流
れは、常に処理室6A〜6E内を通過することとなり、
補充液への変換効率が向上する。上記構成によれば、感
光材料Sの搬送の有無にかかわりなく、任意に処理液の
補充が可能となり、特に搬送長さの短い感光材料Sを処
理する場合であっても、制御手段63を作動させること
によって十分な液補充をすることができる。さらに、規
制部材64の移動距離を調節することで、液流通量を規
制できるので、感光材料Sの幅や、搬送時間等に合せて
補充量を調節することも可能となる。なお、作動部68
は、このほかモータ等によって構成し、連動手段67た
るワイヤーを巻取る構造としても良い。
【0079】以上説明したように、ラック3と処理槽2
との間には、各処理室間の液流通を阻止するためにシー
ル材が設けられているため、ラック3を処理槽2から離
脱する際には処理室内に負圧が発生し、ラック3を離脱
しにくいといった問題が生ずるが、離脱の際に規制部材
64を作動させて前記流通路201を開放しておけば、
各処理室の圧力差がなくなり、ラック3の離脱が容易と
なる。
【0080】図10および図11は、作動部68の他の
実施例を示すものである。図10に示す例では、水洗水
Wの水面状に浮上している浮き682により、前記連動
手段67を引張する構造となっている。浮き682を支
持するアーム683は、仕切部材17側に固定された支
点684を中心として上下によう動する構造で、水洗水
Wの補充によって液面が上昇すると、浮き682が液面
とともに上昇して連動手段67を引っ張るように構成さ
れている。このような構造では、作動部を作動させる回
路等、特別の動力や装置が不要となる利点がある。
【0081】また、図11に示されているように、アー
ム683を仕切部材17の反対側まで伸ばし、仕切空間
62A、62Bおよび仕切空間62D、62Eの規制部
材をそれぞれ直接作動させる構造としてもよい。この構
造では、連動手段67は棒状の剛体である。連動手段6
7のアーム683との接続部には、横方向に長孔671
が設けられ、アーム683側に設けられているピン68
5が、該長孔671内に挿入されており、アーム683
揺動時にはピン685が長孔671内を移動する。
【0082】上記説明した制御手段の他、各流通路20
1に電磁弁を各設け、それぞれ別個に開閉制御する構造
とすることもでき、あるいは直接処理室内を連結するバ
イパスを設けて、該バイパスに電磁弁等の制御手段を設
けてもよい。
【0083】次に、感光材料処理装置1の使用法および
動作について説明する。
【0084】感光材料Sの処理を開始するに際して、給
液口13から水洗水Wが供給され、処理室6A〜6Eお
よび狭幅の通路71〜74には水洗水Wが満たされる。
【0085】このとき、前述したように、感光材料Sの
非通過時にはブレード15は水洗水Wの流通を遮断する
ように構成されているため、水洗水Wの供給に際して前
記制御手段63を操作して流通路201を開放しておく
【0086】感光材料Sが搬入され、すべてのブレード
15に感光材料Sが通ると、ブレード15の間に隙間が
でき、水洗水Wを補充すれば少量の液流通が生ずる。感
光材料Sの幅や搬送速度に合せて水洗水Wの補充をする
場合には、制御手段63により流通路201を開放して
水洗水Wの流通量を調整する。さらに、感光材料Sの搬
送長さが短いために、すべてのブレード15を感光材料
Sが同時に通過しない場合には、水洗水Wの流通が生じ
ないため、制御手段63により流通路201を開放して
水洗水Wの流通を確保する。なお、電磁弁により流通路
201の流通を別個に制御している場合には、感光材料
Sが通過していないブレード15に対応する流通路20
1のみを開放してもよい。この場合の流量は、感光材料
Sの通過によって生じたブレード15の隙間によって規
定される。そして、この補充時には、排液管14から補
充量とほぼ同量のオーバーフロー液OFが排出される。
【0087】一方、感光材料Sは、図中矢印で示すよう
に、処理室6A、6B、6C、6D、6Eの順に搬送さ
れる。従って、水洗水Wの流れ方向は、感光材料Sの搬
送方向と逆方向(カウンターフロー)である。これによ
っても水洗効率は向上する。そして、処理が終了し、感
光材料Sが処理室6Eの上方の通路76外へ搬出される
と、これと同時に水洗水Wの補充は停止される。
【0088】このような場合、感光材料Sに付着した薬
剤の前浴からの持ち込み等に起因する各処理室6A〜6
Eにおける水洗水Wの汚れの度合は、ブレード15のス
クイズ効果により、前の処理室から後の処理室への持ち
込みが極めて少なくなることから、またブレード15の
液の遮断性が極めて大きいことから、さらには上記のよ
うにカウンターフローで水洗水Wが供給されることから
、処理室6Aで大きく、処理室6B、6C、6D、6E
と次第に小さくなり、そして、このような各処理室6A
〜6Eにおける液組成勾配は極めて良好に維持される。
【0089】従って、水洗効率が格段と向上し、補充量
を大幅に減少することができる。この補充量は、感光材
料Sがブレード15を通過する際にできる間隙、および
感光材料Sの幅や厚さ、さらには搬送速度等によって規
定される。厚さ0.24mmのカラーペーパーの処理を
例にすれば、下記表1に示すようなものとなる。
【0090】
【表1】
【0091】このような補充量の変化に応じて制御手段
が流量を調整する。ブレード15の作用による処理室の
濃度勾配やスクイズ効果によって表1に例示される補充
量は、従来に比べて30〜80%程度の補充量であり、
このような、少ない補充量としても水洗不良などによる
ステインの発生は全くない。さらに、感光材料Sの非通
過時(非処理時)には、ブレード15によって隣接処理
室間での水洗水Wの流通が遮断され、また制御手段63
によって流通路201の液流通も確実にたたれるため、
水洗水Wの混合はほとんど生じることはない。この結果
、処理を長期にわたり休止し、その後再開するような場
合においても、直ちに効率のよい水洗処理を行なうこと
ができる。
【0092】上記における補充のタイミングや補充量の
制御は、公知の制御方式および手段を用いて行なえばよ
い。
【0093】一方、処理槽2からラック3を引上げて離
脱させる場合には、既述のように各通路71〜76には
ブレード15が設けられているため、処理液の流通はほ
とんど生じない。このため、ラック3離脱の際、まず最
下部の処理室6C内の容積が増えることによって負圧が
生ずるが、既に述べたように、流通路201を開放した
状態とすれば、負圧は防止され、ラック3の離脱は容易
にできる。
【0094】以上では、本発明の感光材料処理装置を水
洗処理装置に適用した例を挙げて説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、種々の処理に適用する
ことができる。
【0095】なお、感材中の不要物質を洗い出す機能を
有する処理(例えば、安定、定着、調整、反転等)につ
いては前記水洗処理装置と同様の構成とすればよい。
【0096】本発明の感光材料処理装置では、機能の異
なる2種以上の処理液をそれぞれ異なる処理室から供給
して処理することも可能である。本発明の感光材料処理
装置は、上記の他、現像処理や、漂白、定着、漂白定着
の単独処理等、種々の処理に適用することができ、この
とき、液の給排液管等を適宜選択することにより処理液
の流れを変えて使用することができる。
【0097】一般に、現像液、漂白液、漂白定着液、定
着液のような感材中のハロゲン化銀等と反応する化合物
を含む処理液では、前記水洗水と異なり、処理液の流れ
は、感光材料Sの搬送方向と同方向(パラレルフロー)
となるようにするのが処理効率の向上にとって好ましい
。なお、定着機能を有する処理液については、前述した
ように、感材中の不要物質の洗い出し効果もあるため、
処理液の流れを感光材料Sの搬送方向と逆方向(カウン
ターフロー)としてもよい。
【0098】本発明において用いる水洗水、安定液、黒
白現像液、発色現像液、漂白液、定着液、漂白定着液、
停止液、調整液、反転液等の種々の処理液は、公知のい
ずれのものであってもよく、これら処理液の詳細につい
ては、日本写真学会編「写真工学の基礎」コロナ社刊(
昭和54年)P299「第4章現像処理」等の記載を参
照することができる。
【0099】本発明の感光材料処理装置において、処理
対象とされる感光材料の種類は特に限定されず、カラー
および黒白感光材料のいずれであってもよい。例えば、
カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カラーポジ
フィルム、カラー印画紙、カラー反転印画紙、製版用写
真感光材料、X線写真感光材料、黒白ネガフィルム、黒
白印画紙、マイクロ用感光材料等が挙げられる。
【0100】本発明の感光材料処理装置は、例えば、自
動現像機、携帯型ネガ現像機、湿式の複写機、プリンタ
ープロセッサー、ビデオプリンタープロセッサー、写真
プリント作成コインマシーン、検版用カラーペーパー処
理機等の各種感光材料処理装置に適用することができる
【0101】以上、本発明の構成例を例示して説明した
が、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0102】
【発明の効果】本発明の感光材料処理装置によれば、各
処理室間に処理液の液組成勾配が形成され、しかも、こ
の液組成勾配が維持され、かつ、常時補充液の必要な液
流通を確保できるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料処理装置の一構成例を示す断
面側面図である。
【図2】図1中のII−II線での断面図である。
【図3】図1中のIII−III線での断面図である。
【図4】支持部材の取付構造を示すラックの部分斜視図
である。
【図5】ブレードの構成例を拡大して示す断面側面図で
ある。
【図6】本発明の感光材料処理装置における第1領域お
よび第2領域を示す模式図である。
【図7】流通路とその制御手段を示す図2におけるVI
I −VII 線断面側面図である。
【図8】流通路を閉鎖した状態を示す、流通路と規制部
材の構成を示す断面図である。
【図9】流通路を開放した状態を示す、流通路と規制部
材の構成を示す断面図である。
【図10】制御手段における作動部の他の実施例を示す
部分拡大断面図である。
【図11】同様に、制御手段における作動部の他の実施
例を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1              感光材料処理装置2 
             処理槽21、22    
  側壁 3              ラック31、32  
    側板 4              ブロック体6A〜6E
      処理室 60            シール部材61A〜61
E  仕切空間 62A〜62E  仕切空間 621、622  流通孔 63            制御手段64     
       規制部材641          シ
ール材 642          周面 651          ストッパー652    
      ストッパー66            
付勢部材67            連動手段671
          長孔 68            作動部 682          浮き 683          アーム 684          支点 685          フロート 686          ピン 687          ピン 71〜76      通路 8              搬送ローラ81   
         回転軸 82            主軸 83、84      ベベルギア 85            ギア 9              支持部材90    
        スリット部91a、91b  取付部
材 94a、94b  側部材 95            突出部 96            シール部材10a   
       ガイド 10b          反転ガイド11     
       給液路 12            排液路 13            給液管 14            排液管 15            ブレード17     
       仕切部材171、172  端部 18            第1領域19     
       第2領域20            
隔壁 201          流通路 23            仕切板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  狭幅の通路と、前記狭幅の通路で順次
    連結された複数の処理室とによって処理液を充填する処
    理空間を形成し、前記処理室にハロゲン化銀感光材料を
    順次通過させる搬送手段を設け、前記通路内には処理液
    の流通を遮断するブレードを設けた感光材料処理装置に
    おいて、前記各処理室間には、前記ブレードが設けられ
    た通路の他に処理液が流通する処理液流通路を設け、前
    記処理液流通路には処理液の流通を制御する制御手段を
    設けたことを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】  前記制御手段は、処理液の補充に連動
    して作動するものである請求項1に記載の感光材料処理
    装置。
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JPH02124570A (ja) * 1988-06-27 1990-05-11 Konica Corp 感光材料処理装置

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