JPH04241799A - エンジン式高圧水供給装置 - Google Patents

エンジン式高圧水供給装置

Info

Publication number
JPH04241799A
JPH04241799A JP397291A JP397291A JPH04241799A JP H04241799 A JPH04241799 A JP H04241799A JP 397291 A JP397291 A JP 397291A JP 397291 A JP397291 A JP 397291A JP H04241799 A JPH04241799 A JP H04241799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
code
pressure water
clutch
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP397291A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Yagi
八木 茂広
Hideo Tomioka
富岡 秀雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP397291A priority Critical patent/JPH04241799A/ja
Publication of JPH04241799A publication Critical patent/JPH04241799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにより駆動さ
れるポンプからの高圧水を建設機械に供給するエンジン
式高圧水供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クレーンに振動杭打機を吊下
げた建設機械を用いて、鋼矢板を振動させて地中に打ち
込む工事が行われている。この際、鋼矢板と共に地中に
進入させたノズルの先端から高圧水を噴出して、硬質地
盤での作業効率の向上や、市街地等での騒音防止を図る
ために、建設機械に高圧水を供給するエンジン式高圧水
供給装置が知られている。
【0003】このエンジン式高圧水供給装置と建設機械
とは、その設置場所が離れている場合がある。例えば、
河川敷で工事をする場合に、河川敷が狭いと、エンジン
式高圧水供給装置と建設機械とを並べて設置できない。 そこで、川を挟んで、向こう岸にエンジン式高圧水供給
装置を設置し、こちら岸に建設機械を設置して工事をす
る場合がある。そして、こちら岸に設けたリモコンスイ
ッチと、向こう岸にあるエンジン式高圧水供給装置とを
、川を横切って架設された電線で接続して、エンジン式
高圧水供給装置のポンプの入・切の指示等を有線で行っ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のエンジン式高圧水供給装置では、建設機械と設
置場所が離れていると、ポンプの入・切の指示等を有線
により行っていたので、川を横切る等して電線を架設し
なければならず、煩わしかった。また、建設機械の移動
に伴って、電線を引き回さなければならず、作業が煩わ
しいという問題があった。しかも、例えば、工事現場で
あるために、工事用車両が多数行き交い、その車両によ
り切断されたり、あるいは工事用資材により切断してし
まったりする場合があった。すると、ポンプ切の指示等
ができなくなって、高圧水が供給され続け、直ちに供給
を停止することができなくなる場合があるという問題が
あった。
【0005】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、建設機械との距離が離れていても、ポンプ
の入・切の指示を容易に伝達できると共に、安全性の向
上を図ったエンジン式高圧水供給装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべく
、本発明は課題を解決するための手段として次の構成を
取った。即ち、第1図に例示する如く、高圧水を供給す
るポンプM1を有し、該ポンプM1をクラッチM2を介
して駆動するエンジンM3により駆動して、前記高圧水
を建設機械M4に供給するエンジン式高圧水供給装置に
おいて、運転中及び前記ポンプM1の入・切に応じたコ
ード信号により搬送波を変調して無線送信する送信器M
5と、該送信器M5からの搬送波を受信して、前記運転
中及びポンプの入・切に応じたコード信号に復調して出
力する受信器M6と、該受信器M6からのコード信号に
基づくコードが、前記ポンプ入コードのときには前記ク
ラッチM2を接続し、前記ポンプ切コードのときには前
記クラッチM2を遮断する制御をする制御手段M7と、
前記受信器M6からの運転中に応じたコード信号が、所
定のコードでないときには、前記ポンプ入コードにかか
わらず、前記クラッチM2を遮断すると共に、前記制御
手段M7による制御を停止する停止手段M8と、を備え
たことを特徴とするエンジン式高圧水供給装置の構成が
それである。
【0007】
【作用】前記構成を有するエンジン式高圧水供給装置は
、送信器M5が、運転中及びポンプM1の入・切に応じ
たコード信号により、搬送波を変調して無線送信する。 そして、受信器M6が、送信器M5からの搬送波を受信
して、運転中及びポンプM1の入・切に応じたコード信
号に復調して出力する。また、制御手段M7が、受信器
M6からのコード信号に基づくコードが、ポンプ入コー
ドのときにはクラッチM2を接続し、ポンプ切コードの
ときにはクラッチM2を遮断する。クラッチM2が接続
されると、エンジンM3が、クラッチM2を介してポン
プM1を駆動して、ポンプM1が建設機械M4に高圧水
を供給する。一方、停止手段M8が、受信器M6からの
運転中に応じたコード信号が、所定のコードでないと判
断すると、ポンプ入コードにかかわらず、クラッチM2
を遮断すると共に、制御手段M7による制御を停止する
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第2図は本発明の一実施例であるエンジン式
高圧水供給装置の概略配置図である。1は機枠で、機枠
1上にポンプ2が載置されており、このポンプ2は、吸
入口4から吸入した水を加圧して、供給口6から高圧水
を供給するものである。吸入口4には、吸入ホース8が
接続されており、吸入ホース8を介してポンプ2に河川
の水、池の水、あるいは水槽の水等を吸入できるように
されている。また、供給口6には、供給ホース10が接
続されており、この供給口6には吐出される高圧水の圧
力を検出する圧力センサ11が、取り付けられている。
【0009】このポンプ2から離れた所定の場所に建設
機械、例えば、クレーン12が設置されており、クレー
ン12には、振動杭打機14が吊下げられている。そし
て、振動杭打機14は、鋼矢板16をくわえて振動を加
えながら、鋼矢板16を地中に打ち込むものである。鋼
矢板16には、前記供給ホース10が取り付けられて、
加振された鋼矢板16を地中に打ち込みながら、供給ホ
ース10の先端のノズル18から高圧水を噴射できるよ
うにされている。
【0010】前記ポンプ2には、動力の伝達・遮断を切
り換えられるクラッチ20の出力側が、接続されており
、クラッチ20を介して、ポンプ2が駆動されるように
されている。このクラッチ20は、クラッチレバー22
を揺動させることにより、動力の伝達・遮断を切り換え
るものであり、クラッチレバー22は、機枠1に揺動可
能に取り付けられた油圧シリンダ24により、揺動駆動
されるようにされている。
【0011】この油圧シリンダ24は、ばねが内蔵され
た単動式シリンダであり、高圧作動油が供給されると伸
張して、クラッチレバー22を揺動し、クラッチ20を
遮断するように構成されている。また、油圧シリンダ2
4によりクラッチレバー22が、クラッチ20の遮断位
置に揺動されたことを検出する遮断検出センサ26が設
けられている。
【0012】そして、クラッチ20の入力側には、エン
ジン28が接続されており、本実施例では、ディーゼル
式エンジンが用いられている。このエンジン28は、ガ
バナレバー30を揺動させることにより、エンジン28
の出力を増減できるようにされている。このガバナレバ
ー30は、機枠1に取り付けられたアクチュエータ32
により揺動駆動されるようにされている。
【0013】本実施例では、このアクチュエータ32は
、電気信号に応じて伸縮するもの、例えば、ソレノイド
の励磁に応じて、ロッドが出入するものである。また、
このアクチュエータ32によりガバナレバー30が、ア
イドル位置に揺動されたことを検出するアイドル位置検
出センサ34と、最大出力位置に揺動されたことを検出
する最大出力位置検出センサ36とが、設けられている
【0014】更に、前記機枠1には、油圧ユニット37
が載置されており、油圧ユニット37は、電動モータ3
8により駆動されて高圧作動油を吐出する油圧ポンプ4
0を備えている。この油圧ポンプ40から吐出された高
圧作動油は、前記油圧シリンダ24に供給されて、油圧
シリンダ24を伸張し、また図示しない切換弁により、
油圧シリンダ24から作動油を排出して、油圧シリンダ
24を縮めるようにされている。
【0015】前記各センサ11,26,34,36、ア
クチュエータ32、油圧ユニット37は、機枠1に載置
された制御盤49内の電子制御回路50に接続されてお
り、この電子制御回路50は、周知のCPU52、RO
M54、RAM56を論理演算回路の中心として構成さ
れ、各センサ11,26,34,36、油圧ユニット3
7等との入出力を行う入出力回路58をコモンバス60
を介して相互に接続されて構成されている。
【0016】CPU52は、各センサ11,26,34
,36、後述する操作盤62からの信号を入出力回路5
8を介して入力し、この信号及びROM54、RAM5
6内のデータに基づいてCPU52は、入出力回路58
を介してアクチュエータ32、電動モータ38、操作盤
62、後述する表示ランプ64に駆動信号を出力し、各
機構を制御するようにされている。
【0017】前記操作盤62には、図3に示すように、
電源スイッチ65、供給する高圧水の圧力を設定する圧
力設定つまみ66、エンジン始動スイッチ68、各種の
運転状態の表示をする表示部70等が設けられている。 また、表示ランプ64は、緑色ランプ72、黄色ランプ
74、赤色ランプ76を備えている。
【0018】一方、作業者が持ち運びできる送信器80
を備えており、この送信器80は、操作ボタン部82、
エンコーダ部84、送信部86を有している。操作ボタ
ン部82は、図4に示すように、有線での送信によるリ
モコンと無線での送信によりラジコンとを選択するトグ
ル式の選択スイッチ88、ラジコンの異常時の解除を指
示する解除スイッチ90、ポンプ2の運転の入・切を指
示するトグル式の運転スイッチ92とを備えている。
【0019】また、エンコーダ部84は、本実施例では
、選択スイッチ88がラジコン側に選択されているとき
には、それに対応した運転中コードC0を8ビットのパ
ルス信号として出力するものである。更に、運転スイッ
チ92が切り換えられている側の、例えば入側に切り換
えられているときには、それに対応したポンプ入コード
C1を8ビットのパルス信号として出力し、切側に切り
換えられているときには、それに対応したポンプ切コー
ドC2を8ビットのパルス信号として出力し、操作ボタ
ン部82の解除スイッチ90が押下されたときに、それ
に対応した解除コードC3を8ビットのパルス信号とし
て出力するものである。しかも、これらの各コードに応
じた各パルス信号を、時分割して送信部86に繰り返し
出力するものである。
【0020】更に、送信部86は、2つの周波数の異な
る搬送波を、エンコーダ部84からのパルス信号により
、振幅変調して、無線送信するものである。例えば、図
5に示すように、一方の搬送波を送信しているときには
「1」を、他方の搬送波を送信しているときには「0」
を表すようにして、8ビットのパルス信号により変調し
て、各コードC0,C1,C2,C3を送信するように
されている。
【0021】一方、前記制御盤49内には、受信器94
が設けられており、この受信器94は、受信部96、デ
コーダ部98を備え、受信部96は、前記送信部86か
ら無線送信された信号を受信し、2つの搬送波を復調し
てパルス信号に変換し、デコーダ部98に出力するもの
である。デコーダ部98は、受信部96からのパルス信
号をコードに解読して、解読した各コードC0,C1,
C2,C3を電子制御回路50の入出力回路58に出力
するものである。
【0022】次に、前述した電子制御回路50において
行われる供給制御処理について、図6、図7に示すフロ
ーチャートによって説明する。まず、エンジン始動スイ
ッチ68が押下されて、エンジン28が始動される。次
に、送信器80の選択スイッチ88を、ラジコン側に切
り換えると、エンコーダ部84で、運転中コードC0が
パルス信号に変換され、その運転中コードC0が、送信
部86から繰り返し無線送信される。また、作業者は、
送信器80を持って、クレーン12の側に行き、鋼矢板
16の作業状況に応じて、高圧水を供給するときには、
運転スイッチ92を入側に切り換える。すると、ポンプ
入コードC1がパルス信号に変換されて、無線送信され
る。
【0023】そして、供給制御処理が実行されると、受
信部96で受信された信号がパルス信号に復調され、デ
コーダ部98で解読されたコードに、運転中コードC0
があるか否かを判断する(ステップ100)。この運転
中コードC0があるか否かの判断は、本実施例では、予
めRAM56にこの運転中コードC0を記憶しておき、
記憶した運転中コードC0と、受信したコードとが一致
するか否かにより判断している。
【0024】次に、後述する処理により、故障時には1
にセットされる故障フラグが、0か否かを判断する(ス
テップ110)。0であるときには、後述する処理によ
り、異常時には1にセットされるラジコン異常フラグが
、0か否かを判断する(ステップ120)。
【0025】異常がないと判断すると、デコーダ部98
で解読されたコードに、ポンプ入コードC1があるか否
かを判断する(ステップ130)。ポンプ入コードC1
であると、油圧シリンダ24から油圧ユニット37に作
動油を排出して、クラッチレバー22をクラッチ20の
接続側に揺動する。また、表示ランプ64の内、緑色ラ
ンプ72を点灯する(ステップ140)。これにより、
エンジン28とポンプ2とがクラッチ20を介して接続
されて、ポンプ2の供給口6から高圧水が、供給ホース
10を介して供給される。また、緑色ランプ72の点灯
により、離れた位置にいる作業者に、ポンプ2が運転さ
れていることを報知する。
【0026】次に、圧力センサ11により検出される高
圧水の圧力を読み取り(ステップ150)、圧力設定つ
まみ66により設定された圧力とを比較する。そして、
設定された圧力となるように、圧力が低いときには、ア
クチュエータ32を駆動して、ガバナレバー30を出力
増加側に揺動する。圧力が高いときには、アクチュエー
タ32を駆動してガバナレバー30を出力減少側に揺動
する(ステップ160)。
【0027】続いて、受信部96で受信された信号が、
パルス信号に復調され、デコーダ部98で解読されたコ
ードに、ポンプ切コードC2があるか否かを判断する(
ステップ170)。高圧水の供給を続行するときには、
運転スイッチ92は、入側に切り換えられたままである
ので、送信されるコードは、ポンプ入コードC1であり
、ポンプ切コードC2はないと判断されて、前述したス
テップ100〜170の処理を繰り返し実行する。
【0028】高圧水の供給を停止する場合には、運転ス
イッチ92が、切り側に切り換えられ、ポンプ切コード
C2が送信される。これにより、ポンプ切コードC2が
あると判断されると、アクチュエータ32を駆動して、
ガバナレバー30をアイドル位置にまで揺動させて、エ
ンジン28を減速する(ステップ180)。そして、ア
イドル位置検出センサ34により、ガバナレバー30が
アイドル位置に揺動されたか否かを判断する(ステップ
190)。
【0029】アイドル位置に揺動されたことが検出され
ると、電動モータ38を駆動して、油圧ポンプ40から
油圧シリンダ24に高圧作動油を供給して、クラッチレ
バー22を揺動して、クラッチ20を遮断する。クラッ
チ20が遮断されると、エンジン28とクラッチ20と
の動力伝達が遮断されて、ポンプ2の運転を停止する。 また、クラッチ20の遮断が、遮断検出センサ26によ
り確認され、緑色ランプ72を消灯して、ポンプ2の運
転が、停止されたことを報知する(ステップ200)。
【0030】一方、運転スイッチ92が入側のままで、
ポンプ入コードC1が送信されている間は、前記ステッ
プ170の処理により、ポンプ切コードC2が送信され
ていないと判断して、前記ステップ100〜170の処
理を繰り返し実行する。これにより、高圧水が圧力設定
つまみ66で設定された圧力になるように制御されて、
建設機械に供給される。
【0031】そして、例えば、送信器80と受信器94
との距離が遠くなって、搬送波が弱くなり、ノイズの影
響を受けて、正確に受信できなくなると、受信したコー
ドが、送信した運転中コードC0と、異なったものとな
る。受信したコードと送信したコードとが異なると、作
業者の指示に応じた高圧水の供給が、できなくなってし
まう。
【0032】そこで、ステップ100の処理により、運
転中コードC0がないと判断され、搬送波を正確に受信
できないと判断して、黄色ランプ74を点灯させて(ス
テップ210)、搬送波を正確に受信できない、ラジコ
ン異常が生じたことを、作業者に報知する。そして、遮
断検出センサ26によりクラッチ20が処断されている
ときには、黄色ランプ74を点灯した状態で待期し、接
続されているときには(ステップ215)、時間の計測
を開始する(ステップ220)。
【0033】次に、一定時間、例えば10秒経過したか
否かを判断し(ステップ230)、10秒経過していな
ければ、運転中コードC0があるか否かを判断する(ス
テップ240)。運転中コードC0がなければ、ステッ
プ230以下の処理を繰り返し、もし運転中コードC0
があると判断すると、黄色ランプ74を消灯する(ステ
ップ250)。例えば、一旦、作業者が送信器80を持
って、受信器94から遠くに離れて、正常に受信できな
くなった後、黄色ランプ74の点灯を見て、10秒以内
に正確に受信できる範囲に戻ったときには、黄色ランプ
74を消灯して、前記ステップ110の処理に移る。
【0034】一方、10秒以内に運転中コードC0があ
ると判断されないと、アクチュエータ32を駆動して、
ガバナレバー30をアイドル位置にまで揺動させて、エ
ンジン28を減速する(ステップ260)。そして、ア
イドル位置検出センサ34により、ガバナレバー30が
アイドル位置に揺動されたか否かを判断する(ステップ
270)。
【0035】アイドル位置に揺動されたことが検出され
ると、電動モータ38を駆動して、油圧ポンプ40から
油圧シリンダ24に高圧作動油を供給して、クラッチレ
バー22を揺動し、クラッチ20を遮断する(ステップ
280)。クラッチ20が遮断されると、エンジン28
とクラッチ20との動力伝達が遮断されて、ポンプ2の
運転を停止する。そして、ラジコン異常フラグに1をセ
ットし(ステップ290)、供給制御処理を繰り返し実
行する。
【0036】ステップ120の処理により、ラジコン異
常フラグが0でないと判断されると、ステップ130以
下の処理を実行しない。即ち、運転スイッチ92が入側
に切り換えられている状態で、ポンプ入コードC1を受
信しても、クラッチ20は遮断したままで、ポンプ2の
運転をしない。このとき、黄色ランプ74が点灯し、作
業者にラジコンの異常が発生してポンプ2が停止したこ
とを知らせる。
【0037】一方、前記供給制御処理の実行と共に、図
8に示す解除処理が、割り込み処理される。この解除処
理では、まず、送信器80の解除スイッチ90が押下さ
れて、送信器80から解除コードC3の送信があるか否
かを判断する(ステップ300)。解除コードC3の送
信がないときには、一旦、解除処理を終了し、解除コー
ドC3の送信があったときには、ポンプ切コードC2の
送信があったか否かを判断する(ステップ310)。
【0038】ポンプ切コードC2の送信がないときには
、一旦、解除処理を終了し、ポンプ切コードC2の送信
があったときには、表示ランプ64をすべて消灯する(
ステップ320)。そして、ラジコン異常フラグを0に
リセットする(ステップ340)。このように、本実施
例では、解除スイッチ90が押下されると共に、運転ス
イッチ92が、一旦切側に切り換えられたときに、再び
、前記供給制御処理を実行できるようにしている。
【0039】また、本実施例では、図9に示す故障検出
処理を繰り込み処理している。この故障検出処理では、
まず、故障か否かを判断する(ステップ400)。故障
か否かは、例えば、エンジン28の冷却水の温度を図示
しないセンサにより検出し、その温度の異常な上昇を判
断したり、圧力センサ11により検出される高圧水の圧
力の異常な上昇を判断したり、ポンプ2のグリス等の潤
滑油の不足を検出して行なう。故障がなければ、一旦、
故障検出処理を終了し、故障が有れば、その故障が重故
障であるか否かを判断する(ステップ410)。重故障
とは、前記故障の内の高圧水の供給に重大な影響を及ぼ
す故障であり、例えば、エンジン関係の冷却水温度の異
常な上昇や、ポンプ関係の高圧水の圧力の異常な上昇等
である。
【0040】特に、エンジン関係の重故障が発生したと
きには、エンジン28の運転を直ちに停止して(ステッ
プ420)、異常な事態の発生を未然に防止する。また
、高圧水の圧力が異常に上昇したときには、アクチュエ
ータ32を駆動して、ガバナレバー30をアイドル位置
にまで揺動させて、エンジン28を減速する(ステップ
430)。そして、アイドル位置検出センサ34により
、ガバナレバー30がアイドル位置に揺動されたか否か
を判断する(ステップ440)。
【0041】アイドル位置に揺動されたことが検出され
ると、若しくは、ステップ420の処理を終了すると、
電動モータ38を駆動して、油圧ポンプ40から油圧シ
リンダ24に高圧作動油を供給して、クラッチレバー2
2を揺動して、クラッチ20を遮断する(ステップ45
0)。クラッチ20が遮断されると、エンジン28とク
ラッチ20との動力伝達が遮断されて、ポンプ2の運転
を停止する。そして、操作盤52の表示部70に制御不
能である旨を表示すると共に、その故障箇所を表示する
(ステップ460)。
【0042】また、緑色ランプ72を消灯すると共に、
赤色ランプ76を点灯し、作業者に故障が発生した旨を
報知する。そして、故障異常フラグに1をセットし(ス
テップ480)、供給制御処理を繰り返し実行する。そ
して、ステップ100の処理により、故障フラグが0で
ないと判断されて、ステップ110以下の処理の実行を
禁止する。
【0043】尚、前述したステップ130〜200の処
理の実行が、制御手段M7として働き、ステップ100
,210〜290の処理の実行が、停止手段M8として
働く。また、本実施例では、停止手段M8として、時間
を計測して、一定時間経過した後にポンプ2を停止して
いるが、ステップ100の処理により、運転中コードC
0がないと判断された後、直ちにポンプ2を停止する構
成であってもよい。更に、本実施例では、解除処理及び
故障検出処理を設けた構成としているが、これらは必要
に応じて設ければよい。
【0044】前述した如く、本実施例のエンジン式高圧
水供給装置は、送信器80が運転中コードC0を無線送
信する。そして、送信器80と受信器94との距離が離
れて、受信器94が送信器80からの運転中コードC0
を正確に受信できなくなったときには、ポンプ入コード
C1にかかわらず、クラッチ20を遮断する。これによ
り、ポンプ2の運転が停止されると共に、ラジコン異常
フラグに1をセットして、ステップ130〜200の処
理を禁止して、ポンプ入コードC1の送信があっても、
ポンプを運転しない。
【0045】従って、送信器80から受信器94に各コ
ードC0,C1,C2,C3を無線送信するので、建設
機械とポンプ2との距離が離れていても、ポンプ2の入
・切の指示を容易に伝達できる。また、無線送信である
ので、工事現場等の雑然とした場所でも、正確に各コー
ドC0,C1,C2,C3を送信でき、また、有線の場
合のような、断線といった問題がない。しかも、各種の
指示を各コードC0,C1,C2,C3で指示し、運転
中コードC0を受信できなくなったときには、ポンプ2
を停止して、高圧水の供給を止める。よって、作業者が
送信器80を持って移動して、搬送波が正確に受信でき
ない距離にまで離れると、高圧水の供給が止まるので、
安全性が向上する。例えば、ポンプ2の入・切ができな
くなって、高圧水が供給され続けると、ノズル18から
の高圧水の噴射で、鋼矢板16が倒れたりして、危険な
場合がある。ポンプ2の入・切ができなくなったときに
は、直ちにポンプ2を停止すると、危険防止が図れる。
【0046】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のエンジン式
高圧水供給装置は、無線により運転の指示をコード信号
で送信し、運転中に応じたコード信号が、所定のコード
信号でないときには、ポンプの運転を停止すると共に、
その後の運転の制御も停止するので、工事現場等の雑然
とした場所でも、ポンプの入・切を確実にしかも容易に
伝達できる。また、断線の問題が生じることもなく、コ
ード信号を正確に受信できなくなったときには、ポンプ
を停止するので、高圧水を噴射し続けるといったことも
なく、安全性も向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示するブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例としてのエンジン式高圧水供
給装置の概略配置図である。
【図3】本実施例の操作盤上のスイッチ等の配置図であ
る。
【図4】本実施例の送信器の操作部のスイッチ等の配置
図である。
【図5】本実施例の送信器で行われる搬送波の変調の説
明図である。
【図6】本実施例の電子制御回路で行われる供給制御処
理の一例を示すフローチャートである。
【図7】本供給制御処理の一部を示すフローチャートで
ある。
【図8】本実施例の電子制御回路で行われる解除処理の
一例を示すフローチャートである。
【図9】本実施例の電子制御回路で行われる故障検出処
理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
M1,2…ポンプ        M2,20…クラッ
チ      M3,28…エンジン M4…建設機械          M5,80…送信
器        M6,94…受信器 M7…制御手段          M8…停止手段 
           11…圧力センサ 22…クラッチレバー    24…油圧シリンダ  
      30…ガバナレバー 32…アクチュエータ    50…電子制御回路  
      64…表示ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高圧水を供給するポンプを有し、該ポ
    ンプをクラッチを介して駆動するエンジンにより駆動し
    て、前記高圧水を建設機械に供給するエンジン式高圧水
    供給装置において、運転中及び前記ポンプの入・切に応
    じたコード信号により搬送波を変調して無線送信する送
    信器と、該送信器からの搬送波を受信して、前記運転中
    及びポンプの入・切に応じたコード信号に復調して出力
    する受信器と、該受信器からのコード信号に基づくコー
    ドが、前記ポンプ入コードのときには前記クラッチを接
    続し、前記ポンプ切コードのときには前記クラッチを遮
    断する制御をする制御手段と、前記受信器からの運転中
    に応じたコード信号が、所定のコードでないときには、
    前記ポンプ入コードにかかわらず、前記クラッチを遮断
    すると共に、前記制御手段による制御を停止する停止手
    段と、を備えたことを特徴とするエンジン式高圧水供給
    装置。
JP397291A 1991-01-17 1991-01-17 エンジン式高圧水供給装置 Pending JPH04241799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP397291A JPH04241799A (ja) 1991-01-17 1991-01-17 エンジン式高圧水供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP397291A JPH04241799A (ja) 1991-01-17 1991-01-17 エンジン式高圧水供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04241799A true JPH04241799A (ja) 1992-08-28

Family

ID=11571986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP397291A Pending JPH04241799A (ja) 1991-01-17 1991-01-17 エンジン式高圧水供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04241799A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037991A (ja) * 1973-08-11 1975-04-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5037991A (ja) * 1973-08-11 1975-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5990800A (en) Remote engine starting and stopping device for construction machine
US6766869B2 (en) Remote lock-out system and method for a horizontal directional drilling machine
JP6438958B2 (ja) 作業機械及び当該作業機械を操作する方法
WO2020195031A1 (ja) 建設機械
JP2017177934A (ja) 作業車輌
JPH04241799A (ja) エンジン式高圧水供給装置
JP3128214U (ja) 建設機械用動力供給装置
JPH0771281A (ja) 駆動機械の制御装置
JP2509726B2 (ja) 消防ポンプの筒先制御装置
KR101154755B1 (ko) 원격시동에 따른 유압회로 차단장치
JP2001316078A (ja) 油圧パワーユニット仕様の作業車両の制御回路
KR102484099B1 (ko) 건설 기계의 주행 경고 시스템
CN218675785U (zh) 打拔桩机电气控制系统
JP2004068728A (ja) 工作車両
KR200249799Y1 (ko) 중장비 제어용 디지털 유, 무선 겸용 송수신제어 장치
JP3343412B2 (ja) 電磁誘導式自動走行車両の制御装置
JP2917536B2 (ja) 建設機械の安全装置
JP4330261B2 (ja) 自走式破砕機械
JP2023004406A (ja) 作業機械を制御するためのシステムおよび方法
JP3333599B2 (ja) 電磁誘導式自動走行車両
JP2000042443A (ja) 破砕機械
JP3333597B2 (ja) 走行車両における噴霧装置の安全装置
JP3867735B2 (ja) 作業車の安全装置
JP3772073B2 (ja) エンジン始動制御装置
KR100633543B1 (ko) 엔진 시동 및 정지시 엔진회전수를 감소시키는 장치