JP3333599B2 - 電磁誘導式自動走行車両 - Google Patents

電磁誘導式自動走行車両

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JP3333599B2
JP3333599B2 JP23171393A JP23171393A JP3333599B2 JP 3333599 B2 JP3333599 B2 JP 3333599B2 JP 23171393 A JP23171393 A JP 23171393A JP 23171393 A JP23171393 A JP 23171393A JP 3333599 B2 JP3333599 B2 JP 3333599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果樹園等における自動
走行型の薬剤散布機(スピードスプレヤ)等の自動走行
車両に係り、より詳しくは、誘導経路に沿って配設した
誘導ケーブルに、走行車両の操舵用の制御信号を供給す
る一方、走行車両に搭載した操舵用センサにて制御信号
を感知して走行車両を操舵制御するようにした、電磁誘
導式自動走行車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、果樹園等における自動走行型
の薬剤散布機(スピードスプレヤ)等においては、作業
者が走行車両に乗ったまま薬剤散布作業を実行すると、
作業者が薬剤を被ることがあり、健康上の害を伴うこと
があることを考慮して、走行車両を無人状態で走行させ
ながら薬剤散布を行うことが行われている。この場合、
図9(a)に示すように、作業経路(誘導経路)SKに
沿って設けた溝内CHに埋設した誘導ケーブル27に交
流電流を流し、この誘導ケーブルから発生する交流磁界
の強度の変化を走行車両1の前部等に装着した左右一対
のピックアップコイル(共振コイル型)等の操舵用セン
サLa,Lbにて検出し、図9(b)に示すように、こ
の誘導ケーブル27に対する走行車両の横ずれの大きさ
mに対応して発生する左右一対の操舵用センサLa,L
bでの出力値(電圧値)eの差を取って、横ずれの大き
さ(偏位量)と横ずれの方向(右か左かの判別)とを求
め、これらの検出結果から走行車両を誘導ケーブルに沿
って走行するように、走行車両における操舵車輪の向き
を変えて操舵制御することが行われている(実開平2−
84909号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の走
行車両には、エンジンの回転によりバッテリに充電する
ための発電機が備えられている。最近の発電機は、半導
体による整流方式を採用したオルタネータが主流であっ
て、このオルタネータは、3相交流発電機と3相全波整
流器とを組合せたものである。3相交流発電機では星型
結線のアーマチュアが磁界を構成し、ロータ(電機子)
の電機子反作用磁界の歪み、第3高調波が星型結線の中
性点電圧を歪ませることを利用した中性点ダイオード方
式等がある。
【0004】そして、オルタネータはエンジンの出力軸
等からプーリ及びベルトを介して回転させられるため、
当該オルタネータの回転数はエンジンの回転数に比例す
ることになる。このようなオルタネータの構造に鑑み、
本発明者は、オルタネータの作動により、操舵用センサ
に悪影響を及ぼす磁界が発生するのではないかという疑
念を抱いた。
【0005】そこで、本発明者が実験した結果、図10
に示すように、横軸にエンジン回転数(rpm)、縦軸
に磁気センサの出力値(mV)を取って示すと、Bの中
性点ダイオード付きのオルタネータでは、1200〜1
500rpmの領域と、2500〜2800rpmの領
域で操舵用センサによるノイズ信号検出値が大きくな
り、Aの中性点ダイオード無しのオルタネータでは、1
300〜1700rpmの領域で操舵用センサによるノ
イズ信号検出値が大きくなることが分かった。つまり、
前記オルタネータ(エンジン)回転数の領域では、操舵
用センサに悪影響を及ぼす周波数の磁界(ノイズ信号)
が出ている。
【0006】このように、エンジンの回転数がある領域
ではオルタネータから発生する磁界が大きくなるため、
操舵用センサがオルタネータのノイズ信号の影響を受け
ると、誘導ケーブルがないにも拘らず、誘導用の制御信
号があるように、操舵用センサが誤信号を検出するの
で、走行車両が誘導経路から外れてしまい、走行車両の
破損のみならず、人身事故が発生するという問題が生じ
る。
【0007】オルタネータの磁界(磁気)を外に出さな
い工夫として、オルタネータを磁気シールド部材で覆っ
て遮蔽することが考えられるが、オルタネータには、そ
の発熱を除去するためのフアン等を有するため、完全な
遮蔽構造を達成できないという問題があった。本発明は
上記従来の問題点を解決するためになされたものであっ
て、オルタネータの作動によるノイズ信号が操舵用セン
サの検出に悪影響を与えないようにすることを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の各目的を達成する
ため、発明の電磁誘導式自動走行車両は、誘導経路に
沿って配設した誘導ケーブルに、所定の周波数の操舵用
制御信号を伝送する一方、オルタネータを備えたエンジ
ンを搭載した自動走行車両には、前記操舵用制御信号を
検出するための少なくとも左右一対の操舵用センサを搭
載すると共に、エンジンの回転により駆動する前記オル
タネータから発生するノイズ信号の周波数が前記操舵用
センサにて感知しない領域となるように、オルタネータ
の回転数を設定したものである。
【0009】
【0010】
【実施例】次に本発明を自動走行型の薬剤散布機(スピ
ードスプレヤ)に適用した実施例について説明する。ス
ピードスプレヤの走行車両1の前部側にハンドル3を備
えた運転操作部2を有し、走行車両1には薬液タンク4
とその後部に噴霧部5とを備えている。
【0011】噴霧部5は、走行車両1の下面を除く外周
面に適宜間隔で半径外向きに臨ませた多数の噴霧ノズル
6と、その半径外向きに風を送る送風機7が装着され、
前記噴霧ノズル6は走行車両1の左右及び上面との3区
画若しくは左右2区画ごとに噴霧の作業を実行するよう
に散布制御できるものである。符号8,8は左右前輪、
符号9,9は左右後輪であり、これらの4輪はエンジン
10からの動力が走行変速機構11を介して各々伝達さ
れて駆動できるいわゆる4輪駆動型であり、エンジン1
0からの動力をPTO出力変速伝達機構12を介して送
風機7を回転させ、また噴霧ノズル6に対する動噴ポン
プ13を駆動させる。
【0012】ハンドル3付き操舵装置14は、図3に示
すような機械的または油圧系統を含むパワーステアリン
グ機構15であり、このパワーステアリング機構15は
油圧回路16における複動式の油圧シリンダ17にて作
動し、油圧シリンダ17が伸長するとき、平面視W字状
のベルクランク18を介して後輪9,9を左向きに変更
すると共に、連結ロッド19及び平面視V字状のベルク
ランク20を介して前輪8,8を右向きに変更する(油
圧シリンダ17が縮小するときには前輪は左向き後輪は
右向きに変更される)というように、前後4輪ともに向
きを変えて左右に回動変更できるいわゆる4輪操舵型で
ある。
【0013】その油圧回路16を図4に示し、符号28
は、自動操舵用の油圧シリンダ17に対する電磁ソレノ
イド式の制御弁であり、符号29は走行クラッチ及びブ
レーキ作動のためのアクチュエータとしての油圧シリン
ダ30を制御する電磁ソレノイド式の制御弁、符号23
は手動操舵操作の場合に使用する制御弁である。制御弁
29、28は、油圧ポンプ22からの作動油送りの場合
に前記手動操舵用の制御弁23よりも上流から分岐した
油圧管31に接続し、しかも、走行クラッチ及びブレー
キ作動用の制御弁29は、自動操舵用の制御弁28より
も上流側になるよう直列状に連結する。
【0014】従って、走行クラッチ及びブレーキを作動
させるべく、制御弁29を中立位置以外の位置に作動さ
せるときには、その油圧シリンダ30が優先的に作動
し、操舵用の油圧シリンダ17の作動は二次的となる。
なお、手動操舵のときには、油圧ポンプ22から送られ
てきた油が制御弁23を介して油圧モータ21に送ら
れ、この油圧モータ21からの油送り量をハンドル3の
回動角度に比例するように作動させ、この油を前記ステ
アリング機構15に取付く複動式の油圧シリンダ17に
送る。自動操舵制御のときには油圧ポンプ22から制御
弁29の中立位置及び電磁ソレノイド式制御弁28を介
して油圧シリンダ17に作動油を送る。
【0015】符号25は前輪8の操舵角度を検出できる
ポテンショメータ等の操舵角度センサであり、この場
合、左右車輪の向き角度の平均値を求めて検出しても良
い。なお、前輪と後輪とを別々の油圧シリンダ式パワー
ステアリング機構を介して連結して、前輪と後輪とを個
別的に操舵制御するようにしても良い。走行車両1に
は、その前部に左右一対の操舵用センサ26a,26b
を設ける。この操舵用センサ26a,26bは、導体を
コイル状に巻いたピックアップコイル(共振コイル)で
あって、所定の周波数の磁界のみに対して共振して出力
信号を出すことができる構成であり、電磁誘導信号発生
装置(図示せず)にて誘導ケーブル27に供給された適
宜周波数(実施例では1・5kHz)の正弦波の交流電
流により、当該誘導ケーブル27の周囲に発生する交流
磁界の有無・強度を検出することができるものである。
誘導ケーブル27は果樹園の作業経路である誘導経路に
沿って形成した溝内に敷設するか、または地中に埋設す
る。
【0016】現在我が国で製造されている12極オルタ
ネータの場合、2500rpmでリップルが1.5kH
z、回転数5000rpmで第3高調波の周波数が1.
5kHzとなり、実施例で使用している操舵用センサ2
6a,26bのコイルの共振周波数、ひいては誘導ケー
ブル27に与える操舵用制御信号の周波数1.5kHz
と一致するため、オルタネータ150の作動時に発生す
るノイズ信号(1.5kHz)を操舵用センサ26a,
26bが検出することになり、操舵用センサ26a,2
6bは誤検出することになる。
【0017】このような状況を回避するため、操舵用セ
ンサ26a,26bの設置位置とバッテリ151に充電
するためのオルタネータ150の設置位置とは、図7及
び図8に示すように、エンジン10を介して離れた位置
とする。即ち、図示実施例では、走行車両1の前部に配
置したラジエータ152より前方に左右一対の操舵用セ
ンサ26a,26bを設置する一方、ラジエータ152
の後側に位置するエンジン10の後側にオルタネータ1
50を設置し、該オルタネータ150のプーリ153と
エンジン10の回転軸(出力軸等)154におけるプー
リ155とにベルトを巻掛けてオルタネータ150に回
転力を伝達するように構成する。この構成により、オル
タネータ150の作動時に発生するノイズ信号はエンジ
ン10やラジエータ152等の部材に邪魔されて減衰
し、誘導ケーブル27からの操舵用制御信号を操舵用セ
ンサ26a,26bが検出する時に悪影響を与えないの
である。
【0018】また、前記エンジン10側のプーリ155
とオルタネータ150側のプーリ153との直径比率を
適宜に設定し、自動モード走行時におけるエンジン回転
数2800rpm時に、オルタネータ150の回転数が
7000rpm程度になるように設定する。これによ
り、オルタネータ150の作動時に発生する第3高調波
は操舵用センサ26a,26bにて感知することを防止
できるのである。
【0019】なお、後述するマイクロコンピュータユニ
ット(MPU)101,102は、前バンパー156と
底板157とで囲まれた部位に搭載する。図5は噴霧部
5の実施例を示し、薬液タンク4からの液状薬剤は、タ
ンクドレイン弁32、フィルタ33を介して動噴ポンプ
13に入り、主弁34、パイプ35を介して薬液分配器
36から左右及び中央(上)の切換弁37,38,39
を介して各方向の噴霧ノズル6に噴出させるものであ
り、各切換弁37,38,39には切換操作用モータ3
7a,38a,39aが設けられ、走行車両の走行方向
と被散布物(樹木)との位置関係により、所定の向きに
のみ薬液を噴霧することを選択することができる。な
お、符号40は調圧弁、符号41は補正噴霧用吐出パイ
プ42に接続した停止弁であり、パイプ42の先端にホ
ース(図示せず)を繋ぎ、薬液がかからなかった樹木に
手作業で噴霧する。
【0020】運転操作部2における操作パネルに設けた
キースイッチ(図示せず)に、始動時にキーを差し込ん
で、所定角度回動すると、後述の制御装置100が立ち
上がり(起動して)、実行準備状態(待機状態)とな
る。次いで、さらに所定角度回動すると、セルモータが
起動してエンジン作動させるためのものである。自動モ
ード設定スイッチ46は、実施例としてはオルタネイト
押しボタンスイッチを使用する。従って、1回目の押下
でその押下状態(ON状態)を保持する。再度自動モー
ド設定スイッチ46を押下すると、突出状態(OFF状
態)に復帰する。液晶表示素子等による表示部には、現
在の制御の状態や作業者に対する指示を文字や図形等に
て表示するものである。符号49は作業者が別途意思確
認するためのシフトスイッチであって、押しボタンスイ
ッチ部を透明の開閉可能なカバー体にて覆ってあり、操
作するにはカバー体を一旦開いて押しボタンスイッチ部
を押下する。後述するように、自動モードから手動モー
ドへの切換え、反対に手動モードから自動モードへの切
換えは、前記自動モード設定スイッチ46の操作に加え
て、作業者の明確な意思の元に前記シフトスイッチ49
の操作を実行するか、または作業者の明確な意思のもと
で実行した動作(例えば走行クラッチペタル61の踏み
込み操作)に基づいて作動するスイッチの検出信号によ
り、モードの切換えが実現できるようにするものであ
る。
【0021】なお、自動モードに設定されたときには、
自動モードランプ47が点灯し、手動モード設定時には
自動モードランプ47が消灯する。図6は、走行車両の
制御をマイクロコンピュータのソフトにより実行する場
合の制御装置100の機能ブロック図を示し、2つのマ
イクロコンピュータユニット(MPU)101,102
を備え、この2つのMPU101,102はカプラを介
して離脱可能な通信線103で接続し、相互に相手側の
制御が正常に作動しているか否かを監視している。ま
た、各MPU101,102には、図示しないが中央処
理装置(CPU)、読み書き可能メモリ(RAM)及び
読み出し専用メモリ(ROM)、インターフェイス等に
て構成されている。また、この2つのMPU101,1
02は同一形態(同一構成部品)にて形成され、相互に
交換可能であって、両者のMPUを区別するため、一方
のMPU101の判別ポート104はローポートとし、
他方のMPU102の判別ポート105はハイポートと
する。
【0022】一方のMPU101の入力ポートには、前
記噴霧ノズル6の作動区画(左側、上側、右側)を切り
換える操作スイッチ(手動による操作スイッチ)10
6,107,108の各端子と、前記シフトスイッチ4
9の端子と、送風機7への動力伝達を継断するフアンク
ラッチ操作スイッチ109の端子と、各種作業を実行す
るため遠隔操作用の送信機110から発信させた操作用
信号を、受信機111にて受けて、その信号を複数のチ
ャネル(実施例では6チャネル)にて峻別して受ける判
別回路の各チャネルの出力信号端子、及び受信モニタ信
号の出力端子と、走行車両1の前部に装着した左右一対
の障害物感知センサ112a,112bの端子、薬液タ
ンク内の薬液の有無又は量の大小(満杯か、空か等)を
検出する薬液センサ113の出力端子と、自動モード設
定スイッチ46の端子を、それぞれ接続して信号入力す
る。
【0023】また、MPU101の出力ポートには、前
記噴霧ノズル6の作動区画(左側、上側、右側)ごとに
薬液を供給する切換弁37,38,39の切換操作用モ
ータ37a,38a,39aへの端子、前記走行クラッ
チ及びブレーキの自動操作用の油圧シリンダ30に対す
る電磁制御弁29の電磁ソレノイド端子、送風機7への
動力伝達を継断するフアンクラッチ操作用の電動シリン
ダ114の端子、動噴ポンプ13の作動を許可するリレ
ー115の端子をそれぞれ接続して信号出力する。
【0024】前記他方のMPU102の入力ポートに
は、前記自動モード設定スイッチ46の端子と、前記受
信機111の各チャネルの出力信号端子と、走行変速機
構11における主変速レバーが後退位置であることを検
出する牽制スイッチ91の端子と、同じく副変速レバー
が高速位置であることを検出する牽制スイッチ93の端
子と、走行車両1の前バンパーの前面に取付けて障害物
が接触したとき走行停止させるためのタッチセンサ11
6の端子と、操舵用の油圧シリンダ17のピストンロッ
ドのストロークの最大突出位置を検出するためのストロ
ークセンサ117の端子と、誘導ケーブル27からの操
舵用制御信号を検出する操舵用センサ26a,26bの
端子と、図示しないが、山の傾斜面の立木に対して効果
的に薬液噴霧するために前記左右両側の噴霧ノズル6群
の方向を走行車両1の進行方向軸線と交叉する平面上で
調節するための噴霧ノズル向き変更アクチュエータ作動
用のスイッチ118の端子と、エンジン10の回転数検
出器119の端子とをそれぞれ接続して信号を入力す
る。また、MPU102の出力ポートには、エンジン1
0の作動許可用リレー120の端子、各種パイロットラ
ンプ121の端子、モニタランプ122の端子、自動モ
ードの場合にその状態を確認するための自動モードラン
プ47の端子、操舵用の制御弁28の電磁ソレノイドの
端子28R,28Lの端子をそれぞれ接続して信号を出
力する。
【0025】この構成により、電磁誘導式信号発生装置
から、所定の周波数(実施例では1.5kHz)の操舵
用制御信号を誘導ケーブル27に送れるようにする。操
舵用制御信号は走行車両が走行している間、連続して送
られている。走行車両1側では、操舵用センサ26a,
26bにより、前記操舵用制御信号を検出して、制御装
置100におけるMPU102にて左右の操舵用センサ
26a,26bの検出信号の大きさを比較し、走行車両
1の左右中心が誘導ケーブル27の軸線の真上にあるか
左右に偏位しているかを判別する。そして、この左右偏
位に応じて、所定の制御方式により、操舵用の制御弁2
8の電磁ソレノイドの端子28R,28Lの端子に適宜
大きさの出力信号を出して、操舵装置14を作動させ、
前輪8,8及び後輪9,9の向きを変えて誘導ケーブル
27に沿うように操舵制御を実行する。
【0026】他方、遠隔操作では、手動モードにてエン
ジンを始動し、次いで、自動モードに制御を切り換えた
後、送信機110の電源をONにすると、受信モニタ信
号の電波が受信機111に向かって連続的に搬送され
る。走行車両1の走行開始、停止、噴霧作業の開始、停
止等の各種作業を実行するときのみ、オペレータは送信
機110から操作用信号を受信機111を介して制御装
置100に入力し、前記と同様にしてMPU101に
て、どのチャネルに入ったかにより、どの作業を実行す
るかの判別を実行し、前記走行クラッチ装置、ブレーキ
装置に対する制御弁29やエンジン作動許可リレー11
5、薬液散布用のモータ37a,38a,39a等の各
種の出力装置に所定の信号を出力するので、MPU10
1,102等にて所定の制御ループ上で走行開始(発
進)、噴霧部5での送風機(フアン)7の駆動、左側ノ
ズル6、右側ノズル6、上側ノズル6の噴霧開始のため
の切換用モータ37a,38a,39aのON等を実行
するのである。
【0027】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、発明
る電磁誘導式自動走行車両は、誘導経路に沿って配設
した誘導ケーブルに、所定の周波数の操舵用制御信号を
伝送する一方、オルタネータを備えたエンジンを搭載し
た自動走行車両には、前記操舵用制御信号を検出するた
めの少なくとも左右一対の操舵用センサを搭載すると共
に、エンジンの回転により駆動する前記オルタネータか
ら発生するノイズ信号の周波数が前記操舵用センサにて
感知しない領域となるように、オルタネータの回転数を
設定したので、操舵用センサが誤検出せず、走行車両を
誘導ケーブルに沿って確実に操向できるという効果を奏
する
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】薬剤散布機の側面図である。
【図2】薬剤散布機の平面図である。
【図3】操舵装置14の概略平面図である。
【図4】操舵装置等の制御油圧回路図である。
【図5】噴霧部の機構ブロック図である。
【図6】制御装置の機能ブロック図である。
【図7】薬剤散布機の要部側面図である。
【図8】薬剤散布機の要部平面図である。
【図9】(a)は誘導ケーブルから発生する交流磁界と
走行車両における操舵用センサとの位置関係を示す説明
図、(b)は誘導ケーブルに対する操舵用センサの横ず
れによる操舵用センサの出力の関係を示す説明図であ
る。
【図10】エンジンの回転数と操舵用センサの検出値と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 走行車両 6 噴霧ノズル 7 送風機 10 エンジン 11 走行変速機構 12 動力伝達機構 13 動噴ポンプ 14 操舵装置 16 油圧回路 26a,26b 操舵用センサ 27 誘導ケーブル 28 自動操舵用制御弁 29 制御弁 100 制御装置 101,102 MPU 150 オルタネータ 152 ラジエータ 153,155 プーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 関根 裕 (56)参考文献 特開 平2−176481(JP,A) 特開 平2−191851(JP,A) 特開 平6−161552(JP,A) 特開 平6−276808(JP,A) 特開 平5−173632(JP,A) 実開 平2−84909(JP,U) 実開 平5−31509(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01M 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導経路に沿って配設した誘導ケーブル
    に、所定の周波数の操舵用制御信号を伝送する一方、オ
    ルタネータを備えたエンジンを搭載した自動走行車両に
    は、前記操舵用制御信号を検出するための少なくとも左
    右一対の操舵用センサを搭載すると共に、エンジンの回
    転により駆動する前記オルタネータから発生するノイズ
    信号の周波数が前記操舵用センサにて感知しない領域と
    なるように、オルタネータの回転数を設定したことを特
    徴とする電磁誘導式自動走行車両。
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