JPH04240156A - ベータアルミナ質焼結体およびその製造方法 - Google Patents

ベータアルミナ質焼結体およびその製造方法

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JPH04240156A
JPH04240156A JP3041404A JP4140491A JPH04240156A JP H04240156 A JPH04240156 A JP H04240156A JP 3041404 A JP3041404 A JP 3041404A JP 4140491 A JP4140491 A JP 4140491A JP H04240156 A JPH04240156 A JP H04240156A
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alumina
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Shuichi Ichikawa
周一 市川
Tomonori Takahashi
知典 高橋
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NGK Insulators Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体電解質であるベー
タアルミナ質焼結体およびその製造方法に関するもので
あり、特にナトリウム−硫黄二次電池に用いるベータア
ルミナ質焼結体およびその製造方法に関するものである
【0002】
【従来の技術】ベータアルミナ質焼結体は、高いナトリ
ウムイオン伝導性を有するため、ナトリウム−硫黄二次
電池において陽極物質である溶融硫黄と陰極物質である
溶融ナトリウムとを隔離するための固体電解質として利
用できる。
【0003】ナトリウム−硫黄電池では内部抵抗の大部
分を固体電解質が占める。このため、電池の放電時の出
力低下および充電時の電力損失を小さく抑えるためには
、固体電解質であるベータアルミナ焼結体の使用温度範
囲、例えば 350℃における比抵抗を低くすることが
望ましい。またナトリウム−硫黄電池の寿命は、固体電
解質の寿命に依存するため、ベータアルミナ質焼結体は
高強度であることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベータ
アルミナ質焼結体を製造するとき、ベータアルミナは焼
成の際の最適焼成温度幅が狭いという欠点がある。最適
温度より低いと緻密化せず低密度で気孔が多く、逆に最
適温度より高いと強度低下につながる異常粒成長が生じ
、実用に適さなくなる。従ってベータアルミナの焼成に
は温度制御に細心の注意が必要であり、大きな窯を用い
た大量焼成は、炉内に温度分布が生じるために困難であ
った。
【0005】また、ベータアルミナを緻密に焼成するた
め、特公昭48−31731 号公報には、1価イオン
(Na+ , K + , Rb+ , Cs+ ) 
の酸化物とアルミナの化合物であるβ−アルミナに Y
2O3 を10wt%以下添加する方法も開示されてい
る。しかしながら、この方法で得られるベータアルミナ
の比抵抗は、350 ℃において15Ω・cm以上と非
常に高い値になり、ナトリウムイオン伝導特性が低くな
る欠点があった。
【0006】本発明の目的は上述した課題を解消して、
低温緻密化、異常粒成長抑制の効果により、最適焼成温
度範囲が広く、かつ高いナトリウムイオン伝導特性を有
したベータアルミナ質焼結体およびその製造方法を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明は、
酸化マグネシウム、酸化イットリウムを含有させたベー
タアルミナ質焼結体に関する発明であり、酸化ナトリウ
ム8〜10重量%、酸化マグネシウム3.0 〜5.5
 重量%、酸化イットリウム0.01〜1.0 重量%
、残部が酸化アルミニウムから実質的になることを特徴
とするベータアルミナ質焼結体である。
【0008】また本発明の第二の発明は、酸化マグネシ
ウム、酸化イットリウムを含有させたベータアルミナ質
焼結体の製造方法に関するもので、酸化ナトリウム8〜
10重量%、酸化マグネシウム3.0 〜5.5 重量
%、酸化イットリウム0.01〜1.0 重量%、残部
が酸化アルミニウムから実質的になるように原料粉末を
混合し、その混合物を、成形、焼成することを特徴とす
るベータアルミナ質焼結体の製造方法である。
【0009】
【作用】上述した構成において、本発明のベータアルミ
ナ質焼結体は、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、酸
化イットリウムおよび酸化アルミニウム原料粉末の混合
物、特に酸化マグネシウムと酸化イットリウムの原料粉
末を所定の割合で添加混合し、この混合物を所定温度で
仮焼してβ″アルミナ粉末としてから、成形し焼成する
ことにより得ることができる。
【0010】また酸化イットリウムの添加時期であるが
、各原料粉末の混合時に添加するか、あるいは酸化ナト
リウム、酸化マグネシウムおよび酸化アルミニウムの混
合粉末を焼成してβ″アルミナ粉末としてから添加する
2つの方法がある。いずれの方法とも可能であるが、前
者の方法では仮焼した時点でアルミン酸イットリウムの
異相が生じ粉末特性が変わり、焼成時に粒成長しやすく
、後者の仮焼後に酸化イットリウムを添加する方法がよ
り好ましい。
【0011】なお、酸化イットリウム、酸化マグネウシ
ムおよび酸化アルミニウムは、焼成において酸化物に変
化するものであれば、他の形態たとえば、炭酸塩、硝酸
塩、硫酸塩、塩化物として添加してもよい。この焼結体
の結晶相であるが、主にβ″アルミナからなっており、
少量のβアルミナ、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸
イットリウムを含むこともある。
【0012】化学組成の範囲を上記のように限定した理
由は、酸化ナトリウム8重量%より少ないと充分に焼結
せず、10重量%より多いと結晶相中に過剰のアルミン
酸ナトリウムが残存し、比抵抗が高くなるからである。 また、酸化マグネシウムが3重量%より少ない場合、高
抵抗のβアルミナ相が増えて比抵抗が高くなり、酸化マ
グネシウムを加えないと10Ω・cm以上の高抵抗にな
る。また酸化マグネシウム5.5 重量%より多い場合
結晶相中にスピネルが生じ、緻密化を阻害し比抵抗も高
くなるからである。酸化イットリウムについては、1.
0 重量%を越えると異常粒成長が生じやすくなり高温
で焼成した時の強度低下が大きいからである。
【0013】以上のように、酸化マグネシウム、酸化イ
ットリウムをそれぞれ本発明範囲内で含有することによ
り両者の相乗効果により、低温緻密化、異常粒成長抑制
の効果が得られ最適焼成温度範囲の広い、なおかつ高い
ナトリウムイオン伝導性を維持したベータアルミナ質焼
結体を製造することが可能になる。
【0014】
【実施例】純度99.9%以上のα−アルミナ粉末、N
a2CO3粉末、MgO 粉末とを、表1記載の組成で
調合し、エタノールを媒体にしてボールミルで粉砕混合
を行い、1200℃で4時間仮焼してβ″アルミナ粉末
原料を合成した。さらに本粉末に Y2O3 粉末を加
えた後、エタノールでボールミル粉砕して、造粒し、長
さ50mm、幅25mm、厚さ7mmの角板を金型予備
成形した。さらに2.5 ton/cm2 で静水圧成
形し、MgO るつぼで雰囲気保護して所定の温度で1
時間保持して焼成した。なお、α−アルミナ粉末に不純
物として Y2O3 は含まれていなかった。
【0015】このようにして得たベータアルミナ質焼結
体の角板について、ブタノールを用いた浮力法により嵩
密度測定した。また角板から棒状試料を切り出し、35
0 ℃における比抵抗および4点曲げ強度を測定した。 比抵抗は、NaNO3−NaNO2 の共融塩を電極と
して、4端子による複素インピーダンス法で測定した。 本発明範囲内における焼結体の結晶相は主にβ″アルミ
ナで、少量のβアルミナ、アルミン酸イットリウムある
いはアルミン酸ナトリウムを含むものもあった。上記測
定結果を表1に示す。なお、本発明範囲外の測定結果を
、比較例として示した。測定結果は、いずれも5個以上
の試料の平均値である。
【0016】
【表1】
【0017】表1から明らかなように、本発明の実施例
は1580℃〜1640℃焼成において嵩密度が3.2
0g/cc以上に緻密化し、4点曲げ強度が180MP
a以上、しかも 350℃における比抵抗が3.5 Ω
・cm以下であり最適焼成温度幅が60℃以上と広く、
併せて高いイオン伝導特性を有した特徴を有している。
【0018】特に酸化ナトリウム 8.5〜10重量%
、酸化マグネシウム 3.0〜5.0 重量%、酸化イ
ットリウム0.01〜0.5 重量%、残部が酸化アル
ミニウムの化学組成では、1580〜1640℃焼成で
4点曲げ強度200MPa以上と、焼成温度範囲におい
て曲げ強度が著しく高いという特性を有している。比較
例に示すように、化学組成が本発明範囲から外れると、
最適焼成温度範囲がせまくなる、あるいはナトリウムイ
オン伝導度を損なう、等の特性を示す。例えば、比較例
1aの組成では焼成温度が1600℃より低いと緻密化
せず、1620℃を越えると140MPa以下と著しく
強度低下し、最適焼成温度範囲は約20℃とせまい。ま
た、比較例6のようにMgO のない組成では、著しく
比抵抗が高くなる。
【0019】実施例 No.2a, 2b, 2c, 
2d、比較例 No.1a, 1bは、Na2O, M
gO 量一定として酸化イッリウムの添加量を変化させ
た時の測定結果であり、焼成温度に対する曲げ強度、比
抵抗の関係を図1および図2に示す。Y2O3無添加で
は、低温で緻密化せず、1.0 wt%を越えると高温
で粒成長により強度低下する。
【0020】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、各成分を所定の範囲に制御すること、特に酸
化マグシウムと酸化イットリウムを所定量含むよう制御
することにより、広い最適焼成温度幅を有し、なおかつ
高いイオン伝導度を有したベータアルミナ質焼結体を得
ることができ、ナトリウム−硫黄二次電池に用いる固体
電解質であるベータアルミナ質焼結体の製造方法として
、極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例及び比較例における焼成温度と
強度及び抵抗との関係を示すグラフである。
【図2】本発明の実施例及び比較例における焼成温度と
強度及び抵抗との関係を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  酸化ナトリウム8〜10重量%、酸化
    マグネウシム3.0〜5.5 重量%、酸化イットリウ
    ム0.01〜1.0 重量%、残部が酸化アルミニウム
    から実質的になることを特徴とするベータアルミナ質焼
    結体。
  2. 【請求項2】  酸化ナトリウム8〜10重量%、酸化
    マグネウシム3.0〜5.5 重量%、酸化イットリウ
    ム0.01〜1.0 重量%、残部が酸化アルミニウム
    から実質的になるように原料粉末を混合し、この混合物
    を成形、焼成することを特徴とするベータアルミナ質焼
    結体の製造方法。
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