JP3423332B2 - ナトリウムイオン伝導性固体電解質 - Google Patents

ナトリウムイオン伝導性固体電解質

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Na2O・xAl23
(X=5〜11)で表わされるベータ・アルミナ系セラ
ミックス(以下、β−アルミナという。)焼結体から成
る固体電解質に関する。
【0002】更に詳しくは、Na/S電池、Na-溶融
塩電池、AMTEC、SOxセンサ等に好適な、初期値
が低く安定なNaイオン伝導抵抗を有する固体電解質に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】β−アルミナセラミックスはナトリウム
イオン伝導性セラミックスである。このセラミックスは
固体のイオン伝導物質であるので、ナトリウムイオン伝
導性固体電解質とも呼ばれている。ナトリウムイオン伝
導性固体電解質は上記の利用分野において高ナトリウム
イオン伝導性が望ましいか、または必要な特性である。
【0004】β−アルミナセラミックスのイオン伝導率
を支配する因子としては、セラミックス自体の安定性、
多結晶体における結晶及び粒界のイオン伝導率、不純物
の影響が考えられる。
【0005】不純物の影響としては、金属イオン不純物
の固体電解質に与える影響についての研究報告がなされ
ている。即ち、K+とCa2+については、J. R. Rassmus
senet al., Abstract #720, Ann. Conv. Electrochem.
Soc., Montreal (May, 1982)で、Si4+については、D.
Gourier et al., Abstract #722, Ann. Conv. Electro
chem Soc., Montreal (May, 1982)で、H3+について
は、R. W. Powers etal., Abstract #725, Ann. Conv.
Electrochem. Soc., Montreal (May, 1982)でそれぞれ
報告されている。
【0006】β−アルミナ固体電解質中の不純物に関し
ては、特開昭59−141459号公報に於いて、カル
シウムの存在がイオン伝導率を低下(抵抗の増加)さ
せ、かつ安定性をも低下させることが報告され、このカ
ルシウムをジルコニアに固溶させることで、カルシウム
による悪影響を排除するという方法が記載されている。
【0007】また、固体電解質は、Na/S電池等にも
使用されているが、通電寿命の良好なNa/S電池を得
るべく、特開平3−53464号公報には、Na/S電
池中の陰・陽活物質中のK+、Ca2+量を制限する点が
記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭59−14
1459号公報に記載の方法の問題点は、不純物として
存在しているカルシウムをすべてジルコニアに固溶させ
るために、微粉砕したジルコニウム源を焼成前に十分原
料粉末と混合する必要があり、添加するジルコニウム源
のコストも含めて、コストアップの原因となる。更に添
加するジルコニウム源の量の調整が困難であることも大
きな問題となる。具体的には添加するジルコニウム源の
量がカルシウム不純物より多い場合には、焼結時の冷却
過程でジルコニアが単斜晶に変態し、その時に発生する
体積膨張により焼結体にマイクロクラックが発生し、致
命的な強度低下を引き起こす。逆にジルコニウム源の量
が少ない場合には、固溶されないカルシウムの量によ
り、ナトリウムイオン伝導性に悪影響を与える場合が出
てくることが予想される。
【0009】また、固体電解質中のカルシウムの除去、
無害化を行なうことができたとしても、ナトリウムイオ
ン伝導率の初期値の向上と安定化にとって充分ではない
ことがわかってきた。
【0010】カルシウム、カリウムを制限した高純度の
金属ナトリウム及び硫黄を使用する特開平3−5346
4号公報に記載のNa/S電池によっても、固体電解質
のナトリウムイオン伝導率が低いものや、また電池作動
中に伝導率が低下してしまい長期の使用に耐えないもの
が出てきた。
【0011】これはβ−アルミナ系固体電解質自体に含
まれる不純物により起こると考えられる。β−アルミナ
系固体電解質に於けるナトリウムイオン伝導率の低下や
不安定さは、Na/S電池はもちろん、他の各種応用装
置の特性劣化の原因となるため、これを克服する必要が
あった。
【0012】固体電解質に含まれる各種不純物が、どの
程度の量で伝導特性に対して影響を与えるのかというこ
とを明らかにし、安定したナトリウムイオン伝導特性を
有するβ−アルミナ固体電解質を提供する必要があっ
た。
【0013】本発明は、β−アルミナ固体電解質の不純
物としてのSi及びCaに着目し、その含有率を制限す
ることにより、初期値が高く、安定したナトリウムイオ
ン伝導性を有する固体電解質を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、Na2
O・xAl23(x=5〜11)で表わされるβ−アル
ミナ系セラミックス焼結体から成り、焼結体中に不純物
として混入するSiがSiO2量に換算して0.02重
量%以上0.05重量%以内、CaがCaO量に換算し
て0.003重量%以上0.02重量%以内であり、不
純物として混入するSiとCaの合計が、SiO2量と
CaO量の合計に換算して0.055重量%以内であ
り、初期ナトリウムイオン伝導率が0.2S・cm-1
上、ナトリウムイオン伝導率の変化率が0.05%/h
以内であり、前記焼結体は、出発原料におけるα−アル
ミナとして純度99.5%以上99.9%以下のα−ア
ルミナを用い、接粉部の材質を低Si、低Ca化した装
置で原料を粉砕する粉砕工程、又は、接粉部の少ない粉
砕方式を用いて原料を粉砕する粉砕工程を経て得られた
粉末の成形体を焼成して得られたものであるナトリウム
イオン伝導性固体電解質により、上記目的を達成でき
る。
【0015】好ましくは、前記焼結体が密度3.19g
/cm3以上であり、前記SiがSiO2量に換算して
0.03重量%以内であり、前記CaがCaO量に換算
して0.01重量%以内である
【0016】イオン伝導率を0.2S・cm-1以上、か
つ伝導率の変化率を0.05%/h以内にするために
は、焼結体中に不純物として混入するSiがSiO2
に換算して0.05重量%以内、CaがCaO量に換算
して0.02重量%以内、これらの合計がSiO2量と
CaO量の合計に換算して0.055重量%以内にす
る。
【0017】
【作用】Si4+、Ca2+のような多価の金属イオンは、
通電中にβ−アルミナ結晶中の伝導面に進入もしくは置
換し、正電荷の中心となり、ナトリウムイオン移動を妨
げると考えられている。
【0018】β−アルミナ固体電解質中に含まれるSi
2、CaOは主にセラミックの結晶粒界に非晶質の形
で存在し、一部は焼結時に結晶中に取り込まれる。この
粒界に存在するSiO2、CaOは、通電中に電気的に
分解され、Si4+、Ca2+となり結晶中に取り込まれ、
あらかじめ結晶中に取り込まれたものと相まって、初期
伝導率や使用中の伝導率低下の原因になっていると思わ
れる。
【0019】β−アルミナ系セラミックス中のSiO2
量、CaO量を上記特定の範囲内に抑えることにより、
初期伝導率、更に長時間運転時における伝導率の安定性
を得ることができる。
【0020】
【好適な実施態様】β−アルミナ固体電解質のナトリウ
ムイオン伝導特性は、セラミックス中のCa量、Si量
と相関を示し、これら不純物の量が少ないほど良い特性
を示す。そこで、出発原料中のSi、Ca含有率を低く
抑え、更に固体電解質製造工程中に混入するSi、Ca
源を抑える等の対策をとることで、最終的なセラミック
ス中のSi成分がSiO2換算で0.02重量%以上
0.05重量%以内、Ca成分がCaO換算で0.00
3重量%以上0.02重量%以内で、かつ両不純物合計
で0.055重量%以内とすることにより、初期抵抗値
を低くし(導電率を高くし)、使用中(通電中)の抵抗
増加(伝導率低下)を抑えることができる。
【0021】具体的には、出発原料としてのα−アルミ
ナとしては含有SiO2量を0.02重量%以上0.0
5重量%以内、CaO量を0.003重量%以上0.0
2重量%以内でかつ、両不純物の合計で0.055重量
%以内であるα−アルミナを用いることはもちろんのこ
と、ナトリウム塩および安定化剤であるリチウム塩もし
くはマグネシウム塩から混入する上記不純物や、製造工
程中から混入する上記不純物を考慮すると、更にα−ア
ルミナ中の不純物量は少ない方が望ましい。
【0022】製造工程から混入するSi源、Ca源につ
いては、特に粉砕工程中の装置の摩耗による混入に注意
すべきである。したがって装置の接粉部の材質を好まし
くは低Si、低Ca化する。一番混入の確率の高い工程
は、粉砕工程である。ボールミル、振動ミルを使用する
場合、ミル内壁、球石の材質を低Si、低Ca化する
(高純度アルミナ等の高純度セラミックスもしくは樹脂
を使用する)かもしくはジェットミル等の接粉部の少な
い粉砕方式を用いることにより、Si源、Ca源の混入
を抑えることができる。また他の工程に関しても、接粉
部の材質は低Si、低Caであることが望ましい。更に
好ましくは環境中からの不純物の混入をも防ぐ。
【0023】
【実施例】(実施例h〜q、参考例a〜g、r) α−アルミナ(純度99.99%、99.9%および9
9.5%低CaO、SiO2の3種)90.4重量部、
炭酸ナトリウム(試薬1級)8.85重量部、炭酸リチ
ウム(試薬1級)0.75重量部を混合し、1300℃
で10時間仮焼後、 (1)参考例a〜g:α−アルミナは純度99.99%
を用いた。 1-1.樹脂ポットと樹脂ボールを用い、ボールミル粉砕
(参考例a、b)、 1-2.樹脂ボールをいれた樹脂ライニング製の振動ミルを
用いた粉砕(参考例c)、 1-3.樹脂ポットと99%αアルミナボールを用い、ボー
ルミル粉砕(参考例d、e)、 1-4.99%αアルミナボールをいれた樹脂ライニング製
の振動ミルを用いた粉砕(参考例f、g
【0024】(2)実施例h〜n:α−アルミナは純度
99.9%を用いた。 2-1.樹脂ポットと樹脂ボールを用い、ボールミル粉砕
(実施例h、i)、 2-2.樹脂ボールをいれた樹脂ライニング製の振動ミルを
用いた粉砕(実施例j)、 2-3.樹脂ポットと99%αアルミナボールを用い、ボー
ルミル粉砕(実施例k、l)、 2-4.99%αアルミナボールをいれた樹脂ライニング製
の振動ミルを用いた粉砕(実施例m、n)
【0025】(3)実施例o〜q、参考例r:α−アル
ミナは純度99.5%でしかも低CaO≦0.02%,
低SiO2≦0.05%品を用いた。 3-1.樹脂ポットと樹脂ボールを用い、ボールミル粉砕
(実施例o)、 3-2.樹脂ボールをいれた樹脂ライニング製の振動ミルを
用いた粉砕(実施例p)、 3-3.樹脂ポットと99%αアルミナボールを用い、ボー
ルミル粉砕(実施例q)、 3-4.99%αアルミナボールをいれた樹脂ライニング製
の振動ミルを用いた粉砕(参考例r)、 の条件で、50時間粉砕し、スプレードライ造粒し粉末
を得た。
【0026】粉末は、焼結後に長さ400mm、外径4
5mmφ、肉厚3mmとなるような一端開口型チューブ
に成形し、1600℃−60分のスケジュールで同組成
の粉末中で焼成を行なって、β−アルミナから成る本発
明の固体電解質を得た。
【0027】(比較例A〜M) α−アルミナ(純度99.9%、99.5%および9
9.0%の3種)90.4重量部、炭酸ナトリウム(試
薬1級)8.85重量部、炭酸リチウム(試薬1級)
0.75重量部を混合し、1300℃で10時間仮焼
後、 (1)比較例A〜C:α−アルミナは純度99.9%を
用いた。 1-1.樹脂ポットと95%αアルミナボールを用い、ボー
ルミル粉砕(比較例A、B)、 1-2.95%αアルミナボールをいれた樹脂ライニング製
の振動ミルを用いた粉砕(比較例C)、
【0028】(2)比較例D〜I:α−アルミナは純度
99.5%(通常品)を用いた。 2-1.樹脂ポットと樹脂ボールを用い、ボールミル粉砕
(比較例D、E)、 2-2.樹脂ボールをいれた樹脂ライニング製の振動ミルを
用いた粉砕(比較例F)、 2-3.樹脂ポットと99%αアルミナボールを用い、ボー
ルミル粉砕(比較例G、H)、 2-4.99%αアルミナボールをいれた樹脂ライニング製
の振動ミルを用いた粉砕(比較例I)、
【0029】(3)比較例J〜M:α−アルミナは純度
99.0%を用いた。 3-1.樹脂ポットと樹脂ボールを用い、ボールミル粉砕
(比較例J、K)、 3-2.樹脂ボールをいれた樹脂ライニング製の振動ミルを
用いた粉砕(比較例L)、 3-3.樹脂ポットと95%αアルミナボールを用い、ボー
ルミル粉砕(比較例M)、の条件で、50時間粉砕し、ス
プレードライ造粒し粉末を得た。そして、前記実施例と
同様にしてβ−アルミナからなる固体電解質を得た。
【0030】(ナトリウムイオン伝導率の測定) 得られた実施例h〜q、参考例a〜g、r及び比較例A
〜Mのβ−アルミナのナトリウムイオン伝導特性は、ア
ルゴン雰囲気のグローブボックス中でチューブの内側、
外側に金属ナトリウムを満たし、350℃の安定した温
度で4端子法により測定した。なお、β−アルミナ中の
不純物量は化学分析により測定した。
【0031】β−アルミナ焼結体不純物量とナトリウム
イオン伝導特性との相関調査結果を表1に示す。なお、
密度も示す。表1におけるa〜g、rは、それぞれ、本
発明の特許請求の範囲外の参考例である。
【0032】
【表1】
【0033】β−アルミナ中のSiO2量、CaO量は
α−アルミナ原料中の含有量、更に粉砕条件等の生産工
程に依存する。表1によれば、本実施例において焼結体
中のSiO2量、CaO量がそれぞれ0.02重量%以
上0.05重量%以内、0.003重量%以上0.02
重量%以内でかつSiO2量、CaO量の合計が0.0
55重量%以内のものでナトリウムイオン伝導特性が優
れていることがわかる。
【0034】尚、表中でのナトリウムイオン伝導特性の
良否の評価は、初期値0.2S・cm-1以上、100時
間後の変化率が5%以内のものを○とした。更にその中
でナトリウムイオン伝導率の100時間後の変化がほと
んど無い(0.01Scm-1未満)ものを◎とした。こ
れらの特性を満たさないものは×にした。
【0035】100時間後の変化がほとんど無いもの
は、SiO2量が0.03重量%以内、かつCaO量が
0.01重量%以内のものであることが確認された。こ
のβ−アルミナを得るには、実施例より、純度99.9
%のα−アルミナを用い、SiO2、CaOの混入の恐
れの無い粉砕方法を用いることにより可能となる(実施
例h〜k)。具体的には、樹脂製の粉砕装置を用いるの
が好ましい。
【0036】
【発明の効果】本発明のナトリウムイオン伝導性固体電
解質は、β−アルミナ焼結体に不純物として混入するS
iがSiO2量に換算して0.02重量%以上0.05
重量%以内、CaがCaO量に換算して0.003重量
%以上0.02重量%以内、前記SiとCaの合計が、
SiO2量とCaO量の合計に換算して0.055重量
%以内であるので、ナトリウムイオン伝導率の初期値が
高く、かつその変化率が小さく安定しており、長寿命、
高性能である。
【0037】本発明の固体電解質を電池、AMTEC、
センサ等に適用することにより、それらの装置の高性能
化、長寿命化を達成することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−298968(JP,A) 特開 平4−94065(JP,A) Journal of the El ectrochemical Soci ety Vol.122,No.6(1975) p.734−737 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 35/10 H01B 1/06 H01M 10/39

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Na2O・xAl23(x=5〜11)で
    表わされるβ−アルミナ系セラミックス焼結体から成
    り、 焼結体中に不純物として混入するSiがSiO2量に換
    算して0.02重量%以上0.05重量%以内、Caが
    CaO量に換算して0.003重量%以上0.02重量
    %以内であり、不純物として混入するSiとCaの合計
    が、SiO2量とCaO量の合計に換算して0.055
    重量%以内であり、 初期ナトリウムイオン伝導率が0.2S・cm-1以上、
    ナトリウムイオン伝導率の変化率が0.05%/h以内
    であり、 前記焼結体は、出発原料におけるα−アルミナとして純
    度99.5%以上99.9%以下のα−アルミナを用
    い、接粉部の材質を低Si、低Ca化した装置で原料を
    粉砕する粉砕工程、又は、接粉部の少ない粉砕方式を用
    いて原料を粉砕する粉砕工程を経て得られた粉末の成形
    体を焼成して得られたものであることを特徴とするナト
    リウムイオン伝導性固体電解質。
  2. 【請求項2】前記焼結体が密度3.19g/cm3以上
    であり、前記SiがSiO2量に換算して0.03重量
    %以内であることを特徴とする請求項1記載のナトリウ
    ムイオン伝導性固体電解質。
  3. 【請求項3】前記CaがCaO量に換算して0.01重
    量%以内であることを特徴とする請求項1記載のナトリ
    ウムイオン伝導性固体電解質。
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Journal of the Electrochemical Society Vol.122,No.6(1975)p.734−737

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