JPH04239064A - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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Publication number
JPH04239064A
JPH04239064A JP3001227A JP122791A JPH04239064A JP H04239064 A JPH04239064 A JP H04239064A JP 3001227 A JP3001227 A JP 3001227A JP 122791 A JP122791 A JP 122791A JP H04239064 A JPH04239064 A JP H04239064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
ink
parts
ink composition
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP3001227A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kobayashi
哲夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP3001227A priority Critical patent/JPH04239064A/ja
Publication of JPH04239064A publication Critical patent/JPH04239064A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なインク組成物に
関するものであり、更に詳しくは布地、皮革、紙等の被
描画物に鮮明に画線や文字を描く事ができ、用済み後水
で容易に消すことができるインク組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、布地、皮革、紙等の被描画物に画
線や文字を描き、不要となった時点で水或いは特殊な消
去剤にて消すことのできるインクとして多数の提案(例
えば特開昭60−49073号公報、特開昭52−49
104号公報等)が有り、又、実際にペン、チャコ等の
形態で商品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭60−49073号公報のチオシアン酸コバルトを
用いる方法では、1.消去性を犠牲にしないと高濃度が
達成できない。2.青色、茶色、黄色等に色相が限られ
る。3.縫製作業で必ず使用するスチームアイロンによ
り簡単に消え去る等の問題点がある。
【0004】一方、特開昭52−49104号公報等に
提案されている方法は、酸化剤、還元剤等を消去材とし
て用いるため家庭等に於いて簡便に使用できる方法とは
言い得ない。又、実際に市販されている当該ペン、チャ
コでは高濃度描画はしずらく、無理に重複して濃く描く
と消え残りが生ずると言った問題点がある。総じて高濃
度で鮮明で経時或いはスチームアイロンに対して退色し
難く且つ水で簡単に消えるインクは今だ無いと言える。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、消去性を犠牲にすることなく、
濃い鮮明な描画ができ且つ、あらゆる色相が実現でき、
しかもスチームアイロンの蒸気によって消え去ることが
無いインクを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のインク組成物は通常無色のロイコ染料と該染
料を発色せしめる水溶性顕色剤を親水性有機溶剤に溶解
した構成となっている。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明のインク組成物を用
いて布、皮革、紙等に描かれた文字、画線等は水を付着
させる事によりインク中の顕色剤成分が水溶性である故
、水に溶け、該水が被描画物中を拡散、浸透するに伴い
一緒に移動し、描画部分から抜け出る。しかしながら非
水溶性のロイコ染料は描画部分に残りこの結果、元の無
色のロイコ染料の構造に戻り色が消える。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】本発明のインク組成物はロイコ染料と水溶
性顕色剤を親水性有機溶剤中で溶解発色せしめたもので
ある。ここに用いるロイコ染料は従来感熱・感圧記録に
用いられる染料が慨ね利用できるがその分子構造により
発色状態から無色への変換が完璧に成されないもの或い
は繊維等に染着し易いもの等が有る故選択する必要があ
る。一方水溶性顕色剤としては水溶性のフェノール系物
質、チオシアン酸金属塩、塩化鉄等各種のものが考えら
れるが安全性の面から本発明は乳酸、酒石酸等のヒドロ
キシカルボン酸を提案するものである。前記有機酸はい
ずれも食品添加物として認められているものであり、衣
服等にインク成分が残存しても人体への影響は極めて小
さいものと考えられる。
【0010】次に前記親水性有機溶剤としては一価アル
コール、セロソルブ、カルビトール、セロソルブアセテ
ート、カルビトールアセテート、ケトンアルコール等が
利用でき描画方法に適した揮発性・粘性に単独又は混合
して用いる。
【0011】一方描画方法に対応してインクの粘度を高
める場合、水溶性で且つ前記水溶性有機溶剤に溶解する
樹脂を添加する。樹脂の添加は発色した染料の被描画物
への染着を抑える点からも好ましいと言える。
【0012】該樹脂としてはヒドロキシプロピルセルロ
ースが最も好適と思われるが前記溶解特性を有するもの
であればこれに限定されるものではない。ところで以上
の構成から成るインクの水による消去性は被描画物の質
・構造、染料の種類によって大巾に異なりロイコ染料の
選択だけでは達成できない場合がある。この対策として
界面活性剤の添加を検討したところH.L.B.10以
上の非イオン性活性剤、例えばポリオキシエチレンソル
ビタンエステル、ポリオキシエチレンアルキル(或いは
アルキレン)エーテル、ポリオキシエチレンアルキル(
或いはアルキレン)フェノールエーテル等各種のポリオ
キシエチレン誘導体が効果的である事を見い出した。
【0013】しかしながら過大に添加すると発色を阻害
し自然消色させる傾向が有る故、必要最少限に留める事
が重要である。使用する染料、顕色剤の種類により異な
るがインク中濃度で10%以下に最適領域がある。
【0014】以上の事柄に基づき以下に実施例を示す。
【0015】(実施例1)   RED530(山田化学)           
                     1.0重
量部  酒石酸                  
                         
     10.0重量部  ヒドロキシプロピルセル
ロース(HPC−L  日本曹達)    3.0重量
部  ポリオキシエチレン誘導体(エマルゲン920 
 花王)      3.0重量部  エチルアルコー
ル                        
              60.0重量部ヒドロキ
シプロピルセルロースをエチルアルコールに溶解しこれ
にRED530、酒石酸を所定量加え溶解発色させる。 これに所定量のエマルゲン920を添加し赤色の消去性
インクが完成する。
【0016】これを図1に示すようなプリントヘッド(
a)を有するプリンター(b)にて文字、画線を描いた
。数時間後に該描画部分に霧吹きにて水を吹きかけたと
ころ、インクは消色し始め水が乾燥した時点では完全に
画線は消失した。又、別の描画部分にスチームアイロン
をかけてみたが、画線は殆ど淡くなる事もなく明瞭に残
った。勿論アイロンをかけた部分もその後の水スプレー
がけで完全に消去できた。
【0017】(実施例2)   Blue3NB(山本化成)          
                    1.0重量
部  酒石酸                   
                         
      8.0重量部  乳酸         
                         
                30.0重量部  
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC−L  日本曹
達)    3.0重量部  ポリオキシエチレンソル
ビタンモノパルミテート            1.
5重量部                     
 (レオドールTW−P120  花王)  エチルカ
ルビトール                    
                21.0重量部  
エチルアルコール                 
                     22.0
重量部(実施例3)   EDBN(山田化学)             
                       1.
0重量部  酒石酸                
                         
       10.0重量部  乳酸       
                         
                  50.0重量部
  ヒドロキシプロピルセルロース         
                   6.0重量部
  ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート 
                     (レオド
ールTW−P120  花王)           
                         
                      3.0
重量部  ジアセトンアルコール          
                      100
.0重量部実施例2,3についても1と同様の手順でそ
れぞれ青、赤のインクを得た同様に耐スチームアイロン
性、水消去性を評価したが1と全く同様に良好な結果を
得た。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本発明によれば、各種の布、皮革、紙等に濃い鮮明な文
字、画線を描き、縫製終了等用済み後、霧吹き等で水に
付着させれば極めて容易に該文字、画線を消去すること
ができる。その上縫製作業中に頻繁に用いるスチームア
イロンによっても前記文字画線が消え去ることがない。 しかも、ロイコ染料を用いる故、各種の色、柄に対応し
て目立ち易い色のインクを自由に調整することができる
故、その利用価値は非常に大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のインクを使用するペンを示す図であ
る。
【図2】ペンを備えるプロッターを示す図である。
【符号の説明】
1  インク含浸体 2  ペン先 4  ペン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ロイコ染料と該ロイコ染料を発色せし
    める水溶性顕色剤を親水性有機溶剤にて溶解発色せしめ
    た事を特徴とするインク組成物。
  2. 【請求項2】  前記水溶性顕色剤として酒石酸、乳酸
    等のヒドロキシカルボン酸を用いた事を特徴とする請求
    項1記載のインク組成物。
  3. 【請求項3】  H.L.B.10以上の非イオン系界
    面活性剤を添加した事を特徴とする請求項1記載のイン
    ク組成物。
JP3001227A 1991-01-09 1991-01-09 インク組成物 Pending JPH04239064A (ja)

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JP3001227A JPH04239064A (ja) 1991-01-09 1991-01-09 インク組成物

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JP (1) JPH04239064A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169319A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Shachihata Inc 水消去性油性インキ
US8962521B2 (en) 2006-04-26 2015-02-24 Kyodo Printing Co., Ltd. Coating for humidity indicator, method for production of the coating, and humidity indicator using the coating

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007169319A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Shachihata Inc 水消去性油性インキ
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