JP2892393B2 - 油性インキ組成物 - Google Patents
油性インキ組成物Info
- Publication number
- JP2892393B2 JP2892393B2 JP23298589A JP23298589A JP2892393B2 JP 2892393 B2 JP2892393 B2 JP 2892393B2 JP 23298589 A JP23298589 A JP 23298589A JP 23298589 A JP23298589 A JP 23298589A JP 2892393 B2 JP2892393 B2 JP 2892393B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- ink composition
- writing
- ink
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油性サインペンや、プリンター・プロツタ
ー・レコーダ等の機械記録用筆記具に使用する油性イン
キに関し、特に筆記部、塗布部の乾燥固化抑制作用を有
する油性インキ組成物に関する。
ー・レコーダ等の機械記録用筆記具に使用する油性イン
キに関し、特に筆記部、塗布部の乾燥固化抑制作用を有
する油性インキ組成物に関する。
油性サインペンやプリンター・プロツター・レコーダ
等の機械記録用筆記具などは筆跡が短時間で乾燥される
ことが要求される。そして、要求を満足するインキは速
乾性であるために、サインペン等においてはキヤツプを
外したまま放置しておくと筆記面の溶剤が蒸発し、着色
剤や樹脂の乾燥固化が進み、筆記時における筆記部のイ
ンキの流出を阻害し、描線や塗膜のかすれや、インキ流
出不能を引き起こす不具合があつた。
等の機械記録用筆記具などは筆跡が短時間で乾燥される
ことが要求される。そして、要求を満足するインキは速
乾性であるために、サインペン等においてはキヤツプを
外したまま放置しておくと筆記面の溶剤が蒸発し、着色
剤や樹脂の乾燥固化が進み、筆記時における筆記部のイ
ンキの流出を阻害し、描線や塗膜のかすれや、インキ流
出不能を引き起こす不具合があつた。
この問題を解決するために蒸気圧の低い遅乾性の溶剤
を用いる方法があるが、この方法は描線の乾燥性の低下
や粘度の上昇などインキの性能を著しく劣化させるもの
であつた。
を用いる方法があるが、この方法は描線の乾燥性の低下
や粘度の上昇などインキの性能を著しく劣化させるもの
であつた。
また、特公昭62-34352号公報・特開昭61-261380号公
報には添加剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを使
用し、特開昭64-87677号公報には添加剤としてソルビタ
ン脂肪酸エステルを使用して、溶剤の蒸発に伴い筆記部
に被膜を形成することにより、インキの蒸発を抑制し、
筆記時に筆圧により筆記部の被膜を被ることによりイン
キの流出を図るマーキングインキがそれぞれ提案されて
いるが、これ等のインキは被膜を形成するけれど、その
ために溶剤に対する溶解性が悪化し、インキの安定性が
得難かつた。また、これ等の添加剤は水不溶性であるた
め湿度の高い所では筆記した描線上に析出物が生じ、描
線の白化の原因となつていた。
報には添加剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを使
用し、特開昭64-87677号公報には添加剤としてソルビタ
ン脂肪酸エステルを使用して、溶剤の蒸発に伴い筆記部
に被膜を形成することにより、インキの蒸発を抑制し、
筆記時に筆圧により筆記部の被膜を被ることによりイン
キの流出を図るマーキングインキがそれぞれ提案されて
いるが、これ等のインキは被膜を形成するけれど、その
ために溶剤に対する溶解性が悪化し、インキの安定性が
得難かつた。また、これ等の添加剤は水不溶性であるた
め湿度の高い所では筆記した描線上に析出物が生じ、描
線の白化の原因となつていた。
そこで、本発明は描線の乾燥性の遅速化や白化、イン
キの安定性の低下を起こすことなく筆記部・塗布部の乾
燥を抑えた筆記具用油性インキ組成物を提供するもので
ある。
キの安定性の低下を起こすことなく筆記部・塗布部の乾
燥を抑えた筆記具用油性インキ組成物を提供するもので
ある。
本発明の油性インキ組成物は着色剤、樹脂及びアルコ
ール系有機溶剤に、添加剤として少なくとも下記の一般
式で示されるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルおよび/またはポリオキシエチレンソルビツト脂肪
酸エステルを添加した構成を具備する。
ール系有機溶剤に、添加剤として少なくとも下記の一般
式で示されるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルおよび/またはポリオキシエチレンソルビツト脂肪
酸エステルを添加した構成を具備する。
式中l,m,nは自然数、RはC1〜C22のアルキル基を表
す。
す。
以下本発明の各成分について詳細に説明する。
本発明に用いる着色剤としては有機溶剤に可溶な油性
染料、粉末含金染料、液状含金染料、非水溶性塩基性染
料などや顔料など様々なものが用いられる。
染料、粉末含金染料、液状含金染料、非水溶性塩基性染
料などや顔料など様々なものが用いられる。
例えば、オイルブラツクHHB(オリエント化学工業
(株)製、登録商標名)、オイルブルーBOH(同上)、
オイルレツド5B(同上)、オイルイエロー#101、#10
5、#107、GGS(同上)、バリフアストレツド#2303、
#3304、#3305、#3306(同上)バリフアストイエロー
#4120、#4121(同上)、バリフアストブルー#2606
(同上)やスピロンレツドGEH、BEH(保土谷化学工業
(株)製、登録商標名)、スピロンイエロー3RH(同
上)、スピロンオレンジGRH concスペシヤル(同上)、
スピロンイエローRHSリキツド(同上)、スピロンバイ
オレツトRHSリキツド(同上)、フジAレツドやローダ
ミン、メチルバイオレツト、マラカイトグリーンなどが
挙げられる。
(株)製、登録商標名)、オイルブルーBOH(同上)、
オイルレツド5B(同上)、オイルイエロー#101、#10
5、#107、GGS(同上)、バリフアストレツド#2303、
#3304、#3305、#3306(同上)バリフアストイエロー
#4120、#4121(同上)、バリフアストブルー#2606
(同上)やスピロンレツドGEH、BEH(保土谷化学工業
(株)製、登録商標名)、スピロンイエロー3RH(同
上)、スピロンオレンジGRH concスペシヤル(同上)、
スピロンイエローRHSリキツド(同上)、スピロンバイ
オレツトRHSリキツド(同上)、フジAレツドやローダ
ミン、メチルバイオレツト、マラカイトグリーンなどが
挙げられる。
さらに顔料としては、無機顔料、有機顔料共に使用す
ることができ、例えばカーボンブラツク、酸価チタン、
鉄黒、ベンガラやアゾ、フタロシアニン、アンスラキノ
ン、インジゴ、トリフエニルメタン、キサンタン系など
が挙げられる。
ることができ、例えばカーボンブラツク、酸価チタン、
鉄黒、ベンガラやアゾ、フタロシアニン、アンスラキノ
ン、インジゴ、トリフエニルメタン、キサンタン系など
が挙げられる。
これらの着色剤は単独で用いても良いし、2種以上を
混合しても構わない。配合量については特に制限はな
く、着色剤の溶解度や分散力に応じた量、または所望の
色相や濃度に適した量であれば良く、その範囲は広く通
常組成物に対して0.1〜50重量%の範囲で用いられる。
混合しても構わない。配合量については特に制限はな
く、着色剤の溶解度や分散力に応じた量、または所望の
色相や濃度に適した量であれば良く、その範囲は広く通
常組成物に対して0.1〜50重量%の範囲で用いられる。
樹脂としてはロジン、エステルガム、ロジン変性マレ
イン酸レジン等のロジン誘導体、ケトン樹脂、可溶性フ
エノールレジン、メチル又はエチルセルロース、ヒドロ
キシアルキルセルロース誘導体、スチレン−マレイン酸
共重合体、ビニルブチラール、酢酸ビニル、酢酸ビニル
−塩化ビニル重合体、ビニルピロリドン等のビニル系ポ
リマー等、一般に油性インキに用いられる樹脂が使用で
き、溶解状態はもちろんエマルジヨン状態でも構わな
い。配合量はこの場合も特に制限はないが通常インキ組
成中1〜30重量%の範囲で用いられる。
イン酸レジン等のロジン誘導体、ケトン樹脂、可溶性フ
エノールレジン、メチル又はエチルセルロース、ヒドロ
キシアルキルセルロース誘導体、スチレン−マレイン酸
共重合体、ビニルブチラール、酢酸ビニル、酢酸ビニル
−塩化ビニル重合体、ビニルピロリドン等のビニル系ポ
リマー等、一般に油性インキに用いられる樹脂が使用で
き、溶解状態はもちろんエマルジヨン状態でも構わな
い。配合量はこの場合も特に制限はないが通常インキ組
成中1〜30重量%の範囲で用いられる。
有機溶剤としては、メタノール、エタノール等の低級
脂肪族アルコール類等のアルコール系有機溶剤が使用で
き、配合量はインキ組成中の20〜98重量%の範囲で用い
られる。
脂肪族アルコール類等のアルコール系有機溶剤が使用で
き、配合量はインキ組成中の20〜98重量%の範囲で用い
られる。
次に上記一般式で示す添加剤のポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルおよび/またはポリオキシエチ
レンソルビツト脂肪酸エステルは、筆記部の乾燥固化を
抑制するために使用するもので、例えば、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレ
ンソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソ
ルビタントリパルミテート、ポリオキシエチレンソルビ
タントリラウレートやポリオキシエチレンソルビツトテ
トラオレエート、ポリオキシエチレンソルビツトテトラ
ステアレート、ポリオキシエチレンソルビツトトリミリ
ステート、ポリオキシエチレンソルビツトテトララウレ
ートなどが挙げられる。添加量は着色剤や樹脂の量によ
り異なるが0.01〜6重量%で、好ましくは0.1〜3重量
%である。
ルビタン脂肪酸エステルおよび/またはポリオキシエチ
レンソルビツト脂肪酸エステルは、筆記部の乾燥固化を
抑制するために使用するもので、例えば、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレ
ンソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソ
ルビタントリパルミテート、ポリオキシエチレンソルビ
タントリラウレートやポリオキシエチレンソルビツトテ
トラオレエート、ポリオキシエチレンソルビツトテトラ
ステアレート、ポリオキシエチレンソルビツトトリミリ
ステート、ポリオキシエチレンソルビツトテトララウレ
ートなどが挙げられる。添加量は着色剤や樹脂の量によ
り異なるが0.01〜6重量%で、好ましくは0.1〜3重量
%である。
本発明組成物においては、前記必須成分に加え、通常
油性インキに用いられる他の添加剤、例えば、粘度調整
剤、可塑剤、分散剤などを必要に応じて添加することも
できる。
油性インキに用いられる他の添加剤、例えば、粘度調整
剤、可塑剤、分散剤などを必要に応じて添加することも
できる。
揮発性の有機溶剤を使用した油性インキは、筆記部或
いは塗布部を長時間空気中にさらして置くと溶剤の揮発
によりインキ中の着色剤や樹脂が固化して流出不良を起
こす。しかし、本発明に使用するポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルおよび/またはポリオキシエチ
レンソルビツト脂肪酸エステルは、溶剤が蒸発する際に
溶剤などとの相互作用により筆記部表面上に軟らかく薄
いゲル状の層を形成し、蒸発を抑制する。その結果、筆
記部あるいは塗布面を長時間空気中に放置しても流出不
良を起こし難い油性インキを得ることができる。さら
に、この添加剤は非常に少量で効果を示すことから、描
線や塗膜の乾燥速度の低下がなく、分子中のエチレンオ
キサイドの長さにより溶剤や樹脂及び水分などとの親和
力をコントロールすることができ、インキの安定性や描
線或いは塗布部の状態など、そのインキの持つ本来の性
能を劣化させることがない。
いは塗布部を長時間空気中にさらして置くと溶剤の揮発
によりインキ中の着色剤や樹脂が固化して流出不良を起
こす。しかし、本発明に使用するポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステルおよび/またはポリオキシエチ
レンソルビツト脂肪酸エステルは、溶剤が蒸発する際に
溶剤などとの相互作用により筆記部表面上に軟らかく薄
いゲル状の層を形成し、蒸発を抑制する。その結果、筆
記部あるいは塗布面を長時間空気中に放置しても流出不
良を起こし難い油性インキを得ることができる。さら
に、この添加剤は非常に少量で効果を示すことから、描
線や塗膜の乾燥速度の低下がなく、分子中のエチレンオ
キサイドの長さにより溶剤や樹脂及び水分などとの親和
力をコントロールすることができ、インキの安定性や描
線或いは塗布部の状態など、そのインキの持つ本来の性
能を劣化させることがない。
本発明の実施例を比較例と対比し、その特長を説明す
る。なお、ここで記載する(部)は重量部を表わす。
る。なお、ここで記載する(部)は重量部を表わす。
実施例1 着色剤・オイルブルーBOH(オリエント化学工業(株)
製) 7.0(部) 樹脂 ・タマノル 100S(荒川化学工業(株)製) 7.0 〃 溶剤 ・エタノール 60.0 〃 ・エチルセロソルブ 20.0 〃 ・酢酸エチル 4.0 〃 添加剤・POEソルビタントリステアレート 2.0 〃 比較例1 着色剤・オイルブルーBOH(同上) 7.0(部) 樹脂 ・タマノル 100S(同上) 7.0 〃 溶剤 ・エタノール 57.0 〃 ・エチルセロソルブ 20.0 〃 ・酢酸エチル 4.0 〃 添加剤・ソルビタンパルミテート 5.0 〃 実施例2 着色剤・フジASレツド(冨士色素(株)製)10.0(部) 溶剤 ・エタノール 69.5 〃 ・イソプロピルアルコール 9.5 〃 添加剤・ドデカン2酸ジオクチル 6.0 〃 ・ポリオキシエチレンアルキルエーテル 4.0 〃 ・POEソルビツトテトラステアレート 1.0 〃 比較例2 着色剤・フジASレツド(冨士色素(株)製)10.0(部) 溶剤 ・エタノール 68.5 〃 ・イソプロピルアルコール 9.0 〃 添加剤・ドデカン2酸ジオクチル 6.0 〃 ・ポリオキシエチレンアルキルエーテル 4.0 〃 ・ヘキサグリセリンジパルミテート 2.5 〃 上記の各実施例と各比較例とについて、(1)温度25
℃・湿度65%の条件でキヤツプを取り、筆記できなくな
るまでの放置時間を測定(ノンドライ性能)、(2)温
度25℃・湿度30%、温度30℃・湿度80%の条件下で筆記
し、描線表面を目視にて比較、(3)温度50℃で1ヵ月
放置した時のインキの安定性、に対する評価試験を行つ
た。その結果は、下表の通りである。
製) 7.0(部) 樹脂 ・タマノル 100S(荒川化学工業(株)製) 7.0 〃 溶剤 ・エタノール 60.0 〃 ・エチルセロソルブ 20.0 〃 ・酢酸エチル 4.0 〃 添加剤・POEソルビタントリステアレート 2.0 〃 比較例1 着色剤・オイルブルーBOH(同上) 7.0(部) 樹脂 ・タマノル 100S(同上) 7.0 〃 溶剤 ・エタノール 57.0 〃 ・エチルセロソルブ 20.0 〃 ・酢酸エチル 4.0 〃 添加剤・ソルビタンパルミテート 5.0 〃 実施例2 着色剤・フジASレツド(冨士色素(株)製)10.0(部) 溶剤 ・エタノール 69.5 〃 ・イソプロピルアルコール 9.5 〃 添加剤・ドデカン2酸ジオクチル 6.0 〃 ・ポリオキシエチレンアルキルエーテル 4.0 〃 ・POEソルビツトテトラステアレート 1.0 〃 比較例2 着色剤・フジASレツド(冨士色素(株)製)10.0(部) 溶剤 ・エタノール 68.5 〃 ・イソプロピルアルコール 9.0 〃 添加剤・ドデカン2酸ジオクチル 6.0 〃 ・ポリオキシエチレンアルキルエーテル 4.0 〃 ・ヘキサグリセリンジパルミテート 2.5 〃 上記の各実施例と各比較例とについて、(1)温度25
℃・湿度65%の条件でキヤツプを取り、筆記できなくな
るまでの放置時間を測定(ノンドライ性能)、(2)温
度25℃・湿度30%、温度30℃・湿度80%の条件下で筆記
し、描線表面を目視にて比較、(3)温度50℃で1ヵ月
放置した時のインキの安定性、に対する評価試験を行つ
た。その結果は、下表の通りである。
〔発明の効果〕 着色剤・樹脂およびアルコール系有機溶剤を含むイン
キ組成物中に、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステルおよび/またはポリオキシエチレンソルビット脂
肪酸エステルを添加した本発明の油性インキ組成物であ
る実施例1・実施例2ともに、筆記部・塗布面が乾燥す
るには長時間かかり、また、筆記面の描線状態も高温高
湿であつても良好な評価を得た。また、インキ自体は長
時間安定性を保持している。
キ組成物中に、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステルおよび/またはポリオキシエチレンソルビット脂
肪酸エステルを添加した本発明の油性インキ組成物であ
る実施例1・実施例2ともに、筆記部・塗布面が乾燥す
るには長時間かかり、また、筆記面の描線状態も高温高
湿であつても良好な評価を得た。また、インキ自体は長
時間安定性を保持している。
すなわち本発明の油性インキ組成物は、筆記部表面に
生成したゲル状層が溶剤の揮発を抑制し、筆記部を長時
間空気中に放置しても着色剤や樹脂の固化を防ぎ、流出
不良を起こし難くし、さらに分子中のエチレンオキサイ
ドの効果により溶剤や樹脂との親和性を高め、描線や塗
膜の荒れを無くし鮮明なものにすると共に、インキの安
定性が優れている。
生成したゲル状層が溶剤の揮発を抑制し、筆記部を長時
間空気中に放置しても着色剤や樹脂の固化を防ぎ、流出
不良を起こし難くし、さらに分子中のエチレンオキサイ
ドの効果により溶剤や樹脂との親和性を高め、描線や塗
膜の荒れを無くし鮮明なものにすると共に、インキの安
定性が優れている。
Claims (1)
- 【請求項1】着色剤、樹脂およびアルコール系有機溶剤
よりなるインキ組成物中に、少なくともポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステルおよび/またはポリオキ
シエチレンソルビット脂肪酸エステルを含有してなる筆
記具用油性インキ組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23298589A JP2892393B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 油性インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23298589A JP2892393B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 油性インキ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0397774A JPH0397774A (ja) | 1991-04-23 |
JP2892393B2 true JP2892393B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=16947990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23298589A Expired - Lifetime JP2892393B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | 油性インキ組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892393B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100418235B1 (ko) * | 1998-12-18 | 2004-02-14 | 미쓰비시 펜슬 가부시키가이샤 | 캡오프 성능이 우수한 필기구 |
JP4610049B2 (ja) * | 2000-06-16 | 2011-01-12 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具 |
WO2002051648A1 (fr) * | 2000-12-26 | 2002-07-04 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Marqueur pouvant rester longtemps decapuchonne |
JP4874620B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2012-02-15 | パイロットインキ株式会社 | 筆記具用油性インキ組成物及びそれを内蔵した筆記具 |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP23298589A patent/JP2892393B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0397774A (ja) | 1991-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1706463B1 (en) | Writing instruments with eradicable inks and eradicating fluids | |
JPH0562634B2 (ja) | ||
JP2892393B2 (ja) | 油性インキ組成物 | |
JPS6223793B2 (ja) | ||
JP2594457B2 (ja) | マーキングペン用インキ | |
JPH04239071A (ja) | アルコール性マーキングインキ組成物 | |
JPH09132729A (ja) | 着色材組成物 | |
JP2006316222A (ja) | ペン先耐乾燥性に優れたマーキングペン用インキ | |
JP3258129B2 (ja) | 油性ボールペン | |
JP4294185B2 (ja) | 水性筆記具用インキ組成物及び水性筆記具 | |
JP3267726B2 (ja) | 油性ボールペン用インキ組成物 | |
JPS6227476A (ja) | 記録用インキ | |
US4183685A (en) | Ink | |
JPH0588749B2 (ja) | ||
JP2797284B2 (ja) | 筆記板用水性マーキングペンインキ組成物 | |
JPH02232277A (ja) | マーキングペン用インキ | |
JPS62241977A (ja) | 水性インキ組成物 | |
JP2002527598A (ja) | 耐uv性及び耐水性のインキもしくは墨汁 | |
JPH0332590B2 (ja) | ||
JP3098900B2 (ja) | 耐水性を有する水性インキ組成物 | |
JPH02294372A (ja) | マーキングペン用インキ | |
JPS6138222B2 (ja) | ||
JP2769838B2 (ja) | 水性インク | |
JPH0346504B2 (ja) | ||
JPS61204286A (ja) | 機械記録用インク組成物 |