JPH04238030A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JPH04238030A
JPH04238030A JP3021690A JP2169091A JPH04238030A JP H04238030 A JPH04238030 A JP H04238030A JP 3021690 A JP3021690 A JP 3021690A JP 2169091 A JP2169091 A JP 2169091A JP H04238030 A JPH04238030 A JP H04238030A
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JP
Japan
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layer
decorative
resin layer
base material
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3021690A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Takahashi
一弘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は立体的で多様な化粧外観
が得られる化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】床材、壁材等の各種面材に主に利用され
る化粧シートとして、マール粉、アルミ箔粉等の光輝性
顔料を熱可塑性樹脂に練り込んでなる光輝性樹脂層をシ
ート基材に積層して設けた化粧シートが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記化
粧シートは光輝性樹脂層によってキラビヤかな意匠外観
が得られるものの、一般的に単調な外観内容に止まって
おり、特に光輝性顔料は一様に視認されるだけであり例
えば光輝性顔料そのもののが濃度(濃淡)差を伴って視
認されることはなく、意匠性に乏しいものであった。本
発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされた
もので、光輝性樹脂層をより有効に活用して意匠性に富
んだ美麗な外観を呈する化粧シートを提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧シートは、
シート基材の表面側に光輝性材料を混入分散させてなる
樹脂層を設けると共に、シート基材の裏面側或いは該基
材と樹脂層の間或いは樹脂層の表面に装飾層を設けたこ
とを特徴とするものである。また本発明化粧シートは、
上記樹脂層を構成する樹脂が電離放射線硬化型樹脂であ
ったり、上記装飾層が色の濃淡を異ならしめた絵柄印刷
層であったり、上記樹脂層の層厚を相異させてなること
も特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。本発明の化粧シート1は、図1に示すように
基本的にシート基材2、光輝性材料を混入分散させてな
る樹脂層3、および装飾層4にて構成される。樹脂層3
は通常シート基材2の表面側に設けられるが、装飾層4
はシート基材2の裏面側の他、該基材2と樹脂層3の間
や樹脂層3の表面に設けてもよい。装飾層4は樹脂層3
と組み合わせることにより化粧シート外観の内容を相乗
的に高めるためのものであり、具体的には絵柄印刷層、
着色印刷層、金属蒸着層等からなるものである。この装
飾層は図2(a)に示すように支持フィルム5に絵柄印
刷6や金属蒸着等を施して構成したものでも、或いは同
図(b)に示すように絵柄印刷6や金属蒸着層のみにて
構成したものでもよい。装飾層4は基材2に対して全面
的若しくは部分的に設けられる。装飾層が絵柄印刷層の
場合、その絵柄印刷は色の濃淡を異ならしめたものが好
ましい。樹脂層3は図3に示すように層厚を適宜異なら
しめて設けてもよい。
【0006】シート基材2は主に樹脂層3を支持するた
めのものであり、具体的にはポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニ
ルアルコール、ポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ボネート、ナイロン、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体、エチレンビニルアルコール共重合体、アイ
オノマー等のプラスチックフィルムが使用される。この
基材2は装飾層4を該基材の裏面側に設ける場合、印刷
層を隠蔽しない透明性のものを使用する必要がある。基
材2の厚さは100〜300μm程度である。
【0007】樹脂層3の樹脂中に混入分散せしめる光輝
性材料は光輝性を有する材質のものであればよく、その
具体例としてはアルミニウム、銅、真鍮等の金属粉末や
金属薄片、或いはそれらの金属を蒸着した蒸着フィルム
又はマールフィルム、偏光フィルムを細かく裁断した裁
断片、金属光沢を有する顔料、二酸化チタン被覆雲母、
魚鱗箔、酸塩化ビスマス等の真珠光沢や干渉光沢を有す
る顔料等が挙げられる。光輝性材料の大きさは2〜10
0μmが好ましく、この大きさが細か過ぎると光輝性効
果が少なく逆に粗大過ぎると加工適性に劣る等の不具合
がある。またその混合割合は樹脂層の層厚等によっても
異なるが、通常、樹脂100重量部に対して0.2〜1
0重量部程度である。この混合割合が上記範囲以外であ
ると、光輝性効果の少なくなったり、加工適性が低下す
る等の問題がある。樹脂層3を構成する樹脂としては、
電離放射線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等が使用でき、な
かでも電子線又は紫外線等の電離放射線硬化型樹脂が好
ましい。例えば、電子線硬化型樹脂は被膜形成成分とし
てラジカル重合性の二重結合を有するポリマー、オリゴ
マー、モノマーを主成分とし、その他必要に応じて非反
応性のポリマー、有機溶剤、ワックスおよび他の添加剤
を含有するものであり、一般的には多官能(メタ)アク
リレート系の電子線硬化型樹脂を主成分としたものが使
用される。紫外線硬化型樹脂としては上記電子線硬化型
のものに光重合開始剤や増感剤を含有させたものである
【0008】樹脂層3は均一な層厚で設ける場合、その
厚さは5〜100μm程度である。また樹脂層3は層厚
を異ならしめて設ける場合、その層厚の異ならしめ方と
してはシートの幅方向に漸次的に傾斜した形態等が挙げ
られる。異ならしめる層厚の差は5〜50μmの範囲程
度が好ましい。樹脂層3を形成する手段としては、均一
な層厚の樹脂層の場合はフローコート、グラビアコート
、ダイヘッドコート、コンマコート、ナイスコート、ロ
ールコート等の塗工手段が採用され、層厚が異なる樹脂
層の場合はグラビアコート、コンマコート、フローコー
ト等の塗工手段が採用される。
【0009】装飾層4が絵柄印刷層の場合、公知の印刷
用インキにて所望の絵柄模様等を印刷形成することがで
きる。金属蒸着には金属としては錫、銅、ニッケル、コ
バルト、クロム、アルミニウム、銀、金、亜鉛、又は黄
銅、ステンレス等の合金等が使用される。支持フィルム
5を使用する場合、そのフィルムとしてはシート基材2
に使用するプラスチックフィルム等を同様に使用でき、
その厚さも100〜300μm程度のものである。絵柄
印刷における色の濃淡の調整はグラビロールの幅方向の
深さ(版のセル)を変える等によって行う。印刷層4が
着色印刷層の場合、着色インキを支持フィルム等にベタ
印刷したり、シート基材2に直接ベタ印刷することによ
り形成される。本発明化粧シートの製造に当たっては、
通常、シート基材2上に樹脂層3を形成せしめた後に装
飾層4を形成することにより行われる。この場合、装飾
層は支持フィルム5に印刷や蒸着層を施した後に、これ
を樹脂層が設けられたシート基材の裏面側に積層させる
〔図2(a)参照〕。また装飾層をシート基材と樹脂層
の間に設ける場合、最初に装飾層をシート基材上に形成
せしめた後、樹脂層を形成することにより製造される〔
図2(b)参照〕。
【0010】次に、具体的実施例を挙げて本発明を更に
詳細に説明する。 実施例1 0.2mm厚のPVCシート(MKV製)の表面に、紫
外線硬化型樹脂〔大日精化工業製:EXD−808(L
V−1)〕100重量部と光輝性顔料(日弘ビックス製
、サンカラー#2000レッド)5重量部を混入してな
る塗料をコンマコート法にて100μmの厚さとなるよ
うに塗布した後、出力160Wの紫外線照射ランプ1灯
により紫外線を速度2mm/min で通過させながら
照射して塗膜を硬化させた。次いでPVCシートの裏面
側に、0.1mm厚のPVCフィルムに柄印刷してなる
印刷フィルムを、プレス(130°C×5分間×5kg
/m2 )にて貼り合わせて化粧シートとした。得られ
た化粧シートは意匠性に富んだ美しいシートであった。
【0011】実施例2 0.2mm厚のPVCシート(MKV製)の表面に、紫
外線硬化型樹脂〔大日精化工業製:EXD−808(L
V−1)〕100重量部と光輝性顔料(日弘ビックス製
、サンカラーK#2000濃ブルー)10重量部を混入
してなる塗料をグラビアロールのセル深さの異なるロー
ルを使用したコーティング手段により塗膜厚がシートの
幅方向に5〜100μmの範囲内で徐々に傾斜した形態
となるように塗布し、実施例1と同様の条件にて紫外線
を照射して塗膜の硬化を行なった。次いでPVCシート
の裏面側に、0.1mm厚の着色PVCフィルムを実施
例1と同じくプレスして貼り合わせて化粧シートとした
。得られた化粧シートはグラデーション効果が良好であ
った。
【0012】実施例3 0.2mm厚のPVCシート(MKV製)の表面に、紫
外線硬化型樹脂〔大日精化工業製:EXD−808(L
V−1)〕100重量部と光輝性顔料(桂陽繊維工業製
、パール)5重量部を混入してなる塗料をグラビアコー
ト法にて50μmの厚さとなるように塗布した後、出力
80Wの紫外線照射ランプ1灯により紫外線を速度2m
m/min で通過させながら照射して塗膜を硬化させ
た。次いでPVCシートの裏面側に、実施例1と同様に
印刷フィルムを貼り合わせて化粧シートとした。得られ
た化粧シートは意匠性に富んだシートであった。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の化粧シー
トは前記の如くシート基材に対して光輝性材料が混入分
散された樹脂層と装飾層を適宜積層一体化せしめて構成
されているため、樹脂層による光輝性と装飾層による意
匠内容が重なりあって立体感があり、特に光輝性材料の
樹脂層中に分散することにより内層部に凹凸があるよう
に視認されるという美麗な意匠外観が得られる。また樹
脂層を電離放射線硬化型樹脂にて構成すれば優れた表面
保護層となる利点がある。更に色の濃淡が異なる装飾印
刷の場合、グラデーション効果がある。しかも樹脂層の
層厚を異ならしめて設けることにより、層厚が薄い部分
では立体感のある外観が得られ、逆に層厚が厚い部分で
は光輝性に富んだ外観が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明化粧シートの一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1  化粧シート 2  シート基材 3  樹脂層 4  装飾層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シート基材の表面側に光輝性材料を混
    入分散させてなる樹脂層を設けると共に、シート基材の
    裏面側或いは該基材と樹脂層の間或いは樹脂層の表面に
    装飾層を設けたことを特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】  樹脂層を構成する樹脂が電離放射線硬
    化型樹脂である請求項1記載の化粧シート。
  3. 【請求項3】  装飾層が色の濃淡を異ならしめた絵柄
    印刷層である請求項1又は2記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】  樹脂層の層厚を相異させてなる請求項
    1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
JP3021690A 1991-01-22 1991-01-22 化粧シート Pending JPH04238030A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10109377A (ja) * 1996-10-08 1998-04-28 Washi Chuetsu Board Kk 転写印刷部を有する化粧板、この化粧板を製造する装置における塗布ロールと転写用加圧ロール、及び転写フィルムの剥離方法
JP2010046954A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 C I Kasei Co Ltd 化粧シート及びその製造方法
JP2010234708A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 C I Kasei Co Ltd 化粧シート及びその製造方法
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WO2021220946A1 (ja) * 2020-04-27 2021-11-04 大日本印刷株式会社 化粧材、化粧材の製造方法、化粧材を用いた積層体

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