JPH04237497A - 難消化性デキストリンの製造法 - Google Patents

難消化性デキストリンの製造法

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JPH04237497A
JPH04237497A JP7027991A JP7027991A JPH04237497A JP H04237497 A JPH04237497 A JP H04237497A JP 7027991 A JP7027991 A JP 7027991A JP 7027991 A JP7027991 A JP 7027991A JP H04237497 A JPH04237497 A JP H04237497A
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JP
Japan
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dextrin
roasted
producing
glucoamylase
indigestible dextrin
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JP7027991A
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Kikuo Ono
大野 紀久雄
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は焙焼デキストリンをグル
コアミラーゼだけを用いて糖化することにより、難消化
性デキストリンを製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】焙焼デキストリンから難消化性デキスト
リンを製造する方法は、「澱粉の熱変性と酵素作用−難
消化性デキストリンの特性−」(澱粉化学、37,2,
107−115(1990))に発表されている。しか
しこの方法は、■焙焼デキストリンの溶液のpHを調整
してから、それに対してα−アミラーゼを作用させ、そ
れを精製して粉末を得る方法、■α−アミラーゼ作用液
のpHを再び調整してからグルコアミラーゼで糖化させ
、この溶液をイオン交換樹脂のカラムに通液してグルコ
ースを分離して高純度にしてから粉末にする方法、及び
■焙焼デキストリンを40%以上の高濃度に溶解してp
Hを調整してから、β−アミラーゼとα−グルコシダー
ゼを加えて、加水分解と転移反応を起こしてから精製し
て粉末にする方法である。
【0003】しかし■の方法は難消化性デキストリンの
純度が低く、更に液体のままでは保存ができないので粉
末にする必要がある。■の方法は難消化性デキストリン
の純度は高いが、酵素薬品とpH調整が2回ずつ必要で
あり、製造工程上の問題がある。■の方法は40%以上
という非常に高い濃度に溶解する必要があり、加えて酵
素薬品が3種類必要であり、またpH調整も2回必要で
ある。このためこれらの方法ではいずれも製造上の難点
が多いという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者はこの
ような難点を解決するために大量の酵素薬品や2回のp
H調整を行わないで、しかも溶液の状態でも保存できる
ような難消化性デキストリンと、更に高純度の粉末難消
化性デキストリンを製造しうる新規な技術の開発を行う
ものである。
【0005】従って本発明が解決しようとする課題は、
上記問題点を解決するところに存する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は焙焼デキスト
リンの水溶液のpHを調整した後に直接グルコアミラー
ゼで糖化し、更に高純度の難消化性デキストリンを得る
ためには濾過精製したのちに連続イオン交換クロマトグ
ラフを行ってグルコース区分を分離除去することで解決
することができる。
【0007】
【発明の構成並びに作用】酸、特に好ましくは塩酸を触
媒として加えてから焙焼して製造した黄色デキストリン
と言われて市販されている焙焼デキストリンが本発明に
於いては使用できる。更に詳しくは原料焙焼デキストリ
ンは、市販のものが使用できる。原料デンプンとしては
、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなど一般のデ
ンプンがいずれも使用できる。
【0008】焙焼の条件としては、塩酸をデンプンに対
して、1000ppm程度添加して焙焼したものが好ま
しい。焙焼デキストリンの品質は、一般に焙焼後の着色
の程度から判断されるが、白色のものよりも黄色のもの
、即ち硬度に焙焼したものであって、黄色デキストリン
として市販されているものが好ましい。この焙焼デキス
トリンを25〜40%程度、好ましくは30%前後の水
溶液となし、アルカリたとえばカセイソーダ溶液を加え
てpHを4.5〜6.0、好ましくは約5程度に調整し
、0.1〜0.3%、好ましくは0.2%程度のグルコ
アミラーゼを加えてから55〜60℃に加温して24〜
72時間、好ましくは48時間前後この温度に保ち、焙
焼デキストリンの中で分解可能な部分をグルコースに糖
化する。この液を常法によって濾過精製して難消化性デ
キストリンを製造する。
【0009】この液はDEが65前後であることから、
60%前後のグルコースを含んでいるので、濃度を70
%程度まで濃縮して液体の難消化性デキストリンを製造
することができる。この液体はこのままでも腐敗し難い
グルコースを大量に含んでいるので保存性がよく、味も
よくて液体製品として流通することが可能である。
【0010】更にこの液体の難消化性デキストリンを異
性化糖の製造に広く用いられている連続イオン交換クロ
マトグラフでグルコースを分離すれば、高純度の難消化
性デキストリンを製造することができる。この際のイオ
ン交換クロマト法は、一般に異性化糖の製造に使用され
る方法が適用できる。即ち強酸性の陽イオン交換樹脂、
たとえばアンバーライトIR−118や、ダイヤイオン
SK−104等を用いて市販されている装置が使用でき
る。またこれを粉末にして粉末の難消化性デキストリン
を製造することもできる。
【0011】本発明は上記したように焙焼デキストリン
を溶解し易い30%程度の濃度でpH調整が1回で酵素
薬品も1種類が1回のみで保存性がよい液体の難消化性
デキストリンと、高純度の粉末の難消化性デキストリン
を製造することができる。
【0012】
【実施例1】市販の焙焼デキストリン(ハイデックス5
0、日本コーンスターチ製)1キログラムを2リットル
の水に溶かしてカセイソーダの1%溶液でpHを5.0
に調整する。この溶液に2グラムのグルコアミラーゼ(
グルクザイムAF−6、天野製薬製)を加え、55〜6
0℃で48時間糖化する。この溶液を真空濃縮器で75
%の濃度まで濃縮して、約900グラムの液体の難消化
性デキストリンを製造した。DEは63.8であり、H
PLC法による難消化性デキストリンの純度は約36%
であった。この液体デキストリンを室温で3ケ月間保存
したが腐敗は起こらなかった。
【0013】
【実施例2】実施例1と同様に製造した液体の難消化性
デキストリンをイオン交換樹脂クロマトグラフでグルコ
ースを分離してから、スプレー・ドライヤーで粉末にし
て約500グラムの粉末の難消化性デキストリンを製造
した。DEは13.2であり、HPLC法による難消化
性デキストリンの純度は約81%であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焙焼デキストリンを水に溶解し、これを直
    接グルコアミラーゼで糖化させることを特徴とする難消
    化性デキストリンの製造法。
  2. 【請求項2】グルコアミラーゼで糖化させた後、濾過精
    製処理を行ってから連続イオン交換樹脂クロマトグラフ
    法によってグルコース区分を分離することを特徴とする
    難消化性デキストリンを製造する方法。
JP7027991A 1991-01-14 1991-01-14 難消化性デキストリンの製造法 Pending JPH04237497A (ja)

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