JPH0423641Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0423641Y2
JPH0423641Y2 JP10915986U JP10915986U JPH0423641Y2 JP H0423641 Y2 JPH0423641 Y2 JP H0423641Y2 JP 10915986 U JP10915986 U JP 10915986U JP 10915986 U JP10915986 U JP 10915986U JP H0423641 Y2 JPH0423641 Y2 JP H0423641Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
sheet
beads
bead
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10915986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6316120U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10915986U priority Critical patent/JPH0423641Y2/ja
Publication of JPS6316120U publication Critical patent/JPS6316120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0423641Y2 publication Critical patent/JPH0423641Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は貼紙防止用マーキングシートに関し、
さらに詳しくは建造物等への貼紙を防止し、且つ
貼紙が貼付されたとしてもその痕跡を残さずに容
易に剥離せしめることができる貼紙防止用マーキ
ングシートに関するものである。
[従来の技術] 電柱、街灯柱、配電塔、歩道橋、橋脚、門扉等
の建造物に貼付られた広告、宣伝ビラ等の貼紙
は、美観を損うばかりでなく、これを剥離するた
めの人手及び費用も莫大なものになる。しかも、
貼紙の痕跡を残さずに完全に剥離することは困難
で一部分貼紙が貼付けられたままであることが多
い。
従来においても貼紙が貼付されても容易に剥離
でき且つ貼紙の痕跡を残さない方法として、建造
物にビーズ含有塗料を塗布するかもしくは塗料の
塗布後その表面にビーズを散布して塗膜上に球状
の小突起を設ける方法が提案されている。(特公
昭53−19914号公報参照)。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記した従来の方法では透明仕
上げが困難でありガラス、プラスチツク等透明材
料上に施工すると建造物内部が見えなくなる、ガ
ラス、プラスチツク、ステンレススチール等に施
工する場合、予めプライマー塗装することが必要
であり直接施工ができない、また現場施工に長時
間を要すると同時に天候等に左右されやすい等の
問題点を有している。
[問題点を解決するための手段] 本考案者らは従来の貼紙防止方法における問題
点を解決することを目的に鋭意検討を重ねた結
果、合成樹脂シート上にビーズ含有塗料層および
離型性塗料層を設けてなるマーキングシートが前
記した問題点を解決することを見い出し本考案を
完成するに至つたものである。
すなわち、本考案は、離型性シート1上に、感
圧接着剤層2、合成樹脂ベースシート3、ビーズ
含有塗料層4および離型性塗料層5を順次積層し
てなることを特徴とする貼紙防止用マーキングシ
ートに係るものである。
以下、その構成要件の各層について説明する。
離型性シート1は、シリコン、ワツクス、弗素
樹脂など離型剤で処理した紙あるいはフイルム、
その他それ自体離型性を有するポリプロピレン、
ポリエチレン等の合成樹脂フイムル等の従来公知
の離型性シートが用いられる。
感圧接着剤層2は、従来から公知の恒久粘着剤
の塗布層であり、顔料を含む不透明な接着剤層で
あつても顔料を含まない透明な接着剤層であつて
も構わない。接着剤層の厚さは10〜50μ、好まし
くは20〜40μの範囲である。接着剤層を構成する
粘着剤は、ガラス転移温度が−10℃〜−60℃であ
るアクリル系樹脂、例えばポリブチルアクリレー
ト、ポリ2−エチルヘキシルアクリレートなどを
主体とするものである。
合成樹脂ベースシート3は、可塑化塩化ビニル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等か
らなる厚さ30〜100μ、好ましくは40〜60μの、本
考案のマーキングシートの柔軟性を害さない程度
の薄膜であり、このものは、透明であつても顔料
で着色されていてもよい。
ビーズ含有塗料層4は、ビーズ含有塗料をベー
スシート3上にガンによる吹付け、リバースロー
ルコータ、カーテンフローコーター、シルクスク
リーン印刷等によつて塗布するかもしくは塗料を
ベースシートに塗布したのち乾燥しないうちに表
面にビーズをリシンガン、ふるい等を用いて散布
して塗膜上に球状の小突起を設けることによつて
形成される。塗布量はビーズを含めて通常80〜
150g/m3、好ましくは100〜120g/m2である。
ビーズ含有塗料層4を形成するために用いられ
る前記した塗料としてはベースシート3に対する
接着性が良好であれば特に制限されることなく使
用でき、具体的には塩化ビニル樹脂系塗料、塩化
ビニル−酢酸ビニル樹脂系塗料、アクリルウレタ
ン樹脂系塗料、ポリエステル樹脂系塗料などを挙
げることができる。
ビーズ含有塗料を使用する場合の塗料中のビー
ズ含有量は、10重量%以上、好ましくは15〜30重
量%でかつビーズが塗膜上に密に均一な散布状態
に保たれる範囲であればよい。10重量%より少な
いと本考案の目的に必要な球状の小突起を設ける
には不充分である。また、塗料を塗装後ビーズを
散布する場合は、ビーズが塗面に密な状態になる
ように散布することが最も望ましく、目的により
適時散布量を増減すればよい。用いるビーズは、
直径0.05〜1mm、好ましくは0.08〜0.15mmのガラ
スビーズ、または塗料中の溶剤などに対して安定
なプラスチツクビーズを使用すればよい。直径
0.05mmより小さいビーズのみばかりでは、十分な
小突起を形成せず、逆に直径が余り大きいもの
は、球自体の表面積が大であるので貼紙の痕跡が
残る恐れがあると同時に仕上り外観が悪くなる。
前記したビーズをシランカツプリング剤(例え
ばビニルトリクロルシラン、ビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)
シラン等)1〜5重量%水溶液中に浸漬すること
などによつて前処理するとビーズと塗料との付着
性が改良される。
離型性塗料層5は、ビーズからなる小突起を設
けた塗料層4の上に離型性物質含有塗料をハケ塗
り、ローラー塗装、スプレー塗装等で薄く塗装す
ることによつて形成される。塗布量は通常80〜
150g/m2の範囲である。厚く塗りすぎて小突起
が平坦になることは避けなければならない。離型
性物質の配合量は、塗料中の樹脂分100重量部に
対し3〜30重量部、好ましくは5〜15重量部であ
る。配合量が3重量部より少ないと貼紙の痕跡防
止に顕著な効果を示さず、30重量部をこえると塗
料との相溶性が悪くなるので好ましくない。用い
る塗料の組成は、前述した小突起形成の塗料と同
じ組成のものを用いることができる。使用する離
型性物質は、石油系潤滑油(例えば、パラフイン
などのワツクス類)、合成系潤滑油(例えば、シ
リコン油、オレフイン重合油、ジエステル油、ポ
リアルキレングリコール油、ハロゲン化炭化水素
油等)があげられる。
前記した離型性物質の中でもアミノ変性シリコ
ンオイル、エポキシ変性シリコンオイル、アルキ
ルアリル変性シリコンオイル、ポリエーテル変性
シリコンオイルなどのシリコンオイル系のものが
好適に使用できる。
[作用及び効果] 本考案の貼紙防止用マーキングシートは、上記
の構成よりなるもので、該マーキングシート上の
感圧接着剤層が建造物表面に貼着されることによ
つて貼紙防止効果を発揮するものである。
しかして、建造物上に形成された貼紙防止塗料
層が合成樹脂ベースシートと一緒に着色顔料を含
有しない透明仕上げ場合、該マーキングシートを
ガラス、プラスチツク等の透明材料上に貼付した
場合透明に近い仕上げが可能である。例えば電話
ボツクス等に施工した場合ボツク内部も見える効
果がある。また、本マーキングシートはガラス、
プラスチツク等にもプライマーなしで直接貼付で
き、しかも現場における貼付施工も短時間で処理
でき、天候等の影響を受けることもない。さら
に、ビーズ含有塗料層のビーズは予め塗膜で固定
されているので施工中に重力で落下するという問
題もない。
[実施例] 図面は、本考案の実施例における断面図であ
り、1は一般に市販されている離型紙である。2
はポリ2−エチルヘキシルアクリレートからなる
粘着剤を用いて形成した30μ厚の透明感圧接着剤
層であり、50μ厚の透明可塑化塩化ビニル樹脂シ
ート3と離型紙1との間に設けてある。4は下記
組成からなる塗料をシルクスルリーン印刷法(80
メツシユ)によつてベースシートの感圧接着剤層
が設けてない面上に150g/m2塗布され80℃で15
分間乾燥して形成されたビーズ含有塗料層であ
る。
5は下記組成からなる離型性物質含有塗料をシ
ルクスクリーン(150メツシユ)印刷法によつて
ビーズ含有塗料層上に100g/m2(約15μ)塗布
し、80℃で30分間乾燥して形成された離型性塗料
層である。
ビーズ含有塗料組成 レタンPG−60クリヤーベース (固形分55%)(関西ペイント社 製アクリルポリオール) 100部 (重量部、 …以下同じ) 硬化剤(固形分75%)(ヘキサメ チレンジイソシアネート系硬化剤) 30部 ガラスビーズ(直径 0.08〜0.13mm) 30部 シンナー 10部 合計 170部 離型性物質含有塗料組成 レタンPG−60クリヤー ベース(55%) 100部 硬化剤(75%)(ヘキサメチレン ジイソシアネート系硬化剤) 30部 シリコンオイル(信越シリコン 社製KP−316) 10部 シンナー 10部 合計 150部 上記のマーキングシートを所望の図形に切り抜
いた後離型紙を除去し、このものを石油ベンジン
で脱脂したガラス面に圧貼した。次に模造紙に市
販の洗濯糊を全面に塗布し、上述のマーキングシ
ート面に貼付した。貼付後1週間経過したのち剥
離試験を行なつたが容易に剥れ痕跡を認めなかつ
た。
なお、ガラスビーズを使用しない以外は上記と
同様にしてマーキングシートを作成して剥離試験
に供したが、剥離が殆ど出来ず紙が付着した状態
を示した。
【図面の簡単な説明】
図面は貼紙防止用マーキングシートの実施例を
示す断面図である。 1……離型紙、2……感圧接着剤層、3……合
成樹脂ベースシート、4……ビーズ含有塗料層、
5……離型性塗料層、6……ビーズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 離型性シート1上に、感圧接着剤層2、合性樹
    脂ベースシート3、ビーズ含有塗料層4および離
    型性塗料層5を順次積層してなることを特徴とす
    る貼紙防止用マーキングシート。
JP10915986U 1986-07-16 1986-07-16 Expired JPH0423641Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10915986U JPH0423641Y2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10915986U JPH0423641Y2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6316120U JPS6316120U (ja) 1988-02-02
JPH0423641Y2 true JPH0423641Y2 (ja) 1992-06-02

Family

ID=30987008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10915986U Expired JPH0423641Y2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0423641Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6316120U (ja) 1988-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2099198C1 (ru) Самоклеящееся притирочное изображение и способ его получения
US6521337B2 (en) Adhesive tape for painting
NL8005935A (nl) Overdraagbaar lakvel, alsmede werkwijze voor het vervaardigen daarvan.
JP2000167955A (ja) 超撥水性貼着フィルム
CN105518081B (zh) 用于防止粘附广告纸的涂料组合物及利用其的涂布方法
JPH0423641Y2 (ja)
JPH07295487A (ja) 光再帰性反射塗膜及びその形成方法
ES2757605T3 (es) Recubrimiento protector con efecto antiadhesivo y procedimiento para la aplicación de un recubrimiento protector
KR101260262B1 (ko) 광고물 부착 방지시트
JPS6035389B2 (ja) 貼紙痕跡防止用塗料
JP6586110B2 (ja) 塗装フィルムの製造方法
KR100798750B1 (ko) 도안이 전사된 홍보물 부착방지용 그림패널 구조와 그제조방법
JP6864710B2 (ja) 塗装フィルムの製造方法
JPS6378975A (ja) 電柱等建造物における貼り紙防止方法
JPH10220033A (ja) 多彩模様塗膜補修工法
JPS6132076B2 (ja)
JP2002225499A (ja) 蒔絵様コーティングシート
KR101065837B1 (ko) 오염 방지용 필름
JP4729886B2 (ja) 舗道用シートの絵付け方法
JPH0232477Y2 (ja)
JPS628787B2 (ja)
JPH0232180A (ja) 貼着シート及びその製造方法
JPH02229875A (ja) 模様塗膜形成用貼着シート
JPS60106864A (ja) 貼紙痕跡防止用塗料
KR100551832B1 (ko) 자동차의 엠블렘 대체용 도장 방법