JPH0232180A - 貼着シート及びその製造方法 - Google Patents

貼着シート及びその製造方法

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JPH0232180A
JPH0232180A JP18027188A JP18027188A JPH0232180A JP H0232180 A JPH0232180 A JP H0232180A JP 18027188 A JP18027188 A JP 18027188A JP 18027188 A JP18027188 A JP 18027188A JP H0232180 A JPH0232180 A JP H0232180A
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JP
Japan
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paint
liquid
nonwoven fabric
thin film
layer
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JP18027188A
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English (en)
Inventor
Shoichi Inaba
稲葉 昌一
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FUARAON KK
Original Assignee
FUARAON KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は建築物の外壁、橋梁、鉄塔、タンク、煙突等の
構造物の外面、屋外看板、テント等の屋外デイスプレー
等耐候性を要求される屋外構造物に適用する貼着シート
に関する。
「従来の技術」 車両の衝面に設ける装飾用ストライプ、コンテナートラ
ックの側面広告、テント及び電飾看板等平面性の高い被
施工体に使用する貼着シートは主に塩化ビニール樹脂に
顔料を練り込んでシート状とし、裏面に接着剤層を設け
たものが広く用いられている。
上記の塩化ビニール樹I旨フィルムは分子間可塑化によ
り柔軟性を与えられた弾性軟質プラスチックの一種であ
るため、被貼着面に凹凸、隅角が多場合、あるいは毎日
巻出し、巻込みを行うシャツターのような被施工面では
貼着後シートの復元力により被接着面からシートが浮き
上がり密着出来ない欠点があった。
本願出願人は特公昭62−25197に不織布を支持体
とし、その片面に接着剤層を設け、他の面に液体塗料を
塗布し、前記液体塗料が乾燥しない間に粉体塗料を散布
固着させ、次いで加熱して粉体塗料を熔融一体化して皮
膜を形成して、被貼着面の凹凸に対応して変形して密着
する貼着シートを提案した。
しかし、上記貼着シートは不織布に一部浸込んでいる接
着剤と液体塗料層が接しているため、モルタル壁面ある
いは石綿スレート板のような多孔性素材に貼着した場合
、被施工面から接着層を介して塗料層まで雨水が浸透し
て、塗料層中の顔料が劣化退色する恐れがあり、貼着シ
ートの表面の耐候性が優れているにも拘わらず、貼着シ
ートの実質的耐用年数が短縮される欠点かあった。
「問題点を解決する手段」 本発明者は不織布(2)の片面に可塑性を有し、且つ液
体塗料と接着剤の樹脂および溶剤成分及び水を透過せず
、化学的に安定な樹脂の薄gL (1)を設けたものを
支持体(3)として使用することにより接着剤層(6)
と液体塗料により形成される不透明層(4)を隔離し、
更に前記不透明層(4)を形成した上で、粉体塗料の粒
子を付着させるためのプライマーとして液体塗料を薄く
塗布し、次いで粉体塗料散布付着させ、加熱熔融して理
想的に一体化した保護層(5)を形成して得られる貼着
シートの構造とその製造方法を提案する。
「発明の構成」 本発明に使用する不織布はポリエステル、ポリアミド、
ナイロン、テトロン等の樹脂からなる繊維で作られ、平
均の厚さが20〜100μ、好ましくは30〜60μで
あって、不織布製造に際して接着剤を使用していないも
のが好ましい。
不織布の表面に接着形成させる樹脂薄膜はポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、テトロン
及び前記樹脂の共重合体等の合成樹の中から芳香族炭化
水素、ケトン、エステル等の有機溶剤及び水に不溶、不
透過性であり、比較的結晶化度が低く(65〜85)、
融点が100〜200℃のものを選択し、200〜30
0℃で熔融して、20〜100μ、好ましくは30〜6
0μの薄膜にして前記不織布に融着させるか、または前
記樹脂からなるフィルムを不織布に融着させて支持体と
する。
本発明の貼着シートの不透明層は白色または着色の顔料
分散型液体塗料を前記薄膜上にスプレー流延等公知の方
法で塗布し、乾燥して形成する。
この塗料層の厚さは隠蔽力、柔軟性、可塑性をもたせる
ために30〜70μ、好ましくは40〜60μが適して
いる。 また、耐候性をもたせるためフタル酸系アルキ
ブト樹脂、ポリエステル樹脂あるいはアクリルウレタン
樹脂等を使用した硬化型有機溶剤系塗料に硬化剤を規定
量より少なめに加え、100〜140℃で加熱乾燥させ
るのが好ましい。
保護層の形成には上記不透明層の上に同色または透明の
塗料を粉体塗層のプライマー層して厚さlO〜30μに
塗布し、プライマー層に粘着性のある間に粉体塗料を散
布付着させ、過剰の粉体塗料をブロワ−等により除去し
た後、150〜170℃の雰囲気中で熔融して連続皮膜
を形成する。
粉体塗料は熔融温度が90〜150℃、好ましくは10
0〜120℃であって、形成される塗膜が柔−軟性、可
塑性を有し、耐候性のよいものとしてポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステルナイロン、テトロン、ポリ
塩化ビニール、エチレンビルアセテート(E V A及
び変性EVAを含む)等主に熱可塑性樹脂からなるもの
を使用する。
「作用」 上記の構成による貼着シートは不織布(2)と液体不透
過薄膜(1)からなる支持体を用いているから貼着作業
上必要な引っ張り強度を持ち、しかも柔軟性と可塑性を
持っているので、被貼着面の三次元凹凸に対応して変形
密着して接着し、接着後シートが被接着面から浮き上が
ることがない。
又、予め塗布乾燥した不透明層(4)の上に無溶剤型粉
体塗料の熔融による連続皮膜として形成される保護層(
5)はピンホール等の欠陥がないので塗膜の耐用年数が
飛躍的に延び、実質的に10年以上もつ可能性がある。
また支持体に設けた液体不透過薄膜のため被接着面から
の水の浸透等による着色材料層の退色劣化が無く、屋外
デイスプレーのみならず、過酷な気象条件にさらされる
化学プラント、橋梁等の屋外設備の保護に効力を発揮す
る。
「実施例1」 第2図に示すラミネート装置でテトロン繊維不織布(2
)(日本バイリーン社製、商品名バイリーンH−810
15、厚さ40μ)の片面にホッパー(8)から供給さ
れ加熱熔融押し出し機(9)で200〜250℃に加熱
熔融したポリエチレン(10)を流延して厚さ約30〜
40μのポリエチレン薄膜(1)を形成して支持体(3
)を作った。  次いで第3図に示す糊付ラミネート装
置を用い、片面にシリコーン樹脂加工したはく離紙(7
)のはく離船工面にアクリル系接着剤溶液(12) (
三洋化成工業社製、商品名ポリシック610−8A)を
170g/eの厚さに塗布し乾燥機(13)で約2分間
乾燥して接着剤層(6)を形成し、次いで支持体(3)
の不織布側(2)を前記接着剤層に張り合わせて塗工用
原反(14)を作った。
次ぎに第4図に示す塗工装置を用いて、前記原反のポリ
エチレン薄膜の上にアクリルウレタン塗料(日本ペイン
ト社製、商品名マイティラックシアニンブルー)5重量
部に対してラッカーシンナー4重量部、リターダ−とし
てセロソルブアセテート0.5重量部および同塗料専用
硬化剤0.5重量部を加えた塗工液をスプレーガン(1
5)により塗布し、約120℃の熱風乾燥機(16)内
を約2分間通過させて乾燥し、不透明塗料層(4)を形
成して半製品(17)を作った。 更に、第5図に示す
連続粉体塗装機を用いて、前記不透明層(4)の上にア
クリルウレタン系透明塗料(日本ペイント社製、商品名
マイティラッククリヤー)3重量部にセロソルブアセテ
ート 6.5重量部を加えた塗工液を約40g/m”の
厚さにスプレー塗装機(18)で塗布し、引き続き透明
粉体塗料(西独バイエル社製、商品名レパジントナチュ
ラル、融点105℃)を粉体塗料散布機(19)により
散布付着させ、過剰の粉体塗料をブロワ−等で除去し、
約160℃の熱風乾燥炉(20)の中を約2分間通過さ
せて加熱熔融して透明粉体塗料による保護層(5)を形
成し、本発明の貼着シートを作った。
上記の貼着シートを厚さ5mmの石綿スレート板に貼り
着け、ウェザオーメータで紫外線照射と30秒間隔で3
0秒間水を吹き掛ける耐候テストを行った結果、5.0
00時間経過してもシートの退色、はがれ、皮膜の劣化
が全く認められなかった。
「実施例2」 実施例1における不織布に換えてポリアミド繊維製不織
布(日本バイリーン社製、商品名KH3003CT、厚
さ65μ)を用いて、同様にして貼着シートを作り、耐
候性試験を行い同様の結果を得た。
「実施例3」 実施例1における不透明層および粉体塗料プライマーに
使用する液体塗料をフタル酸塗料に変えて同様にして貼
着シートを作り、耐候性試験を行い同様の結果を得た。
「実施例4」 実施例1における粉体塗料をポリエチレン樹脂(製鉄化
学工業社製、商品名フローセンtJF、融点105〜1
10℃)に変えて同様にして貼着シートを作り同様の結
果を得た。
「実施例5」 実施例1における粉体塗料を熱可塑性ポリエステル樹脂
(製鉄化学工業社製、商品名フローハード)に変えて同
様にして貼着シートを作り同様の結果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の貼着シートの構成を示し、(1)は液
体不透過薄膜、(2)は不織布、(3)は(1)と(2
)とからなる支持体、(4)は液体塗料を塗布、乾燥し
て得られる不透明層、(5)は粉体塗料を加熱熔融して
得られる保護層、(6)は接着剤層、(7)ははく離紙
を示す。 第2図、第3図、第4図および第5図は本発明の貼着シ
ートの製造工程を示し、第2図は不織布(2)の上に液
体不透過薄膜(1)を設けて支持体(3)を製造する工
程、第3図は支持体(3)の不織布(2)側に接着剤層
(6)を設け、はく離紙と張り合わせる工程、第4図は
支持体の液体不透過薄膜(1)の上に液体塗料を塗布し
て、不透明層を形成する工程、第5図は前記不透明層の
上に粉体塗装用プライマーと粉体塗料を与えて、保護層
(5)を形成する工程を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液体不透過性薄膜(1)と不織布(2)とからな
    る支持体(3)の前記薄膜(1)の上に液体塗料を塗布
    乾燥して形成される不透明層(4)と粉体塗料を散布熔
    融して形成される保護層(5)とを順次積層し、前記支
    持体(3)の不織布(2)の表面に接着剤層(6)を設
    け、前記接着剤層(6)の表面を剥離紙(7)で保護し
    てなる貼着シート。
  2. (2)不織布(2)の片面に熔融した熱可塑性樹脂を公
    知の方法により流延して液体不透過性薄膜(1)を形成
    させて支持体(3)を作り、前記支持体(3)の不織布
    (2)側と、剥離紙(7)の剥離加工面に接着剤溶液(
    12)を塗布乾燥して形成した接着剤層(6)とを張り
    合わて得られる塗工用原反(14)の液体不透過性薄膜
    (1)の表面に液体塗料を塗布乾燥して不透明層(4)
    を形成し、次いで前記不透明層(4)の表面に粉体塗料
    塗装用プライマーとして液体塗料を薄く塗布し、前記プ
    ライマーが未乾燥の間に粉体塗料を散布、付着させ、過
    剰の粉体塗料を除去した後、加熱熔融して一体化して保
    護層(5)を形成することを特徴とする貼着シートの製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193745A (ja) * 1989-12-26 1990-07-31 Mk Seiko Co Ltd 門形洗車機における洗車方法
US6656567B1 (en) 1999-04-30 2003-12-02 3M Innovative Properties Company Adhesive sheet and adhesive sheet applied structure

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581771A (ja) * 1981-06-26 1983-01-07 Tetsuhiko Inoue 貼着用塗膜の形成方法

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