JPS5853976A - 貼付用塗膜およびその製造法 - Google Patents

貼付用塗膜およびその製造法

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JPS5853976A
JPS5853976A JP15201881A JP15201881A JPS5853976A JP S5853976 A JPS5853976 A JP S5853976A JP 15201881 A JP15201881 A JP 15201881A JP 15201881 A JP15201881 A JP 15201881A JP S5853976 A JPS5853976 A JP S5853976A
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adhesive
coating
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film
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Tetsuhiko Inoue
井上 鐵彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貼着用被膜及びその形成方法に関するものであ
り、本発明の目的とするところは、平滑面だけでなく凹
凸面を有する施工対象物にもその凹凸面を忠実に再現し
ながら均一に貼着することができ、かつ、フラット面又
はエンデス面?:有する被膜により施工対象物を着色し
、又は防水効果のある貼着用被膜を提供するにある。
従来の塗装では、塗装面に美的色彩を与える目的の他に
防水、防錆、防腐、耐薬品、耐廃ガス等、様々な目的を
もって行われるが、塗装対象物の表面に不規則な凹凸が
ある場合、その凹凸状態を破壊、修正せず、その捷\に
して塗装する方法としては液状塗料を塗布するのが一般
的な方法である。又、対象物の表面が平滑である場合に
限って裏面に接着力を有する有色フィルムを貼りつける
方法がある。
前者の場合、第10図の施工断面に示す様に薄層部8や
肉厚部9が生じ、塗膜(Blが不均一でかつクラック6
や多孔質部7への塗料のロス等があり、大きなりラック
61の様な場合は塗面に四部63が生じたりして美観を
損うものであり、施工後発生クラック62が生じた場合
の塗膜寸断部64は美観を損うばかりでなく雨もつの原
因ともなることがあった。
又、後者では被膜がカッティングしやすい硬度を有して
おり、こ几を凹凸面を有する対象物に無理に貼っても被
膜の全体的な密着状態が得らず剥がれやすいものであっ
た。
これに対し、本発明の貼着用被膜fAlは上記の欠点を
解決したものであ7.)。
本発明は不織布又は4夕薄プラスチツクフイルムで構成
され、厚さ30μ〜200μ程度の柔軟性基材が、その
片面に塗布含浸さ一1rた粘着剤又は接着剤の層と、そ
の上に設けら1またセパレーターの層を有し、残る片面
に液状塗料の硬化層(1)、或いは粘着剤又は接着剤の
層(ロ)と、その上に設けられた粉体塗料の融着層を有
する断面構造からなる貼着用被膜を提供する。
図面に於て第1図乃至第6図は本発明被膜の形成工程を
説明する為の沙IFJ形成状態の断面図、第7図はエン
がス面を調整した被j1の断面図、第8図は表面をフラ
ットな而とした被膜断面図、第9図は本発明の貼着用被
膜の施工断面図、第10図は従来の液状塗料による塗膜
の施工断面図である。
第1図のパルプ、レーヨン、ポリエステル等からなる不
織布又は極薄プラスチックフィルムで構成され、厚さ約
30μ〜200μ程度の柔軟性の基材1の片面に粘着剤
又は接着剤2を第2図の様に塗布含浸させ第3図の様に
セパレーター3で保護する。(基材の両面より粘着剤又
は接着剤を塗布含浸させる場合については後述する) 基材1は不織布で極めて薄く柔軟性のもの、或はポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリエステル等の極薄柔軟性
プラスチックフィルムを使用する。
尚、これら基材の厚みは上記では約30μ〜200μ程
度としているが、それより薄いもの、又は厚いものも、
理論的には不都合ではない。然し、20OAを大巾に越
える基材の場合、柔軟性を失ったり、また、不織布の場
合、相聞剥離(200μのものが、100μ+100μ
の厚みで裂けたりする)の傾向があり、反面物性上得る
ものは少い。
粘着剤又は接着剤2は形成された被膜(4)の用途に応
じて選択する。即ち、形成された貼着用被膜(A)を施
工対象物に対して短期間で使用する場合は粘着剤を用い
て剥離可能とし、又、半永久的に貼着する場合は強力な
接着剤を用いる。
セパレーター3は加熱工程に耐え得るもので原紙にシリ
コンを含浸させたものが好捷しい。
第4図の様に基材1の表面に液体塗料による塗膜4を施
し該塗膜4全形成せる液体塗料の未硬化期間中に第5図
に示す様に粉体塗料5を散布付着させる。
次いで加熱処理を行えば第6図の様な断面のエン♂ス面
51を有する融M層50が形成され、エンデス状の貼着
用被膜(Atが形成される。加熱条件は約り10℃〜2
00℃程度、2分〜30分程度の範囲で行い、この条件
の調整によりエンがス面51を第7図の如く調整して融
着層50を形成させることができる。
又、第8図の如くフラット而52にもできる。
粘着剤又は接着剤2及びセパレーター3は上記加熱条件
下で性能劣下をきたすことのないものを用いる。
基材1に通気性のある不織布を用いた場合は粘着剤又は
接着剤2が基材内部にまでよく含浸し、基材1を非常に
柔軟性あるものにしている。このことは従来公知の片面
接着テープにない特性となっている。即ち粘着剤又は接
着剤が基材1に含浸したものは、粘着剤又は接着剤自体
でフィルムを構成した状態に近い柔軟性となっている。
塗膜4を形成する液状塗料はフタル酸系、ポリエステル
系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、アクリル系等
の樹脂塗料で塗gii 4が柔軟性を保持できるものを
用いる。塗膜4上に粒径の厚さで付着する粉体塗料5は
、エチレン拳ビニール・アセテートの様な熱可塑性樹脂
を生体とするもので下地色と同系色又は透明又は異色の
ものを用い、かつ融着層50が柔軟性全保持できるもの
を用いる。融着時には粉体塗料5間の間隙がうめられ融
着1050は粉体塗料5の粒径以下の厚さで形成される
。尚、粘着剤又は接着剤の耐熱性を向上させれば前記エ
チレン・ビニール・アセテートの他にナイロン系、ハヒ
リ塩化ビニル系、ポリエチレン系等の粉体塗料の使用も
可能である。
基材1の両面より粘着剤又は接着剤を塗布含浸させる場
合は、第4図の如く、図中2及び4が粘着剤又は接着剤
層となり片面を七ノ+レータ−3で保護し、他の片面に
第5図の如く粉体塗料5′fr:散布付着させ、次いで
加熱融着させる。
次に本発明の実施例を記載す4)。
〔実施例〕
片面に粘着剤を含浸させその一ヒにセパレーターを施し
た不織布(約100μ岸)のセパレーターとは反対の面
にフタル酸系糖料の固形分60係の塗料に芳香族系炭化
水素系を生体とする浴剤を塗料10容量部に対して3容
量部の割合で希釈攪拌し、これをスプレィガンで塗料吐
出量12 Of/分、霧化空気流量200/、、/分の
条件下で2〜3回重ねて塗布し、塗布終了直後粉体粒度
が60〜200μ分布のエチレン・ビニル−アセテート
の透明の粉体塗料を充分全面に散布し、余分の粉体塗料
をエアプローで吹き飛ばし、これを、130℃の乾燥炉
に入れ10分間保持した。
乾燥炉より取り出して見たところ新しい被膜が形成され
ていた。この被膜は厚さ約40μでフタル酸系塗料の色
彩を少しも損うことなく、意匠効果の優れたマット調の
表面状態を形成していた。粉体塗料は顕微鏡で観察した
ところ充分に溶融して連続面を形成している為、同じ厚
さのエチレン・ビニル・アセテートが本来持つ性能を全
て保有していることが、ウェザリングメーターや耐薬品
性実験で実証された。この被膜を不規則な凹凸面を持つ
コンクリート表面、布、皮革等に貼り付けた結果、対象
物の表面状態に対応して貼宥できる柔軟性と密着性を有
し、本発明の目的に適合するものであった。この発明に
より、優れた塗膜性能をもつ粉体塗料を従来の塗装技術
とは異なる貼着作業による方法で対象物へlイロエでき
る効果は棲めて大なるものである。
その具体的な効果をコンクリート壁面等への施工を例に
述べれば、従来この糊の不規則な凹凸面會有する対象物
にはM体塗料による「塗り作業」でしかその凹凸面を忠
実に再現しての着色、防水等はできなかったものを、本
発明による貼着用被膜の出現によって、着色、装飾、防
水効果f「貼着作業」によって実現できることであり以
下に示す二次的効果も生じてぐるものである。
(al  工事現場周辺を汚すことが少い為、養生をす
る必要がなく附帯工事が格段に少くてすむ。
(bl  工事担当者を汚すことが少い為、作業のわず
られしさが低減する。
tel  施工用の治具や機械が貼り工事の場合、ほと
んど必要ない。
(al  工事終了後、乾燥を待つ必要がない。
(e)  色むらが少いので高度の技術熟練者を必要と
しない。
(fl  貼り作業は塗り作業にくらべて現場滞在時間
が短い為、夜間、屋外、冬期、強風特等厚生面で有利な
だけでなく、人件費も安くなる。
(g)  貼着用被膜はカッターナイフ等で切断できる
ので色彩の境界線が鮮明である。
ih)  対象物が多孔性で液体を多く吸い込むような
場合、貼着用被膜はロスが少くて非常に有利である。
(ll  基材に塗布含浸させる粘着剤又は接着剤の性
能を調整することが可能である。このことは短期間で粘
着し剥離することも、半永久的に接着することも可能で
ある。
(jl  建造物の壁面に自然に入るクラックに柔軟性
を以って応じ、美観、防水の機能を維持できる。
fkl  m剤や熱を、施工の際に必要としない為、例
えば高所での作′業や、密室状態での作業で危険が激減
する。
以上のように本発明は粉体塗料を用いた従来なかった貼
着用被膜に関すイ)ものであり、かつ、その被膜は前記
せる多大の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明被膜の形成工程ヲ説明する為
の被膜形成状態の断面図、第7図はエンボス面を調整し
た被膜断面図、第8図は表面全フラットな面とした被膜
断面図、第9図は本発明によって形成さ7′1.た貼着
用被膜の施工断面図、第10図は従来の液状塗料による
塗膜の施工断面図である。 1・・・基材 2・・・粘着剤又は接着剤 3・・・セパレーター 4・・・粘着剤又は接着剤、又は塗膜 5・・・粉体塗料、50・・・融着層、51・・・エン
zス[,52・・・フラット面 6・・・クラック、61・・・クラック62・・・施工
後発生クラック 63・・・凹部 64・・・塗膜寸断部 7・・・多孔質部 8・・・薄層部 9・・・肉厚部 A・−・本発明貼着用被膜 B・・・従来の液状塗料による塗膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不織布又は極薄プラスチックフィルムで構成され
    、厚さ30μ〜200μ程度の柔軟性基材が、その片面
    に塗布含浸させた粘着剤又は接着剤の層と、その上に設
    けられたセパレーターの層を有し、残る片面に液状塗料
    の硬化層(イ)、或いは粘着剤又は接着剤の層(ロ)と
    、その上に設けられた粉体塗料の融着層を有する断面構
    造からなる貼着用被膜。
  2. (2)不織布又は極薄プラスチックフ(Jレムで構成さ
    れ、厚さ30μ〜200μ程度の柔軟性基材の片面に粘
    着剤または接着剤を塗布含浸させ、その上をセパレータ
    ーで保護し、他面に液状塗料を塗布し、その土より該液
    状塗料の未硬化期間中に、該液状塗料と同系色又は透明
    又は異色の粉体塗料を散布付着させ(イ)、或いは、該
    基材の両面より粘着剤又は接着剤を塗布含浸させ、その
    片面をセパレーターで保護し、他面に粉体塗料を散布付
    着させ(ロ)、次いで該粉体塗料を加熱融着することを
    特徴とする貼着用被膜の形成方法。
  3. (3)  粉体塗料散布付着後の加熱条件の調整により
    、形成せる被膜の表面をフラット面又はエンデス面に調
    整するようになしたことを特徴とする特許請求範囲第(
    2)項記載の貼着用被膜の形成方法。
JP15201881A 1981-09-28 1981-09-28 貼付用塗膜およびその製造法 Granted JPS5853976A (ja)

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