JPS6035389B2 - 貼紙痕跡防止用塗料 - Google Patents

貼紙痕跡防止用塗料

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JPS6035389B2
JPS6035389B2 JP51100379A JP10037976A JPS6035389B2 JP S6035389 B2 JPS6035389 B2 JP S6035389B2 JP 51100379 A JP51100379 A JP 51100379A JP 10037976 A JP10037976 A JP 10037976A JP S6035389 B2 JPS6035389 B2 JP S6035389B2
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JP
Japan
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paint
weight
parts
paints
wax
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Expired
Application number
JP51100379A
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English (en)
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JPS5325654A (en
Inventor
暎治 今里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建造物に貼付けられた貼紙が容易に剥離でき
、かつその痕跡をとどめない貼紙痕跡防止用塗料に関す
るものである。
電柱、街灯柱、配電塔、歩道橋、橋脚、門扉等の建造物
に貼付けられた広告、宣伝ピラ等の貼紙は、美観を損な
うばかりでなく、これを剥離するための人手及び費用も
莫大なものになる。
しかも、貼紙の痕跡を残さずに剥離することは困難で一
部分貼紙が貼付けられたま)であることが多い。そこで
、本発明者等は、貼紙が貼付けられても容易に剥離でき
、かつ貼紙の痕跡を残さないような塗料を検討した結果
、本発明に到達した。
即ち、本発明は、常温乾燥形塗料あるいは熱硬化形塗料
中の樹脂分10の重量部に対しシリコンオイルおよび(
または)ワックスを10〜7の重量部添加してなる貼紙
痕跡防止用塗料に関するもである。本発明は、建造物に
従来から塗装されている上記の常温乾燥形塗料あるいは
熱硬化形塗料にシリコンオイルおよび(または)ワック
スを添加して目的を達成したのである。シリコンオイル
および(または)ワックスの添加量は常温乾燥形塗料あ
るいは熱硬化形塗料の樹脂分10の重量部に対して10
〜7の重量部の範囲である。添加量が1の重量部より少
ないと貼紙痕跡防止に顕著な効果を呈さず、7の重量部
をこえると塗料との相溶性が悪くなるので好ましくない
。従来、塗料分野においてシリコンオイルあるいはワッ
クスを添加剤に用いる場合、塗料の色分れ防止剤、塗膜
の表面平滑調整剤等を意図して使用されているが、その
添加量はせいぜし、塗料中に数重量%以下である。一方
、本発明ではシリコンオイルあるいはワックスの添加量
を大幅に増すことで予期せぬ効果がもたらされた。ワッ
クスとしては、流動パラフィン、ポリエチレンワックス
等、溶液状のものが使用される。本発明に用いる常温乾
燥形塗料および熱硬化形塗料は、建造物に従来から用い
られている塗料であり、前者にはポリウレタン塗料、ア
ルキド塗料、後者としてはアミルアルキド塗料、アクリ
ル塗料が挙げられる。本発明の貼紙痕跡防止用塗料は、
上述の特定の常温乾燥形塗料あるいは熱硬化形塗料とシ
リコンオイルおよび(または)ワックスとを十分燈拝し
均一に分散させてから、建造物に通常の刷毛塗り、ロー
ラー塗装、スプレー塗装等で塗装する。
本発明では、シリコンオイルおよび(または)ワックス
を特定量塗料に添加することにより、得られた塗膜に、
貼紙が貼付されても剥離作業が容易でかつ貼紙の痕跡も
残らない。このため、本発明は市街の美観保護に貢献す
るところが大である。以下、本発明を実施例および比較
例により説明する。
実施例 1 サンドブラスト処理鋼板に、刷毛塗りでJIS・K・5
621・1種用さび止塗料を30rの乾燥膜厚になる様
塗装し1週間乾燥させる。
次いで、シリコンKF96(シリコンオイル、信越化学
製、商品名)を樹脂分10の重量部に対し2の重量部添
加したSDホルス白(アルキド樹脂系重合ペイント、関
西ペイント社製、商品名)を50仏の乾燥させた。次に
塗装面に市販の洗濯糊を塗布してから模造紙を貼付した
。そして、貼付後の経時日数により剥離試験を行なった
。試験結果を表1に示す。実施例 2木材の素地を研磨
紙(番手18G蚤)で研磨してから油変性形ポリウレタ
ンクリヤーを塗布量100夕/あの割合で塗布し、12
時間乾燥後再び研磨紙で研磨してからさらにシリコンK
F50(シリコンオイル、信越化学製、商品名)および
流動パラフィンを樹脂分100重量部に対しそれぞれ4
の重量部および1の重量部添加した瓶変性形ポリウレタ
ンクリヤーを塗布量100夕/従の割合で塗布し7日間
乾燥させた。
次に模造紙に市販の援着剤フジカラーボンドL(フジカ
ラー販売製、商品名)を全面塗布し、このものを上述の
塗装面に貼付した。そして、貼付後の経時日数により剥
離試験を行なった。試験結果は表1に示す。実施例 3 みがき敵鋼板に、シリコンオイルKF96を樹脂分10
0重量部に対し4の重量部を添加してなるマジクロンN
o.600白(熱硬化性アクリル樹脂塗料、関西ペイン
ト社製、−商品名)をバーコーターにより40仏の膜厚
になる様に塗装し、250ooで2分間競付けした。
次に、塗装面に市販の洗濯糊を塗布してから模造紙を貼
付した。
そして、貼付後の経時日数により剥離試験を行なった。
試験結果は表1に示す。比較例 1実施例1におけるシ
リコンKF96を樹脂分100重量部に対し5重量部添
加したSDホルス白を用いた以外はすべて実施例1と同
様に行なった。
比較例 2木材の素地を研磨紙(番手18頃蚤)で研磨
してから、塩化ビニル(7の重量%)と酢酸ビニル(3
0重量%)との共重合体をビヒクル成分とする有機溶液
形ビニル樹脂系塗料にシリコンKF50および流動パラ
フィンをビヒクル成分(樹脂分)100重量部に対して
それぞれ4広重量部および1の重量部添加した塗料を塗
布量100夕/あの割合で塗布し7日間乾燥させた。
次に模造紙に市販の接着剤フジカラーボンドL(フジカ
ラ−販売製商品名)を全面塗布し、このものを上述の塗
装面に貼付した。そして、貼付後の経時日数により剥離
試験を行なった。試験結果は表1に示す。表−1 試験方法 塗面に貼付された貼紙を、何回も手でこすりつけた後、
常温の実験室内に静直した。
そして、経過日数毎に手で剥がし、剥がした後の塗面状
態を観察した。評価基準 ◎:容易に剥がれ痕跡を認めない。
○:痕跡を認めない。
■:貼紙が一部分付着している。
△:貼紙が半分程度付着している。
×:殆んど剥離できず紙の大部分が付着している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリウレタン塗料ならびにアルキド塗料から選ばれ
    た常温乾燥形塗料あるいはアミノアルキド塗料ならびに
    アクリル塗料から選ばれた熱硬化形塗料中の樹脂分10
    0重量部に対しシリコンオイルおよび(または)ワツク
    スを10〜70重量部添加してなる貼紙痕跡防止用塗料
JP51100379A 1976-08-23 1976-08-23 貼紙痕跡防止用塗料 Expired JPS6035389B2 (ja)

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JP18851884A Division JPS60106864A (ja) 1984-09-07 1984-09-07 貼紙痕跡防止用塗料

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JPS5975008A (ja) * 1982-11-04 1984-04-27 株式会社吉野工業所 化粧品用容器
JPS5995011A (ja) * 1982-11-20 1984-05-31 株式会社吉野工業所 化粧品用容器
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JPS60106864A (ja) * 1984-09-07 1985-06-12 Kansai Paint Co Ltd 貼紙痕跡防止用塗料
KR20000036990A (ko) * 2000-03-25 2000-07-05 최성욱 벽보 부착(付着)방지(防止) 액(液)
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KR100783154B1 (ko) 2006-01-26 2007-12-07 김종춘 먼지오염 및 스티커부착방지용 코팅제 및 그제조방법

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