JPH04235492A - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JPH04235492A
JPH04235492A JP3001166A JP116691A JPH04235492A JP H04235492 A JPH04235492 A JP H04235492A JP 3001166 A JP3001166 A JP 3001166A JP 116691 A JP116691 A JP 116691A JP H04235492 A JPH04235492 A JP H04235492A
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JP
Japan
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signal
input
low
time axis
luminance signal
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JP3001166A
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English (en)
Inventor
Takeo Suzuki
武夫 鈴木
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH04235492A publication Critical patent/JPH04235492A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輝度信号および低域変
換クロマ信号用の外部入出力端子を備えて、ダビングを
輝度信号および低域変換クロマ信号のまま行えるように
したビデオテープレコーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】NTSC方式やPAL方式等の複合カラ
ー映像信号におけるクロマ信号は、ビデオテープレコー
ダ(以降、適宜VTRと称する)で記録するには搬送周
波数が高いため、そのままFM変調しようとすると上下
側帯の両端で大きいエネルギーを有し、側波帯を十分広
くとらなければ輝度信号との混変調や相互干渉が生じる
。そこで、家庭用のVTR等においては、クロマ信号の
中心周波数を正規の周波数より低い周波数に変換して低
域変換クロマ信号とし、この低域変換クロマ信号と別に
FM変調した輝度信号とを周波数多重して記録する、い
わゆるクロマ信号低域変換記録方式を採用して、上記の
ような問題を解決している。
【0003】また、近年、VTRにおいては、高画質化
に対する要求が高まるにつれて、種々の技術が開発され
ているが、そのなかでも、テープ走行系の影響等により
必然的に生じていた再生映像信号の時間軸変動を容易に
取り除き、再生映像のゆれや色相のむらをなくす時間軸
補正装置の改良が進められている。以下に、このような
時間軸補正装置を備えるとともに、前述のクロマ信号低
域変換記録方式を採用するVTRについて説明する。
【0004】図6に示すように、このVTR再生系では
、ビデオテープ61からビデオヘッド62により取り出
されて前置増幅器63で増幅された再生信号は、再生イ
コライザ64で波形等化され、スイッチャ65により2
系統が切り換えられて連続した1つの信号となって出力
される。この信号のうち、HPF(ハイパスフィルタ)
66により分離されたFM輝度信号は、リミッタ67で
振幅が一定にそろえられ、FM復調器68で元の輝度信
号に復調される。この輝度信号は、上記再生信号から分
離されてLPF(ローパスフィルタ)69により分離さ
れた低域変換クロマ信号とともに、TBC(時間軸補正
装置)70に入力され、ここで時間軸が補正される。
【0005】上記TBC70から出力された低域変換ク
ロマ信号は、周波数変換器71で元の周波数変換され、
BPF(バンドパスフィルタ)72を通過することによ
り正規の周波数のクロマ信号となる。そして、このクロ
マ信号は、Y/C混合回路73にて、同じくTBC70
から出力された輝度信号と混合されて複合カラー映像信
号となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録側に上
記のVTRを用い、再生側に時間軸補正の機能を備えて
いないVTRを用いてダビングを行う場合、再生側のV
TRから出力された複合カラー映像信号は、時間軸変動
(以降、ジッタと称する)を含んだまま、記録用のVT
Rにおいてビデオテープ61に記録される。このため、
記録されたビデオテープ61を記録を行った同じVTR
で再生すると、得られた再生信号は、記録時に除去され
なかったジッタに回転系等により発生するジッタが加わ
り、結果としてジッタが増すことになる。それゆえ、輝
度信号および低域変換クロマ信号に対しTBC70によ
る時間軸補正を施しても、両信号から十分ジッタが除去
されなくなるというおそれがある。
【0007】そこで、記録用のVTRで時間軸補正を行
うことが考えられるが、それには、予め記録される複合
カラー映像信号の輝度信号とクロマ信号との間のインタ
ーリーブ関係を修復する必要があり、その処理に大規模
な回路を必要とする。したがって、この手法を採用して
も、VTRの大型化やコスト上昇を招来するといった新
たな問題が生じる。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、ダビングを行う場合に記録される複合カラ
ー映像信号のジッタを簡単な構成で容易に除去すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオテー
プレコーダは、上記の課題を解決するために、クロマ信
号を正規の中心周波数よりも低い周波数の低域変換クロ
マ信号に変換して記録を行う一方、再生時に低域変換ク
ロマ信号を元のクロマ信号に復元するとともに、輝度信
号および低域変換クロマ信号の時間軸を安定化させる時
間軸補正装置を備えたビデオテープレコーダにおいて、
以下のように構成されていることを特徴としている。
【0010】すなわち、請求項1の構成によるビデオテ
ープレコーダは、輝度信号用外部入力端子と、低域変換
クロマ信号用外部入力端子と、記録時に上記輝度信号用
外部入力端子から入力される輝度信号および上記低域変
換クロマ信号用外部入力端子から入力される低域変換ク
ロマ信号を上記時間軸補正装置に入力する一方、再生時
に再生信号処理部により得られる輝度信号および低域変
換クロマ信号を上記時間軸補正装置に入力する選択入力
手段と、輝度信号用外部出力端子と、低域変換クロマ信
号用外部出力端子と、記録時に上記時間軸補正装置から
出力される輝度信号および低域変換クロマ信号を記録信
号処理部に入力する一方、再生時に上記時間軸補正装置
から出力される輝度信号と低域変換クロマ信号とをそれ
ぞれ上記輝度信号用外部出力端子と上記低域変換クロマ
信号用外部出力端子とに出力する選択出力手段とを備え
ている。
【0011】また、請求項2の構成によるビデオテープ
レコーダは、上記請求項1の構成によるビデオテープレ
コーダであって、上記時間軸補正装置で時間軸補正を行
う周波数帯域を切り換える周波数帯域切換手段が設けら
れている。例えば、周波数切換手段としては、上記時間
軸補正装置がディジタル式のものである場合、上記時間
軸補正装置内で輝度信号および低域変換クロマ信号をメ
モリに書込む際、書込み用クロックを両信号に含まれる
ジッタに同期させるが、同期させる時間軸変動の周波数
をいくつかの周波数帯域に分けて、それらを切り換える
ようにしたものが考えられる。
【0012】
【作用】上記請求項1の構成では、外部から入力される
輝度信号および低域変換クロマ信号を記録する場合、こ
れら両信号は、それぞれ輝度信号用外部入力端子と低域
変換クロマ信号用外部入力端子とを介してVTRに入力
され、選択入力手段を介して時間軸補正装置に入力され
る。時間軸補正装置により時間軸が補正された輝度信号
および低域変換クロマ信号は、選択出力手段を介して記
録信号処理部に入力され、ここで所定の処理が施されて
記録される。
【0013】また、再生を行う場合、再生信号から得ら
れる輝度信号および低域変換クロマ信号は、選択入力手
段を介して時間軸補正装置に入力され、ここで上記の場
合と同様に時間軸が補正される。時間軸補正装置から出
力された輝度信号と低域変換クロマ信号とは、選択出力
手段を介してそれぞれ輝度信号用外部出力端子と低域変
換クロマ信号用外部出力端子とから外部に出力される。
【0014】このように、上記請求項1の構成によれば
、外部からの輝度信号および低域変換クロマ信号に対し
ても、時間軸補正を施すようになっているので、例えば
、再生側に時間軸補正の機能を備えていないVTRを用
い、記録側に上記の構成によるVTRを用いてダビング
を行う場合、再生用のVTRから取り出された輝度信号
および低域変換クロマ信号は、記録側のVTRに入力さ
れると、時間軸補正装置でジッタが除去される。それゆ
え、ダビングにおける時間軸補正を容易に行うことがで
きる。
【0015】一方、上記請求項2の構成では、周波数帯
域切換手段が設けられているので、所望の周波数帯域で
ジッタの除去を行うことができる。このため、上記請求
項2の構成によるVTRを2台用いてダビングを行う場
合、例えば、輝度信号および低域変換クロマ信号に対し
て、再生用のVTRで主に低域のジッタを除去し、記録
用のVTRで主に高域のジッタを除去するといったこと
も可能となる。このようにすれば、2つの時間軸補正装
置がそれぞれの周波数帯域を受け持って重点的に時間軸
補正を行うことができる。また、通常の時間軸補正を行
う場合は、低域から高域にわたりほぼ均等に時間軸補正
を行うように、周波数帯域切換手段により時間軸補正の
周波数帯域を設定するように構成すればよい。
【0016】
【実施例】本発明の第1実施例について図1ないし図4
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0017】本実施例に係るVTRは、図1に示すよう
に、ビデオヘッド1と、再生信号処理部2と、入力端子
3・4と、入力切換スイッチ5・6と、TBC(時間軸
補正装置)7と、出力切換スイッチ8・9と、記録信号
処理部10と、出力バッファ11〜13と、出力端子1
4〜16とを備えている。
【0018】再生信号処理部2は、前置増幅器17と、
再生イコライザ18と、スイッチャ19と、輝度信号処
理系20と、クロマ信号処理系21と、Y/C混合回路
22とからなっている。この再生信号処理部2では、上
記ビデオヘッド1によりビデオテープ23から取り出さ
れた再生信号を、増幅するとともに波形等化し、2系統
の信号から連続した1つの信号とした後、この信号から
分離したFM輝度信号と低域変換クロマ信号とを個別に
処理し、処理後の信号を混合することにより複合カラー
映像信号を得るようになっている。
【0019】輝度信号処理系20は、HPF(ハイパス
フィルタ)201、リミッタ202およびFM復調器2
03を有しており、スイッチャ19からの再生信号より
FM輝度信号を分離し、このFM輝度信号を一定の振幅
とした後、元の輝度信号に復調するようになっている。 一方、クロマ信号処理系21は、LPF(ローパスフィ
ルタ)211、周波数変換器212およびBPF(バン
ドパスフィルタ)213を有しており、スイッチャ19
からの再生信号より低域変換クロマ信号を分離し、この
低域変換クロマ信号を、元の周波数のクロマ信号に変換
するようになっている。
【0020】入力端子3は、外部から供給される輝度信
号が入力される接続端子であり、輝度信号用外部入力端
子としての機能を有している。入力端子4は、外部から
供給される低域変換クロマ信号が入力される接続端子で
あり、低域変換クロマ信号用外部入力端子としての機能
を有している。
【0021】入力切換スイッチ5は、2つの入力接点5
a・5bと出力接点5cとを有しており、入力接点5a
が輝度信号処理系20のFM復調器203の出力側に接
続され、入力接点5bが入力端子3に接続され、出力接
点5cがTBC7の輝度信号入力端子に接続されている
。入力切換スイッチ6は、2つの入力接点6a・6bと
出力接点6cとを有しており、入力接点6aがクロマ信
号処理系21のLPF211の出力側に接続され、入力
接点6bが入力端子4に接続され、出力接点6cがTB
C7の低域変換クロマ信号入力端子に接続されている。 上記入力切換スイッチ5・6は、再生時に入力接点5a
・6aが、それぞれ出力接点5c・6cに接続される一
方、記録時に入力接点5b・6bが、それぞれ出力接点
5c・6cに接続されるようになっており、選択入力手
段としての機能を有している。
【0022】TBC7は、入力切換スイッチ5・6から
の輝度信号と低域変換クロマ信号とを、ディジタルに変
換して、これらに含まれるジッタに同期するクロックで
図示しないメモリに書込み、安定したクロックで読出し
た後アナログに変換することにより、上記両信号の時間
軸を安定化させるようになっている。
【0023】出力切換スイッチ8は、入力接点8aと2
つの出力接点8b・8cとを有しており、入力接点8a
がTBC7の輝度信号出力端子に接続され、出力接点8
bがY/C混合回路22および出力バッファ11の入力
側に接続され、出力接点8cが後述する記録信号処理部
10のプリエンファシス回路101の入力側に接続され
ている。出力切換スイッチ9は、入力接点9aと2つの
出力接点9b・9cとを有しており、入力接点9aがT
BC7の低域変換クロマ信号出力端子に接続され、出力
接点9bが再生信号処理部2の周波数変換器212およ
び出力バッファ12の入力側に接続され、出力接点9c
が後述する記録信号処理部10のY/C混合回路104
の入力側に接続されている。上記出力切換スイッチ8・
9は、再生時に入力接点8a・9aが、それぞれ出力接
点8b・9bに接続される一方、記録時に入力接点8a
・9aが、それぞれ出力接点8c・9cに接続されるよ
うになっており、選択出力手段としての機能を有してい
る。
【0024】記録信号処理部10は、プリエンファシス
回路101と、FM変調器102と、記録イコライザ1
03と、Y/C混合回路104と、記録増幅器105と
からなっている。この記録信号処理部10では、上記出
力切換スイッチ8を経た輝度信号を、高域強調してFM
信号に変調した後、記録に適正な周波数特性に補正し、
出力切換スイッチ9を経た低域変換クロマ信号と混合し
て記録信号とし、この記録信号を増幅してビデオヘッド
1に供給するようになっている。
【0025】出力端子14は、出力バッファ11を経た
輝度信号を外部へ出力する接続端子であり、輝度信号用
外部出力端子としての機能を有している。出力端子15
は、出力バッファ12を経た低域変換クロマ信号を外部
へ出力する接続端子であり、低域変換クロマ信号用外部
出力端子としての機能を有している。出力端子16は、
Y/C混合回路22から出力バッファ13を経た複合カ
ラー映像信号を外部へ出力する接続端子である。
【0026】ここで、図2に示すように、上記の構成を
有するVTRを記録用VTR24とし、時間軸補正の機
能を備えていないVTRを再生用VTR25としてダビ
ングを行う場合について説明する。
【0027】再生用VTR25の再生系は、図3に示す
ように、ビデオヘッド26と、前記再生信号処理部2と
同等の機能を有する再生信号処理部27とを備えている
。この再生信号処理部27は、前置増幅器28、再生イ
コライザ29と、スイッチャ30と、輝度信号処理系3
1と、クロマ信号処理系32と、Y/C混合回路33と
からなっており、出力段には、輝度信号、低域変換クロ
マ信号および複合カラー映像信号を外部に出力するため
の出力バッファ34〜36および出力端子37〜39を
備えている。また、輝度信号処理系27は、HPF31
1、リミッタ312およびFM復調器313を有し、ク
ロマ信号処理系32は、LPF321、周波数変換器3
22およびBPF323を有している。このように構成
される再生用VTR25は、輝度信号および低域変換ク
ロマ信号を記録用VTR24に送出できるように、出力
端子37・38がそれぞれビデオコード40・41を介
して記録用VTR24の入力端子3・4に接続されてい
る。
【0028】上記の構成で、まず、再生用VTR25に
おいて、ビデオヘッド26によりビデオテープ42から
取り出された再生信号は、前置増幅器28、再生イコラ
イザ29およびスイッチャ30を経て、輝度信号処理系
31とクロマ信号処理系32とによってFM輝度信号と
低域変換クロマ信号とが個別に処理される。処理後に得
られる輝度信号およびクロマ信号は、Y/C混合回路3
3で混合されて複合カラー映像信号となり、出力バッフ
ァ36を介して出力端子39から出力される。
【0029】また、上記輝度信号は、出力バッファ34
を介して出力端子37から出力され、クロマ信号処理系
32においてLPF321で上記再生信号から分離され
た低域変換クロマ信号は、出力バッファ36を介して出
力端子38に出力される。上記のように、再生用VTR
25から出力された輝度信号と低域変換クロマ信号とは
、それぞれビデオコード40・41を通じて記録用VT
R24の入力端子3・4に入力される。
【0030】記録用VTR24において、入力された輝
度信号は、入力切換スイッチ5の入力接点5bおよび出
力接点5cを介してTBC7に入力され、ここでジッタ
が除去された後、出力切換スイッチ8の入力接点8aお
よび出力接点8cを介して記録信号処理部10に入力さ
れる。一方、輝度信号と同様、入力された低域変換クロ
マ信号は、入力切換スイッチ6の入力接点6bおよび出
力接点6cを介してTBC7に入力され、ここでジッタ
が除去された後、出力切換スイッチ9の入力接点9aお
よび出力接点9cを介して記録信号処理部10のY/C
混合回路104に入力される。そして、Y/C混合回路
104で、FM変調されたFM輝度信号と低域変換クロ
マ信号とが混合されて記録信号となり、この記録信号が
ビデオヘッド1によりビデオテープ23に記録される。
【0031】ところで、上記のようにダビングされたビ
デオテープ23を記録用VTR24にて再生する場合、
ビデオヘッド1により取り出された再生信号から得られ
るFM輝度信号は、輝度信号処理系20で輝度信号に復
元される。この輝度信号は、入力切換スイッチ5の入力
接点5aおよび出力接点5bを介してTBC7に入力さ
れ、ここでジッタが除去された後、出力切換スイッチ8
の入力接点8aおよび出力接点8bを介してY/C混合
回路22に入力される。一方、上記再生信号からクロマ
信号処理系21のLPF211で分離された低域変換ク
ロマ信号は、入力切換スイッチ6の入力接点6aおよび
出力接点6bを介してTBC7に入力され、ここでジッ
タが除去された後、出力切換スイッチ9の入力接点9a
および出力接点9bを介してクロマ信号処理系21の周
波数変換器212に入力され、クロマ信号に変換された
後Y/C混合回路22に入力される。そして、Y/C混
合回路22で、輝度信号と低域変換クロマ信号とが混合
されて複合カラー映像信号となり、この複合カラー映像
信号が出力バッファ13を介して出力端子16に出力さ
れる。また、出力切換スイッチ8を経た上記輝度信号は
、出力バッファ11を介して出力端子14に出力され、
出力切換スイッチ9を経た低域変換クロマ信号は、出力
バッファ12を介して出力端子15に出力される。
【0032】このように、ダビングにおいて記録する輝
度信号および低域変換クロマ信号は、記録用VTR24
に入力される段階でジッタを含んだものであっても、T
BC7によって安定した時間軸に補正される。また、ダ
ビングされたビデオテープ23を記録用VTR24で再
生すると、輝度信号および低域変換クロマ信号に対して
記録時と同様に時間軸補正が施されるので、ゆれ等によ
る画質劣化のほとんどない良好な再生画像が得られる。
【0033】さらに、前記のダビングにおいて、再生用
VTR25に代えて、図4に示すように、再生用VTR
25と同様、時間軸補正の機能を備えるとともに輝度信
号および低域変換クロマ信号専用の出力端子44・45
を備えた再生用VTR43を用いる場合、この再生用V
TR43の出力端子44・45が、それぞれビデオケー
ブル40・41を介して記録用VTR24の入力端子3
・4に接続される。このような構成では、再生用VTR
43で再生された輝度信号および低域変換クロマ信号は
、再生用VTR43内でジッタが除去されるうえ、さら
に記録用VTR24でもジッタが除去される。したがっ
て、記録用VTR24でビデオテープ23に記録される
記録信号は、極めて時間軸の安定したものとなる。
【0034】このように、ダビングを行う場合に、輝度
信号および低域変換クロマ信号に対し時間軸補正を施す
ことにより、より一層高精度に時間軸補正を行うことが
可能となる。
【0035】続いて、本発明の第2実施例を図1および
図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、
前記第1実施例と同様の機能を有する回路等については
、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
【0036】本実施例に係るVTRは、図1に示すよう
に、基本的に第1実施例に係るVTRと同様に構成され
ているが、TBC46の構成がTBC7と一部異なって
いる。
【0037】TBC46は、前述のように、入力される
輝度信号と低域変換クロマ信号とを、これらに含まれる
ジッタに同期するクロックで図示しないメモリに書込む
ようになっているが、この書込み動作を行うために、図
5に示すように、書込み用クロックを発生するPLL(
Phase Locked Loop)回路47を備え
ている。このPLL回路47は、VCO(Voltag
e Controlled Oscillator)4
8で発生する書込み用のクロックを分周器55で分周し
たものと、輝度信号から分離された水平同期信号との周
波数差および位相差を、位相比較器49により検出し、
この検出結果に基づいてフィルタ回路50で制御電圧を
得て、この制御電圧をVCO48に供給するようになっ
ている。VCO48は、この制御電圧に基づいて発振周
波数を制御し、輝度信号のジッタに同期する書込み用ク
ロックを発生するようになっている。
【0038】上記PLL回路47は、演算増幅器51・
52、抵抗R1 〜R5 、コンデンサC1 ・C2 
、可変抵抗VR1 、およびスイッチSW1 ・SW2
 からなっている。
【0039】演算増幅器51は、反転入力端子と出力端
子とが接続され、非反転入力端子が位相比較器49の出
力側に接続されている。演算増幅器51の出力端子は、
抵抗R1 を介して演算増幅器52の反転入力端子に接
続されるとともに、コンデンサC1 、抵抗R2 およ
びスイッチSW1 を介して同じく演算増幅器52の入
力端子に接続されている。上記スイッチSW1 は、P
LL回路47の外部に設けられる後述のスイッチ制御回
路53によりオン・オフが制御されるようになっている
。演算増幅器52は、反転入力端子と出力端子とが、抵
抗R3 を介して接続されるとともに、直列に接続され
て抵抗R3 と並列に設けられるコンデンサC2 およ
び抵抗R4 を介して接続されている。また、直列に接
続される抵抗R5 およびスイッチSW2 が、抵抗R
4 と並列に設けられている。上記スイッチSW2 は
、スイッチSW1 と同様スイッチ制御回路53により
オン・オフが制御されるようになっている。一方、演算
増幅器52の非反転入力端子は、可変抵抗VR1 の摺
動子に接続されており、この可変抵抗VR1 の両端に
は、電圧+V・−Vが印加されている。
【0040】このように構成されるフィルタ回路50は
、スイッチSW1 ・SW2 のオン・オフによって、
以下の3つの場合に分けてPLL回路47の周波数特性
を設定するようになっている。■  スイッチSW1・
SW2 がともにオフし、低域から高域にわたってほぼ
平坦な周波数特性を設定する。■  スイッチSW1 
のみがオンして、抵抗R1 と並列にコンデンサC1 
および抵抗R2 の直列回路が付加されることにより、
高域が強調された周波数特性を設定する。■  スイッ
チSW2 のみがオンして、抵抗R4 と並列に抵抗R
5 が付加されることにより、低域が強調された周波数
特性を設定する。
【0041】スイッチ制御回路53は、3回路の切換ス
イッチ54を有しており、VTRに設けられている制御
装置の制御で、次の各モードに応じて切換スイッチ54
の接点54a・54b・54cと接点54dとの接続が
切り換えられることにより、スイッチSW1 ・SW2
 のオン・オフを制御するようになっている。すなわち
、スイッチ制御回路53は、通常再生モードの場合、接
点54aが接点54dと接続されて上記■の場合を選択
する一方、ダビングモードの場合、記録側のVTRにお
いて、接点54bが接点54dと接続されて上記■の場
合を選択するとともに、再生側のVTRにおいて接点5
4cが接点54dと接続されて上記■の場合を選択する
【0042】このように、本実施例のVTRにおいては
、スイッチSW1 ・SW2 、コンデンサC1 、抵
抗R2 ・R5 およびスイッチ制御回路53により、
周波数帯域切換手段が構成されている。
【0043】上記の構成において、通常再生時は、スイ
ッチ制御回路53の制御により、フィルタ回路50のス
イッチSW1 ・SW2 がオフすることにより、PL
L回路47は、どの周波数帯域のジッタにもほぼ均等に
同期する書込み用クロックを発生する。これによって、
TBC46は、低域から高域にわたって広帯域に、輝度
信号および低域変換クロマ信号の時間軸補正を行う。
【0044】また、上記のように構成されるVTRを2
台用いて、第1実施例と同様にしてダビングを行う場合
、再生側のVTRにおいて、再生された輝度信号および
低域変換クロマ信号は、TBC46でPLL回路47が
主に低域のジッタに同期する書込み用クロックを発生す
ることにより、低域のジッタが重点的に除去される。
【0045】一方、記録側のVTRにおいて、入力され
た輝度信号および低域変換クロマ信号は、TBC46で
PLL回路47が主に高域のジッタに同期する書込み用
クロックを発生することにより、高域のジッタが重点的
に除去される。このようにして、再生側のVTRと記録
側のVTRとでそれぞれ異なる周波数帯域で時間軸補正
を行うことにより、各周波数帯域での時間軸補正の精度
が向上し、結果として総合的な時間軸補正の精度を向上
させることができる。
【0046】なお、本実施例において、PLL回路47
の周波数特性は、上記のように3つの帯域が設定されて
いるが、それに限らず、所望とするTBC46の特性に
応じて設定されてもいてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
ビデオテープレコーダは、輝度信号用外部入力端子と、
低域変換クロマ信号用外部入力端子と、記録時に上記輝
度信号用外部入力端子から入力される輝度信号および上
記低域変換クロマ信号用外部入力端子から入力される低
域変換クロマ信号を上記時間軸補正装置に入力する一方
、再生時に再生信号処理部により得られる輝度信号およ
び低域変換クロマ信号を上記時間軸補正装置に入力する
選択入力手段と、輝度信号用外部出力端子と、低域変換
クロマ信号用外部出力端子と、記録時に上記時間軸補正
装置から出力される輝度信号および低域変換クロマ信号
を記録信号処理部に入力する一方、再生時に上記時間軸
補正装置から出力される輝度信号と低域変換クロマ信号
とをそれぞれ上記輝度信号用外部出力端子と上記低域変
換クロマ信号用外部出力端子とに出力する選択出力手段
とを備えている構成である。
【0048】これにより、記録時に外部から入力される
輝度信号および低域変換クロマ信号に対しても時間軸補
正が施されるので、例えば、上記の構成によるVTRを
記録用とし、時間軸補正の機能を備えていないVTRを
再生用としてダビングを行う場合、再生用のVTRから
出力される輝度信号および低域変換クロマ信号は、記録
側のVTRでジッタが除去される。それゆえ、再生用の
VTRが時間軸補の機能を備えていなくても、再生した
輝度信号および低域変換クロマ信号を安定した時間軸に
補正して記録することが可能となる。
【0049】また、再生用のVTRに時間軸補正の機能
を備えたものを用いれば、ダビング時に再生側と記録側
とで2度時間軸補正が行われることになり、記録される
輝度信号および低域変換クロマ信号の時間軸は、極めて
安定したものとなり、時間軸補正の精度をより向上させ
ることができる。
【0050】さらに、ダビングを行う際は、記録用と再
生用のVTR間で輝度信号と低域変換クロマ信号とが分
離された状態で受け渡されるので、簡単な構成で従来よ
りVTRに備えられている時間軸補正装置を利用するこ
とができる。
【0051】したがって、請求項1に係るビデオテープ
レコーダによれば、安価、容易かつ高精度にダビング時
の時間軸補正を行うことができるという効果を奏する。
【0052】一方、請求項2に係るビデオテープレコー
ダは、上記請求項1に係るビデオテープレコーダであっ
て、上記時間軸補正装置で時間軸補正を行う周波数帯域
を切り換える周波数帯域切換手段が設けられている構成
である。
【0053】これにより、この構成によるVTRを2台
用いてダビングを行う場合、例えば、再生された輝度信
号および低域変換クロマ信号を、再生用のVTRにおい
て主に低域で時間軸補正するとともに、記録用のVTR
において主に高域で時間軸するといったことが可能とな
る。このようにすれば、時間軸補正装置の各周波数帯域
での時間軸補正の精度が向上し、総合的に時間軸補正の
精度を向上させることができる。
【0054】したがって、請求項2に係るビデオテープ
レコーダによれば、上記請求項1に係るビデオテープレ
コーダで得られる効果に加えて、より一層高精度にダビ
ング時の時間軸補正を行うことができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例および第2実施例に係るV
TRの要部の構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施例を示すものであって、図1の構成を
有するVTRと時間軸補正の機能を備えていないビデオ
テープレコーダとを用いてダビングを行う場合の構成を
示す説明図である。
【図3】図2の時間軸補正の機能を備えていないVTR
の再生系の概略構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施例を示すものであって、図1の構成を
有するVTRを2台用いてダビングを行う場合の構成を
示す説明図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るVTRにおけるTB
C内のPLL回路の構成を示すブロック図である。
【図6】従来例のVTRにおける再生系を示すブロック
図である。
【符号の説明】
2              再生信号処理部3  
            入力端子(輝度信号用外部入
力端子)4              入力端子(低
域変換クロマ信号用外部入力端子) 5・6          入力切換スイッチ(選択入
力手段)7・46        TBC(時間軸補正
装置)8・9          出力切換スイッチ(
選択出力手段)10            記録信号
処理部11            出力端子(輝度信
号用外部出力端子)12            出力
端子(低域変換クロマ信号用外部出力端子) 53            スイッチ制御回路R2 
・R5       抵抗 C1             コンデンサSW1 ・
SW2   スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロマ信号を正規の中心周波数よりも低い
    周波数の低域変換クロマ信号に変換して記録を行う一方
    、再生時に低域変換クロマ信号を元のクロマ信号に復元
    するとともに、輝度信号および低域変換クロマ信号の時
    間軸を安定化させる時間軸補正装置を備えたビデオテー
    プレコーダにおいて、輝度信号用外部入力端子と、低域
    変換クロマ信号用外部入力端子と、記録時に上記輝度信
    号用外部入力端子から入力される輝度信号および上記低
    域変換クロマ信号用外部入力端子から入力される低域変
    換クロマ信号を上記時間軸補正装置に入力する一方、再
    生時に再生信号処理部により得られる輝度信号および低
    域変換クロマ信号を上記時間軸補正装置に入力する選択
    入力手段と、輝度信号用外部出力端子と、低域変換クロ
    マ信号用外部出力端子と、記録時に上記時間軸補正装置
    から出力される輝度信号および低域変換クロマ信号を記
    録信号処理部に入力する一方、再生時に上記時間軸補正
    装置から出力される輝度信号と低域変換クロマ信号とを
    それぞれ上記輝度信号用外部出力端子と上記低域変換ク
    ロマ信号用外部出力端子とに出力する選択出力手段とを
    備えていることを特徴とするビデオテープレコーダ。
  2. 【請求項2】上記時間軸補正装置で時間軸補正を行う周
    波数帯域を切り換える周波数帯域切換手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1のビデオテープレコーダ
JP3001166A 1991-01-09 1991-01-09 ビデオテープレコーダ Pending JPH04235492A (ja)

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