JPH04235429A - バス型ローカルエリアネットワークのアドレス管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はバス型ローカルエリアネ
ットワークのアドレス管理方式に関し、特にバス型線路
に複数のコンピュータを接続して構築されたクラスタシ
ステムにおいて、各コンピュータのアドレスを管理する
バス型ローカルエリアネットワークのアドレス管理方式
に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、バス型ローカルエリアネットワ
ーク上に構築されたクラスタシステムで、メッセージの
転送を行うときには、アプリケーションプログラムが指
定する論理アドレスをローカルエリアネットワーク上の
物理アドレスに変換し、物理アドレスを用いてメッセー
ジをあて先局に送信している。

【０００３】従来、このための論理アドレスから物理ア
ドレスへの変換は、各ステーション（コンピュータ）に
接続してある補助記憶装置や、ネットワーク内で一意な
物理アドレスを持つネットワークマネージメントユニッ
トから、クラスタシステムのアドレス管理情報を読み込
み、これを参照して行う方式となっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のバス型
ローカルエリアネットワークのアドレス管理方式は、各
ステーションの補助記憶装置上にアドレス管理情報を持
つ場合は、クラスタシステムに新たにコンピュータを接
続する際に、各ステーションのアドレス管理情報ファイ
ルを更新する必要があり、保守の工数が多くなる欠点が
ある。

【０００５】又、ネットワークマネージメントユニット
を設けてアドレス管理情報を持つ場合には、そのために
他のステーションと異なる構成の特別のステーションを
設置するために設備費の増加につながる欠点がある。

【０００６】本発明の目的は、同一構成の複数のステー
ションで構成でき、各ステーションでアドレス管理情報
ファイルを保持する必要がないバス型ローカルエリアネ
ットワークのアドレス管理方式を提供することである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明のバス型ローカル
エリアネットワークのアドレス管理方式は、バス型線路
に接続された複数のコンピュータにより構築されたクラ
スタシステムのアドレスを管理するバス型ローカルエリ
アネットワークのアドレス管理方式において、前記各コ
ンピュータが、（Ａ）論理アドレスに対応させて物理ア
ドレスを登録するアドレス管理テーブルと、（Ｂ）起動
時に自局およびあらかじめ定めた一次局の物理アドレス
を前記アドレス管理テーブルに登録し、前記一次局に対
し自局のアドレスを通知するコネクトメッセージを送信
する起動登録手段と、（Ｃ）メッセージの転送要求を受
けたときあて先の論理アドレスで前記アドレス管理テー
ブルを検索し、物理アドレスが登録されているときその
物理アドレスに対してメッセージを転送し、物理アドレ
スが登録されていないときは前記一次局に対して問い合
わせのアドレス情報取得メッセージを送信する検索手段
と、（Ｄ）前記アドレス情報取得メッセージに対する応
答として物理アドレスを受信したときに前記アドレス管
理テーブルに登録し、その物理アドレスに対して先に転
送要求を受けたメッセージを転送する転送手段とを備え
、前記一次局となるコンピュータが前記（Ａ）〜（Ｄ）
に加え、（Ｅ）前記コネクトメッセージを受信すると自
局の前記アドレス管理テーブルに受信した物理アドレス
を登録し管理する登録管理手段と、（Ｆ）前記アドレス
情報取得メッセージを受信して前記アドレス管理テーブ
ルを検索し、取得した物理アドレスを返却する応答手段
とを備えて構成されている。

【０００８】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００９】図１は本発明のバス型ローカルエリアネッ
トワークのアドレス管理方式の一実施例を示すブロック
図である。

【００１０】図１は、一次局となるコンピュータ４と、
二次局となるコンピュータ１及び６が、それぞれアダプ
タを介してバス型線路９に接続され、クラスタシステム
を構成している状態を示す。一次局と二次局は、アドレ
ス管理情報を取得する場合の主従の関係を示し、一次局
が主局で二次局が従局の関係となる。クラスタシステム
内の一局を一次局としてあらかじめ指定し、この一次局
の物理アドレスをあらかじめ各二次局に登録しておく。

【００１１】各コンピュータ１，４及び６は、それぞれ
メッセージ転送プログラム３，５及び７を有するが、二
次局となるコンピュータ１，６のメッセージ転送プログ
ラム３及び７がアドレス管理テーブルＡ，起動登録手段
Ｂ，検索手段Ｃ及び転送手段Ｄを含むのに対し、一次局
となるコンピュータ４のメッセージ転送プログラム５は
、更に登録管理手段Ｅと応答手段Ｆとを備えている。

【００１２】二次局となるコンピュータ１のメッセージ
転送プログラム２は、その初期起動時に、あらかじめ利
用者によってＯＳエリアに登録されている自局の論理ア
ドレス，物理アドレス，一次局となる局の物理アドレス
を取り込み、自局のアドレス管理テーブルに登録する。

【００１３】アドレス管理テーブルは、図２に示すよう
に、論理アドレスに対応した二次局の物理アドレスを登
録するためのエリアＸと、一次局用の物理アドレスを登
録するエリアＹから成り、メッセージ転送プログラム２
はエリアＸの自局の論理アドレスに対応するところに自
局の物理アドレスを、一次局用のエリアＹに一次局の物
理アドレスを登録する。

【００１４】アドレス管理テーブルヘの登録処理が終わ
ると、メッセージ転送プログラム２は、コンピュータ１
（自局）が起動したことを通知するために、自局の論理
アドレスと物理アドレストを設定したコネクトメッセー
ジを一次局であるコンピュータ４に対して送信する。

【００１５】一次局となるコンピュータ４のメッセージ
転送プログラム５は、二次局のメッセージ転送プログラ
ム２からのコネクトメッセージを受信すると、コネクト
メッセージに設定されているコンピュータ１の論理アド
レスと物理アドレスとを参照し、メッセージ転送プログ
ラム５の管理下にあるアドレス管理テーブルの対応する
エリアにコンピュータ１の物理アドレスを登録する。

【００１６】上述と同様な起動時の処理がコンピュータ
６についても行われる。なお、登録後は定期的に各物理
アドレスに対して動作確認メッセージを送信して動作を
確認し、応答がなければその物理アドレスを削除するこ
とにより管理する。

【００１７】ここで、コンピュータ１の利用者がアプリ
ケーションプログラム３を操作し、コンピュータ６に対
しメッセージの送信要求を行った場合について説明する
。

【００１８】アプリケーションプログラム３では、利用
者の指示によってコンピュータ６の物理アドレスが設定
された図３に示すメッセージブロックを生成し、メッセ
ージ転送プログラム２に対して送信の要求を行う。

【００１９】メッセージ転送プログラム２は、メッセー
ジブロック内に指定されたあて先論理アドレスによって
自局のアドレス管理テーブルを検索する。この場合は、
コンピュータ１は起動されたばかりでコンピュータ６に
対するメッセージの転送は未だ行われていないため、コ
ンピュータ６の物理アドレスは未登録である。そのため
、メッセージ転送プログラム２は、一次局のメッセージ
転送プログラム５に対してアドレス情報取得メッセージ
を生成して送信する。

【００２０】一次局のメッセージ転送プログラム５は、
メッセージ転送プログラム２からのアドレス情報取得メ
ッセージを受け付けると、アドレス情報取得メッセージ
内に指定されたコンピュータ６の論理アドレスによって
自局のアドレス管理テーブルを検索する。コンピュータ
６の物理アドレスと論理アドレスとは、コンピュータ６
の初期起動時にコネクトメッセージによって既に登録さ
れているので、アドレス情報取得メッセージに対するレ
スポンスとしてアドレス管理テーブルに登録されている
コンピュータ６の物理アドレスを取得しコンピュータ１
に返却する。

【００２１】このレスポンスを受けたコンピュータ１の
メッセージ転送プログラム２は、レスポンスに設定され
ているコンピュータ６の物理アドレスを自局のアドレス
管理テーブルに登録し、先にアプリケーションプログラ
ム３から受けていたメッセージブロックをコンピュータ
６に転送する。

【００２２】アプリケーションプログラム３がコンピュ
ータ６へのメッセージブロックの送信要求を行った場合
に、コンピュータ６が未だ起動していない場合も考えら
れるが、この場合は、一次局のメッセージ転送プログラ
ム５がアドレス情報取得メッセージを受けたとき、アド
レス管理テーブルのコンピュータ６に対応するエリアが
未登録状態であるため、アドレス情報取得メッセージに
対するレスポンスとして未起動であることをメッセージ
転送プログラム２に返却する。このレスポンスを受けた
メッセージ転送プログラム２はアプリケーションプログ
ラム３に対して実行先未起動のレスポンスを返す。

【００２３】なお、一次局から二次局へのメッセージブ
ロックの転送は、メッセージ転送プログラム５が送信要
求を受けたときアドレス管理テーブルをあて先論理アド
レスによって検索し、物理アドレスが登録されていれば
その物理アドレスに送信を行う。登録されていない場合
は、アドレス管理テーブル内の一次局用のエリアを探す
が、メッセージ転送プログラム５のコンピュータ４が一
次局であるために、アドレス管理テーブルの一次局用の
エリアには自局の物理アドレスが登録されているか又は
何も登録されていないので、アドレス情報取得メッセー
ジを送出することなく、実行先未起動ということでアプ
リケーションプログラムに対しメッセージブロックを返
却する。

【００２４】上述したように、各コンピュータが起動時
に自局のアドレスと一次局の物理アドレスとを登録し、
一次局となるコンピュータがこれらを管理することによ
り、各コンピュータ間において自由な通信が可能となり
、一度通信を行った相手に対しては一次局を経由せず直
ちに通信を行うことができる。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、バス型
ローカルエリアネットワークを用いてクラスタシステム
を構築する場合、各局は自局のアドレスと一次局の物理
アドレスとを登録するだけで実現でき、システム内に新
しい局を追加する場合にも、追加する局の中でアドレス
情報を設定するだけで、既存の他の局の設定を変更する
必要がない。又、システムから既存の局を削除する場合
にも、削除する局をローカルエリアネットワーク上から
除くだけで、他の局のアドレス情報を更新する必要がな
い。従って、クラスタシステムの保守を簡易化できる効
果がある。

【００２６】又、システムを構築する主局と従局とがほ
ぼ同一の構成となり、主局に若干ののソフトウェアを追
加するだけでよいため、システム構成が簡易でソフトウ
ェアの開発も効率的に行える利点もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。

【図２】本実施例におけるアドレス管理テーブルの構成
を示す説明図である。

【図３】本実施例におけるメッセージブロックの構成を
示す説明図である。

【符号の説明】

１，４，６　　　　コンピュータ ２，５，８　　　　メッセージ転送プログラム３，７　
　　　アプリケーションプログラム９　　　　バス型線
路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　バス型線路に接続された複数のコンピ
   ュータにより構築されたクラスタシステムのアドレスを
   管理するバス型ローカルエリアネットワークのアドレス
   管理方式において、前記各コンピュータが、（Ａ）論理
   アドレスに対応させて物理アドレスを登録するアドレス
   管理テーブルと、（Ｂ）起動時に自局およびあらかじめ
   定めた一次局の物理アドレスを前記アドレス管理テーブ
   ルに登録し、前記一次局に対し自局のアドレスを通知す
   るコネクトメッセージを送信する起動登録手段と、（Ｃ
   ）メッセージの転送要求を受けたときあて先の論理アド
   レスで前記アドレス管理テーブルを検索し、物理アドレ
   スが登録されているときその物理アドレスに対してメッ
   セージを転送し、物理アドレスが登録されていないとき
   は前記一次局に対して問い合わせのアドレス情報取得メ
   ッセージを送信する検索手段と、（Ｄ）前記アドレス情
   報取得メッセージに対する応答として物理アドレスを受
   信したときに前記アドレス管理テーブルに登録し、その
   物理アドレスに対して先に転送要求を受けたメッセージ
   を転送する転送手段とを備え、前記一次局となるコンピ
   ュータが前記（Ａ）〜（Ｄ）に加え、（Ｅ）前記コネク
   トメッセージを受信すると自局の前記アドレス管理テー
   ブルに受信した物理アドレスを登録し管理する登録管理
   手段と、（Ｆ）前記アドレス情報取得メッセージを受信
   して前記アドレス管理テーブルを検索し、取得した物理
   アドレスを返却する応答手段とを備えたことを特徴とす
   るバス型ローカルエリアネットワークのアドレス管理方
   式。