JPH04112322A - Ｅｗｓ・ホスト連携のライブラリ管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 分散処理による回路設計ＣＡＤのエンジニアリング・ワ
ークステーション（ＥＷＳ）とホストとをネットワーク
で接続して共通資源を連携するシステムにおけるライブ
ラリ管理方式に関し分散処理形態においてＥＷＳ上の設
計ライブラリにおいてホスト集中型とほぼ同等のサービ
スう実現するＥＷＳ・ホスト連携のライブラリ管理方式
を提供することを目的とし 各ＥＷＳとホストのそれぞれに、各ライブラリの情報を
含む資源管理ファイルと、それより下位のライブラリか
らなる階層構造のライブラリを備え　ＥＷＳが保持する
資源管理情報をホストに送出すると、ホス←は受信した
資源管理情報と自己が保持する資源管理情報を比較する
ことにより更新状況を検出してＥＷＳに送信し、ＥＷＳ
は該更新状況から自装置が備えてないデータを要求し。

ホストから対応する更新データを得ることによりライブ
ラリを更新するよう構成する。

（産業上の利用分野コ 本発明は分散処理による回路設計ＣＡＤのエンジニアリ
ング・ワークステーション（ＥＷＳ）とホストとをネッ
トワークで接続して共通資源を連携するシステムにおけ
るライブラリ管理方式に関する。

近年、コンピュータ資源のネットワーク化による分散処
理形態は、ＯＡを中心にして実用化がすすんでいる。一
方、エンジニアリング・ワークステーション（ＥＷＳと
いう）の普及に伴い１回路設計ＣＡ　Ｄ　（Ｃｏｍｐｕ
ｔｅｒ　Ａｉｄｅｄ　Ｄｅｓｉｇｎ）のＥＷＳ化が急速
に広まりつつある。また、地方への設計拠点の展開が進
められるのに伴って従来のホスト集中型のシステムから
ネットワークを介したホストとＥＷＳとの分散処理化へ
の脱皮がせまられている。

［従来の技術］ 従来はホスト集中型ＣＡＤが広く用いられており、各種
の設計用のライブラリはホスト（大型計数機で構成）に
だけ備えられ、各ＥＷＳは必要に応じてホストに対して
要求を行うと、ホストでそのデータをファイルから取り
出してＥＷＳに送信していた。

このようなホスト集中型ＣＡＤでは、プログラムや部品
ライブラリ等の共通資源が集中しているので一元的に管
理することが容易であった。

［発明が解決しようとする課題〕 ＥＷＳの普及により分散処理形態によりネットワークを
介して接続するＥＷＳとホストのそれぞれが自己のライ
ブラリを保持して処理を行う場合衣の■乃至■のような
問題がある。

■プログラムや部品ライブラリ等の共通資源は。

ホストへの集中更新と各ＥＷＳへの反映という１対多の
非同期更新が生じる。そして各ＥＷＳが最新更新状態か
否かを表すためＥＷＳ−ホスト間の双方で版数管理が必
要になる。

■設計ライブラリは１種類毎にライブラリ構造アクセス
方式が異なるという問題がある。

■設計に使用する部品種類は日々増加し、そのライブラ
リの新規登録が頻繁に行われている。このため、ＥＷＳ
上のライブラリの更新頻度が多く全体としての規模も大
きいので、更新毎に全部を転送するには長時間を要し、
装置及び回線がその間使用される。

■ＥＷＳ・ホスト双方で送信元／受信先ファイル名指示
、双方でのプログラム起動は転送手続きの自動化の妨げ
となる。すなわち、ファイル名指示を省略するためには
双方でのファイル名管理と共に動的ファイルに対する命
名ルールが必要である。

本発明は分散処理形態においてＥＷＳ上の設計ライブラ
リにおいてホスト集中型とほぼ同等のサービスを実現す
るＥＷＳ・ホスト連携のファイル管理方式を提供するこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理的構成図である。

第１図において、１はホスト、２〜４はホスト側ノファ
イル、５は転送路、６はエンジニアリング・ワークステ
ーション（ＥＷＳで表示）、７〜９はＥＷＳ側のファイ
ルを表し、２及び７はＣＡＤ設計用ライブラリやプログ
ラム等のライブラリ等の各ファイルについての現在の版
数を含む管理情報を備える資源管理ファイル、３及び８
は回路設計ライブラリ、４及び９はプログラムや、障害
情報等のライブラリである。

回路設計ライブラリには１回路設計で使用する論理素子
をシンボル単位毎にシンボル名で扱う論理素子ライブラ
リ、及び回路設計で引用する部品や実装設計の情報を持
つ部品ライブラリがある。

本発明はホストとＥＷＳに保持するライブラリやプログ
ラム等のファイルの版数管理を階層的に連携して行うこ
とにより更新実行時に転送すべきデータを少なくするこ
とができるＥＷＳ・ホスト連携のライブラリ管理方式を
提供することを目的とする。

［作用］ 通常ＥＷＳ６はホス）１上に存在する資源管理ファイル
２．各ライブラリ３，４と同じ資源管理ファイル７とラ
イブラリ８．９を持っており、ＥＷＳ６側で独立してＣ
ＡＤによる回路設計を行う。

ＣＡＤに用いる回路設計用ライブラリ８を更新する場合
の作用を説明する。

ＥＷＳ７例のライブラリ更新部６０が起動し、資源管理
版数送出手段６１が、ＥＷＳ６の資源管理ファイル７が
保持する現在のライブラリの版数を取り出してホスト１
に転送する。この場合、ライブラリを構成する各要素毎
の版数が送られる。

ホスト１ではＥＷＳ６からの更新動作に対応してライブ
ラリ更新部１０が起動し、ＥＷＳ６から送られた版数を
受け取ると、更新ライブラリ検出手段１１が駆動され、
受け取った各要素毎の版数とホスト１の資源管理ファイ
ル２が保持する対応する要素の版数を照合して、ホスト
１側の版数の方が大きいもの（ホスト側だけ更新されて
ＥＷＳ側で未更新のもの）を検出する。検出された各要
素毎の版数は、ホストからＥＷＳ６に送出される。

ＥＷＳ６はその版数を更新ライブラリ版数情報受信手段
６２で受信すると、その受信した版数情報により自ＥＷ
Ｓが未更新になっているライブラリの要素が分かり、そ
の情報から更新したい要素名（これをメンバという）を
選択して更新メンバ要求手段６３からホスト１に対し要
求を送出する。

ホストｌは要求メンバ検出手段１２でその要求を受け取
ると、ホスト１が保持する回路設計ライブラリ３の中を
検索し、該当メンバについて保持している階層構造のラ
イブラリデータを検出すると、そのデータをＥＷＳ６に
送出する。ＥＷＳ　６は、これを受け取るとメンバ更新
手段６４が駆動されて、自ＥＷＳが保持する回路設計ラ
イブラリ８の中の該当するメンバ（要素）の内容を受け
取ったデータにより更新する。更新すべきメンバが複数
あれば順次要求、受信を繰り返す。

ホスト１は、要求メンバのデータを送出後、送出したメ
ンバ（要素）の版数を資源管理ファイル２から取り出し
て、資源版数送出手段１３から送出すると、ＥＷＳ６で
これを受信すると、資源版数更新手段６５が起動する。

資源版数更新手段６５は、ホストからのメンへのデータ
により更新された回路設計ライブラリ８の版数が、資源
管理ファイル７上に反映させるためホストから送られた
版数により対応要素の版数を更新する。

プログラム（ＥＷＳで動作するプログラム）や障害情報
（ＥＷＳに関する障害情報）のライブラリは、ホスト１
ではデータとして意味がないので単にメールポンクス管
理となり、開発元ＥＷＳでは、複数のプログラムをハッ
クアンプ形式でパンク化してホスト１のライブラリ４に
転送しておき。

提供先となる各設計者のＥＷＳ６に転送されてライブラ
リ９に展開され、障害情報はその逆で各設計者のＥＷＳ
６で得られた障害情報がホスト１のライブラリ４に展開
される。

［実施例］ 第２図はＥＷＳ・ホスト連携のソフトウェア構成図、第
３図は回路設計ライブラリ関係のシステム構成図、第４
図は資源管理ファイル及び回路設計ライブラリの構成例
、第５図はライブラリ更新の処理フロー図である。

第２図において、２０はＥＷＳ、２１は転送路２２はホ
ストを表す。

ホスト２２には　オペレーティングシステム（Ｏ３）２
２０の下に通信制御プログラム２２１が動作し、ファイ
ルへのアクセス制御はアクセス制御プログラム２２２が
設けられ、さらに転送すべきファイルに対応する転送種
別毎アクセス・プログラム２２３が用意されている。そ
して、各種の資源管理情報を格納したホスト側資源管理
ファイル２２６．プログラムが格納されたファイル２２
４　回路設計用のライブラリを格納するライブラリ２２
５が設けられている。また、ＥＷＳ２０には、オペレー
ティングシステム（ＯＳ）２００゜ホス）−ＥＷＳ間連
携全体制御プログラム２０１をメインモニタとして、そ
の配下にアクセス制御プログラム２０２により転送種別
毎アクセス・プログラム２０４が設けられ、端末エミュ
レータ２０３はホスト２２に対するコマンドを発生する
機能を備えている。また、ホスト側と同様のＥＷＳ側資
源管理ファイル２０７．プログラムファイル２０５及び
回路設計用のライブラリ２０６が設けられている。

端末エミュレータ２０３はＥＷＳ２０の操作（または処
理）に応してホスト２２に対して処理を要求するコマン
ド列の自動生成等が行われ、転送路２１を介してホスト
２２の通信制御プログラム２１１を起動して、ＥＷＳ２
０例のアクセス制御プログラム２０２とホスト側のアク
セス制御プログラム２２２が対応して動作する。アクセ
ス制御プログラム２０２は資源管理ファイル２０７に従
って、転送対象別のアクセスプログラムを起動して、ラ
イブラリ固有の差分転送等の個別の転送処理を行う。版
数の管理は、ホスト２２とＥＷＳ２０にそれぞれ備えら
れた資源管理ファイル２２６．２０７に格納された各フ
ァイルに対応する「更新版数」を用いて行われる。

更新版数のＥＷＳ２０とホスト２２間での送受信の結果
、更新された版数をホスト２２で持つ場合、その情報を
ＥＷＳ２０に送り、ＥＷＳ２０で必要なファイルを要求
して、ホスト２２から対応する更新されたデータだけを
送出し、ＥＷＳ２０でそれを受信して対応するファイル
を更新する。

第３図には回路設計ライブラリ関係のシステム構成図を
示す。

３０はホスト　３１はマルチコントローラ、３２はＥＷ
Ｓを表し、ホスト３０に対しマルチコントローラ３１を
介して複数のＥＷＳと接続される。

ホスト３０はホスト・ＥＷＳ間通信制御部３００によっ
てＥＷＳ３２との通信を制御し、ＥＷＳ３２では端末制
御部３２０によりホスト３０と通信制御を行い、ホスト
３０とＥＷＳ３２のライブラリ転送アプリケーション３
０１，３２１は同期して連携動作し、それぞれの資源管
理ファイル（ＳＬＶＬ）３０３及び３２３や１回路設計
用のライブラリ　（ＳＬＩＢ、ＰＬＩＢ）３０４，３０
５及び３２４，３２５に対しライブラリアクセスプログ
ラム３０２，３２２によりアクセスしながら処理を実行
する。

ホスト３０とＥＷＳ３２に設けられた資源管理ファイル
３０３，３２３及び設計ライブラリ３０４．３０５及び
３２４，３２５について、第４図に示す資源管理ファイ
ル及び回路設計用のライブラリの構成例を用いて説明す
る。

資源管理ファイル（ＳＬｖＬで表示：　ＳＹＳＴＥＭ　
ＬＶＥＬ　ＰＩＬＥ）は、ライブラリ毎のライブラリ版
数を持ち、１つのライブラリについて更新が発生した時
ライブラリ版数が上がり、システムはＥＷＳとホストの
資源管理ファイルを比較することにより更新ライブラリ
を確認できる。

第４図のＡ、には、（ａ）にホスト側の資源管理ファイ
ル３０３．（ロ）にＥＷＳ側の資源管理ファイル３２３
の例が示され、それぞれに同じ名称の複数の回路設計ラ
イブラリ（各ライブラリについては後述する）について
それぞれ版数及び、その格納先（ファイル名）のデータ
が格納されている。

回路設計ライブラリには１次の論理素子ライブラリ（ま
たはシンボルライブラリと称され、５ＬＩＢで表示）３
０４，３２４及び部品ライブラリ（ＰＬＩＢで表示：　
Ｐａｒｔｓ　ＬＩＢＲＡＬＹ）　３０５　、　３２５と
が設けられている。

論理素子ライブラリ（ＳＬＩＢ）３０４，３２４は、論
理素子をシンボル単位毎に扱うので、シンポル名をメン
バ名とするメンバ名アクセスのファイル形式をとり、転
送対象はシンボル毎に１メンバとなる。メンバ毎の版数
をメンバインデックスに持つ。均一な転送速度を保つた
めに一定数のメンバを最大値として１ライブラリを構成
する。

第４図のＢ、にその例が示され、各シンボル名に対して
版数及び関連データが格納される構成となっている。

部品ライブラリ　（ＰＬＩＢ）３０５．３２５は実装部
品のライブラリであり１回路設計での引用単位と別に実
装設計の情報を持っているので、リレーショナルデータ
ヘースのテーブル構造をとり。

転送対象は部品毎に複数テーブルの構成レコードが分散
して格納されている。テーブル毎にテーブル版数を持ち
、該当テーブル内のレコードが更新された時にこの版数
が上がりレコードに記録される。更新時は、ホスト上マ
スタライブラリから版数の差のテーブルを転送する。第
４図のＣ０にその例が示され、（ａ）にはテーブル名（
たとえば「ＴＢＬＩＯＪ）とその版数とで構成するテー
ブルが示され、（ｂ）には各テーブル名に対応したテー
ブルとパターンキー（回路パターンを表す）に対応した
データと版数が格納されたテーブルが示されている。

次に第３図の構成において実行されるＥＷＳ・ホストの
連携によるライブラリの更新の処理フローを第５図に示
す。

第５図の処理を第４図の例を参照しながら説明する。

第５図において、ホスト５０がＥＷＳ５２との間にホス
ト・ＥＷＳ間データ転送路５１が設定されてＥＷＳとホ
スト側の両者でＥＷＳ・ホスト連携のアプリケーション
の実行が開始する。最初にＥＷＳで、資源管理版数情報
転送が行われ（５２０）、これをホストで受信すると（
５００）、ライブラリ毎にシステム版数比較を行う（５
０１）。

第４図の例では、Ａ、に示す（ａ）のホスト側と（ｂ）
のＥＷＳ側の資源管理情報を比較すると１両者の間で相
違するライブラリとして１論理素子ライブラリ１（以下
、５ＬＩＢＩという）はＥＷＳ側が００１版であるのに
対しホスト側が００３版であり９部品ライブラリ　（以
下、ＰＬＩＢという）はＥＷＳ側が００５版であるのに
対しホスト側が００６版であることが分かる。

第５図のホスト側は、この比較の結果である更新ライブ
ラリの個別版数情報を送信する（５０２）、これをＥＷ
Ｓ側で受信すると（５２１）。

更新すべきメンバを選択しく５２２）、更新メンバ要求
の発信を行う（５２３）。

第４図の例では、ホスト側から更新ライブラリの情報と
して上記のように５ＬＩＢＩの版数（００３）と、ＰＬ
ＩＢの版数（００６）が送られてくるとＥＷＳ側でこれ
を受信する。これにより自ＥＷＳのライブラリがホスト
が保持するライブラリより古いことがわかり、その中の
更新メンバとして１例えば、５ＬＩＢＩを選択して更新
メンバとして要求する。

第５図のホスト側はこの要求を受信すると（５０３）、
要求されたメンバをホストが保持するライブラリにアク
セスして取り出して送信する（５０４）、これをＥＷＳ
側で受信すると（５２４）そのメンバ（データ）により
ＥＷＳ側の対応ライブラリの内容を更新して、ホストの
情報をＥＷＳ側に反映させる（５２５）。

第４図の例では、ホスト側で５ＬＩＢのメンバ要求を受
け取ると、ホスト側に備える５ＬＩＢＩをライブラリか
ら取り出してきて送信する。第４図のＢ、にはＥＷＳ側
の更新前の５ＬＩＢＩが示され、ホスト側から送られた
版数００３の５ＬＩＢ１によりこの内容が更新される。

第４図の場合、この５ＬＩＢＩの更新の後に。

ＥＷＳ側から、未更新の他のライブラリであるＰＬＩＢ
を更新メンバとして要求を発生する。なお。

第４図Ｃ５の（ａ）とΦ）は更新前のＥＷＳ側の部品ラ
イブラリであり、ＰＬＩＢが更新対象としてホスト側か
ら版数情報を受信しているので、その版数と第４図Ｃ１
の（ａ）に示す各テーブルの版数を比較すると、更新対
象の版数が００６であるのに対しテーブル名ＴＢＬＩＯ
の版数が００５となっているため、ＴＢＬＩＯをメンバ
としてホストに対し要求を送信する。これに対し、ホス
ト側で要求されたＴＢＬＩＯのメンバ（データ）を部品
ライブラリから取り出してＥＷＳ側に送信する。ＥＷＳ
側ではこのメンバを受け取ると、当該Ｅ　Ｗ　Ｓで保持
する部品ライブラリ内のテーブルＴＢＬ　１０の内容を
受け取ったメンバにより更新する。

第５図のホスト側は、要求メンバの送信が終了すると、
資源版数情報を送信する（５０５）。これをＥＷＳ側で
受信すると、ＥＷＳは受信した版数情報により資源管理
ファイルの対応するライブラリの版数を更新する（５２
７）。

［発明の効果〕 本発明によればＥＷＳとホストとの連携によりプログラ
ム、設計用ライブラリといった共遣責源の版数管理が簡
単に実現できる。また、ＥＷＳ側のライブラリの更新単
位を論理素子や１部品といった階層的な単位で版数管理
を行い、ホストに対して階層的な単位で更新情報の要求
を行うので差分転送に無駄がなくなるので更新が効率的
に実現できる。また、ホストに登録されたプログラムや
障害情報を各ＥＷＳに簡単に展開することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理的構成図、第２図はＥＷＳ・ホス
ト連携のソフトウェア構成図、第３図は回路設計ライブ
ラリ関係のシステム構成図、第４図は資源管理ファイル
及び回路設計ライブラリの構成例、第５図はライブラリ
更新の処理フロー図である。 第１図中。 １：ホスト ２．７：資源管理ファイル ３．８：回路設計ライブラリ ４．９ニブログラムや、障害情報等の ライブラリ ５：転送路 ６：エンジニアリング・ワークステーシゴン（ＥＷＳ） Ｑ 呂 ε

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）分散処理による回路設計ＣＡＤのエンジニアリン
   グ・ワークステーション（ＥＷＳ）とホストとを接続し
   て共通資源を連携するシステムにおけるライブラリ管理
   方式において、 各ＥＷＳとホストのそれぞれに、各ライブラリの情報を
   含む資源管理ファイルと、それより下位のライブラリか
   らなる階層構造のライブラリを備え、 ＥＷＳが保持する資源管理情報をホストに送出すると、
   ホストは受信した資源管理情報と自己が保持する資源管
   理情報を比較することにより更新状況を検出してＥＷＳ
   に送信し、 ＥＷＳは該更新状況から自装置が備えてないデータを要
   求し、ホストから対応する更新データを得ることにより
   ライブラリを更新することを特徴とするＥＷＳ・ホスト
   連携のライブラリ管理方式。
2. （２）請求項（１）において、 上記資源管理ファイルは各ライブラリ毎の版数を備え、 資源管理ファイルの下位に、回路設計で使用する論理素
   子についてシンボル名とそれぞれの版数のデータを含む
   シンボルライブラリ、及びその下位に引用単位の実装部
   品と実装設計の情報を持つ実装部品ライブラリとを備え
   、 ＥＷＳは、ホストからの更新状況を受け取ると自装置が
   備えてないシンボル名を１メンバとする更新メンバを要
   求することを特徴とするＥＷＳ・ホスト連携のライブラ
   リ管理方式。