JP2969627B2 - 分散型データベースシステムの管理方法 - Google Patents

分散型データベースシステムの管理方法

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JP2969627B2 JP63209974A JP20997488A JP2969627B2 JP 2969627 B2 JP2969627 B2 JP 2969627B2 JP 63209974 A JP63209974 A JP 63209974A JP 20997488 A JP20997488 A JP 20997488A JP 2969627 B2 JP2969627 B2 JP 2969627B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数サイトに分散配置されたデータベース
を統合的に管理する分散型データベースシステムの管理
方法に関し、特に、グローバルデータディクショナリ/
ディレクトリ(以下グローバルDD/Dと略す)情報の重複
増加を防ぎ、グローバルDD/D情報の変更処理の処理負荷
を軽減し、かつ最適なグローバルDD/Dの管理形態を自動
的に実現する分散型データベースシステムの管理方法に
関する。
〔従来技術〕
分散データベースシステムを実現する場合、分散デー
タベースを構成するグローバルデータベースの定義情報
であるグローバルDD/D情報をサイト上にどのように配置
するかということが重要である。このグローバルDD/D情
報の配置方法の相違により、分散データベース処理の方
法が異なる。
また、グローバルDD/D情報のサイト上での配置方法と
しては、次に示す(1)〜(3)の方法が提案されてい
る。
(1)集中型グローバルDD/D管理方式 (2)分散型グローバルDD/D管理方式 (3)ローカルDD/D管理方式 この(1)集中型グローバルDD/D管理方式は、各サイ
トがローカルDD/D情報を持ち、その中の単一サイトのみ
がグローバルDD/D情報を保持する管理方式である。
また、この集中型グローバルDD/D管理方式の拡張型は
第2図に示される。第2図では、サイトAおよびサイト
Bは、ターミナル群45,46,55,56、計算機システム47,5
7、および当該サイトのデータベース/管理情報格納部4
8,58を備える。また各計算機システム47,57は、それぞ
れユーザアプリケーションプログラム群(UAP1A〜UA
PnA,UAP1B〜UAPnB)49,50,59,60、分散データベースの
実行管理を行う分散データベース管理システム(以下分
散DBMSと略す)52,61、および当該サイト固有のデータ
ベースの実行管理を行うローカルデータベース管理シス
テム(以下ローカルDBMSと略す)51,62を有する。また
各データベース/管理情報格納部48,58は、それぞれ当
該サイトへの問い合わせ処理等に対応するためのローカ
ルDD/D情報53,64、および他サイトDD/D情報54,63を有す
る。またサイトCも、ターミナル群65〜68、計算機シス
テム69、および当該サイトのデータベース/管理情報格
納部70を備え、特にサイトCのみにグローバルDD/D情報
77を有する。さらにサイトA〜Cは通信回線210〜212で
結ばれ、これによりサイト間の問い合わせ処理等を行
う。
また、グローバルDD/D情報77をアクセスして他のサイ
ト上のDD/D情報を得ると、その情報を自サイトに保持す
る。なお、このDD/D情報を他サイトDD/D情報(他サイト
DD/D情報54,63)と呼ぶ。
この場合、グローバルDD/D管理サイトでは、どのサイ
トにどのグローバルDD/D情報を複写したかを記憶する。
また、(2)分散型グローバルDD/D管理方式は、次に
示す(a)〜(c)の方式に分類される。
(a)完全重複分散型グローバルDD/D管理方式 (b)クラスタ分散型グローバルDD/D管理方式 (c)完全分散型グローバルDD/D管理方式 この(a)完全重複分散型グローバルDD/D管理方式
は、全サイトが同一のグローバルDD/Dを保持する方式で
ある。また(b)クラスタ分散型グローバルDD/D管理方
式は、分散データベースを構成するサイト群を幾つかの
クラスタに分割し、それぞれのクラスタに同一のグロー
バルDD/D情報を配置する管理方式である。また(c)完
全分散型グローバルDD/D管理方式は、各サイトがグロー
バルDD/D情報の一部分を重複しないで保持することによ
り、1個のグローバルDD/D情報を構成する管理方式であ
る。
また、(2)分散型グローバルDD/D管理方式を採用し
た分散型データベースシステムの例は第3図に示され
る。このシステムでは、サイトA〜Cのデータベース/
管理情報格納部48,58,70に、それぞれローカルDD/D情報
53,64,77およびグローバルDD/D情報82,83,84を有する。
また、(3)ローカルDD/D管理方式は、各サイトが自
サイトのローカルDD/D情報のみを保持する管理方式であ
る。
このローカルDD/D管理方式の拡張型の例は第4図に示
される。このシステムでは、各サイトA〜Cのデータベ
ース/管理情報格納部48,58,70に、当該ローカルDD/D情
報53,64,78を有し、さらに他サイトのローカルDD/D情報
テーブル(他サイトディレクトリテーブル79,80,81)を
保持する。
なお、この種の装置として関連するものには、例えば
特開昭60−17546号が挙げられる。
また、これらの管理方式の優劣については、(1)集
中型グローバルDD/D管理方式では、グローバルDD/D情報
の変更処理は容易であるが、他サイトからの当該グロー
バルDD/Dアクセスに要する通信コストが高いこと、およ
びグローバルDD/D情報の管理サイトの処理集中等の問題
がある。また(2)分散型グローバルDD/D管理方式で
は、各サイトからのデータベース処理に対する応答時間
が速い反面、各サイトに重複して配置されたグローバル
DD/D情報の追加や更新処理負荷が大きくなるという問題
がある。また(3)ローカルDD/D管理方式は、自サイト
に閉じたDD/D情報の変更は容易であるが、他サイトにあ
るDD/D情報へのアクセスは通信コストが高く、必要とな
るDD/D情報の探索に時間を要するという問題がある。
これらのグローバルDD/Dの実現方式の中から、通信コ
スト、応答時間、信頼性等に優れたものを選択する必要
があるが、アプリケーションの形態、更新トランザンク
ションの比率等、多くの要因に依存するため、最適な方
式を判断することが難しい。これにより、従来は適用業
務およびアクセスパターン等の分析を通して、1個の固
定的な方法を設定していた。
また、各管理方式の拡張型でも、グローバルDD/D情報
に対するアクセスがあれば、そのアクセス対象を自サイ
トに毎回複写したり、あるいは単にロケーション情報の
みを自サイトに保持する方法を採用していた。
例えば(1)集中型グローバルDD/D管理方式の拡張型
では、これに対するアクセスがあれば、そのアクセス対
象を毎回アクセスしたサイトに配布したり、ロケーショ
ン情報をアクセスしたサイトに保持したりしている。な
お、この拡張形態は他の実現形態にも適用することがで
きる。
この拡張型の目的は、あるサイトで発生する処理要求
をできる限り、そのサイト内で処理するように各種情報
を配置して通信コストを低減させ、応答時間の短縮を図
ることである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、1個の管理形態を固定化している
ため、グローバルDD/D管理形態が業務形態に適応して動
的に変化することができず、様々な業務に適応すること
が難しかった。
また、各管理方式の拡張型では、グローバルDD/D情報
の重複が増加したり、グローバルDD/D情報の変更が頻繁
な業務形態の場合には、その維持管理に問題があった。
本発明の目的は、このような問題点を改善し、グロー
バルDD/D情報の重複増加を防ぎ、グローバルDD/D情報の
変更処理の処理負荷を軽減し、また各サイトでグローバ
ルDD/D管理方式を動的に変化させて多様な業務形態に対
応することにより、最適なグローバルDD/D管理形態を自
動的に実現することができる分散データベースシステム
の管理方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の分散データベース
システムの管理方法は、複数のサイトに分散配置された
データベースおよび該分散データベースを管理する分散
データベース管理システム(分散DBMS)を備え、各該サ
イトには、自サイトデータベース管理情報であるデータ
ディクショナリ/ディレクトリ情報(自サイトDD/D情
報)と、分散データベースを構成する他サイトデータデ
ィクショナリ/ディレクトリ情報(他サイトDD/D情報)
と、ユーザから分散データベースアクセスコマンドを発
行された場合に、上記分散DBMSが参照するグローバルDD
/D情報に関するアクセス頻度、アクセス種別、あるいは
アクセスデータ量を含む情報を管理する手段(分散デー
タベースモニタ部9,21)と、該アクセス頻度、アクセス
種別、あるいはアクセスデータ量を含む情報をモニタリ
ング情報として記憶する手段(データベース/管理情報
格納部4,16)とを有し、特定の1つのサイト(管理元サ
イト;実施例のサイトC)に、分散DBMSが参照するグロ
ーバルデータディクショナリ/ディレクトリ情報(グロ
ーバルDD/D情報;39)を有して、データベース処理を行
う分散型データベースシステムの管理方法において、1
つのサイトからグローバルDD/D情報の変更要求があった
場合に、該サイトから該管理元サイトに変更処理要求を
転送し、該管理元サイトで、該グローバルDD/D情報を更
新して、該グローバルDD/D情報の配布先サイトに該グロ
ーバルDD/D情報が更新された旨の情報を転送し、前記サ
イトで、該更新情報に基づいて該当複写グローバルDD/D
情報に更新フラグをセットして、該更新フラグがセット
されている複写グローバルDD/D情報にアクセスがあった
場合に、該管理元サイトに該グローバルDD/D情報の複写
要求を行い、前記管理元サイトから前記サイトに最新情
報を配布するようにしたことを特徴としている。
さらに、各前記サイトでは前記モニタリング情報を記
憶・管理して、分散データベースアクセス時、該モニタ
リング情報を参照して、自サイトに該当するグローバル
DD/D情報が存在するか否かを判断し、存在しない場合に
は、当該グローバルDD/D情報に対するアクセス頻度と、
予め設定された値とを比較して、該比較の結果、予め設
定された値よりアクセス頻度が大きい場合のみ、該グロ
ーバルDD/D情報の管理元サイトに複写要求を行い、該管
理元サイトでは該サイトに該グローバルDD/D情報を配布
するようにしたことを特徴としている(以上図1参
照)。
また、本発明の分散型データベースシステムの管理方
法は、各サイトではアクセス形態によるデータ処理負荷
を把握して、該データ処理負荷に基づいてグローバルDD
/D情報の配布を行い、配布したグローバルDD/D情報に関
連したデータ実体の移動を行うことにより、サイト間の
データ配置を自動的に変更することを特徴としている。
また、各サイトは、該サイトにおけるグローバルDD/D
情報に対するアクセス負荷、アクセス種別、転送データ
量を含む負荷関連情報を記憶する手段(データベース/
管理情報格納部88,99)と、該負荷関連情報を管理し、
アクセス形態によるデータ処理負荷を把握して、グロー
バルDD/D情報の動的なサイト間配布管理を行う手段(負
荷平衡管理部93、103)とを備えていることを特徴とし
ている(以上図8参照)。
〔作用〕
本発明においては、分散データベースシステムを構成
する各サイトにある分散DBMSは、分散データベースアク
セス時に参照するグローバルDD/D情報に関するアクセス
頻度、アクセス種別、あるいはアクセスデータ量等を把
握する分散DBモニタ部を持ち、それらの情報をモニタリ
ング情報として記憶・管理するとともに、グローバルDD
/D情報が変更された場合、自サイトに複写されているグ
ローバルDD/D情報に更新フラグを保持する。
これにより、分散DBアクセス時にモニタリング情報を
参照して、自サイトに該当するグローバルDD/D情報が存
在する場合には、それを参照し、また存在しない場合に
は、当該グローバルDD/D情報に対するアクセス頻度をあ
るしきい値と比較し、しきい値より大である場合、当該
グローバルDD/D情報の当該サイトの複写要求をグローバ
ルDD/D情報の管理元に転送し、配布してもらい、それを
複写グローバルDD/D情報として管理する。
また、グローバルDD/D情報に関する変更があった場合
には、グローバルDD/D情報の管理元にその要求を転送
し、管理元サイトでグローバルDD/D情報を変更し、当該
グローバルDD/D情報の配布先サイトに該当グローバルDD
/D情報が更新された旨の情報を転送し、転送されたサイ
トでは該当グローバルDD/D情報の更新フラグをセットす
る。
これにより、更新の度に該当グローバルDD/D情報を関
連サイトに転送する必要がなく、分散DBアクセスが発生
して、更新フラグがセットされている複写グローバルDD
/D情報が参照されている場合のみ、グローバルDD/D管理
元サイトに該当グローバルDD/Dの最新情報の複写要求を
転送し、配布してもらい、それを複写グローバルDD/D情
報として保持管理することにより分散データベース処理
を実現する。
また、本発明においては、複数のサイトに分散配置さ
れたデータベースを統合的に管理するため、自サイトの
データベース管理情報であるローカルDD/D情報と、分散
データ管理情報であるグローバルDD/D情報を有してデー
タベース処理を行う分散データベースシステムは、各サ
イトに当該サイトにおけるグローバルDD/D情報に対する
アクセス形態を把握し、当該サイトにおけるデータ処理
負荷を把握する。
これにより、グローバルDD/D情報の動的なサイト間の
配布管理を行うとともに、各サイトの分散DBMSが有する
処理負荷平衡管理手段により、配布されたグローバルDD
/D情報を処理負荷把握および平衡化機構によって単なる
複写情報(2次情報)から主体的情報(1次情報)への
昇格を実現する。
従って、最適なグローバルDD/D情報およびデータベー
スの配置を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例における分散型デー
タベースシステムの構成図である。
本実施例の分散型データベースシステムは、サイトA
〜Cの3個のサイトから構成され、集中型グローバルDD
/D管理方式の拡張型の方式を採用する。またサイトCは
グローバルDD/Dのマスタ情報を保持管理する。なお、サ
イトCをマスタサイトと呼ぶ。
まず、各サイトの構成について述べる。
サイトAは、ユーザからのトランザンクション等のデ
ータ処理要求を発行するターミナル群1,2と計算機シス
テム3と当該サイトのデータベース/管理情報格納部4
から構成される。
この計算機システム3は、ターミナル1,2から発行さ
れるトランザンクションによって起動される複数のユー
ザアプリケーションプログラム群(UAP1A〜UAPnA)5,6
と、分散データベースの実行管理を行う分散DBMS8と、
サイトA固有のデータベースの実行管理を行うローカル
DBMS7から構成される。なお、これらのシステム、ある
いはUAPが動作する際のベースとなる計算機システムの
オペレーティングシステムの構成は省略する。
また、分散DBMS8には、分散データベースモニタリン
グ部(以下分散DBモニタ部と呼ぶ)9を有し、これによ
り、サイト内での分散データベースアクセス状態の把
握、あるいはサイト間の分散データベース状態の把握を
行う。
また、データベース/管理情報格納部4には、ローカ
ルDBMS7が自サイトのデータベースをアクセスする際に
必要となるローカルDD/D情報10や、分散DBモニタ部9の
管理情報であるモニタリング情報11や、当該分散DBモニ
タ部9の管理情報に基づいて、分散DBMS8がグローバルD
D/D情報の管理元であるサイトCに、グローバルDD/D情
報の一部の複写依頼を発行してサイトAに格納している
複写グローバルDD/D情報12等がある。なお、簡単のた
め、データベース実体については省略する。
また、サイトBは、マスタサイトではないため、サイ
トAと同様に構成される。
すなわち、ターミナル群13,14と、UAP群(UAP1B〜UAP
nB)17,18や分散DBMS19およびローカルDBMS20等から構
成された計算機システム15と、ローカルDD/D情報24やモ
ニタリング情報23や複写グローバルDD/D情報22等から構
成されたサイトBデータベース/管理情報格納部16等を
備える。
また、サイトCについては、当該サイトがサイトAや
サイトBと異なる点はマスタサイトであることであり、
分散データベースを構成するデータベース群の管理情報
であるグローバルDD/D情報の管理元である以外は、サイ
トAおよびサイトCと殆ど同じである。
すなわち、ターミナル群25〜28、UAP群(UAP1C〜UAP
nC)31〜34や分散DBMS36およびローカルDBMS35等から構
成された計算機システム29と、ローカルDD/D情報38やグ
ローバルDD/D情報39やモニタリング情報40および各サイ
トへのグローバルDD/D情報の複写情報である複写グロー
バルDD/Dテーブル41等から構成されたサイトCデータベ
ース/管理情報格納部30等を備える。
さらに、各サイトA〜Cは、通信回線200〜202によっ
て結合され、分散情報ネットワークを形成している。
次に、本実施例において、分散データベースのデータ
実体に対する処理と、分散データベースを構成するデー
タの枠組、つまり定義情報であるグローバルDD/D情報に
対する変更処理を行う場合の動作について述べる。
第5図は、本発明の第1の実施例における分散データ
処理の手順を示すフローチャート、第6図は本発明の第
1の実施例における分散データベースアクセスを示すフ
ローチャート、第7図は本発明の第1の実施例における
データベーススキーマ変更を示すフローチャートであ
る。
まず、サイトAでトランザクションが発生し、それが
サイトBとサイトCに対するサブトランザクションに分
解される場合の分散データベースアクセス処理につい
て、第5図に示す各サイトの処理手順を第6図で補足し
ながら述べる。
第5図のように、例えばサイトAのターミナル1でト
ランザクションが発生して、計算機システム3のUAP5が
起動されると、UAP5から分散データベースアクセスコマ
ンドQが発行され、分散DBMS8がコールされる(110
0)。なお、このステップは第6図のステップ1000に対
応する。
さらに第6図のように、分散DBMS8は分散データベー
スアクセスコマンドQの構文解析を行い、構文が正しけ
れば、分散データベースアクセスコマンドQが参照する
複写グローバルDD/D情報が当該サイトに有るか否かをチ
ェックする(1001〜1003)。また構文が不正の場合に
は、構文エラーが有る旨を該当UAPにリターンし、次のD
B処理要求を待つ(1004)。なお、以下の説明ではエラ
ーの場合の処理は省略する。
このチェックの結果、第5図のように複写グローバル
DD/D情報がない場合には(1101)、分散DBモニタ部9で
モニタリング情報11を更新する(1102)。なお、これら
のステップは第6図のステップ1005,1007に対応する。
次に、該当グローバルDD/D情報に対するアクセス頻度
fが所定のしきい値αより大きいか否かにより(110
3)、異なる処理を行う。
すなわち、f>αの場合、参照グローバルDD/D情報の
コピー要求を作成し、グローバルDD/D管理元サイトCへ
分散データベースアクセスコマンドQとともに転送する
(1104,1105)。またf≦αの場合には、分散データベ
ースアクセスコマンドQのみをサイトCに転送する(11
05)。なお、これらのステップは第6図のステップ100
9,1011,1012に対応する。
次に、サイトCでは、この分散データベースアクセス
コマンドQを受信し(1107)、グローバルDD/D情報のコ
ピー要求有りか否かを見て(1108)、コピー要求有りな
らば、複写用グローバルDD/D情報をサイトAに転送し
(1109)、コピー要求が無い場合には、DBコールQの意
味解析や最適化を行い、サブトランザクションを作成す
る(1110)。なお、これらのステップは第6図のステッ
プ1015,1016,1017に対応する。
次に、サイトAでは、サイトCから転送されたグロー
バルDD/D情報を複写グローバルDD/D12に追加し、他のト
ランザクション処理の応答を待つ(1111)。なお、この
ステップは第6図のステップ1044に対応し、新しいグロ
ーバルDD/D情報に置き換えた後は、当該スキーマの更新
フラグ情報を無効とする。
さらにサイトCでは、サブトランザクションを作成
(1110)した後、親情報を含む発信元情報を付加し、該
当サイトにサブトランザクションを転送する(1121)。
なお、これらのステップは第6図のステップ1018に対応
する。
例えば、分散型データベースアクセスコマンドQがサ
イトBのDBアクセス要求q1とサイトCのDBアクセス要求
q2に分解された場合には、サイトBに対してサイトCか
らq1が転送され、サイトBではDBコールq1を管理し、そ
れを実行して処理結果を得る(1115)。なお、このステ
ップは第6図のステップ1019,1020に対応し、サイトB
では分散DBMS19を介してローカルDBMS20をコールし、処
理を実行する。
さらにサイトBでは、この結果をサイトC経由でサイ
トAに転送するか、あるいはサイトBから直接サイトA
に転送するかの負荷計算を、コネクション有無の状態を
把握して行い(1116〜1118)、その負荷がより小さいル
ートでq1の処理結果をサイトAに転送する(1119)。な
お、これらのステップは第6図のステップ1021,1023,10
25に対応し、選択した方法により、q1の処理結果をQ情
報およびサイトCからの処理結果転送である旨の情報を
付加して、サイトAに転送する。
その後、サイトBは次の処理要求を待つ(1120)。
またサイトCは、ステップ1121でサイトBにサブトラ
ンザクションを転送した後、DBコールq2を実行して、そ
の処理結果を取得し(1122)、サイトBからの応答を待
つ(1123)。さらにサイトBからの転送ルートに関する
情報を受信すると(1124)、サイトC経由の転送でない
場合には、DBコールq2の結果に発信元情報を付加してサ
イトAに転送し(1126)、次の処理を待つ(1127)。な
お、これらのステップは第6図のステップ1026〜1028に
対応する。
またサイトAでは、サイトBから転送されたq1の処理
結果、およびサイトCから転送されたq2の処理結果を受
け(1112〜1114)、q1およびq2の処理結果をマージし
て、DBコールQの処理結果を作成し、該当UAPに転送し
て、次の処理要求を待つ(1114,1128〜1130)。なお、
これらのステップは第6図のステップ1045,1046に対応
する。
一方、第5図のステップ1124で受信した転送ルートの
情報により、サイトC経由でq1処理結果の転送を行う場
合には(1125)、サイトC上でDBコールQの結果を作成
し、発信元情報を付加してサイトAに転送し(1133,113
4)、次の処理要求の到着を待つ(1135)。
このDBコールQの処理結果を受けたサイトAでは、そ
れを編集して発信元UAPに転送し、次の処理要求を待つ
(1131,1132)。
また、ステップ1101で複写グローバルDD/D情報がサイ
トAに存在した場合には、当該グローバルDD/D情報に更
新フラグが有るか否かをチェックし(1136)、無けれ
ば、当該サイトでDBコールQの解析を行い、サブトラン
ザクション群を作成する(1137)。さらに分散DBモニタ
部9でグローバルDD/D情報に対応するアクセス頻度情報
を更新し、モニタリング情報11格納部に記憶する(113
8)。その後、発信元情報を付加して、DBコールQのサ
ブコールq1およびq2をそれぞれサイトBおよびサイトC
に転送し(1139)、その処理結果を待つ(1140)。な
お、これらのステップ1136〜1140は第6図のステップ10
08〜1013に対応する。
そのDBコールq1およびq2を受けたサイトBおよびサイ
トCでは、それぞれDBコールq1およびq2を実行し(114
3,1147,1144,1148)、その処理結果をサイトAに転送し
て(1145,1149)、次の処理要求を待つ(1146,1150)。
そのDBコールq1およびq2の処理結果を受けたサイトA
では(1141,1142)、それらをマージしてDBコールQの
結果を作成し(1151)、Q発行元UAPに転送して(115
2)、DBコールQの後処理を行い、次の処理要求を待つ
(1153)。なお、これらのステップ1151〜1153は第6図
のステップ1014に対応する。
また、ステップ1136においてDD/D情報に更新フラグが
セットされている場合には、分散DBモニタ部9により該
当する複写グローバルDD/D情報に対応するモニタリング
情報のアクセス頻度情報等を更新し(1154)、DBコール
QにグローバルDD/D情報の複写要求を付加してサイトC
へ転送し(1155)、その応答を待つ(1156)。なお、ス
テップ1154〜1156は第6図のステップ1029,1030に対応
する。
そのグローバルDD/D情報の複写要求を付加されたDBコ
ールQを受けると、サイトCでは、ステップ1107でサイ
トAからDBコールQが転送された場合と同様の処理を行
い、その結果をサイトAに転送して、サイトBおよびサ
イトCは次の処理結果を待ち、サイトAではDBコールQ
の結果を当該DBコール発行元のUAPに転送して次の処理
要求を待つ(1157〜1208)。
すなわち、サイトCでは、サイトAからのDBコールQ
を受理して解析し、発信元情報を付加したサブトランザ
クションを生成してサイトBへ転送する(1161〜116
3)。なお、これらのステップは第6図のステップ1031
〜1033に対応する。
さらに自サイトサブトランザクションが無ければ(11
64)、グローバルDD/D情報をアクセスし、最新スキーマ
情報を得てサイト関連最新スキーマ情報をサイトAへ転
送し(1165,1166)、その後、DBコールQの処理結果を
待つ(1167)。なお、これらのステップは第6図のステ
ップ1041〜1043に対応する。
その最新スキーマ情報を転送されたサイトAでは、そ
れに従って複写グローバルDD/D情報を更新し(1157)、
DBコールQの処理結果を待つ(1158)。
またサイトBでは、サイトCからのDBコールq1処理要
求を受け(1159)、DBコールq1を実行して処理結果を得
る(1160)。
さらにサイトAとサイトBのコネクションをチェック
し(1173)、コネクションが無ければ、ルーティング負
荷が小さい方の処理手続きを選択して、サイトCにその
内容を転送する(1174)。さらにDBコールq1の処理結果
にQおよび発信元情報を付加してサイトAへ転送し(11
75,1176)、DBコールq1の後処理を行って次の処理要求
を待つ(1177)。なお、ステップ1174〜1177は第6図の
ステップ1038〜1040に対応する。
またサイトCでは、サイトBからの応答を受けると
(1178)、サイトCを経由して転送するか否かをチェッ
クする(1179)。その結果、サイトCを経由しない場合
には、他サイトからのサブトランザクション処理結果を
待つ(1180)。
またサイトAでは、DBコールQのサブコールq1の処理
結果を受け(1168)、サブコールq2の処理結果を待つ
(1169)。
次にサイトCでは、他サイトからのサブトランザクシ
ョン処理結果(q2)を受けると(1181)、サブトランザ
クション間のマージ処理が可能か否かをチェックし(11
82)、可能ならば、サブトランザクション間のマージ処
理を行って(1183)、q2の処理結果をサイトAへ転送す
る(1184)。その後、DBコールQの後処理を行い、次の
処理要求を待つ(1185)。
これにより、q2の処理結果を受けたサイトAでは、DB
コールq1,q2の処理結果をマージし、DBコールQの処理
結果を作成して該当UAPへ転送する(1170,1171)。その
後、DBコールQの後処理を行い、次の処理要求を待つ
(1172)。
一方、第5図のステップ1164で自サイトサブトランザ
クション有りと判断した場合には、サイトCはサブコー
ルq2を実行し、処理結果を得て(1203)、サイトBから
の応答を待つ(1204)。さらにサイトBからの応答を受
けると(1205)、サイトC経由で処理結果を転送するか
否かをチェックし(1206)、サイトC経由では転送しな
いため、q2の処理結果にQおよび発信元情報を付加して
サイトAに転送する(1207)。その後、DBコールQおよ
びq2の後処理を行い、次の処理要求を待つ(1208)。
この処理結果を受けたサイトAでは、q1およびq2の処
理結果をマージしてDBコールQの処理結果を生成し、そ
れを発信元UAPに転送する(1199,1200,1201)。その
後、DBコールQの後処理を行い、次の処理要求を待つ
(1202)。
またステップ1179により、サイトC経由で処理結果を
転送すると判断した場合には、さらにサブトランザクシ
ョン間のマージ処理の可否をチェックする(1191)。そ
の結果、不可と判断されるため、コールq1の処理結果を
サイトAへ転送する(1192)。その後、他サイトからの
サブトランザクション処理結果を待つ(1193)。
そのサブコールq1の処理結果を受けたサイトAでは、
サブコールg2の処理結果を待つ(1186,1187)。
またサイトCでは、他サイトからサブコールq2の処理
結果を受け、それをサイトAへ転送する(1194,119
5)。その後、DBコールQの後処理を行い、次の処理要
求を待つ(1196)。
これにより、サブコールq2の処理結果を受けたサイト
Aでは、サブコールq1およびq2の処理結果をマージして
DBコールQの処理結果を作成し、該当UAPへ転送する(1
188,1189)。その後、DBコールQの後処理を行い、次の
処理要求を待つ(1190)。
次に、第7図により各サイトからのグローバルDD/D情
報の変更処理について述べる。
本実施例では、グローバルDD/D情報の変更処理を行う
場合、サイトCに対して各サイトからのグローバルDD/D
情報の変更処理が転送され、サイトCで処理が実行され
る(1047)。
この場合、サイトCでは、グローバルDD/D変更要求に
基づいて、グローバルDD/D情報39をリードし、変更処理
を行って、グローバルDD/D情報39を書き替える(104
8)。
さらに、複写グローバルDD/Dテーブル41をリードし、
グローバルDD/D変更に対応した複写グローバルDD/D情報
が配布されているサイト情報を取得する(1049)。
なお、グローバルDD/D情報が配布されているサイトが
無ければ(1050)、変更処理の後処理を行い、次の処理
要求を待つ(1052)。
また、グローバルDD/D情報が配布されているサイトが
あれば(1050)、該当グローバルDD/D情報が変更された
旨を、グローバルDD/D情報39にセットするとともに(10
51)、サイトCより当該グローバルDD/D情報が複写され
たサイトに、当該グローバルDD/D情報が変更された旨を
通知する(1053)。
さらに、その情報が転送された各サイトでは、該当複
写グローバルDD/D情報が変更された旨を記録して(105
4)、関連サイトでスキーマ変更処理の後処理を行い、
次の処理要求を待つ(1055)。
このように、分散データベース処理を実現することに
より、グローバルDD/D更新処理および重複管理処理負荷
を軽減することができる。
第8図は、本発明の第2の実施例における分散型デー
タベースシステムの構成図である。
本実施例の分散型データベースシステムは、3個のサ
イトA〜Cから構成され、サイトCをマスタサイトとす
る集中型のグローバルDD/D管理方式を採用する。
またサイトAは、ユーザからのトランザクション等の
データ処理要求を発行するターミナル群85,86、計算機
システム87、および当該サイトのデータベース/管理情
報格納部88から構成される。
さらに計算機システム87は、ターミナル85,86から発
行されるトランザクションによって起動される複数のUA
P群(UAP1A〜UAPnA)89,90と、分散データベースの実行
管理を行う分散DBMS92と、当該サイト個有のデータベー
スの実行管理を行うローカルDBMS91から構成される。な
お、これらのシステムあるいはUAPが動作する際、ベー
スとする計算機システムのオペレーティングシステムの
構成については省略する。
また、分散DBMS92には、負荷平衡管理部93を有し、こ
れによって分散データベースアクセス負荷、アクセス種
別、転送データ量等を把握され、分散データベース処理
の処理負荷のバランスおよびそのためのグローバルDD/D
情報の管理形態の変更を実現する。
また、データベース/管理情報格納部88には、ローカ
ルDBMS91が自サイトのデータベースをアクセスするのに
要するローカルDD/D情報(図示せず)、分散DBMS92が管
理するグローバルDD/D情報95、および負荷平衡管理部93
が管理している負荷関連情報94(分散DBアクセス負荷、
アクセス頻度等)を備える。なお、他のデータベース実
体等は図示していない。
また、サイトBおよびサイトCも、サイトAと同様の
構成であるため、説明は省略する。
なお、第8図は、サイトCをマスタサイトとする集中
型グローバル管理形態において、各サイトA〜Cからの
分散データベースアクセスにより、グローバルDD/D情報
95,106,121が各サイトに配布された状態であることを示
している。
次に、本実施例の分散型データベースシステムが集中
型グローバルDD/D管理形態から分散型グローバルDD/D管
理形態に変化する場合の動作について述べる。
第9図は、本発明の第2の実施例における分散型デー
タベースシステムのグローバルDD/D管理形態を変化させ
る場合の動作を示すフローチャートである。
本実施例では、サイトAで一連のトランザクションが
発生して、グローバルDD/D情報の一部分に対するアクセ
ス頻度が他サイトより極めて多く、かつアクセス種別に
関しても、検索処理および更新処理が多い場合、サイト
Aの分散DBMS92の負荷平衡管理部93は、一連のトランザ
クションによる処理負荷や種別等を負荷関連情報94とし
て記憶装置(データベース/管理情報格納部)88に格納
し、グローバルDD/D情報の配布情報も複写情報として記
憶装置88のグローバルDD/D情報95に格納する(2000)。
次に、当該情報に対するアクセスがある場合、その負
荷関連情報94をリードし(2001,2002)、アクセス種別
毎の該当グローバルDD/D情報に対するアクセス頻度情報
を取得し、その情報が所定のしきい値より大きい場合に
は(2003,2004)、マスタサイトCにある他サイトグロ
ーバルDD/Dテーブル情報(図示せず)をリードし(200
5)、当該サイトと同様のグローバルDD/D情報を複写し
ているサイトを検出する(2007)。
その結果、該当サイトが無い場合(2008)、マスタサ
イトCにおけるグローバルDD/D情報に関する負荷関連情
報120を取得し、サイトAにおける同様の情報と比較す
る(2016)。
この場合、サイトAの情報がより大きい場合には(20
17)、当該グローバルDD/D情報のマスタサイトをサイト
Aとし、サイトCにある該当グローバルDD/D情報を複写
グローバルDD/D情報とする(2018)。
さらに、当該グローバルDD/D121に関連したデータ実
体も適当な時点でサイトAに転送し、サイトAで1次情
報として管理する(2020)。同様にして、サイトBでも
グローバルDD/D情報を管理する場合がある。
また、負荷関連情報がしきい値より小さい場合には
(2004)、負荷関連情報94を更新して記憶装置88に格納
する(2006)。
なお、1次情報が更新された場合には、更新された方
の情報を関連サイトに送付し、送付を受けた各サイトで
は、更新フラグを該当グローバルDD/D情報に付与する。
その後、当該グローバルDD/D情報を参照するトランザク
ションが発生した場合、その更新フラグを参照して当該
グローバルDD/D情報のマスタサイトに複写依頼を送出
し、当該グローバルDD/D情報を配布させる。
従って、各サイトの分散DBMSでは、自サイトにある複
写グローバルDD/D情報のマスタサイトはどこか、および
自サイトにあるマスタグローバルDD/D情報が複写されて
いるサイトはどこかというロケーション情報を保持する
必要がある。これらの情報は、各サイトにおけるグロー
バルDD/D情報に対する参照頻度に応じて保持されるた
め、これらの情報を全サイトが持っているとは限らな
い。
このように、各サイトからの多様な処理要求に対応し
て、グローバルDD/D情報を配布し、配布された情報の1
次情報化(マスタ化)、あるいはマスタ情報の2次情報
化(複写情報レベル化)を行うとともに、グローバルDD
/D情報の移動に伴い、それに関連したデータ実体の移動
も合わせて行うことにより、分散型データベースシステ
ムにおける適切なデータ配置を自動的に構成できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、サイト間のグローバルDD/D情報が頻
繁に転送されることがないため、各サイトで重複したグ
ローバルDD/D情報の存在割合が小さくなり、グローバル
DD/Dの変更処理負荷を軽減することができる。さらに、
頻繁にアクセスされるグローバルDD/D情報を自サイトに
複写配置することにより、グローバルDD/D情報の参照処
理も高速に行うことができる。
また本発明によれば、各サイトにおけるアクセス形態
を負荷情報として保持し、これを参照して、グローバル
DD/D情報のサイト間配布や、その1次情報の2次情報化
あるいはその逆が自動的になされるとともに、グローバ
ルDD/D情報に関連したデータ実体自身も対応するサイト
に転送することにより、自動的に業務形態に適応したグ
ローバルDD/D管理形態を実現できる。
従って、グローバルDD/D情報を効率的に管理し、シス
テムの処理効率を大巾に向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における分散型データベ
ースシステムの構成図、第2図は従来の集中型グローバ
ルDD/D管理方式による分散型データベースシステムの構
成例図、第3図は従来の分散型グローバルDD/D管理方式
による分散型データベースシステムの構成例図、第4図
は従来のローカルDD/D管理方式による分散型データベー
スシステムの構成例図、第5図は本発明の第1の実施例
における分散データ処理の手順を示すフローチャート、
第6図は本発明の第1の実施例における分散データベー
スアクセスを示すフローチャート、第7図は本発明の第
1の実施例におけるデータベーススキーマ変更を示すフ
ローチャート、第8図は本発明の第2の実施例における
分散型データベースシステムの構成図、第9図は本発明
の第2の実施例における分散型データベースシステムの
グローバルDD/D管理形態を変化させる場合の処理を示す
フローチャートである。 1,2,13,14,25〜28,45,46,55,56,65〜68,85,86,96,97,10
7〜110:ターミナル,3,15,29,47,57,69,87,98,111:計算
機システム,4,16,30,48,58,70,88,99,112:データベース
/管理情報格納部,5,6,17,18,31〜34,49,50,59,60,71〜
74,89,90,100,101,113〜116:ユーザアプリケーションプ
ログラム(UAP1A〜UAPnA,UAP1B〜UAPnB,UAP1C〜UA
PnC),7,20,35,51,62,76,91,104,119:ローカルデータベ
ース管理システム(ローカルDBMS),8,19,36,52,61,75,
92,102,117:分散データベース管理システム(分散DBM
S),9,21,37:分散データベースモニタリング部(分散DB
モニタ部),10,24,38,53,64,78:ローカルデータディク
ショナリ/ディレクトリ情報(ローカルDD/D情報),11,
23,40:モニタリング情報,12,22:複写グローバルデータ
ディクショナリ/ディレクトリ情報(複写グローバルDD
/D情報),39,77,82,83,84,95,106,121:グローバルデー
タディクショナリ/ディレクトリ情報(グローバルDD/D
情報),41:複写グローバルデータディクショナリ/ディ
レクトリテーブル(複写グローバルDD/Dテーブル),54,
63:他サイトデータディクショナリ/ディレクトリ情報
(他サイトDD/D情報),79,80,81:他サイトディレクトリ
テーブル,93,103,118:負荷平衡管理部,94,105,120:負荷
関連情報,200〜202,210〜212:通信回線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00 G06F 17/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のサイトに分散配置されたデータベー
    スおよび該分散データベースを管理する分散データベー
    ス管理システムを備え、各該サイトには、自サイトデー
    タベース管理情報であるデータディクショナリ/ディレ
    クトリ情報と、分散データベースを構成する他サイトデ
    ータディクショナリ/ディレクトリ情報と、ユーザから
    分散データベースアクセスコマンドが発行された場合
    に、上記分散データベース管理システムが参照するグロ
    ーバルデータディクショナリ/ディレクトリ情報に関す
    るアクセス頻度、アクセス種別、あるいはアクセスデー
    タ量を含む情報を管理する手段と、該アクセス頻度、ア
    クセス種別、あるいはアクセスデータ量を含む情報をモ
    ニタリング情報として記憶する手段とを有し、特定の1
    つのサイト(管理元サイト)に、分散データベース管理
    システムが参照するグローバルデータディクショナリ/
    ディレクトリ情報を有して、データベース処理を行う分
    散型データベースシステムの管理方法において、 1つのサイトからグローバルデータディクショナリ/デ
    ィレクトリ情報の変更要求があった場合に、該変更処理
    要求を該サイトから該管理元サイトに転送するステップ
    と、 該管理元サイトにより、該グローバルデータディクショ
    ナリ/ディレクトリ情報を更新して、該グローバルデー
    タディクショナリ/ディレクトリ情報の配布先サイトに
    該グローバルデータディクショナリ/ディレクトリ情報
    が更新された旨の情報を転送するステップと、 前記サイトにより、該更新情報に基づいて該当複写グロ
    ーバルデータディクショナリ/ディレクトリ情報に更新
    フラグをセットして、該更新フラグがセットされている
    複写グローバルデータディクショナリ/ディレクトリ情
    報にアクセスがあった場合に、前記管理元サイトに該グ
    ローバルデータディクショナリ/ディレクトリ情報の複
    写要求を行うステップと、 前記管理元サイトにより、前記サイトに最新情報を配布
    するステップを有することを特徴とする分散型データベ
    ースシステムの管理方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の分散型データベースシステ
    ムの管理方法において、 各該サイトにより、該モニタリング情報を記憶・管理し
    て、分散データベースアクセス時、該モニタリング情報
    を参照して、自サイトに該当するグローバルデータディ
    クショナリ/ディレクトリ情報が存在するか否かを判断
    し、存在しない場合に、当該グローバルデータディクシ
    ョナリ/ディレクトリ情報に対するアクセス頻度と予め
    設定された値とを比較して、該比較の結果、予め設定さ
    れた値よりアクセス頻度が大きい場合のみ、該グローバ
    ルデータディクショナリ/ディレクトリ情報の管理元サ
    イトに複写要求を行い、該管理元サイトにより、前記サ
    イトに該グローバルデータディクショナリ/ディレクト
    リ情報を配布するようにしたことを特徴とする分散型デ
    ータベースシステムの管理方法。
  3. 【請求項3】複数のサイトに分散配置されたデータベー
    スおよび該分散データベースを管理する分散データベー
    ス管理システムを備え、各該サイトには、自サイトデー
    タベース管理情報であるデータディクショナリ/ディレ
    クトリ情報と、分散データベースを構成する他サイトデ
    ータディクショナリ/ディレクトリ情報を有して、デー
    タベース処理を行う分散型データベースシステムの管理
    方法において、 各該サイトにより、該アクセス形態によるデータ処理負
    荷を把握して、該データ処理負荷に基づいてグローバル
    データディクショナリ/ディレクトリ情報の配布を行
    い、配布したグローバルデータディクショナリ/ディレ
    クトリ情報に関連したデータ実体の移動を行うことによ
    り、サイト間のデータ配置を自動的に変更することを特
    徴とする分散型データベースシステムの管理方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の分散型データベースシステ
    ムの管理方法において、 各該サイトは、該サイトにおけるグローバルデータディ
    クショナリ/ディレクトリ情報に対するアクセス負荷、
    アクセス種別、転送データ量を含む負荷関連情報を記憶
    する手段と、該負荷関連情報を管理し、アクセス形態に
    よるデータ処理負荷を把握して、グローバルデータディ
    クショナリ/ディレクトリ情報の動的なサイト間配布管
    理を行う手段とを備えていることを特徴とする分散型デ
    ータベースシステムの管理方法。
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