JP3269849B2 - 並列データベース処理システムとその検索方法 - Google Patents
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一つのテーブルを複数の
部分テーブルに水平分割する並列データベース処理シス
テムに係り、とくにテーブルの主キー及び２次キーのイ
ンデクスを管理するのに好適な並列データベース処理シ
ステムに関する。
部分テーブルに水平分割する並列データベース処理シス
テムに係り、とくにテーブルの主キー及び２次キーのイ
ンデクスを管理するのに好適な並列データベース処理シ
ステムに関する。
【０００２】
【従来の技術】並列計算機システム技術の発展に伴い、
それらを用いた並列データベースシステムが実用化され
てきた。最近では、「Principles of Distrubuted Data
bese」(M. Tamer Ozsu, Patrick Valduriez著、Printic
e-Hall International Inc.発行）の15章、p.466に記載
されているように、Bubba, Teradata DBC/1012, GAMMA,
MDBS, Tandem NonStop SQL等の非共有資源型並列計算
機上で動作する並列データベースシステムの研究、開発
が行なわれている。
それらを用いた並列データベースシステムが実用化され
てきた。最近では、「Principles of Distrubuted Data
bese」(M. Tamer Ozsu, Patrick Valduriez著、Printic
e-Hall International Inc.発行）の15章、p.466に記載
されているように、Bubba, Teradata DBC/1012, GAMMA,
MDBS, Tandem NonStop SQL等の非共有資源型並列計算
機上で動作する並列データベースシステムの研究、開発
が行なわれている。
【０００３】これら従来の並列データベースシステム
は、多数のレコードからなる一つのテーブルをそれぞれ
複数のレコードで構成される断片（以下、部分テーブル
と呼ぶ）に分割し、それらを複数のプロセッサに分散格
納する事により、データベースの並列処理を可能として
いる。このようなテーブルの分割方法を水平分割と呼
び、テーブルの分割に用いたキーを主キーと呼ぶ。
は、多数のレコードからなる一つのテーブルをそれぞれ
複数のレコードで構成される断片（以下、部分テーブル
と呼ぶ）に分割し、それらを複数のプロセッサに分散格
納する事により、データベースの並列処理を可能として
いる。このようなテーブルの分割方法を水平分割と呼
び、テーブルの分割に用いたキーを主キーと呼ぶ。
【０００４】並列データベース処理システムは、テーブ
ル全体の管理を行なうグローバルデータベースシステム
（以下、ＧＤＢＭＳと呼ぶ）と、各部分テーブルを管理
するローカルデータベースシステム（以下、ＬＤＢＭＳ
と呼ぶ）とで構成される。
ル全体の管理を行なうグローバルデータベースシステム
（以下、ＧＤＢＭＳと呼ぶ）と、各部分テーブルを管理
するローカルデータベースシステム（以下、ＬＤＢＭＳ
と呼ぶ）とで構成される。
【０００５】図７は、従来の並列データベース処理シス
テムにおけるテーブル管理方法を示している。
テムにおけるテーブル管理方法を示している。
【０００６】前述のように、１つのテーブルは複数の部
分テーブル２６に分割され、各部分テーブル２６は、別
個のローカルデータベース処理装置１３のＬＤＢＭＳに
保持される。各ＬＤＢＭＳは、自己の部分テーブル２６
の各レコードのレコード位置に主キーを対応付けた主キ
ーインデクス２５を有する。主キーは各レコードを一意
に特定できるレコードの識別子であり、ここでは従業員
番号を例として挙げている。さらに後述する２次キー検
索のために、各レコード位置に２次キーを対応付けた２
次キー局所インデクス５２を有する。各２次キー局所イ
ンデクス５２も全２次キーを複数に分割したものであ
る。
分テーブル２６に分割され、各部分テーブル２６は、別
個のローカルデータベース処理装置１３のＬＤＢＭＳに
保持される。各ＬＤＢＭＳは、自己の部分テーブル２６
の各レコードのレコード位置に主キーを対応付けた主キ
ーインデクス２５を有する。主キーは各レコードを一意
に特定できるレコードの識別子であり、ここでは従業員
番号を例として挙げている。さらに後述する２次キー検
索のために、各レコード位置に２次キーを対応付けた２
次キー局所インデクス５２を有する。各２次キー局所イ
ンデクス５２も全２次キーを複数に分割したものであ
る。
【０００７】一方、グローバルデータベース処理装置１
１内のＧＤＢＭＳには、主キー分割表２１を保持する。
この主キー分割表２１には、主キー範囲とこれに対応す
るＬＤＢＭＳ番号とが格納される。すなわち、この主キ
ー分割表２１を参照することにより、各主キーで特定さ
れるレコードはどのＬＤＢＭＳに格納されているかが分
かる。主キー分割表２１の構成法としては、Ｂ−木で構
成する方法およびハッシュ表あるいは関数を用いて構成
する方法がある。
１内のＧＤＢＭＳには、主キー分割表２１を保持する。
この主キー分割表２１には、主キー範囲とこれに対応す
るＬＤＢＭＳ番号とが格納される。すなわち、この主キ
ー分割表２１を参照することにより、各主キーで特定さ
れるレコードはどのＬＤＢＭＳに格納されているかが分
かる。主キー分割表２１の構成法としては、Ｂ−木で構
成する方法およびハッシュ表あるいは関数を用いて構成
する方法がある。
【０００８】このシステムにおいては、インデクス（索
引）を参照する検索として、主キーに基づくテーブル検
索と２次キーに基づくテーブル検索が行える。
引）を参照する検索として、主キーに基づくテーブル検
索と２次キーに基づくテーブル検索が行える。
【０００９】主キーを用いたテーブル検索要求は、ＧＤ
ＢＭＳが保持する主キー分割表２１と、ＬＤＢＭＳが保
持する主キーインデクス２５を用いることにより行な
う。この場合、ＧＤＢＭＳが保持する主キー分割表２１
により検索対象となるデータを保持する特定のＬＤＢＭ
Ｓを最初から選択することができるので、該当するＬＤ
ＢＭＳのみにテーブル検索要求を発行する。
ＢＭＳが保持する主キー分割表２１と、ＬＤＢＭＳが保
持する主キーインデクス２５を用いることにより行な
う。この場合、ＧＤＢＭＳが保持する主キー分割表２１
により検索対象となるデータを保持する特定のＬＤＢＭ
Ｓを最初から選択することができるので、該当するＬＤ
ＢＭＳのみにテーブル検索要求を発行する。
【００１０】一方、このシステムにおける２次キーを用
いたテーブル検索の手順については、図６により説明す
る。２次キー検索においては、検索対象の２次キーがど
の２次キー局所インデクス５２に含まれているかは不明
なので、グローバルデータベース処理装置１１内のＧＤ
ＢＭＳ５０から全てのローカルデータベース処理装置１
３内のＬＤＢＭＳ５１に対して検索要求を発行する（５
０１）。そして、各ＬＤＢＭＳにおいてそれぞれが保持
する２次キー局所インデクス５２を参照して該当するレ
コードを検索する（５０２，５０３）。目的の２次キー
が存在したＬＤＢＭＳ５１において部分テーブル２６を
アクセスして（５０４）、目的のレコードを求める（５
０５）。
いたテーブル検索の手順については、図６により説明す
る。２次キー検索においては、検索対象の２次キーがど
の２次キー局所インデクス５２に含まれているかは不明
なので、グローバルデータベース処理装置１１内のＧＤ
ＢＭＳ５０から全てのローカルデータベース処理装置１
３内のＬＤＢＭＳ５１に対して検索要求を発行する（５
０１）。そして、各ＬＤＢＭＳにおいてそれぞれが保持
する２次キー局所インデクス５２を参照して該当するレ
コードを検索する（５０２，５０３）。目的の２次キー
が存在したＬＤＢＭＳ５１において部分テーブル２６を
アクセスして（５０４）、目的のレコードを求める（５
０５）。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従来の並列データベー
スシステムでは、２次キーを用いた検索時に、検索対象
のテーブルの部分テーブルを保持する全てのＬＤＢＭＳ
に対して検索要求を発行する。そのために、ＧＤＢＭＳ
は、各ＬＤＢＭＳのプロセッサを接続する通信ネットワ
ーク１２を介して、検索要求を全てのＬＤＢＭＳへブロ
ードキャスト（送信）し、かつ全てのＬＤＢＭＳはその
応答をＧＤＢＭＳへ返送する必要があった。このブロー
ドキャストはネットワーク上を流れる他のメッセージ通
信を著しく阻害し、また、検索処理を全てのＬＤＢＭＳ
で行なう必要があるために、このような検索は従来の並
列データベースシステムのスループットを低下させる要
因となっていた。この問題は、特にＬＤＢＭＳの台数が
増加するほど顕著となった。
スシステムでは、２次キーを用いた検索時に、検索対象
のテーブルの部分テーブルを保持する全てのＬＤＢＭＳ
に対して検索要求を発行する。そのために、ＧＤＢＭＳ
は、各ＬＤＢＭＳのプロセッサを接続する通信ネットワ
ーク１２を介して、検索要求を全てのＬＤＢＭＳへブロ
ードキャスト（送信）し、かつ全てのＬＤＢＭＳはその
応答をＧＤＢＭＳへ返送する必要があった。このブロー
ドキャストはネットワーク上を流れる他のメッセージ通
信を著しく阻害し、また、検索処理を全てのＬＤＢＭＳ
で行なう必要があるために、このような検索は従来の並
列データベースシステムのスループットを低下させる要
因となっていた。この問題は、特にＬＤＢＭＳの台数が
増加するほど顕著となった。
【００１２】また、従来の並列データベース処理システ
ムでは、独自のＬＤＢＭＳを採用しており、ＧＤＢＭＳ
とＬＤＢＭＳの間のインタフェースは独自仕様であり、
標準的なＬＤＢＭＳを接続した並列データベースシステ
ムを構築したり、とくに、異なるＬＤＢＭＳをネットワ
ークで接続して並列データベースシステムを構築するも
のはなかった。
ムでは、独自のＬＤＢＭＳを採用しており、ＧＤＢＭＳ
とＬＤＢＭＳの間のインタフェースは独自仕様であり、
標準的なＬＤＢＭＳを接続した並列データベースシステ
ムを構築したり、とくに、異なるＬＤＢＭＳをネットワ
ークで接続して並列データベースシステムを構築するも
のはなかった。
【００１３】本発明の目的は、２次キーを用いた２次キ
ー検索時に全てのＬＤＢＭＳを起動する必要のない並列
データベース処理システムおよびその２次キー検索方法
を提供することにある。
ー検索時に全てのＬＤＢＭＳを起動する必要のない並列
データベース処理システムおよびその２次キー検索方法
を提供することにある。
【００１４】本発明の他の目的は、並列データベース処
理システムの構成要素であるローカルデータベースシス
テムとして標準データベース処理言語インタフェースを
有するシステムを提供することにある。
理システムの構成要素であるローカルデータベースシス
テムとして標準データベース処理言語インタフェースを
有するシステムを提供することにある。
【００１５】本発明の更に他の目的は、異なるデータベ
ースを実装した複数の計算機がネットワークで接続され
ている分散システム環境で、並列データベースシステム
を構築することにある。
ースを実装した複数の計算機がネットワークで接続され
ている分散システム環境で、並列データベースシステム
を構築することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明による並列データ
ベース処理システムの２次キー検索方法は、グローバル
データベース処理手段と、複数のローカルデータベース
処理手段と、前記グローバルデータベース処理手段と前
記複数のローカルデータベース処理手段とを接続するネ
ットワークとを備え、多数のレコードからなる１つのテ
ーブルが分割された部分テーブルをそれぞれ前記複数の
ローカルデータベース処理手段に分散して保持する並列
データベース処理システムにおいて２次キーに基づく検
索を行う方法であって、前記複数のローカルデータベー
ス処理手段に、前記テーブルの全レコードの２次キーの
値と該２次キーに対応するレコードへのアクセス情報と
の対応を示す２次キーインデクスを２次キーに基づいて
前記複数のローカルデータベース処理手段に分散して設
けるとともに、２次キー範囲と該２次キー範囲に対応す
る２次キーインデクスを有するローカルデータベース処
理手段との対応を示す２次キー分割表を前記グローバル
データベース処理手段に設け、前記グローバルデータベ
ース処理手段において受け付けた２次キー検索要求に対
して、前記グローバルデータベース処理手段が前記２次
キー分割表を参照することにより当該２次キーを包含す
る２次キーインデクスを有するローカルデータベース処
理手段を特定し、該特定されたローカルデータベース処
理手段に対して当該２次キー検索要求を転送し、該ロー
カルデータベース処理手段において自己の２次キーイン
デクスを参照して当該２次キー検索要求を処理するよう
にしたものである。
ベース処理システムの２次キー検索方法は、グローバル
データベース処理手段と、複数のローカルデータベース
処理手段と、前記グローバルデータベース処理手段と前
記複数のローカルデータベース処理手段とを接続するネ
ットワークとを備え、多数のレコードからなる１つのテ
ーブルが分割された部分テーブルをそれぞれ前記複数の
ローカルデータベース処理手段に分散して保持する並列
データベース処理システムにおいて２次キーに基づく検
索を行う方法であって、前記複数のローカルデータベー
ス処理手段に、前記テーブルの全レコードの２次キーの
値と該２次キーに対応するレコードへのアクセス情報と
の対応を示す２次キーインデクスを２次キーに基づいて
前記複数のローカルデータベース処理手段に分散して設
けるとともに、２次キー範囲と該２次キー範囲に対応す
る２次キーインデクスを有するローカルデータベース処
理手段との対応を示す２次キー分割表を前記グローバル
データベース処理手段に設け、前記グローバルデータベ
ース処理手段において受け付けた２次キー検索要求に対
して、前記グローバルデータベース処理手段が前記２次
キー分割表を参照することにより当該２次キーを包含す
る２次キーインデクスを有するローカルデータベース処
理手段を特定し、該特定されたローカルデータベース処
理手段に対して当該２次キー検索要求を転送し、該ロー
カルデータベース処理手段において自己の２次キーイン
デクスを参照して当該２次キー検索要求を処理するよう
にしたものである。
【００１７】本発明による他の２次キー検索方法は、グ
ローバルデータベース処理手段と、複数のローカルデー
タベース処理手段と、前記グローバルデータベース処理
手段と前記複数のローカルデータベース処理手段とを接
続するネットワークとを備え、多数のレコードからなる
１つのテーブルが分割された部分テーブルをそれぞれ前
記複数のローカルデータベース処理手段に分散して保持
する並列データベース処理システムにおいて２次キーに
基づく検索を行う方法であって、前記グローバルデータ
ベース手段または前記複数のローカルデータベース手段
に、全レコードの２次キーの値と主キーとの対応を示す
２次キーインデクスを設け、２次キー検索要求に対し
て、前記グローバルデータベース処理手段または前記複
数のローカルデータベース処理手段において前記２次キ
ーインデクスを参照することにより前記２次キーに基づ
く検索要求を主キー検索要求に変換し、前記２次キー検
索要求を主キー検索要求として処理するようにしたもの
である。
ローバルデータベース処理手段と、複数のローカルデー
タベース処理手段と、前記グローバルデータベース処理
手段と前記複数のローカルデータベース処理手段とを接
続するネットワークとを備え、多数のレコードからなる
１つのテーブルが分割された部分テーブルをそれぞれ前
記複数のローカルデータベース処理手段に分散して保持
する並列データベース処理システムにおいて２次キーに
基づく検索を行う方法であって、前記グローバルデータ
ベース手段または前記複数のローカルデータベース手段
に、全レコードの２次キーの値と主キーとの対応を示す
２次キーインデクスを設け、２次キー検索要求に対し
て、前記グローバルデータベース処理手段または前記複
数のローカルデータベース処理手段において前記２次キ
ーインデクスを参照することにより前記２次キーに基づ
く検索要求を主キー検索要求に変換し、前記２次キー検
索要求を主キー検索要求として処理するようにしたもの
である。
【００１８】本発明によるさらに他の２次キー検索方法
およびこれらを実現するための並列データベース処理シ
ステムの構成については、実施例において詳述する。
およびこれらを実現するための並列データベース処理シ
ステムの構成については、実施例において詳述する。
【００１９】
【作用】テーブルの全レコードの２次キーの値と該２次
キーに対応するレコードへのアクセス情報との対応を示
す２次キーインデクスを２次キーに基づいて前記複数の
ローカルデータベース処理手段に分散して設けるととも
に、２次キー範囲と該２次キー範囲に対応する２次キー
インデクスを有するローカルデータベース処理手段との
対応を示す２次キー分割表をグローバルデータベース処
理手段に設けることにより、並列データベース処理シス
テムにおいて、２次キー検索時に、２次キー分割表で求
まる特定のローカルデータベースへのみ２次検索要求を
送信すればよく、従来のようにすべてのローカルデータ
ベース処理手段に対して２次検索要求を送信する必要は
なくなる。なお、２次キーに対応するレコードへのアク
セス情報は、レコードの格納位置情報の他、当該レコー
ドを包含する部分テーブルが存在するローカルデータベ
ース処理手段の識別情報、当該レコードの主キー等も含
むものとする。
キーに対応するレコードへのアクセス情報との対応を示
す２次キーインデクスを２次キーに基づいて前記複数の
ローカルデータベース処理手段に分散して設けるととも
に、２次キー範囲と該２次キー範囲に対応する２次キー
インデクスを有するローカルデータベース処理手段との
対応を示す２次キー分割表をグローバルデータベース処
理手段に設けることにより、並列データベース処理シス
テムにおいて、２次キー検索時に、２次キー分割表で求
まる特定のローカルデータベースへのみ２次検索要求を
送信すればよく、従来のようにすべてのローカルデータ
ベース処理手段に対して２次検索要求を送信する必要は
なくなる。なお、２次キーに対応するレコードへのアク
セス情報は、レコードの格納位置情報の他、当該レコー
ドを包含する部分テーブルが存在するローカルデータベ
ース処理手段の識別情報、当該レコードの主キー等も含
むものとする。
【００２０】全レコードに関する２次キーインデクスを
グローバルデータベース処理手段に設けることによって
も、すべてのローカルデータベース処理手段に対して２
次検索要求を送信する必要はなくなる。
グローバルデータベース処理手段に設けることによって
も、すべてのローカルデータベース処理手段に対して２
次検索要求を送信する必要はなくなる。
【００２１】また、２次キーインデクスとして２次キー
と主キーとの対応付けるものを採用すれば、２次キーを
用いた検索を１次キーを用いた検索に容易に変換するこ
とが可能となる。これにより、各ローカルデータベース
処理手段におけるレコードの格納位置の変更が容易にな
り、ローカルデータベース処理手段の独立性を高めるこ
とができる。また、標準データベース言語レベルのイン
タフェースを用いることが可能になる。
と主キーとの対応付けるものを採用すれば、２次キーを
用いた検索を１次キーを用いた検索に容易に変換するこ
とが可能となる。これにより、各ローカルデータベース
処理手段におけるレコードの格納位置の変更が容易にな
り、ローカルデータベース処理手段の独立性を高めるこ
とができる。また、標準データベース言語レベルのイン
タフェースを用いることが可能になる。
【００２２】さらに、２次キーと主キーとを対応付ける
２次キーインデクスを複数のローカルデータベース処理
手段に分散配置する場合に、各ローカルデータベース処
理手段に主キー分割表の複製を保持することにより、変
換された検索要求をグローバルデータベース処理手段を
介することなく目的のローカルデータベース処理手段に
直接転送することができる。このため、グローバルデー
タベース処理手段における処理を軽減し、ローカルデー
タベース処理手段台数が増加した時に発生するグローバ
ルデータベース処理手段のボトルネックを解消すること
が可能となる。
２次キーインデクスを複数のローカルデータベース処理
手段に分散配置する場合に、各ローカルデータベース処
理手段に主キー分割表の複製を保持することにより、変
換された検索要求をグローバルデータベース処理手段を
介することなく目的のローカルデータベース処理手段に
直接転送することができる。このため、グローバルデー
タベース処理手段における処理を軽減し、ローカルデー
タベース処理手段台数が増加した時に発生するグローバ
ルデータベース処理手段のボトルネックを解消すること
が可能となる。
【００２３】また、グローバルデータベース処理手段と
ローカルデータベース処理手段との間に並列実行制御手
段を備えることで、ローカルデータベース処理手段の独
立性を高め、標準データベース処理言語インタフェース
を具備するデータベースシステムを本発明による並列デ
ータベースシステムの構成要素として取り入れることが
可能となった。
ローカルデータベース処理手段との間に並列実行制御手
段を備えることで、ローカルデータベース処理手段の独
立性を高め、標準データベース処理言語インタフェース
を具備するデータベースシステムを本発明による並列デ
ータベースシステムの構成要素として取り入れることが
可能となった。
【００２４】更に、ネットワークで接続された異なる複
数の計算機と、それに実装された標準インタフェースを
有する既存のデータベースシステムを利用して分散並列
データベースシステムを構築することを可能とした。こ
の分散並列データベースシステムを適用すると並列処理
したいテーブルのみを複数の計算機に水平分散格納し
て、それらのテーブルに対するデータベース処理を並列
実行可能となる。
数の計算機と、それに実装された標準インタフェースを
有する既存のデータベースシステムを利用して分散並列
データベースシステムを構築することを可能とした。こ
の分散並列データベースシステムを適用すると並列処理
したいテーブルのみを複数の計算機に水平分散格納し
て、それらのテーブルに対するデータベース処理を並列
実行可能となる。
【００２５】
【実施例】図１に、本発明による並列データベース処理
システムの一実施例の構成を示す。図１において、１０
はデータベースに検索要求を出力する端末、１１は大域
的なデータ管理を行なうグローバルデータベース処理装
置、１３はそれぞれ部分テーブルを保持する複数のロー
カルデータベース処理装置、１２は処理装置間を接続す
るネットワークである。ネットワーク１２としては、Ｌ
ＡＮ、ハイパキューブ等のプロセッサ間結合網等任意の
ものを採用できる。
システムの一実施例の構成を示す。図１において、１０
はデータベースに検索要求を出力する端末、１１は大域
的なデータ管理を行なうグローバルデータベース処理装
置、１３はそれぞれ部分テーブルを保持する複数のロー
カルデータベース処理装置、１２は処理装置間を接続す
るネットワークである。ネットワーク１２としては、Ｌ
ＡＮ、ハイパキューブ等のプロセッサ間結合網等任意の
ものを採用できる。
【００２６】グローバルデータベース処理装置１１は、
グローバルデータベースシステム（ＧＤＢＭＳ）１８を
有し、ＧＤＢＭＳ１８が主記憶装置１６上に管理する主
キー分割表２１および２次キー分割表２２を保持する。
また、これらの分割表を含むテーブル管理情報等を格納
するための２次記憶装置１６を有する。主キー分割表及
び２次キー分割表はＢ−木インデクスやハッシュ関数等
を用いて実現する。ローカルデータベース処理装置１３
はデータベース処理装置間の通信およびデータベース処
理の並列実行を制御する並列実行制御部２０と、部分テ
ーブルやインデクスへのアクセス制御を行なうローカル
データベースシステム（ＬＤＢＭＳ）１９と、２次キー
インデクス２３、主キーインデクス２５、部分テーブル
２６を保持する２次記憶装置１５と、ＧＤＢＭＳ１８が
保持する主キー分割表２１の複製２４とを有する。図で
は、２次記憶装置１５に格納された複製２４を主記憶装
置１７上に読み込んでいる状態を示している。主記憶１
７の容量が許せば、主キーインデクス２５や２次キーイ
ンデクス２３を主記憶１７内に常駐させることも可能で
ある。
グローバルデータベースシステム（ＧＤＢＭＳ）１８を
有し、ＧＤＢＭＳ１８が主記憶装置１６上に管理する主
キー分割表２１および２次キー分割表２２を保持する。
また、これらの分割表を含むテーブル管理情報等を格納
するための２次記憶装置１６を有する。主キー分割表及
び２次キー分割表はＢ−木インデクスやハッシュ関数等
を用いて実現する。ローカルデータベース処理装置１３
はデータベース処理装置間の通信およびデータベース処
理の並列実行を制御する並列実行制御部２０と、部分テ
ーブルやインデクスへのアクセス制御を行なうローカル
データベースシステム（ＬＤＢＭＳ）１９と、２次キー
インデクス２３、主キーインデクス２５、部分テーブル
２６を保持する２次記憶装置１５と、ＧＤＢＭＳ１８が
保持する主キー分割表２１の複製２４とを有する。図で
は、２次記憶装置１５に格納された複製２４を主記憶装
置１７上に読み込んでいる状態を示している。主記憶１
７の容量が許せば、主キーインデクス２５や２次キーイ
ンデクス２３を主記憶１７内に常駐させることも可能で
ある。
【００２７】本実施例では、２次キー分割表２２、２次
キーインデクス２３、主キー分割表の複製２４を新たに
設けることにより、以下の手順に従って２次キーを用い
たテーブル検索要求を該検索要求に関係するＬＤＢＭＳ
のみを用いて処理可能となった。
キーインデクス２３、主キー分割表の複製２４を新たに
設けることにより、以下の手順に従って２次キーを用い
たテーブル検索要求を該検索要求に関係するＬＤＢＭＳ
のみを用いて処理可能となった。
【００２８】図２に示すように、端末１０で発生した２
次キーに基づくテーブル検索要求Ｑ１は、ＧＤＢＭＳ１
８に送信される（１００）。Ｑ１を受信したＧＤＢＭＳ
１８は２次キー分割表２２を参照して該キーのインデク
スを保持するＬＤＢＭＳを得る（１０１）。次にネット
ワーク１２を介して選択されたローカルデータベース処
理装置（ここでは１３ａとする）に対しＱ１を送信する
（１０２）。ローカルデータベース処理装置１３ａの並
列実行制御部２０ａは、受信したＱ１を解析し、そのＬ
ＤＢＭＳ１９ａが保持する２次キーインデクス２３を参
照して該２次キーに対応する主キーを求める（１０
３）。そしてＱ１を主キーを用いたテーブル検索要求Ｑ
２に変換する。次にローカルデータベース処理装置１３
ａが保持する主キー分割表の複製２４を参照して、得ら
れた主キーに対応するレコードを格納するＬＤＢＭＳを
求める（１０４）。選択されたＬＤＢＭＳに対して、前
記変換されたＱ２を転送する（１０５）。Ｑ２を受信し
たローカルデータベース処理装置（ここでは１３ｂとす
る）は、その並列実行制御部２０ｂでＱ２の解析を行な
い、Ｑ２を該処理装置１３ｂ内のＬＤＢＭＳ１９ｂに転
送することにより、該ＬＤＢＭＳ１９ｂが保持する主キ
ーインデクス２５を参照して（１０６）、部分テーブル
（部分データベース）２６の検索処理を実行する（１０
７）。実行結果は、並列実行制御部２０ｂからＧＤＢＭ
Ｓ１８を経て（１０８）、要求元の端末１０に転送され
る（１０９）。
次キーに基づくテーブル検索要求Ｑ１は、ＧＤＢＭＳ１
８に送信される（１００）。Ｑ１を受信したＧＤＢＭＳ
１８は２次キー分割表２２を参照して該キーのインデク
スを保持するＬＤＢＭＳを得る（１０１）。次にネット
ワーク１２を介して選択されたローカルデータベース処
理装置（ここでは１３ａとする）に対しＱ１を送信する
（１０２）。ローカルデータベース処理装置１３ａの並
列実行制御部２０ａは、受信したＱ１を解析し、そのＬ
ＤＢＭＳ１９ａが保持する２次キーインデクス２３を参
照して該２次キーに対応する主キーを求める（１０
３）。そしてＱ１を主キーを用いたテーブル検索要求Ｑ
２に変換する。次にローカルデータベース処理装置１３
ａが保持する主キー分割表の複製２４を参照して、得ら
れた主キーに対応するレコードを格納するＬＤＢＭＳを
求める（１０４）。選択されたＬＤＢＭＳに対して、前
記変換されたＱ２を転送する（１０５）。Ｑ２を受信し
たローカルデータベース処理装置（ここでは１３ｂとす
る）は、その並列実行制御部２０ｂでＱ２の解析を行な
い、Ｑ２を該処理装置１３ｂ内のＬＤＢＭＳ１９ｂに転
送することにより、該ＬＤＢＭＳ１９ｂが保持する主キ
ーインデクス２５を参照して（１０６）、部分テーブル
（部分データベース）２６の検索処理を実行する（１０
７）。実行結果は、並列実行制御部２０ｂからＧＤＢＭ
Ｓ１８を経て（１０８）、要求元の端末１０に転送され
る（１０９）。
【００２９】図３は、本実施例における各種テーブル管
理情報をより詳細に示した図である。グローバルデータ
ベース処理装置１１は、主キーの範囲と該範囲に対応す
るレコードを格納するＬＤＢＭＳ番号とから構成される
主キー分割表と２１と、２次キーの範囲（図の例ではあ
行、か行…）と該範囲に対応する２次キーインデクスを
保持するＬＤＢＭＳ番号とから構成される２次キー分割
表２２を管理する。本実施例ではキー分割表として範囲
分割に基づく表を適用しているが、ハッシュ関数を用い
たハッシュ分割方式の場合には、主キー分割表の代わり
に主キーハッシュ関数、２次キー分割表の代わりに２次
キーハッシュ関数を管理することにより全く同様の処理
装置を実現することができる。他方、ローカルデータベ
ース処理装置１３は、部分テーブル２６と、主キーの値
とそれに対応するレコードの格納位置を示す主キーイン
デクス２５と、２次キーの値とそれに対応するレコード
の主キーの値を記述する２次キーインデクス２３と、グ
ローバルデータベースが管理する主キー分割表２１の複
製２４とを管理する。ここで、あるローカルデータベー
ス処理装置の主キーインデクス２５に挙げられた主キー
は、そのローカルデータベース処理装置の部分テーブル
２６内にあるレコードと１対１に対応するものである
が、２次キーインデクス２３に挙げられた２次キーにつ
いてこのような対応関係はない。各２次キーインデクス
２３はすべての部分テーブル（すなわち１つのテーブ
ル）のレコードの２次キーと主キーとの対応関係を２次
キーに基づいて（この例では２次キーである氏名のあい
うえお順に基づいて）分割したものだからである。
理情報をより詳細に示した図である。グローバルデータ
ベース処理装置１１は、主キーの範囲と該範囲に対応す
るレコードを格納するＬＤＢＭＳ番号とから構成される
主キー分割表と２１と、２次キーの範囲（図の例ではあ
行、か行…）と該範囲に対応する２次キーインデクスを
保持するＬＤＢＭＳ番号とから構成される２次キー分割
表２２を管理する。本実施例ではキー分割表として範囲
分割に基づく表を適用しているが、ハッシュ関数を用い
たハッシュ分割方式の場合には、主キー分割表の代わり
に主キーハッシュ関数、２次キー分割表の代わりに２次
キーハッシュ関数を管理することにより全く同様の処理
装置を実現することができる。他方、ローカルデータベ
ース処理装置１３は、部分テーブル２６と、主キーの値
とそれに対応するレコードの格納位置を示す主キーイン
デクス２５と、２次キーの値とそれに対応するレコード
の主キーの値を記述する２次キーインデクス２３と、グ
ローバルデータベースが管理する主キー分割表２１の複
製２４とを管理する。ここで、あるローカルデータベー
ス処理装置の主キーインデクス２５に挙げられた主キー
は、そのローカルデータベース処理装置の部分テーブル
２６内にあるレコードと１対１に対応するものである
が、２次キーインデクス２３に挙げられた２次キーにつ
いてこのような対応関係はない。各２次キーインデクス
２３はすべての部分テーブル（すなわち１つのテーブ
ル）のレコードの２次キーと主キーとの対応関係を２次
キーに基づいて（この例では２次キーである氏名のあい
うえお順に基づいて）分割したものだからである。
【００３０】本実施例では、主キーインデクス２５のみ
にレコードの物理的な位置が記述されており、２次キー
インデクス２３にはレコードの物理的な位置を格納しな
い。このため、主キーインデクス２５を変更するだけ
で、部分テーブルに格納されるレコードの物理位置を変
更することができ、並列データベースにおけるレコード
の動的再配置を高速に実行することができる。また、２
次キーに基づくアクセス要求を主キーに基づくアクセス
要求に変換することにより、ローカルデータベース処理
装置間のインタフェースをデータベース処理言語レベル
で実現することが可能となった。
にレコードの物理的な位置が記述されており、２次キー
インデクス２３にはレコードの物理的な位置を格納しな
い。このため、主キーインデクス２５を変更するだけ
で、部分テーブルに格納されるレコードの物理位置を変
更することができ、並列データベースにおけるレコード
の動的再配置を高速に実行することができる。また、２
次キーに基づくアクセス要求を主キーに基づくアクセス
要求に変換することにより、ローカルデータベース処理
装置間のインタフェースをデータベース処理言語レベル
で実現することが可能となった。
【００３１】図４により、本実施例における主キーに基
づくテーブル検索処理の具体例を説明する。端末１０で
発生したテーブル検索要求Ｑ１を式１に示す。
づくテーブル検索処理の具体例を説明する。端末１０で
発生したテーブル検索要求Ｑ１を式１に示す。
【００３２】 SELECT * FROM 従業員表 WHERE 従業員番号 = 1024 …（式１） この要求は、「従業員表」というテーブルから主キーと
しての従業員番号が１０２４番のレコード情報を検索す
るものである。この要求Ｑ１は、端末１０からグローバ
ルデータベース処理装置１１に転送され（３０）、主キ
ー分割表２１により対応するレコードを保持するローカ
ルデータベース処理装置（１３ｂとする）に転送される
（３１）。Ｑ１を受信したローカルデータベース処理装
置１３ｂは、Ｑ１が主キーを用いた検索であるので該処
理装置内のＬＤＢＭＳにＱ１の実行要求を転送する。こ
の要求を受信したＬＤＢＭＳは、該ＬＤＢＭＳが管理す
る主キーインデクス２５を参照し、目的のレコードの位
置が２０２０番地にあることを認知した後、部分テーブ
ル２６の当該番地をアクセスし、その結果、目的のレコ
ード３３を得る。
しての従業員番号が１０２４番のレコード情報を検索す
るものである。この要求Ｑ１は、端末１０からグローバ
ルデータベース処理装置１１に転送され（３０）、主キ
ー分割表２１により対応するレコードを保持するローカ
ルデータベース処理装置（１３ｂとする）に転送される
（３１）。Ｑ１を受信したローカルデータベース処理装
置１３ｂは、Ｑ１が主キーを用いた検索であるので該処
理装置内のＬＤＢＭＳにＱ１の実行要求を転送する。こ
の要求を受信したＬＤＢＭＳは、該ＬＤＢＭＳが管理す
る主キーインデクス２５を参照し、目的のレコードの位
置が２０２０番地にあることを認知した後、部分テーブ
ル２６の当該番地をアクセスし、その結果、目的のレコ
ード３３を得る。
【００３３】次に図５により、本実施例における２次キ
ーに基づくテーブル検索処理の具体例を説明する。端末
１０で発生したテーブル検索要求Ｑ２を式２に示す。こ
こで従業員氏名には２次キーインデクスが生成されてい
るものとする。
ーに基づくテーブル検索処理の具体例を説明する。端末
１０で発生したテーブル検索要求Ｑ２を式２に示す。こ
こで従業員氏名には２次キーインデクスが生成されてい
るものとする。
【００３４】 SELECT * FROM 従業員表 WHERE 従業員氏名 = N"あきはら" …（式２） この要求は、「従業員表」というテーブルから２次キー
としての従業員氏名が「あきはら」であるレコードを求
めるものである。この要求Ｑ２は、端末１０からグロー
バルデータベース処理装置１１に転送され（４０）、２
次キー分割表２２により対応する２次キーインデクス２
３を保持するローカルデータベース処理装置（１３ａと
する）に転送される（４１）。Ｑ２を受信したローカル
データベース処理装置１３ａは、その２次キーインデク
ス２３を検索することにより、Ｑ２に示されている２次
キーの値（Ｎ”あきはら”）を、該キーを持つレコード
の主キーの値（１０２４）に変換する（４２）。そし
て、Ｑ２を、主キーを用いたテーブル検索要求Ｑ３に変
換する。Ｑ３を式３に示す。
としての従業員氏名が「あきはら」であるレコードを求
めるものである。この要求Ｑ２は、端末１０からグロー
バルデータベース処理装置１１に転送され（４０）、２
次キー分割表２２により対応する２次キーインデクス２
３を保持するローカルデータベース処理装置（１３ａと
する）に転送される（４１）。Ｑ２を受信したローカル
データベース処理装置１３ａは、その２次キーインデク
ス２３を検索することにより、Ｑ２に示されている２次
キーの値（Ｎ”あきはら”）を、該キーを持つレコード
の主キーの値（１０２４）に変換する（４２）。そし
て、Ｑ２を、主キーを用いたテーブル検索要求Ｑ３に変
換する。Ｑ３を式３に示す。
【００３５】 SELECT * FROM 従業員表 WHERE 従業員番号 = 1024 …（式３） この式３で表わされる要求Ｑ３は、式１で表わされた要
求Ｑ１と同じ内容になっていることが分かる。このテー
ブル検索要求Ｑ３は、ローカルデータベース処理装置１
３ａが保持する主キー分割表の複製２４を参照すること
により、該レコードを有するローカルデータベース処理
装置（１３ｂとする）に転送される（４３）。このＱ３
を受信したローカルデータベース処理装置１３ｂは、そ
の主キーインデクス２５を参照して目的のレコードの位
置（２０２０番地）を求め（４４）、目的のレコード４
５を得る（４５）。
求Ｑ１と同じ内容になっていることが分かる。このテー
ブル検索要求Ｑ３は、ローカルデータベース処理装置１
３ａが保持する主キー分割表の複製２４を参照すること
により、該レコードを有するローカルデータベース処理
装置（１３ｂとする）に転送される（４３）。このＱ３
を受信したローカルデータベース処理装置１３ｂは、そ
の主キーインデクス２５を参照して目的のレコードの位
置（２０２０番地）を求め（４４）、目的のレコード４
５を得る（４５）。
【００３６】本実施例の特徴の一つは、グローバル及び
ローカルデータベース処理装置間の通信が、レコードの
物理的な位置を含まない、データベース処理言語レベル
で実現されているところにある。本実施例の他の特徴
は、２次キーを用いた検索処理実行時においても、検索
対象レコードの２次キーインデクスを保持するローカル
データベース処理装置と、検索対象レコードを保持する
ローカルデータベース処理装置のみをアクセスするだけ
で処理を行なうことができることにある。また、本実施
例の更に他の特徴は、２次キーの値を主キーに変換する
２次キーインデクスを各ローカルデータベースシステム
に分散格納して、２次キーを用いた検索要求を最終的に
１次キーを用いた検索要求に変換することで、２次キー
とそのキーに対応する物理的レコード位置を示す従来の
２次キー局所インデクスを不要としたことにある。
ローカルデータベース処理装置間の通信が、レコードの
物理的な位置を含まない、データベース処理言語レベル
で実現されているところにある。本実施例の他の特徴
は、２次キーを用いた検索処理実行時においても、検索
対象レコードの２次キーインデクスを保持するローカル
データベース処理装置と、検索対象レコードを保持する
ローカルデータベース処理装置のみをアクセスするだけ
で処理を行なうことができることにある。また、本実施
例の更に他の特徴は、２次キーの値を主キーに変換する
２次キーインデクスを各ローカルデータベースシステム
に分散格納して、２次キーを用いた検索要求を最終的に
１次キーを用いた検索要求に変換することで、２次キー
とそのキーに対応する物理的レコード位置を示す従来の
２次キー局所インデクスを不要としたことにある。
【００３７】図８に、本発明の他の実施例の全体構成を
示す。本実施例は、２次キー分割表２２を設けたことに
加えて、２次キーインデクスに２次キーに対応するレコ
ードの物理的位置を格納したものである。また、各ロー
カルデータベース処理装置１３内に、ローカルデータベ
ースシステム（ＬＤＢＭＳ）６１と、ファイルアクセス
機構６２を設け、ローカルデータベース処理装置１３間
のデータ転送をファイルアクセス機構６２を介して行な
う。また、第１の実施例の２次キーインデクス２３に代
えて、２次キーインデクス６３を設ける。これに伴い、
主キー分割表の複製２４は不要となる。本実施例は、既
存のリモートファイルアクセス機構を有する計算機上に
並列データベースシステムを構築する際に有効である。
示す。本実施例は、２次キー分割表２２を設けたことに
加えて、２次キーインデクスに２次キーに対応するレコ
ードの物理的位置を格納したものである。また、各ロー
カルデータベース処理装置１３内に、ローカルデータベ
ースシステム（ＬＤＢＭＳ）６１と、ファイルアクセス
機構６２を設け、ローカルデータベース処理装置１３間
のデータ転送をファイルアクセス機構６２を介して行な
う。また、第１の実施例の２次キーインデクス２３に代
えて、２次キーインデクス６３を設ける。これに伴い、
主キー分割表の複製２４は不要となる。本実施例は、既
存のリモートファイルアクセス機構を有する計算機上に
並列データベースシステムを構築する際に有効である。
【００３８】本実施例における２次キーを用いたテーブ
ル検索処理について図９に従って説明する。端末１０で
発生した、２次キーを用いたテーブル検索要求Ｑ１は、
グローバルデータベース処理装置１１内のＧＢＤＢＭＳ
６０に転送される（６００）。ＧＤＢＭＳ６０ではＱ１
を処理するローカルデータベース処理装置（１３ａとす
る）を２次キー分割表２２を参照して求め（６０１）、
その装置内のＬＤＢＭＳ６１ａにＱ１を転送する（６０
２）。ＬＤＢＭＳ６１はその２次キーインデクス６３を
参照し該当するレコードの物理的位置（ＬＤＢＭＳ番号
及びレコード位置）を得る（６０３）。次にファイルア
クセス制御部６１ａから６１ｂに対してリモートファイ
ルアクセス要求を発行し（６０４）、該当するレコード
を部分テーブルから読みだし（６０５）、その結果をフ
ァイルアクセス制御部を介してＬＤＢＭＳ６１ｂに転送
する（６０５）。このようにして得られた検索結果をＬ
ＤＢＭＳからＧＤＢＭＳを介して検索要求元に転送する
（６０６、６０７）。
ル検索処理について図９に従って説明する。端末１０で
発生した、２次キーを用いたテーブル検索要求Ｑ１は、
グローバルデータベース処理装置１１内のＧＢＤＢＭＳ
６０に転送される（６００）。ＧＤＢＭＳ６０ではＱ１
を処理するローカルデータベース処理装置（１３ａとす
る）を２次キー分割表２２を参照して求め（６０１）、
その装置内のＬＤＢＭＳ６１ａにＱ１を転送する（６０
２）。ＬＤＢＭＳ６１はその２次キーインデクス６３を
参照し該当するレコードの物理的位置（ＬＤＢＭＳ番号
及びレコード位置）を得る（６０３）。次にファイルア
クセス制御部６１ａから６１ｂに対してリモートファイ
ルアクセス要求を発行し（６０４）、該当するレコード
を部分テーブルから読みだし（６０５）、その結果をフ
ァイルアクセス制御部を介してＬＤＢＭＳ６１ｂに転送
する（６０５）。このようにして得られた検索結果をＬ
ＤＢＭＳからＧＤＢＭＳを介して検索要求元に転送する
（６０６、６０７）。
【００３９】図１０に本実施例で用いた種々のテーブル
管理表の詳細を示す。本実施例は、２次キーインデクス
６３が保持する情報として、２次キーに対応する主キー
の値ではなく該キーに対応するレコードの物理的な位置
を直接持つことに特徴がある。このため、前述の実施例
で必要であった主キー分割表の複製をローカルデータベ
ース処理装置内に持つ必要がない。勿論、２次キー分割
表２２をグローバルデータベース処理装置１１内に設け
たことにより、２次キーに基づくテーブル検索要求を全
てのＧＤＢＭＳへブロードキャストする必要はない、と
いう利点は前述の実施例と同様である。また、２次キー
を用いた検索処理を２次キーインデクスを保持するＬＤ
ＢＭＳが処理することも本実施例の特徴の一つである。
管理表の詳細を示す。本実施例は、２次キーインデクス
６３が保持する情報として、２次キーに対応する主キー
の値ではなく該キーに対応するレコードの物理的な位置
を直接持つことに特徴がある。このため、前述の実施例
で必要であった主キー分割表の複製をローカルデータベ
ース処理装置内に持つ必要がない。勿論、２次キー分割
表２２をグローバルデータベース処理装置１１内に設け
たことにより、２次キーに基づくテーブル検索要求を全
てのＧＤＢＭＳへブロードキャストする必要はない、と
いう利点は前述の実施例と同様である。また、２次キー
を用いた検索処理を２次キーインデクスを保持するＬＤ
ＢＭＳが処理することも本実施例の特徴の一つである。
【００４０】なお、図１０に示した本実施例を実現する
テーブル管理表は単なる一構成例であり、キー分割表や
インデクスにハッシュ表やＢ−木等を用いた他の構成方
法も容易に実現可能である。
テーブル管理表は単なる一構成例であり、キー分割表や
インデクスにハッシュ表やＢ−木等を用いた他の構成方
法も容易に実現可能である。
【００４１】図１１に、本発明の更に他の実施例の全体
構成を示す。本実施例は、２次キー分割表２２を設けた
ことに加えて、ローカルデータベース処理装置１３内の
ＬＤＢＭＳが２次キー大域インデクス７２と、２次キー
局所インデクス７３とを保持することに特徴がある。本
実施例は、図８の実施例と同様、主キー分割表の複製を
必要とせず、その管理が不要であるので、分散格納され
た複数の複製されたファイルの一貫性制御が困難な場合
に有効である。
構成を示す。本実施例は、２次キー分割表２２を設けた
ことに加えて、ローカルデータベース処理装置１３内の
ＬＤＢＭＳが２次キー大域インデクス７２と、２次キー
局所インデクス７３とを保持することに特徴がある。本
実施例は、図８の実施例と同様、主キー分割表の複製を
必要とせず、その管理が不要であるので、分散格納され
た複数の複製されたファイルの一貫性制御が困難な場合
に有効である。
【００４２】本実施例における２次キーを用いたテーブ
ル検索処理について図１２に従って説明する。端末１０
で発生した、２次キーを用いたテーブル検索要求Ｑ１
は、グローバルデータベース処理装置１１内のＧＤＢＭ
Ｓ７０に転送される（７００）。ＧＤＢＭＳ７０ではＱ
１を処理するローカルデータベース処理装置（１３ａと
する）を２次キー分割表２２を参照して求め（７０
１）、選択されたローカルデータベース処理装置１３ａ
の並列実行制御部２０ａにＱ１を転送する（７０２）。
並列実行制御部２０ａでは、該ローカルデータベース処
理装置１３ａが保持する２次キー大域インデクス７２の
検索要求をＬＤＢＭＳ７１ａに送信し、ＬＤＢＭＳ７１
ａは２次キー大域インデクス７２をアクセスして該キー
に対応するデータを保持するローカルデータベース処理
装置（１３ｂとする）を求める（７０３）。そして該選
択されたローカルデータベース処理装置１３ｂに対し
て、２次キーを用いたテーブル検索要求Ｑ２を転送する
（７０４）。転送先では、並列実行制御部２０ｂが該要
求を受信し、ＬＤＢＭＳ７１ｂに対して２次キーを用い
た検索要求を発行する。ＬＤＢＭＳ７１ｂでは、自己が
保持する２次キー局所インデクス７３を参照し（７０
５）、部分テーブル２６をアクセスして目的のレコード
を得る（７０６）。そして、選択されたレコードは、並
列実行制御部２０ｂを介してＧＤＢＭＳ７０に転送され
（７０７）、さらに検索要求元の端末１０へ転送される
（７０８）。
ル検索処理について図１２に従って説明する。端末１０
で発生した、２次キーを用いたテーブル検索要求Ｑ１
は、グローバルデータベース処理装置１１内のＧＤＢＭ
Ｓ７０に転送される（７００）。ＧＤＢＭＳ７０ではＱ
１を処理するローカルデータベース処理装置（１３ａと
する）を２次キー分割表２２を参照して求め（７０
１）、選択されたローカルデータベース処理装置１３ａ
の並列実行制御部２０ａにＱ１を転送する（７０２）。
並列実行制御部２０ａでは、該ローカルデータベース処
理装置１３ａが保持する２次キー大域インデクス７２の
検索要求をＬＤＢＭＳ７１ａに送信し、ＬＤＢＭＳ７１
ａは２次キー大域インデクス７２をアクセスして該キー
に対応するデータを保持するローカルデータベース処理
装置（１３ｂとする）を求める（７０３）。そして該選
択されたローカルデータベース処理装置１３ｂに対し
て、２次キーを用いたテーブル検索要求Ｑ２を転送する
（７０４）。転送先では、並列実行制御部２０ｂが該要
求を受信し、ＬＤＢＭＳ７１ｂに対して２次キーを用い
た検索要求を発行する。ＬＤＢＭＳ７１ｂでは、自己が
保持する２次キー局所インデクス７３を参照し（７０
５）、部分テーブル２６をアクセスして目的のレコード
を得る（７０６）。そして、選択されたレコードは、並
列実行制御部２０ｂを介してＧＤＢＭＳ７０に転送され
（７０７）、さらに検索要求元の端末１０へ転送される
（７０８）。
【００４３】図１３に、本実施例で用いた種々のテーブ
ル管理情報の構成を詳細に示す。本実施例は、２次キー
インデクスを、キー値と該キー値に対応するレコードが
格納されているＬＤＢＭＳ番号との対応を示した２次キ
ー大域インデクス７２と、各ＬＤＢＭＳが管理する部分
テーブル２６に属するレコードの２次キーと該キーに対
応するレコードの物理的存在位置を示した２次キー局所
インデクス７３の、２つの階層インデクスにより管理す
る。なお、図１３は本実施例を実現するテーブル管理情
報の単なる一構成例であり、キー分割表やインデクスに
ハッシュ表やＢ−木等を用いた他の構成方法も容易に実
現可能である。
ル管理情報の構成を詳細に示す。本実施例は、２次キー
インデクスを、キー値と該キー値に対応するレコードが
格納されているＬＤＢＭＳ番号との対応を示した２次キ
ー大域インデクス７２と、各ＬＤＢＭＳが管理する部分
テーブル２６に属するレコードの２次キーと該キーに対
応するレコードの物理的存在位置を示した２次キー局所
インデクス７３の、２つの階層インデクスにより管理す
る。なお、図１３は本実施例を実現するテーブル管理情
報の単なる一構成例であり、キー分割表やインデクスに
ハッシュ表やＢ−木等を用いた他の構成方法も容易に実
現可能である。
【００４４】本実施例では、ＬＤＢＭＳ内に２次キー大
域インデクスと、２次キー局所インデクスを保持する必
要があり、インデクスのデータ量のみを比較すると本実
施例のほうが最初の実施例よりもインデクス量が多い
が、２次キーを用いた検索要求を主キーを用いた検索要
求に変換しないので、その分、処理が高速に行える。ま
た、本実施例は各ローカルデータベース処理装置１３の
独立性が高く、従来のシステム（図７）と比べて分かる
ように既存のデータベースへの応用が容易である。２次
キー分割表２２をグローバルデータベース処理装置１１
内に設けたことにより、２次キーに基づくテーブル検索
要求を全てのＧＤＢＭＳへブロードキャストする必要は
ない、という利点は前述の実施例と同様である。
域インデクスと、２次キー局所インデクスを保持する必
要があり、インデクスのデータ量のみを比較すると本実
施例のほうが最初の実施例よりもインデクス量が多い
が、２次キーを用いた検索要求を主キーを用いた検索要
求に変換しないので、その分、処理が高速に行える。ま
た、本実施例は各ローカルデータベース処理装置１３の
独立性が高く、従来のシステム（図７）と比べて分かる
ように既存のデータベースへの応用が容易である。２次
キー分割表２２をグローバルデータベース処理装置１１
内に設けたことにより、２次キーに基づくテーブル検索
要求を全てのＧＤＢＭＳへブロードキャストする必要は
ない、という利点は前述の実施例と同様である。
【００４５】以上の第１番目と第３番目の実施例では、
並列実行制御部とＬＤＢＭＳの間のインタフェース１１
０は特に言及しなかったが、該インタフェースを標準的
なデータベース処理言語にすることが可能である。この
場合、並列実行制御部は、他のデータベース処理装置か
ら送信されたデータベース処理要求を解析して、標準的
なデータベース処理言語でＬＤＢＭＳにデータアクセス
要求を行なう。このようにすることで、異なる計算機上
の異なるＬＤＢＭＳであっても各ＬＤＢＭＳのインタフ
ェースが共通であれば、ネットワークで結合して並列デ
ータベースシステムを構築することが可能となる。
並列実行制御部とＬＤＢＭＳの間のインタフェース１１
０は特に言及しなかったが、該インタフェースを標準的
なデータベース処理言語にすることが可能である。この
場合、並列実行制御部は、他のデータベース処理装置か
ら送信されたデータベース処理要求を解析して、標準的
なデータベース処理言語でＬＤＢＭＳにデータアクセス
要求を行なう。このようにすることで、異なる計算機上
の異なるＬＤＢＭＳであっても各ＬＤＢＭＳのインタフ
ェースが共通であれば、ネットワークで結合して並列デ
ータベースシステムを構築することが可能となる。
【００４６】図１４に、本発明の第４の実施例の全体構
成を示す。本実施例は、第１の実施例（図１）の構成に
おいて、２次キー分割表２２および２次キーインデクス
２３に代えて、２次キーインデクス８０をグローバルデ
ータベース処理装置１１内に設けたものである。
成を示す。本実施例は、第１の実施例（図１）の構成に
おいて、２次キー分割表２２および２次キーインデクス
２３に代えて、２次キーインデクス８０をグローバルデ
ータベース処理装置１１内に設けたものである。
【００４７】図１５に本実施例におけるテーブル管理情
報の詳細を示す。同図に示すように、２次キーインデク
ス８０は、複数のローカルデータベース処理装置１３に
分散配置されていた２次キーインデクス２３を１つにま
とめたものであり、２次キーに主キーを対応付けた点は
第１の実施例と同様である。この構成により、第１の実
施例ではグローバルデータベース処理装置１１内で行っ
ていた、２次キー検索要求からの主キー検索要求への変
換をグローバルデータベース処理装置１１内で行うこと
ができる。また、これに伴い主キー分割表の複製２４は
不要となる。
報の詳細を示す。同図に示すように、２次キーインデク
ス８０は、複数のローカルデータベース処理装置１３に
分散配置されていた２次キーインデクス２３を１つにま
とめたものであり、２次キーに主キーを対応付けた点は
第１の実施例と同様である。この構成により、第１の実
施例ではグローバルデータベース処理装置１１内で行っ
ていた、２次キー検索要求からの主キー検索要求への変
換をグローバルデータベース処理装置１１内で行うこと
ができる。また、これに伴い主キー分割表の複製２４は
不要となる。
【００４８】図１６に、本実施例における２次キーによ
るテーブル検索の具体例を示す。いま、２次キーである
従業員氏名「あいはら」に基づくテーブル検索要求Ｑ４
を発行した場合を考える。まず、２次キーインデクス８
０から対応する主キー（従業員番号“１０２４”）を求
め、Ｑ４を、主キーに基づくテーブル検索要求Ｑ５に変
換する。次に、主キー分割表１１を参照してこの主キー
範囲から、検索対象レコードの存在するＬＤＢＭＳ番号
（この例では“１”）を求め、当該ローカルデータベー
ス処理装置（１３ｂとする）へＱ５を送信する。Ｑ５を
受信したローカルデータベース処理装置１３ｂでは、主
キーインデクス２５を用いて目的のレコードを検索し、
取得する。
るテーブル検索の具体例を示す。いま、２次キーである
従業員氏名「あいはら」に基づくテーブル検索要求Ｑ４
を発行した場合を考える。まず、２次キーインデクス８
０から対応する主キー（従業員番号“１０２４”）を求
め、Ｑ４を、主キーに基づくテーブル検索要求Ｑ５に変
換する。次に、主キー分割表１１を参照してこの主キー
範囲から、検索対象レコードの存在するＬＤＢＭＳ番号
（この例では“１”）を求め、当該ローカルデータベー
ス処理装置（１３ｂとする）へＱ５を送信する。Ｑ５を
受信したローカルデータベース処理装置１３ｂでは、主
キーインデクス２５を用いて目的のレコードを検索し、
取得する。
【００４９】本実施例においても、グローバル及びロー
カルデータベース処理装置間の通信が、レコードの物理
的な位置を含まない、データベース処理言語レベルで実
現される。また、２次キー検索時においては、検索対象
レコードを保持するローカルデータベース処理装置のみ
をアクセスするだけで処理を行なうことができる。さら
に、２次キーインデクスにより、２次キーを用いた検索
要求を最終的に１次キーを用いた検索要求に変換するこ
とで、２次キーとそのキーに対応する物理的レコード位
置を示す従来の２次キー局所インデクスは不要となる。
カルデータベース処理装置間の通信が、レコードの物理
的な位置を含まない、データベース処理言語レベルで実
現される。また、２次キー検索時においては、検索対象
レコードを保持するローカルデータベース処理装置のみ
をアクセスするだけで処理を行なうことができる。さら
に、２次キーインデクスにより、２次キーを用いた検索
要求を最終的に１次キーを用いた検索要求に変換するこ
とで、２次キーとそのキーに対応する物理的レコード位
置を示す従来の２次キー局所インデクスは不要となる。
【００５０】図１７は、本発明の第５の実施例に係る並
列データベースシステムを示す。図１７（ａ）はシステ
ム構成を示す。本システムは、複数のワークステーショ
ン９３やファイルサーバ９４、大型汎用計算機９５が、
高速ネットワーク９０や他の高速ネットワーク９２とネ
ットワーク間通信回線９１などを介して、互いに接続さ
れた分散計算機システムである。図１７（ｂ）は、この
システムに接続される各計算機の上に実装する構成要素
と、各構成要素間のインタフェースを示した図である。
本実施例では、各計算機の上に実装する構成要素とし
て、標準的なデータベース処理言語インタフェースを提
供しているＬＤＢＭＳ９８と、該インタフェースを提供
する並列実行制御部９７と、大域的なテーブル管理を行
なうＧＤＢＭＳ９６とを有し、ＬＤＢＭＳ９８と並列実
行制御部９７間のインタフェースは標準データベース処
理言語インタフェースとし、並列実行制御部９７とＧＤ
ＢＭＳ９６との間、及び並列実行制御部９７と他の計算
機の並列実行制御部９７との間のインタフェースは、並
列実行制御情報を含む並列データベース処理言語専用イ
ンタフェースとする。このようにすることで、既存のデ
ータベースシステムを本発明の並列データベース処理シ
ステムのＬＤＢＭＳとして組み入れることが可能とな
る。前述した実施例の並列データベース処理システムを
本実施例の１計算機として使用することも可能である。
列データベースシステムを示す。図１７（ａ）はシステ
ム構成を示す。本システムは、複数のワークステーショ
ン９３やファイルサーバ９４、大型汎用計算機９５が、
高速ネットワーク９０や他の高速ネットワーク９２とネ
ットワーク間通信回線９１などを介して、互いに接続さ
れた分散計算機システムである。図１７（ｂ）は、この
システムに接続される各計算機の上に実装する構成要素
と、各構成要素間のインタフェースを示した図である。
本実施例では、各計算機の上に実装する構成要素とし
て、標準的なデータベース処理言語インタフェースを提
供しているＬＤＢＭＳ９８と、該インタフェースを提供
する並列実行制御部９７と、大域的なテーブル管理を行
なうＧＤＢＭＳ９６とを有し、ＬＤＢＭＳ９８と並列実
行制御部９７間のインタフェースは標準データベース処
理言語インタフェースとし、並列実行制御部９７とＧＤ
ＢＭＳ９６との間、及び並列実行制御部９７と他の計算
機の並列実行制御部９７との間のインタフェースは、並
列実行制御情報を含む並列データベース処理言語専用イ
ンタフェースとする。このようにすることで、既存のデ
ータベースシステムを本発明の並列データベース処理シ
ステムのＬＤＢＭＳとして組み入れることが可能とな
る。前述した実施例の並列データベース処理システムを
本実施例の１計算機として使用することも可能である。
【００５１】本実施例では、各計算機の上にＧＤＢＭＳ
が実装されているところに特徴がある。ある計算機のＧ
ＤＢＭＳはそのＧＤＢＭＳが生成したテーブルのみを管
理する。ある計算機に着目すると、全ての他の計算機は
ＬＤＢＭＳとして見えることになる。すなわち、１つの
ＧＤＢＳは、自己の管理するデータ以外のデータをも利
用することができる。この構成により、ＧＤＢＭＳ間の
干渉をなくすことが可能となる。また、各ＬＤＢＭＳは
独立に機能するので、小さいテーブルは手元の計算機の
ＬＤＢＭＳにローカルに保持し、大量のレコード数を持
つ大規模テーブルのみシステム全体に分散格納すること
も可能となる。このようなシステムを構築することによ
り、効率の良い並列データベース処理システムが実現可
能となる。
が実装されているところに特徴がある。ある計算機のＧ
ＤＢＭＳはそのＧＤＢＭＳが生成したテーブルのみを管
理する。ある計算機に着目すると、全ての他の計算機は
ＬＤＢＭＳとして見えることになる。すなわち、１つの
ＧＤＢＳは、自己の管理するデータ以外のデータをも利
用することができる。この構成により、ＧＤＢＭＳ間の
干渉をなくすことが可能となる。また、各ＬＤＢＭＳは
独立に機能するので、小さいテーブルは手元の計算機の
ＬＤＢＭＳにローカルに保持し、大量のレコード数を持
つ大規模テーブルのみシステム全体に分散格納すること
も可能となる。このようなシステムを構築することによ
り、効率の良い並列データベース処理システムが実現可
能となる。
【００５２】
【発明の効果】本発明による並列データベース処理シス
テムでは、目的の２次キーインデクスがどのローカルデ
ータベース処理装置に格納されているかを示す２次キー
分割表をグローバルデータベース処理装置に設けること
により、あるいは、２次キーインデクスの全体をグロー
バルデータベース処理装置に設けることにより、２次キ
ー検索時にすべてのローカルデータベース処理装置へ検
索要求をブロードキャストする必要がなくなる。また、
２次キー検索要求を主キー検索要求に変換することによ
り、主キーインデクスを変更するだけで部分テーブルの
物理位置を変更することが可能になり、また、標準デー
タベース処理言語の使用が容易になる。
テムでは、目的の２次キーインデクスがどのローカルデ
ータベース処理装置に格納されているかを示す２次キー
分割表をグローバルデータベース処理装置に設けること
により、あるいは、２次キーインデクスの全体をグロー
バルデータベース処理装置に設けることにより、２次キ
ー検索時にすべてのローカルデータベース処理装置へ検
索要求をブロードキャストする必要がなくなる。また、
２次キー検索要求を主キー検索要求に変換することによ
り、主キーインデクスを変更するだけで部分テーブルの
物理位置を変更することが可能になり、また、標準デー
タベース処理言語の使用が容易になる。
【図１】本発明による並列データベース処理システムの
一実施例のブロック図。
一実施例のブロック図。
【図２】図１の実施例における２次キー検索時の動作の
説明図。
説明図。
【図３】図１の実施例におけるテーブル管理情報の詳細
を示す説明図。
を示す説明図。
【図４】図１の実施例における主キーを用いた検索処理
の具体例を示す説明図。
の具体例を示す説明図。
【図５】図１の実施例における２次キーを用いた検索処
理の具体例を示す説明図。
理の具体例を示す説明図。
【図６】従来の並列データベース処理システムと２次キ
ーを用いた検索処理の流れを示す説明図。
ーを用いた検索処理の流れを示す説明図。
【図７】図６のシステムにおけるテーブル管理情報の詳
細を示す説明図。
細を示す説明図。
【図８】本発明の第２の実施例のブロック図。
【図９】第２の実施例における２次キー検索時の動作の
説明図。
説明図。
【図１０】第２の実施例におけるテーブル管理情報の詳
細を示す説明図。
細を示す説明図。
【図１１】本発明の第３の実施例のブロック図。
【図１２】第３の実施例における２次キー検索時の動作
の説明図。
の説明図。
【図１３】第３の実施例におけるテーブル管理情報の詳
細を示す説明図。
細を示す説明図。
【図１４】本発明の第４の実施例のブロック図。
【図１５】第４の実施例におけるテーブル管理情報の詳
細を示す説明図。
細を示す説明図。
【図１６】第４の実施例における２次キー検索時の動作
の説明図。
の説明図。
【図１７】本発明の第５の実施例を示すブロック図。
１０…端末、１１…グローバルデータベース処理装置、
１２…通信ネットワーク、１３…ローカルデータベース
処理装置、１６…グローバルデータベース処理装置の主
記憶、１７…ローカルデータベース処理装置の主記憶、
１８…グローバルデータベースシステム、１９…ローカ
ルデータベースシステム、２０…並列実行制御部、２１
…主キー分割表、２２…２次キー分割表、２３…２次キ
ーインデクス、２４…主キー分割表の複製、２５…主キ
ーインデクス、２７…部分テーブル、９０…高速ネット
ワーク、９１…ネットワーク間接続回線、９３…ワーク
ステーション、９４…ファイルサーバ、９５…汎用大型
計算機、９６…グローバルデータベースシステム、９７
…並列実行制御部、９８…既存のデータベースシステ
ム。
１２…通信ネットワーク、１３…ローカルデータベース
処理装置、１６…グローバルデータベース処理装置の主
記憶、１７…ローカルデータベース処理装置の主記憶、
１８…グローバルデータベースシステム、１９…ローカ
ルデータベースシステム、２０…並列実行制御部、２１
…主キー分割表、２２…２次キー分割表、２３…２次キ
ーインデクス、２４…主キー分割表の複製、２５…主キ
ーインデクス、２７…部分テーブル、９０…高速ネット
ワーク、９１…ネットワーク間接続回線、９３…ワーク
ステーション、９４…ファイルサーバ、９５…汎用大型
計算機、９６…グローバルデータベースシステム、９７
…並列実行制御部、９８…既存のデータベースシステ
ム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−211029（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−112243（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06F 12/00 G06F 17/30
Claims (11)
- 【請求項１】グローバルデータベース処理手段と、複数
のローカルデータベース処理手段と、前記グローバルデ
ータベース処理手段と前記複数のローカルデータベース
処理手段とを接続するネットワークとを備え、複数のレ
コードからなる１つのテーブルが第１のキーにより分割
された部分テーブルをそれぞれ前記複数のローカルデー
タベース処理手段に分散して保持する並列データベース
処理システムの検索方法であって、 前記テーブルにおける各レコードに対する、第１のキー
とは異なる第２のキーの値と該第２のキーに対応するレ
コードへのアクセス情報との対応を示す第２のキー用イ
ンデクスを第２のキーに基づいて前記複数のローカルデ
ータベース処理手段に分散して設け、 第２のキーの範囲と該範囲に対応する第２のキー用イン
デクスを有するローカルデータベース処理手段との対応
を示す第２のキーの分割表を前記グローバルデータベー
ス処理手段に設け、 前記グローバルデータベース処理手段において受け付け
た第２のキーによる検索要求に対して、前記グローバル
データベース処理手段が前記第２のキーの分割表を参照
することにより該第２のキーを包含する第２のキー用イ
ンデクスを有するローカルデータベース処理手段を特定
し、該特定されたローカルデータベース処理手段に対し
て該第２のキーによる検索要求を転送し、該ローカルデ
ータベース処理手段において自己の第２のキー用インデ
クスを参照して該検索要求を処理することを特徴とする
並列データベース処理システムの検索方法。 - 【請求項２】各ローカルデータベース処理手段において
前記テーブル内の全レコードの第２のキーの値と該第２
のキーに対応するレコードを包含する部分テーブルを有
するローカルデータベース処理手段との対応を示す第２
のキー用大域インデクスを該第２のキーの値に基づいて
分割した結果の一部分である第２のキー用部分大域イン
デクスと、各ローカルデータベース処理手段内の部分テ
ーブル内のレコードの第２のキーと該レコード位置との
対応を示す第２のキー用局所インデクスとを用いて、各
ローカルデータベース処理手段自身の第２のキー用部分
大域キーインデクスを参照して前記検索要求に係る第２
のキーを包含する第２のキー用局所インデクスが存在す
るローカルデータベース処理手段を求め、 該ローカルデータベース処理手段へ該第２のキーによる
検索要求を転送し、 該第２のキーによる検索要求に対して前記第２のキー用
局所インデクスを参照して検索対象のレコードにアクセ
スする、 請求項１記載の並列データベース処理システムの検索方
法。 - 【請求項３】各ローカルデータベース処理手段の前記第
２のキー用部分インデクスを、前記テーブル内の各レコ
ードの第２のキーの値と該レコードの存在するローカル
データベース処理手段およびその格納位置との対応を示
す第２のキー用インデクスを第２のキーを基に分割して
生成し、生成した部分インデクスにより各ローカルデー
タベース処理手段の部分テーブルをアクセスする、 請求項１記載の並列データベース処理システムの検索方
法。 - 【請求項４】グローバルデータベース処理手段と、複数
のローカルデータベース処理手段と、前記グローバルデ
ータベース処理手段と前記複数のローカルデータベース
処理手段とを接続するネットワークとを備え、複数のレ
コードからなる１つのテーブルが分割された部分テーブ
ルをそれぞれ前記複数のローカルデータベース処理手段
に分散して保持する並列データベース処理システムにお
いて２次キーに基づく検索を行う方法であって、 前記複数のローカルデータベース処理手段に、前記テー
ブルのレコードの２次キーの値と該２次キーに対応する
レコードへのアクセス情報との対応を示す２次キーイン
デクスを２次キーに基づいて前記複数のローカルデータ
ベース処理手段に分散して設け、２次キー範囲と該２次
キー範囲に対応する２次キーインデクスを有するローカ
ルデータベース処理手段との対応を示す２次キー分割表
を前記グローバルデータベース処理手段に設け、 前記グローバルデータベース処理手段において受け付け
た２次キー検索要求に対して、前記グローバルデータベ
ース処理手段が前記２次キー分割表を参照することによ
り当該２次キーを包含する２次キーインデクスを有する
ローカルデータベース処理手段を特定し、該特定された
ローカルデータベース処理手段に対して該２次キー検索
要求を転送し、該ローカルデータベース処理手段におい
て自己の２次キーインデクスを参照して該２次キー検索
要求を処理することを特徴とする並列データベース処理
システムの２次キー検索方法。 - 【請求項５】グローバルデータベース処理手段と、複数
のローカルデータベース処理手段と、前記グローバルデ
ータベース処理手段と前記複数のローカルデータベース
処理手段とを接続するネットワークとを備え、複数のレ
コードからなる１つのテーブルが分割された部分テーブ
ルをそれぞれ前記複数のローカルデータベース処理手段
に分散して保持する並列データベース処理システムにお
いて２次キーに基づく検索を行う方法であって、 前記複数のローカルデータベース処理手段に、各前記レ
コードの２次キーの値と主キーとの対応を示す２次キー
インデクスを分散して設け、２次キー範囲と該２次キー範囲に対応する２次キーイン
デクスを有するローカルデータベース処理手段との対応
を示す２次キー分割表を前記グローバルデータベース処
理手段に設け、 ２次キー検索要求に対して、前記２次キー分割表を参照
して該検索対象の２次キーを包含する２次キーインデク
スを有するローカルデータベース処理手段に前記２次キ
ーに基づく検索要求を転送し、該ローカルデータベース
処理手段において前記２次キーに基づく検索要求を主キ
ー検索要求へ変換し、前記２次キー検索要求を主キー検
索要求として処理することを特徴とする並列データベー
ス処理システムの２次キー検索方法。 - 【請求項６】主キーと該キーに対応するレコードを保持
するローカルデータベース処理手段との対応を示す主キ
ー分割表を前記グローバルデータベース処理手段に設
け、該主キー分割表の複製を前記各ローカルデータベー
ス処理手段に設け、 前記２次キー検索要求を受けたローカルデータベース処
理手段において、前記主キー分割表の複製を参照して検
索対象のレコードを保持しているローカルデー タベース
処理手段を特定し、 特定したローカルデータベース処理手段に対して前記変
換により得られた主キー検索要求を転送し、 該転送を受けたローカルデータベース処理手段において
該検索要求を処理する、請求項５記載の並列データベー
ス処理システムの２次キー検索方法。 - 【請求項７】グローバルデータベース処理手段と、複数
のローカルデータベース処理手段と、前記グローバルデ
ータベース処理手段と前記複数のローカルデータベース
処理手段とを接続するネットワークとを備え、複数レコ
ードからなる１つのテーブルを主キーの値に基づいて分
割した部分テーブルをそれぞれ前記複数のローカルデー
タベース処理手段に分散して保持する並列データベース
処理システムにおいて、 前記ローカルデータベース処理手段は、前記部分テーブ
ルに加え、全レコードの２次キーインデクスの一部であ
る部分２次キーインデクスと、該ローカルデータベース
システムが保持する部分テーブルの主キーの値とレコー
ドの格納位置を示す主キーインデクスとを有し、 前記グローバルデータベース処理手段は、主キー範囲と
該主キー範囲に対応するレコードを保持するローカルデ
ータベース処理手段との対応を示す主キー分割表と、２
次キー範囲と該２次キー範囲に対応する前記部分２次キ
ーインデクスを保持するローカルデータベース処理手段
との対応を示す２次キー分割表とを有することを特徴と
する並列データベース処理システム。 - 【請求項８】各ローカルデータベース処理手段において
前記テーブル内の全レコードの２次キーの値と主キーと
の対応を示す２次キーインデクスを２次キーの値に基づ
いて分割した一部分を前記部分２次キーインデクスとす
るとともに、前記グローバルデータベース処理手段に保
持された主キー分割表の複製を各ローカルデータベース
処理手段に保持する手段と、各ローカルデータベース処
理手段に自己の部分２次キーインデクスを参照して２次
キー検索要求を主キー検索要求に変換する手段と、前記
主キー分割表の複製を参照して当該変換された主キー検
索要求の主キー に対応するローカルデータベース処理手
段を求める手段と、該ローカルデータベース手段へ前記
変換された主キー検索要求を転送する手段とを備える、
請求項７記載の並列データベース処理システム。 - 【請求項９】各ローカルデータベース処理手段において
前記テーブル内の全レコードの２次キーの値と該２次キ
ーに対応するレコードを包含する部分テーブルを有する
ローカルデータベース処理手段との対応を示す２次キー
大域インデクスを２次キーの値に基づいて分割した一部
分である部分２次キー大域インデクスと、各ローカルデ
ータベース処理手段内の部分テーブル内のレコードの２
次キーと該レコード位置との対応を示す２次キー局所イ
ンデクスの２つのインデクスを前記部分２次キーインデ
クスとするとともに、各ローカルデータベース処理手段
自身の部分２次キー大域インデクスを参照して２次キー
検索要求に係る２次キーを包含する２次キー局所インデ
クスが存在するローカルデータベース処理手段を求める
手段と、該ローカルデータベース手段へ該２次キー検索
要求を転送する手段と、該２次キー検索要求に対して前
記２次キー局所インデクスを参照して検索対象のレコー
ドにアクセスする手段とを有する、 請求項７記載の並列データベース処理システム。 - 【請求項１０】前記各ローカルデータベース処理手段
は、標準データベース処理言語インタフェースを提供す
るローカルデータベースシステムと、該ローカルデータ
ベースシステムに対して前記標準データベース処理言語
インタフェースを用いてアクセスする並列実行制御手段
とをさらに有する、請求項８または９記載の並列データ
ベース処理システム。 - 【請求項１１】各ローカルデータベース処理手段の前記
部分２次キーインデクスを、前記テーブル内の各レコー
ドの２次キーの値と該レコードの存在するローカルデー
タベース処理手段およびその格納位置との対応を示す２
次キーインデクスを２次キーを基に分割した一部分と
し、各ローカルデータベース処理手段は他のローカルデ
ータベース処理手段の部分テーブルをアクセスする手段
を有する、 請求項７記載の並列データベース処理システム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13911692A JP3269849B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 並列データベース処理システムとその検索方法 |
| US08/069,193 US5515531A (en) | 1992-05-29 | 1993-05-28 | Parallel database processing system and retrieval method using secondary key |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13911692A JP3269849B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 並列データベース処理システムとその検索方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05334165A JPH05334165A (ja) | 1993-12-17 |
| JP3269849B2 true JP3269849B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=15237872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13911692A Expired - Fee Related JP3269849B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 並列データベース処理システムとその検索方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5515531A (ja) |
| JP (1) | JP3269849B2 (ja) |
Families Citing this family (91)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6101495A (en) * | 1994-11-16 | 2000-08-08 | Hitachi, Ltd. | Method of executing partition operations in a parallel database system |
| JP3023441B2 (ja) * | 1993-11-16 | 2000-03-21 | 株式会社日立製作所 | データベース分割管理方法および並列データベースシステム |
| US7599910B1 (en) * | 1993-11-16 | 2009-10-06 | Hitachi, Ltd. | Method and system of database divisional management for parallel database system |
| SE514994C2 (sv) * | 1993-12-03 | 2001-05-28 | Ericsson Telefon Ab L M | Sätt och anordning för utvinning av data ur en grupp av data |
| DE4403614A1 (de) * | 1994-02-05 | 1995-08-10 | Philips Patentverwaltung | Kommunikationssystem mit einem verteilten Datenbanksystem |
| US5701457A (en) * | 1994-09-08 | 1997-12-23 | Hitachi, Ltd. | Method of designated time interval reservation access process of online updating and backing up of large database versions without reserving exclusive control |
| CA2150745C (en) * | 1995-06-01 | 2001-05-01 | Chaitanya K. Baru | Method and apparatus for implementing partial declustering in a parallel database system |
| US5960194A (en) * | 1995-09-11 | 1999-09-28 | International Business Machines Corporation | Method for generating a multi-tiered index for partitioned data |
| US5727197A (en) * | 1995-11-01 | 1998-03-10 | Filetek, Inc. | Method and apparatus for segmenting a database |
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| US5909681A (en) * | 1996-03-25 | 1999-06-01 | Torrent Systems, Inc. | Computer system and computerized method for partitioning data for parallel processing |
| JP3510042B2 (ja) | 1996-04-26 | 2004-03-22 | 株式会社日立製作所 | データベース管理方法及びシステム |
| US5826031A (en) | 1996-06-10 | 1998-10-20 | Sun Microsystems, Inc. | Method and system for prioritized downloading of embedded web objects |
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