JPH0423487Y2 - - Google Patents

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JPH0423487Y2
JPH0423487Y2 JP11361087U JP11361087U JPH0423487Y2 JP H0423487 Y2 JPH0423487 Y2 JP H0423487Y2 JP 11361087 U JP11361087 U JP 11361087U JP 11361087 U JP11361087 U JP 11361087U JP H0423487 Y2 JPH0423487 Y2 JP H0423487Y2
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JP
Japan
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oil
food
grill
aluminum foil
bag
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JP11361087U
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JPS6419818U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、焼器により魚等の被調理物を焼く
場合に、この被調理物から滴下する油を吸着する
油吸着マツトに関する。
(従来の技術) 被調理物を焼く場合には、一般的に、焼器の焼
網上にその被調理物を載せて加熱することが行わ
れる。この場合、上記被調理物が肉や魚のように
油分を多く含むものであると、焼いても途中でこ
の被調理物から油が滴下することとなる。そし
て、このような油は焼器を汚損させるおそれがあ
る。
そこで、従来では、水を張つた受皿を焼器の底
部に取り出し可能に挿入して、この受皿を焼網の
下方に位置させ、調理時に被調理物から滴下する
油をこの受皿内の水で受けるようにしたものがあ
る。そして、この調理後には水と油は共に廃棄さ
れるが、下水の水質の汚濁を防止するため、上記
油は水から分離して廃棄される。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記のように受皿を焼器の底部に挿
入したり、ここから取り出したりする操作は、こ
の受皿内の水をこぼさないようにする上で、極め
て煩雑である。また、油は水から簡単に分離する
ことができないものであり、よつて、これら水や
油を廃棄するための操作は容易ではない。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、被調理物を焼く場合に、この被調理
物から滴下する油を回収して廃棄するための操作
が容易にできるようにすることを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、焼網上の被調理物から滴下する油を
吸着する油吸着マツトであつて、多数の小孔を有
するアルミ箔で成形した偏平な袋体を設け、この
袋体内に膨張黒鉛を充填した点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図及び第2図において、1は焼器たる電気
オーブンで、この電気オーブン1は前面に開口を
有する箱状のオーブンケース2を有している。こ
のオーブンケース2の開口を開閉自在とする前面
扉3が設けられ、この前面扉3はガラス窓3aを
有している。上記オーブンケース2内の上部には
電気式ヒータ4が設けられ、底部には受皿5が取
り出し可能に挿入されている。また、上記オーブ
ンケース2内の上下中途部には焼網6が取り出し
可能に配設されている。この焼網6は高さ位置を
調製できるようになつており、この焼網6の下方
に上記受皿5が位置している。
上記受皿5内には油吸着マツト8が取り出し可
能に入れられている。この油吸着マツト8は偏平
な袋体9を有している。この袋体9はアルミ箔1
0を折り曲げて形成したもので、このアルミ箔1
0には多数の小孔11が形成されている。そし
て、上記袋体9内に粉粒状や短い紐状をなした膨
張黒鉛12が充填されている。
上記膨張黒鉛12は結晶のよく発達した黒鉛、
例えば天然リン状黒鉛やキツシユ黒鉛を原料とし
て製造される。即ち、先ず、上記原料を湿式酸化
して酸化黒鉛とし、次に、この酸化黒鉛を900℃
以上の高温で急熱する。すると、上記酸化黒鉛は
その結晶構造におけるC軸方向に50〜300倍に膨
張し、これによつて上記膨張黒鉛12が得られ
る。このようにして得られた膨張黒鉛12は熱
的、化学的に安定であり、かつ、多孔質であるこ
とから、吸着性、断熱性に優れた特性を有してい
る。
なお、上記の場合、上記膨張黒鉛12を所定の
圧力で加圧成形して多孔質の板状とし、これを袋
体9内に充填してもよい。
次に、第3図により、上記アルミ箔10に対す
る小孔11の成形方法について説明すると、先
ず、所望の網目を有する金網14を用意し、この
金網14上にアルミ箔10を載せる。次に、この
アルミ箔10の上面を押圧するように金属刃等の
剛体15を摺動させる(図中矢印A図示)。する
と、この剛体15の摺動によりこの剛体15と金
網14の突部とで挟まれた部分のアルミ箔10は
容易に破損する。そして、この破損により上記ア
ルミ箔10には金網14の網目に対応する多数の
小孔11が成形される。この場合、小孔11の孔
数やピツチはこれに合致する金網14を用意する
ことにより任意に選択できる。
上記電気オーブン1により魚等の被調理物17
を焼く場合、ヒータ4から熱を放射すると(第2
図中矢印B図示)、焼網6上の被調理物17はそ
の上面が上記ヒータ4からの熱で直接加熱され
る。また、上記ヒータ4から放射された熱の一部
は袋体9の上面に達し、ここで袋体9のアルミ箔
10により輻射され(第2図中矢印C図示)、被
調理物17の下面はこの輻射熱で加熱される。よ
つて、上記被調理物17はその上下面が共に十分
に焼かれる。
上記被調理物17を焼いている途中で、この被
調理物17から油が滴下すると(第2図中矢印D
図示)、この油はアルミ箔10に成形した小孔1
1を通つて袋体9内に浸入し、袋体9内の膨張黒
鉛12に吸着されることとなる。よつて、電気オ
ーブン1が上記被調理物17から滴下する油によ
り汚損されることは防止される。
第4図は他の実施例を示している。図におい
て、20は焼器たるガスグリルで、そのグリルケ
ース21内には左右一対のバーナ22,22が設
けられている。これら両バーナ22,22はグリ
ルケース21の内下方へ向うバーナ孔22aを有
している。また、上記グリルケース21の上面に
は開口24が形成され、この開口24に対応する
ように焼網6が配設される。
そして、各バーナ22のバーナ孔22aからグ
リルケース21の内下方に向つて炎を噴出させれ
ば、この炎は上記噴出方向の途中で上方に反転し
(図中矢印E図示)、この炎により上記焼網6上の
被調理物17が直接加熱されると共に、油吸着マ
ツト8の袋体9による輻射熱で十分に加熱され
る。
(考案の効果) この考案によれば、多数の小孔を有するアルミ
箔で成形した袋体と、この袋体内に充填される膨
張黒鉛とで油吸着マツトを構成したため、この油
吸着マツトを焼器の底部で焼網の下方に位置させ
れば、調理中に、焼網上の被調理物から滴下する
油はアルミ箔に成形された小孔を通つてこの袋体
内に浸入し、この袋体内の膨張黒鉛により吸着さ
れることとなる。
この場合、上記油吸着マツトは1つの平板状ユ
ニツトであるため、これを焼器の底部に挿入した
り、ここから取り出したりする操作は、水を張つ
た受皿を挿入したり取り出したりしていた従来の
操作と比較して、極めて簡単になる。よつて、こ
の油吸着マツトによれば、上記被調理物から滴下
する油を回収する操作は容易となる。
しかも、上記油を吸着する膨張黒鉛は、元来、
可燃物であるため、上記油吸着マツトを吸着した
油と共に所定の高温にしてやれば、これらは燃焼
することとなる。このため、油を吸着させた後の
吸着マツトの燃焼処理も容易にでき、よつて、こ
の油の廃棄処分操作は容易となる。
また、調理中に被調理物から滴下する油にはこ
の被調理物の臭いの成分が含まれているが、この
臭いの成分は上記のように、油と共に油吸着マツ
トに吸着される。よつて、焼器により被調理物を
調理する場合、臭気が被調理物の風味を損ねた
り、また、臭気が周囲にただよつたりすることは
抑制される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は油吸着
マツトの斜視一部破断図、第2図は電気オーブン
の正面一部断面図、第3図アルミ箔に小孔を成形
する方法を説明する図、第4図は他の実施例を示
し、第2図に相当する図である。 1……電気オーブン(焼器)、4……ヒータ、
6……焼網、8……油吸着マツト、9……袋体、
10……アルミ箔、11……小孔、12……膨張
黒鉛、17……被調理物、20……ガスグリル
(焼網)、22……バーナ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 焼網上の被調理物から滴下する油を吸着する油
    吸着マツトであつて、多数の小孔を有するアルミ
    箔で成形した偏平な袋体を設け、この袋体内に膨
    張黒鉛を充填したことを特徴とする焼器における
    油吸着マツト。
JP11361087U 1987-07-24 1987-07-24 Expired JPH0423487Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11361087U JPH0423487Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11361087U JPH0423487Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6419818U JPS6419818U (ja) 1989-01-31
JPH0423487Y2 true JPH0423487Y2 (ja) 1992-06-01

Family

ID=31353598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11361087U Expired JPH0423487Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

Country Status (1)

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JP (1) JPH0423487Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220595A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Mitsubishi Alum Co Ltd 焼成器における受皿用マット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011220595A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Mitsubishi Alum Co Ltd 焼成器における受皿用マット

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6419818U (ja) 1989-01-31

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