JPH04234039A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04234039A
JPH04234039A JP41639390A JP41639390A JPH04234039A JP H04234039 A JPH04234039 A JP H04234039A JP 41639390 A JP41639390 A JP 41639390A JP 41639390 A JP41639390 A JP 41639390A JP H04234039 A JPH04234039 A JP H04234039A
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JP
Japan
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silver halide
film
mol
silver
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Pending
Application number
JP41639390A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Ueda
栄一 上田
Hiromitsu Araki
荒木 弘光
Takatoshi Yajima
孝敏 矢島
Mineko Ito
峰子 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影、取扱い等に便利
なコンパクトカメラに用いて好適なハロゲン化銀写真感
光材料に関し、詳しくは薄膜化が可能で、さらに強度や
カール解消性にも優れたハロゲン化銀写真感光材料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】旅行先などで写真を撮りたい場合に、手
軽に撮影でき、取扱いや携帯にも便利な小型のポケット
カメラが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、携帯に便利で
手軽さを考えると、より一層の小型化が望まれるが、小
型化を追求する上で、内蔵される写真フィルムの収納ス
ペースのコンパクト化が不可欠である。通常、写真フィ
ルムとしてはロール状フィルムをスプールに巻回した状
態のものが内蔵されるので、そのスペースをコンパクト
化して、なおかつ一定の撮影枚数(例えば36枚撮り)
を確保するためには、写真フィルム自体の厚さを薄くす
る必要がある。特に、写真フィルムの支持体の厚みは現
行でも120〜125μm程度あり、その上の感光層の
厚み(20μm程度)と比べてもかなり厚いものである
ため、この支持体の厚みを薄くすることが、写真フィル
ム全体の厚みを薄くする上で最も有効な手段と考えられ
る。ところで、従来使用されているプラスチックフィル
ム支持体としては、トリアセチルセルロース(TAC)
などのトリアセテートフィルムとポリエチレンテレフタ
レート(PET)などのポリエステルフィルムが代表的
であるが、前者のTACフィルムはもともと機械的強度
が弱いため、現行よりも薄くすることは不可能であり、
これに対し後者のPETフィルムは機械的強度が強く、
この点では薄膜化も可能ではあるが、現像処理後も巻き
ぐせ(カール)が残ってとれにくいという欠点がある。 特にコンパクト化を考えると、どうしても小径のスプー
ルに写真フィルムを巻回する必要があり、上記欠点は解
消しなければならない重要な問題である。このように感
光材料の収納スペースのコンパクト化が要望されている
にもかかわらず、現在のところ困難な課題であった。
【0004】本発明は上記従来の解決すべき課題に鑑み
なされたもので、その目的は、薄膜化が可能で、さらに
強度やカール解消性にも優れた、コンパクトカメラに用
いて好適なハロゲン化銀写真感光材料を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、支持体上に
、少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層が設けられたロ
ール状に巻かれたハロゲン化銀写真感光材料において、
前記支持体の損失弾性率(tanδ)が0.03以上で
あり、かつ、破断強度が10kg/mm2 以上であり
、さらに熱収縮率が2.0%以下であることを特徴とす
る。
【0006】また、本発明のハロゲン化銀写真感光材料
は、外径が5mm〜11mmのスプールに巻回されるロ
ール状写真フィルムの支持体およびハロゲン化銀乳剤層
を有するハロゲン化銀写真感光材料であって、該支持体
の膜厚が40μm〜80μmであり、かつ該支持体は少
なくとも下記■〜■の化合物を反応させて得られるポリ
エステルから構成されていることを特徴とする。
【0007】
【化3】 ■スルホン酸の金属塩を有する芳香族ジカルボン酸又は
そのエステル化合物 ■テレフタル酸又はエステル化合物 ■エチレングルコール
【0008】また、本発明のハロゲン化銀写真感光材料
は、巻き外径が20mm以下に巻回されるロール状写真
フィルムの支持体およびハロゲン化銀乳剤層を有するハ
ロゲン化銀写真感光材料であって、該支持体の膜厚が4
0μm〜80μmであり、かつ該支持体は少なくとも下
記■〜■の化合物を反応させて得られるポリエステルか
ら構成されていることを特徴とする。
【0009】
【化4】 ■スルホン酸の金属塩を有する芳香族ジカルボン酸又は
そのエステル化合物 ■テレフタル酸又はエステル化合物 ■エチレングルコール 以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0010】本発明における損失弾性率tanδとは損
失弾性率E″を貯蔵弾性率E′で除した値でtanδ=
E″/E′として計算される。E″,E′の測定は、東
洋ボードウィン社製RHEO  V:BRON  DD
V−II−EAを用いて行い、試料形状は膜厚75μ、
長さ20mm、巾2mmのものを用い、測定条件は、振
動周波数11hz、動的変位±16μmで行い50℃の
ときのE″,E′よりtanδを算出する。
【0011】本発明におけるフィルムの破断強度は、引
張り試験機東洋ボードウィン社製テンシロンRTM−1
00を用い、試料は、巾10mm、長さ100mmの片
を用い、23℃55%RH条件下で測定した。
【0012】本発明における熱収縮率は、試料を23℃
55%条件下で1晩以上調湿後、たて延伸方向に100
mm間隔で印をしたあと、130℃30分間熱処理し、
冷却後再び23℃55%RH条件下で1晩以上調湿後、
印の間隔測定し、元の間隔から、どれくらい縮んでいる
かを%表示した。
【0013】本発明者は、鋭意検討の結果、損失弾性率
(tanδ)が0.03以上で、破断強度が10kg/
mm2 以上で、かつ熱収縮率が2.0%以下である支
持体を用いることにより、巻きぐせがとれやすく、平面
性に優れ、さらにフィルム強度も十分なものが得られる
ことを見い出した。
【0014】本発明に用いられるハロゲン化銀写真用支
持体は、外径が5mm〜11mmのスプールに巻回され
るロール状写真フィルムの支持体であって、その膜厚が
40μm〜80μmである。スプールの外径が11μm
を越えると、コンパクト化を達成する上で好ましくなく
、またこれが5mm未満であると、その回りに写真フィ
ルムを巻回することが困難になる。また、支持体の膜厚
が80μmを越えると、一定枚数以上の撮影枚数を確保
しかつ写真フィルム全体の厚さを薄くしてコンパクト化
することが困難であり、一方、膜厚が40μm未満にな
ると、機械的強度が低下し腰もなくなるため支持体とし
て使用することが出来なくなる。支持体の膜厚は特に、
60〜75μmの範囲が好ましい。
【0015】また、本発明に用いられるハロゲン化銀写
真用支持体は、巻き外径が20mm以下に巻回されるの
がよい。巻き外径が20mmを越えるとコンパクト化の
点で好ましくない。本発明のハロゲン化写真用支持体は
、少なくとも、
【0016】
【化5】 ■スルホン酸の金属塩を有する芳香族ジカルボン酸又は
そのエステル化合物、■テレフタル酸又はそのエステル
化合物、■エチレングリコール、を反応させて得られる
ポリエステルから構成されるのが好ましい。
【0017】本発明に用いる支持体の化学的成分として
好ましいものは、芳香族二塩基酸特に、テレフタル酸と
グリコールを主要な構成成分とするコポリエステル系で
あり、かつ本発明の物性値を満たす、コポリエステルで
ある。テレフタル酸成分、グリコール成分と共重合する
成分としては、スルホン酸の金属塩を有する芳香族ジカ
ルボン酸及びポリエチレングルコールが好ましい。
【0018】スルホン酸の金属塩を有する芳香族ジカル
ボン酸としては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、
2−ナトリウムスルホテレフタル酸、6−ナフタレンジ
カルボン酸及びこれらのナトリウムを他の金属例えば、
カリウム、リチウムなどで置換した化合物又はそのエス
テル化合物などが挙げられ、本発明では、特に、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸又はそのエステル化合物が
好ましい。ポリエチレングリコールとしては、エチレン
グリコールの繰り返し単位が、2〜500のものが好ま
しいが、特に好ましくは50〜150のものである。
【0019】これらの化合物以外に、酸成分としては、
例えばイソフタル酸、又はそのエステル化合物、アジピ
ン酸又は、そのエステル化合物など、また、アルコール
成分としては例えば、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、ジエチルグリコールなどの化合物を含ん
でいても良い。ポリエステルを構成する■〜■成分の好
ましい量としては、■は、主原料であるテレフタル酸成
分に対して好ましくは、2〜20mol%、特に好まし
くは、4〜15mol%添加されるのがよい。また、■
はアルコール成分の主原料であるエチレングリコール成
分に対して、好ましくは1〜15wt%、特に好ましく
は、3〜10wt%添加されるのがよい。
【0020】上記■〜■の化合物以外の化合物を含む場
合、■〜■の化合物の総量に対して20mol%以下で
あることが望ましい。少なくとも上記■〜■の化合物を
反応させてポリエステルを得るには、公知の合成方法を
用いて行なうことが出来る。得られたポリエステルから
本発明の支持体を形成するには、次のようにして行なう
【0021】すなわち、得られた樹脂を乾燥後、溶融押
し出しして、未延伸シートとし、次いでたて延伸および
よこ延伸及び熱固定することにより目的とするフィルム
にする。延伸倍率は特に限定されないが、通常は2〜5
倍が適当である。延伸時の温度は特に限定されないが5
0〜140℃が適当である。熱固定温度は特に限定され
ないが150〜220℃が適当である。
【0022】本発明に用いるポリエステル支持体には、
ライトパイピングを防止する意味で、染料を添加するの
が好ましい。使用する染料について特に限定はないが、
色調は、グレー染色が好ましく、またポリエステルの製
膜温度での耐熱性に優れているのが好ましい。染料とし
ては、三菱化成のDiaresin、日本化薬製のKa
yaset、USP3822132等に記載の染料を単
独で或は混合して用いることができる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 (感光材料の作成)(支持体例) 支持体1.ポリエチレンテレフタレートフィルム(90
μ) たて延伸条件    温度90℃      延伸倍率
  3倍よこ延伸条件    温度90℃      
延伸倍率  3倍熱固定温度      220℃
【0024】支持体2.ジメチルテレフタレート:5−
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル:エチレングリ
コール=95:5:100(mol比)の割合で仕上り
重合体となるようにして、重合した厚さ90μのポリエ
ステルフィルム たて延伸条件    温度110℃    延伸倍率 
 3倍よこ延伸条件    温度110℃    延伸
倍率  3倍熱固定温度      200℃
【0025】支持体3.ジメチルテレフタレート:アジ
ピン酸ジメチル:エチレングリコール=90:10:1
00(mol比)のフィルム たて延伸条件    温度65℃      延伸倍率
  3倍よこ延伸条件    温度65℃      
延伸倍率  3倍熱固定温度      200℃
【0026】支持体4.ジメチルテレフタレート:5−
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル:ポリエチレン
グリコール(分子量約3500):エチレングリコール
=95:5:0.5:99.5(mol比)のフィルム
たて延伸条件    温度80℃      延伸倍率
  3倍よこ延伸条件    温度80℃      
延伸倍率  3倍熱固定温度      200℃
【0027】支持体5.ジメチルテレフタレート:5−
ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル:アジピン酸ジ
メチル:エチレングリコール=77:8:15:100
(mol比)のフィルム たて延伸条件    温度95℃      延伸倍率
  3倍よこ延伸条件    温度95℃      
延伸倍率  3倍熱固定温度      190℃
【0028】支持体6.通常のカラーフィルムに用いら
れているトリアセチルセルロースを120μに流延製膜
したフィルム。 支持体7.支持体1と同様の条件で作製した厚さ75μ
のポリエチレンテレフタレートフィルム支持体8.厚さ
が75μであること以外は、支持体4と同様の条件で作
成したフィルム
【0029】(試料101)支持体1の両面に、8w/
(m2 ・min )のコロナ放電処理を施し、一方の
面に下記下引塗布液B−3を乾燥膜厚0.8μmになる
よう下引層B−3として、他方の面に下記下引塗布液B
−4を乾燥膜厚0.8μmになるよう下引層B−4とし
て塗設した。
【0030】 塗布液B−3   ブチルアクリレート30重量%、t−ブチルアクリ
レート20重量%、スチレン25重量%および2−ヒド
ロキシエチルアクリレート25重量%の共重合体ラテッ
クス液(固形分30%)              
                      270
g  化合物(C−6)              
                         
     0.6g  ヘキサメチレン−1.6−ビス
(エチレンウレア)              0.
8g水で1リットルに仕上げる。
【0031】 塗布液B−4   ブチルアクリレート40重量%、スチレン20重量
%およびグリシジルアクリレート40重量%の共重合体
ラテックス液(固形分30%)        270
g  化合物(C−6)              
                         
     0.6g  ヘキサメチレン−1.6−ビス
(エチレンウレア)              0.
8g水で1リットルに仕上げる。さらに、下引層B−3
および下引層B−4の上に、8w/(m2 ・min 
)のコロナ放電を施し、下引層B−3の上には、下記塗
布液B−5を乾燥膜厚0.1μmになるように下引層B
−5として、下引層B−4の上には、下記塗布液B−6
を乾燥膜厚0.8μmになるよるように帯電防止機能を
もつ塗布液B−6として塗設した。
【0032】 塗布液B−5   ゼラチン                   
                       10
g  化合物(C−6)              
                  0.2g  化
合物(C−7)                  
              0.2g  化合物(C
−8)                      
          0.1g  平均粒径3μmのシ
リカ粒子                     
 0.1g水で1リットルに仕上げる
【0033】 塗布液B−6   水溶性導電性ポリマー(C−9)        
            60g  化合物(C−10
)を成分とするラテックス液        80g 
   (固形分20%)   硫酸アンモニウム               
                 0.5g  硬化
剤(C−11)                  
              12g  ポリエチレン
グリコール(重量平均分子量600)      6g
水で1リットルに仕上げる
【0034】
【化6】
【0035】
【化7】
【0036】下引層B−5の上に25w/(m2 ・m
in )のコロナ放電を施し、また、下引層B−6の上
に8w/(m2 ・min )のコロナ放電を施した。 更に下引層B−5の上に下記の乳剤層をB−6の上に下
記のバッキング層を順次支持体側から形成して、多層カ
ラー写真感光材料101を作成した。 第1層;ハレーション防止層(HC)   黒色コロイド銀                
                         
   0.15g  UV吸収剤(UV−1)    
                         
       0.20g  化合物(CC−1)  
                         
             0.02g  高沸点溶媒
(Oil−1)                  
                0.20g  高沸
点溶媒(Oil−2)               
                   0.20g 
 ゼラチン                    
                         
     1.6  g
【0037】 第2層;中間層(IL−1)   ゼラチン                   
                         
      1.3  g第3層;低感度赤感性乳剤層
(R−L)  沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm) 
                       0.
4  g              (平均沃度含有
量2.0モル%)  沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μ
m)                       
 0.3  g              (平均沃
度含有量8.0モル%)  増感色素(S−1)3.2
×10−4(モル/銀1モル)  増感色素(S−2)
3.2×10−4(モル/銀1モル)  増感色素(S
−3)0.2×10−4(モル/銀1モル)  シアン
カプラー(C−1)                
                  0.50g  
シアンカプラー(C−2)             
                     0.13
g  カラードシアンカプラー(CC−1)     
                   0.07g 
 DIR化合物(D−1)             
                     0.00
6g  DIR化合物(D−2)          
                         
 0.01g  高沸点溶媒(Oil−1)     
                         
    0.55g  ゼラチン          
                         
               1.0  g
【003
8】 第4層;高感度赤感性乳剤層(R−H)  沃臭化銀乳
剤(平均粒径0.7μm)             
           0.9  g        
      (平均沃度含有量7.5モル%)  増感
色素(S−1)1.7×10−4(モル/銀1モル) 
 増感色素(S−2)1.6×10−4(モル/銀1モ
ル)  増感色素(S−3)0.1×10−4(モル/
銀1モル)  シアンカプラー(C−2)      
                         
   0.23g  カラードシアンカプラー(CC−
1)                       
 0.03g  DIR化合物(D−2)      
                         
     0.02g  高沸点溶媒(Oil−1) 
                         
        0.25g  ゼラチン      
                         
                   1.0  g
【0039】 第5層;中間層(IL−2)   ゼラチン                   
                         
      0.8  g第6層;低感度緑感性乳剤層
(G−L)  沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm) 
                       0.
6  g              (平均沃度含有
量8.0モル%)  沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μ
m)                       
 0.2  g              (平均沃
度含有量2.0モル%)  増感色素(S−4)6.7
×10−4(モル/銀1モル)  増感色素(S−5)
0.8×10−4(モル/銀1モル)  マゼンタカプ
ラー(M−1)                  
              0.17g  マゼンタ
カプラー(M−2)                
                0.43g  カラ
ードマゼンタカプラー(CM−1)         
             0.10g  DIR化合
物(D−3)                   
                 0.02g  高
沸点溶媒(Oil−2)              
                    0.7  
g  ゼラチン                  
                         
       1.0  g
【0040】 第7層;低感度緑感性乳剤層(G−H)  沃臭化銀乳
剤(平均粒径0.7μm)             
           0.9  g        
      (平均沃度含有量7.5モル%)  増感
色素(S−6)1.1×10−4(モル/銀1モル) 
 増感色素(S−7)2.0×10−4(モル/銀1モ
ル)  増感色素(S−8)0.3×10−4(モル/
銀1モル)  マゼンタカプラー(M−1)     
                         
  0.30g  マゼンタカプラー(M−2)   
                         
    0.13g  カラードマゼンタカプラー(C
M−1)                     
 0.04g  DIR化合物(D−3)      
                         
   0.004g  高沸点溶媒(Oil−2)  
                         
       0.35g  ゼラチン       
                         
                  1.0  g

0041】 第8層;イエローフィルター層(YC)  黄色コロイ
ド銀                       
                     0.1 
 g  添加剤(HS−1)            
                         
   0.07g  添加剤(HS−2)      
                         
         0.07g  添加剤(SC−1)
                         
               0.12g  高沸点
溶媒(Oil−2)                
                  0.18g  
ゼラチン                     
                         
    1.0  g
【0042】 第9層;低感度青感性乳剤層(B−L)  沃臭化銀乳
剤(平均粒径0.3μm)             
           0.25g         
     (平均沃度含有量2.0モル%)  沃臭化
銀乳剤(平均粒径0.4μm)           
             0.25g       
       (平均沃度含有量8.0モル%)  増
感色素(S−9)5.8×10−4(モル/銀1モル)
  イエローカプラー(Y−1)          
                      0.6
  g  イエローカプラー(Y−2)       
                         
0.32g  DIR化合物(D−1)       
                         
  0.003g  DIR化合物(D−2)    
                         
     0.006g  高沸点溶媒(Oil−2)
                         
         0.18g  ゼラチン     
                         
                    1.3  
【0043】 第10層;高感度青感性乳剤層(B−H)  沃臭化銀
乳剤(平均粒径0.8μm)            
            0.5  g       
       (平均沃度含有量8.5モル%)  増
感色素(S−10)    3×10−4(モル/銀1
モル)  増感色素(S−11)1.2×10−4(モ
ル/銀1モル)  イエローカプラー(Y−1)   
                         
    0.18g  イエローカプラー(Y−2) 
                         
      0.10g  高沸点溶媒(Oil−2)
                         
         0.05g  ゼラチン     
                         
                    1.0  
【0044】 第11層;第1保護層(PRO−1)   沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm)     
                 0.3  g  
紫外線吸収剤(UV−1)             
                     0.07
g  紫外線吸収剤(UV−2)          
                        0
.10g  添加剤(HS−1)          
                         
     0.2  g  添加剤(HS−2)   
                         
            0.1  g  高沸点溶媒
(Oil−1)                  
                0.07g  高沸
点溶媒(Oil−3)               
                   0.07g 
 ゼラチン                    
                         
     0.8  g
【0045】 第12層;第2保護層(PRO−2)   化合物A                   
                         
      0.04g  化合物B        
                         
               0.004g  ポリ
メチルメタクリレート               
                   0.02g 
 (平均粒径3μm)   メチルメタクリレート:エチルメタアクリレート:
メタアクリル酸=3:3:  4(重量比)の重合体(
平均粒径3μm)                 
   0.13g第10層に使用した沃臭化銀乳剤は以
下の方法で調整した。平均粒径0.33μmの単分散沃
臭化銀粒子(沃化銀含有率2mol%)を種結晶として
、沃臭化銀乳剤をダブルジェット法により調整した。
【0046】溶液<G−1>を温度70℃、pAg7.
8、pH7.0に保ち、よく撹拌しながら0.34モル
相当の種乳剤を添加した。 (内部高沃度相−コア相−の形成)その後、<H−1>
と<S−1>を1:1の流量比を保ちながら、加速され
た流量(終了時の流用が初期流量の3.6倍)で86分
を要して添加した。 (外部低沃度相−シェル相−の形成)続いて、pAg1
0.1、pH6.0に保ちながら、<H−2>と<S−
2>を1:1の流量比で加速された流量(終了時の流量
が初期流量の5.2倍)で65分を要して添加した。
【0047】粒子形成中のpAgとpHは、臭化カリウ
ム水溶液と56%酢酸水溶液を用いて制御した。粒子形
成後に、常法のフロキュレーション法によって水洗処理
を施し、その後ゼラチンを加えて再分散し、40℃にて
pH及びpAgをそれぞれ5.8及び8.06に調整し
た。得られた乳剤は、平均粒径0.80μm、分布の広
さが12.4%、沃化銀含有率8.5mol%の八面体
沃臭化銀粒子を含む単分散乳剤であった。
【0048】
【0049】同様の方法で、種結晶の平均粒径、温度、
pAg、pH、流量、添加時間、およびハライド組成を
変化させ、平均粒径および沃化銀含有率が異なる前記各
乳剤を調整した。いずれも分布の広さ20%以下のコア
/シェル型単分散乳剤であった。各乳剤は、チオ硫酸ナ
トリウム、塩化金酸及びチオシアン酸アンモニウムの存
在下にて最適な化学熟成を施し、増感色素、4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ン、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールを加え
た。
【0050】
【化8】
【0051】
【化9】
【0052】
【化10】
【0053】
【化11】
【0054】
【化12】
【0055】
【化13】
【0056】
【化14】
【0057】
【化15】
【0058】
【化16】
【0059】尚、上述の感光材料101は、さらに、化
合物SU−1、SU−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1、
H−2、安定剤ST−1、カブリ防止剤AF−1、AF
−2(重量平均分子量10,000のもの及び1,10
0,000のもの)、染料AI−1、AI−2および化
合物DI−1(9.4mg/m2 )を含有する。 DI−1(下記3成分の混合物)
【0060】
【化17】
【0061】(試料102)支持体例2のフィルム両面
に試料101と同様に、下引き加工をほどこし乳剤層、
バッキング層を塗設した。 (試料103)支持体例3を用いた以外は試料101と
同様にして作製した。 (試料104)支持体例4を用いた以外は試料101と
同様にして作製した。 (試料105)支持体例5を用いた以外は試料101と
同様にして作製した。 (試料107)支持体例7を用いた以外は試料101と
同様にして作製した。 (試料108)支持体例8を用いた以外は試料101と
同様にして作製した。
【0062】(試料106)支持体例6の片面(表面)
に下引加工を施し、次いで、支持体をはさんで、当該下
引加工を施した面と反対側の面(裏面)に下記組成の層
を、支持体側から順次作成した。
【0063】かくして、裏面加工したトリアセテートフ
ィルム支持体の表面に、試料101と同様に乳剤層を設
けた。かくして得られたフィルム試料を35mm巾、長
さ12cmに裁断し、直径11mmのコアに巻きつけて
固定し、55℃で3日間熱処理を行った。かくして、得
られたフィルムについて、巻きぐせ解消性及びフィルム
の平面性、フィルム強度を調べた。巻きぐせ解消性は、
巻きぐせが弱い場合はフィルム末端から末端の距離を、
巻きぐせが強くフィルムが巻きこまれている場合は、巻
きの直径を測定し、もとの長さ12cmで割って100
倍した値を巻きぐせ回復率とした。結果を表1に示す。
【0064】
【表1】 表1から明らかなように、本発明の物性値を満足する支
持体を用いたフィルムは、巻きぐせがとれやすく、平面
性も優れフィルムの強度も充分である。
【0065】実施例2 実施例1で作成した試料104,107,108を巾3
5mmに切り、外径が4,6,10,13mmのスプー
ルに乳剤面が内側になるように巻きつけて、55℃条件
下で、3日間熱処理を施した。かくして得られた試料を
スプールから取り出し巻き芯から長さ12cmのところ
を切り出した。切り出した試料は、すべて巻きぐせがつ
いているが、これらの試料の一端を乳剤面上になるよう
に固定し、直径5mmのテフロン棒でフィルムが巻いて
いる状態から、平面形態になるようにすばやくしごいた
。この作業を各試料について数回行った。ここまでの作
業は暗室内で行い、さらに、これらの試料を現像処理を
行って、カブリの発生が見られるかどうか、目視で検討
した。次に、35mm巾、長さ117cmに切った試料
104,107,108をそれぞ直径4,6,10,1
3のスプールに巻きつけ、内径が21mmでサンドペー
パーで、多少内面をあらしておいたパトローネに舌部を
出して、装填し、パトローネキップをつけて、カシメて
から、舌部を持って、フィルムをいきよいよく、引っ張
りだした。そして、裏面に傷が付くかどうかを調べた。 これらの結果を表2に示す。
【0066】
【表2】 表2から明らかなように、本発明の感光材料は、カブリ
の発生も見られず、裏面のスリキズの発生も見られない
。通常のPET支持体の用いた場合はカブリの発生が強
く、また、本発明の支持体を用いた場合でも、コア径が
小さすぎるとやはりカブリが発生し、逆に、コア径が大
きすぎると裏面のスリキズが発生する。また、本発明試
料は、現像処理後巻きぐせがとれて扱いやすく、また、
フィルムの平面性も優れていた。
【0067】実施例3 実施例1で作成した感材104,107,108を巾3
5mmに切りコア径11mmのスプールに外径18mm
になるまで巻きつけた。その後実施例1と同様に55℃
3日間熱処理を行った。試料を巻外から12cm切り出
し、巻きぐせ回復率を測定した。また、18mmの直径
になるまで巻きつけたフィルムの長さを測定し、必要な
長さがあるかどうかを検討した。結果を表3に示す。
【0068】
【表3】 表3から明らかなように、本発明の感材は、小型化を十
分にはたしつつ、多枚数の撮影が可能で、かつ、現像処
理後のまきぐせが改善されている。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に、少なくとも一層のハロゲ
    ン化銀乳剤層が設けられたロール状に巻かれたハロゲン
    化銀写真感光材料において、前記支持体の損失弾性率(
    tanδ)が0.03以上であり、かつ、破断強度が1
    0kg/mm2 以上であり、さらに熱収縮率が2.0
    %以下であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
    料。
  2. 【請求項2】  外径が5mm〜11mmのスプールに
    巻回されるロール状写真フィルムの支持体およびハロゲ
    ン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料であっ
    て、該支持体の膜厚が40μm〜80μmであり、かつ
    該支持体は少なくとも下記■〜■の化合物を反応させて
    得られるポリエステルから構成されていることを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 ■スルホン酸の金属塩を有する芳香族ジカルボン酸又は
    そのエステル化合物 ■テレフタル酸又はそのエステル化合物■エチレングリ
    コール
  3. 【請求項3】  巻き外径が20mm以下に巻回される
    ロール状写真フィルムの支持体およびハロゲン化銀乳剤
    層を有するハロゲン化銀写真感光材料であって、該支持
    体の膜厚が40μm〜80μmであり、かつ該支持体は
    少なくとも下記■〜■の化合物を反応させて得られるポ
    リエステルから構成されていることを特徴とするハロゲ
    ン化銀写真感光材料。 【化2】 ■スルホン酸の金属塩を有する芳香族ジカルボン酸又は
    そのエステル化合物 ■テレフタル酸又はそのエステル化合物■エチレングリ
    コール
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0635118A (ja) * 1992-07-14 1994-02-10 Fuji Photo Film Co Ltd ロール状ハロゲン化銀写真感光材料
EP0636928A1 (en) * 1993-02-16 1995-02-01 Teijin Limited Base film for photographic film

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP0636928A1 (en) * 1993-02-16 1995-02-01 Teijin Limited Base film for photographic film
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US5496688A (en) * 1993-02-16 1996-03-05 Teijin Limited Base film for photographic film

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