JPH0423384Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0423384Y2
JPH0423384Y2 JP18075185U JP18075185U JPH0423384Y2 JP H0423384 Y2 JPH0423384 Y2 JP H0423384Y2 JP 18075185 U JP18075185 U JP 18075185U JP 18075185 U JP18075185 U JP 18075185U JP H0423384 Y2 JPH0423384 Y2 JP H0423384Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
transmission
transmission shaft
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18075185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6289931U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18075185U priority Critical patent/JPH0423384Y2/ja
Publication of JPS6289931U publication Critical patent/JPS6289931U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0423384Y2 publication Critical patent/JPH0423384Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は走行装置と前処理装置とを同一の入力
伝動軸により歯車伝動するようにしたコンバイン
等の農機用歯車伝動構造に係るものである。
〔従来技術〕
第6図により説明するに、コンバインは、大別
してミツシヨンケース1を介して駆動される左右
一対のクローラ(図外)よりなる走行装置Aと、
この走行装置A上方の機台に搭載される脱穀装置
Bおよび、この脱穀装置Bの前方に配設される前
処理装置Cとから構成されている。
そして、このコンバインの走行装置Aと前処理
装置Cとを同一の入力伝動軸9により駆動するよ
うにした歯車伝動構造では、入力伝動軸9上の主
クラツチ11を断状態にしたとき、走行装置A側
の車軸歯車31と、前処理装置C側の前処理歯車
15とは、両歯車に連鎖的に噛合する一連の歯車
群に噛合状態のままで停止するようになつてい
る。
つまり、コンバインでは、前処理装置Cの回転
を車速に同期させるようになつている関係上、前
処理装置Cは走行停止に連動して伝導を切らない
と機体の停止位置で回転する前処理装置Cによつ
て立毛穀稈が梳き起しされ脱粒が発生するという
問題点があるので、これを防止するために、前処
理装置Cを主クラツチ11の下手側の伝導系から
駆動回転するようになし、主クラツチ11の断状
態で走行装置Aと同時に前処理装置Cを停止させ
るようになつている。
この停止に伴い、走行装置A側の車軸歯車31
と前処理装置C側の前処理歯車15とに連鎖的に
噛合している変速軸5上の入力歯車18がロツク
状態となるため、この入力歯車18が固定された
変速軸5もロツク状態で停止することになる。特
に、前処理装置Cに刈取穀稈が残留し負荷が作用
している状態で走行を停止した場合には、前処理
伝導系が強力にロツクされてしまうという事態が
発生する。
したがつて、変速軸5上の変速歯車19をシフ
トして変速する際、変速歯車19がロツク状態で
停止している変速軸5上のドツグ歯車20、また
は分配軸6上の各伝動歯車に噛合せず、主クラツ
チのダブル操作などして変速しているため、変速
歯車19が半噛み状態になり易く、走行中の変速
外れが多いという問題点があつた。
また、変速歯車が噛合しない原因として、(1)両
軸間の平行度誤差(2)スプラインの歯筋、歯車歯面
の歯筋誤差(3)負荷時における軸の撓み(4)歯幅に対
する変速歯車の圧力中心の偏差誤差(5)軸と歯車の
回転面の偏差誤差、等により変速不良、または半
噛み状態での変速外れが発生し易い状態になると
いう問題点もあつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の実情に鑑み、それらの
問題点を解消すべく創案されたものであつて、変
速歯車による変速シフトが容易にでき、半噛み状
態による変速外れを防止することができる農機用
歯車伝動構造を提供することを目的とするもので
ある。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案による農機用歯車伝
動構造は、主クラツチを介して駆動される入力伝
動軸と走行装置の車軸との間には、選択摺動自在
の変速歯車を有する変速軸を配設し、さらに前記
入力伝動軸により駆動される作業機伝動軸を配設
した農機用歯車伝動構造において、上記入力伝動
軸に固定の駆動歯車を、車軸に固定の車軸歯車、
および作業機伝動軸に固定の前処理歯車とに連鎖
的に噛合させると共に、前記駆動歯車に噛合する
前記変速軸上の入力歯車を、変速軸軸芯周りの所
定角度にわたつて遊転自在に設けたことを特徴と
するものである。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。第6図に示すように、コンバイン
は、大別してミツシヨンケース1を介して駆動さ
れる左右一対のクローラ(図外)よりなる走行装
置Aと、この走行装置A上方の機台に搭載される
脱穀装置Bおよび、この脱穀装置Bの前方に配設
される前処理装置Cとから構成されている。
そして、第1図に示すようにミツシヨンケース
1は、主ミツシヨンケース2とこの主ミツシヨン
ケース2に連結される副ミツシヨンケース3とか
ら構成されており、この主ミツシヨンケース2に
は走行装置Aを駆動するための左右の車軸4,4
と、これら車軸4を変速するための変速軸5とが
配設され、またこの車軸4と変速軸5との間には
変速軸5に隣接する分配軸6および7が配設さ
れ、この分配軸6に隣接して車軸4に接続する左
右の操向軸8,8が配設されている。
前記副ミツシヨンケース3は、主ミツシヨンケ
ース2に軸支された変速軸5の軸芯周りに回動固
定自在に設けられており、この副ミツシヨンケー
ス3に回転自在に軸支された入力伝動軸9の突出
部には割りプーリ形式の無段変速受動Vプーリ1
0および、この無段変速受動Vプーリ10の固定
側10aと入力伝動軸9との間を断続するための
多板形式の主クラツチ11とが設けられており、
この無段変速受動Vプーリ10をVベルト12に
よりカウンター軸46に設けた無段変速駆動Vプ
ーリ51から無段階に変速することによつて、走
行装置Aとこれに同期回転する前処理装置Cとが
無段階に変速されるようになつている。
さらにこのカウンター軸46に固定のVプーリ
47はエンジン48の出力軸49に固定のVプー
リ50からVベルトにより駆動されるようになつ
ており、また、エンジン48の出力軸49に固定
のプーリ59により脱穀装置駆動系統60が駆動
回転されるようになつている。
前記副ミツシヨンケース3には、プーリ13が
固定された前処理装置Cを駆動するための前処理
伝動軸14が配設されており、第6図に示すよう
に、このプーリ13と前処理伝動系統52の前処
理入力軸56に固定のプーリ57との間にはVベ
ルト58が巻掛けられ、前処理駆動系統52の前
処理入力軸56は副ミツシヨンケース3に支架さ
れた前処理伝動軸14から駆動回転されるように
なつており、この前処理伝動軸14の回転に伴い
前処理駆動系統52内の刈刃53、梳起し装置5
4、脱穀装置Bへの刈取穀稈搬送装置55等がそ
れぞれ駆動回転されるようになつている。
前記前処理軸14に固定の前処理歯車15は入
力伝動軸9に固定の駆動歯車16に噛合するよう
になつており、さらにこの入力伝動軸9に固定の
駆動歯車16は、この駆動歯車16に噛合する副
ミツシヨンケース3内の中間歯車17を経由して
変速軸5の副ミツシヨンケース3内に突出してい
る部位に設けた入力歯車18に噛合するようにな
つている。
前記主ミツシヨンケース2内の前記変速軸5上
には、変速軸5の軸芯方向に摺動のみ自在な変速
歯車19と、変速軸5の一側(左側)に固定され
前記変速歯車19が嵌入係合するるドツグ歯車2
0とが設けられており、また分配軸6には変速軸
5のドツグ歯車20と常時噛合する分配小歯車2
1と、前記変速歯車19の選択摺動によつて変速
歯車19と噛合する分配大歯車22とがそれぞれ
固定される共に、右側に位置して分配軸6の軸芯
周りに遊転自在な遊転歯車23が設けられてお
り、さらに分配軸7には前記遊転歯車23に噛合
する伝動歯車24とバツク歯車25および操向伝
動歯車26がそれぞれに固定されている。
この操向伝動歯車26は左右の操向軸8,8中
央に配設された操向歯車27に噛合するようにな
つており、この操向軸8にはこの操向歯車27の
左右両側にそれぞれ形成したドツグ歯に嵌入・離
脱するよう摺動自在に構成された左右のクラツチ
歯車28,28が設けられると共に、主ミツシヨ
ンケース2より外側に突出させた軸端にブレーキ
ドラム29がそれぞれに固定されており、この各
ブレーキドラム29にはブレーキ装置30がそれ
ぞれに対設されている。
各車軸4の基端側には各操向軸8,8のクラツ
チ歯車28,28に噛合する車軸歯車31がそれ
ぞれに固定されていると共に、各車軸ケース32
より突出する各車軸4の軸端には走行装置Aの左
右一対のクローラ(図外)をそれぞれ回転駆動す
るスプロケツト33が固定されている。
また、変速軸5の上方に配設されたシフタ軸3
4にはシフタ35が摺動自在に設けられ、このシ
フタ35の下方は変速歯車19に形成の溝に嵌挿
されると共に、シフタ35の上方は上下方向の軸
芯を中心にして左右方向に回動するシフタアーム
36の下方に連結され、このシフタアーム36は
その突出端に固定の連結アーム37を介して変速
レバー(図外)に連結されている。
そして、第2図および第3図にその詳細を示す
ように、変速軸5に設けた入力歯車18は変速軸
5に回転自在に支架されると共に、この入力歯車
18には側面から突出する複数個の係合爪38を
設け、さらにこの入力歯車18の外側には固定円
板40を固定すると共に、この固定円板40の内
側には前記入力歯車40の係合爪に係合する複数
個の係合爪39を側面から突出させて設けるよう
になつており、この両者の係合爪38および39
は第3図に示すように互いに係合させた際に両者
の係合爪38および39間に変速軸5の軸芯周り
の所定角度にわたつて間隔Kが形成されるように
なつており、この係合爪38および39間に形成
される間隔Kによつて変速軸5上の入力歯車18
を、変速軸5の軸芯周りの所定角度にわたつて遊
転自在となるようにしたものである。
このように変速軸5上の入力歯車18を、所定
角度にわたつて遊転自在とすることによつて、入
力伝動軸9上の主クラツチ11を「断」状態にし
て行う変速の際、前処理歯車15と車軸歯車3
1,31とに連鎖的に同時噛合する入力歯車18
がロツク状態で停止しても、中立位置に移動させ
た変速歯車10のフリー状態で変速軸5のみを間
隔Kの範囲内で遊転自在のフリー状態とすること
ができるため、次に行う変速シフトの際、変速軸
5上の変速歯車19を、同軸5上のドツグ歯車2
0、分配軸6上の分配大歯車22、または分配軸
7上のバツグ歯車25等の各伝動歯車に極めて容
易に選択摺動させることができる。
これにより、変速歯車19の半噛み状態を確実
に阻止して変速外れを防止することができので、
従来のように入力歯車18が変速軸5に固定され
ているため、変速歯車19がロツク状態で停止し
ている変速軸5上のドツグ歯車20、または分配
軸6上の各伝動歯車に噛合せず、主クラツチ11
のダブル操作などして変速しているため、変速歯
車19が半噛み状態になり易く、走行中の変速外
れが多いという問題点を解消することができる。
なお、前処理伝動軸14につて図示しない他の作
業機を駆動するようにしてもよい。
また他例を示す第4図および第5図のように、
変速軸5と、入力歯車41との間に一方向回転ク
ラツチ42を介在することによつても前例と同等
の効果を奏することができる。
すなわち、一方向回転クラツチ42は、入力歯
車41に設けた三個所の偏心孔43内にローラ4
4が挿入され、このローラ44がバネ45によつ
て偏心孔43の小径側に附勢弾持されることによ
つて構成されており、この一方向回転クラツチ4
2付の入力歯車41は、実線方向には変速軸5と
一体的に結合して回転することができ、また点線
方向には変速軸5を遊転自在のフリー状態とする
ことができるので、中立位置に移動させた変速歯
車10のフリー状態でなる変速軸5の遊転自在な
フリー状態を利用して前例と同様に、変速軸5を
一方向回転クラツチ42の遊隙内で遊転自在のフ
リー状態とすることができるため、次に行う変速
シフトの際、変速軸5上の変速歯車19を同軸5
上のドツグ歯車20、分配軸6上の分配大歯車2
2、または分配軸7上のバツク歯車25に極めて
容易に選択摺動させることができる。
〔考案の効果〕
これを要するに本考案による農機用歯車伝動構
造は、主クラツチを介して駆動される入力伝動軸
と走行装置の車軸との間には、選択摺動自在の変
速歯車を有する変速軸を配設し、さらに前記入力
伝動軸により駆動される作業機伝動軸を配設した
農機用歯車伝動構造において、上記入力伝動軸に
固定の駆動歯車を、車軸に固定の車軸歯車、およ
び作業機伝動軸に固定の前処理歯車とに連鎖的に
噛合させると共に、前記駆動歯車に噛合する前記
変速軸上の入力歯車を、変速軸軸芯周りの所定角
度にわたつて遊転自在に設けたが故に、主クラツ
チを「断」状態にして行う変速の際、前処理歯車
と車軸歯車とに連鎖的に同時噛合する入力歯車が
ロツク状態で停止しても、中立位置に移動させた
変速歯車のフリー状態で変速軸のみを所定角度内
で遊転自在のフリー状態とすることができるた
め、次に行う変速シフトの際、変速軸上の変速歯
車を、各伝動歯車に対し極めて容易に選択摺動さ
せることができる。
これにより、変速歯車の半噛み状態を確実に阻
止して変速外れを防止することができので、従来
のように入力歯車は変速軸に固定されているため
に、ロツク状態で停止している変速軸上の変速歯
車が各伝動歯車に噛合せず、主クラツチのダブル
操作などして変速するようにしているので、変速
歯車が半噛み状態になり易く、走行中の変速外れ
が多いという問題点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はミツシヨンケースの縦断展開図、第2図
は要部の拡大縦断展開図、第3図は要部の拡大平
面図、第4図および第5図は他例を示すもので第
4図は要部の拡大縦断展開図、第5図Aは要部の
拡大縦断展開図、第5図Bは第5図Aの平面図、
第6図はコンバインの動力伝達経路図である。 1……ミツシヨンケース、4……車軸、5……
変速軸、9……入力伝動軸、11……主クラツ
チ、14……作業機伝動軸、15……前処理歯
車、16……駆動歯車、18……入力歯車、19
……変速歯車、31……車軸歯車、38……係合
爪、39……係合爪、40……固定円板、42…
…一方方向回転クラツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主クラツチを介して駆動される入力伝動軸と走
    行装置の車軸との間には、選択摺動自在の変速歯
    車を有する変速軸を配設し、さらに前記入力伝動
    軸により駆動される作業機伝動軸を配設した農機
    用歯車伝動構造において、上記入力伝動軸に固定
    の駆動歯車を、車軸に固定の車軸歯車、および作
    業機伝動軸に固定の前処理歯車とに連鎖的に噛合
    させると共に、前記駆動歯車に噛合する前記変速
    軸上の入力歯車を、変速軸軸芯周りの所定角度に
    わたつて遊転自在に設けたことを特徴とする農機
    用歯車伝動構造。
JP18075185U 1985-11-26 1985-11-26 Expired JPH0423384Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18075185U JPH0423384Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18075185U JPH0423384Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6289931U JPS6289931U (ja) 1987-06-09
JPH0423384Y2 true JPH0423384Y2 (ja) 1992-06-01

Family

ID=31124993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18075185U Expired JPH0423384Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0423384Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720435Y2 (ja) * 1988-05-16 1995-05-15 三菱農機株式会社 伝動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6289931U (ja) 1987-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0222929B1 (de) Stufenlos einstellbares Zugmittelgetriebe
US4771636A (en) Transmission apparatus
JPH0423384Y2 (ja)
JPH0661180B2 (ja) 作業車輌における動力伝達装置
JPH0333532Y2 (ja)
JPH034064A (ja) ベルト式無段変速装置
JPS6028830Y2 (ja) ギヤ変速装置
JPH039619Y2 (ja)
KR950010405Y1 (ko) 농업용 스키드로더의 차륜구동장치
JPH077653Y2 (ja) 田植機の伝動構造
JP3395258B2 (ja) コンバイン
JPS6330575Y2 (ja)
JPS60121122A (ja) 変速装置
JPH0519639Y2 (ja)
JPH0725270A (ja) 走行伝動装置の変速操作装置
JPH01317833A (ja) トラクタにおける伝動装置
JPS6215051Y2 (ja)
JPS6029861Y2 (ja) コンバインにおける結束機の変速装置
JPS6126679Y2 (ja)
JPH0618434Y2 (ja) コンバインの変速装置
JPS60132157A (ja) 変速装置
JPH0623206Y2 (ja) 耕耘機における伝動装置
JP3533793B2 (ja) クローラ式車両の走行伝動装置
JPS6023255Y2 (ja) 操向用ミツシヨン装置
JPH01320354A (ja) トラクタにおける変速装置