JPH04232585A - Icカード用の走査装置 - Google Patents
Icカード用の走査装置Info
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- JPH04232585A JPH04232585A JP3155070A JP15507091A JPH04232585A JP H04232585 A JPH04232585 A JP H04232585A JP 3155070 A JP3155070 A JP 3155070A JP 15507091 A JP15507091 A JP 15507091A JP H04232585 A JPH04232585 A JP H04232585A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K13/00—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism
- G06K13/02—Conveying record carriers from one station to another, e.g. from stack to punching mechanism the record carrier having longitudinal dimension comparable with transverse dimension, e.g. punched card
- G06K13/08—Feeding or discharging cards
- G06K13/085—Feeding or discharging cards using an arrangement for locking the inserted card
-
- G—PHYSICS
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- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/0013—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers
- G06K7/0021—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having surface contacts
-
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- G06K7/0026—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers for reading/sensing record carriers having surface contacts the galvanic contacts of the connector adapted for landing on the contacts of the card upon card insertion
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入開口から挿入方向
に走査位置に挿入することができるIC(集積回路)カ
ードのための保持空間を有するフレームと、休止位置と
作用位置との間で挿入方向にほぼ平行に前記フレームに
沿って調整自在に案内したスライドであって、少なくと
も1個のばねによって挿入方向とは逆方向に負荷を与え
、ICカードを走査位置に挿入する際に前記休止位置か
ら前記作用位置に移動し、また前記作用位置から前記休
止位置への移動の際に、前記ICカードは前記挿入方向
とは逆方向に走査位置から移動するようにしたスライド
と、前記挿入方向に動作することができ、この動作の際
に前記スライドを前記作用位置から前記休止位置にシフ
トする手動制御部材とを具えたICカード用の走査装置
に関するものである。
に走査位置に挿入することができるIC(集積回路)カ
ードのための保持空間を有するフレームと、休止位置と
作用位置との間で挿入方向にほぼ平行に前記フレームに
沿って調整自在に案内したスライドであって、少なくと
も1個のばねによって挿入方向とは逆方向に負荷を与え
、ICカードを走査位置に挿入する際に前記休止位置か
ら前記作用位置に移動し、また前記作用位置から前記休
止位置への移動の際に、前記ICカードは前記挿入方向
とは逆方向に走査位置から移動するようにしたスライド
と、前記挿入方向に動作することができ、この動作の際
に前記スライドを前記作用位置から前記休止位置にシフ
トする手動制御部材とを具えたICカード用の走査装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなICカード用の走査装置は、
例えば、米国特許第4,724,310 号に記載され
ている。このような既知の走査装置においては、フレー
ムとして構成したスライドは、作用位置ではなく休止位
置においてICカードの出し入れのための挿入開口に近
接しており、作用位置ではスライドは挿入開口から離れ
る構成にしていた。ICカードの走査装置への挿入の際
に、ICカードは、挿入経路の半分の行程を僅かに過ぎ
た後スライドから突出するリムに衝合し、この後ICカ
ードを更に挿入すると、スライドがリムに作用するIC
カードによってICカードの挿入方向とは逆方向にスラ
イドに負荷を与えるばねの力に抗して休止位置から作用
位置にシフトする。この間に、スライドはL字状であり
、ばね負荷制御レバーに衝合し、このレバーを伴って移
動し、ICカードを更に挿入するときL字状制御レバー
に負荷を与えるばねの力に打ち勝つ。
例えば、米国特許第4,724,310 号に記載され
ている。このような既知の走査装置においては、フレー
ムとして構成したスライドは、作用位置ではなく休止位
置においてICカードの出し入れのための挿入開口に近
接しており、作用位置ではスライドは挿入開口から離れ
る構成にしていた。ICカードの走査装置への挿入の際
に、ICカードは、挿入経路の半分の行程を僅かに過ぎ
た後スライドから突出するリムに衝合し、この後ICカ
ードを更に挿入すると、スライドがリムに作用するIC
カードによってICカードの挿入方向とは逆方向にスラ
イドに負荷を与えるばねの力に抗して休止位置から作用
位置にシフトする。この間に、スライドはL字状であり
、ばね負荷制御レバーに衝合し、このレバーを伴って移
動し、ICカードを更に挿入するときL字状制御レバー
に負荷を与えるばねの力に打ち勝つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この既知の走査装置に
おいては、負荷が加わらないICカード円滑な挿入は、
ICカードの挿入移動の最初の半行程中のみ可能であり
、従って、残りの行程における挿入移動中にはICカー
ドの挿入は、スライドに負荷を与えるばね力に抗してま
たL字状制御レバーに負荷を与えるばね力に抗して行い
、最初の半行程の挿入移動を僅かに越えてからは、挿入
は比較的重たくなり、この重たさは挿入の終了位置に接
近するにつれて増加する。この現象は、この既知の走査
装置のユーザーにとって不快感と不便さを与える。更に
、挿入に対向するばね力は挿入すべきICカードに比較
的強い機械的負荷を与えることになる。
おいては、負荷が加わらないICカード円滑な挿入は、
ICカードの挿入移動の最初の半行程中のみ可能であり
、従って、残りの行程における挿入移動中にはICカー
ドの挿入は、スライドに負荷を与えるばね力に抗してま
たL字状制御レバーに負荷を与えるばね力に抗して行い
、最初の半行程の挿入移動を僅かに越えてからは、挿入
は比較的重たくなり、この重たさは挿入の終了位置に接
近するにつれて増加する。この現象は、この既知の走査
装置のユーザーにとって不快感と不便さを与える。更に
、挿入に対向するばね力は挿入すべきICカードに比較
的強い機械的負荷を与えることになる。
【0004】米国特許第4,724,310 号に記載
の既知の走査装置において走査サイクルが完了した後I
Cカードを走査装置から取り出すためには、押しボタン
として構成した手動制御部材をユーザーが動作すること
ができる。 この押しボタンはフレームに別個に調整自在に設けられ
ており、押しボタンを動作させたとき、トーションばね
により端部位置に移動する制御スライドを釈放するロッ
クレバーに押しボタンを連携動作するようにしており、
トーションばねの一方の脚はスライドを把持し、他方の
脚はスライドに連携動作するL字状ばね負荷制御レバー
を把持し、走査位置に位置決めしたICカードの後方を
把持するために設けた2個のロックバーを釈放位置に回
動させ、この釈放位置ではロックバーがICカードを釈
放し、従って、スライドに作用するばね力の下にスライ
ドのリムによりICカードを走査位置からシフトする。 この結果、ICカードは挿入開口を経て走査装置からエ
ジェクトされ、手で掴んで走査装置から引き抜くことが
できる。上述の説明から明らかなように、押しボタンと
して構成した手動制御部材は、押しボタンを動作させる
ときICカードを走査装置からエジェクトする複雑な機
構に作用する。このような複雑な機構は、走査装置をよ
り高価にし、より故障し易くし、動作寿命を短くする。
の既知の走査装置において走査サイクルが完了した後I
Cカードを走査装置から取り出すためには、押しボタン
として構成した手動制御部材をユーザーが動作すること
ができる。 この押しボタンはフレームに別個に調整自在に設けられ
ており、押しボタンを動作させたとき、トーションばね
により端部位置に移動する制御スライドを釈放するロッ
クレバーに押しボタンを連携動作するようにしており、
トーションばねの一方の脚はスライドを把持し、他方の
脚はスライドに連携動作するL字状ばね負荷制御レバー
を把持し、走査位置に位置決めしたICカードの後方を
把持するために設けた2個のロックバーを釈放位置に回
動させ、この釈放位置ではロックバーがICカードを釈
放し、従って、スライドに作用するばね力の下にスライ
ドのリムによりICカードを走査位置からシフトする。 この結果、ICカードは挿入開口を経て走査装置からエ
ジェクトされ、手で掴んで走査装置から引き抜くことが
できる。上述の説明から明らかなように、押しボタンと
して構成した手動制御部材は、押しボタンを動作させる
ときICカードを走査装置からエジェクトする複雑な機
構に作用する。このような複雑な機構は、走査装置をよ
り高価にし、より故障し易くし、動作寿命を短くする。
【0005】従って、本発明の目的は、簡単な手段によ
り上述の欠点を回避し、上述のタイプの走査装置内への
ICカードの挿入移動の全体にわたりICカードを円滑
に挿入することができ、ICカードを走査装置からエジ
ェクトするのに複雑な手動機構を必要としないICカー
ド用の走査装置を得るにある。
り上述の欠点を回避し、上述のタイプの走査装置内への
ICカードの挿入移動の全体にわたりICカードを円滑
に挿入することができ、ICカードを走査装置からエジ
ェクトするのに複雑な手動機構を必要としないICカー
ド用の走査装置を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
、本発明によるICカード用の走査装置は、ロック位置
と釈放位置との間で切り換えることができ、少なくとも
1個の他のばねによりロック位置の方向に負荷を与え、
このロック位置では前記スライドに負荷を与える前記ば
ねの力に抗して前記スライドを休止位置にロックするロ
ック装置を設け、前記ロック装置には、前記ICカード
を走査位置への挿入移動の終了時に前記ICカードによ
って動作して前記ロック装置を前記他のばねの力に抗し
て前記釈放位置に移動させる制御止めを設け、前記ロッ
ク装置が前記釈放位置にセットされた後、前記挿入方向
とは逆方向に前記スライドに負荷を与える前記ばねの力
の下で前記スライドが前記休止位置から前記作用位置に
シフトする構成とし、前記手動制御部材を前記スライド
に設け、前記スライドに負荷を与えるばねの力に抗して
前記スライドの手動制御部材を動作させることにより、
前記スライドが前記挿入方向に前記作用位置から前記休
止位置にシフトする構成とし、前記スライドの前記休止
位置へのシフトの後、前記ロック装置を前記他のばねの
力の下に前記ロック位置に移動させ、このことによって
前記ロック装置の前記制御止めにより前記ICカードを
前記挿入方向とは逆方向に走査位置から移動させる構成
としたことを特徴とする。
、本発明によるICカード用の走査装置は、ロック位置
と釈放位置との間で切り換えることができ、少なくとも
1個の他のばねによりロック位置の方向に負荷を与え、
このロック位置では前記スライドに負荷を与える前記ば
ねの力に抗して前記スライドを休止位置にロックするロ
ック装置を設け、前記ロック装置には、前記ICカード
を走査位置への挿入移動の終了時に前記ICカードによ
って動作して前記ロック装置を前記他のばねの力に抗し
て前記釈放位置に移動させる制御止めを設け、前記ロッ
ク装置が前記釈放位置にセットされた後、前記挿入方向
とは逆方向に前記スライドに負荷を与える前記ばねの力
の下で前記スライドが前記休止位置から前記作用位置に
シフトする構成とし、前記手動制御部材を前記スライド
に設け、前記スライドに負荷を与えるばねの力に抗して
前記スライドの手動制御部材を動作させることにより、
前記スライドが前記挿入方向に前記作用位置から前記休
止位置にシフトする構成とし、前記スライドの前記休止
位置へのシフトの後、前記ロック装置を前記他のばねの
力の下に前記ロック位置に移動させ、このことによって
前記ロック装置の前記制御止めにより前記ICカードを
前記挿入方向とは逆方向に走査位置から移動させる構成
としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】この構成によれば、走査装置への挿入の際にI
Cカードは、挿入経路の終了位置に達するまではロック
装置の制御止めに衝合せず、ICカードの挿入移動のほ
ぼ全体にわたり円滑な挿入が保証されて都合がよい。更
に、この構成によれば、スライドに負荷を与えるばねの
緊張は、手動制御部材の動作中に手により与えられるだ
けで、カードの挿入中にはICカードによって与えられ
るものではない。このようにして、カードの走査装置内
への挿入中にICカードに加わる機械的負荷が最小にな
る。手動制御部材をスライドに設ける場合、特に構成が
簡単になり、このことはICカードのエジェクトのため
手動制御部材により制御される複雑な機構をなくす満足
のいく解決法であり、動作の信頼性が高く、寿命が長く
、製造コストが最小であり、極めて有利である。本発明
による走査装置内への挿入中ICカードが走査位置に達
するとき、スライドは、スライドに負荷を与えるばねの
力の下に挿入方向とは逆方向にシフトし、従って、スラ
イドに設けた手動制御部材も挿入方向とは逆方向にシフ
トし、このことは走査装置のユーザーにとってICカー
ドがユーザー自身の操作によって走査位置に適正に挿入
されたことがはっきりと目に見える合図を与えることが
できて有利である。
Cカードは、挿入経路の終了位置に達するまではロック
装置の制御止めに衝合せず、ICカードの挿入移動のほ
ぼ全体にわたり円滑な挿入が保証されて都合がよい。更
に、この構成によれば、スライドに負荷を与えるばねの
緊張は、手動制御部材の動作中に手により与えられるだ
けで、カードの挿入中にはICカードによって与えられ
るものではない。このようにして、カードの走査装置内
への挿入中にICカードに加わる機械的負荷が最小にな
る。手動制御部材をスライドに設ける場合、特に構成が
簡単になり、このことはICカードのエジェクトのため
手動制御部材により制御される複雑な機構をなくす満足
のいく解決法であり、動作の信頼性が高く、寿命が長く
、製造コストが最小であり、極めて有利である。本発明
による走査装置内への挿入中ICカードが走査位置に達
するとき、スライドは、スライドに負荷を与えるばねの
力の下に挿入方向とは逆方向にシフトし、従って、スラ
イドに設けた手動制御部材も挿入方向とは逆方向にシフ
トし、このことは走査装置のユーザーにとってICカー
ドがユーザー自身の操作によって走査位置に適正に挿入
されたことがはっきりと目に見える合図を与えることが
できて有利である。
【0008】ICカードが走査位置にあるとき、ロック
装置の制御止めは他のばねの力の下にICカードに圧着
する。この場合にICカードを走査位置に固定するため
、スライドの挿入方向とは逆方向に休止位置から作用位
置に移動する間にスライドにより少なくとも1個の可動
保持フックを休止位置から保持位置に切り換え、保持位
置では保持フックが走査位置にあるICカードの後端(
挿入方向に見て)を把持し、これにより走査位置に固定
するようにすることができる。しかし、スライドを作用
位置にシフトしたとき他のばねの力の下に反作用止めに
ロック装置が衝合する制限止めをスライドに設けると有
利であることがわかった。この構成によれば、ICカー
ドが走査位置にあるとき、他のばねの力は作用位置にあ
るスライドにより吸収され、ロック装置の制御止めを介
して走査位置にあるICカードには他のばね力は何ら作
用しない。このようにして、ICカードを走査位置に保
持するための別個の手段を省く満足のいく解決法が得ら
れる。ICカードは、例えば、ICカードに作用する摩
擦力によって走査位置に確実に保持することができる。
装置の制御止めは他のばねの力の下にICカードに圧着
する。この場合にICカードを走査位置に固定するため
、スライドの挿入方向とは逆方向に休止位置から作用位
置に移動する間にスライドにより少なくとも1個の可動
保持フックを休止位置から保持位置に切り換え、保持位
置では保持フックが走査位置にあるICカードの後端(
挿入方向に見て)を把持し、これにより走査位置に固定
するようにすることができる。しかし、スライドを作用
位置にシフトしたとき他のばねの力の下に反作用止めに
ロック装置が衝合する制限止めをスライドに設けると有
利であることがわかった。この構成によれば、ICカー
ドが走査位置にあるとき、他のばねの力は作用位置にあ
るスライドにより吸収され、ロック装置の制御止めを介
して走査位置にあるICカードには他のばね力は何ら作
用しない。このようにして、ICカードを走査位置に保
持するための別個の手段を省く満足のいく解決法が得ら
れる。ICカードは、例えば、ICカードに作用する摩
擦力によって走査位置に確実に保持することができる。
【0009】ロック装置は、例えば、種々のパーツから
構成することができ、また単に1個のロックスライドを
挿入方向に対して斜めに移動自在に設けることもできる
。ロック装置には、フレームに軸受の周りに回動する単
独の2アームロックレバーを設け、このロックレバーの
一方のアームにはICカードにより動作する制御止めを
設け、他方のアームにはスライドを休止位置にブロック
するブロック用の止めを設けると好適である。このよう
にして、ロック装置のための構成簡単で円滑動作の構造
が得られ、ICカードの所要のエジェクト行程を得るた
めには僅かな簡単な寸法調整を行うだけでよい。
構成することができ、また単に1個のロックスライドを
挿入方向に対して斜めに移動自在に設けることもできる
。ロック装置には、フレームに軸受の周りに回動する単
独の2アームロックレバーを設け、このロックレバーの
一方のアームにはICカードにより動作する制御止めを
設け、他方のアームにはスライドを休止位置にブロック
するブロック用の止めを設けると好適である。このよう
にして、ロック装置のための構成簡単で円滑動作の構造
が得られ、ICカードの所要のエジェクト行程を得るた
めには僅かな簡単な寸法調整を行うだけでよい。
【0010】ロックレバーには別個のブロック用の止め
及び別個の反作用止めを設ける。こともできる。しかし
、ブロック用の止めにより、スライドが作用位置に移動
したときにロックレバーがスライドの制限止めに衝合す
る反作用止めを構成すると特に好適であることがわかっ
た。ブロック用の止めは、このようにして2重の機能を
満足し、このことはロックレバーの構造を特に簡単にす
るため有利である。
及び別個の反作用止めを設ける。こともできる。しかし
、ブロック用の止めにより、スライドが作用位置に移動
したときにロックレバーがスライドの制限止めに衝合す
る反作用止めを構成すると特に好適であることがわかっ
た。ブロック用の止めは、このようにして2重の機能を
満足し、このことはロックレバーの構造を特に簡単にす
るため有利である。
【0011】スライドは種々の構成配置にすることがで
き、例えば、フレーム形状又はビーム形状にし、ICカ
ードに隣接させ又はICカードの上方又は下方に配置す
ることができる。しかし、スライドをほぼプレート状に
し、このプレート面をICカードのカード面にほぼ平行
に配置すると好適である。このようにして、構成簡単で
機械的に安定なスライドが得られ、更に、このことはI
Cカードのカード面に垂直な方向の高さをできるだけ小
さくすることができて有利である。
き、例えば、フレーム形状又はビーム形状にし、ICカ
ードに隣接させ又はICカードの上方又は下方に配置す
ることができる。しかし、スライドをほぼプレート状に
し、このプレート面をICカードのカード面にほぼ平行
に配置すると好適である。このようにして、構成簡単で
機械的に安定なスライドが得られ、更に、このことはI
Cカードのカード面に垂直な方向の高さをできるだけ小
さくすることができて有利である。
【0012】スライドに連結してICカードに接近した
り遠去かったり移動自在にした接点キャリヤを設け、こ
の接点キャリヤには、スライドが作用位置にシフトする
ことに伴って接点キャリヤがICカードに接近するとき
にICカードの対向接点に接触することができる接点を
担持した本発明によるICカード用の走査装置において
は、ほぼプレート状のスライドにこのプレート面から垂
直に突設した2個のサイドプレートを設け、接点キャリ
ヤと2個のサイドプレートとの間に作用するピン−溝孔
リンクによって接点キャリヤをスライドに連結し、また
接点キャリヤをICカードのカード面に垂直に移動自在
に前記フレームに配置すると好適であることがわかった
。このようにして、特に簡単な手段によりICカードに
接近及び離間する接点キャリヤの連動が確実に得られる
。
り遠去かったり移動自在にした接点キャリヤを設け、こ
の接点キャリヤには、スライドが作用位置にシフトする
ことに伴って接点キャリヤがICカードに接近するとき
にICカードの対向接点に接触することができる接点を
担持した本発明によるICカード用の走査装置において
は、ほぼプレート状のスライドにこのプレート面から垂
直に突設した2個のサイドプレートを設け、接点キャリ
ヤと2個のサイドプレートとの間に作用するピン−溝孔
リンクによって接点キャリヤをスライドに連結し、また
接点キャリヤをICカードのカード面に垂直に移動自在
に前記フレームに配置すると好適であることがわかった
。このようにして、特に簡単な手段によりICカードに
接近及び離間する接点キャリヤの連動が確実に得られる
。
【0013】接点キャリヤの案内は種々の方法により行
うことができ、例えば、接点キャリヤをフレームの側面
に設けた溝孔窪みに直接案内する。しかし、接点キャリ
ヤは、接点キャリヤとフレームとの間に作用するピン−
溝孔案内によって前記フレームに移動自在に案内すると
好適である。このようにして、接点キャリヤの傾きとか
みつきを防止する構成簡単で円滑な接点キャリヤ案内を
得ることができる。
うことができ、例えば、接点キャリヤをフレームの側面
に設けた溝孔窪みに直接案内する。しかし、接点キャリ
ヤは、接点キャリヤとフレームとの間に作用するピン−
溝孔案内によって前記フレームに移動自在に案内すると
好適である。このようにして、接点キャリヤの傾きとか
みつきを防止する構成簡単で円滑な接点キャリヤ案内を
得ることができる。
【0014】更に、ピン−溝孔リンク及びピン−溝孔案
内のピンを接点キャリヤに連結してこの接点キャリヤの
側方に突出させ、ピン−溝孔リンクの溝孔をスライドの
サイドプレートに設け、ピン−溝孔案内の溝孔をフレー
ムに設けると好適である。このことは走査装置の製造中
組立ができるだけ簡単になるという利点がある。
内のピンを接点キャリヤに連結してこの接点キャリヤの
側方に突出させ、ピン−溝孔リンクの溝孔をスライドの
サイドプレートに設け、ピン−溝孔案内の溝孔をフレー
ムに設けると好適である。このことは走査装置の製造中
組立ができるだけ簡単になるという利点がある。
【0015】更に、ピンの各々は、ピン−溝孔リンク及
びピン−溝孔案内の双方に属するものとすると好適であ
る。このようにして、ピンは2重の機能を満足し、組立
が特に簡単になる。
びピン−溝孔案内の双方に属するものとすると好適であ
る。このようにして、ピンは2重の機能を満足し、組立
が特に簡単になる。
【0016】接点キャリヤがICカードに接近移動する
とき、ICカードは、対向接点に圧着する接点キャリヤ
の接点により水平レベルに関してカード面に垂直方向に
位置決めされる。これら接点は常にばね負荷を受けてい
るため、ICカードの確実な水平位置決めは保証されな
い。従って、接点キャリヤには、接点に隣接して少なく
とも1個の圧力素子を設け、スライドが作用位置に位置
決めされ、これに伴って接点キャリヤがICカードに接
近したとき圧力素子がICカードに圧着し、これにより
ICカードを支持面に押しつける構成とすると好適であ
る。このようにして、ICカードの走査位置での信頼で
きる水平位置決めが得られる。このような圧力素子によ
れば、ICカードが走査位置からシフトしないようにロ
ックすることができる。
とき、ICカードは、対向接点に圧着する接点キャリヤ
の接点により水平レベルに関してカード面に垂直方向に
位置決めされる。これら接点は常にばね負荷を受けてい
るため、ICカードの確実な水平位置決めは保証されな
い。従って、接点キャリヤには、接点に隣接して少なく
とも1個の圧力素子を設け、スライドが作用位置に位置
決めされ、これに伴って接点キャリヤがICカードに接
近したとき圧力素子がICカードに圧着し、これにより
ICカードを支持面に押しつける構成とすると好適であ
る。このようにして、ICカードの走査位置での信頼で
きる水平位置決めが得られる。このような圧力素子によ
れば、ICカードが走査位置からシフトしないようにロ
ックすることができる。
【0017】次に、図面につき本発明の好適な実施例を
説明する。
説明する。
【0018】図1乃至図5には、集積回路(IC)カー
ド2のための走査装置1を示す。ICカード2は図3乃
至図5では一点鎖線により線図的に示す。走査装置1は
、合成材料により形成したほぼ突耳形状のフレーム3を
有する。フレーム3は底壁4を有し、この底壁4から、
互いにオフセットした2個の部分により構成した第1側
壁5と、90°オフセット部分を有する第2側壁6と、
やはり90°オフセット部分を有する後壁7を直立させ
て設ける。
ド2のための走査装置1を示す。ICカード2は図3乃
至図5では一点鎖線により線図的に示す。走査装置1は
、合成材料により形成したほぼ突耳形状のフレーム3を
有する。フレーム3は底壁4を有し、この底壁4から、
互いにオフセットした2個の部分により構成した第1側
壁5と、90°オフセット部分を有する第2側壁6と、
やはり90°オフセット部分を有する後壁7を直立させ
て設ける。
【0019】ICカード2の保持空間8をフレーム3に
設ける。ICカード2は、走査装置1の前面領域に設け
た挿入開口9から矢印10で示す挿入方向に保持空間8
の走査位置に挿入することができる。走査装置1におけ
るICカード2の走査位置は、図3、図4および図5に
示す。挿入開口9は、側方を2個の側壁5、6により、
また高さ方向をリブ11により区切られ、このリブ11
は、底壁4から隆起し、挿入方向に上昇する斜面を有し
、また側壁5、6から突出する2個のリブ12、13に
よりそれぞれ区切られる。2個のリブ12、13は、底
壁4に隣接する領域で挿入方向10に底壁4に向かって
下降する斜面を有する。フレーム3の2個の側壁5、6
はICカード2の保持空間8の側方を部分的に限定する
。更に、フレーム3は、保持空間の高さを制限するよう
底壁4の上方に隆起する楕円形状の2個の隆起部14、
15を有し、この隆起部上にICカード2が休止するよ
うにする。更に、保持空間8の高さを、底壁4から隆起
し、平面図で見てほぼL字状の支持面16により限定し
、以下に詳細に説明するようにこの支持面16にICカ
ード2を押しつけるようにするとともに、保持空間8の
後方を区切るため支持面16から隆起する止め17を設
け、この止め17によりICカード2の最大挿入経路を
制限する。最後に、フレーム3には、保持空間8の高さ
を制限するため側壁6に他のリブ18を設け、このリブ
18には底壁4に対向する領域で挿入方向10に底壁4
に向かって下降する斜面を設ける。
設ける。ICカード2は、走査装置1の前面領域に設け
た挿入開口9から矢印10で示す挿入方向に保持空間8
の走査位置に挿入することができる。走査装置1におけ
るICカード2の走査位置は、図3、図4および図5に
示す。挿入開口9は、側方を2個の側壁5、6により、
また高さ方向をリブ11により区切られ、このリブ11
は、底壁4から隆起し、挿入方向に上昇する斜面を有し
、また側壁5、6から突出する2個のリブ12、13に
よりそれぞれ区切られる。2個のリブ12、13は、底
壁4に隣接する領域で挿入方向10に底壁4に向かって
下降する斜面を有する。フレーム3の2個の側壁5、6
はICカード2の保持空間8の側方を部分的に限定する
。更に、フレーム3は、保持空間の高さを制限するよう
底壁4の上方に隆起する楕円形状の2個の隆起部14、
15を有し、この隆起部上にICカード2が休止するよ
うにする。更に、保持空間8の高さを、底壁4から隆起
し、平面図で見てほぼL字状の支持面16により限定し
、以下に詳細に説明するようにこの支持面16にICカ
ード2を押しつけるようにするとともに、保持空間8の
後方を区切るため支持面16から隆起する止め17を設
け、この止め17によりICカード2の最大挿入経路を
制限する。最後に、フレーム3には、保持空間8の高さ
を制限するため側壁6に他のリブ18を設け、このリブ
18には底壁4に対向する領域で挿入方向10に底壁4
に向かって下降する斜面を設ける。
【0020】走査装置1にはスチール製のスライド19
を設け、このスライド19は、図1および図3の平面図
で見てほぼU字状に形成し、第1脚部20、第2脚部2
1およびこれら脚部を相互連結するブリッジ部22を有
する。スライド19は、ほぼプレート状にし、ICカー
ド2のカード表面に平行にまたフレームの底壁4に平行
にプレート面を配置する。スライド19の脚部20、2
1およびブリッジ部22はフレーム3の底壁4に直接載
置し、このことはできるだけ最小の高さの構造にするの
に有利である。ほぼプレート状のスライド19には、こ
のスライドから直立する2個のサイドプレート23、2
4を設け、サイドプレート23は第1脚部20からまた
サイドプレート24は第2脚部21から直角に突出させ
る。
を設け、このスライド19は、図1および図3の平面図
で見てほぼU字状に形成し、第1脚部20、第2脚部2
1およびこれら脚部を相互連結するブリッジ部22を有
する。スライド19は、ほぼプレート状にし、ICカー
ド2のカード表面に平行にまたフレームの底壁4に平行
にプレート面を配置する。スライド19の脚部20、2
1およびブリッジ部22はフレーム3の底壁4に直接載
置し、このことはできるだけ最小の高さの構造にするの
に有利である。ほぼプレート状のスライド19には、こ
のスライドから直立する2個のサイドプレート23、2
4を設け、サイドプレート23は第1脚部20からまた
サイドプレート24は第2脚部21から直角に突出させ
る。
【0021】スライド19はフレーム3において挿入方
向10に平行に図1および図2で示す休止位置と、図3
および図4で示す作用位置との間で移動自在にする。ス
ライド19の側方案内は、フレーム3の側壁5、6に掛
合して連携動作するサイドプレート23、24により部
分的に行われる。更に、フレーム3の側壁5、6から突
出する2個の案内リブ25、26を設け、スライド19
の側方案内を行う。更に、2個の楕円形状の隆起部14
、15によっても側方案内が得られる。即ち、スライド
19のブリッジ部22に形成した溝孔27、28に隆起
部14、15を挿入させる。高さ方向の案内のために、
スライド19をフレーム3の底壁4に載置し、脚部20
、21の領域でフレーム3から突出する押し下げタブ2
9、30によりカバーする。スライド19は、ブリッジ
部22から直角に設けたL字状のフック31によりフレ
ーム3の底壁4の下方を把持する。スライド19は、押
し下げタブ29、30およびフック31によりフレーム
3の底壁4に押し付け、所定の高さの位置に保持する。
向10に平行に図1および図2で示す休止位置と、図3
および図4で示す作用位置との間で移動自在にする。ス
ライド19の側方案内は、フレーム3の側壁5、6に掛
合して連携動作するサイドプレート23、24により部
分的に行われる。更に、フレーム3の側壁5、6から突
出する2個の案内リブ25、26を設け、スライド19
の側方案内を行う。更に、2個の楕円形状の隆起部14
、15によっても側方案内が得られる。即ち、スライド
19のブリッジ部22に形成した溝孔27、28に隆起
部14、15を挿入させる。高さ方向の案内のために、
スライド19をフレーム3の底壁4に載置し、脚部20
、21の領域でフレーム3から突出する押し下げタブ2
9、30によりカバーする。スライド19は、ブリッジ
部22から直角に設けたL字状のフック31によりフレ
ーム3の底壁4の下方を把持する。スライド19は、押
し下げタブ29、30およびフック31によりフレーム
3の底壁4に押し付け、所定の高さの位置に保持する。
【0022】スライド19は、引張ばねとして構成した
ばね32により挿入方向とは反対側に負荷を与える。こ
の引張ばね32はフレーム3の底壁4の細長の窪み33
に配置し、底壁4の一方の側のばね端部をスライド19
のブリッジ部22から窪み30内に直角に突出する突出
部34に引っ掛け、他方の側は底壁4に設けた孔35に
引っ掛ける。
ばね32により挿入方向とは反対側に負荷を与える。こ
の引張ばね32はフレーム3の底壁4の細長の窪み33
に配置し、底壁4の一方の側のばね端部をスライド19
のブリッジ部22から窪み30内に直角に突出する突出
部34に引っ掛け、他方の側は底壁4に設けた孔35に
引っ掛ける。
【0023】第1脚部20とブリッジ部22との間の移
行領域において、スライド19から挿入方向とは反対側
の方向に突出する操作部36を設ける。この操作部36
は、フレーム3の底壁4と側壁5との間の第1脚部20
への移行部をなす領域に設けた溝孔37に案内し、この
溝孔37はスライド19の高さ方向の案内を行う。押し
ボタンとして構成した手動制御部材を操作部36の遊端
に連結する。しかし、押しボタン38は操作部36自体
によっても形成することができ、この場合、操作部36
はもっと長くし、遊端を例えば、2個の曲げ部によりU
字状に形成することができる。押しボタン38の操作部
36への連結は、スナップ連結(図示せず)により行う
ことができる。代案として、接着連結によっても行うこ
とができる。押しボタン38は、挿入方向に手で操作す
ることができ、これによりスライド19を作用位置から
休止位置に移動する。
行領域において、スライド19から挿入方向とは反対側
の方向に突出する操作部36を設ける。この操作部36
は、フレーム3の底壁4と側壁5との間の第1脚部20
への移行部をなす領域に設けた溝孔37に案内し、この
溝孔37はスライド19の高さ方向の案内を行う。押し
ボタンとして構成した手動制御部材を操作部36の遊端
に連結する。しかし、押しボタン38は操作部36自体
によっても形成することができ、この場合、操作部36
はもっと長くし、遊端を例えば、2個の曲げ部によりU
字状に形成することができる。押しボタン38の操作部
36への連結は、スナップ連結(図示せず)により行う
ことができる。代案として、接着連結によっても行うこ
とができる。押しボタン38は、挿入方向に手で操作す
ることができ、これによりスライド19を作用位置から
休止位置に移動する。
【0024】走査装置1には、更に、スライド19のた
めのロック装置39を設け、このロック装置は、図1に
示すブロック位置と、図3に示す釈放位置との間で切り
換えることができる。ロック装置39は、特に簡単な方
法で、単に2アームのロックレバー40のみにより構成
し、このレバー40をフレーム3の軸受に枢着する。ロ
ックレバー40には、円筒形ベース41を設け、この円
筒形ベース41に締付けねじ42を貫通させてフレーム
3にねじ込み、これによりロックレバー40は締付けね
じ42のねじ山のない部分の周りに回動することができ
る。ロックレバー40は、第1アーム43と、第2アー
ム44とを有する。アーム43からピン45を底壁4か
ら離れる方向に突出させる。他のばねとして設けたトー
ションばね46をロックレバー40の円筒形ベース41
に配置し、ばねの第1脚47をフレーム3の後壁7に衝
合させ、第2脚28をピン45に支持し、ロックレバー
40が図1に示すブロック位置の方向に負荷を与える。 トーションばね46は比較的僅かな寸法とし、小さなば
ね力のみを発生するようにする。ロックレバー40のブ
ロック位置は、ロックレバー40が第2アーム44でス
ライド19のサイドプレート23に衝合する寸法とする
。このブロック位置においては、ロックレバー40は、
スライドを休止位置に押圧する引張ばね32の力に抗し
てスライド19をロックする。この目的のため、ロック
レバー40の第2アーム44の端部にフラップ形状のブ
ロック用の止め49を設け、この止め49は第2アーム
から底壁4の方向に突出させる。このブロック用の止め
49は、スライド19の第1脚部20に設けた窪み51
の領域に形成した円弧形状の接触面50に連携動作させ
、この窪みにブロック用止め49を突入させる。
めのロック装置39を設け、このロック装置は、図1に
示すブロック位置と、図3に示す釈放位置との間で切り
換えることができる。ロック装置39は、特に簡単な方
法で、単に2アームのロックレバー40のみにより構成
し、このレバー40をフレーム3の軸受に枢着する。ロ
ックレバー40には、円筒形ベース41を設け、この円
筒形ベース41に締付けねじ42を貫通させてフレーム
3にねじ込み、これによりロックレバー40は締付けね
じ42のねじ山のない部分の周りに回動することができ
る。ロックレバー40は、第1アーム43と、第2アー
ム44とを有する。アーム43からピン45を底壁4か
ら離れる方向に突出させる。他のばねとして設けたトー
ションばね46をロックレバー40の円筒形ベース41
に配置し、ばねの第1脚47をフレーム3の後壁7に衝
合させ、第2脚28をピン45に支持し、ロックレバー
40が図1に示すブロック位置の方向に負荷を与える。 トーションばね46は比較的僅かな寸法とし、小さなば
ね力のみを発生するようにする。ロックレバー40のブ
ロック位置は、ロックレバー40が第2アーム44でス
ライド19のサイドプレート23に衝合する寸法とする
。このブロック位置においては、ロックレバー40は、
スライドを休止位置に押圧する引張ばね32の力に抗し
てスライド19をロックする。この目的のため、ロック
レバー40の第2アーム44の端部にフラップ形状のブ
ロック用の止め49を設け、この止め49は第2アーム
から底壁4の方向に突出させる。このブロック用の止め
49は、スライド19の第1脚部20に設けた窪み51
の領域に形成した円弧形状の接触面50に連携動作させ
、この窪みにブロック用止め49を突入させる。
【0025】ロックレバー40は、上述のように第1ア
ーム43から突出するピン45を有する。ピン45は、
更に、ICカード2により動作することができる制御止
めを構成し、この制御止めを介してロック装置39は、
走査位置に挿入したICカードにより釈放位置に切り換
わる。ロック装置39の釈放位置への移動後に、スライ
ド19は、挿入方向10とは逆の方向に押圧する引張ば
ね32の力の下で図1の休止位置から図3の作用位置に
移動することができる。
ーム43から突出するピン45を有する。ピン45は、
更に、ICカード2により動作することができる制御止
めを構成し、この制御止めを介してロック装置39は、
走査位置に挿入したICカードにより釈放位置に切り換
わる。ロック装置39の釈放位置への移動後に、スライ
ド19は、挿入方向10とは逆の方向に押圧する引張ば
ね32の力の下で図1の休止位置から図3の作用位置に
移動することができる。
【0026】第1脚部20に設けた窪み51の領域で、
スライドに接触面52を設け、この接触面52は、図3
に示すようにスライドが作用位置にあるとき、ロック装
置39がトーションばね46の下で反作用止めとして支
持される制限止めをなす。この場合、ロックレバー40
のブロック用の止め49は、特に簡単な方法で反作用止
めとして使用する。ロックレバー40は、作用位置に移
動したスライド19の接触面52にブロック用の止め4
9が衝合することにより支持されるため、走査位置にあ
るICカード2にはピン45を介してのトーションばね
46による力は何ら加わらないという利点が得られる。 即ち、トーションばね46によりロックレバー40に生
ずる力は、ブロック用の止め49および接触面52を介
してスライド19により吸収されるためである。
スライドに接触面52を設け、この接触面52は、図3
に示すようにスライドが作用位置にあるとき、ロック装
置39がトーションばね46の下で反作用止めとして支
持される制限止めをなす。この場合、ロックレバー40
のブロック用の止め49は、特に簡単な方法で反作用止
めとして使用する。ロックレバー40は、作用位置に移
動したスライド19の接触面52にブロック用の止め4
9が衝合することにより支持されるため、走査位置にあ
るICカード2にはピン45を介してのトーションばね
46による力は何ら加わらないという利点が得られる。 即ち、トーションばね46によりロックレバー40に生
ずる力は、ブロック用の止め49および接触面52を介
してスライド19により吸収されるためである。
【0027】上述のように、押しボタンとして構成した
手動制御部材38は、特に簡単の方法でスライド19に
直接設けることができる。スライド19は、挿入方向1
0とは逆方向に押圧する引張ばね32の力に抗して、手
動制御部材38の操作により作用位置から休止位置に移
動することができる。スライド19の休止位置への移動
後、スライド19の接触面52がロックレバー40のブ
ロック用の止め49を釈放した後にロック装置39はト
ーションばね46の力の下でブロック位置に切り換わる
。ロック装置39のブロック位置への切り換わりにおい
て、制御止めとして設けたロック装置39のピン45は
、挿入方向10とは逆方向にICカード2を走査位置か
ら押し出す。
手動制御部材38は、特に簡単の方法でスライド19に
直接設けることができる。スライド19は、挿入方向1
0とは逆方向に押圧する引張ばね32の力に抗して、手
動制御部材38の操作により作用位置から休止位置に移
動することができる。スライド19の休止位置への移動
後、スライド19の接触面52がロックレバー40のブ
ロック用の止め49を釈放した後にロック装置39はト
ーションばね46の力の下でブロック位置に切り換わる
。ロック装置39のブロック位置への切り換わりにおい
て、制御止めとして設けたロック装置39のピン45は
、挿入方向10とは逆方向にICカード2を走査位置か
ら押し出す。
【0028】走査装置1には、更に、図1〜図5に線図
的にのみ示す接点キャリヤ53を設ける。接点キャリヤ
53は、ICカード2に接近したり、遠去かったり移動
することができる。この移動のため、接点キャリヤ53
はスライド19に連結する。接点キャリヤ53は、スラ
イド19が作用位置にシフトして接点キャリヤ53がI
Cカード2の方向に確実に移動することによってICカ
ード2の対向接点に接触することがてきる接点54を担
持する。カードの側の対向接点は、図面をわかりやすく
するため図3〜図5には示さない。接点キャリヤ53は
極めて簡単で省スペースな方法でピン−溝孔リンク55
、56、57、58を介してスライド19に連結する。 これらピン−溝孔リンク55、56、57、58は、接
点キャリヤ53と2個のサイドプレート23、24との
間に作用し、溝孔59、60、61、62はスライド1
9のプレート面に対して傾斜させて設ける。接点キャリ
ヤ53は、フレーム3においてICカード2のカード面
を横切る方向に調整可能に案内する。図示の実施例の場
合、接点キャリヤ53は、ICカード2のカード面及び
フレーム3の底壁4に対して正確に直交する調整案内す
ることができるようにするが、必ずしもこのようにする
必要はない。接点キャリヤ53は、ピン−溝孔案内63
、64、65、66によりフレーム3に移動可能に案内
する。このピン−溝孔案内63、64、65、66は、
接点キャリヤ53と、フレーム3の2個の側壁5、6と
の間に作用し、傾いたり、かみつきを生ずることがない
ように保護する接点キャリヤ53のための簡単で円滑な
案内を行う。図面から明らかなように、ピン−溝孔リン
ク55、56、57、58及びピン−溝孔案内63、6
4、65、66のピン67、68、69、70を接点キ
ャリヤ53に連結し、この接点キャリヤ53から側方に
突出させる。ピン−溝孔リンク55、56、57、58
の溝孔59、60、61、62はスライド19のサイド
プレート23、24に設け、ピン−溝孔案内63、64
、65、66の溝孔71、72、73、74をフレーム
3に、即ち、側壁5、6に設ける。この構成は組み立て
が簡単になるため、有利であることがわかった。この場
合、ピン67、68、69、70の各々は、ピン−溝孔
リンク55、56、57、58及びピン−溝孔案内63
、64、65、66の双方に属し、ピンの数を少なくす
る上で有利である。
的にのみ示す接点キャリヤ53を設ける。接点キャリヤ
53は、ICカード2に接近したり、遠去かったり移動
することができる。この移動のため、接点キャリヤ53
はスライド19に連結する。接点キャリヤ53は、スラ
イド19が作用位置にシフトして接点キャリヤ53がI
Cカード2の方向に確実に移動することによってICカ
ード2の対向接点に接触することがてきる接点54を担
持する。カードの側の対向接点は、図面をわかりやすく
するため図3〜図5には示さない。接点キャリヤ53は
極めて簡単で省スペースな方法でピン−溝孔リンク55
、56、57、58を介してスライド19に連結する。 これらピン−溝孔リンク55、56、57、58は、接
点キャリヤ53と2個のサイドプレート23、24との
間に作用し、溝孔59、60、61、62はスライド1
9のプレート面に対して傾斜させて設ける。接点キャリ
ヤ53は、フレーム3においてICカード2のカード面
を横切る方向に調整可能に案内する。図示の実施例の場
合、接点キャリヤ53は、ICカード2のカード面及び
フレーム3の底壁4に対して正確に直交する調整案内す
ることができるようにするが、必ずしもこのようにする
必要はない。接点キャリヤ53は、ピン−溝孔案内63
、64、65、66によりフレーム3に移動可能に案内
する。このピン−溝孔案内63、64、65、66は、
接点キャリヤ53と、フレーム3の2個の側壁5、6と
の間に作用し、傾いたり、かみつきを生ずることがない
ように保護する接点キャリヤ53のための簡単で円滑な
案内を行う。図面から明らかなように、ピン−溝孔リン
ク55、56、57、58及びピン−溝孔案内63、6
4、65、66のピン67、68、69、70を接点キ
ャリヤ53に連結し、この接点キャリヤ53から側方に
突出させる。ピン−溝孔リンク55、56、57、58
の溝孔59、60、61、62はスライド19のサイド
プレート23、24に設け、ピン−溝孔案内63、64
、65、66の溝孔71、72、73、74をフレーム
3に、即ち、側壁5、6に設ける。この構成は組み立て
が簡単になるため、有利であることがわかった。この場
合、ピン67、68、69、70の各々は、ピン−溝孔
リンク55、56、57、58及びピン−溝孔案内63
、64、65、66の双方に属し、ピンの数を少なくす
る上で有利である。
【0029】図1〜図4から明らかなように、また特に
図5から明らかなように、接点キャリヤ53には、接点
54に隣接して間隔をとって配置した圧力素子75を設
ける。 圧力素子75は、例えば、シリコンラバーにより構成し
た円筒形プラグにより形成し、このプラグを接点キャリ
ヤ53の窪み76に収容する。図5に示すように、スラ
イド19が作用位置に移動し、これに従って接点キャリ
ヤ53がICカード2に向かって移動するとき、圧力素
子75はICカード2に圧着し、これによりICカード
2はフレーム3の接触面16に圧着し、走査位置に存在
するICカード2の正確な垂直方向の位置決めが確実に
保証される。
図5から明らかなように、接点キャリヤ53には、接点
54に隣接して間隔をとって配置した圧力素子75を設
ける。 圧力素子75は、例えば、シリコンラバーにより構成し
た円筒形プラグにより形成し、このプラグを接点キャリ
ヤ53の窪み76に収容する。図5に示すように、スラ
イド19が作用位置に移動し、これに従って接点キャリ
ヤ53がICカード2に向かって移動するとき、圧力素
子75はICカード2に圧着し、これによりICカード
2はフレーム3の接触面16に圧着し、走査位置に存在
するICカード2の正確な垂直方向の位置決めが確実に
保証される。
【0030】ICカード2のための上述の走査装置1の
動作を以下に簡単に説明する。
動作を以下に簡単に説明する。
【0031】ICカード2を図3に示す走査位置に送る
ためには、このカードを挿入開口9からICカード2の
ための保持空間8内に挿入方向10に挿入する。有利な
ことに、挿入移動全体にわたりこのことは、何ら抵抗な
く円滑に行われ、ユーザーにとっては快適であり、カー
ドに損傷を与えることがない。ICカード2がピン45
に衝合してロック装置39が図1に示すブロック位置か
ら切り換わるのは、ICカード2の挿入移動の終了時点
ではない。ロック装置39のこの切り換わりは、比較的
弱いトーションばね46の力と、引張ばね32の負荷を
受けるスライド19及びブロック用の止め49に対する
接触面50により生ずる摩擦力に抗して行われ、この摩
擦力は引張ばね32の力と摩擦係数に基づく。通常の摩
擦係数0.1 、0.2 の場合、この摩擦力は、引張
ばね32のばね力の極く僅かの割合であるため、ロック
装置39を動作させる力における重要な部分ではなく、
従って、ロック装置39の釈放位置への切換えに対抗す
る力の全体は僅かであり、従って、ICカード2の挿入
の終了時に生ずるICカード2に対する機械的負荷は極
く僅かである。ICカード2を更に一層挿入するとき、
極く小さい移動行程だけ実際の走査位置を通り過ぎ、接
触面16における止め17に衝合する。ICカード2を
介してロック装置39がこのように移動すると、ブロッ
ク用の止め49がスライド19の接触面50から離れ、
この後引張ばね32の力の下にスライド19が挿入方向
10とは逆方向に休止位置から作用位置にシフトする。 スライド19のこのシフトにより接点キャリヤ53は、
ピン−溝孔リンク55、56、57、58によりICカ
ード2に向かって移動するとともに、接点キャリヤ53
に設けた圧力素子75はICカード2を接触面16に押
し付け、接点キャリヤ53の接点54がカード側の対向
接点(図示せず)に接触する。スライド19の作用位置
は、ピン−溝孔リンク55、56、57、58を介して
、圧力素子75でICカード2に休止する接点キャリヤ
により決定される。走査装置1の使用者がICカード2
に加える手の圧力を除去すると、ピン45を介してIC
カード2に加わるトーションばね46の力によってIC
カード2は上述の僅かな過剰行程だけ挿入方向10とは
逆にシフトする。ICカード2のこの僅かなシフトによ
り、接点キャリヤ53の接点54とカード側の対向接点
との間に相対移動を生じ、これによりクリーニング作用
を発揮し、信頼性のある接点接触を保証する。ICカー
ド2の挿入方向10とは逆の上述の僅かなシフトは、ロ
ック装置39の釈放位置におけるスライド19の窪み5
1の接触面52にブロック用の止め49が休止するまで
行われ、これにより、トーションばね46の力はスライ
ド19により吸収され、ICカード2の挿入方向10と
は逆方向へのこれ以上のシフトを生ずることはできない
。このときICカード2は、もはやトーションばね46
の負荷を受けず、圧力素子75により走査位置に摩擦保
持され、このことは、構成が極めて簡単となる。上述の
ように、スライド19が挿入方向10とは逆方向にシフ
トするのは、ICカード2を走査位置への挿入を完了し
た後である。この間、スライドに連結した手動制御部材
38もシフトし、このことはユーザーに、ICカードが
走査位置に正確に挿入されたことをはっきりと目に見え
る合図を与えることになり有利である。このような表示
を特に明瞭にするために、手動制御部材38に、更に、
視認マークを設けることができる。例えば、手動制御部
材が挿入方向10とは逆方向にシフトしたときのみ目に
見える着色フィールドマークを設ける。
ためには、このカードを挿入開口9からICカード2の
ための保持空間8内に挿入方向10に挿入する。有利な
ことに、挿入移動全体にわたりこのことは、何ら抵抗な
く円滑に行われ、ユーザーにとっては快適であり、カー
ドに損傷を与えることがない。ICカード2がピン45
に衝合してロック装置39が図1に示すブロック位置か
ら切り換わるのは、ICカード2の挿入移動の終了時点
ではない。ロック装置39のこの切り換わりは、比較的
弱いトーションばね46の力と、引張ばね32の負荷を
受けるスライド19及びブロック用の止め49に対する
接触面50により生ずる摩擦力に抗して行われ、この摩
擦力は引張ばね32の力と摩擦係数に基づく。通常の摩
擦係数0.1 、0.2 の場合、この摩擦力は、引張
ばね32のばね力の極く僅かの割合であるため、ロック
装置39を動作させる力における重要な部分ではなく、
従って、ロック装置39の釈放位置への切換えに対抗す
る力の全体は僅かであり、従って、ICカード2の挿入
の終了時に生ずるICカード2に対する機械的負荷は極
く僅かである。ICカード2を更に一層挿入するとき、
極く小さい移動行程だけ実際の走査位置を通り過ぎ、接
触面16における止め17に衝合する。ICカード2を
介してロック装置39がこのように移動すると、ブロッ
ク用の止め49がスライド19の接触面50から離れ、
この後引張ばね32の力の下にスライド19が挿入方向
10とは逆方向に休止位置から作用位置にシフトする。 スライド19のこのシフトにより接点キャリヤ53は、
ピン−溝孔リンク55、56、57、58によりICカ
ード2に向かって移動するとともに、接点キャリヤ53
に設けた圧力素子75はICカード2を接触面16に押
し付け、接点キャリヤ53の接点54がカード側の対向
接点(図示せず)に接触する。スライド19の作用位置
は、ピン−溝孔リンク55、56、57、58を介して
、圧力素子75でICカード2に休止する接点キャリヤ
により決定される。走査装置1の使用者がICカード2
に加える手の圧力を除去すると、ピン45を介してIC
カード2に加わるトーションばね46の力によってIC
カード2は上述の僅かな過剰行程だけ挿入方向10とは
逆にシフトする。ICカード2のこの僅かなシフトによ
り、接点キャリヤ53の接点54とカード側の対向接点
との間に相対移動を生じ、これによりクリーニング作用
を発揮し、信頼性のある接点接触を保証する。ICカー
ド2の挿入方向10とは逆の上述の僅かなシフトは、ロ
ック装置39の釈放位置におけるスライド19の窪み5
1の接触面52にブロック用の止め49が休止するまで
行われ、これにより、トーションばね46の力はスライ
ド19により吸収され、ICカード2の挿入方向10と
は逆方向へのこれ以上のシフトを生ずることはできない
。このときICカード2は、もはやトーションばね46
の負荷を受けず、圧力素子75により走査位置に摩擦保
持され、このことは、構成が極めて簡単となる。上述の
ように、スライド19が挿入方向10とは逆方向にシフ
トするのは、ICカード2を走査位置への挿入を完了し
た後である。この間、スライドに連結した手動制御部材
38もシフトし、このことはユーザーに、ICカードが
走査位置に正確に挿入されたことをはっきりと目に見え
る合図を与えることになり有利である。このような表示
を特に明瞭にするために、手動制御部材38に、更に、
視認マークを設けることができる。例えば、手動制御部
材が挿入方向10とは逆方向にシフトしたときのみ目に
見える着色フィールドマークを設ける。
【0032】上述のように挿入したICカード2を走査
装置1からエジェクトするには、手動制御部材38を手
により挿入方向10に動作させ、スライド19を挿入方
向10に作用位置から休止位置にシフトする。これによ
り、スライド19に負荷を与える引張ばね32は緊張す
る。従って、本発明による走査装置1では、引張ばね3
2を緊張させる力は、ICカード2を介してではなく、
手により有利に加えることができ、このことは、ICカ
ード2に加わる機械的負荷はできるだけ最小となるため
有利である。スライド19のこの移動により、接点キャ
リヤ53は、ピン−溝孔リンク55、56、57、58
を介してICカード2から離れる方向に移動し、圧力素
子75及び接点54はICカード2から持ち上がる。手
動制御部材38を挿入方向10に操作するによりスライ
ド19がこのように移動して接触面52がブロック用の
止め49を釈放すると、ロックレバー40はトーション
ばね46によりブロック位置に回動し、このブロック位
置ではロックレバー40の第2アーム44がスライド1
9のサイドプレート23に衝合する。ロックレバー40
のこの回動により、ICカード2は、ロックレバーの第
1アーム43に設けたピン45により挿入方向10とは
逆方向に走査装置1から移動する。このようにして、I
Cカード2は走査装置1からシフトするため、走査装置
を例えば、電話セットのような機器又は他の機器のハウ
ジングに収容した場合、ユーザーはICカード2を容易
に掴んで、走査装置1又は走査装置1を収容した機器か
ら完全に取り出すことができる。手動制御部材38の挿
入方向10への操作によるスライド19をシフトは、ス
ライド19のブリッジ部22に設けた2個の溝孔27、
28の挿入開口9側の端部がフレーム3の底壁4の上方
に隆起した楕円形状の隆起部14、15に衝合すること
により制限される。接点キャリヤ53のICカード2か
ら離れる移動は、フレーム側面により制限され、スライ
ド19の挿入方向へのシフトは、ピン−溝孔リンク55
、56、57、58を介して接点キャリヤ53によって
制限される。
装置1からエジェクトするには、手動制御部材38を手
により挿入方向10に動作させ、スライド19を挿入方
向10に作用位置から休止位置にシフトする。これによ
り、スライド19に負荷を与える引張ばね32は緊張す
る。従って、本発明による走査装置1では、引張ばね3
2を緊張させる力は、ICカード2を介してではなく、
手により有利に加えることができ、このことは、ICカ
ード2に加わる機械的負荷はできるだけ最小となるため
有利である。スライド19のこの移動により、接点キャ
リヤ53は、ピン−溝孔リンク55、56、57、58
を介してICカード2から離れる方向に移動し、圧力素
子75及び接点54はICカード2から持ち上がる。手
動制御部材38を挿入方向10に操作するによりスライ
ド19がこのように移動して接触面52がブロック用の
止め49を釈放すると、ロックレバー40はトーション
ばね46によりブロック位置に回動し、このブロック位
置ではロックレバー40の第2アーム44がスライド1
9のサイドプレート23に衝合する。ロックレバー40
のこの回動により、ICカード2は、ロックレバーの第
1アーム43に設けたピン45により挿入方向10とは
逆方向に走査装置1から移動する。このようにして、I
Cカード2は走査装置1からシフトするため、走査装置
を例えば、電話セットのような機器又は他の機器のハウ
ジングに収容した場合、ユーザーはICカード2を容易
に掴んで、走査装置1又は走査装置1を収容した機器か
ら完全に取り出すことができる。手動制御部材38の挿
入方向10への操作によるスライド19をシフトは、ス
ライド19のブリッジ部22に設けた2個の溝孔27、
28の挿入開口9側の端部がフレーム3の底壁4の上方
に隆起した楕円形状の隆起部14、15に衝合すること
により制限される。接点キャリヤ53のICカード2か
ら離れる移動は、フレーム側面により制限され、スライ
ド19の挿入方向へのシフトは、ピン−溝孔リンク55
、56、57、58を介して接点キャリヤ53によって
制限される。
【図1】本発明によるICカード走査装置のICカード
を挿入しない状態で、休止位置と作用位置との間で移動
自在に支持されたスライドが、ブロック位置と釈放位置
との間に回動自在のロックレバーにより休止位置でブロ
ックされ、ロックレバーがブロック位置をとる状態の線
図的平面図である。
を挿入しない状態で、休止位置と作用位置との間で移動
自在に支持されたスライドが、ブロック位置と釈放位置
との間に回動自在のロックレバーにより休止位置でブロ
ックされ、ロックレバーがブロック位置をとる状態の線
図的平面図である。
【図2】走査装置の接点キャリヤを一点鎖線で線図的に
示す図1の走査装置のII−II線上の断面図である。
示す図1の走査装置のII−II線上の断面図である。
【図3】図1の走査装置にICカードを走査位置に挿入
してスライドが作用位置に移動しており、またロックレ
バーが釈放位置に回動している状態を示す図1と同様の
平面図である。
してスライドが作用位置に移動しており、またロックレ
バーが釈放位置に回動している状態を示す図1と同様の
平面図である。
【図4】図3のIV−IV線上の断面図である。
【図5】図3のV−V線上の断面図である。
1 走査装置
2 IC(集積回路)カード
3 フレーム
4 底壁
5,6 側壁
7 後壁
8 保持空間
9 挿入開口
10 挿入方向
11,12,13,18 リブ
14,15 隆起部
16 支持面
17 止め
19 スライド
20 第1脚部
21 第2脚部
23,24 サイドプレート
25,26 案内リブ
27,28 溝孔
29,30 押し下げタブ
32 引張ばね
33 窪み
36 操作部
38 押しボタン(手動制御部材)
39 ロック装置
40 ロックレバー
41 円筒形ベース
42 締付けねじ
43 第1アーム
44 第2アーム
45 ピン(制御止め)
46 トーションばね
49 ブロック用の止め(反作用止め)50 接触
面(制限止め) 52 接触面 53 接点キャリヤ 54 接点 55,56,57,58 ピン−溝孔リンク59,
60,61,62,71,72,73,74 溝孔
63,64,65,66 ピン−溝孔案内67,6
8,69,70 ピン
面(制限止め) 52 接触面 53 接点キャリヤ 54 接点 55,56,57,58 ピン−溝孔リンク59,
60,61,62,71,72,73,74 溝孔
63,64,65,66 ピン−溝孔案内67,6
8,69,70 ピン
Claims (10)
- 【請求項1】挿入開口から挿入方向に走査位置に挿入す
ることができるICカードのための保持空間を有するフ
レームと、休止位置と作用位置との間で挿入方向にほぼ
平行に前記フレームに沿って調整自在に案内したスライ
ドであって、少なくとも1個のばねによって挿入方向と
は逆方向に負荷を与え、ICカードを走査位置に挿入す
る際に前記休止位置から前記作用位置に移動し、また前
記作用位置から前記休止位置への移動の際に前記ICカ
ードは前記挿入方向とは逆方向に走査位置から移動する
ようにしたスライドと、前記挿入方向に動作することが
でき、この動作の際に前記スライドを前記作用位置から
前記休止位置にシフトする手動制御部材とを具えたIC
カード用の走査装置において、ロック位置と釈放位置と
の間で切り換えることができ、少なくとも1個の他のば
ねによりロック位置の方向に負荷を与え、このロック位
置では前記スライドに負荷を与える前記ばねの力に抗し
て前記スライドを休止位置にロックするロック装置を設
け、前記ロック装置には、前記ICカードを走査位置へ
の挿入移動の終了時に前記ICカードによって動作して
前記ロック装置を前記他のばねの力に抗して前記釈放位
置に移動させる制御止めを設け、前記ロック装置が前記
釈放位置にセットされた後、前記挿入方向とは逆方向に
前記スライドに負荷を与える前記ばねの力の下で前記ス
ライドが前記休止位置から前記作用位置にシフトする構
成とし、前記手動制御部材を前記スライドに設け、前記
スライドに負荷を与えるばねの力に抗して前記スライド
の手動制御部材を動作させることにより、前記スライド
が前記挿入方向に前記作用位置から前記休止位置にシフ
トする構成とし、前記スライドの前記休止位置へのシフ
トの後、前記ロック装置を前記他のばねの力の下に前記
ロック位置に移動させ、このことによって前記ロック装
置の前記制御止めにより前記ICカードを前記挿入方向
とは逆方向に走査位置から移動させる構成としたことを
特徴とするICカード用の走査装置。 - 【請求項2】前記スライドには、このスライドが前記作
用位置にシフトしたとき、前記他のばねの力の下で前記
ロック装置の反作用止めが衝合する制限止めを設けた請
求項1記載のICカード用の走査装置。 - 【請求項3】前記ロック装置には、前記フレームに軸受
の周りに回動する単独の2アームロックレバーを設け、
このロックレバーの一方のアームには前記ICカードに
より動作する制御止めを設け、他方のアームには前記ス
ライドを前記休止位置にブロックするブロック用の止め
を設けた請求項1又は2記載のICカード用の走査装置
。 - 【請求項4】前記ブロック用の止めにより、前記スライ
ドが作用位置に移動したときに前記ロックレバーが前記
スライドの前記制限止めに衝合する前記反作用止めを構
成した請求項2又は3記載のICカード用の走査装置。 - 【請求項5】前記スライドをほぼプレート状にし、この
プレート面を前記ICカードのカード面にほぼ平行に配
置した請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のI
Cカード用の走査装置。 - 【請求項6】前記スライドに連結して前記ICカードに
接近したり遠去かったり移動自在にした接点キャリヤを
設け、この接点キャリヤには、前記スライドが前記作用
位置にシフトすることに伴って接点キャリヤが前記IC
カードに接近するときに前記ICカードの対向接点に接
触することができる接点を担持した請求項5記載のIC
カード用の走査装置において、前記ほぼプレート状のス
ライドにこのプレート面から垂直に突設した2個のサイ
ドプレートを設け、前記接点キャリヤと前記2個のサイ
ドプレートとの間に作用するピン−溝孔リンクによって
前記接点キャリヤを前記スライドに連結し、また前記接
点キャリヤをICカードのカード面に垂直に移動自在に
前記フレームに配置したICカード用の走査装置。 - 【請求項7】前記接点キャリヤは、前記接点キャリヤと
前記フレームとの間に作用するピン−溝孔案内によって
前記フレームに移動自在に案内した請求項6記載のIC
カード用の走査装置。 - 【請求項8】前記ピン−溝孔リンク及びピン−溝孔案内
のピンを前記接点キャリヤに連結してこの接点キャリヤ
の側方に突出させ、前記ピン−溝孔リンクの溝孔を前記
スライドのサイドプレートに設け、前記ピン−溝孔案内
の溝孔を前記フレームに設けた請求項6又は7記載のI
Cカード用の走査装置。 - 【請求項9】前記ピンの各々は、前記ピン−溝孔リンク
及び前記ピン−溝孔案内の双方に属するものとした請求
項8記載のICカード用の走査装置。 - 【請求項10】前記接点キャリヤには、前記接点に隣接
して少なくとも1個の圧力素子を設け、前記スライドが
前記作用位置に位置決めされ、これに伴って前記接点キ
ャリヤが前記ICカードに接近したとき前記圧力素子が
前記ICカードに圧着し、これにより前記ICカードを
支持面に押しつける構成とした請求項6乃至9のうちの
いずれか一項に記載のICカード用の走査装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT1197/90 | 1990-06-01 | ||
AT0119790A AT394462B (de) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | Abtasteinrichtung fuer eine chipkarte |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04232585A true JPH04232585A (ja) | 1992-08-20 |
JPH0652543B2 JPH0652543B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=3508708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3155070A Expired - Lifetime JPH0652543B2 (ja) | 1990-06-01 | 1991-06-01 | Icカード用の走査装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5202551A (ja) |
EP (1) | EP0459584B1 (ja) |
JP (1) | JPH0652543B2 (ja) |
AT (1) | AT394462B (ja) |
DE (1) | DE59107444D1 (ja) |
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