JPH0652543B2 - Icカード用の走査装置 - Google Patents

Icカード用の走査装置

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JPH0652543B2
JPH0652543B2 JP3155070A JP15507091A JPH0652543B2 JP H0652543 B2 JPH0652543 B2 JP H0652543B2 JP 3155070 A JP3155070 A JP 3155070A JP 15507091 A JP15507091 A JP 15507091A JP H0652543 B2 JPH0652543 B2 JP H0652543B2
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slide
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contact carrier
pin
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入開口から挿入方向
に走査位置に挿入することができるIC(集積回路)カ
ードのための保持空間を有するフレームと、休止位置と
作用位置との間で挿入方向にほぼ平行に前記フレームに
沿って調整自在に案内したスライドであって、少なくと
も1個のばねによって挿入方向とは逆方向に負荷を与
え、ICカードを走査位置に挿入する際に前記休止位置
から前記作用位置に移動し、また前記作用位置から前記
休止位置への移動の際に、前記ICカードは前記挿入方
向とは逆方向に走査位置から移動するようにしたスライ
ドと、前記挿入方向に動作することができ、この動作の
際に前記スライドを前記作用位置から前記休止位置にシ
フトする手動制御部材とを具えたICカード用の走査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなICカード用の走査装置は、
例えば、米国特許第4,724,310 号に記載されている。こ
のような既知の走査装置においては、フレームとして構
成したスライドは、作用位置ではなく休止位置において
ICカードの出し入れのための挿入開口に近接してお
り、作用位置ではスライドは挿入開口から離れる構成に
していた。ICカードの走査装置への挿入の際に、IC
カードは、挿入経路の半分の行程を僅かに過ぎた後スラ
イドから突出するリムに衝合し、この後ICカードを更
に挿入すると、スライドがリムに作用するICカードに
よってICカードの挿入方向とは逆方向にスライドに負
荷を与えるばねの力に抗して休止位置から作用位置にシ
フトする。この間に、スライドはL字状であり、ばね負
荷制御レバーに衝合し、このレバーを伴って移動し、I
Cカードを更に挿入するときL字状制御レバーに負荷を
与えるばねの力に打ち勝つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この既知の走査装置に
おいては、負荷が加わらないICカード円滑な挿入は、
ICカードの挿入移動の最初の半行程中のみ可能であ
り、従って、残りの行程における挿入移動中にはICカ
ードの挿入は、スライドに負荷を与えるばね力に抗して
またL字状制御レバーに負荷を与えるばね力に抗して行
い、最初の半行程の挿入移動を僅かに越えてからは、挿
入は比較的重たくなり、この重たさは挿入の終了位置に
接近するにつれて増加する。この現象は、この既知の走
査装置のユーザーにとって不快感と不便さを与える。更
に、挿入に対向するばね力は挿入すべきICカードに比
較的強い機械的負荷を与えることになる。
【0004】米国特許第4,724,310 号に記載の既知の走
査装置において走査サイクルが完了した後ICカードを
走査装置から取り出すためには、押しボタンとして構成
した手動制御部材をユーザーが動作することができる。
この押しボタンはフレームに別個に調整自在に設けられ
ており、押しボタンを動作させたとき、トーションばね
により端部位置に移動する制御スライドを釈放するロッ
クレバーに押しボタンを連携動作するようにしており、
トーションばねの一方の脚はスライドを把持し、他方の
脚はスライドに連携動作するL字状ばね負荷制御レバー
を把持し、走査位置に位置決めしたICカードの後方を
把持するために設けた2個のロックバーを釈放位置に回
動させ、この釈放位置ではロックバーがICカードを釈
放し、従って、スライドに作用するばね力の下にスライ
ドのリムによりICカードを走査位置からシフトする。
この結果、ICカードは挿入開口を経て走査装置からエ
ジェクトされ、手で掴んで走査装置から引き抜くことが
できる。上述の説明から明らかなように、押しボタンと
して構成した手動制御部材は、押しボタンを動作させる
ときICカードを走査装置からエジェクトする複雑な機
構に作用する。このような複雑な機構は、走査装置をよ
り高価にし、より故障し易くし、動作寿命を短くする。
【0005】従って、本発明の目的は、簡単な手段によ
り上述の欠点を回避し、上述のタイプの走査装置内への
ICカードの挿入移動の全体にわたりICカードを円滑
に挿入することができ、ICカードを走査装置からエジ
ェクトするのに複雑な手動機構を必要としないICカー
ド用の走査装置を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明によるICカード用の走査装置は、ロック位
置と釈放位置との間で切り換えることができ、少なくと
も1個の他のばねによりロック位置の方向に負荷を与
え、このロック位置では前記スライドに負荷を与える前
記ばねの力に抗して前記スライドを休止位置にロックす
るロック装置を設け、前記ロック装置には、前記ICカ
ードを走査位置への挿入移動の終了時に前記ICカード
によって動作して前記ロック装置を前記他のばねの力に
抗して前記釈放位置に移動させる制御止めを設け、前記
ロック装置が前記釈放位置にセットされた後、前記挿入
方向とは逆方向に前記スライドに負荷を与える前記ばね
の力の下で前記スライドが前記休止位置から前記作用位
置にシフトする構成とし、前記手動制御部材を前記スラ
イドに設け、前記スライドに負荷を与えるばねの力に抗
して前記スライドの手動制御部材を動作させることによ
り、前記スライドが前記挿入方向に前記作用位置から前
記休止位置にシフトする構成とし、前記スライドの前記
休止位置へのシフトの後、前記ロック装置を前記他のば
ねの力の下に前記ロック位置に移動させ、このことによ
って前記ロック装置の前記制御止めにより前記ICカー
ドを前記挿入方向とは逆方向に走査位置から移動させる
構成としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】この構成によれば、走査装置への挿入の際にI
Cカードは、挿入経路の終了位置に達するまではロック
装置の制御止めに衝合せず、ICカードの挿入移動のほ
ぼ全体にわたり円滑な挿入が保証されて都合がよい。更
に、この構成によれば、スライドに負荷を与えるばねの
緊張は、手動制御部材の動作中に手により与えられるだ
けで、カードの挿入中にはICカードによって与えられ
るものではない。このようにして、カードの走査装置内
への挿入中にICカードに加わる機械的負荷が最小にな
る。手動制御部材をスライドに設ける場合、特に構成が
簡単になり、このことはICカードのエジェクトのため
手動制御部材により制御される複雑な機構をなくす満足
のいく解決法であり、動作の信頼性が高く、寿命が長
く、製造コストが最小であり、極めて有利である。本発
明による走査装置内への挿入中ICカードが走査位置に
達するとき、スライドは、スライドに負荷を与えるばね
の力の下に挿入方向とは逆方向にシフトし、従って、ス
ライドに設けた手動制御部材も挿入方向とは逆方向にシ
フトし、このことは走査装置のユーザーにとってICカ
ードがユーザー自身の操作によって走査位置に適正に挿
入されたことがはっきりと目に見える合図を与えること
ができて有利である。
【0008】ICカードが走査位置にあるとき、ロック
装置の制御止めは他のばねの力の下にICカードに圧着
する。この場合にICカードを走査位置に固定するた
め、スライドの挿入方向とは逆方向に休止位置から作用
位置に移動する間にスライドにより少なくとも1個の可
動保持フックを休止位置から保持位置に切り換え、保持
位置では保持フックが走査位置にあるICカードの後端
(挿入方向に見て)を把持し、これにより走査位置に固
定するようにすることができる。しかし、スライドを作
用位置にシフトしたとき他のばねの力の下に反作用止め
にロック装置が衝合する制限止めをスライドに設けると
有利であることがわかった。この構成によれば、ICカ
ードが走査位置にあるとき、他のばねの力は作用位置に
あるスライドにより吸収され、ロック装置の制御止めを
介して走査位置にあるICカードには他のばね力は何ら
作用しない。このようにして、ICカードを走査位置に
保持するための別個の手段を省く満足のいく解決法が得
られる。ICカードは、例えば、ICカードに作用する
摩擦力によって走査位置に確実に保持することができ
る。
【0009】ロック装置は、例えば、種々のパーツから
構成することができ、また単に1個のロックスライドを
挿入方向に対して斜めに移動自在に設けることもでき
る。ロック装置には、フレームに軸受の周りに回動する
単独の2アームロックレバーを設け、このロックレバー
の一方のアームにはICカードにより動作する制御止め
を設け、他方のアームにはスライドを休止位置にブロッ
クするブロック用の止めを設けると好適である。このよ
うにして、ロック装置のための構成簡単で円滑動作の構
造が得られ、ICカードの所要のエジェクト行程を得る
ためには僅かな簡単な寸法調整を行うだけでよい。
【0010】ロックレバーには別個のブロック用の止め
及び別個の反作用止めを設ける。こともできる。しか
し、ブロック用の止めにより、スライドが作用位置に移
動したときにロックレバーがスライドの制限止めに衝合
する反作用止めを構成すると特に好適であることがわか
った。ブロック用の止めは、このようにして2重の機能
を満足し、このことはロックレバーの構造を特に簡単に
するため有利である。
【0011】スライドは種々の構成配置にすることがで
き、例えば、フレーム形状又はビーム形状にし、ICカ
ードに隣接させ又はICカードの上方又は下方に配置す
ることができる。しかし、スライドをほぼプレート状に
し、このプレート面をICカードのカード面にほぼ平行
に配置すると好適である。このようにして、構成簡単で
機械的に安定なスライドが得られ、更に、このことはI
Cカードのカード面に垂直な方向の高さをできるだけ小
さくすることができて有利である。
【0012】スライドに連結してICカードに接近した
り遠去かったり移動自在にした接点キャリヤを設け、こ
の接点キャリヤには、スライドが作用位置にシフトする
ことに伴って接点キャリヤがICカードに接近するとき
にICカードの対向接点に接触することができる接点を
担持した本発明によるICカード用の走査装置において
は、ほぼプレート状のスライドにこのプレート面から垂
直に突設した2個のサイドプレートを設け、接点キャリ
ヤと2個のサイドプレートとの間に作用するピン−溝孔
リンクによって接点キャリヤをスライドに連結し、また
接点キャリヤをICカードのカード面に垂直に移動自在
に前記フレームに配置すると好適であることがわかっ
た。このようにして、特に簡単な手段によりICカード
に接近及び離間する接点キャリヤの連動が確実に得られ
る。
【0013】接点キャリヤの案内は種々の方法により行
うことができ、例えば、接点キャリヤをフレームの側面
に設けた溝孔窪みに直接案内する。しかし、接点キャリ
ヤは、接点キャリヤとフレームとの間に作用するピン−
溝孔案内によって前記フレームに移動自在に案内すると
好適である。このようにして、接点キャリヤの傾きとか
みつきを防止する構成簡単で円滑な接点キャリヤ案内を
得ることができる。
【0014】更に、ピン−溝孔リンク及びピン−溝孔案
内のピンを接点キャリヤに連結してこの接点キャリヤの
側方に突出させ、ピン−溝孔リンクの溝孔をスライドの
サイドプレートに設け、ピン−溝孔案内の溝孔をフレー
ムに設けると好適である。このことは走査装置の製造中
組立ができるだけ簡単になるという利点がある。
【0015】更に、ピンの各々は、ピン−溝孔リンク及
びピン−溝孔案内の双方に属するものとすると好適であ
る。このようにして、ピンは2重の機能を満足し、組立
が特に簡単になる。
【0016】接点キャリヤがICカードに接近移動する
とき、ICカードは、対向接点に圧着する接点キャリヤ
の接点により水平レベルに関してカード面に垂直方向に
位置決めされる。これら接点は常にばね負荷を受けてい
るため、ICカードの確実な水平位置決めは保証されな
い。従って、接点キャリヤには、接点に隣接して少なく
とも1個の圧力素子を設け、スライドが作用位置に位置
決めされ、これに伴って接点キャリヤがICカードに接
近したとき圧力素子がICカードに圧着し、これにより
ICカードを支持面に押しつける構成とすると好適であ
る。このようにして、ICカードの走査位置での信頼で
きる水平位置決めが得られる。このような圧力素子によ
れば、ICカードが走査位置からシフトしないようにロ
ックすることができる。
【0017】次に、図面につき本発明の好適な実施例を
説明する。
【0018】図1乃至図5には、集積回路(IC)カー
ド2のための走査装置1を示す。ICカード2は図3乃
至図5では一点鎖線により線図的に示す。走査装置1
は、合成材料により形成したほぼ突耳形状のフレーム3
を有する。フレーム3は底壁4を有し、この底壁4か
ら、互いにオフセットした2個の部分により構成した第
1側壁5と、90°オフセット部分を有する第2側壁6
と、やはり90°オフセット部分を有する後壁7を直立さ
せて設ける。
【0019】ICカード2の保持空間8をフレーム3に
設ける。ICカード2は、走査装置1の前面領域に設け
た挿入開口9から矢印10で示す挿入方向に保持空間8の
走査位置に挿入することができる。走査装置1における
ICカード2の走査位置は、図3、図4および図5に示
す。挿入開口9は、側方を2個の側壁5、6により、ま
た高さ方向をリブ11により区切られ、このリブ11は、底
壁4から隆起し、挿入方向に上昇する斜面を有し、また
側壁5、6から突出する2個のリブ12、13によりそれぞ
れ区切られる。2個のリブ12、13は、底壁4に隣接する
領域で挿入方向10に底壁4に向かって下降する斜面を有
する。フレーム3の2個の側壁5、6はICカード2の
保持空間8の側方を部分的に限定する。更に、フレーム
3は、保持空間の高さを制限するよう底壁4の上方に隆
起する楕円形状の2個の隆起部14、15を有し、この隆起
部上にICカード2が休止するようにする。更に、保持
空間8の高さを、底壁4から隆起し、平面図で見てほぼ
L字状の支持面16により限定し、以下に詳細に説明する
ようにこの支持面16にICカード2を押しつけるように
するとともに、保持空間8の後方を区切るため支持面16
から隆起する止め17を設け、この止め17によりICカー
ド2の最大挿入経路を制限する。最後に、フレーム3に
は、保持空間8の高さを制限するため側壁6に他のリブ
18を設け、このリブ18には底壁4に対向する領域で挿入
方向10に底壁4に向かって下降する斜面を設ける。
【0020】走査装置1にはスチール製のスライド19を
設け、このスライド19は、図1および図3の平面図で見
てほぼU字状に形成し、第1脚部20、第2脚部21および
これら脚部を相互連結するブリッジ部22を有する。スラ
イド19は、ほぼプレート状にし、ICカード2のカード
表面に平行にまたフレームの底壁4に平行にプレート面
を配置する。スライド19の脚部20、21およびブリッジ部
22はフレーム3の底壁4に直接載置し、このことはでき
るだけ最小の高さの構造にするのに有利である。ほぼプ
レート状のスライド19には、このスライドから直立する
2個のサイドプレート23、24を設け、サイドプレート23
は第1脚部20からまたサイドプレート24は第2脚部21か
ら直角に突出させる。
【0021】スライド19はフレーム3において挿入方向
10に平行に図1および図2で示す休止位置と、図3およ
び図4で示す作用位置との間で移動自在にする。スライ
ド19の側方案内は、フレーム3の側壁5、6に掛合して
連携動作するサイドプレート23、24により部分的に行わ
れる。更に、フレーム3の側壁5、6から突出する2個
の案内リブ25、26を設け、スライド19の側方案内を行
う。更に、2個の楕円形状の隆起部14、15によっても側
方案内が得られる。即ち、スライド19のブリッジ部22に
形成した溝孔27、28に隆起部14、15を挿入させる。高さ
方向の案内のために、スライド19をフレーム3の底壁4
に載置し、脚部20、21の領域でフレーム3から突出する
押し下げタブ29、30によりカバーする。スライド19は、
ブリッジ部22から直角に設けたL字状のフック31により
フレーム3の底壁4の下方を把持する。スライド19は、
押し下げタブ29、30およびフック31によりフレーム3の
底壁4に押し付け、所定の高さの位置に保持する。
【0022】スライド19は、引張ばねとして構成したば
ね32により挿入方向とは反対側に負荷を与える。この引
張ばね32はフレーム3の底壁4の細長の窪み33に配置
し、底壁4の一方の側のばね端部をスライド19のブリッ
ジ部22から窪み30内に直角に突出する突出部34に引っ掛
け、他方の側は底壁4に設けた孔35に引っ掛ける。
【0023】第1脚部20とブリッジ部22との間の移行領
域において、スライド19から挿入方向とは反対側の方向
に突出する操作部36を設ける。この操作部36は、フレー
ム3の底壁4と側壁5との間の第1脚部20への移行部を
なす領域に設けた溝孔37に案内し、この溝孔37はスライ
ド19の高さ方向の案内を行う。押しボタンとして構成し
た手動制御部材を操作部36の遊端に連結する。しかし、
押しボタン38は操作部36自体によっても形成することが
でき、この場合、操作部36はもっと長くし、遊端を例え
ば、2個の曲げ部によりU字状に形成することができ
る。押しボタン38の操作部36への連結は、スナップ連結
(図示せず)により行うことができる。代案として、接
着連結によっても行うことができる。押しボタン38は、
挿入方向に手で操作することができ、これによりスライ
ド19を作用位置から休止位置に移動する。
【0024】走査装置1には、更に、スライド19のため
のロック装置39を設け、このロック装置は、図1に示す
ブロック位置と、図3に示す釈放位置との間で切り換え
ることができる。ロック装置39は、特に簡単な方法で、
単に2アームのロックレバー40のみにより構成し、この
レバー40をフレーム3の軸受に枢着する。ロックレバー
40には、円筒形ベース41を設け、この円筒形ベース41に
締付けねじ42を貫通させてフレーム3にねじ込み、これ
によりロックレバー40は締付けねじ42のねじ山のない部
分の周りに回動することができる。ロックレバー40は、
第1アーム43と、第2アーム44とを有する。アーム43か
らピン45を底壁4から離れる方向に突出させる。他のば
ねとして設けたトーションばね46をロックレバー40の円
筒形ベース41に配置し、ばねの第1脚47をフレーム3の
後壁7に衝合させ、第2脚28をピン45に支持し、ロック
レバー40が図1に示すブロック位置の方向に負荷を与え
る。トーションばね46は比較的僅かな寸法とし、小さな
ばね力のみを発生するようにする。ロックレバー40のブ
ロック位置は、ロックレバー40が第2アーム44でスライ
ド19のサイドプレート23に衝合する寸法とする。このブ
ロック位置においては、ロックレバー40は、スライドを
休止位置に押圧する引張ばね32の力に抗してスライド19
をロックする。この目的のため、ロックレバー40の第2
アーム44の端部にフラップ形状のブロック用の止め49を
設け、この止め49は第2アームから底壁4の方向に突出
させる。このブロック用の止め49は、スライド19の第1
脚部20に設けた窪み51の領域に形成した円弧形状の接触
面50に連携動作させ、この窪みにブロック用止め49を突
入させる。
【0025】ロックレバー40は、上述のように第1アー
ム43から突出するピン45を有する。ピン45は、更に、I
Cカード2により動作することができる制御止めを構成
し、この制御止めを介してロック装置39は、走査位置に
挿入したICカードにより釈放位置に切り換わる。ロッ
ク装置39の釈放位置への移動後に、スライド19は、挿入
方向10とは逆の方向に押圧する引張ばね32の力の下で図
1の休止位置から図3の作用位置に移動することができ
る。
【0026】第1脚部20に設けた窪み51の領域で、スラ
イドに接触面52を設け、この接触面52は、図3に示すよ
うにスライドが作用位置にあるとき、ロック装置39がト
ーションばね46の下で反作用止めとして支持される制限
止めをなす。この場合、ロックレバー40のブロック用の
止め49は、特に簡単な方法で反作用止めとして使用す
る。ロックレバー40は、作用位置に移動したスライド19
の接触面52にブロック用の止め49が衝合することにより
支持されるため、走査位置にあるICカード2にはピン
45を介してのトーションばね46による力は何ら加わらな
いという利点が得られる。即ち、トーションばね46によ
りロックレバー40に生ずる力は、ブロック用の止め49お
よび接触面52を介してスライド19により吸収されるため
である。
【0027】上述のように、押しボタンとして構成した
手動制御部材38は、特に簡単の方法でスライド19に直接
設けることができる。スライド19は、挿入方向10とは逆
方向に押圧する引張ばね32の力に抗して、手動制御部材
38の操作により作用位置から休止位置に移動することが
できる。スライド19の休止位置への移動後、スライド19
の接触面52がロックレバー40のブロック用の止め49を釈
放した後にロック装置39はトーションばね46の力の下で
ブロック位置に切り換わる。ロック装置39のブロック位
置への切り換わりにおいて、制御止めとして設けたロッ
ク装置39のピン45は、挿入方向10とは逆方向にICカー
ド2を走査位置から押し出す。
【0028】走査装置1には、更に、図1〜図5に線図
的にのみ示す接点キャリヤ53を設ける。接点キャリヤ53
は、ICカード2に接近したり、遠去かったり移動する
ことができる。この移動のため、接点キャリヤ53はスラ
イド19に連結する。接点キャリヤ53は、スライド19が作
用位置にシフトして接点キャリヤ53がICカード2の方
向に確実に移動することによってICカード2の対向接
点に接触することがてきる接点54を担持する。カードの
側の対向接点は、図面をわかりやすくするため図3〜図
5には示さない。接点キャリヤ53は極めて簡単で省スペ
ースな方法でピン−溝孔リンク55、56、57、58を介して
スライド19に連結する。これらピン−溝孔リンク55、5
6、57、58は、接点キャリヤ53と2個のサイドプレート2
3、24との間に作用し、溝孔59、60、61、62はスライド1
9のプレート面に対して傾斜させて設ける。接点キャリ
ヤ53は、フレーム3においてICカード2のカード面を
横切る方向に調整可能に案内する。図示の実施例の場
合、接点キャリヤ53は、ICカード2のカード面及びフ
レーム3の底壁4に対して正確に直交する調整案内する
ことができるようにするが、必ずしもこのようにする必
要はない。接点キャリヤ53は、ピン−溝孔案内63、64、
65、66によりフレーム3に移動可能に案内する。このピ
ン−溝孔案内63、64、65、66は、接点キャリヤ53と、フ
レーム3の2個の側壁5、6との間に作用し、傾いた
り、かみつきを生ずることがないように保護する接点キ
ャリヤ53のための簡単で円滑な案内を行う。図面から明
らかなように、ピン−溝孔リンク55、56、57、58及びピ
ン−溝孔案内63、64、65、66のピン67、68、69、70を接
点キャリヤ53に連結し、この接点キャリヤ53から側方に
突出させる。ピン−溝孔リンク55、56、57、58の溝孔5
9、60、61、62はスライド19のサイドプレート23、24に
設け、ピン−溝孔案内63、64、65、66の溝孔71、72、7
3、74をフレーム3に、即ち、側壁5、6に設ける。こ
の構成は組み立てが簡単になるため、有利であることが
わかった。この場合、ピン67、68、69、70の各々は、ピ
ン−溝孔リンク55、56、57、58及びピン−溝孔案内63、
64、65、66の双方に属し、ピンの数を少なくする上で有
利である。
【0029】図1〜図4から明らかなように、また特に
図5から明らかなように、接点キャリヤ53には、接点54
に隣接して間隔をとって配置した圧力素子75を設ける。
圧力素子75は、例えば、シリコンラバーにより構成した
円筒形プラグにより形成し、このプラグを接点キャリヤ
53の窪み76に収容する。図5に示すように、スライド19
が作用位置に移動し、これに従って接点キャリヤ53がI
Cカード2に向かって移動するとき、圧力素子75はIC
カード2に圧着し、これによりICカード2はフレーム
3の接触面16に圧着し、走査位置に存在するICカード
2の正確な垂直方向の位置決めが確実に保証される。
【0030】ICカード2のための上述の走査装置1の
動作を以下に簡単に説明する。
【0031】ICカード2を図3に示す走査位置に送る
ためには、このカードを挿入開口9からICカード2の
ための保持空間8内に挿入方向10に挿入する。有利なこ
とに、挿入移動全体にわたりこのことは、何ら抵抗なく
円滑に行われ、ユーザーにとっては快適であり、カード
に損傷を与えることがない。ICカード2がピン45に衝
合してロック装置39が図1に示すブロック位置から切り
換わるのは、ICカード2の挿入移動の終了時点ではな
い。ロック装置39のこの切り換わりは、比較的弱いトー
ションばね46の力と、引張ばね32の負荷を受けるスライ
ド19及びブロック用の止め49に対する接触面50により生
ずる摩擦力に抗して行われ、この摩擦力は引張ばね32の
力と摩擦係数に基づく。通常の摩擦係数0.1 、0.2 の場
合、この摩擦力は、引張ばね32のばね力の極く僅かの割
合であるため、ロック装置39を動作させる力における重
要な部分ではなく、従って、ロック装置39の釈放位置へ
の切換えに対抗する力の全体は僅かであり、従って、I
Cカード2の挿入の終了時に生ずるICカード2に対す
る機械的負荷は極く僅かである。ICカード2を更に一
層挿入するとき、極く小さい移動行程だけ実際の走査位
置を通り過ぎ、接触面16における止め17に衝合する。I
Cカード2を介してロック装置39がこのように移動する
と、ブロック用の止め49がスライド19の接触面50から離
れ、この後引張ばね32の力の下にスライド19が挿入方向
10とは逆方向に休止位置から作用位置にシフトする。ス
ライド19のこのシフトにより接点キャリヤ53は、ピン−
溝孔リンク55、56、57、58によりICカード2に向かっ
て移動するとともに、接点キャリヤ53に設けた圧力素子
75はICカード2を接触面16に押し付け、接点キャリヤ
53の接点54がカード側の対向接点(図示せず)に接触す
る。スライド19の作用位置は、ピン−溝孔リンク55、5
6、57、58を介して、圧力素子75でICカード2に休止
する接点キャリヤにより決定される。走査装置1の使用
者がICカード2に加える手の圧力を除去すると、ピン
45を介してICカード2に加わるトーションばね46の力
によってICカード2は上述の僅かな過剰行程だけ挿入
方向10とは逆にシフトする。ICカード2のこの僅かな
シフトにより、接点キャリヤ53の接点54とカード側の対
向接点との間に相対移動を生じ、これによりクリーニン
グ作用を発揮し、信頼性のある接点接触を保証する。I
Cカード2の挿入方向10とは逆の上述の僅かなシフト
は、ロック装置39の釈放位置におけるスライド19の窪み
51の接触面52にブロック用の止め49が休止するまで行わ
れ、これにより、トーションばね46の力はスライド19に
より吸収され、ICカード2の挿入方向10とは逆方向へ
のこれ以上のシフトを生ずることはできない。このとき
ICカード2は、もはやトーションばね46の負荷を受け
ず、圧力素子75により走査位置に摩擦保持され、このこ
とは、構成が極めて簡単となる。上述のように、スライ
ド19が挿入方向10とは逆方向にシフトするのは、ICカ
ード2を走査位置への挿入を完了した後である。この
間、スライドに連結した手動制御部材38もシフトし、こ
のことはユーザーに、ICカードが走査位置に正確に挿
入されたことをはっきりと目に見える合図を与えること
になり有利である。このような表示を特に明瞭にするた
めに、手動制御部材38に、更に、視認マークを設けるこ
とができる。例えば、手動制御部材が挿入方向10とは逆
方向にシフトしたときのみ目に見える着色フィールドマ
ークを設ける。
【0032】上述のように挿入したICカード2を走査
装置1からエジェクトするには、手動制御部材38を手に
より挿入方向10に動作させ、スライド19を挿入方向10に
作用位置から休止位置にシフトする。これにより、スラ
イド19に負荷を与える引張ばね32は緊張する。従って、
本発明による走査装置1では、引張ばね32を緊張させる
力は、ICカード2を介してではなく、手により有利に
加えることができ、このことは、ICカード2に加わる
機械的負荷はできるだけ最小となるため有利である。ス
ライド19のこの移動により、接点キャリヤ53は、ピン−
溝孔リンク55、56、57、58を介してICカード2から離
れる方向に移動し、圧力素子75及び接点54はICカード
2から持ち上がる。手動制御部材38を挿入方向10に操作
するによりスライド19がこのように移動して接触面52が
ブロック用の止め49を釈放すると、ロックレバー40はト
ーションばね46によりブロック位置に回動し、このブロ
ック位置ではロックレバー40の第2アーム44がスライド
19のサイドプレート23に衝合する。ロックレバー40のこ
の回動により、ICカード2は、ロックレバーの第1ア
ーム43に設けたピン45により挿入方向10とは逆方向に走
査装置1から移動する。このようにして、ICカード2
は走査装置1からシフトするため、走査装置を例えば、
電話セットのような機器又は他の機器のハウジングに収
容した場合、ユーザーはICカード2を容易に掴んで、
走査装置1又は走査装置1を収容した機器から完全に取
り出すことができる。手動制御部材38の挿入方向10への
操作によるスライド19をシフトは、スライド19のブリッ
ジ部22に設けた2個の溝孔27、28の挿入開口9側の端部
がフレーム3の底壁4の上方に隆起した楕円形状の隆起
部14、15に衝合することにより制限される。接点キャリ
ヤ53のICカード2から離れる移動は、フレーム側面に
より制限され、スライド19の挿入方向へのシフトは、ピ
ン−溝孔リンク55、56、57、58を介して接点キャリヤ53
によって制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカード走査装置のICカード
を挿入しない状態で、休止位置と作用位置との間で移動
自在に支持されたスライドが、ブロック位置と釈放位置
との間に回動自在のロックレバーにより休止位置でブロ
ックされ、ロックレバーがブロック位置をとる状態の線
図的平面図である。
【図2】走査装置の接点キャリヤを一点鎖線で線図的に
示す図1の走査装置のII−II線上の断面図である。
【図3】図1の走査装置にICカードを走査位置に挿入
してスライドが作用位置に移動しており、またロックレ
バーが釈放位置に回動している状態を示す図1と同様の
平面図である。
【図4】図3のIV−IV線上の断面図である。
【図5】図3のV−V線上の断面図である。
【符号の説明】
1 走査装置 2 IC(集積回路)カード 3 フレーム 4 底壁 5,6 側壁 7 後壁 8 保持空間 9 挿入開口 10 挿入方向 11,12,13,18 リブ 14,15 隆起部 16 支持面 17 止め 19 スライド 20 第1脚部 21 第2脚部 23,24 サイドプレート 25,26 案内リブ 27,28 溝孔 29,30 押し下げタブ 32 引張ばね 33 窪み 36 操作部 38 押しボタン(手動制御部材) 39 ロック装置 40 ロックレバー 41 円筒形ベース 42 締付けねじ 43 第1アーム 44 第2アーム 45 ピン(制御止め) 46 トーションばね 49 ブロック用の止め(反作用止め) 50 接触面(制限止め) 52 接触面 53 接点キャリヤ 54 接点 55,56,57,58 ピン−溝孔リンク 59,60,61,62,71,72,73,74 溝孔 63,64,65,66 ピン−溝孔案内 67,68,69,70 ピン 75 圧力素子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入開口から挿入方向に走査位置に挿入す
    ることができるICカードのための保持空間を有するフ
    レームと、休止位置と作用位置との間で挿入方向にほぼ
    平行に前記フレームに沿って調整自在に案内したスライ
    ドであって、少なくとも1個のばねによって挿入方向と
    は逆方向に負荷を与え、ICカードを走査位置に挿入す
    る際に前記休止位置から前記作用位置に移動し、また前
    記作用位置から前記休止位置への移動の際に前記ICカ
    ードは前記挿入方向とは逆方向に走査位置から移動する
    ようにしたスライドと、前記挿入方向に動作することが
    でき、この動作の際に前記スライドを前記作用位置から
    前記休止位置にシフトする手動制御部材とを具えたIC
    カード用の走査装置において、ロック位置と釈放位置と
    の間で切り換えることができ、少なくとも1個の他のば
    ねによりロック位置の方向に負荷を与え、このロック位
    置では前記スライドに負荷を与える前記ばねの力に抗し
    て前記スライドを休止位置にロックするロック装置を設
    け、前記ロック装置には、前記ICカードを走査位置へ
    の挿入移動の終了時に前記ICカードによって動作して
    前記ロック装置を前記他のばねの力に抗して前記釈放位
    置に移動させる制御止めを設け、前記ロック装置が前記
    釈放位置にセットされた後、前記挿入方向とは逆方向に
    前記スライドに負荷を与える前記ばねの力の下で前記ス
    ライドが前記休止位置から前記作用位置にシフトする構
    成とし、前記手動制御部材を前記スライドに設け、前記
    スライドに負荷を与えるばねの力に抗して前記スライド
    の手動制御部材を動作させることにより、前記スライド
    が前記挿入方向に前記作用位置から前記休止位置にシフ
    トする構成とし、前記スライドの前記休止位置へのシフ
    トの後、前記ロック装置を前記他のばねの力の下に前記
    ロック位置に移動させ、このことによって前記ロック装
    置の前記制御止めにより前記ICカードを前記挿入方向
    とは逆方向に走査位置から移動させる構成としたことを
    特徴とするICカード用の走査装置。
  2. 【請求項2】前記スライドには、このスライドが前記作
    用位置にシフトしたとき、前記他のばねの力の下で前記
    ロック装置の反作用止めが衝合する制限止めを設けた請
    求項1記載のICカード用の走査装置。
  3. 【請求項3】前記ロック装置には、前記フレームに軸受
    の周りに回動する単独の2アームロックレバーを設け、
    このロックレバーの一方のアームには前記ICカードに
    より動作する制御止めを設け、他方のアームには前記ス
    ライドを前記休止位置にブロックするブロック用の止め
    を設けた請求項1又は2記載のICカード用の走査装
    置。
  4. 【請求項4】前記ブロック用の止めにより、前記スライ
    ドが作用位置に移動したときに前記ロックレバーが前記
    スライドの前記制限止めに衝合する前記反作用止めを構
    成した請求項2又は3記載のICカード用の走査装置。
  5. 【請求項5】前記スライドをほぼプレート状にし、この
    プレート面を前記ICカードのカード面にほぼ平行に配
    置した請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のI
    Cカード用の走査装置。
  6. 【請求項6】前記スライドに連結して前記ICカードに
    接近したり遠去かったり移動自在にした接点キャリヤを
    設け、この接点キャリヤには、前記スライドが前記作用
    位置にシフトすることに伴って接点キャリヤが前記IC
    カードに接近するときに前記ICカードの対向接点に接
    触することができる接点を担持した請求項5記載のIC
    カード用の走査装置において、前記ほぼプレート状のス
    ライドにこのプレート面から垂直に突設した2個のサイ
    ドプレートを設け、前記接点キャリヤと前記2個のサイ
    ドプレートとの間に作用するピン−溝孔リンクによって
    前記接点キャリヤを前記スライドに連結し、また前記接
    点キャリヤをICカードのカード面に垂直に移動自在に
    前記フレームに配置したICカード用の走査装置。
  7. 【請求項7】前記接点キャリヤは、前記接点キャリヤと
    前記フレームとの間に作用するピン−溝孔案内によって
    前記フレームに移動自在に案内した請求項6記載のIC
    カード用の走査装置。
  8. 【請求項8】前記ピン−溝孔リンク及びピン−溝孔案内
    のピンを前記接点キャリヤに連結してこの接点キャリヤ
    の側方に突出させ、前記ピン−溝孔リンクの溝孔を前記
    スライドのサイドプレートに設け、前記ピン−溝孔案内
    の溝孔を前記フレームに設けた請求項6又は7記載のI
    Cカード用の走査装置。
  9. 【請求項9】前記ピンの各々は、前記ピン−溝孔リンク
    及び前記ピン−溝孔案内の双方に属するものとした請求
    項8記載のICカード用の走査装置。
  10. 【請求項10】前記接点キャリヤには、前記接点に隣接
    して少なくとも1個の圧力素子を設け、前記スライドが
    前記作用位置に位置決めされ、これに伴って前記接点キ
    ャリヤが前記ICカードに接近したとき前記圧力素子が
    前記ICカードに圧着し、これにより前記ICカードを
    支持面に押しつける構成とした請求項6乃至9のうちの
    いずれか一項に記載のICカード用の走査装置。
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