JPH0423182B2 - - Google Patents
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- JPH0423182B2 JPH0423182B2 JP56199604A JP19960481A JPH0423182B2 JP H0423182 B2 JPH0423182 B2 JP H0423182B2 JP 56199604 A JP56199604 A JP 56199604A JP 19960481 A JP19960481 A JP 19960481A JP H0423182 B2 JPH0423182 B2 JP H0423182B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は比較的小型の吸収冷凍機における冷媒
又は吸収液の流動制御に関するものである。
又は吸収液の流動制御に関するものである。
吸収冷凍機の冷媒及び吸収液の循環は液体ポン
プを利用して行なわれる部分もあるが、構成機器
の各部の圧力差、ヘツド差を利用して液体の流動
を確保している部分も少なくない。特に小型の吸
収冷凍機においては圧力差やヘツド差を利用して
液循環をしている部分が多く、ポンプを用いず圧
力差やヘツド差のみによつて液循環の確保がなさ
れる自然循環式吸収冷凍機もある。しかし、この
ような圧力差やヘツド差による液循環は、吸収冷
凍機を構成する機器の温度条件、圧力条件が定常
の運転状態になつたときに始めて安定するもので
あり、吸収冷凍機の起動後定常運転状態になる迄
の間(起動時)、吸収冷凍機の運転を停止する前
に各部の吸収液濃度を低下させる間(稀釈時)、
或いは吸収冷凍機の発停を繰り返す部分負荷時等
いわゆる非定常時には液循環が円滑に行なわれ
ず、吸収冷凍機の構成機器の各部に液体が偏在す
ることとなる。その結果、冷媒循環回路への吸収
液混入、稀液ポンプのキヤビテーシヨン、再生器
での空焚等々諸々の問題点を生ずることとなる。
プを利用して行なわれる部分もあるが、構成機器
の各部の圧力差、ヘツド差を利用して液体の流動
を確保している部分も少なくない。特に小型の吸
収冷凍機においては圧力差やヘツド差を利用して
液循環をしている部分が多く、ポンプを用いず圧
力差やヘツド差のみによつて液循環の確保がなさ
れる自然循環式吸収冷凍機もある。しかし、この
ような圧力差やヘツド差による液循環は、吸収冷
凍機を構成する機器の温度条件、圧力条件が定常
の運転状態になつたときに始めて安定するもので
あり、吸収冷凍機の起動後定常運転状態になる迄
の間(起動時)、吸収冷凍機の運転を停止する前
に各部の吸収液濃度を低下させる間(稀釈時)、
或いは吸収冷凍機の発停を繰り返す部分負荷時等
いわゆる非定常時には液循環が円滑に行なわれ
ず、吸収冷凍機の構成機器の各部に液体が偏在す
ることとなる。その結果、冷媒循環回路への吸収
液混入、稀液ポンプのキヤビテーシヨン、再生器
での空焚等々諸々の問題点を生ずることとなる。
本発明は、上記の問題点に鑑み、吸収器から高
温再生器へ至る稀液の流路に設けられた稀液制御
弁と、分離器から低温再生器へ至る中間液の流路
に設けられた中間液制御弁と、分離器から凝縮器
へ至る冷媒の流路に設けられた冷媒制御弁と、吸
収器に設けられた液面制御器とを備え、この液面
制御器は吸収冷凍機の起動時に吸収器の液面低下
によつて中間液制御弁の開度を大とし、かつ稀液
制御弁或いは冷媒制御弁の開度を小とし、吸収器
の液面上昇によつて中間液制御弁の開度を小と
し、かつ稀液制御弁及び冷媒制御弁の開度を大と
し、稀釈時に中間液制御弁の開度を大とし、かつ
稀液制御弁及び冷媒制御弁の開度を小とする信号
を出力することにより、吸収冷凍機の液循環を制
御し、起動時などの所謂非定常時に生じやすい稀
液ポンプのキヤビテーシヨンその他の問題点を解
消して冷凍機の安全運転を確保することを目的と
したものである。
温再生器へ至る稀液の流路に設けられた稀液制御
弁と、分離器から低温再生器へ至る中間液の流路
に設けられた中間液制御弁と、分離器から凝縮器
へ至る冷媒の流路に設けられた冷媒制御弁と、吸
収器に設けられた液面制御器とを備え、この液面
制御器は吸収冷凍機の起動時に吸収器の液面低下
によつて中間液制御弁の開度を大とし、かつ稀液
制御弁或いは冷媒制御弁の開度を小とし、吸収器
の液面上昇によつて中間液制御弁の開度を小と
し、かつ稀液制御弁及び冷媒制御弁の開度を大と
し、稀釈時に中間液制御弁の開度を大とし、かつ
稀液制御弁及び冷媒制御弁の開度を小とする信号
を出力することにより、吸収冷凍機の液循環を制
御し、起動時などの所謂非定常時に生じやすい稀
液ポンプのキヤビテーシヨンその他の問題点を解
消して冷凍機の安全運転を確保することを目的と
したものである。
以下、本発明の実施例を図面に基き説明する。
図面は本発明を小型二重効用吸収冷凍機に実施し
た例を示すもので、1は灯油等の燃焼熱を用いて
稀液から冷媒を加熱分離して中間液に再生する高
温再生器、2は前記高温再生器1で加熱され揚液
管3を上昇してきた中間液と冷媒蒸気とを分ける
分離器、4は前記分離器2からの冷媒蒸気の熱で
中間液から更に冷媒を加熱分離して濃液に再生す
る低温再生器、5は前記両再生器1,4からの冷
媒を凝縮冷却する凝縮器、6は前記凝縮器5から
の液冷媒を散分し気化させる際の潜熱を利用して
熱交換器7から冷房用冷水を得るようにした蒸発
器、8は前記蒸発器6で気化しなかつた液冷媒を
再び該蒸発器に還流させる気泡ポンプ、9は前記
低温再生器4からの冷媒で稀液を昇温させる熱回
収器、10は前記両再生器1,4で冷媒が分離さ
れた濃液を散布して器内の気化冷媒を吸収するこ
とにより前記蒸発器6内を低圧に維持し連続した
冷水の供給を行ない得るようにした吸収器、11
及び12は低温及び高温溶液熱交換器で、これら
は冷媒蒸気管13、冷媒液流下管14、冷媒循環
路15、稀液ポンプ16を有する稀液管17、稀
液側路管18、中間液管19及び濃液管20並び
に開閉弁21を有して暖房時に該開閉弁21を開
くことにより分離器2の冷媒蒸気を吸収液と共に
蒸発吸収胴22に熱交換器7から温水を取り出し
得るようにしたバイパス管23で接続されて冷媒
と吸収液との循環回路を形成している。24は前
記中間液管19に設けた中間液制御弁、25は前
記中間液管19の側路管26に設けた側路中間液
制御弁、27は前記稀液管17に設けた稀液制御
弁、28は前記分離器2から凝縮器5に至る途中
の冷媒蒸気管13に設けた冷媒制御弁、29は前
記吸収器10内底部に設けた液面制御器で、該制
御器の信号により中間液制御弁24、側路中間液
制御弁25、稀液制御弁27又は冷媒制御弁28
の開度が制御される。
図面は本発明を小型二重効用吸収冷凍機に実施し
た例を示すもので、1は灯油等の燃焼熱を用いて
稀液から冷媒を加熱分離して中間液に再生する高
温再生器、2は前記高温再生器1で加熱され揚液
管3を上昇してきた中間液と冷媒蒸気とを分ける
分離器、4は前記分離器2からの冷媒蒸気の熱で
中間液から更に冷媒を加熱分離して濃液に再生す
る低温再生器、5は前記両再生器1,4からの冷
媒を凝縮冷却する凝縮器、6は前記凝縮器5から
の液冷媒を散分し気化させる際の潜熱を利用して
熱交換器7から冷房用冷水を得るようにした蒸発
器、8は前記蒸発器6で気化しなかつた液冷媒を
再び該蒸発器に還流させる気泡ポンプ、9は前記
低温再生器4からの冷媒で稀液を昇温させる熱回
収器、10は前記両再生器1,4で冷媒が分離さ
れた濃液を散布して器内の気化冷媒を吸収するこ
とにより前記蒸発器6内を低圧に維持し連続した
冷水の供給を行ない得るようにした吸収器、11
及び12は低温及び高温溶液熱交換器で、これら
は冷媒蒸気管13、冷媒液流下管14、冷媒循環
路15、稀液ポンプ16を有する稀液管17、稀
液側路管18、中間液管19及び濃液管20並び
に開閉弁21を有して暖房時に該開閉弁21を開
くことにより分離器2の冷媒蒸気を吸収液と共に
蒸発吸収胴22に熱交換器7から温水を取り出し
得るようにしたバイパス管23で接続されて冷媒
と吸収液との循環回路を形成している。24は前
記中間液管19に設けた中間液制御弁、25は前
記中間液管19の側路管26に設けた側路中間液
制御弁、27は前記稀液管17に設けた稀液制御
弁、28は前記分離器2から凝縮器5に至る途中
の冷媒蒸気管13に設けた冷媒制御弁、29は前
記吸収器10内底部に設けた液面制御器で、該制
御器の信号により中間液制御弁24、側路中間液
制御弁25、稀液制御弁27又は冷媒制御弁28
の開度が制御される。
次に、本発明実施例の動作及び制御動作につい
て説明する。
て説明する。
(イ) 起動時の動作
吸収冷凍機の起動時、高温再生器1、分離器
2内の温度、圧力が定常時より低く分離器2と
低温再生器4との圧力差が小さいために、吸収
液は低温再生器4に殆んど流れることなく分離
器2内に滞留して行く。そのために分離器2か
ら吸収器10への吸収液流入が少なくなつて行
く一方で、該吸収器から高温再生器1への吸収
液流出は稀液ポンプ16により定常時と同様に
行なわれて次第に吸収器10内底部の吸収液位
が低くなる。而して吸収器10内底部の液面低
下に応じて前記液面制御器29の信号により中
間液制御弁24及び側路中間液制御弁25の開
度を大、稀液制御弁27又は冷媒制御弁28の
開度を小にする。
2内の温度、圧力が定常時より低く分離器2と
低温再生器4との圧力差が小さいために、吸収
液は低温再生器4に殆んど流れることなく分離
器2内に滞留して行く。そのために分離器2か
ら吸収器10への吸収液流入が少なくなつて行
く一方で、該吸収器から高温再生器1への吸収
液流出は稀液ポンプ16により定常時と同様に
行なわれて次第に吸収器10内底部の吸収液位
が低くなる。而して吸収器10内底部の液面低
下に応じて前記液面制御器29の信号により中
間液制御弁24及び側路中間液制御弁25の開
度を大、稀液制御弁27又は冷媒制御弁28の
開度を小にする。
中間液制御弁24及び側路中間液制御弁25
を全開若しくは開度大にすることにより、中間
液の流動を円滑にして分離器2内の吸収液の滞
留を解消し〔特に、中間液の流通抵抗となる高
温溶液熱交換器12をバイパスする側路管26
を介して中間液が分離器2から低温再生器4へ
流れ、分離器2内の液面の異常上昇が防止され
る。〕、分離器2から低温再生器4を経て吸収器
10に吸収液を円滑に流入せしめる一方、稀液
制御弁27の開度を小さくすることにより吸収
液10からの吸収液流出量を少なくし、該吸収
器底部の吸収液が減少するのを防いで稀液ポン
プ16のキヤビテーシヨンを未然に防止する
〔稀液ポンプ16のキヤビテーシヨン防止およ
び高温再生器1の空焚も防止することにな
る。〕。又、冷媒制御弁28を全閉にすることに
より、分離器2内から吸収液が冷媒循環回路内
へ混入することが防止される〔特に、吸収器1
0内底部の吸収液位が異常低下言い換えれば分
離器2内の吸収液面が異常上昇して該分離器か
ら多量の吸収液が冷媒循環回路に流入すること
が未然に防止される。〕 これら制御弁24,25,27又は28を操
作するタイミングは、前記液面制御器29によ
り検出される吸収器10内の液位が或るレベル
に達した時点で、同時に行なつても良く、ま
た、吸収器10内底部の液面低下に応じて、例
ば第1レベルで中間液制御弁24及び側路中間
液制御弁25の開度を大にし始め、第2レベル
で稀液制御弁27の開度を小にし始め、そして
下限レベルで冷媒制御弁28を全閉にする等、
逐次これら制御弁を操作しても良い。
を全開若しくは開度大にすることにより、中間
液の流動を円滑にして分離器2内の吸収液の滞
留を解消し〔特に、中間液の流通抵抗となる高
温溶液熱交換器12をバイパスする側路管26
を介して中間液が分離器2から低温再生器4へ
流れ、分離器2内の液面の異常上昇が防止され
る。〕、分離器2から低温再生器4を経て吸収器
10に吸収液を円滑に流入せしめる一方、稀液
制御弁27の開度を小さくすることにより吸収
液10からの吸収液流出量を少なくし、該吸収
器底部の吸収液が減少するのを防いで稀液ポン
プ16のキヤビテーシヨンを未然に防止する
〔稀液ポンプ16のキヤビテーシヨン防止およ
び高温再生器1の空焚も防止することにな
る。〕。又、冷媒制御弁28を全閉にすることに
より、分離器2内から吸収液が冷媒循環回路内
へ混入することが防止される〔特に、吸収器1
0内底部の吸収液位が異常低下言い換えれば分
離器2内の吸収液面が異常上昇して該分離器か
ら多量の吸収液が冷媒循環回路に流入すること
が未然に防止される。〕 これら制御弁24,25,27又は28を操
作するタイミングは、前記液面制御器29によ
り検出される吸収器10内の液位が或るレベル
に達した時点で、同時に行なつても良く、ま
た、吸収器10内底部の液面低下に応じて、例
ば第1レベルで中間液制御弁24及び側路中間
液制御弁25の開度を大にし始め、第2レベル
で稀液制御弁27の開度を小にし始め、そして
下限レベルで冷媒制御弁28を全閉にする等、
逐次これら制御弁を操作しても良い。
斯くして、吸収冷凍機の起動時運転が安全に
行なわれて各構成機器内の圧力、温度が定常状
態に移行し、吸収器10内定部の液位が上昇し
始める。そして吸収器10内底部の液面上昇に
応じて前記液面制御器29の信号により、中間
液制御弁24、側路中間液制御弁25の開度を
小、稀液制御弁27、冷媒制御弁28の開度を
大になるように操作し、吸収器10内底部の液
位が設定値となつたとき、中間液制御弁24を
設定開度に、側路中間液制御弁25を全閉に、
稀液制御弁27、冷媒制御弁28を全開にして
所謂定常運行を行なう。このように本発明は吸
収器10内底部の液位に応じて制御弁24,2
5,27又は28を操作することにより、液循
環を良くし、安全かつ短時間に定常運転に移行
できる(移動特性の向上)。
行なわれて各構成機器内の圧力、温度が定常状
態に移行し、吸収器10内定部の液位が上昇し
始める。そして吸収器10内底部の液面上昇に
応じて前記液面制御器29の信号により、中間
液制御弁24、側路中間液制御弁25の開度を
小、稀液制御弁27、冷媒制御弁28の開度を
大になるように操作し、吸収器10内底部の液
位が設定値となつたとき、中間液制御弁24を
設定開度に、側路中間液制御弁25を全閉に、
稀液制御弁27、冷媒制御弁28を全開にして
所謂定常運行を行なう。このように本発明は吸
収器10内底部の液位に応じて制御弁24,2
5,27又は28を操作することにより、液循
環を良くし、安全かつ短時間に定常運転に移行
できる(移動特性の向上)。
(ロ) 稀釈時の動作
一般に吸収冷凍機においては、再生器への加
熱を停止する一方、吸収液ポンプ等を作動させ
たまま運転して溶液熱交換器等の各機器内の濃
液を稀釈せしめて、冷凍機の完全停止時の吸収
液結晶を防止する所謂稀釈運転を行なう。
熱を停止する一方、吸収液ポンプ等を作動させ
たまま運転して溶液熱交換器等の各機器内の濃
液を稀釈せしめて、冷凍機の完全停止時の吸収
液結晶を防止する所謂稀釈運転を行なう。
而して、高温再生器1への加熱が停止される
と該再生器、分離器2内の圧力、温度が急速に
降下し、分離器2と低温再生器4等各機器間の
圧力差が小さくなつて、前述(イ)と同様に液循環
が悪くなり、分離器2内に吸収液が滞留したま
ま吸収器10内底部の吸収液位が低下する。斯
る稀釈時における吸収器10内底部の液面低下
に応じて前記制御弁24,25の開度を大、2
7,28の開度を小にする。このようにするこ
とにより液循環が良くなり短時間でかつ安全に
濃液が稀釈される(稀釈特性の向上)。
と該再生器、分離器2内の圧力、温度が急速に
降下し、分離器2と低温再生器4等各機器間の
圧力差が小さくなつて、前述(イ)と同様に液循環
が悪くなり、分離器2内に吸収液が滞留したま
ま吸収器10内底部の吸収液位が低下する。斯
る稀釈時における吸収器10内底部の液面低下
に応じて前記制御弁24,25の開度を大、2
7,28の開度を小にする。このようにするこ
とにより液循環が良くなり短時間でかつ安全に
濃液が稀釈される(稀釈特性の向上)。
(ハ) 部分負荷時の動作
一般に小型の吸収冷凍機においては、部分負
荷時には再生器への加熱の発停を繰り返す所謂
オン・オフ制御を行なうのが通例で、言はば、
前述した起動時運転と稀釈時運転の繰返し運転
が行なわれる。
荷時には再生器への加熱の発停を繰り返す所謂
オン・オフ制御を行なうのが通例で、言はば、
前述した起動時運転と稀釈時運転の繰返し運転
が行なわれる。
而して、高温再生器1への加熱開始時には前
述(イ)の起動時における制御と同様に行ない、
又、加熱停止時には前述(ロ)の稀釈時における制
御と同様に行なつて、部分負荷時における液循
環を良好にし、安全に吸収冷凍機を運転する。
述(イ)の起動時における制御と同様に行ない、
又、加熱停止時には前述(ロ)の稀釈時における制
御と同様に行なつて、部分負荷時における液循
環を良好にし、安全に吸収冷凍機を運転する。
尚、図示していないが、前記液面制御器29
を吸収器10内底部に設ける代りに吸収器10
内下方に配した吸収液溜め(図示せず)に設け
ても良い。
を吸収器10内底部に設ける代りに吸収器10
内下方に配した吸収液溜め(図示せず)に設け
ても良い。
本発明は、以上のように構成された吸収冷凍機
の制御装置であり、稀液制御弁と、中間液制御弁
と、冷媒制御弁と、吸収器に設けられた液面制御
器とを備え、液面制御器は吸収冷凍機の起動時に
吸収器の液面低下によつて中間液制御弁の開度を
大とし、かつ稀液制御弁或いは冷媒制御弁の開度
を小とし、吸収器の液面上昇によつて中間液制御
弁の開度を小とし、かつ稀液制御弁及び冷媒制御
弁の開度を大とし、稀釈時に中間液制御弁の開度
を大とし、かつ稀液制御弁及び冷媒制御弁の開度
を小とする信号を出力するので、起動時及び稀釈
時の吸収液或いは冷媒の循環を良好にすることが
でき、この結果、吸収冷凍機の安全運転を確保し
得ると共に所謂起動特性、稀釈特性の向上を実現
できるものである。
の制御装置であり、稀液制御弁と、中間液制御弁
と、冷媒制御弁と、吸収器に設けられた液面制御
器とを備え、液面制御器は吸収冷凍機の起動時に
吸収器の液面低下によつて中間液制御弁の開度を
大とし、かつ稀液制御弁或いは冷媒制御弁の開度
を小とし、吸収器の液面上昇によつて中間液制御
弁の開度を小とし、かつ稀液制御弁及び冷媒制御
弁の開度を大とし、稀釈時に中間液制御弁の開度
を大とし、かつ稀液制御弁及び冷媒制御弁の開度
を小とする信号を出力するので、起動時及び稀釈
時の吸収液或いは冷媒の循環を良好にすることが
でき、この結果、吸収冷凍機の安全運転を確保し
得ると共に所謂起動特性、稀釈特性の向上を実現
できるものである。
尚、図で示した実施例は二重効用吸収冷凍機に
ついて説明したが、本発明を一重効用吸収冷凍機
に実施できることは勿論である。
ついて説明したが、本発明を一重効用吸収冷凍機
に実施できることは勿論である。
図面は本発明実施例の回路構成説明図である。
10……吸収器、13……冷媒蒸気管、17…
…稀液管、19……中間液管、24……中間液制
御弁、25……側路中間液制御弁、26……側路
管、27,28……稀液、冷媒制御弁、29……
液面制御器。
…稀液管、19……中間液管、24……中間液制
御弁、25……側路中間液制御弁、26……側路
管、27,28……稀液、冷媒制御弁、29……
液面制御器。
Claims (1)
- 1 高温再生器、分離器、低温再生器、凝縮器、
蒸発器、及び吸収器を配管接続して冷凍サイクル
を形成した吸収冷凍機において、吸収器から高温
再生器へ至る稀液の流路に設けられた稀液制御弁
と、分離器から低温再生器へ至る中間液の流路に
設けられた中間液制御弁と、分離器から凝縮器へ
至る冷媒の流路に設けられた冷媒制御弁と、吸収
器に設けられた液面制御器とを備え、この液面制
御器は吸収冷凍機の起動時に吸収器の液面低下に
よつて中間液制御弁の開度を大とし、かつ稀液制
御弁或いは冷媒制御弁の開度を小とし、吸収器の
液面上昇によつて中間液制御弁の開度を小とし、
かつ稀液制御弁及び冷媒制御弁の開度を大とし、
稀釈時に中間液制御弁の開度を大とし、かつ稀液
制御弁及び冷媒制御弁の開度を小とする信号を出
力することを特徴とする吸収冷凍機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19960481A JPS5899664A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | 吸収冷凍機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19960481A JPS5899664A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | 吸収冷凍機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5899664A JPS5899664A (ja) | 1983-06-14 |
JPH0423182B2 true JPH0423182B2 (ja) | 1992-04-21 |
Family
ID=16410616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19960481A Granted JPS5899664A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | 吸収冷凍機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5899664A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56151852A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-25 | Yazaki Corp | Water-lithium salt system absorption airconditioner |
-
1981
- 1981-12-10 JP JP19960481A patent/JPS5899664A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56151852A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-25 | Yazaki Corp | Water-lithium salt system absorption airconditioner |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5899664A (ja) | 1983-06-14 |
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