JPH04230169A - カット紙用ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、定型サイズのカット紙
にプリントを行なうカット紙用ファクシミリ装置に関し
、特に通常一枚のカット紙に収まらない受信画像を一枚
にプリントすることのできるカット紙用ファクシミリ装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】カット紙を利用するファクシミリ装置に
おいては、Ａ４、Ｂ４のような定型の記録用のカット紙
と同じサイズの送信原稿は同じサイズに再現し、協動係
数のほぼ等しい送信原稿であって、サイズの大きいもの
はカット紙に収まる小さい相似形に再現している。従っ
て、１ページ分の送信画像は１ページの記録紙にプリン
トすることができ、送信原稿とプリントしたカット紙と
のページ数は通常同じ数になる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、送信原稿とカ
ット紙とのサイズが同一であっても、送信原稿１ページ
分の画像がカット紙１ページに収まり切らない場合があ
る。すなわち、図３（ａ）に示すようなＡ４の送信原稿
を送信する場合、Ａ４のカット紙に実際にプリントされ
る画像は図４に示すように２ページに渡ってしまうこと
がある。カット紙の上端には発信元、受信時刻等の情報
が文字Ｌとして付加されてプリントされるので、横幅は
同じであっても縦の長さが長くなってしまうためである
。これを防止するには送信原稿よりも大きなサイズのカ
ット紙を使うか、発信元等の情報を付加しないようにし
ておく必要があった。しかし大きなサイズのカット紙を
利用できるとは限らず、そのようなファクシミリ装置は
一般に大型で高価であり、カット紙の費用も高く付く。 また原稿に応じて発信元等の情報を付加しないように切
り替えるのは操作が面倒であり、また発信元がわからな
くなるので不便であった。

【０００４】よって本発明の目的は、画像が途中で分断
されることなく、しかも画質が劣化することのないカッ
ト紙用ファクシミリ装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、定型サイズのカット紙に受信画像のプリン
トを行なうプリント部を備えたカット紙用ファクシミリ
装置において、１ページ分の受信画像を１ページ以内に
プリントできない場合に、主走査方向及び副走査方向の
解像度を同比率で上げるようにカット紙用ファクシミリ
装置を構成した。

【０００６】

【作用効果】本発明は上記の構成としたので、次のよう
な作用効果を奏する。

【０００７】本発明に係るカット紙用ファクシミリ装置
によると、１ページ分の受信画像を１ページ以内にプリ
ントできない場合、すなわち上述したような発信原稿と
カット紙とが同一サイズの場合及び発信原稿のサイズが
大きい場合には、通常２００ｄｐｉ（ドットパーインチ
）の主走査方向及び副走査方向の解像度を同比率で上げ
て、受信画像の縮小された相似形をプリントし、１ペー
ジ以内に収まるようにする。

【０００８】よって本発明に係るカット紙用ファクシミ
リ装置によれば、縮小された相似形をプリントすること
ができるので、画像が２ページに渡ってしまうことがな
く、しかもドットを間引く方法によらず、解像度を上げ
て縮小するので画質が落ちることがない。

【０００９】

【実施例】以下図示の実施例について説明する。

【００１０】図１は、本考案に係るカット紙用ファクシ
ミリ装置の一実施例の機器構成を概略的に示すブロック
図である。

【００１１】同図において、ＣＰＵ１はＲＯＭ２に記憶
され、ＲＡＭ３に順次読み出されるプログラムを実行す
ることによりファクシミリ装置の動作を制御し、モデム
４及びＮＣＵ５を介して送受信を行なう。さらにＣＰＵ
１は画像信号を蓄積したＤＲＡＭ６からプリントバッフ
ァ７に画像信号を送り、ヘッド８を駆動させるとともに
、カット紙駆動部９を作動させてプリントを行なう。

【００１２】図２は図１に示したカット紙用ファクシミ
リ装置に送信されてきてＤＲＡＭ６に蓄積された画像信
号と、ヘッド８に入力される画像信号とを図解的に示し
たものである。

【００１３】（ａ）は送信されてきた画像信号を示す。 この画像信号は８ｄｏｔ／ｍｍのＡ４原稿の１ラインを
示し、１ライン全体で１７２８ｄｏｔである。これを通
常のファクシミリ装置でプリントすると送信原稿と同一
サイズのＡ４の再現原稿を得ることができる。一方、本
実施例のカット紙用ファクシミリ装置において実際にヘ
ッド８に入力されてプリントされる（ｂ）の画像信号は
１６ｄｏｔ／ｍｍの解像度であり、よって１ラインで３
４５６ｄｏｔのドット数を有する。このため再現画像の
主走査方向の幅は半分になる。

【００１４】またカット紙駆動部９のカット紙を送る速
度も通常のファクシミリ装置の速度の半分にされている
ので、再現画像の副走査方向の長さも半分になる。

【００１５】従って図３（ａ）のような送信原稿は図３
（ｂ）に示すようにＡ４の１／２幅に縮小して、画像は
とぎれることなく、また発信元等の文字Ｌもプリントさ
れるが、線密度も２倍なので画質は劣化しない。

【００１６】また送信原稿がＢ４の場合、８ｄｏｔ／ｍ
ｍで送信されてきた画像信号は１ラインで２０４８ドッ
トであり、これも同様に１／２幅に縮小すれば、３４５
６ｄｏｔよりも少ないので主走査方向の幅がＡ４に充分
に収まり、また副走査方向の長さも収めることができる
。

【００１７】さらに送信原稿がＢ５縦である場合、これ
を１／２に縮小すると小さくなり過ぎてしまうので、同
一のサイズでプリントすることができる。送信されてく
る画像信号は１０２４ドットであり、まずＤＲＡＭ６に
記憶される。ＣＰＵ１は、縮小プリントを行なわなくて
も画像がとぎれることなくＡ４にプリントできると判断
し、同一サイズでプリントを行なう。ＣＰＵ１はＤＲＡ
Ｍ６から１ライン分の画像信号を取り出し、ラインを構
成する各ドットと同じ色のドットを２個プリントバッフ
ァ７に書き込み、１ラインをプリントさせる。すなわち
８ｄｏｔ／ｍｍの１ライン１０２４ドットの画像信号は
、１６ｄｏｔ／ｍｍの１ライン２０４８ドットの画像信
号に変換される。カット紙駆動部９も通常のファクシミ
リ装置と同じ速度でカット紙を送るように制御すれば、
送信原稿と同一サイズで再現原稿を得られる。

【００１８】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明に係るカット紙用ファクシミリ装
置の一実施例の主要な構成部分を示すブロック図である
。

【図２】図２は図１に示したカット紙用ファクシミリ装
置のＤＲＡＭに蓄積される送信されてきた画像信号と、
ヘッド８に入力される画像信号とを図解的に示す図であ
る。

【図３】図３（ａ）はＡ４サイズの送信原稿、図３（ｂ
）は図１に示したカット紙用ファクシミリ装置により図
３（ａ）の送信原稿をＡ４カット紙に再現した再現原稿
を示す平面図である。

【図４】図４は従来のファクシミリ装置により図３（ａ
）の送信原稿をＡ４カット紙に再現した再現原稿を示す
平面図である。

【符号の説明】

１　　ＣＰＵ ６　　ＤＲＡＭ ７　　プリントバッファ ８　　ヘッド ９　　カット紙駆動部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　定型サイズのカット紙に受信画像のプ
   リントを行なうプリント部を備えたカット紙用ファクシ
   ミリ装置において、１ページ分の受信画像を１ページ以
   内にプリントできない場合に、主走査方向及び副走査方
   向の解像度を同比率で上げることを特徴とするカット紙
   用ファクシミリ装置。