JPH04229277A - 塗被方法 - Google Patents

塗被方法

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JPH04229277A
JPH04229277A JP3090234A JP9023491A JPH04229277A JP H04229277 A JPH04229277 A JP H04229277A JP 3090234 A JP3090234 A JP 3090234A JP 9023491 A JP9023491 A JP 9023491A JP H04229277 A JPH04229277 A JP H04229277A
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amorphous carbon
carbon
hydrogen
film
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ジャンセン フランク
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/26Deposition of carbon only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2/16Production of nozzles
    • B41J2/1606Coating the nozzle area or the ink chamber

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的には塗被方法に向
けられ、更に詳しくは画像形成と印刷装置における種々
の部品の塗被に向けられている。更に詳しくは、本発明
は印刷装置のインクジェット印字ヘッド等の塗被に向け
られ、その被膜は耐剥離性で、多くの実例において劣化
した画像質の原因となる望ましくないインク液滴の方向
偏差の最小化あるいは解消を可能とする。本発明の1つ
の実施態様において選ばれた被膜は、ダイヤモンド様カ
ーボンともいわれているアモルファスカーボンを含む。 この材料は、塗被層全体を通してまたは、被膜の露出し
た表面の層として、水素、ハロゲン、特にフッ素、これ
らの混合物を含んでもよい。
【0002】
【従来の技術】インクジェット技術を使った印刷方法は
良く知られており、インクジェットプリンターは、例え
ばXerox 社のインクジェットプリンター4020
型(登録商標)として入手可能である。また、例えば、
米国特許第4,335,389 号、米国特許第4,3
92,907 号および米国特許第4,794,410
 号に説明されている、それらの開示は全体としてここ
では引例により織り込まれているが、それらは静電的イ
ンク加速方法よりはむしろ感熱インク加速方法に基づい
た特定のインクジェット印刷技術である。インクジェッ
ト印刷方法は一般的に、あらかじめ決定され計器で測定
された量の、染料をベースとしたインク、あるいは着色
流体材料であるインクのオリフィスからの物理的な分離
を含む。この方法の詳細、つまりインクチャンネルやそ
のオリフィスのような物理的な環境からの流体インクの
分離は、インクが紙へ向かう方向を大部分決定し、従っ
てマークが紙上のどこに作られるかを決定する。このイ
ンク−オリフィスの分離工程の等方性に影響するどのよ
うな顕微鏡的な不規則性も通常、インクを、制御できな
いかつ目的としない方向へ、すなわち、例えば、オリフ
ィスによって規定される平面に垂直でない方向へ移動さ
せる。これは、紙面に印字される画像やテキストの劣化
した品質の原因となる。本発明の方法は、前述の問題を
回避するか、あるいは最小化し、さらに詳しくは、この
ようなオリフィスの顕微鏡的な非等方性の影響を最小化
あるいは解消することができる。本発明の1つの実施態
様において、このことは印刷方法に使われるインクをは
じく特性を有する被膜をオリフィスの出口に設けること
により達成される。この撥インク性は、この被膜に対し
てインクの小液滴が形成する接触角によって通常示され
る計測できる物理的特性である。例えば、90°を越え
る大きな接触角はインクに対する被膜の撥インク性を表
わし、例えば、85°より小さい接触角はインクが被膜
をおおう(ぬらす)ことを表わす。 本発明の方法は、E.I.DuPont de Nem
ours 社から入手可能なインク配合物を含む多くの
染料をベースとした、および水性のインク配合物に対し
て非親和性あるいは忌避性を有する被膜配合物を提供す
る。本発明の1つの目的は、インクジェット印刷装置の
長期にわたる使用期間の間に、被膜の非親和性が維持さ
れ擦りへらない前述の被膜適用に、機械的に適した被膜
を提供することであり、すなわち、例えば、たとえ被膜
がはじめからインク液滴の通過に連続的にまたは断続的
にさらされていても、化学反応あるいは機械的剥離によ
って磨耗が起こりうる。 詳しくは、反発性と長期の磨耗性の特性の組合せはダイ
ヤモンド様またはアモルファスカーボン層として知られ
ている被膜の供給によって得られる。これらの被膜は実
質的に約1から60%の、好ましくは約1から40重量
%の、1価の元素、例えば、水素、フッ素、塩素のよう
なハロゲン、またはそれらの混合物を含む炭素からなり
、それぞれの元素は、層全体を通して、または、カーボ
ン被膜の表面に均一に存在する。本発明の被膜が選ばれ
る他の感熱インクジェット印刷方法と装置は、米国特許
第4,639,748 号、米国特許第4,864,3
29 号および再発行特許第32,572号に開示され
ていて、前述の特許のそれぞれの開示は全体としてここ
では引例により織り込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
クジェット印刷装置において、インク液滴の方向偏差を
解消あるいは最小化するために、インクジェットヘッド
のオリフィス平面への被膜としてアモルファスカーボン
フィルムが選ばれる方法を提供することである。このア
モルファスカーボンフィルムは水素、ハロゲンのような
1価の元素あるいはそれらの混合物を、フィルム全体に
わたって、またはその表面に有効な量で含んでもよい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的お
よび他の目的は塗被された部品の供給によって達成され
る。さらに詳しくは、本発明はインクジェット装置にお
いて、インク液滴の方向偏差の最小化あるいは解消のた
めの方法に向けられていて、その方法はここで説明され
ているように実施態様等において、アモルファスカーボ
ン、水素化アモルファスカーボン、ハロゲン化アモルフ
ァスカーボン、特にフッ素化アモルファスカーボンまた
はそれらの混合物でインクジェットヘッドを塗被するこ
とを含む。一般的に、被膜は、例えば、約1から約10
ミクロン、好ましくは約1から約5ミクロンの厚さを含
む有効的な厚さで存在するが、他の厚さも選べる。本発
明の1つの実施態様において、被膜アモルファスカーボ
ンとして、例えば、1から60重量%、好ましくは1か
ら40重量%の水素を含む水素化アモルファスカーボン
、または、ハロゲンが有効な量で、例えば、1から40
重量%、好ましくは1から20重量%で存在する、クロ
ル化およびフッ素化アモルファスカーボンをはじめとす
るハロゲン化アモルファスカーボン、好ましくはフッ素
化アモルファスカーボンから選ぶことができる。
【0005】本発明の別の実施態様において、感熱イン
クジェット印刷装置を含むインクジェット印刷装置にお
けるインク液滴の方向偏差の最小化あるいは解消のため
の方法が提供され、その方法は、塗被する基質を蒸着器
に組み込み;そこへ例えば、約1mTorr から約1
Torrの真空圧を適用し;基質を約室温から約300
℃に加熱し;少なくとも1種の炭素を含むガスからなる
、ガスまたは蒸気の混合物を蒸着器に組み込み;総圧を
、例えば、約1mTorr から約1Torrの有効な
圧力に調節し;例えば、ガス混合物を加熱することによ
りプラズマ状態に活性化し;そしてインクジェットヘッ
ド上に被膜が生ずるまでこの活性化を続けることを含む
方法によって調製される、アモルファスカーボンまたは
ダイヤモンド様カーボンでインクジェットヘッドを塗被
することを含む。
【0006】アモルファスカーボンフィルムは知られて
おり、その硬質改良品はダイヤモンド様カーボンと言わ
れている。前述の材料や方法の広範な概要は、John
 C.AngusのPlasma Deposited
 Films(J.Mortと F.Jansen の
編集による、 CRCPress,Boca Rato
n,フロリダ,1986年  出版)の第5章によって
説明されており、その開示は全般的に引例によりここに
おり込まれている。しかしながら、明らかに、これらの
材料を指定する組織的な命名法はない。アモルファスカ
ーボン、ダイヤモンド様カーボン、DLCフィルム、i
−カーボンそしてCまたはC:HまたはC:Fまたは、
C:H:Fのような言葉はすべて、長い範囲の原子順列
のない炭素から主としてなるフィルムの分類を示すため
に使われている。これらのカーボンフィルムの特性は一
般的に、炭素を蒸発させたときに得られる比較的柔軟な
黒鉛型フィルムとは非常に違う。水素化アモルファスカ
ーボン(C:H)を形成するためのアモルファスカーボ
ンへの水素の添加は大いにその特性に影響を与える。フ
ィルム密度は一般的に水素が組み込まれたときに減少し
、1.2g/cm3 ほどに低くなる。水素濃度によっ
ては、これらの水素化アモルファスカーボンフィルムは
しばしば、非水素化アモルファスカーボンに特有な硬度
や耐磨耗性よりも優れた機械的な特徴を有しない。しか
しながら、水素の組み込みは、過度に圧迫された非水素
化カーボンの網状構造に典型的な高度な本質的フィルム
ストレスをいくらか軽減し、1ミクロンより厚いフィル
ムの蒸着を可能にする。5%より多く60%までの程度
の水素の組み込みはまた、インクジェット組成物とフィ
ルムの接触角を増加させる。理論によって限定されるの
は好ましくないが、接触角の増加は水素濃度の増加に伴
うカーボンフィルム表面の不飽和結合密度の減少に関連
していると思われる。比較的柔軟な黒鉛カーボンフィル
ムとは対照的に、密度の高い、硬いアモルファスカーボ
ンフィルムを蒸着することの1つの重要なパラメーター
は、生長の間にフィルムの表面に励起されたイオンや原
子で衝撃を与えることである。理論によって限定される
のは好ましくないが、この衝撃は広範な黒鉛領域の形成
を防ぎ、固体の非晶質性とランダム結合を促進する。ま
た、多くの他の蒸着技術が報告されているが、これらの
フィルムは一般的にスパッタリングを含む既知の方法に
より、または、Jansenらのthe Journa
l of Vacuum Science and T
echnology A3,605,1985のような
科学出版物に開示されているプラズマCVD(plas
ma enhanced chemical vapo
r deposition) により蒸着され、その開
示は全体的に引例によってここにおり込まれ、文献はそ
こに組み込まれている。スパッタリングは薄膜蒸着技術
といわれ、そこでは固形のスラブあるいはディスクから
原子や分子を物理的にはじきだして“ターゲット”に向
かわせることにより凝縮可能な蒸気流が作られる。カー
ボンフィルムでは、ターゲットはしばしば高純度の黒鉛
である。ターゲットはターゲットの材料を除去すること
のできる充分に高いエネルギー、一般的には1000e
Vを有する不活性ガスイオンと原子によって衝撃を受け
る。ターゲットからの蒸気流は基質によって捕らえられ
、衝撃を受けた材料は基質上に蒸着し、フィルムが形成
される。どのようにして励起された不活性ガス原子が得
られるかという詳細によって、いくつかの違う種類のス
パッタリング技術が分類される。平行平板システムでは
直流および高周波電圧スパッタリングが使われているが
、炭素に対するスパッター効率が非常に低いという問題
点がある。電子をターゲットの近くに制限し密度の高い
プラズマを作るのに磁場が使用される。このように磁気
的に強化された放電は比較的高い速度でカーボンフィル
ムの蒸着を可能とする。不活性ガス原子と炭素の両方の
分画がかなりのエネルギーをもって基質に到達し、密度
の高いアモルファスカーボンフィルムの生長に従う条件
をつくり出すことが証明されている。これらのいずれの
態様においても、さらにフィルムの生長の間に励起され
た衝撃条件の制御に達するように、基質はまた電圧を印
加される。イオンのスパッターエネルギーのよりよい制
御はイオンガンの中でイオンが生じ活性化されたときに
得られる。このスパッタリングの形式は一般にイオンビ
ームスパッタリングといわれる。基質の生長環境は、フ
ィルム生長の間に第1の、または第2のイオンガンそれ
ぞれからのイオンを基質にあてることで制御的に変えら
れる。一般的に、さらに多くのイオン衝撃は、黒鉛構造
およびより硬いフィルムからの、より高い程度の解離を
生ずる。しかしながら、より多くのイオン衝撃で、化学
的に不飽和な結合の密度はまた増加し、フィルムの接触
角は、例えば、3回蒸留した蒸留水との接触角は減少す
る。接触角の調節は、水素、フッ素のような1価結合飽
和元素がフィルム構造の中に炭素と共に組み込まれた時
に得られる。既知のスパッタリング技術のいずれも、炭
素のみから構成されるフィルムを作り出すことが可能で
ある。炭素と反応するガスとスパッタリングすることで
(“反応”スパッタリング)、制御できる態様でフィル
ムの化学的構成を変えることができ、それゆえカーボン
フィルムの特性を変えることができる。カーボンフィル
ムの特性に最も大きく影響を与える元素は水素のようで
ある。スパッタリングを実施するのに、水素分子は軽す
ぎるので、水素ガスは通常アルゴンのようなより重いス
パッタリングガスと混ぜられる。
【0007】水素化、またはフッ素化アモルファスカー
ボンフィルムは既知のプラズマCVDによって蒸着され
うる。この方法は電離する炭素として固形の炭素を使わ
ず、むしろグロー放電(“プラズマ”)で解離する炭素
を含んだガスまたは蒸気を使う。生長するフィルムの表
面における凝縮反応は感熱的にイオン衝撃によって活性
化され、影響を受ける。プラズマCVD反応器はしばし
ば平行平板型で高周波電力で刺激され、高周波スパッタ
リング装置とよく似かよっている。カーボンフィルムは
、接地された電極と電気的に活性化した電極の両方に蒸
着される。対称的なシステムでこれらの電極の上に蒸着
されるカーボンフィルムの特性は実質的には同一である
。このようなシステムでの電極の直流電圧自己印加は高
周波電圧の振幅の半分である。しかしながら、イオンと
中性子の両方によるフィルムの衝撃エネルギーは、通常
、電極での空間電荷層における衝突と電荷交換プロセス
によるこの自己電圧印加の分画のみである。違うサイズ
の電極はしばしば、電極の自己電圧印加の差異の結果と
して、フィルムの特性の違いを起こす。この差異は、小
さい方の電極への給電線に遮蔽コンデンサーを挿入する
ことで極大化される。この場合、大きい電極での印加が
ごく僅かで、例えば10あるいはそれ以上、例えば10
0ボルトであるのに対して、適用される高い、約800
ボルトまたはそれ以上の周波電圧の振幅をおおよそ有す
る負の直流電圧がこの電極で得られる。生長の間のフィ
ルムの衝撃条件の違いによって、大きい方の電極上に蒸
着されたフィルムと比べて、より低い水素濃度を有する
より硬い、より透明度の低いカーボンフィルムがこの増
力された電極で得られる。フィルムの接触角を増加させ
るため、水素および/またはハロゲン、例えばフッ素は
フィルムを通して均等に存在する必要はない。フィルム
中、その表面、または表面に近い層のこれらの元素の存
在は、本発明の実施態様で充分である。このように、例
えばフィルムの機械的な特性の選択は、高度なイオン衝
撃の条件下、フィルムを生長させることで達成すること
ができ、また別に結合不完全なフィルム表面を水素また
はフッ素原子を含むプラズマにさらすことで接触角を増
加することができる。このような方法で、機械的に硬い
疎水性のフィルムを得ることができるが、一般に、これ
らの特性はお互いに排他的であると思われている。
【0008】本発明の方法に選ばれた1つの特定の被膜
は、ここで説明されるように調製され、または市販の材
料源である、約2から約40重量%、好ましくは10か
ら20重量%のハロゲンまたは水素を有するアモルファ
スカーボンからなるダイヤモンド様カーボンから得るこ
とができる。これらカーボンフィルムは、ダイヤモンド
様の特性を示し、それらの硬さのため、表面に対して手
で押しても表面へのかなりの力で横送りしても、ステン
レス鋼針では簡単には引っ掻くことはできない。水素ま
たはフッ素のようなハロゲンの1価元素は、材料中とそ
の表面の両方のダングリングボンドを飽和する。それゆ
え、表面エネルギーは減じられ、表面は水またはインク
のような他のどのような物質の存在に対しても、反撥剤
として反応する。これらの特性はこれらのフィルムを、
インクジェットプリンターのオリフィス平板の被膜の好
ましい材料にしている。水素および/またはフッ素は、
ダイヤモンド様カーボンフィルムの蒸着技術としてプラ
ズマ蒸着法が使用される場合、またはカーボンフィルム
の表面が水素および/またはフッ素原子を含むプラズマ
にさらされる場合、特に比較的低い接触角、例えば80
°から導き出されるような、結合飽和度が充分に高くな
い時、材料に組み込まれる。この処理方法は接触角を増
加するのに高度に有効で、例えば、被膜の表面を四フッ
化炭素または水素のような低力密度プラズマにさらすこ
とを使用する。このような処理は被膜を堆積しないが、
単にダングリングボンドの飽和により露出された表面の
物理的、化学的特性を改質する。特に、表面のフッ素処
理は接触角を90°より大きい望ましい値に増加するの
に有効である。また、テフロンのようなフッ素化された
表面は化学的に比較的不活性で、これらの表面に不浸透
性を付与するための被膜として選ばれる。
【0009】詳しくは、本発明の実施態様において、フ
ッ素のようなハロゲンまたは水素プラズマヘのプラズマ
照射による蒸着と結合不動態化処理が、図1に概略的に
表わされる比較的簡単な既知のプラズマCVD装置で実
施できる。図1は本発明の被膜の調製のために、その実
施態様において選ばれる装置と方法を図示している。こ
の図は、アルミニウムまたはステンレス鋼のような金属
からなる電極3と5を有する真空容器1を示しており、
その電極は通常水冷され、電極は真空ポンプ(図示され
ていない)に連結され、;ガスの入口7;ガスの出口9
;電極5に塗被される組成物11が含まれ;電力源15
;プラズマ17;電力を上部の、または下部の電極に、
あるいは希望すれば両方の電極に適用する電圧制御器1
9;および電気的容器が接地していることを図示してい
る。
【0010】炭化水素ガスのような炭質ガス、例えば、
メタン、エタンおよびアセチレンはダイヤモンド様の特
性を持つカーボン被膜の蒸着のために有用な前駆材料の
例である。フッ素化ガスはまた、有用であるが、そのフ
ッ素によって即座に腐食される前にフィルムが蒸着する
ように、そのフッ素と反応する水素をしばしば必要とす
る。炭化水素ガスとともに、水素化アモルファスカーボ
ンフィルムが形成され、炭素と結合した水素として、約
5から約40%の、好ましくは約5から約15%の水素
含有量を有する。フルオロカーボンガスのようなハロゲ
ン化ガスとともに、フッ素化アモルファスカーボンフィ
ルムが形成され、炭素と結合したフッ素として、約5か
ら約20重量%の、好ましくは約5から約15重量%の
水素含有量を有する。炭化水素ガスまたはフルオロカー
ボンガスは、図1に示すように、例えば、好ましくはア
ルゴンのような不活性化ガスの豊富な存在で、例えば1
:10の比で、約1標準リットル/min の総流速度
でシステムを通して流される。これらのフィルムは、電
力でガス混合物を電離することにより、室温から約10
0℃の比較的低い温度で蒸着される。直流電圧と高周波
電圧は両方とも1つの電極に供給されるが、負の印加電
圧の電極上には最も硬いフィルムが形成される。通常の
電力密度は高周波電力または直流電力の両方において、
0.01から1mW/cm2の値である。形成されるフ
ィルムは非晶質性で、この方法での生長速度は通常約0
.1から1ミクロン/時間である。表面の特性は、水素
またはフッ素のような1価のガスに表面をさらすことで
、さらに詳しくは、例えば約10分から20分間、水素
または四フッ化炭素のプラズマに表面をさらすことで改
善することができる。
【0011】詳しくは、Voorhees, ニュージ
ャージーのPlasma Therm社製のPlasm
aTherm 700 システムのような市販のプラズ
マCVD反応システムや、Rochester,ニュー
ヨークのCVC から入手できるPlasmox シス
テム(図1参照)は、感熱インクジェット装置の前面に
被膜を蒸着させるのに使用できる有用な反応システムの
例である。 蒸着中のこれらのシステムへの総ガス流量は、すべての
違うサイクルにおいて、300sccm(standa
rd cubic centimeters per 
minute) に調節されうる。始めに、洗浄と浮き
かすを除くための50%のアルゴンと50%の亜酸化窒
素の混合物が反応容器の中に導入され、圧力が150m
Torr に安定化される。高周波電力(13.56M
Hs)が0.05mW/cm2の電力密度で感熱インク
ジェットヘッドをのせた電極に適用される。反対の電極
は接地され、両方の電極は水冷される。電力の適用から
生じたプラズマは20分間持続される。すべてのガスは
その後容器から吸引され、50%のアルゴンと50%の
水素の混合物が導入され、圧力が150mTorr に
安定化される。高周波電力(13.56MHs)が再び
0.1mW/cm2 の電力密度で、電極に、例えば、
感熱インクジェットヘッドをのせた電極に適用される。 反対の電極は接地され、両方の電極は水冷される。 電力の適用から生じたプラズマは10分間持続される。 これらの操作は、前面が塗布を受ける前に、浮きかすが
除かれ、清潔な再現性ある状態に調製されることを確実
にする。すべてのガスはその後容器から吸引された後、
95%のアルゴンと5%のアセチレンの混合物がそこへ
導入され、圧力が100mTorr に安定化される。 高周波電力(13.56MHs)が0.1mW/cm2
 の電力密度で感熱インクジェットヘッドをのせた電極
に適用される。反対の電極は接地され、両方の電極は水
冷される。電力の適用から生じたプラズマ17は30分
間持続される。その後すべてのガスが容器から吸引され
た後、四フッ化炭素ガスが導入され、圧力は200mT
orr に安定化された。高周波電力(13.56MH
s)が再び0.01mW/cm2の電力密度で感熱イン
クジェットヘッドをのせた電極に適用された。反対の電
極は接地された。電力の適用から生じたプラズマは30
分間持続された。塗被された試料生成物の除去で、それ
らが試験に含まれる3回蒸留した蒸留水および種々のイ
ンクの両方と優良な望ましい高い接触角を示すことが見
出された。得られた冷却されたインクジェット部品はそ
の後、変動する電力を印字ヘッドに供給し印字ヘッドを
紙に対して平行にインクが向けられる方向に横送りする
ことのできる実験的なインクジェットプリンターに印字
ヘッドとして組み込まれ、指向性と存続時間が試験され
た。紙上のインクパターンが印字ヘッドのチャンネル配
置と位置的に匹敵しているので、インク液滴の指向性が
いずれのインクチャンネルにおいても改善されているの
が見出された。詳しくは、ヘッドを動かすことなく装置
の192チャンネルの各々に適用された単一加熱パルス
に対して、192のマークの対応するパターンは等間隔
で置かれ、紙上に直線上に見出された。これは、疎水性
の前面塗被がなされる前の同様の試験の結果と対比され
る。この場合、多くの液滴が直線上にはなく、多くの液
滴が部分的に、または完全に重なっていた。この間違っ
た方向に導かれた液滴パターンは、文字が乱雑な縁を有
することで、かなり印字されたテキストに影響を与える
。この問題は本発明の被膜によって解決される。装置の
存続時間と指向性動態は前面の塗被によって限定されな
い。なぜならば装置はなお、最初の印字から区別するこ
とのできない指向性パターンを有して、1つのチャンネ
ル当たり5000万パルスによる目標特定化で、全ての
チャンネルを使って印字するからである。
【0012】
【実施例】実施例1 Plasma Therm社(Voorhees, ニ
ュージャージー)から入手できるPlasmaTher
m 700 システムを使用して、次のようにして感熱
インクジェットヘッド部品の前面に疎水性のダイヤモン
ド様カーボン被膜を蒸着した。機械的に荷した帯電防止
パックの中の1000個の部品をシステムの下部の電極
の上に置き、システムを閉鎖し、完全排気までポンプで
吸引した。始めに、洗浄と浮きかすを除くための50%
のアルゴンと50%の亜酸化窒素の混合物を700個の
部品へ導入し、真空ポンプの適当な絞りによって圧力を
150mTorr に安定化した。すべての処理と蒸着
工程の間の蒸着システムへの総ガス流量は、すべての違
うサイクルにおいて、300sccmであった。高周波
電力(13.56MHs)を0.05mW/cm2の電
力密度で感熱インクジェットヘッドをのせた電極に適用
した。反対の電極を接地し、両方の電極を水冷した。電
力の適用から生じたプラズマを20分間持続させた。す
べてのガスをその後容器から吸引し、50%のアルゴン
と50%の水素の混合物を導入し、圧力を150mTo
rr に安定化した。高周波電力(13.56MHs)
をその後、今度は0.1mW/cm2 の電力密度で、
感熱インクジェットヘッドをのせた電極に適用した。反
対の電極を接地し、両方の電極を水冷した。電力の適用
から生じたプラズマを10分間持続させた。これらの操
作は、前面が塗被を受ける前に、浮きかすが除かれ、清
潔な再現性ある状態に調製されることを確実にする。す
べてのガスを容器から吸引した後、95%のアルゴンと
5%のアセチレンの混合物を導入し、圧力を100mT
orr に安定化した。高周波電力(13.56MHs
)を0.1mW/cm2 の電力密度で感熱インクジェ
ットヘッドをのせた電極に適用した。反対の電極を接地
し、両方の電極を水冷した。電力の適用から生じたプラ
ズマを30分間持続させた。すべてのガスを容器から吸
引した後、300sccmの四フッ化炭素ガスを導入し
、圧力を200mTorr に安定化した。高周波電力
(13.56MHs)を0.01mW/cm2の電力密
度で感熱インクジェットヘッドをのせたアルミニウム電
極に適用した。反対のアルミニウム電極を接地した。電
力の適用から生じたプラズマを3分間持続させた。塗被
された試料生成物の除去で、それが3回蒸留した蒸留水
と約105°の優良な望ましい高い接触角を示すことが
見出された(約60°±5から100°±5に増加した
)。オーガー分析はインクジェットヘッドの表面がそれ
と結合したフッ素を有することを示した。インクジェッ
トヘッド部品はその後、実験的なプリンター装置に印字
ヘッドとして組み込まれ、指向性と存続時間が試験され
た。プリントステーションは感熱印字ヘッド部品の各々
のヒーターに40ボルトの電気的なパルスを運搬するこ
とができ、被膜が適用された前面から5万分の1インチ
の距離に、紙を装置の前で一定のスピードで送ることが
できた。紙送りのスピードは、1分間に0から10イン
チの範囲で充分に調節可能であった。これらの試験に使
われたインクは、液中に水と同重量部の5重量%の黒色
食品染料とエチレングリコールからなる染料をベースと
したインクであった。連続印字で2分毎の周期的な間隔
をおいて、インクジェットヘッド部品は機械的に糸屑の
ない繊維からなる吸引紙でぬぐわれた。インク液滴の指
向性は、同様の装置で塗被されていないものと比べて、
非常に改善されていることが見出された。指向性はチャ
ンネルの方向によって決められ、インクがチャンネルか
ら離れるところであるチャンネルオリフィスの詳細によ
っては、決められなった。詳しくは、ヘッドを動かすこ
となく装置の192チャンネルの各々に適用された40
ボルトの単一加熱パルスに対して、192のマークの対
応するパターンは等間隔で置かれ、紙上に直線上に見出
された。これは、疎水性の前面塗被がされる前の同様の
試験の結果と対比される。この場合、多くの液滴が直線
上にはなく、多くの液滴が部分的に、または完全に重な
っていた。この間違った方向に導かれた液滴パターンは
、文字が乱雑な縁を有することで、かなり印字されたテ
キストに影響を与えた。この問題は被膜によって解決さ
れ、この実例では本発明の上記の被膜によって解決され
た。装置の存続時間と指向性機能は前面の塗被によって
限定されなかった。なぜならば装置はなお、最初の印字
から区別することのできない指向性パターンを有して、
1つのチャンネル当たり5000万パルスによる目標特
定化で、全てのチャンネルを使って印字したからである
【0013】実施例2 Plasma Therm社(Voorhees, ニ
ュージャージー)から入手できるPlasmaTher
m 700 システムを使用して、次のように感熱イン
クジェットヘッド部品の前面に疎水性のダイヤモンド様
カーボン被膜を蒸着した。機械的に荷された帯電防止パ
ックの中の1000個の部品をシステムの下部の電極の
上に置き、システムを閉鎖し、完全排気までポンプで吸
引した。始めに、洗浄と浮きかすを除くための50%の
アルゴンと50%の亜酸化窒素の混合物を導入し、真空
ポンプの適当な絞りによって圧力を150mTorr 
に安定化した。すべての処理と蒸着工程の間の蒸着シス
テムへの総ガス流量は、すべての違うサイクルにおいて
、300sccmであった。高周波電力(13.56M
Hs)を0.05mW/cm2の電力密度で感熱インク
ジェットヘッドをのせた電極に適用した。反対の電極を
接地し、両方の電極を水冷した。電力の適用から生じた
プラズマを20分間持続させた。すべてのガスをその後
容器から吸引し、50%のアルゴンと50%の水素の混
合物を導入し、圧力を150mTorr に安定化した
。再び、高周波電力を0.1mW/cm2 の電力密度
で、感熱インクジェットヘッドをのせた電極に適用した
。反対の電極を接地し、両方の電極を水冷した。電力の
適用から生じたプラズマを10分間持続させた。これら
の操作は、前面が塗被を受ける前に、浮きかすが除かれ
、清潔な再現性ある状態に調製されることを確実にした
。すべてのガスを容器から吸引した後、50%のアルゴ
ンと50%のメタンの混合物を導入し、圧力を200m
Torr に安定化した。高周波電力(13.56MH
s)を0.05mW/cm2の電力密度で感熱インクジ
ェットヘッドをのせた電極に適用した。反対の電極を接
地し、両方の電極を水冷した。電力の適用から生じたプ
ラズマを40分間持続させた。塗被された試料生成物の
除去で、それが3回蒸留した蒸留水および試験に含まれ
た種々のインクと優良な望ましい高い接触角を示すこと
が見出された。これらのインクはすべて、水とエチレン
グリコールの1:1の混合物を有する溶液状の食品染料
をベースとしていた。標準分析試験はこの被膜が炭素と
結合した水素を有する炭素からなることを示した。存在
する水素のうち約40%はモノヒドライド(C−H)と
して炭素に結合し、それとほとんど同量がジヒドライド
(C−H2 )として炭素に結合していた。残りの水素
(20%)はCH3 として結合していた。インクジェ
ットヘッド部品は、実験的なプリンター装置に印字ヘッ
ドとして組み込まれ、指向性と存続時間が試験された。 周期的な間隔をおいて、すなわち連続インクジェット印
字で2分毎に、インクジェットヘッド部品は機械的に糸
屑のない繊維からなる吸引紙でぬぐわれた。インク液滴
の指向性は、同様の装置で塗被されていないものと比べ
て、非常に改善されていることが見出された。指向性は
チャンネルの方向によって決められ、インクがチャンネ
ルから離れるところであるチャンネルオリフィスの詳細
によっては決められなかった。詳しくは、ヘッドを動か
すことなく装置の192チャンネルの各々に適用された
40ボルトの単一加熱パルスに対して、192のマーク
の対応するパターンは等間隔で置かれ、紙上に直線上に
見出された。これは、疎水性の前面塗被がなされる前の
同様の試験の結果と対比される。この場合、多くの液滴
が直線上にはなく、多くの液滴が部分的に、または完全
に重なっていた。この間違った方向に導かれた液滴パタ
ーンは、文字が乱雑な縁を有することで、かなり印字さ
れたテキストに影響を与えた。この問題は被膜によって
解決され、この実例では本発明の上記の被膜によって解
決された。装置の存続時間と指向性機能はいずれの方法
でも前面の塗被によっては限定されなかった。なぜなら
ば装置はなお、最初の印字から区別することのできない
指向性パターンを有し、1つのチャンネル当たり500
0万パルスによる目標特定化で、全てのチャンネルを使
って印字したからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被膜の調製のために、その実施態様に
おいて選ばれる装置の概略図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インクジェットヘッド部品を水素化ア
    モルファスカーボンで塗被することと、その後、該カー
    ボン被膜の表面にフッ素が存在するように該被膜をフッ
    素化することを含む、インクジェット装置においてイン
    ク液滴の方向偏差を最小化あるいは解消する方法。
  2. 【請求項2】  フッ素化アモルファスカーボンが約1
    から約20重量%のフッ素を含む、請求項1記載の方法
  3. 【請求項3】  フッ素が水素化アモルファスカーボン
    上の表面層として存在する請求項1記載の方法。
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