JPH04228895A - 連結型圧縮装置 - Google Patents
連結型圧縮装置Info
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- JPH04228895A JPH04228895A JP40792790A JP40792790A JPH04228895A JP H04228895 A JPH04228895 A JP H04228895A JP 40792790 A JP40792790 A JP 40792790A JP 40792790 A JP40792790 A JP 40792790A JP H04228895 A JPH04228895 A JP H04228895A
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Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の圧縮機を備え、
ビル空調システム等の比較的大規模な冷凍システムに好
適な連結型圧縮装置に関する。
ビル空調システム等の比較的大規模な冷凍システムに好
適な連結型圧縮装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の圧縮装置として、特開平
２−４５６６５号公報に開示されたものが知られている
。
２−４５６６５号公報に開示されたものが知られている
。
【０００３】このものは、図５に示すように、油溜Ｏを
もつケーシングＤに圧縮要素Ｃをそれぞれ内装した第一
及び第二圧縮機Ａ，Ｂを備え、これら圧縮機Ａ，Ｂの間
に、各油溜Ｏを連絡する均油管Ｔを接続している。そし
て、第一圧縮機Ａに接続する吸入主管Ｈの途中に第二圧
縮機Ｂに接続する吸入分配管Ｌを分岐させ、その分岐始
端部Ｅを吸入主管Ｈの管内壁よりも内方側に位置させて
、第一圧縮機Ａに至る吸入経路の圧力損失に対して第二
圧縮機Ｂに至る吸入経路の圧力損失を大きくして、強制
的に第一圧縮機Ａを高圧側に第二圧縮機Ｂを低圧側にす
ると共に、前記吸入分配管Ｌを吸入主管Ｈに突入させる
ことにより、吐出ガスと共に凝縮器等の外部機器側に一
旦流出され、油の濡れ性により吸入主管Ｈの内壁面を主
に伝って戻ってくる油を、高圧側の第一圧縮機Ａに多く
返すようにしている。こうして、均油管Ｔを通して油が
多く返る高圧側の第一圧縮機Ａから低圧側の第二圧縮機
Ｂに向けて常時油を移動させ、各圧縮機Ａ，Ｂ双方に適
正な油面が確保できるようにしている。
もつケーシングＤに圧縮要素Ｃをそれぞれ内装した第一
及び第二圧縮機Ａ，Ｂを備え、これら圧縮機Ａ，Ｂの間
に、各油溜Ｏを連絡する均油管Ｔを接続している。そし
て、第一圧縮機Ａに接続する吸入主管Ｈの途中に第二圧
縮機Ｂに接続する吸入分配管Ｌを分岐させ、その分岐始
端部Ｅを吸入主管Ｈの管内壁よりも内方側に位置させて
、第一圧縮機Ａに至る吸入経路の圧力損失に対して第二
圧縮機Ｂに至る吸入経路の圧力損失を大きくして、強制
的に第一圧縮機Ａを高圧側に第二圧縮機Ｂを低圧側にす
ると共に、前記吸入分配管Ｌを吸入主管Ｈに突入させる
ことにより、吐出ガスと共に凝縮器等の外部機器側に一
旦流出され、油の濡れ性により吸入主管Ｈの内壁面を主
に伝って戻ってくる油を、高圧側の第一圧縮機Ａに多く
返すようにしている。こうして、均油管Ｔを通して油が
多く返る高圧側の第一圧縮機Ａから低圧側の第二圧縮機
Ｂに向けて常時油を移動させ、各圧縮機Ａ，Ｂ双方に適
正な油面が確保できるようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のもの
で、各圧縮機Ａ，Ｂ双方について適正な油面を確保する
には、高圧側となる第一圧縮機Ａに返す油量を低圧側と
なる第二圧縮機Ｂに返す油量に対して十分に多くし、こ
の第一圧縮機Ａに返す油量を、均油管Ｔを介して第一圧
縮機Ａから第二圧縮機Ｂに移送される移動油量を補充す
るのに必要かつ十分な量としなければならない。このた
め、第二圧縮機Ｂに接続する吸入分配管Ｌの分岐始端部
Ｅを吸入主管Ｈの管内壁よりも内方側に位置させて、油
の濡れ性により主に吸入主管Ｈの内壁面を環状に伝って
戻ってくる油を、吸入分配管Ｌひいては第二圧縮機Ｂ側
に流入しにくくし、相対的に第一圧縮機Ａに返す油量を
多くしているのである。
で、各圧縮機Ａ，Ｂ双方について適正な油面を確保する
には、高圧側となる第一圧縮機Ａに返す油量を低圧側と
なる第二圧縮機Ｂに返す油量に対して十分に多くし、こ
の第一圧縮機Ａに返す油量を、均油管Ｔを介して第一圧
縮機Ａから第二圧縮機Ｂに移送される移動油量を補充す
るのに必要かつ十分な量としなければならない。このた
め、第二圧縮機Ｂに接続する吸入分配管Ｌの分岐始端部
Ｅを吸入主管Ｈの管内壁よりも内方側に位置させて、油
の濡れ性により主に吸入主管Ｈの内壁面を環状に伝って
戻ってくる油を、吸入分配管Ｌひいては第二圧縮機Ｂ側
に流入しにくくし、相対的に第一圧縮機Ａに返す油量を
多くしているのである。
【０００５】しかし、吸入主管Ｈの内壁面を伝う油の環
状流が厚いと吸入分配管Ｌの突入代を乗り越えて該吸入
分配管Ｌ側に油が流入するし、又、吸入主管Ｈを介して
戻ってくる油は、内壁面を伝う環状流ばかりでなく、冷
媒ガスの流速にのって吸入主管Ｈの管内全体に分布して
流れるミスト状の油が含まれるため、以上のような構造
では、戻り油が吸入分配管Ｌ側ひいては第二圧縮機Ｂ側
に容易に流入してしまい、第一圧縮機Ａ側への戻り油量
が相対的に減少してしまうことになる。この結果、均油
管Ｔを通して第一圧縮機Ａから第二圧縮機Ｂに移動する
油量に比べて、吸入主管Ｈから第一圧縮機Ａに返ってく
る油量が減り、第一圧縮機Ａの油面が異常低下する問題
が起こる。ここで、第一圧縮機Ａの油面は均油管Ｔの開
口位置を下回って低下することはないとも考えられるが
、運転中は、油は回転部分の撹拌作用等によりケーシン
グ内にミスト化されて浮遊しているため、このケーシン
グ内に浮遊する油ミストが均油管Ｔを通して第二圧縮機
Ｂに移動し、結局、第一圧縮機Ａの油面は均油管Ｔの開
口位置を下回って低下し、該第一圧縮機Ａでは十分な油
面を確保することができず、潤滑不良等を招くおそれが
生じるのである。
状流が厚いと吸入分配管Ｌの突入代を乗り越えて該吸入
分配管Ｌ側に油が流入するし、又、吸入主管Ｈを介して
戻ってくる油は、内壁面を伝う環状流ばかりでなく、冷
媒ガスの流速にのって吸入主管Ｈの管内全体に分布して
流れるミスト状の油が含まれるため、以上のような構造
では、戻り油が吸入分配管Ｌ側ひいては第二圧縮機Ｂ側
に容易に流入してしまい、第一圧縮機Ａ側への戻り油量
が相対的に減少してしまうことになる。この結果、均油
管Ｔを通して第一圧縮機Ａから第二圧縮機Ｂに移動する
油量に比べて、吸入主管Ｈから第一圧縮機Ａに返ってく
る油量が減り、第一圧縮機Ａの油面が異常低下する問題
が起こる。ここで、第一圧縮機Ａの油面は均油管Ｔの開
口位置を下回って低下することはないとも考えられるが
、運転中は、油は回転部分の撹拌作用等によりケーシン
グ内にミスト化されて浮遊しているため、このケーシン
グ内に浮遊する油ミストが均油管Ｔを通して第二圧縮機
Ｂに移動し、結局、第一圧縮機Ａの油面は均油管Ｔの開
口位置を下回って低下し、該第一圧縮機Ａでは十分な油
面を確保することができず、潤滑不良等を招くおそれが
生じるのである。
【０００６】特に、圧縮要素にスクロール型式のものを
用いたものでは、スクロール渦巻体に十分な給油を確保
する必要があるため、ケーシング内に浮遊する油ミスト
量が多く、又、吐出ガスと共に外部に流出する油量ひい
ては戻り油量も多いため、この問題が顕著に現れる。
用いたものでは、スクロール渦巻体に十分な給油を確保
する必要があるため、ケーシング内に浮遊する油ミスト
量が多く、又、吐出ガスと共に外部に流出する油量ひい
ては戻り油量も多いため、この問題が顕著に現れる。
【０００７】本発明の目的は、吸入管の分配部分の構造
を工夫して、高圧側となる圧縮機に必要かつ十分な量の
油を返すことができ、適正な油面管理が行える連結型圧
縮装置を提供することにある。
を工夫して、高圧側となる圧縮機に必要かつ十分な量の
油を返すことができ、適正な油面管理が行える連結型圧
縮装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、上
記目的を達成するために、油溜をもつケーシングに圧縮
要素をそれぞれ内装した複数の圧縮機１，２を備え、こ
れら圧縮機１，２の間に均油管７を接続した連結型圧縮
装置において、吸入流体を導く吸入主管３を、側方に膨
出部４１をもつ継手体４の内部に開口すると共に、この
継手体４の内部に、一つの圧縮機１に接続する第一吸入
分配管５の流入口５０を前記吸入主管３の開放口３０と
対向させて開口する一方、他の圧縮機２に接続する第二
吸入分配管６の流入口６０を、前記開放口３０と向きを
揃えて前記継手体４における膨出部４１の内部に開口し
た。
記目的を達成するために、油溜をもつケーシングに圧縮
要素をそれぞれ内装した複数の圧縮機１，２を備え、こ
れら圧縮機１，２の間に均油管７を接続した連結型圧縮
装置において、吸入流体を導く吸入主管３を、側方に膨
出部４１をもつ継手体４の内部に開口すると共に、この
継手体４の内部に、一つの圧縮機１に接続する第一吸入
分配管５の流入口５０を前記吸入主管３の開放口３０と
対向させて開口する一方、他の圧縮機２に接続する第二
吸入分配管６の流入口６０を、前記開放口３０と向きを
揃えて前記継手体４における膨出部４１の内部に開口し
た。
【０００９】又、上記構成で、吸入主管３の開放口３０
を小径に形成して、この開放口３０を第一吸入分配管５
の流入口５０に対面させて配置したり、又は、吸入主管
３の開放口３０を、第一吸入分配管５の流入口５０の口
径よりも小さい小径に形成して、この開放口３０を前記
流入口５０の内方に突入状に配置したりするのが好まし
い。
を小径に形成して、この開放口３０を第一吸入分配管５
の流入口５０に対面させて配置したり、又は、吸入主管
３の開放口３０を、第一吸入分配管５の流入口５０の口
径よりも小さい小径に形成して、この開放口３０を前記
流入口５０の内方に突入状に配置したりするのが好まし
い。
【００１０】更に、圧縮要素にスクロール型式のものを
用いたものでは、以上の吸入分配構造による対策が特に
効果的になる。
用いたものでは、以上の吸入分配構造による対策が特に
効果的になる。
【００１１】
【作用】吸入主管３の内壁面を伝って戻ってくる油の環
状流並びに該吸入主管３の管内全体に分布して戻ってく
る油ミストは、いずれもその殆どが吸入ガスの流速にの
って吸入主管３の開放口３０と対向された流入口５０を
もつ第一吸入分配管５に流入し、前記開放口３０と開口
向きが揃えられ、該開放口３０から流出される流体の向
きと反対方向に開口する流入口６０をもつ第二吸入分配
管６側へは殆ど流入しないことになる。又、第二吸入分
配管６は、その流入口６０が吸入主管３の開放口３０と
向きを揃えられて開口されているため、該第二吸入分配
管６の吸入圧力損失は第一吸入分配管５のそれよりも大
きく、第一圧縮機１が高圧側に、第二圧縮機２が低圧側
にされることになる。こうして、第一吸入分配管５が接
続される高圧側の第一圧縮機１に十分な量の油を返すこ
とができ、又、このように十分な量の油が返る高圧側の
圧縮機１から第二吸入分配管４が接続される低圧側の圧
縮機２へは均油管７を通じて油が移動され、高圧側の圧
縮機１における異常な油面低下を防止でき、各圧縮機１
，２の油面を適正に保つことができる。
状流並びに該吸入主管３の管内全体に分布して戻ってく
る油ミストは、いずれもその殆どが吸入ガスの流速にの
って吸入主管３の開放口３０と対向された流入口５０を
もつ第一吸入分配管５に流入し、前記開放口３０と開口
向きが揃えられ、該開放口３０から流出される流体の向
きと反対方向に開口する流入口６０をもつ第二吸入分配
管６側へは殆ど流入しないことになる。又、第二吸入分
配管６は、その流入口６０が吸入主管３の開放口３０と
向きを揃えられて開口されているため、該第二吸入分配
管６の吸入圧力損失は第一吸入分配管５のそれよりも大
きく、第一圧縮機１が高圧側に、第二圧縮機２が低圧側
にされることになる。こうして、第一吸入分配管５が接
続される高圧側の第一圧縮機１に十分な量の油を返すこ
とができ、又、このように十分な量の油が返る高圧側の
圧縮機１から第二吸入分配管４が接続される低圧側の圧
縮機２へは均油管７を通じて油が移動され、高圧側の圧
縮機１における異常な油面低下を防止でき、各圧縮機１
，２の油面を適正に保つことができる。
【００１２】又、吸入主管３の開放口３０を小径に形成
して、これを第一吸入分配管５の流入口５０に対面させ
て配置することにより、吸入主管３から開放する吸入流
体の流速を上げることができ、戻り油をより良好に第一
吸入分配管５側に流入させることができ、第二吸入分配
管６側への油の流入をより確実に低減することができる
。更に、吸入主管３の開放口３０を、第一吸入分配管５
の流入口５０の口径よりも小さい小径に形成して、これ
を前記流入口５０の内方に突入状に配置することにより
、更に一層良好に戻り油の第二吸入分配管６側への流入
を低減することができる。
して、これを第一吸入分配管５の流入口５０に対面させ
て配置することにより、吸入主管３から開放する吸入流
体の流速を上げることができ、戻り油をより良好に第一
吸入分配管５側に流入させることができ、第二吸入分配
管６側への油の流入をより確実に低減することができる
。更に、吸入主管３の開放口３０を、第一吸入分配管５
の流入口５０の口径よりも小さい小径に形成して、これ
を前記流入口５０の内方に突入状に配置することにより
、更に一層良好に戻り油の第二吸入分配管６側への流入
を低減することができる。
【００１３】圧縮要素にスクロール型式のものを用いる
場合、戻り油流が多く、この戻り油中に含まれる油ミス
ト量も多いが、油ミストの第二吸入分配管６側への流入
量を低減したことにより、各圧縮機１，２での油面を適
正に保つことができる。
場合、戻り油流が多く、この戻り油中に含まれる油ミス
ト量も多いが、油ミストの第二吸入分配管６側への流入
量を低減したことにより、各圧縮機１，２での油面を適
正に保つことができる。
【００１４】
【実施例】図１に示す連結型圧縮装置は第一及び第二圧
縮機１，２を備えたツインタイプのものであり、各圧縮
機１，２は、それぞれ底部に油溜１０，２０をもつ密閉
式のケーシング１１，２１に、スクロール型式の圧縮要
素１２，２２と、該各圧縮要素１２，２２を駆動する駆
動軸１３，２３をもつモータ１４，２４とを内装してい
る。
縮機１，２を備えたツインタイプのものであり、各圧縮
機１，２は、それぞれ底部に油溜１０，２０をもつ密閉
式のケーシング１１，２１に、スクロール型式の圧縮要
素１２，２２と、該各圧縮要素１２，２２を駆動する駆
動軸１３，２３をもつモータ１４，２４とを内装してい
る。
【００１５】前記第一圧縮機１と第二圧縮機２との間に
は、各油溜１０，２０の規定油面に対してそれぞれ下向
きに開口する配管７１，７２をもち、途中にループ状の
細管８１を用いた絞り手段８を介装した均油管７を接続
している。
は、各油溜１０，２０の規定油面に対してそれぞれ下向
きに開口する配管７１，７２をもち、途中にループ状の
細管８１を用いた絞り手段８を介装した均油管７を接続
している。
【００１６】又、各ケーシング１１，２１の上部には各
圧縮要素１２，２２で圧縮した高圧流体を開放する吐出
チャンバー１５，２５を設け、該各チャンバーに吐出管
９に統合する第一及び第二吐出枝管９１，９２を接続し
ている。
圧縮要素１２，２２で圧縮した高圧流体を開放する吐出
チャンバー１５，２５を設け、該各チャンバーに吐出管
９に統合する第一及び第二吐出枝管９１，９２を接続し
ている。
【００１７】以上の構成で、図２に明示するように、側
方に膨出部４１をもち、上部に２本の管を挿入する上部
接続口４２を、又、下部に１本の管を挿入し、前記上部
接続口４２における反膨出部側と中心を合わせた下部接
続口４３をそれぞれ設けた継手体４を形成する。
方に膨出部４１をもち、上部に２本の管を挿入する上部
接続口４２を、又、下部に１本の管を挿入し、前記上部
接続口４２における反膨出部側と中心を合わせた下部接
続口４３をそれぞれ設けた継手体４を形成する。
【００１８】そして、この継手体４における反膨出部側
の上部接続口４２に、第一及び第二圧縮機１，２に吸入
流体を導く吸入主管３を接続して、その開放口３０を継
手体４の内部に開口すると共に、継手体４における下部
接続口４３に、第一圧縮機１に接続する第一吸入分配管
５を接続して、その流入口５０を前記開放口３０と対向
させて開口する一方、継手体４における膨出部側の上部
接続口４２に、第二圧縮機２に接続する第二吸入分配管
６を接続して、その流入口６０を、前記開放口３０と向
きを揃えて前記膨出部４１の内部に開口する。
の上部接続口４２に、第一及び第二圧縮機１，２に吸入
流体を導く吸入主管３を接続して、その開放口３０を継
手体４の内部に開口すると共に、継手体４における下部
接続口４３に、第一圧縮機１に接続する第一吸入分配管
５を接続して、その流入口５０を前記開放口３０と対向
させて開口する一方、継手体４における膨出部側の上部
接続口４２に、第二圧縮機２に接続する第二吸入分配管
６を接続して、その流入口６０を、前記開放口３０と向
きを揃えて前記膨出部４１の内部に開口する。
【００１９】以上の構成により、吸入主管３の内壁面を
伝って戻ってくる油の環状流並びに該吸入主管３の管内
全体に分布して戻ってくる油ミストは、いずれもその殆
どが吸入ガスの流速にのって前記吸入主管３の開放口３
０と対向された流入口５０をもつ第一吸入分配管５に流
入し、前記開放口３０と開口向きが揃えられ、該開放口
３０から流出される流体の向きと反対方向に開口する流
入口６０をもつ第二吸入分配管６側へは、油は殆ど流入
しないことになる。
伝って戻ってくる油の環状流並びに該吸入主管３の管内
全体に分布して戻ってくる油ミストは、いずれもその殆
どが吸入ガスの流速にのって前記吸入主管３の開放口３
０と対向された流入口５０をもつ第一吸入分配管５に流
入し、前記開放口３０と開口向きが揃えられ、該開放口
３０から流出される流体の向きと反対方向に開口する流
入口６０をもつ第二吸入分配管６側へは、油は殆ど流入
しないことになる。
【００２０】又、ここで、第一吸入分配管５は、その流
入口５０が吸入主管３の開放口３０と対向状に開口され
、一方、第二吸入分配管６は、その流入口６０が吸入主
管３の開放口３０と向きを揃えられて開口され、吸入ガ
スは第一吸入分配管５側にストレートに流れるが、第二
吸入分配管６側へは膨出部４１を介して迂回状に流れる
ため、該第二吸入分配管６の吸入圧力損失は第一吸入分
配管５の吸入圧力損失に対して大きく、このため、第二
吸入分配管６が接続される第二圧縮機２のケーシング２
１の内部圧力は、第一吸入分配管５が接続される第一圧
縮機１のケーシング１１に対して相対的に低下されるこ
とになる。こうして、第一圧縮機１が高圧側に、第二圧
縮機２が低圧側に強制的に差圧が付与されることになる
。
入口５０が吸入主管３の開放口３０と対向状に開口され
、一方、第二吸入分配管６は、その流入口６０が吸入主
管３の開放口３０と向きを揃えられて開口され、吸入ガ
スは第一吸入分配管５側にストレートに流れるが、第二
吸入分配管６側へは膨出部４１を介して迂回状に流れる
ため、該第二吸入分配管６の吸入圧力損失は第一吸入分
配管５の吸入圧力損失に対して大きく、このため、第二
吸入分配管６が接続される第二圧縮機２のケーシング２
１の内部圧力は、第一吸入分配管５が接続される第一圧
縮機１のケーシング１１に対して相対的に低下されるこ
とになる。こうして、第一圧縮機１が高圧側に、第二圧
縮機２が低圧側に強制的に差圧が付与されることになる
。
【００２１】従って、第一吸入分配管５が接続される高
圧側の第一圧縮機１に十分な量の油を返すことができる
と共に、この十分な量の油が返る高圧側の第一圧縮機１
から低圧側の第二圧縮機２へは均油管７を通じて油が移
動されることになり、高圧側の第一圧縮機１の異常な油
面低下を防止でき、該第一圧縮機１及び低圧側の第二圧
縮機２の双方の油面を適正に保つことができるのである
。
圧側の第一圧縮機１に十分な量の油を返すことができる
と共に、この十分な量の油が返る高圧側の第一圧縮機１
から低圧側の第二圧縮機２へは均油管７を通じて油が移
動されることになり、高圧側の第一圧縮機１の異常な油
面低下を防止でき、該第一圧縮機１及び低圧側の第二圧
縮機２の双方の油面を適正に保つことができるのである
。
【００２２】ところで、吸入主管３は、図３に示すよう
に、その開放口３０を小径に形成して、この小径の開放
口３０を第一吸入分配管５の流入口５０に対面させて配
置しもよく、この場合には、吸入主管３から開放される
吸入流体の流速を上げることができ、戻り油をより良好
に第一吸入分配管５側に流入させることができ、第二吸
入分配管６側への油の流入をより確実に低減することが
できる。
に、その開放口３０を小径に形成して、この小径の開放
口３０を第一吸入分配管５の流入口５０に対面させて配
置しもよく、この場合には、吸入主管３から開放される
吸入流体の流速を上げることができ、戻り油をより良好
に第一吸入分配管５側に流入させることができ、第二吸
入分配管６側への油の流入をより確実に低減することが
できる。
【００２３】更に、図４に示すように、吸入主管３の開
放口３０を、第一吸入分配管５の流入口５０の口径より
も小さい小径に形成して、この小径の開放口３０を前記
流入口５０の内方に突入状に配置してもよく、この場合
には、更に一層良好に戻り油の第二吸入分配管６側への
流入を低減することができる。
放口３０を、第一吸入分配管５の流入口５０の口径より
も小さい小径に形成して、この小径の開放口３０を前記
流入口５０の内方に突入状に配置してもよく、この場合
には、更に一層良好に戻り油の第二吸入分配管６側への
流入を低減することができる。
【００２４】尚、以上の各実施例では、継手体４を別体
のものとしたが、この継手体４は、吸入主管３又は第一
吸入分配管５あるいは第二吸入分配管６と一体に形成し
てもよい。又、以上の実施例では、ツインタイプのもの
を示したが、圧縮機を３台以上連結したものにも同様に
適用できるのは云うまでもない。
のものとしたが、この継手体４は、吸入主管３又は第一
吸入分配管５あるいは第二吸入分配管６と一体に形成し
てもよい。又、以上の実施例では、ツインタイプのもの
を示したが、圧縮機を３台以上連結したものにも同様に
適用できるのは云うまでもない。
【００２５】
【発明の効果】以上、本発明によれば、吸入主管３の内
壁面を伝って戻ってくる油の環状流並びに該吸入主管３
の管内全体に分布して戻ってくる油ミストの殆どを、第
一吸入分配管５が接続される高圧側の圧縮機１に返すこ
とができ、第二吸入分配管６が接続される低圧側の第二
圧縮機２への戻り油の流入量を低減でき、高圧側の圧縮
機１における異常な油面低下を防止でき、各圧縮機１，
２の油面を適正に保つことができる。
壁面を伝って戻ってくる油の環状流並びに該吸入主管３
の管内全体に分布して戻ってくる油ミストの殆どを、第
一吸入分配管５が接続される高圧側の圧縮機１に返すこ
とができ、第二吸入分配管６が接続される低圧側の第二
圧縮機２への戻り油の流入量を低減でき、高圧側の圧縮
機１における異常な油面低下を防止でき、各圧縮機１，
２の油面を適正に保つことができる。
【００２６】又、吸入主管３の開放口３０を小径に形成
して、これを第一吸入分配管５の流入口５０に対面させ
て配置することにより、より確実に戻り油の第二吸入分
配管６側への流入量を低減することができ、更に、吸入
主管３の開放口３０を、第一吸入分配管５の流入口５０
の口径よりも小さい小径に形成して、これを前記流入口
５０の内方に突入状に配置することにより、更に一層確
実に戻り油の第二吸入分配管６側への流入量を低減する
ことができ、好ましい。
して、これを第一吸入分配管５の流入口５０に対面させ
て配置することにより、より確実に戻り油の第二吸入分
配管６側への流入量を低減することができ、更に、吸入
主管３の開放口３０を、第一吸入分配管５の流入口５０
の口径よりも小さい小径に形成して、これを前記流入口
５０の内方に突入状に配置することにより、更に一層確
実に戻り油の第二吸入分配管６側への流入量を低減する
ことができ、好ましい。
【００２７】圧縮要素にスクロール型式のものを用いる
場合、戻り油流が多く、この戻り油中に含まれる油ミス
ト量も多いが、各圧縮機１，２での油面を適正に保つこ
とができる。
場合、戻り油流が多く、この戻り油中に含まれる油ミス
ト量も多いが、各圧縮機１，２での油面を適正に保つこ
とができる。
【図１】本発明に係る連結型圧縮装置の全体構造を示す
配管図。
配管図。
【図２】同第１実施例の要部断面図。
【図３】同第２実施例の要部断面図。
【図４】同第３実施例の要部断面図。
【図５】従来の連結型圧縮装置を示す配管図。
１ 第一圧縮機
２ 第二圧縮機
３ 吸入主管
４ 継手体
５ 第一吸入分配管
６ 第二吸入分配管
７ 均油管
３０ 開放口
４１ 膨出部
５０ 流入口
６０ 流入口
Claims (4)
- 【請求項１】油溜をもつケーシングに圧縮要素をそれぞ
れ内装した複数の圧縮機１，２を備え、これら圧縮機１
，２の間に均油管７を接続した連結型圧縮装置において
、吸入流体を導く吸入主管３を、側方に膨出部４１をも
つ継手体４の内部に開口すると共に、この継手体４の内
部に、一つの圧縮機１に接続する第一吸入分配管５の流
入口５０を前記吸入主管３の開放口３０と対向させて開
口する一方、他の圧縮機２に接続する第二吸入分配管６
の流入口６０を、前記開放口３０と向きを揃えて前記継
手体４における膨出部４１の内部に開口していることを
特徴とする連結型圧縮装置。 - 【請求項２】吸入主管３の開放口３０を小径に形成して
、この開放口３０を第一吸入分配管５の流入口５０に対
面させて配置している請求項１記載の連結型圧縮装置。 - 【請求項３】吸入主管３の開放口３０を、第一吸入分配
管５の流入口５０の口径よりも小さい小径に形成して、
この開放口３０を前記流入口５０の内方に突入状に配置
している請求項１記載の連結型圧縮装置。 - 【請求項４】圧縮要素が、スクロール型式である請求項
１から請求項３いずれか一項記載の連結型圧縮装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40792790A JPH04228895A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 連結型圧縮装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40792790A JPH04228895A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 連結型圧縮装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04228895A true JPH04228895A (ja) | 1992-08-18 |
Family
ID=18517446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40792790A Pending JPH04228895A (ja) | 1990-12-27 | 1990-12-27 | 連結型圧縮装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04228895A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021039062A1 (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
| JP2021038680A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245665A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-15 | Daikin Ind Ltd | ツイン形圧縮装置 |
-
1990
- 1990-12-27 JP JP40792790A patent/JPH04228895A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0245665A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-15 | Daikin Ind Ltd | ツイン形圧縮装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021039062A1 (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
| JP2021038680A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
| CN114222862A (zh) * | 2019-08-30 | 2022-03-22 | 大金工业株式会社 | 涡旋式压缩机 |
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