JPH05272477A - 連結形圧縮装置の運転制御方法 - Google Patents

連結形圧縮装置の運転制御方法

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JPH05272477A
JPH05272477A JP4068662A JP6866292A JPH05272477A JP H05272477 A JPH05272477 A JP H05272477A JP 4068662 A JP4068662 A JP 4068662A JP 6866292 A JP6866292 A JP 6866292A JP H05272477 A JPH05272477 A JP H05272477A
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Yosuke Tanaka
陽介 田中
Keiji Komori
啓治 小森
Takashi Matsuzaki
隆 松崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低外気冷房条件での停止、及び起動時におけ
る上流側圧縮機の油濃度低下を抑制する。 【構成】 強制差圧機構7により高圧側となり、均油管
8の油の流れの上流側に位置する上流側圧縮機1を、下
流側に位置する下流側圧縮機2に対し運転継続を優先す
るメイン圧縮機とし、下流側圧縮機2を負荷低下で先に
停止するサブ圧縮機とした運転制御を行う。上流側圧縮
機1の停止時、液戻りがあっても、起動時、下流側圧縮
機2の油リッチ層の油を受けると共にフォーミング等に
より速やかに排出し、油濃度低下を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の圧縮機を備え、こ
れら圧縮機の発停制御で能力を可変とした主として空調
システムに好適な連結形圧縮装置の運転制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、連結形圧縮装置としては、例えば
特開平2−45665号公報に示されているものが提案
されている。
【0003】この圧縮装置は図8に示したように、油溜
OをもつケーシングDに圧縮要素Cを内装した第1及び
第2圧縮機A,Bを用いると共に、前記第1圧縮機Aに
接続する第1吸入管Hの途中に、前記第2圧縮機Bに接
続する第2吸入管Lを、前記第1吸入管Hの管壁内面よ
り内方側に突入させ、前記第1圧縮機Aと第2圧縮機B
とに強制的に差圧をつけるようにした強制差圧機構Eを
設け、この強制差圧機構Eを介して前記各吸入管H,L
を吸入主管に接続する一方、前記第1及び第2圧縮機
A,B間に均油管Tを設けたものであって、前記各圧縮
機A,Bの運転時、前記強制差圧機構Eにより、前記第
1圧縮機Aが高圧に、また、第2圧縮機Bが低圧となっ
て両者間に強制的に差圧を発生させると共に、前記第1
吸入管Hから第1圧縮機Aに戻る油量が、第2吸入管L
から第2圧縮機Bに戻る油量より多くなるようにしてい
る。
【0004】従って、運転時には、前記均油管Tを介し
て油が多く戻る高圧側の第1圧縮機Aから低圧側の第2
圧縮機Bに向かって常時油の移動が行われ、前記各圧縮
機A,Bの油面高さが均一化されるようになるのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】所で、以上の如く構成
する連結形圧縮装置を実施する場合、前記第1圧縮機A
を定容量の標準機とし、前記第2圧縮機Bを周波数変換
により回転数を可変としたインバータ機として、前記第
2圧縮機Bを第1圧縮機Aに対し運転継続を優先させる
メイン圧縮機として負荷変動に応じて前記第1圧縮機A
を発停したり、第2圧縮機Bを停止を含むインバータ制
御したりして、前記負荷に対応したトータル能力に制御
するように運転することが考えられる。
【0006】これは、前記強制差圧機構Eにより高圧側
となり、前記均油管Tを流れる油の流れの下流側に位置
する第2圧縮機Bをメイン圧縮機として運転継続を優先
させた方が、このメイン圧縮機をインバータ機とする場
合低速回転時の効率低下による内部温度上昇で吸入ガス
が加熱されるのを少なくできるし、また、前記第1圧縮
機Aが停止する場合における該第1圧縮機Aの油温上昇
を抑えられると考えられるからである。
【0007】即ち、前記均油管Tを流れる油の流れの上
流側に位置する前記第1圧縮機Aをメイン圧縮機とする
場合、特にこのメイン圧縮機を前記したようにインバー
タ機とする場合低速回転制御するとき、圧縮効率の低下
でケーシングDの内部温度は上昇することになり、吸入
ガス加熱が生ずるのであるが、下流側に位置する第2圧
縮機Bをメイン圧縮機とすれば、低負荷時、上流側に位
置する第1圧縮機Bは停止しており、この停止中の第1
圧縮機Bから油の流れを受けることになるので上流側を
メイン圧縮機とする場合より吸入ガス加熱を少なくでき
ると考えられるからである。
【0008】所が、以上のように下流側の第2圧縮機B
をメイン圧縮機とする場合、特にこの第2圧縮機Bをイ
ンバータ機とする場合、例えば低外気冷房条件での前記
第2圧縮機Bの発停時、上流側の前記第1圧縮機Aにお
いて油濃度が低下する問題が生ずることが判明した。
【0009】即ち、負荷の減少により前記第2圧縮機B
が停止する場合、高低圧が均圧するのであるが、一般に
は図8に示されていないが、前記各圧縮機A,Bの均圧
側と前記吸入管に接続するアキュムレータとの間には均
圧回路が設けられており、また、場合によっては前記各
圧縮機A,Bの吐出側には油分離器を介装し、この油分
離器の油域と上流側となる第1圧縮機Aとの間に油戻し
通路が設けられているため、高低圧の均圧時高低圧の差
圧により前記各圧縮機A,Bの吐出側に接続される室外
熱交換器(図示せず)から戻る液冷媒が前記均圧回路を
通ってアキュムレータから上流側の第1圧縮機Aに、ま
た、前記油戻し通路を通って前記第1圧縮機Aに移動
し、この第1圧縮機Aに液戻りが生ずるのである。
【0010】そして、この液戻りが多いと油リッチ層と
冷媒リッチ層との2層に分離し、油リッチ層が上層とな
って停止中の前記第1圧縮機Aに貯留されるのである。
【0011】従って、この状態で下流側の前記第2圧縮
機Bが起動されると、該第2圧縮機BのケーシングD内
の内部圧力は、上流側の第1圧縮機Aの内部圧力より低
くなるため、その差圧により前記第1圧縮機Aに貯留さ
れている油リッチ層が均油管Tを介して第2圧縮機Bに
移動するのである。
【0012】この結果、前記第1圧縮機Aには下層の冷
媒リッチ層が残り、しかも、前記第2圧縮機Bの起動時
アキュムレータに貯留されていた液冷媒も第1圧縮機A
に多く流入することになるため、前記第1圧縮機Aの油
が一層希釈されることになるのである。
【0013】以上のように、前記第2圧縮機Bをメイン
圧縮機として運転制御する場合、前記第1圧縮機Aにお
ける油の濃度が低下し、該第1圧縮機Aを起動すると
き、潤滑不良の問題が生ずることになることが判明した
のである。
【0014】本発明は以上のような新たな認識のもとに
発明したものであって、目的は、メイン圧縮機とする圧
縮機の発停時に生ずる液戻りによるサブ圧縮機側での油
濃度低下を防止できる連結形圧縮機における運転制御方
法を提供する点にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために強制差圧機構7を備えた連結形圧縮装置に
おいて、前記強制差圧機構7により高圧側となり、前記
均油管8における油の流れの上流側に位置する上流側の
圧縮機1を、前記強制差圧機構7により低圧側となり、
前記均油管8における油の流れの下流側に位置する下流
側の圧縮機2に対し運転継続を優先させるメイン圧縮機
とし、下流側の圧縮機2を負荷低下時先に運転停止する
サブ圧縮機として、高負荷時前記各圧縮機1,2を運転
させると共に、負荷低下時サブ圧縮機とする下流側の圧
縮機2を停止し、前記メイン圧縮機とする上流側の圧縮
機1の運転を継続させ、かつ、低負荷時、該負荷に応じ
て運転継続する上流側の前記圧縮機1の運転を停止する
ように運転制御したのである。
【0016】また、以上の構成においてメイン圧縮機と
なる上流側の圧縮機1を、周波数変換制御により回転数
可変としたインバータ圧縮機とするのが好ましい。
【0017】
【作用】前記均圧管8の油の流れの上流側に位置する上
流側の圧縮機(以下上流側圧縮機という)をメイン圧縮
機とするようにしたから、例えば低外気冷房条件でメイ
ン圧縮機とする上流側圧縮機1が停止する場合、高低圧
の均圧時に液冷媒が前記上流側圧縮機1に戻り、該圧縮
機1において油リッチ層と冷媒リッチ層とが2層分離し
ても、前記上流側圧縮機1が起動される場合、該圧縮機
1の密閉ケーシング11内の圧力が低下し、下流側に位
置する停止中の下流側の圧縮機(以下下流側圧縮機とい
う)との間に差圧が生じ、この差圧により下流側圧縮機
2の油リッチ層の一部の油が上流側圧縮機1に移動する
ことになるのであり、しかも、前記上流側圧縮機1の起
動によりアキュムレータ等から液戻りがあっても、この
液戻りの液冷媒及び停止時に貯留されている液冷媒はフ
ォーミングと、モ−タの駆動による撹拌作用とによりガ
ス化し、速やかに吐出管から排出されることになるので
あって、前記上流側圧縮機1での油濃度低下は抑えられ
るのである。
【0018】また、メイン圧縮機とする前記上流側圧縮
機1を周波数変換制御により回転数可変としたインバー
タ圧縮機とすることにより、起動時の液戻り量を少なく
でき、それだけ油濃度低下の抑制を一層促進できる。
【0019】即ち、インバータ圧縮機とする場合、通常
低速で起動するのであるから、図7に示したように一定
速仕様の標準圧縮機に比較して周波数制御による回転数
制御に比例した冷媒流量の立ち上がりとなり、それだけ
起動時の液戻り量の立ち上がりも少なくなるのである。
【0020】従って、起動後の単位時間当たりの液戻り
量は標準圧縮機に比べて小さいのであり、それだけ前記
油濃度低下の抑制を促進できるのである。
【0021】
【実施例】図1に示した連結形圧縮装置は一対の圧縮機
1,2を備えたツインタイプのもので、前記各圧縮機
1,2は、それぞれ底部に油溜10,20をもつ密閉式
ケーシング11,21に、スクロール型式の圧縮要素1
2,22とこれら各圧縮要素12,22を駆動する駆動
軸13,23をもったモ−タ14,24とを内装してい
る。
【0022】そして、前記各圧縮機1,2には、それぞ
れ吸入管3,4を、前記ケーシング11,21に開口し
て接続すると共に、前記圧縮要素12,22の吐出口に
連通する吐出チャンバー15,25に開口する吐出管
5,6を接続している。そして、前記各圧縮機1,2に
接続する各吸入管3,4は、強制差圧機構7を介して吸
入主管9に接続すると共に、前記各圧縮機1,2間に
は、各油溜10,20の規定油面に対しそれぞれ下向き
に開口する均油管8を接続している。
【0023】図1に示した前記強制差圧機構7は、図2
に拡大して示したように前記圧縮機1に接続する第1吸
入管3の途中に、前記圧縮機2に接続する第2吸入管4
の端部を、前記第1吸入管3の管内壁より内方側に突入
させて構成している。
【0024】この場合、前記第1吸入管3と吸入主管9
とは一体となり、その途中に前記第2吸入管4を接続す
る構造となるが、本発明における強制差圧機構7は、図
3に示したように継手管71を用い、その上方開口部に
吸入主管9と第2吸入管4を接続し、下方開口部に第1
吸入管3を接続して構成してもよいし、また、図4に示
したようにフレア部72aをもった分岐体72を設け、
この分岐体72に吸入管9及び第1吸入管3を接続する
と共に、前記フレア部72aに前記第2吸入管4を突入
して接続して構成してもよい。
【0025】何れにしても、前記第1吸入管3に対し第
2吸入管4の圧力損失を大きくし、運転時前記第1吸入
管3を接続する上流側圧縮機1のケーシング内部圧力が
高圧に、前記第2吸入管4を接続する下流側圧縮機2の
ケーシング内部圧力が低圧に保持されることになるし、
また、前記第2吸入管4に分流する吸入ガスは第1吸入
管3より少なくなり、しかも吸入ガスに混入する油はそ
の濡れ性により多くが管内壁を伝って運ばれるため、第
1吸入管3から戻る油量も第2吸入管4から戻る油量よ
り多くなるのである。
【0026】従って、強制差圧により高圧側となる上流
側圧縮機1への戻り油量が大となり、低圧側となる下流
側圧縮機2への戻り油量が少なくなり、前記均油管8を
介して油量の多い高圧側の圧縮機1から油量の少ない低
圧側の圧縮機2へと常時油の移動がなされ、両圧縮機
1,2の油面高さが均一化されるのである。
【0027】尚、図1に示した圧縮装置は上記空調シス
テムに適用するもので、前記各吐出管5,6には油分離
器41を接続し、この油分離器41のガス域に、冷房運
転時凝縮器となる室外熱交換器42を接続し、この油分
離器41のガス域に、冷房運転時凝縮器となる室外熱交
換器42を接続しており、前記油分離器41の油域に
は、油戻しキャピラリチューブ43をもった油戻し通路
44を接続すると共に、一端がアキュムレータ40に接
続され、途中に運転停止時開動作する電磁弁45をもっ
た均圧回路46を接続している。
【0028】従って、各圧縮機1,2の運転停止時には
前記電磁弁45が開動作し、高低圧の均圧化が行われる
のであり、また、前記油分離器41で分離した油は、前
記油戻し通路44を介して前記上流側圧縮機1に戻され
るようになっている。
【0029】次に以上の如く構成する圧縮装置の運転制
御方法の一実施例について説明する。
【0030】先ず、前記強制差圧機構7により高圧側と
なり、前記均圧管8における油の流れの上流側に位置す
る前記上流側圧縮機1を、前記強制差圧機構7により低
圧側となり、前記均油管8における油の流れの下流側に
位置する前記下流側圧縮機2に対し運転継続を優先させ
るメイン圧縮機とし、前記下流側圧縮機2を負荷低下時
先に運転停止するサブ圧縮機とする。
【0031】そして、メイン圧縮機とする上流側圧縮機
1を、周波数変換により回転数を可変とするインバータ
圧縮機とし、サブ圧縮機とする下流側圧縮機を、一定速
の標準圧縮機とするのである。
【0032】また、前記各圧縮機1,2の発停制御及び
前記上流側圧縮機1の回転数制御は、負荷を検出する負
荷センサーからの情報をもとにCPUを内蔵したコント
ロ−ラの作用で行うのであって、高負荷時つまり例えば
負荷率50%以上の高負荷時には前記各圧縮機1,2を
ともに運転するのであり、負荷率が50%より低くなる
中負荷時、つまり負荷率30〜50%の中負荷時にはサ
ブ圧縮機とする前記下流側圧縮機2を停止し、メイン圧
縮機とする上流側圧縮機1の運転を継続させるのであ
り、負荷率が30%より低くなる低負荷時には、負荷に
応じてインバータ制御を行い、最小負荷率で停止するよ
うにするのである。
【0033】しかして、上記空調システムに適用する場
合など低外気冷房条件で運転する場合、負荷低下で前記
上流側圧縮機1も停止することになる。この停止で高低
圧が前記均圧回路46及び油戻し通路44を介して均圧
するのである。
【0034】従って、均圧中には前記室外熱交換器42
から戻る液冷媒が前記均圧回路46からアキュムレータ
40を介して前記上流側圧縮機1に、また、油戻し通路
44からも前記上流側圧縮機1に戻ることになる。
【0035】このため、前記上流側圧縮機1の油溜10
は、油リッチ層と冷媒リッチ層とが2層分離して貯留さ
れることになる。
【0036】所がこの状態で起動する場合、前記上流側
圧縮機1をメイン圧縮機として起動するのであるから、
この上流側圧縮機1の起動後は、該圧縮機1のケーシン
グ内部圧力は停止している下流側圧縮機2のケーシング
内部圧力より低圧となるため、この差圧により下流側圧
縮機2の油溜20に貯留している油リッチ層の油が前記
均油管8を介して前記上流側圧縮機1に移動することに
なる。
【0037】しかも、前記上流側圧縮機1の起動により
油溜10に貯留される液冷媒及び前記アキュムレータ4
0から流入する液冷媒はフォーミングと前記モ−タ14
におけるロータの駆動による撹拌とによりガス化して吐
出管5より速やかに排出されることなるのである。
【0038】このため、前記上流側圧縮機1での油濃度
低下は抑えられるのであって、油濃度低下による潤滑不
良の問題は解消できるのである。
【0039】また、以上の実施例では前記上流側圧縮機
1、つまりメイン圧縮機をインバータ圧縮機としている
から、起動時低速で行うため冷媒吐出量の立ち上がりが
遅く、従ってアキュムレータ40からの液戻りも徐々に
行われるのであり、しかも図7のように、起動後の単位
時間当たりの液戻り量の最大も一定速の標準圧縮機に比
較して小さいのである。
【0040】従って、このことによっても油濃度低下の
抑制を一層促進できることになる。尚、以上説明した実
施例は下流側圧縮機2を一定速の標準圧縮機としたが、
アンロード方式等による容量制御圧縮機を用いたり、イ
ンバータ圧縮機を用いてもよい。
【0041】また、上流側圧縮機1はインバータ圧縮機
を用いるのが好ましいが、標準圧縮機又は容量制御圧縮
機を用いてもよい。
【0042】更に、一対の前記圧縮機1,2を連結した
ツインタイプを示したが、その他図5に示したように3
台の圧縮機1,2A,2Bを用い親子形式に連結した
り、図6に示したように3台の圧縮機1,2A,3Aを
用い親子孫の3世代形式に連結してもよい。尚、図5に
おいて2A,2Bは子圧縮機であって、これら子圧縮機
2A,2Bは親圧縮機1に対し下流側に位置することに
なる。また、これら各圧縮機1,2A,2Bの構造は図
1に示したように前記圧縮機1,2と同じであって、同
一符号を記入している。
【0043】また、図5において4A,4Bは子圧縮機
2A,2Bの吸入管であり6A,6Bは子圧縮機2A,
2Bの吐出管である。また、7A,7Bは前記吸入管3
と吸入管4A,4Bとの間に設ける強制差圧機構であ
り、8A,8Bは均油管である。また、図6において2
Aは、親圧縮機1に対する子圧縮機であり、3Aは親圧
縮機1に対する孫圧縮機であって、これら子圧縮機2A
及び孫圧縮機3Aはそれぞれ親圧縮機1に対し下流側圧
縮機となる。
【0044】また、前記各圧縮機1,2A,3Aの構造
も図1に示したように前記圧縮機1,2と同じであっ
て、親子圧縮機1,2Aについては同一符号を用い、孫
圧縮機3Aについては油溜を30、密閉ケーシングを3
1、圧縮要素を32、駆動軸を33、モ−タを34、吐
出チャンバーを35で示している。
【0045】また図6において4Aは子圧縮機2Aの吸
入管、4Cは孫圧縮機3Aの吸入管であり、6Aは子圧
縮機2Aの吐出管、6Cは孫圧縮機3Aの吐出管であ
る。また、7Aは吸入管3と前記吸入管4Aとの間に設
ける強制差圧機構であり、7Cは前記吸入管4Aと吸入
管4Cとの間に設ける強制差圧機構である。また、8
A,8Cは均油管である。
【0046】
【発明の効果】本発明は、強制差圧機構7で高圧側とな
り、均油管8において油の流れの上流側となる上流側圧
縮機をメイン圧縮機とし、下流側となる下流側圧縮機を
負荷低下時先に停止するサブ圧縮機として運転制御する
から、例えば低外気冷房条件での運転時、メイン圧縮機
が停止する場合、高低圧の均圧時に液戻りがあって、前
記上流側圧縮機1に油リッチ層と冷媒リッチ層とが2層
分離することがあっても、起動時、メイン圧縮機とした
前記上流側圧縮機1が先ず起動するのであるから、この
起動後は、停止している下流側圧縮機2とのケーシング
内部圧力の差圧により、下流側圧縮機2における油リッ
チ層の油の一部が移動するし、また、起動後には前記上
流側圧縮機1に流入している液冷媒及び吸入経路から戻
る液冷媒はフォーミングと前記上流側圧縮機1に内装す
るモ−タのロータによる撹拌作用とにより速やかに吐出
管から排出されることになるのである。
【0047】従って、前記上流側圧縮機1での油濃度低
下は抑制されるのであって、油濃度低下による潤滑不良
の問題は解消できるのである。
【0048】また、前記上流側圧縮機1をインバータ圧
縮機とする場合、この起動は低速起動となり冷媒吐出量
の立ち上がりは少なく、液戻り量の立ち上がりも少なく
でき、起動後の単位時間当たりの液戻り量の最大も小さ
くできるから、油濃度低下の抑制を一層促進できるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用するツイン形圧縮装置の一例
を示す概略配管図。
【図2】強制差圧機構の一例を示す拡大断面図。
【図3】強制差圧機構の他例を示す拡大図。
【図4】強制差圧機構の他例を示す拡大断面図。
【図5】トリプル形で親子連続形式の圧縮装置の一例を
示す概略配管図。
【図6】トリプル形で、3世代連結形式の圧縮装置の一
例を示す概略配管図。
【図7】標準圧縮機とインバータ圧縮機との液戻り量を
比較したグラフ。
【図8】従来のツイン形圧縮装置を示す概略配管図。
【符号の説明】
1 上流側圧縮機 2 下流側圧縮機 3,4 吸入管 7 強制差圧機構 8 均油管 9 吸入主管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケーシングに圧縮要素及びモ−タを
    内装した複数の圧縮機1,2を備え、これら各圧縮機
    1,2に設ける各吸入管3,4を、強制差圧機構7を介
    して吸入主管9に接続すると共に、前記各圧縮機1,2
    間に均油管8を設け、前記各圧縮機1,2を負荷変動で
    発停制御し、能力を可変とした連結形圧縮装置の運転制
    御方法であって、前記強制差圧機構7により高圧側とな
    り、前記均油管8における油の流れの上流側に位置する
    上流側の圧縮機1を、前記強制差圧機構7により低圧側
    となり、前記均油管8における油の流れの下流側に位置
    する下流側の圧縮機2に対し運転継続を優先させるメイ
    ン圧縮機とし、下流側の圧縮機2を負荷低下時先に運転
    停止するサブ圧縮機として、高負荷時前記各圧縮機1,
    2を運転させると共に、負荷低下時サブ圧縮機とする下
    流側の圧縮機2を停止し、前記メイン圧縮機とする上流
    側の圧縮機1の運転を継続させ、かつ、低負荷時、該負
    荷に応じて運転継続する上流側の前記圧縮機1の運転を
    停止するように運転制御していることを特徴とする連結
    形圧縮装置の運転制御方法。
  2. 【請求項2】 メイン圧縮機となる上流側の圧縮機1
    を、周波数変換制御により回転数可変としたインバータ
    圧縮機としている請求項1記載の連結形圧縮装置の運転
    請求項方法。
JP6866292A 1992-03-26 1992-03-26 連結形圧縮装置の運転制御方法 Expired - Fee Related JP2780561B2 (ja)

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