JPH04228838A - 受動バイパス弁アセンブリ - Google Patents

受動バイパス弁アセンブリ

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JPH04228838A
JPH04228838A JP3012384A JP1238491A JPH04228838A JP H04228838 A JPH04228838 A JP H04228838A JP 3012384 A JP3012384 A JP 3012384A JP 1238491 A JP1238491 A JP 1238491A JP H04228838 A JPH04228838 A JP H04228838A
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    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
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    • F02C7/12Cooling of plants
    • F02C7/16Cooling of plants characterised by cooling medium
    • F02C7/18Cooling of plants characterised by cooling medium the medium being gaseous, e.g. air
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    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02K3/00Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan
    • F02K3/02Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber
    • F02K3/04Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type
    • F02K3/075Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type controlling flow ratio between flows
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の表示】この発明は、この出願と同日に出願
する、同一出願人の特許出願第522024号(199
0年5月11日出願)「自動バイパス運転方法および装
置」、発明者ストランスキ―(L.W.Stransk
y)らと技術的に関連している。
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、広義にはガスタ―ビ
ンエンジンに関し、詳しくは改良したバイパス弁アセン
ブリに関する。
【0003】
【従来技術】通常の可変サイクル・ガスタ―ビンエンジ
ンは、ファンを駆動するコアエンジンと、コアエンジン
を包囲し、ファンと流れ連通しているバイパスダクトと
を備える。通常のバイパス弁(バルブ)はバイパスダク
トの上流の入口端に配置され、エンジンで推進される航
空機の飛行包絡線図(エンベロ―プ)内のある条件下で
は、ファンからバイパスダクトへの流れを実質的に阻止
する閉位置をとることができ、その間ファンからの流れ
をコアエンジンに導く。バイパス弁は、飛行包絡線図内
の別の条件下での飛行機の運転中、ファンからバイパス
ダクトへの実質的な妨害のない流れを許す開位置にも位
置させることができ、この位置では、ファン空気の一部
をコアエンジンのまわりにバイパスさせ、一方ファン空
気の残りの部分をコアエンジンに導く。
【0004】通常のバイパス・ドアアセンブリは、比較
的複雑であり、航空機の飛行包絡線図内での運転に対応
する所定のスケジュ―ルにしたがって制御される。通常
のバイパス弁アセンブリの典型的な例では、環状リング
弁を並進して、バイパスダクトへの環状入口を開閉する
ことができる。通常のリンク機構およびサ―ボ弁を用い
てバイパス弁を並進させ、これらをエンジンの制御シス
テムに作動連結して、制御システムに含まれる所定のス
ケジュ―ルに応答できるようにし、こうして飛行包絡線
図内での種々の条件でバイパス弁を開閉する。
【0005】開位置では、バイパス弁はバイパスダクト
への流れに実質的な妨害をしてはならず、そこでの圧力
損失を低減または最小にする。圧力損失は、エンジンの
性能を下げ、バイパスダクトに導かれるバイパス空気の
冷却能を低下する恐れがあるからである。代表的には、
バイパス空気を用いて、エンジンの下流の構造体、たと
えば通常のオ―グメンタおよび可変面積排気ノズルを冷
却する。そして、バイパスダクトに基づく圧力損失は、
代表的には、バイパスダクト内の圧力を上げることによ
り吸収しなければならないが、バイパスダクト内の圧力
を上げるとエンジン性能が低下する。さらに、バイパス
弁からバイパスダクトに実質的な妨害のない流れを送り
、ファンに背圧(ファンのスト―ル余裕を低減する恐れ
があり望ましくない)がかかるのを防止するか最小にす
ることも必要である。この要素は、ファンスト―ル余裕
が「ピンチ点」、すなわち最小値をもつエンジンではさ
らに重大である。ピンチ点は、バイパス弁を全開しなけ
ればならないとき、飛行包絡線図内の大体同じ条件で起
こる。
【0006】バイパスエンジンにおけるモ―ドセレクタ
弁の形態のバイパス弁は、代表的には、全開位置または
全閉位置いずれかに配置されるが、場合によっては、中
間位置が望ましいことがある。したがって、飛行包絡線
図内で、たとえば低バイパス運転から高バイパス運転に
またはその反対に移行する際の運転の必要に応じて、バ
イパス弁を比較的迅速に開閉するのが代表的である。
【0007】
【発明の目的】したがって、この発明の目的は、新規な
改良されたバイパス弁アセンブリを提供することにある
【0008】この発明の別の目的は、航空機ガスタ―ビ
ンエンジンと関連した飛行包絡線図に応答して自動的に
作動する、受動的なバイパス弁アセンブリを提供するこ
とにある。
【0009】この発明の他の目的は、ガスタ―ビンエン
ジンの主制御システムによる付勢を必要としない、比較
的小型、簡単、軽量なバイパス弁アセンブリを提供する
ことにある。
【0010】この発明のさらに他の目的は、バイパスダ
クトへの実質的に妨害のない流れを与える開位置に自動
的に位置させることのできる弁を有するバイパス弁アセ
ンブリを提供することにある。
【0011】この発明のさらに他の目的は、比較的迅速
な移行で開および閉位置に位置させることのできるバイ
パス弁アセンブリを提供することにある。
【0012】
【発明の概要】ガスタ―ビンエンジン内の流体流れを制
御するバイパス弁アセンブリは、流体流れチャンネルを
画定するフレ―ムと、フレ―ムの環状開口内に円周方向
に並置されて配置された複数のバイパス弁ドアとを含む
。各弁ドアは上記フレ―ムに回転自在に連結された第1
端を有する。弁ドアは、第1位置と、フレ―ムに対して
傾斜した第2位置とに配置できる。ドアの両側での差圧
に応答してドアを第1位置および第2位置に自動的に位
置決めする位置決め手段が設けられている。好適な実施
例では、この位置決め手段がドアに閉止トルクを加え、
その閉止トルクは、ドアを閉位置から開位置へ移動する
行程の少なくとも一部において減少する。
【0013】
【具体的な構成】この発明を特徴づけると考えられる新
規な特徴は特許請求の範囲に記載した通りである。この
発明の目的および効果をさらに明確にするために、以下
にこの発明の好適な実施例を添付の図面を参照しながら
詳しく説明する。
【0014】図1に、種々の高度での亜音速から超音速
までを含む飛行エンベロ―プ(包絡線図)において航空
機を推進する、代表的な可変サイクル・ガスタ―ビンエ
ンジン10の概略を示す。エンジン10は、外部空気1
4を取り入れる環状入口12に続いて、通常の前部ファ
ン16、後部ファン18または低圧圧縮機、高圧圧縮機
(HPC)20、燃焼器22、高圧タ―ビン(HPT)
24および低圧タ―ビン(LPT)26を含む。HPT
24は、通常の第1シャフト28を介して、後部ファン
18およびHPC20の両方にパワ―を供給する。LP
T26は、通常の第2シャフト30を介して前部ファン
16にパワ―を供給する。
【0015】エンジン10はさらに外側ケ―シング32
および内側ケ―シング34を含み、これらの外側および
内側ケ―シングは互いに離間して両者間に通常のバイパ
スダクト36を画定する。通常のアフタ―バ―ナ、すな
わちオ―グメンタ38が外側ケ―シング32およびLP
T26から下流に延在している。アフタ―バ―ナ38は
、通常の燃焼ライナ―40およびこれを包囲する通常の
環状アフタ―バ―ナ・ダクト42を含む。
【0016】アフタ―バ―ナ・ダクト42はバイパスダ
クト36と流れ連通している。これら両者間に通常のミ
キサ44が配置され、バイパスダクト36を通して導か
れたバイパス空気46の一部を低圧タ―ビン26から排
出される燃焼排出ガス48と混合し、そして空気と燃焼
ガスの混合物をアフタ―バ―ナ38内に導き、アフタ―
バ―ナ38の下流端に配置された通常の可変面積ノズル
50を通して排出する。
【0017】この実施例では、エンジン10は二重バイ
パスエンジンで、所望に応じて、通常の弁(バルブ)5
2が後部ファン18とHPC20との間の内側ケ―シン
グ34に配置され、エンジン10のある運転期間中、後
部ファン18に流れる空気14の一部をバイパスダクト
36に導くようになっている。弁52は、通常、所望に
応じて開閉できるが、別の実施例では、弁52を省略し
てもよく、この場合には、空気14の一部が常に後部フ
ァン18とHPC20との中間位置からバイパスダクト
36へ流れる。
【0018】エンジン10は、この発明の好適な実施例
に従って、バイパス弁アセンブリ54を前部ファン16
と後部ファン18との間に配置したこと以外は、通常通
りである。図2および図3にバイパス弁アセンブリ54
をさらに詳しく示す。バイパス弁アセンブリ54を構成
する環状ファンフレ―ム56は、外側ケ―シング58お
よび内側ケ―シング60を含み、内側ケ―シング60は
外側ケ―シング58から半径方向内方へ離間して空気1
4を案内する第1チャンネル62を画定している。前部
ファン16は、通常通り第2シャフト30に連結された
複数の通常のファンブレ―ド64と、空気14を案内す
る第1チャンネル62内に配置された複数の通常のファ
ン出口ガイドベ―ン(OGV=outlet guid
e vanes)66とを含む。通常の環状流れスプリ
ッタ68が、通常通り、外側ケ―シング58と内側ケ―
シング60との間に、外側ケ―シング58およびスプリ
ッタ68間に延在し、円周方向に間隔をあけて配置され
た複数のストラット(支柱)70により固定配置されて
いる。外側ケ―シング58およびスプリッタ68は第2
の流れチャンネル72、すなわちバイパスダクト36へ
の入口を画定する。スプリッタ68は、通常通りに、円
周方向に間隔をあけて配置された複数の通常の入口ガイ
ドベ―ン(IGV=inlet guide vane
s )74により内側ケ―シング60に連結され、一方
、入口ガイドベ―ン74は相互間に第3の流れチャンネ
ル76、すなわちコアエンジンへの入口を画定する。コ
アエンジンの後部ファン18は、入口ガイドベ―ン74
と、第1シャフト28に通常通りに作動連結され、円周
方向に間隔をあけて配置された複数の通常のブレ―ド7
8とを含む。スプリッタ68の前縁80は、空気14を
、第2チャンネル72に導かれるバイパス空気流82と
、第3チャンネル76に導かれるコア空気流84とに分
割する。
【0019】バイパス弁アセンブリ54はさらに、外側
ケ―シング58にスプリッタ68と向かい合って設けら
れた環状開口86を含む。この環状開口68には円周方
向に並置された複数のバイパス弁ドア88が配置されて
いる。1実施例では、12枚のドア88を開口86の3
60度の円周範囲に並置する。
【0020】図3および図4に示すように、各ドア88
の内面90はスプリッタ68およびバイパス空気流82
に面し、第2チャンネル72の境界の一部を形成する。 ドア88の外面92は内面90とは反対に向いている。 ドア88は比較的薄く、軽量化のためチタンから形成す
るのが好ましく、外面92上に複数の通常の補強リブ9
4が設けられている。各ドア88は、後述するように、
上流端96でフレ―ム56に回転自在に軸連結されてい
る。98はドア88の下流端である。
【0021】各ドア88は、たとえば図2に示すととも
に図3に破線で示す通りの開位置に位置させることがで
き、この開位置で、ドア88は環状開口86内で外側ケ
―シング58に大体平行に向き、バイパス空気流82が
第1チャンネル62から第2チャンネル72へ実質的な
妨害を受けずに流れるのを許す。ドア88は、図3に実
線で示す通りの閉位置に位置させることもでき、この閉
位置でドア88は、バイパス空気流82が第1チャンネ
ル62から第2チャンネル72へ流れるのを実質的に阻
止し、これにより空気14のすべてをコア空気流84と
して後部ファン18の第3チャンネル76に導く。エン
ジン10の運転中、バイパス空気流82はドア88の内
面90に衝突し、その圧力による力Fp をドア88に
加える。この力はドア88を開放する空気力学的流体の
開放力である。
【0022】バイパス弁アセンブリ54はさらに、第2
チャンネル72内のドア88の両側での差圧に応答して
ドア88を開および閉位置に自動的に位置決めする位置
決め手段100を含む。位置決め手段100がドア88
に加える閉止トルクTc は、ドア88の閉位置から開
位置までの角度行程θの少なくとも一部について減少し
、こうしてドア88が全開し、実質的な妨害のない流れ
を得ることが可能になる。
【0023】具体的には、ドア88の両側の差圧は、ド
ア88より上流の第1チャンネル62内の空気14の圧
力P1 からバイパスダクト36内の(ドア88のすぐ
下流の第2チャンネル72内の位置で代表させることが
できる)圧力P2 を引いた差として定義できる。エン
ジン10の運転中、静圧として表すことのできる差圧P
1 −P2 の値は正の値から負の値まで変化する。正
の値は、正の値の圧力の開放力Fp を生成し、この力
はドア88を反時計方向に回転し、こうしてドアを開放
する。一方、負の差圧P1 −P2 は、負の値の圧力
の開放力Fp を生成し、この力はドア88を時計方向
に閉位置まで回転する。
【0024】この発明によれば、位置決め手段100を
設けることによってこの差圧P1 −P2 を有効に利
用する。位置決め手段100は特定の実施例では、各ド
ア88と関連した通常のねじりばね102を含む。ねじ
りばね102を通常の17−4PH材料から形成するの
が好ましい。ばね102は各ドア88をフレ―ム56に
連接し、図3および図4に示すように、開放力Fp と
は反対の方向にドア88に作用するばね閉止力Fc 、
したがって閉止トルクTc を生成する。
【0025】図5は、閉止トルクTc と閉位置から開
位置までのドアの角度θとの関係を、θの範囲約40°
にわたって示すグラフである。閉止トルクTc を表す
曲線104の最小の第1値T1 は、ドア88開放位置
で閉止トルクの第1値T1 を生じるように通常通りに
ばね102を位置決めすることにより得られ、この値は
少なくとも、圧力の開放力Fp がゼロのとき(たとえ
ばエンジン10が動いていない時に起こる)ドア88に
かかる重力の力に抗してドア88を閉じるのに十分な大
きさである。なお、ドア88は開口86のまわりに円周
に沿って配列されているので、ばね102がなければ、
ドア88の少なくともいくつか、すなわち開口86の底
部に位置するドア(図3に示したものに対して逆さまに
配置されているドア)は重力に基づき開位置にとどまる
。したがって、ばね102は、ドア88を最初に閉位置
に置くため少なくともドア88にかかる重力の力に打ち
勝つような寸法および配置とされている。後述するよう
に、位置決め手段100は、閉止トルクTc がドア閉
止位置で、閉止トルク第1値T1 より大きい第2の値
T2 をとるのを許す。
【0026】なお、通常のねじりばね102は閉止トル
クTc を生じるような寸法およびドア88に対する配
置となっているが、その閉止トルクTc は通常、この
発明を適用しない場合には、ドアが閉位置から開位置へ
移動するにつれて、増大する。ばねは一般に、圧縮また
は膨張するにつれて、その復元力を増すが、このことは
本発明にとっては望ましくない。その理由は、ドア88
に作用する通常のばね構造ではドア88を開放するのに
必要な力が徐々に大きくなり、その結果ドア88を全開
できなくなり、第2チャンネル72内のバイパス空気流
82を妨げることになるからである。
【0027】本発明のこの好適な実施例では、図4に示
すように、各ドア88は、ドア88の上流端96をフレ
―ム56に回転自在に連結する、1対の円周方向に間隔
をあけて配置されたヒンジジョイント(以下簡単にヒン
ジという)106を含む。各ヒンジ106は、フレ―ム
56から延在する細長いサポ―ト108を含み、サポ―
ト108の先端には穴110があいている。サポ―ト1
08をはさむ各1対のリブ94に、対応する1対の穴1
12があいている。通常のヒンジロッドまたはボルト1
14をこれらの穴110および112に適当に挿入して
、ドア88がフレ―ム56に対して回転できるようにす
る。ロッド114と穴110および112の間に通常の
ブッシング(図示せず)を設けて、両者間の摩擦を減ら
すのがよい。
【0028】図3および図4に示す好適な実施例では、
1つのヒンジ106のヒンジロッド114は、サポ―ト
108に固定され、ロッドに同軸配置したねじりばね1
02の複数巻のコイル116を支持するのに十分な長さ
である。たとえば、4巻以上のコイル116を使用でき
る。コイル116の片側のばね102の端部118は、
通常通りサポ―ト108に固着されたヒンジロッド11
4に固着された固定端である。コイル116の反対側の
ばね102の端部120は、細長い円弧状の凹状自由端
である。
【0029】別の実施例(図示せず)では、ばねの固定
端118も細長くし、ヒンジロッド114から伸ばして
、たとえばフレ―ム56またはサポ―ト108に固着さ
れた調節可能なサポ―ト、たとえばねじ切りボルトにも
たせかけてもよい。この例では、所望に応じて、ヒンジ
ロッド114はサポ―ト108に対して自由に回転でき
るようにしてもよく、その場合も、ばねコイル116は
ヒンジロッド114のまわりに自由に回転できる。ねじ
切りボルトの長さを調節することにより、ボルトに係合
するばねの固定端118を自由端120に対してコイル
ばね116を締めつけたり緩めたりする方向へ移動し、
こうしてばねの自由端120がドア88に対して発揮す
る閉止力Fc の初期値を調節することができる。この
構成とすれば、各ドア88ごとに初期閉止力Fc を個
別に調節して、ドア重量やばねが発揮するばね力のばら
つきを伴う製造公差を補償することができ、またすべて
のドアの同期連動を保証することができる。勿論、ばね
の初期閉止力Fc を調節するのに他の機構を使用して
もよい。
【0030】ここで図2、図4および図6を参照すると
、位置決め手段100はさらに、ドア外面92上にカム
面122を含む。このカム面122は、ドア上流端96
に隣接して配置された凸状前部カム部124と、この前
部カム部124からドア下流端98に向かって延在する
大体平坦な後部カム部126とを含む。ばね自由端12
0の後端128は、少なくともドア88がたとえば図6
に示すように閉位置にあるとき、後部カム部126に接
触する。この位置でばねは、ばねの閉止力Fc の第2
値F2 として表される初期ばね閉止力を発揮する。ば
ね自由端120は第7図にも示すようにコイル116と
ばね後端128との間に中間部分130も含み、中間部
分130は、少なくともドア88がたとえば図7に示す
ように開位置にあるとき、前部カム部124に接触し、
閉止力Fc の第1値F1 を発揮する。
【0031】図5、図6および図7において、凸状のば
ね自由端120、前部カム部124および後部カム部1
26は主として、閉止トルクの第1値T1 が閉止トル
クの第2値T2 より小さくなるように選定し、こうし
て正の差圧P1 −P2 が生じた際に、確実にドア8
8を全開して第2チャンネル72への実質的な妨害のな
い流れを与える。ねじりばね102の角度位置θは図5
に示すように閉位置から開位置まで増加し続けるので、
ねじりばね102が発揮する閉止力Fc は通常なら増
加する。しかし、位置決め手段100はモ―メントア―
ムを有効に利用することで、閉止トルクTc を減少さ
せるように働く。
【0032】具体的には、図6に示すように、閉止力F
c はドア88に、ヒンジ106からばね後端128ま
での距離であるモ―メントア―ムL2 にわたって加え
られ、これにより得られる閉止トルクTc はFc ×
L2 に等しく、図6に示す閉位置では特定の値F2 
L2 となる。しかし、ドア88が開き始めると、ばね
後端128はある予め決められた回転角θ範囲(所望に
応じてゼロとしてもよい)だけ後部カム部126との接
触を継続し、閉止力Fc および閉止トルクTc は、
ばね中間部分130が前部カム部124に接触する時点
まで増加する。この接触はドア88の閉位置と開位置と
の間の中間値θiで起こる。この時点で、ドア88がさ
らに開くと、前部カム部124がばね中間部分130に
接触し、たとえば図7に示すように、ばね後端128を
後部カム部126から持ち上げる。このときばねからド
ア88に作用する閉止力Fc は、ヒンジ106からば
ね中間部分130での接触点までの短い距離L1 にわ
たって作用する。ばね102の復元力Fc はドア角度
θが増加するにつれて増加したはずであるが、長さL1
 は長さL2 より十分に小さく、モ―メントア―ム、
したがってドア88に働く有効閉止トルクTc (Fc
 L1 )が減少する。たとえば、T1 がT2 より
小さくなるようにL1 は予めL2 より小さく選定し
ているので、F1 L1 で表される閉止トルクの第1
値T1 はF2 L2 で表される閉止トルクの第2値
T2 より小さい。
【0033】したがって、図5に示すように、ドア88
に働く閉止トルクTc の第1部分132では、閉止ト
ルクTc は前部カム部124がドア角度θiでばね中
間部分130に接触するまで増加し、第2部分134で
は、閉止トルクTc はドア88が全開したときの最小
値T1 まで減少する。
【0034】ばね102の寸法および形状は、第2チャ
ンネル72におけるドア88の両側での正の差圧P1 
−P2 が、閉止トルクTc に抗してドア88を開放
するのに有効となり、一方第2チャンネル72における
ドア88の両側での負の差圧P1 −P2 が、ドア8
8を閉止するのに有効となるような寸法および形状とな
っている。 好適な実施例では、正の差圧を約0.5psid(de
lta )より大きくし、正の差圧P1 −P2 が加
えられると、ドア88が比較的速やかに開くようにする
。なお、差圧P1 −P2 はエンジン10の運転中あ
る範囲の値を有し、位置決め手段100は、差圧がその
範囲内で増加するか減少するにつれて、大体単一の値の
差圧P1 −P2 にてドアを開放するか閉止する作用
をなし、こうしてドア88を実質的に即時に開放または
閉止する。この発明の他の実施例では、ドア88がある
範囲の差圧の値にわたって比較的ゆっくり開閉するよう
に、ばね120の寸法を定めることができる。
【0035】たとえば、図3および図4に示したように
、各ドア88はその下流端98に、細長い弾性シ―ル1
36を含む。弾性シ―ル136は、下流端98に適当に
、たとえばそのスロットにはめ込むことにより固定され
ている。シ―ル136は、ドア88が閉位置にあるとき
、スプリッタ68に接触し、ドア88のスプリッタ68
に対する良好なシ―ルを保証する作用をなす。シ―ル1
36は、閉止時にスプリッタ68と勢いよくぶつかるこ
とや、バイパス空気流82がドア88に衝突することに
よる振動に対して、ドア88の緩衝や減衰を行うのにも
有効である。好適な実施例では、シ―ルを織布(たとえ
ばガラス繊維)で補強されることの多いエラストマ―組
成物(たとえば市販のRTV106)から形成する。
【0036】図2、図3および図7に示したように、ド
ア88の下流端98は、ドアが開位置にあるとき外側ケ
―シング58と大体同一平面にあり、ドア下流端98と
第2チャンネル72の一部を画定する外側ケ―シング5
8との間に実質的に滑らかな流路移行部を形成する。こ
の発明によれば、ドア88を閉位置から開位置に移動す
るとき閉止トルクTc の低減を実現できるので、ドア
88が完全に開かない可能性は小さくなり、場合によっ
てはなくなる。
【0037】図6および図7に示すように、ドア88は
前縁138を有する。ヒンジ106をドア88の前縁1
38から下流に適当な距離だけ離すのが好ましく、こう
すればヒンジ106の前方の上流端96が、下流端98
に作用する重力の力を相殺するカウンタ―ウエイトとし
て作用し、ドア88、特に図7に示す上側のドア88を
開放するのに要するトルクを軽減する。そして、下側の
ドア88については、オフセットされた上流端96に基
づくカウンタ―ウエイトがドア88を閉じる動作を助け
、こうしてばね102に必要な閉止力Fc の量を軽減
する。
【0038】さらに、外側ケ―シング58は図7に示す
ように流路内面140を含む。ドア88が開位置にある
状態で、前縁138を流路内面140から垂直方向に距
離dだけ離しているので、バイパス空気流82が前縁1
38に衝突し、ドア88に追加の、つまり第2の開放力
またはトルクを加え、こうしてドア88が全開し、流れ
を妨害しないことを確実にする。この第2の開放トルク
は、バイパス空気流82の流量の一次関数であり、ドア
88を全開したいとき、最大P1 −P2 で最大値と
なり、そして、バイパス空気流88が減少するにつれて
、その値が減少し、このこともドア88を閉止する上で
望ましい。距離dで規定される前方の段の量を小さくし
て、上流端96に容認しがたいレベルの抗力を生成しな
いようにするのが好ましい。そのような抗力はドア88
を全開することの利点を打ち消すことになるからである
。実質的なバイパス空気流の流量でドア88は安定な位
置をとり、こうしてドア88がふらつく傾向を最小限に
抑える。
【0039】図8および図9にこの発明の別の実施例を
示す。この例の位置決め手段100は、ドア88の外面
92から大体垂直外方に植設されたまっすぐなピン14
2を含む。ピン142は、ドアのヒンジ106に固着さ
れた第1端144、中間部分146および第1端144
とは反対側に配置された第2端148を有する。この例
では、ばねを通常の線形ばね150とし、ばねの第1端
152を、たとえばピン中間部分146に掛けたル―プ
により、ピン中間部分146に摺動自在に取り付け、ま
た第2端154をフレ―ム56に適当に固着する。ピン
142およびばね150の寸法および形状は、ドア88
が図8に示す通りの開位置にあるとき、ばね第1端15
2をピン中間部分146に沿って第1端144近くに位
置させ、またドア88が図9に示す通りの閉位置にある
とき、ばね第1端152をピン第2端148近くに位置
させるような寸法および形状とする。このようにすると
、ばね150がドア88に加える閉止トルクは、図10
に示すように、ドア位置角度θが閉位置から開位置まで
増加するにつれて、減少する。すなわち、図10は、ド
ア角度θに対する閉止トルクTc を負の勾配の直線1
56で表示している。ドア88が閉位置から開位置まで
移動するにつれて、閉止トルクTc はT2 からT1
 まで大体直線的に減少する。
【0040】以上、この発明の好適な実施例と考えられ
る構成について説明したが、当業者には、以上の教示か
ら他の種々の変更が明らかであろう。したがって、この
ような変更、変形もすべてこの発明の要旨の範囲内に含
まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例によるバイパス弁アセ
ンブリを組み込んだ、航空機推進用の可変サイクルガス
タ―ビンエンジンの概略図である。
【図2】図1に示したバイパス弁アセンブリの一部を示
す斜視図である。
【図3】図2の3−3線方向に見たバイパス弁アセンブ
リの一部を示す断面図である。
【図4】図3の4−4線方向に見たバイパスドアの一部
を示す断面図である。
【図5】図4、図6および図7に示したバイパスドアに
ついて閉止トルクTc とドア角度θとの関係を示すグ
ラフである。
【図6】図4の6−6線方向に見た閉位置のバイパスド
アを示す線図的断面図である。
【図7】図6と同様のバイパスドアを開位置で示す線図
的断面図である。
【図8】バイパスドアを閉止トルクを生成するのに有効
な線形ばねに連接した、この発明の別の実施例の概略断
面図である。
【図9】図8と同様のバイパスドアを閉位置で示す線図
的断面図である。
【図10】図8および図9に示した実施例について閉止
トルクTc とドア角度θとの関係を示すグラフである
【符号の説明】
10  エンジン、14  空気、16  前部ファン
、18  後部ファン、20  高圧圧縮機(HPC)
、22  燃焼器、24,26  タ―ビン、34  
内側ケ―シング、36  バイパスダクト、46  バ
イパス空気、54  バイパス弁アセンブリ、56  
ファンフレ―ム、58  外側ケ―シング、60  内
側ケ―シング、62  第1チャンネル、68  スプ
リッタ、72  第2流れチャンネル、76  第3流
れチャンネル、86  環状開口、88  ドア、98
  ドア下流端、100  位置決め手段、102  
ねじりばね、106  ヒンジ、108  サポ―ト、
114  ヒンジロッド、118  ばね固定端、12
0  ばね自由端、122  カム面、124  前部
カム部、126  後部カム部、128  ばね後端、
130  ばね中間部分、138  ドア前縁、142
  ピン、144  ピン固定端、146  ピン中間
部分、150  ばね。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  環状フレ―ムが外側ケ―シングおよび
    内側ケ―シングを含み、これらのケ―シングが離間して
    流体流れを案内するチャンネルを画定し、外側ケ―シン
    グには環状開口があけられ、複数のバイパス弁ドアが上
    記環状開口内に円周方向に並置されて配置され、各弁ド
    アは、上記チャンネルに流れる流体に面する内面と、外
    面と、上記フレ―ムに回転自在に連結された第1端と、
    第2端とを有し、上記弁ドアは、上記外側ケ―シングに
    大体平行な第1位置と、上記外側ケ―シングに対して傾
    斜した第2位置とに配置でき、上記ドアの内面に対して
    流れる流体流れが上記ドアに流体の力を発生する作用を
    なし、上記ドアの両側での差圧に応答してドアを上記第
    1位置および第2位置に自動的に位置決めする位置決め
    手段が設けられ、この位置決め手段が上記ドアに加える
    トルクは、ドアを上記第1位置から第2位置に移動する
    作用をなし、かつドアが第2位置から第1位置へ移動す
    る行程の少なくとも一部において減少するガスタ―ビン
    エンジン内の流体流れを制御するバイパス弁アセンブリ
  2. 【請求項2】  上記環状フレ―ムの内側ケ―シングは
    上記外側ケ―シングから離間して流体流れを案内する第
    1チャンネルを画定し、上記外側および内側ケ―シング
    間に流れスプリッタが配置されてこのスプリッタで互い
    に分離された第2チャンネルおよび第3チャンネルを画
    定し、これらの第2および第3チャンネルは上記第1チ
    ャンネルと流れ連通しており、上記外側ケ―シングの環
    状開口が上記スプリッタに面しており、上記弁ドアの内
    面が上記第2チャンネルに流れ得る流体に面するように
    配置され、上記ドア第1端が上記フレ―ムに回転自在に
    連結された上流端であり、第2端が下流端であり、上記
    第1位置が第1チャンネルから第2チャンネルへの実質
    的な妨害のない流体流れを許す開位置であり、第2位置
    が第1チャンネルから第2チャンネルへの流体流れを実
    質的に阻止する閉位置であり、上記ドアを上記第1開位
    置および第2閉位置に自動的に位置決めする位置決め手
    段が上記ドアに加える閉止トルクは、ドアが閉位置から
    開位置へ移動する行程の少なくとも一部において減少す
    る請求項1に記載のバイパス弁アセンブリ。
  3. 【請求項3】  上記位置決め手段は上記ドアそれぞれ
    と関連したばねを含み、このばねは、ドアを上記フレ―
    ムに連結し、上記開放力とは反対の方向に作用する閉止
    力をドアに加え、上記ばねは、ドア開位置で、流体の開
    放力がゼロであるときドアに作用する重力の力に抗して
    ドアを閉止するのに十分な大きさの閉止トルクの第1値
    を与えるとともに、ドア閉位置で、上記第1値より大き
    い閉止トルクの第2値を与えるように配置された請求項
    2に記載のバイパス弁アセンブリ。
  4. 【請求項4】  上記ばねは、上記第2チャンネル内の
    ドアの両側での正の差圧が上記ドアを開放する作用をな
    し、上記第2チャンネル内のドアの両側での負の差圧が
    上記ドアを閉止する作用をなすような寸法および配置と
    なっている請求項3に記載のバイパス弁アセンブリ。
  5. 【請求項5】  上記正の差圧が約0.5psidより
    大きい請求項4に記載のバイパス弁アセンブリ。
  6. 【請求項6】  上記差圧がガスタ―ビンエンジンの運
    転中にある範囲を有し、上記位置決め手段は、上記差圧
    がその範囲内で増加したり減少したりするのにつれて、
    ほぼ単一の値の差圧でドアを開放したり閉止したりする
    ように作用する請求項3に記載のバイパス弁アセンブリ
  7. 【請求項7】  上記ばねは、上記フレ―ムに固着され
    た固定端と、上記ドアの上流端に配置された複数巻きの
    コイルと、細長い凹状自由端とを有するねじりばねであ
    り、上記位置決め手段はさらに、上記ドア外面にカム面
    を含み、このカム面は、上記ドア上流端に隣接して配置
    された凸状前部カム部と、この前部カム部から上記ドア
    下流端まで延在する大体平坦な後部カム部とを有し、上
    記ばねの自由端の後端は、少なくともドアが閉位置にあ
    るとき、上記後部カム部に接触して、上記閉止トルクの
    第2値を生成し、またコイルと後端との間に位置するば
    ねの中間部分は、少なくともドアが開位置にあるとき、
    上記前部カム部に接触して、上記閉止トルクの第1値を
    生成する請求項3に記載のバイパス弁アセンブリ。
  8. 【請求項8】  上記ばねの後端は上記後部カム部に上
    記ドアの閉位置から中間位置まで接触し、この間上記閉
    止トルクの値がドアの閉位置から中間位置まで増加し、
    また上記ばねの中間部分は上記前部カム部に上記ドアの
    中間位置から開位置まで接触し、この間上記閉止トルク
    の値がドアの中間位置から開位置まで減少する請求項7
    に記載のバイパス弁アセンブリ。
  9. 【請求項9】  上記ドアの下流端に細長い弾性シ―ル
    を設け、この弾性シ―ルは、上記ドアが閉位置にあると
    き上記スプリッタと接触しスプリッタとのシ―ルを形成
    するとともに、ドアの振動を減衰するのに有効である請
    求項3に記載のバイパス弁アセンブリ。
  10. 【請求項10】  上記ドアの下流端は、ドアが開位置
    にあるとき上記外側ケ―シングと実質的に同一平面にあ
    り、上記ドア下流端に実質的に滑らかな流路移行部を形
    成する請求項3に記載のバイパス弁アセンブリ。
  11. 【請求項11】  上記外側ケ―シングは流路内面を含
    み、ドアの前縁はドアが開放位置にあるとき流路内面か
    ら垂直方向に離間しており、したがって流体流れが上記
    前縁に衝突して第2の開放力をドアに加える請求項3に
    記載のバイパス弁アセンブリ。
  12. 【請求項12】  上記ドアはドア上流端を上記フレ―
    ムに回転自在に連結するヒンジを含み、このヒンジがド
    アの前縁より下流に位置する請求項3に記載のバイパス
    弁アセンブリ。
  13. 【請求項13】  上記ドアはドア上流端を上記フレ―
    ムに回転自在に連結するヒンジを含み、上記位置決め手
    段は上記ドア外面からほぼ垂直外方へ植設されたピンを
    含み、このピンは上記ヒンジでドアに固着された第1端
    と、中間部分と、第2端とを有し、上記ばねは上記ピン
    中間部分に摺動自在に取り付けられた第1端と、上記フ
    レ―ムに連結された第2端とを有する線形ばねであり、
    上記ばね第1端はドアが開位置にあるとき上記ピン中間
    部分に沿って第1端に隣接して位置でき、ドアが閉位置
    にあるとき上記ピン第2端に隣接して位置できる請求項
    3に記載のバイパス弁アセンブリ。
JP3012384A 1990-05-11 1991-01-10 受動バイパス弁アセンブリ Expired - Lifetime JPH0692742B2 (ja)

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US522,346 1990-05-11

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