JPH04232343A - バイパス弁ドア - Google Patents

バイパス弁ドア

Info

Publication number
JPH04232343A
JPH04232343A JP3053526A JP5352691A JPH04232343A JP H04232343 A JPH04232343 A JP H04232343A JP 3053526 A JP3053526 A JP 3053526A JP 5352691 A JP5352691 A JP 5352691A JP H04232343 A JPH04232343 A JP H04232343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
bypass valve
splitter
radius
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3053526A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06102991B2 (ja
Inventor
Larry W Stransky
ラリー・ウェイン・ストランスキィ
Michael A Phillips
マイケル・アレン・フィリップス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH04232343A publication Critical patent/JPH04232343A/ja
Publication of JPH06102991B2 publication Critical patent/JPH06102991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C9/00Controlling gas-turbine plants; Controlling fuel supply in air- breathing jet-propulsion plants
    • F02C9/16Control of working fluid flow
    • F02C9/18Control of working fluid flow by bleeding, bypassing or acting on variable working fluid interconnections between turbines or compressors or their stages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K3/00Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan
    • F02K3/02Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber
    • F02K3/04Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type
    • F02K3/075Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type controlling flow ratio between flows
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D27/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
    • F04D27/02Surge control
    • F04D27/0207Surge control by bleeding, bypassing or recycling fluids
    • F04D27/0215Arrangements therefor, e.g. bleed or by-pass valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D27/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
    • F04D27/02Surge control
    • F04D27/0207Surge control by bleeding, bypassing or recycling fluids
    • F04D27/023Details or means for fluid extraction
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/0536Highspeed fluid intake means [e.g., jet engine intake]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の表示】この出願は、同一出願人による米国
特許出願第546,219号(1990年6月29日出
願)と技術的に関連している。
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にガスタービン
エンジン、特に改良バイパス弁ドアに関する。
【0003】
【従来の技術】通常の可変サイクル・ガスターボファン
エンジンは、ファンを駆動するコアエンジンと、ファン
と流れ連通関係でコアエンジンを包囲するバイパスダク
トとを含む。通常、バイパス弁(バルブ)がバイパスダ
クトの上流入口端に配置されている。バイパス弁は、閉
止位置に配置でき、この位置で、エンジンにより推進さ
れる航空機の飛行包絡線図(エンベロープ)のある条件
下で、ファンからバイパスダクトへの流れを実質的に阻
止する一方、ファンからの流れをコアエンジンへ案内す
る。バイパス弁は開放位置にも配置でき、この位置で、
飛行包絡線図の別の条件下での航空機の運転中、ファン
からの流れが実質的な妨害なしでバイパスダクトへ流れ
るのを許して、ファン空気の一部をコアエンジンのまわ
りにバイパスさせる一方、ファン空気の残りの部分をコ
アエンジンへ案内する。
【0004】通常のバイパス弁アセンブリは比較的複雑
であり、航空機の飛行包絡線図内での運転に対応する所
定のスケジュールにしたがって制御される。通常のバイ
パス弁アセンブリの1例では、並進可能な環状リング弁
を用いてバイパスダクトへの環状入口を開閉する。弁を
並進させるには、通常のリンク機構およびサーボ弁を用
い、これらをエンジンの制御系統に作動連結し、制御系
統に含まれる所定のスケジュールに応答できるようにし
、こうして飛行包絡線図内での種々の条件でバイパス弁
を開閉する。
【0005】開放位置では、バイパス弁はバイパスダク
トへの流れに実質的な妨害をしてはならず、そこでの圧
力損失を低減または最小にする。圧力損失は、エンジン
の性能を下げ、バイパスダクトに導かれるバイパス空気
の冷却能を低下する恐れがあるからである。代表的には
、バイパス空気を用いて、巡航SFCを改良するととも
に、エンジンの下流の構造体、たとえば通常のオーグメ
ンタおよび可変面積排気ノズルを冷却する。そして、バ
イパスダクトに基づく圧力損失は、代表的には、バイパ
スダクト内の圧力を上げることにより吸収しなければな
らないが、バイパスダクト内の圧力を上げるとエンジン
性能が低下する。さらに、バイパス弁は、バイパスダク
トに実質的な妨害のない流れを送るとともに、バイパス
ダクトに滑らかに移行し、ファンに背圧(ファンのスト
ール余裕を低減する恐れがあり望ましくない)がかかる
のを防止するか最小にすることも必要である。
【0006】モードセレクタ弁の形態のバイパス弁は、
代表的には、典型的な二重バイパスエンジンの二重また
は単段バイパス運転の間、全開位置または全閉位置いず
れかに配置する。別の例では、特定の航空機エンジン用
途での必要に応じて、バイパス弁を全開位置および全閉
位置に加えてそれらの中間位置に配置できる。このよう
にして、航空機エンジン空気流をコアエンジン空気流で
割った商で表わされるバイパス比を、航空機エンジンの
運転中に変えることができる。
【0007】バイパス弁を開放位置と閉止位置とに配置
するのはバイパスダクトを通る空気流を制御するためで
あるから、そこでの圧力損失を減らすだけでなく、隣接
する構造体との間に効果的なシールを形成するのが望ま
しい。具体的には、典型的なバイパス弁ドアは、その上
流端および下流端が可動で、静止構造体に隣接して配置
されるので、望ましくない漏れを減らすために、ドアの
可動端と静止構造体との間に効果的なシールが必要であ
る。たとえば、閉止位置で、ドアが空気流を完全に阻止
するのが好ましく、したがって漏れを減らすために可動
端を効果的にシールするのが望ましい。
【0008】
【発明の目的】したがって、この発明の目的は、バイパ
ス弁装置に用いる新規な改良されたバイパス弁ドアを提
供することにある。
【0009】この発明の別の目的は、開放位置に配置し
たとき、そこからの空気力学的損失が最小な滑らかな流
体境界を与える改良バイパス弁ドアを提供することにあ
る。
【0010】この発明の他の目的は、ドア可動端の隣接
する構造体とのシールが改良されたバイパス弁ドアを提
供することにある。
【0011】この発明のさらに他の目的は、閉止位置に
配置したとき空気流を阻止する優れたシール性を発揮す
るバイパス弁ドアを提供することにある。
【0012】
【発明の概要】この発明のバイパス弁ドアは、枢動可能
な第1端と、第2端と、バイパス弁装置に流れる流体流
れに面する内面とを含む。ドアには、ドア第2端から斜
めに延在するシールシートが設けられている。好適な実
施例では、シールシートおよびドア第1端は両方とも、
ドアが閉止位置にあるとき、隣接する静止構造体とシー
ルを形成する形状とされている。ドア内面は、ドアが開
放位置にあるとき、隣接する構造体と空気力学的に滑ら
かな流体境界を画定する形状とされている。
【0013】この発明を特徴付けると考えられる新規な
特徴は、特許請求の範囲に記載した通りである。この発
明の構成を、その目的および効果とともに、さらに明瞭
にするために、以下にこの発明を図面を参照しながら、
さらに詳しく説明する。
【0014】
【具体的な構成】図1に、種々の高度での亜音速から超
音速までを含む飛行エンベロープ(包絡線図)において
航空機を推進する、代表的な可変サイクル・ガスタービ
ン・ターボファンエンジン10の概略を示す。エンジン
10は、外部空気14を取り入れる環状入口12に続い
て、通常の前部ファン16、後部ファン18または低圧
圧縮機、高圧圧縮機(HPC)20、燃焼器22、高圧
タービン(HPT)24および低圧タービン(LPT)
26を含む。HPT24は、通常の第1シャフト28を
介して、後部ファン18およびHPC20の両方にパワ
ーを供給する。LPT26は、通常の第2シャフト30
を介して前部ファン16にパワーを供給する。
【0015】エンジン10はさらに外側ケーシング32
および内側ケーシング34を含み、これらの外側および
内側ケーシングは互いに離間して両者間に通常のバイパ
スダクト36を画定する。通常のアフターバーナ、すな
わちオーグメンタ38が外側ケーシング32およびLP
T26から下流に延在している。アフターバーナ38は
、通常の燃焼ライナー40およびこれを包囲する通常の
環状アフターバーナ・ダクト42を含む。
【0016】アフターバーナ・ダクト42はバイパスダ
クト36と流れ連通している。これら両者間に通常のミ
キサ44が配置され、バイパスダクト36を通して導か
れたバイパス空気46の一部を低圧タービン26から排
出される燃焼排出ガス48と混合し、そして空気と燃焼
ガスの混合物をアフターバーナ38内に導き、アフター
バーナ38の下流端に配置された通常の可変面積ノズル
50を通して排出する。
【0017】この実施例では、エンジン10は二重バイ
パスエンジンで、所望に応じて、通常の弁(バルブ)5
2が後部ファン18とHPC20との間の内側ケーシン
グ34に配置され、エンジン10のある運転期間中、後
部ファン18に流れる空気14の一部をバイパスダクト
36に導くようになっている。弁52は、通常、所望に
応じて開閉できるが、別の実施例では、弁52を省略し
てもよく、この場合には、空気14の一部が常に後部フ
ァン18とHPC20との中間位置からバイパスダクト
36へ流れる。
【0018】エンジン10は、この発明の好適な実施例
に従って、バイパス弁装置54を前部ファン16と後部
ファン18との間に配置したこと以外は、通常通りであ
る。図2にバイパス弁装置54をさらに詳しく示す。バ
イパス弁装置54を構成する環状ファンフレーム56は
、中間ケーシング58および内側ケーシング60を含み
、内側ケーシング60は中間ケーシング58から半径方
向内方へ離間して空気14を案内する第1チャンネル6
2を画定している。前部ファン16は、通常通り第2シ
ャフト30に連結された複数の通常のファンブレード6
4と、第1チャンネル62内に配置された複数の通常の
ファン出口ガイドベーン(OGV=outlet  g
uide  vanes)66とを含み、出口ガイドベ
ーン66は内側ケーシング60を中間ケーシング58に
支持するとともに、空気14を案内する。
【0019】通常の環状流れスプリッタ68が、通常通
り、中間ケーシング58と内側ケーシング60との間に
、中間ケーシング58およびスプリッタ68間に延在し
、円周方向に間隔をあけて配置された複数のストラット
(支柱)70により固定配置されている。中間ケーシン
グ58およびスプリッタ68は第2の流れチャンネル7
2、すなわちバイパスダクト36への入口を画定する。 スプリッタ68は、通常通りに、円周方向に間隔をあけ
て配置された複数の通常の入口ガイドベーン(IGV=
inlet  guide  vanes)74により
内側ケーシング60に連結され、一方、入口ガイドベー
ン74は相互間に第3の流れチャンネル76、すなわち
コアエンジンへの入口を画定する。コアエンジンの後部
ファン18は、入口ガイドベーン74と、第1シャフト
28に通常通りに作動連結され、円周方向に間隔をあけ
て配置された複数の通常のブレード78とを含む。スプ
リッタ68の前縁80は、空気14を、第2チャンネル
72に導かれるバイパス空気流82と、第3チャンネル
76に導かれるコア空気流84とに分割する。
【0020】バイパス弁アセンブリ54はさらに、中間
ケーシング58にスプリッタ68と向かい合って設けら
れた環状開口86を含む。この環状開口68には、この
発明の好適な実施例による複数のバイパス弁ドア88が
円周方向に並べて配置されている。1実施例では、12
枚のドア88を開口86の360度の円周範囲に並置す
る。
【0021】フレーム56はさらに、中間ケーシング5
8から半径方向外方へ離間して相互間に空所92を画定
する外側ケーシング90を含む。空所92内には、環状
付勢リング94がフレーム56の、またエンジン10の
長さ方向中心軸線96のまわりに同軸に配置されている
。図3に示すように、各ドア88は外面98を有し、そ
の上流の第1端100がフレーム56に回転自在に連結
されている。さらに詳しくは、ドアの外面98には上流
端100で1対のクレビス102が円周方向に間隔をあ
けて一体に形成されている。各クレビス102はヒンジ
サポート104に、たとえばヒンジサポートおよびクレ
ビス両方に貫通するボルトにより、回転自在に連結され
、一方ヒンジサポート104は中間ケーシング58に固
着されている。ボルトと対応するクレビス102および
ヒンジサポート104の穴との間に、通常の複合ブッシ
ング、たとえばトリボン・ベアリング社(Tribon
  Bearing  Company)から市販され
ているAvimidNブッシングを介在させて、ドア8
8がヒンジサポート104に対して回転する際の摩擦を
軽減するのがよい。クレビス102に通したボルトの中
心を通る直線のヒンジ軸線106が、ドア88がそのま
わりを回動する軸線を規定する。108は各ドア88の
下流の第2端である。
【0022】ドア88は、図5に実線で示したように、
第1位置、すなわち開放(OPEN)位置に配置するこ
とができる。この位置で、ドア88は、中間ケーシング
58に大体平行で、バイパス空気流82が第2チャンネ
ル72に実質的な妨害なしに流れるのを許す。ドア88
は図5に破線で示したように、第2位置、すなわち閉止
(CLOSED)位置にも配置することができる。この
位置で、ドアの下流端108はスプリッタ68に隣接し
て位置し、したがってドア88は、第1チャンネル62
からのバイパス空気流82を実質的に阻止し、空気流8
2を第2チャンネル72へ通過させず、一方、空気14
の実質的にすべてを第3チャンネル76を通してコアエ
ンジンにコア空気流84として導入する。
【0023】装置54はさらに、図3に示すように、複
数のスペースリンク110を含み、各スペースリンク1
10の第1上流端112はリング94に回転自在に連結
され、第2下流端114は各ドア88に回転自在に連結
されている。この実施例では、12枚のドア88に関連
して12個のスペースリンク110が設けられている。 スペースリンク110の長さ方向中心軸線116は第1
端112から第2端114へ延在する。付勢リング94
を第1リング位置と第2リング位置との間で回転する手
段118が設けられている。第1リング位置は第1ドア
位置に対応し、この位置では、各リンクの長さ方向軸線
116が軸線96に対して第1円周方向傾斜角α1 を
なし、ドア88が、たとえば図3に示す通りのドア開放
位置にある。第2リング位置は第2ドア位置に対応し、
この位置では、各リンクの長さ方向軸線116が軸線9
6に対して第1円周方向傾斜角α1より小さい第2円周
方向傾斜角α2 をなし、したがってリンク88がドア
88をドア上流端100のまわりに、かつヒンジ軸線1
06のまわりに回動してドア88を、たとえば図4に示
す通りのドア閉止位置に位置させる。
【0024】図3に示すように、ドア開放位置で、リン
ク110の長さ方向軸線116は、フレーム中心軸線9
6に対して投射した上流端112および下流端114間
の第1軸線方向長さL1を有する。図4に示すように、
ドア閉止位置で、リンク110の長さ方向軸線116は
、フレーム中心軸線96に対して投射した上流端112
および下流端114間の第2軸線方向長さL2を有する
。各リンク110はリング94とドア88との間に所定
通りに配置され、第2傾斜角α2 が第1傾斜角α1 
より小さく、投射軸線方向長さを長くし、つまりL2が
L1より大きくなるようにし、こうして各ドア88を押
し、ドア88をヒンジ軸線106のまわりに閉止位置ま
で回転する。投射軸線方向長さL2がL1より大きく、
リング94が軸線方向に並進しないので、リンクの第2
端114は下流方向へ動かざるを得ず、これによりドア
88をヒンジ軸線106のまわりに回転して、ドア88
を閉止位置に配置する。図6に示すように、各リンク1
10は第1半径方向傾斜角β1 にも配置されている。 この角度は、ドア88が開放位置にあるときの、リンク
の長さ方向軸線116の半径方向でのフレーム中心軸線
96に対する傾斜を表す。ドア88が閉止位置にあると
き、リンクの長さ方向軸線116は、第1半径方向傾斜
角β1 より大きい第2半径方向傾斜角β2 に位置す
る。 好適な実施例では、リンクの長さ方向軸線116を最初
リング94から半径方向内方へドア88に向かって傾斜
させておき、ドア88を閉止する付勢力の機械的伝達を
改善している。
【0025】この発明の好適な実施例では、第1円周方
向傾斜角α1 が約50°で、第2円周方向傾斜角α2
 が約0°で、第1半径方向傾斜角β1 が約17°で
、第2半径方向傾斜角β2 が約41°である。なお、
ここでは、リンク110の角度位置を記述するのに2つ
の角度(αおよびβ)を使用したが、2つの角度の合成
角度を表わす単一角度を含めて、他の角度規定によりリ
ンクの位置を表示することもできる。しかし、いずれの
場合にも、リング94およびドア88間の長さの、ドア
88を閉止する際の相対的増加や、ドア88を開放する
際の相対的減少を記述するには、リンク110の投射長
さを用いる。
【0026】フレーム中心軸線96に対して付勢リング
94が(たとえば時計方向に)約3°回転すると、各ド
ア88はヒンジ軸線106のまわりにドア開放位置から
ドア閉止位置まで約45°回転することになる。これに
対応して、リング94を反時計方向に約3°回転すると
、図4に示した閉止位置にあるドア88が図3に示す開
放位置にくる。したがって、付勢リング94の回転によ
るドア88のヒンジ軸線106のまわりでの回動は、リ
ング94、スペースリンク110およびドア88の寸法
および配置により制御できる。当業者であれば、ヒンジ
軸線106のまわりでのドア88の端から端までの回転
移動量および対応する付勢リング94の回転を所望通り
に変えるため、これらの要素の寸法および配置を調整で
きる。
【0027】たとえば、図5、図7および図8を参照す
ると、回転手段118は好ましくは、複雑さ、重量およ
び空間必要条件を最小にするために単一の通常の回転ア
クチュエータ120を含む。回転アクチュエータ120
は、たとえばボルト締めにより、外側ケーシング90の
外面90aに通常通りに固着されている。アクチュエー
タ120の回転可能なアクチュエータロッド122は、
外側ケーシング90にあけた相補形状の穴を通って、空
所92に延在する。通常のクランクアーム124の第1
端124aがアクチュエータロッド122に、たとえば
ナットによりロッドとともに回転するように固定連結さ
れ、また第2端124bがリング94に回転自在に連結
されている。通常のころ軸受126がクランクアームの
第2端124bに回転自在に連結され、ころ軸受126
がクランクアームに対して回転できるようになっている
【0028】リング94には、軸線96に平行にかつク
ランクアームの第2端124bに大体平行に延在する大
体U形のスロット128が設けられている。図7に示す
スロットの幅Wは、図5に示す軸受126の外径Dと対
応し、ころ軸受126がスロット128内に配置される
。クランクアーム124が回転すると、ころ軸受126
は、スロット128を介してリング94に円周方向への
力を伝え、リング94を回転する一方、スロット128
内を軸線方向にころがる。図3および図7は開放位置の
ドア88および第1位置のリング94を示す。リング9
4は時計方向に、図4および図8に示す第2位置へ回転
可能であり、こうしてドア88を閉止位置に配置する。 好適な実施例では、リング94の第1位置から第2位置
への、たとえば図7から図8への回転角度は約3°であ
る。つぎに、リング94を図4および図8に示す第2位
置から反時計方向へ、図3および図7に示す第1位置へ
回転し、ドア88を再び開放することができる。したが
って、アクチュエータ120は、付勢ロッド122およ
びクランクアーム124を時計方向または反時計方向い
ずれかに回転する作用をなし、こうしてリング94をそ
の第1位置および第2位置間で回転し、ドア88を対応
する開放および閉止位置に配置する。
【0029】回転手段118においてはさらに、リング
94がフレーム56内に回転自在かつ摺動自在に配置さ
れ、またフレーム56内で軸線方向に拘束され、たとえ
ば図5、図6および図9に示すように、フレーム中心軸
線96に平行な軸線方向でのリング94の並進が防止さ
れている。具体的には、リング94は、軽量化のためU
形とするのが好ましく、半径方向外側の環状外面94a
、環状の第1(または上流)側面94bおよび環状の第
2(または下流)側面94cを含む。フレーム56はさ
らに、空所92内で外側ケーシング90の内面90bに
固定連結された環状の第1(または上流)フランジ13
0と、空所92内で外側ケーシングの内面90bに固定
連結され、第1フランジ130から軸線方向下流に離間
され、円周方向に等角度の間隔をあけて配置された複数
の第2フランジ132とを含む。リング94はその外径
および幅を適切な寸法として、リング94を第1フラン
ジ130および第2フランジ132間にかつ外側ケーシ
ング90に隣接してそれと摺動接触関係で配置し、こう
してリング94の回転を許容する一方、リング94の軸
線方向並進を阻止するのが好ましい。このようにリング
94を第1フランジ130および第2フランジ132間
に捕捉することにより、リング94は軸線方向に並進す
ることなく回転できる。
【0030】リング94と第1フランジ130、第2フ
ランジ132および外側ケーシング内面90bとの間の
摩擦を最小にするために、リング94とこれらの要素と
の間に低摩擦材料を配置するのが好ましい。たとえば、
図3、図7および図9に示すように、低摩擦材料を複数
の通常の摩擦ボタン134とし、リング94と第1フラ
ンジ130、第2フランジ132および外側ケーシング
内面90bの少なくとも1つとの間に配置して、リング
94に対する摩擦を低減する。好適な実施例では、摩擦
ボタン134は円形で、円周方向に間隔をあけて配置し
た複数の第1摩擦ボタン134aをリング第1側面94
bに固着して、フレーム第1フランジ130に接触させ
、円周方向に間隔をあけて配置した複数の第2摩擦ボタ
ン134bをリング第2側面94cに固着して、フレー
ム第2フランジ132に接触させ、そして円周方向に間
隔をあけて配置した複数の第3摩擦ボタン134cをリ
ング外面94aに固着して、外側ケーシングの内面90
bに接触させる。好適な実施例では、6個の第1摩擦ボ
タン134a、6個の第2摩擦ボタン134bおよび1
2個の第3摩擦ボタン134cを設ける。摩擦ボタンは
、トリボン・ベアリング社(Tribon  Bear
ing  Company)から市販されているAvi
mid  Nから作製する。この材料は、比較的低い摩
擦力を呈し、約350°Cまでの温度で安定である。摩
擦ボタン134は通常の管状部分に突起がついており、
これらの突起がリング94の相補形状の穴にはまって、
ボタン134をリング94に機械的に保持する(図示せ
ず)。
【0031】たとえば、図10、図11および図12に
示すように、各スペースリンク110は圧縮可能として
、組立の際にスペースリンク110の長さをリギング(
または調整)する必要をなくすのが好ましく、こうすれ
ば、ドア88が閉止位置にあるとき、スペースリンク1
10の少なくとも1本またはそれぞれをリング94と対
応するドア88との間で僅かに圧縮し、こうして確実に
閉止位置を完全に閉じる。スペースリンク110を圧縮
可能にする手段の1例では、スペースリンク110に雄
端部110aおよび雌端部110bを設け、両者間に圧
縮ばね136を配置し、したがって雄端部110aが雌
端部110bに向かって移動するとばね136が圧縮さ
れるようにする。
【0032】また、ばねリンクの形態の各スペースリン
ク110には、環状ベース板110cが雄端部110a
に固着されている。そして、ばね136がベース板11
0cと雌端部110bとの間に配置され、したがってベ
ース板110cが雌端部110bに対して移動するとば
ね136が圧縮される。好ましくは、ベース板110c
を内ねじとし、雄端部110aを外ねじとし、最初にベ
ース板110aを雄端部110aにねじ係合する。仮付
け溶接138を用いてベース板110cをねじ係合した
雄端部110aに固着し、ねじのゆるむのを防止するの
が好ましい。
【0033】組立時にベース板110cを雄端部110
aに取り付ける前に、中心開口140のあけられた環状
保持キャップ110dを雄端部110aのまわりに配置
する。ばねリンク110を組み立てるには、まず保持キ
ャップ110dを雄端部110aのまわりに配置し、次
にベース板110cを雄端部110aに対して位置決め
し、固着する。ばね136をベース板110cと雌端部
110bとの間に配置し、キャップ110dを雌端部1
10bにねじ係合する。好適な実施例では、保持キャッ
プ110dに、雌端部110b上の外ねじと相補形状の
内ねじを設け、こうしてこれら2つの部材を互いに固定
する。ベース板110cはキャップの中心開口140よ
り大きいので、組立時にキャップ110dを雌端部11
0bにねじ係合する際、保持キャップ110dがベース
板110cに押し当たり、ばね136を雌端部110b
に対して所定通りに初期圧縮する。次に別の仮付け溶接
138を行って保持キャップ110dを雌端部110b
に固着し、作動中の分離を防止する。保持キャップ11
0dはばね136も包囲し、粉塵が保持キャップ110
dと雌端部110bとの間に形成されたばね室に入るの
を防止する。
【0034】ベース板110cは保持キャップの中心開
口140と雌端部110bとの間に配置されているので
、ベース板110cが保持キャップ110dに接触して
いる時には、ばねリンク110は伸長できない。
【0035】スペースリンク110の第1端112およ
び第2端114には、単なる球状ロッド端である通常の
回転可能なユニボール142が設けられている。各ユニ
ボール142には中心ボア144があけられ、ここにボ
ルトを通すことにより付勢リング94およびドア88に
連結できるようになっている。ユニボール142の直径
はリンクの第1端112および第2端114の幅に対し
て適当な寸法として、ユニボールが約52°までの角度
範囲θにわたって回動できるようにする。
【0036】図11に示すように、ばねリンク110は
圧縮されていない第1位置では中心ボア144間の長さ
L3を有し、その第1位置では伸長できず、第1位置か
ら図12に示す通りの圧縮された第2位置に圧縮でき、
その第2位置で非圧縮時の長さL3より短い圧縮時の長
さL4を有する。両者の差はL3−L4で表わされる。 この発明の好適な実施例では、ばね136は通常の17
−7PH鋼から形成し、ばねを約0.200インチ(5
.08mm)圧縮するのに約80ポンド(36.4kg
)を要する設計とする。すなわち、L3−L4が0.2
00インチ(5.08mm)である。したがって、リン
ク110の寸法を適切に設定して、ドア閉止位置で、リ
ンクが、この量だけ圧縮し、製造公差を補償し、リギン
グ(調整)を不要にする所定の設計となるようにする。 この量の余分な行程をバイパス弁装置54に内蔵させて
、閉止位置ですべてのドア88を完全に閉じてこの量ま
での製造公差を吸収するのが好ましい。
【0037】たとえば、図7に示すように、リング94
には、円周方向に間隔をあけて配置された複数の通常の
U形第1クレビス146も設けられ、第1クレビスはリ
ングの第2側面94cから下流方向へドア88に向かっ
て延在する。各第1クレビス146は、通常のボルトを
配置できる1対の通常の同軸心合わせ穴を有する。各ド
ア88は1つの通常のU形第2クレビス148を含み、
第2クレビス148は同様に通常のボルトを収容する通
常の同軸心合わせ穴を有する。各スペースリンク110
は対応する1対の第1クレビス146と第2クレビス1
48との間に配置され、ユニボールの中心ボア144を
クレビスの穴と心合わせし、そして通常のボルトをクレ
ビス穴およびユニボール中心ボアに挿通して、各スペー
スリンク110をリング94および各ドア88に枢動可
能に連結する。好適な実施例では、第2クレビス148
をドア88にその下流端108に隣接して配置し、ドア
88に最大量の閉止トルクを与える。同じく好適な実施
例では、第2クレビス148をドア88の中央に配置し
て、閉止トルクをドア88に均一に広げ、ドア88をヒ
ンジ軸線106のまわりに均一に回転する。この発明の
別の実施例では、第2クレビス148をドア88上の別
の位置に配置してもよく、また所望に応じて、各ドア8
8に2つ以上の第2クレビスおよび対応するスペースリ
ンクを設けてもよい。
【0038】図6、図13、図14および図15に、各
ドア88の細部を示す。ドア88は内面150がフレー
ム中心軸線96に対して円弧状または凹面状であるのが
好ましく、そうすれば、ドア88が開放位置にあるとき
、ドアの内面150が中間ケーシング58と同一平面に
配置され、第2流れチャンネル72の滑らかな境界を与
える。たとえば、図5に示すように、ドアの内面150
は中間ケーシングの内面58aと同一平面にあり、表面
の急激な変化をなくし、バイパス空気流82を第2チャ
ンネル72に導くための滑らかな表面を与える。好適な
実施例では、ドアの内面150は空気力学的な輪郭とし
、つまり第2チャンネル72の外面を画定する内面58
aとなじませる。そして、ドアの内面150は、ドア8
8が開放位置にあるとき、ドア上流端100でフレーム
中心軸線96に対する第1半径R1 を、ドア下流端1
08でフレーム中心軸線96に対する第2半径R2 を
有する。この実施例では、図6に示す開放位置にあるド
ア88は半径方向外向きに傾斜しているので、R2 は
R1 より大きく、したがってドアの内面150はドア
上流端100からドア下流端108まで所望通りの空気
力学的移行部を与える。
【0039】たとえば、図6および図13に示すように
、ドア88はさらに、ドア下流端108でドア外面98
から斜めにかつ外向きに延在する円弧状シールシート1
52を含む。このシールシート152は、図6に実線で
示すように、ドア88が開放位置にあるとき、完全に空
所92内に入り、また図6に破線で示すように、ドアが
閉止位置にあるとき、スプリッタ68とシール接触関係
に位置する。シールシート152には鍵穴形状の凹所1
54が設けられ、ここにエラストマー製シール部材15
6をはめ込み、通常通り機械的にまたは接着剤でそこに
固着する。シール部材156はシールシート152から
外方へ延在し、ドア88が閉止位置にあるとき、スプリ
ッタ68と弾性的に接触してスプリッタ68とのシール
を形成する。好適な実施例では、シール部材156を、
約400°Cまでの温度で有効な、デュポン社(E.I
.  DuPont  Company)から市販され
ているKALREZから形成する。別の実施例で、漏れ
があっても構わない場合には、シール部材156がなく
てもよい。
【0040】たとえば、図6、図13および図14に示
すように、シールシート152のフレーム中心軸線96
に対する第3の半径R3 は、ドア88の閉止位置で、
スプリッタ68との間に第1のシールを形成するために
シールシート152をスプリッタ68の近くに配置する
とき、シールシート152がスプリッタ68に接触する
点でのスプリッタ68の半径(R3 )に大体等しい。 なお、ドアの下流端108は複合した曲率をもつ。すな
わち、シールシート152は、ドア閉止位置でスプリッ
タ68に適合する半径R3 を有し、一方ドア下流端1
08はドア内面150で、ドア88が開放位置にあると
き滑らかな空気流を確保するため、流れチャンネル72
の半径に適合する第2の半径R2を有する。
【0041】ドア88は、たとえば図13および図14
に示すように、ドア上流端100と中間ケーシング58
と一体に形成された相補形シール部分158との間に第
2のシールを形成するため、くびれた輪郭を有する。こ
のくびれた輪郭は、前述したように、ドアが閉止位置に
あるとき、ドア下流端108、もっと特定すればシール
シート152とスプリッタ68との間に第1のシールも
形成する。上流端100の第2シールは、ドア88が開
放位置と閉止位置の間を移動する際の空気流の漏れを減
らすのに有効である。
【0042】ヒンジ軸線106はドア上流端100でド
ア外面98から外方へ離れているので、ドアの上流端1
00および中間ケーシングのシール部分158は第1シ
ールを均一に保つのに好適な輪郭になっている。具体的
には、各ドア88は、たとえば図13および図15に示
すように、ドアの第1側面162と第2側面164との
間に延在する円弧状の前縁160を有する。前縁160
はヒンジ軸線106に対する半径R4 を有し、その前
縁半径R4 は、ドア中心部分166で最小値R4 m
inを有し、ドア第1側面162および第2側面164
で最大値R4 maxを有する。このことは、第1側面
162および中心部分166の位置での前縁160を示
す図15に分かりやすく図解してある。図13および図
15両方を参照すると、ドア88が開放位置にあるとき
、前縁160は中心軸線96に対して半径R1 で湾曲
してもおり、シール部分158での大体等しい直径(R
1 )に適合する。したがって、ドア88が円弧状で、
ドア88が開放位置にあるとき、前縁160がフレーム
中心軸線96に対して半径R1 で湾曲しているのが好
ましい。そうすれば、前縁160は中間ケーシングのシ
ール部分158と第2シールを形成し、その第2シール
は前縁160とシール部分158との間の大体均一な相
対的に小さなギャップにすぎず、ここを通過するバイパ
ス空気の量を最小限に抑える。ギャップは軸線方向成分
Gaおよび半径方向成分Grを有する。半径方向ギャッ
プGrおよび軸線方向ギャップGaは、ドア88の開放
位置から閉止位置までドアのあらゆる位置でドア前縁1
60の外周に沿って大体均一である。
【0043】たとえば、図14に示すように、ドア88
のくびれた形状は、前縁160とシール部分158との
間の半径方向ギャップGrおよび軸線方向ギャップGa
を比較的小さく保ち、そこからの漏れを減らすような形
状とするのが好ましい。ドア88のくびれた輪郭の前縁
160の部分は、たとえばドアが開放位置にあるとき、
ドア内面150に大体平行な平面における前縁160の
半径R5 により画定されている。ドアの下流端108
が複合した半径を持っているのと同様に、ドアの上流端
100も前縁160で複合した半径を有する。上述した
ように、前縁160はヒンジ軸線106に対してR4 
minからR4 maxまで変化する円弧状輪郭R4 
を有する。また、前縁160はドア内面150で、ドア
開放位置における半径R1 に形成され、それと相補的
なシール部分158も半径R1 に形成され、大体均一
な半径方向ギャップGrを形成する。さらに、前縁16
0は大体均一な軸線方向ギャップGaを保つために半径
R5 にも形成され、それと相補的なシール部分158
も半径R5 に形成されている。
【0044】したがって、ドアのヒンジ軸線106を中
間ケーシングのシール部分158から離間させて、前縁
160をシール部分158から離間させ、こうしてドア
88を開放位置および閉止位置間に配置する際に、前縁
160に沿って大体均一な軸線方向ギャップGaおよび
半径方向ギャップGrを画定するのが好ましい。
【0045】上述したように、バイパス弁装置54の複
雑さと重量を減少させるために、単一の回転アクチュエ
ータ120が好適であり、そしてリング94をU形輪郭
に形成するのが好ましい。さらに、各ドア88は比較的
薄く、たとえば図13に示すように、ドア外面98上に
複数の通常の補強用リブ168を間隔をあけて配置して
ある。バイパス弁装置54の要素は適当な金属から形成
することができるが、航空機飛行用途には軽量化のため
チタンが好適である。たとえば、バイパスドア88をT
i6−2−4−2チタン材料から形成し、リング94を
Ti6−4チタン材料から形成することができる。バイ
パス弁装置54は比較的コンパクトであり、回転アクチ
ュエータ120を外側ケーシング90の外側に配置した
状態で、空所92により形成される収容空間にはめ込む
のに適当な寸法とするのが簡単である。さらに、リング
94を比較的小さな角度(好適な実施例では約3°にす
ぎない)回転することにより、ドア88を約45°の範
囲内で開閉することができる。さらに、ドア88を上述
したような好適なくびれた形状とすることにより、ドア
が開放位置にあるとき、第2流れチャンネル72に比較
的滑らかな境界が得られ、その上、ドアが閉止位置にあ
るとき、ドア上流端100と相補形シール部分158と
の間に、またドア下流端108のシールシート152と
スプリッタ68との間に効果的かつ均一なシールが得ら
れる。さらに、ドアの前縁160でのシールには、ドア
を開放位置と閉止位置との間で移動する間中大体均一な
半径方向ギャップGrおよび軸線方向ギャップGaも含
まれる。  図16−18にこの発明の別の実施例を示
す。この実施例は、回転手段118の構成を変えた以外
は上述した第1の実施例と本質的に同一である。具体的
には、回転アクチュエータ120を用いる代わりに、回
転手段118として、それぞれ伸長できるアクチュエー
タロッド172を有する第1および第2線形アクチュエ
ータ170を180°離して、外側ケーシング170に
固着する。アクチュエータ170は通常のサーボ弁であ
る。1対の通常のベルクランク174がアクチュエータ
170それぞれに作動連結されている。各ベルクランク
174に含まれる回転可能な伝動ロッド176は、外側
ケーシング90の穴を貫通し、第1端176aおよび第
2端176bを有する。ベルクランクの第1レバー17
8は、第1端178aが、たとえば通常のボルトにより
対応するアクチュエータ170に回転自在に連結され、
また第2端178bが、たとえば通常のナットにより伝
動ロッド176の第1端176aに固定されている。ベ
ルクランクの第2レバー180は、第1端180aが伝
動ロッドの第2端176bに固定され、好ましくは第1
端176bと一体に形成され、また第2端180bには
通常のころ軸受182が、たとえば通常のボルトにより
回転自在に固着されている。
【0046】本発明のこの実施例における付勢リング9
4には、複数の第1スロット184が円周方向に間隔を
あけて配置され、その第1スロット184に対応するこ
ろ軸受182が収容される。ベルクランク174の寸法
と位置は、ドア88を開放位置と閉止位置とに配置する
ため、付勢リング94を回転するのに適当なものとなっ
ている。
【0047】さらに詳しくは、ベルクランクの第1レバ
ー178および第2レバー180は互いに約90°に配
置されている。第2レバー180は、ドアを開放位置と
閉止位置とに配置するため、フレーム58の長さ方向中
心軸線96に対して約+30°から−30°の範囲内に
配置できる。このようにすれば、第2レバー180の最
小量の回転で、リング94の最大量の回転が得られる。 好適な例では、第2レバー180を最初、ドア88の開
放位置に対応して長さ方向軸線96に対してその片側に
約30°に配置し、ドア88の閉止位置に対応して、長
さ方向軸線96に対してその反対側に約30°まで回転
する。
【0048】リング94の軸線方向並進を拘束しながら
リングを回転できるようにするため、この実施例の回転
手段はさらに、間隔をあけて配置された複数の第3のこ
ろ軸受186を含む。第3ころ軸受186は、たとえば
外側ケーシング90へのボルト止めにより、空所92内
の外側ケーシング90に回転自在に連結されている。付
勢リング94にはさらに、図18に示すように、円周方
向に間隔をあけて配置された複数の細長い第2スロット
188が設けられ、それぞれに第3ころ軸受186が収
容されている。第2スロット188は第3ころ軸受18
6を案内するため円周方向に細長く、リング94が軸線
方向に並進することなく回転するのを許容する。
【0049】図17に示すように、第2レバー180は
回転するので、その第2端180bは円周方向に動くだ
けでなく、軸線方向にも部分的に動く。この軸線方向移
動成分を吸収するために、第1スロット184をフレー
ム長さ方向軸線96に平行な軸線方向に細長くし、第2
レバーの第2端180bに結合された第2ころ軸受18
2が第1スロット184内で軸線方向に移動するのを許
すのが好ましい。このようにして、第2レバー180が
リング94を回転する円周方向の力を付与する一方、第
2ころ軸受182の軸線方向変位を第1スロット184
内で吸収して、第2ころ軸受182がリング94に軸線
方向の力を加えるのを防止する。
【0050】最後に、隣接するドア88同士の間からの
バイパス空気流82の漏れを少なくするために、たとえ
ば図4および図13に示すように、細長いフラップシー
ル190を設ける。フラップシール190はドア側面1
62および164のいずれかまたは両方に配置すること
ができ、好適な実施例では、ドアの第1側面162だけ
に配置する。フラップシール190は、その第1側部1
90aが第1側面162側のドア外面98に、たとえば
リベット止めにより固着されている。さらにフラップシ
ール190の一体の第2側部190bは、たとえば図4
に示すように、隣のドア88の第2側面164を遮蔽す
るため、ドアの第1側面162から外向きに延在する。 したがって、ドア88を閉止位置に配置するとき、フラ
ップシール190は隣のドア88の第2側面164に押
しつけられ、そこに接触し、第2側面に対するシールを
形成する。好適な実施例では、シール190は、ストラ
ップコイルを有する部分的に平坦にした管状ばね部材を
、フルオロカーボン社(Fluorocarbon  
Company)から入手できるFluoroloy 
 Kで包囲した構成とすることができる。フラップシー
ル190をデュポン社製のKALREZから形成しても
よい。さらに別の例では、特定の設計で漏れがあっても
構わない場合、シール190を設けなくてもよい。
【0051】以上、この発明の好適な実施例と考えられ
るものを説明したが、当業者にとっては、この発明の他
の変更が以上の教示から明らかであり、したがって、そ
のような変更例のすべてがこの発明の要旨の範囲内に包
含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例によるバイパス弁装置を組
み込んだ、航空機を推進するためのオーグメンタ付き可
変サイクル・ガスタービン・ターボファンエンジンの概
略図である。
【図2】図1に示したバイパス弁装置の一部を示す斜視
断面図である。
【図3】図2の3−3線方向に見たバイパス弁装置の一
部を上流方向に見た斜視図で、開放位置にあるバイパス
弁ドアを示す。
【図4】図3に示したバイパス弁装置の一部を上流方向
に見た斜視図で、閉止位置にあるバイパス弁ドアを示す
【図5】図2に示したバイパス弁装置の一部の軸線方向
断面図で、バイパス弁ドアを付勢する手段を示す。
【図6】図4の6−6線方向に見たバイパス弁装置の軸
線方向断面図である。
【図7】図3の7−7線方向に見たバイパス弁装置の一
部の頂面図で、開放位置にあるバイパス弁ドアを示す。
【図8】図4に示したバイパス弁装置の図7と同様の頂
面図で、閉止位置にあるバイパス弁ドアを示す。
【図9】図7の9−9線方向に見たバイパス弁装置に用
いる付勢リングの断面図である。
【図10】図3および図4に示したバイパス弁装置に用
いるスペースリンクを一部破断して示す頂面図である。
【図11】図10の11−11線で画定される平面に沿
って見たスペースリンクの断面図である。
【図12】図11のスペースリンクを圧縮位置で示す断
面図である。
【図13】図3および図4に示したバイパス弁装置に用
いるバイパス弁ドアを、フレームの相補形部分とともに
示す斜視図である。
【図14】分かりやすいようにスペースリンクを除いて
、バイパス弁ドアを示す図7と同様の頂面図である。
【図15】図13の15−15線方向に見たバイパス弁
ドアの上流端部分およびフレームの相補形部分を示す合
成断面図である。
【図16】この発明の第2の実施例によるバイパス弁装
置の断面図である。
【図17】図16の17−17線方向に見たバイパス弁
装置の一部の頂面図である。
【図18】第2の実施例のバイパス弁装置の一部の斜視
図で、バイパス弁ドアに結合した付勢リングを示す。
【符号の説明】
54  バイパス弁装置 56  環状ファンフレーム 58  中間ケーシング 60  内側ケーシング 62  第1チャンネル 68  スプリッタ 72  第2流れチャンネル 76  第3流れチャンネル 82  バイパス空気流 84  コア空気流 86  環状開口 88  バイパス弁ドア 90  外側ケーシング 92  空所 94  環状付勢リング 96  長さ方向中心軸線 98  ドア外面 100  ドア第1(上流)端 102  クレビス 106  ヒンジ軸線 108  ドア第2(下流)端 110  スペースリンク 118  回転手段 120  回転アクチュエータ 150  ドア内面 152  シールシート 156  シール部材 160  ドア前縁 162  ドア第1側面 164  ドア第2側面 170  線形アクチュエータ 190  フラップシール

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンエンジンが環状フレームと流
    れスプリッタとを含み、上記環状フレームは長さ方向中
    心軸線を有し、外側ケーシングおよび外側ケーシングか
    ら離間して相互間に空所を画定する中間ケーシングを含
    み、上記中間ケーシングには環状開口が設けられ、さら
    に環状フレームは上記中間ケーシングから離間し、相互
    間に流体流れを案内する第1チャンネルを画定する内側
    ケーシングを含み、上記流れスプリッタは上記中間ケー
    シングと内側ケーシングとの間に配置され、中間ケーシ
    ングとの間に上記第1チャンネルと流れ連通した第2チ
    ャンネルを画定した構成のガスタービンエンジンにおけ
    る流体流れを制御するバイパス弁装置において、上記環
    状開口に配置されるバイパス弁ドアは、上記流体に面す
    る内面と、外面と、上記フレームに回転自在に連結され
    た第1端と、第2端とを有し、上記弁ドアは上記中間ケ
    ーシングに大体平行な開放位置と、上記中間ケーシング
    から傾斜した閉止位置とに配置でき、上記弁ドアは、ド
    ア開放位置では上記ドア内面が上記スプリッタに向かい
    合い、流体流れが第1チャンネルから第2チャンネルに
    実質的な妨害なしで流れるのを許し、ドア閉止位置では
    、上記ドア第2端がスプリッタに隣接して位置し、第1
    チャンネルから第2チャンネルへの流体流れを実質的に
    阻止し、上記ドアの内面は、上記中心軸線に対して円弧
    状であり、ドアが開放位置にあるとき、上記中間ケーシ
    ングと同一平面に入り、上記第2流れチャンネルの滑ら
    かな境界を画定し、上記ドアの内面は、上記ドアが開放
    位置にあるとき、ドア第1端で上記中心軸線に対して第
    1半径を有し、ドア第2端で上記中心軸線に対して第2
    半径を有し、上記第1半径と第2半径とが異なり、さら
    に上記弁ドアは、ドア第2端から斜めに延在するシール
    シートを含み、このシールシートは、ドアが開放位置に
    あるとき上記空所内に位置でき、ドアが閉止位置にある
    とき上記スプリッタとシール接触関係に位置できること
    を特徴とするガスタービンエンジンにおける流体流れを
    制御するバイパス弁装置のバイパス弁ドア。
  2. 【請求項2】上記シールシートは、シールシートが上記
    スプリッタに隣接して位置するとき、上記スプリッタの
    半径に大体等しいフレーム中心軸線に対する第3の半径
    を有し、こうしてドアが閉止位置にあるときスプリッタ
    との間に第1シールを形成する請求項1に記載のバイパ
    ス弁ドア。
  3. 【請求項3】上記シールシートは凹所およびそこに固着
    されたシール部材を含み、シール部材はシールシートか
    ら外方へ延在し、ドアが閉止位置にあるとき上記スプリ
    ッタに接触し、スプリッタとの間にシールを形成する請
    求項1に記載のバイパス弁ドア。
  4. 【請求項4】上記ドアは、全体としてくびれた輪郭を有
    し、ドアが上記閉止位置にあるとき上記ドア第2端とス
    プリッタとの間に第1シールを形成し、ドアが開放位置
    と閉止位置との間を移動する際、ドア第1端と中間ケー
    シングの相補形シール部分との間に第2シールを形成す
    る請求項1に記載のバイパス弁ドア。
  5. 【請求項5】上記ドアはさらに、第1側面と、第2側面
    と、上記第1側面および第2側面から等距離離れた中心
    部分と、上記ドア第1端でドア外面から外方へ離間した
    、そのまわりをドアが枢動するヒンジ軸線と、上記第1
    側面および第2側面間に延在する円弧状前縁とを含み、
    上記円弧状前縁は上記ヒンジ軸線に対して半径を有し、
    その半径は上記ドア中心部分で最小値をもち、ドア第1
    および第2側面で最大値をもち、そして上記円弧状前縁
    は上記中間ケーシングのシール部分との間に上記第2シ
    ールを形成する請求項4に記載のバイパス弁ドア。
  6. 【請求項6】上記ドアはさらに、上記ドア第1端のドア
    外面上に、ドアをフレームに回転自在に連結する2つの
    ヒンジを間隔をあけて含み、これら2つのヒンジが上記
    ヒンジ軸線を画定する請求項5に記載のバイパス弁ドア
  7. 【請求項7】上記ドア前縁は、フレーム中心軸線に対す
    る第1半径にて上記中間ケーシングの相補形シール部分
    に隣接して配置され、少なくとも上記ドアが開放位置に
    あるとき、上記前縁と上記中間ケーシングのシール部分
    との間に大体均一な半径方向ギャップを維持する請求項
    5に記載のバイパス弁ドア。
  8. 【請求項8】上記ドア前縁は、ドア内面に大体平行な平
    面において第5半径にて上記中間ケーシングの相補形シ
    ール部分に隣接して配置され、上記ドアの開放位置から
    閉止位置まで、上記前縁と上記中間ケーシングのシール
    部分との間に大体均一な軸線方向ギャップを維持する請
    求項7に記載のバイパス弁ドア。
  9. 【請求項9】上記ヒンジ軸線が上記中間ケーシングのシ
    ール部分から離間して、ドアを開放位置および閉止位置
    間に配置する際、上記前縁に沿って大体均一な上記軸線
    方向および半径方向ギャップを画定する請求項8に記載
    のバイパス弁ドア。
  10. 【請求項10】上記シールシートは、シールシートが上
    記スプリッタに隣接して位置するとき、スプリッタの半
    径に大体等しいフレーム中心軸線に対する第3の半径を
    有し、こうしてドアが閉止位置にあるときスプリッタと
    の間に第1シールを形成する請求項9に記載のバイパス
    弁ドア。
  11. 【請求項11】上記シールシートは凹所およびそこに固
    着されたシール部材を含み、シール部材はシールシート
    から外方へ延在し、ドアが閉止位置にあるとき上記スプ
    リッタに接触し、スプリッタとの間にシールを形成する
    請求項10に記載のバイパス弁ドア。
JP3053526A 1990-06-29 1991-02-27 バイパス弁ドア Expired - Lifetime JPH06102991B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/546,229 US5048286A (en) 1990-06-29 1990-06-29 Bypass valve door
US546,229 1990-06-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04232343A true JPH04232343A (ja) 1992-08-20
JPH06102991B2 JPH06102991B2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=24179443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3053526A Expired - Lifetime JPH06102991B2 (ja) 1990-06-29 1991-02-27 バイパス弁ドア

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5048286A (ja)
JP (1) JPH06102991B2 (ja)
CA (1) CA2036813A1 (ja)
DE (1) DE4105666C2 (ja)
FR (1) FR2664017B1 (ja)
GB (1) GB2246169B (ja)
IT (1) IT1247260B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5287697A (en) * 1992-01-02 1994-02-22 General Electric Company Variable area bypass injector seal
CA2133793A1 (en) * 1994-10-06 1996-04-07 William E. Carscallen Inter compressor duct variable geometry annular diffuser/bleed valve
US5775098A (en) * 1995-06-30 1998-07-07 United Technologies Corporation Bypass air valve for a gas turbine
US5806303A (en) * 1996-03-29 1998-09-15 General Electric Company Turbofan engine with a core driven supercharged bypass duct and fixed geometry nozzle
US5809772A (en) * 1996-03-29 1998-09-22 General Electric Company Turbofan engine with a core driven supercharged bypass duct
US6048171A (en) * 1997-09-09 2000-04-11 United Technologies Corporation Bleed valve system
US7870741B2 (en) * 2007-05-25 2011-01-18 General Electric Company Turbine engine valve assembly and method of assembling the same
US7837436B2 (en) * 2007-05-25 2010-11-23 General Electric Company Method and apparatus for regulating fluid flow through a turbine engine
US8844262B2 (en) * 2009-12-29 2014-09-30 Rolls-Royce North American Technologies, Inc. Exhaust for a gas turbine engine
FR2976022B1 (fr) * 2011-05-31 2015-05-22 Snecma Turbomachine a vannes de decharge localisees au niveau du carter intermediaire
US8967952B2 (en) * 2011-12-22 2015-03-03 United Technologies Corporation Gas turbine engine duct blocker that includes a duct blocker rotor with a plurality of roller elements
US9011082B2 (en) * 2011-12-22 2015-04-21 United Technologies Corporation Gas turbine engine duct blocker with rotatable vane segments
FR3018548B1 (fr) * 2014-03-17 2016-03-04 Snecma Turboreacteur a conduit de decharge
JP6507535B2 (ja) 2014-09-10 2019-05-08 株式会社Ihi 低バイパス比ターボファンエンジンのためのバイパスダクトフェアリングおよびそれを備えたターボファンエンジン
EP3413001B1 (en) * 2017-06-06 2020-01-08 Ge Avio S.r.l. Additively manufactured heat exchanger
FR3082562B1 (fr) * 2018-06-19 2020-06-12 Safran Aircraft Engines Anneau de commande de portes de decharge pour une turbomachine d'aeronef et turbomachine le comportant
FR3096083B1 (fr) * 2019-05-16 2021-04-16 Safran Aircraft Engines Procédé et dispositif d’estimation et d’utilisation d’une zone morte d’une vanne de turbomachine
US11448139B2 (en) * 2019-05-24 2022-09-20 Hamilton Sundstrand Corporation Fueldraulic air valve
US11428234B2 (en) * 2020-05-08 2022-08-30 Raytheon Technologies Corporation Gas turbine compressor radial door bleed valve

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB597261A (en) * 1944-09-01 1948-01-21 Lysholm Alf Improvements in or relating to prime movers for aeroplanes or the like
US3011307A (en) * 1955-12-15 1961-12-05 Gen Electric Variable throat supersonic diffuser
GB984148A (en) * 1963-08-17 1965-02-24 Arthur Paul Pedrick Improvements in gas turbine power units, particularly for automobiles
US3638428A (en) * 1970-05-04 1972-02-01 Gen Electric Bypass valve mechanism
GB1389347A (en) * 1972-05-25 1975-04-03 Rolls Royce Gas turbine power plant
FR2260697B1 (ja) * 1974-02-11 1976-06-25 Snecma
US4151714A (en) * 1975-01-16 1979-05-01 Rolls-Royce (1971) Limited Dual cycle gas turbine engine
US4085583A (en) * 1975-03-31 1978-04-25 The Boeing Company Method for selectively switching motive fluid supply to an aft turbine of a multicycle engine
US4069661A (en) * 1975-06-02 1978-01-24 The United States Of America As Represented By The United States National Aeronautics And Space Administration Variable mixer propulsion cycle
US4064692A (en) * 1975-06-02 1977-12-27 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Variable cycle gas turbine engines
US4068471A (en) * 1975-06-16 1978-01-17 General Electric Company Variable cycle engine with split fan section
US4012165A (en) * 1975-12-08 1977-03-15 United Technologies Corporation Fan structure
US4054030A (en) * 1976-04-29 1977-10-18 General Motors Corporation Variable cycle gas turbine engine
US4072008A (en) * 1976-05-04 1978-02-07 General Electric Company Variable area bypass injector system
US4222233A (en) * 1977-08-02 1980-09-16 General Electric Company Auxiliary lift propulsion system with oversized front fan
US4175384A (en) * 1977-08-02 1979-11-27 General Electric Company Individual bypass injector valves for a double bypass variable cycle turbofan engine
DE2740904A1 (de) * 1977-09-10 1979-03-22 Motoren Turbinen Union Vorrichtung zur betaetigung von absperrorganen in gasturbinentriebwerken, insbesondere gasturbinenstrahltriebwerken
US4294068A (en) * 1978-03-27 1981-10-13 The Boeing Company Supersonic jet engine and method of operating the same
DE2834860A1 (de) * 1978-08-09 1980-03-13 Motoren Turbinen Union Verstellbarer stroemungsteiler fuer stroemungsmaschinen, insbesondere gasturbinenstrahltriebwerke
US4409788A (en) * 1979-04-23 1983-10-18 General Electric Company Actuation system for use on a gas turbine engine
FR2550821B1 (fr) * 1983-08-18 1985-11-08 Snecma Dispositif variateur du flux secondaire d'un turboreacteur multiflux
US4715779A (en) * 1984-12-13 1987-12-29 United Technologies Corporation Bleed valve for axial flow compressor
DE3606286A1 (de) * 1985-03-04 1986-09-04 General Electric Co., Schenectady, N.Y. Verfahren und einrichtung zum steuern des kuehlmittelstroemungsflusses in einer nachbrennerauskleidung
US4698964A (en) * 1985-09-06 1987-10-13 The Boeing Company Automatic deflector for a jet engine bleed air exhaust system
US4813322A (en) * 1987-05-26 1989-03-21 Rice Verle L Scroll saw mount for multi-purpose tool
FR2640685B1 (fr) * 1988-12-15 1991-02-08 Snecma Vanne de decharge de compresseur de turboreacteur
US5184461A (en) * 1990-05-11 1993-02-09 General Electric Company Method and apparatus for automatic bypass operation

Also Published As

Publication number Publication date
FR2664017B1 (fr) 1993-08-13
GB2246169A (en) 1992-01-22
JPH06102991B2 (ja) 1994-12-14
IT1247260B (it) 1994-12-12
ITMI910516A0 (it) 1991-02-28
FR2664017A1 (fr) 1992-01-03
CA2036813A1 (en) 1991-12-30
DE4105666C2 (de) 1993-12-16
US5048286A (en) 1991-09-17
ITMI910516A1 (it) 1992-08-28
GB2246169B (en) 1995-01-11
DE4105666A1 (de) 1992-01-23
GB9104170D0 (en) 1991-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04232343A (ja) バイパス弁ドア
US5307624A (en) Variable area bypass valve assembly
US7721551B2 (en) Fan variable area nozzle for a gas turbine engine fan nacelle
US8875486B2 (en) Guide system for nacelle assembly
US5182905A (en) Method for automatic bypass operation
JPH04228838A (ja) 受動バイパス弁アセンブリ
JPH0114413B2 (ja)
US5184461A (en) Method and apparatus for automatic bypass operation
US5054286A (en) Bypass valve system
EP3816423B1 (en) An exhaust nozzle for a gas turbine engine
GB2156004A (en) Thrust modulation device for a gas turbine engine
US4261686A (en) Variable flow divider for turbomachines
JPH04232342A (ja) バイパス弁装置
JPH0257223B2 (ja)
EP1995442B1 (en) Turbine engine valve assembly
US8347601B2 (en) Device for pivoting at least one pivotable element in a gas turbine engine
JP4615556B2 (ja) ガスタービンエンジン用のファンナセル、ファンナセルアッセンブリ、およびガスタービンエンジンの環状ファン出口面積を変える方法
US11840985B2 (en) Aircraft propulsion system with variable area inlet
US11560841B2 (en) Aircraft propulsion system with variable area inlet
US11993389B2 (en) Aircraft propulsion system inlet structure with variable airflow inlet area
GB2119022A (en) Gas turbine engine nozzle

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19950613