JPH04228837A - 自動バイパス運転方法および装置 - Google Patents

自動バイパス運転方法および装置

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JPH04228837A
JPH04228837A JP3012382A JP1238291A JPH04228837A JP H04228837 A JPH04228837 A JP H04228837A JP 3012382 A JP3012382 A JP 3012382A JP 1238291 A JP1238291 A JP 1238291A JP H04228837 A JPH04228837 A JP H04228837A
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JP
Japan
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door
bypass
channel
engine
flow
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Application number
JP3012382A
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English (en)
Inventor
Larry W Stransky
ラリー・ウェイン・ストランスキィ
Jr Valentine R Boehm
バレンタイン・ロバート・ボエム,ジュニア
Michael A Phillips
マイケル・アレン・フィリップス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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Publication date
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Publication of JPH04228837A publication Critical patent/JPH04228837A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K3/00Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan
    • F02K3/02Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber
    • F02K3/04Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type
    • F02K3/075Plants including a gas turbine driving a compressor or a ducted fan in which part of the working fluid by-passes the turbine and combustion chamber the plant including ducted fans, i.e. fans with high volume, low pressure outputs, for augmenting the jet thrust, e.g. of double-flow type controlling flow ratio between flows
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C7/00Features, components parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart form groups F02C1/00 - F02C6/00; Air intakes for jet-propulsion plants
    • F02C7/12Cooling of plants
    • F02C7/16Cooling of plants characterised by cooling medium
    • F02C7/18Cooling of plants characterised by cooling medium the medium being gaseous, e.g. air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C9/00Controlling gas-turbine plants; Controlling fuel supply in air- breathing jet-propulsion plants
    • F02C9/16Control of working fluid flow
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の表示】この発明は、この発明と同一の譲受
者に譲渡されたシードレスキー(W.F.Siedle
cki, Jr.)らの米国特許出願第522,346
号(1990年5月11日出願)「受動バイパス弁アセ
ンブリ」と技術的に関連している。
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、広義にはガスタービ
ンエンジンに関し、詳しくは改良したバイパス弁アセン
ブリおよび運転方法に関する。
【0003】
【従来の技術】通常の可変サイクル・ガスタービンエン
ジンは、ファンを駆動するコアエンジンと、コアエンジ
ンを包囲し、ファンと流れ連通しているバイパスダクト
とを備える。通常のバイパス弁(バルブ)はバイパスダ
クトの上流の入口端に配置され、エンジンで推進される
航空機の飛行包絡線図(エンベロープ)内のある条件下
ではファンからバイパスダクトへの流れを実質的に阻止
する閉位置をとることができ、その間ファンからの流れ
をコアエンジンに導く。バイパス弁は、飛行包絡線図内
の別の条件下での飛行機の運転中、ファンからバイパス
ダクトへの実質的に妨害なしの流れを許す開位置にも位
置させることができ、この位置では、ファン空気の一部
をコアエンジンのまわりにバイパスさせ、一方ファン空
気の残りの部分をコアエンジンに導く。
【0004】通常のバイパス弁アセンブリは、比較的複
雑であり、航空機の飛行包絡線図内での運転に対応する
所定のスケジュールにしたがって制御される。通常のバ
イパス弁アセンブリの典型的な例では、環状リング弁を
並進して、バイパスダクトへの環状入口を開閉すること
ができる。通常のリンク機構およびサーボ弁を用いてバ
イパス弁を並進させ、これらをエンジンの制御システム
に作動連結して、制御システムに含まれる所定のスケジ
ュールに応答できるようにし、こうして飛行包絡線図内
での種々の条件でバイパス弁を開閉する。
【0005】開位置では、バイパス弁はバイパスダクト
への流れに実質的な妨害をしてはならず、そこでの圧力
損失を低減または最小にする。圧力損失は、エンジンの
性能を下げ、またバイパスダクトに導かれるバイパス空
気の冷却能を低下する恐れがあるからである。代表的に
は、バイパス空気を用いて、巡航SFCを改良し、エン
ジンの下流の構造体、たとえば通常のオーグメンタおよ
び可変面積排気ノズルを冷却する。そして、バイパスダ
クトに基づく圧力損失は、代表的には、バイパスダクト
内の圧力を上げることにより吸収しなければならないが
、バイパスダクト内の圧力を上げるとエンジン性能が低
下する。
【0006】通常の二重バイパスエンジンにおけるモー
ドセレクタ弁の形態のバイパス弁は、代表的には、完全
開放位置または完全閉止位置いずれかに配置されるが、
場合によっては、中間位置が望ましいことがある。また
、バイパス弁は一般に、弁を位置決めするために通常用
いられる種々のリンク機構やアクチュエータのための空
間が僅かしか得られないファンフレーム内に配置され、
したがってこれらの要素を収容するためフレームを大き
くしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
の目的は、新規な改良されたバイパス弁アセンブリおよ
びその作動方法を提供することにある。
【0008】この発明の別の目的は、航空機ガスタービ
ンエンジンと関連した飛行包絡線図に応答して自動的に
作動する、受動的なバイパス弁アセンブリを提供するこ
とにある。
【0009】この発明の他の目的は、ガスタービンエン
ジンの主制御システムによる直接の機械的付勢を必要と
しない、比較的小型、簡単、軽量なバイパス弁アセンブ
リを提供することにある。
【0010】この発明のさらに他の目的は、自身の両側
に作用する差圧に応じて自動的に位置決めできる弁を有
するバイパス弁アセンブリを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のガスタービン
エンジンの流路を通る空気流を制御する方法は、弁をそ
の弁の両側での差圧に応答して自動的に位置決めするこ
とを含む。ガスタービンエンジンに流れる流体流れを制
御する方法を実施するバイパス弁アセンブリの1例は、
第1流体流れチャンネルを有するフレームを備え、この
第1流れチャンネルは、流れスプリッタで分離された第
2および第3チャンネルと流れ連通している。フレーム
に円周方向に並置関係で複数のバイパス弁ドアが配置さ
れ、各ドアは、フレームに回転自在に連結された上流端
と、下流端とを有する。ドアは、流体が第1チャンネル
から第2チャンネルおよび第3チャンネル両方に流れる
のを許す開位置と、流体が第1チャンネルから第2チャ
ンネルに流れるのを実質的に阻止する一方、第3チャン
ネルへ流れるのを許す閉位置とに配置できる。上記ドア
を開位置および閉位置に自動的に位置決めする手段は、
第1チャンネルおよび第2チャンネル間で上記ドアの両
側に差圧を与える。
【0012】
【実施例】この発明を特徴づけると考えられる新規な特
徴は特許請求の範囲に記載した通りである。この発明の
目的および効果をさらに明確にするために、以下にこの
発明の好適な実施例を添付の図面を参照しながら詳しく
説明する。
【0013】図1に、種々の高度での亜音速から超音速
までを含む飛行エンベロープ(包絡線図)において航空
機にパワーを供給する、代表的な可変サイクル、オーグ
メンタ付、二重バイパス、ターボファン・ガスタービン
エンジン10の概略を示す。エンジン10は、外部空気
14を取り入れる環状入口12に続いて、通常の前部フ
ァン16、後部ファン18または低圧圧縮機、高圧圧縮
機(HPC)20、燃焼器22、高圧タービン(HPT
)24および低圧タービン(LPT)26を含む。HP
T24は、通常の第1シャフト28を介して、後部ファ
ン18およびHPC20の両方にパワーを供給する。 LPT26は、通常の第2シャフト30を介して前部フ
ァン16にパワーを供給する。
【0014】エンジン10はさらに外側ケーシング32
を含み、この外側ケーシング32は内側ケーシング34
から離間して、両者間に通常のバイパスダクト36を画
定する。通常のアフターバーナ、すなわちオーグメンタ
38が外側ケーシング32およびLPT26から下流に
延在している。アフターバーナ38は、通常の燃焼ライ
ナー40を通常の環状アフターバーナ・ダクト42で包
囲した構成である。
【0015】アフターバーナ・ダクト42はバイパスダ
クト36と流れ連通している。これら両者間に通常の後
部可変面積バイパスインジェクタ(VABI=vari
able area bypass injector
 )が配置され、バイパスダクト36を通して導かれた
バイパス空気46の一部をLPT26から排出される燃
焼排出ガス48と混合し、バイパス比を変える。混合空
気46および燃焼ガス48をアフターバーナ38のライ
ナー40の内側に導き、アフターバーナ38の下流端に
配置された通常の可変面積ノズル50を通して排出する
【0016】この実施例では、エンジン10は二重バイ
パスエンジンで、所望に応じて、通常のバイパスインジ
ェクタ52が、バイパスダクト36の中間部分において
、後部ファン18とHPC20との間の位置の内側ケー
シング34の相補形環状開口に配置され、エンジン10
のある運転期間中、後部ファン18で圧縮された空気1
4の一部をバイパスダクト36に導くようになっている
。インジェクタ52は、通常、所望に応じて開閉できる
が、別の実施例では、インジェクタ52を省略してもよ
く、この場合には、空気14の一部が常に後部ファン1
8とHPC20との中間位置からバイパスダクト36へ
流れる。
【0017】エンジン10は、この発明の好適な実施例
に従って、バイパス弁アセンブリ54を前部ファン16
と後部ファン18との間に配置したこと以外は、通常通
りである。図2および図3にバイパス弁アセンブリ54
をさらに詳しく示す。バイパス弁アセンブリ54の環状
ファンフレーム56は、外側ケーシング58と内側ケー
シング60とを含み、内側ケーシング60は外側ケーシ
ング58から半径方向内方へ離間して空気14を案内す
る第1チャンネル62を画定している。前部ファン16
は、通常通り第2シャフト30に連結された複数の通常
のファンブレード64と、空気14を案内する第1チャ
ンネル62内に配置された複数の通常のファン出口ガイ
ドベーン66とを含む。通常の環状流れスプリッタ68
が、通常通り、外側ケーシング58と内側ケーシング6
0との間に、外側ケーシング58およびスプリッタ68
間に延在し、円周方向に間隔をあけて配置された複数の
ストラット(支柱)70により固定配置されている。外
側ケーシング58およびスプリッタ68は第2の流れチ
ャンネル72、すなわちバイパスダクト36への入口を
画定する。スプリッタ68は、通常通りに、円周方向に
間隔をあけて配置された複数の通常の入口ガイドベーン
(IGV=inlet guide vanes )7
4により内側ケーシング60に連結され、一方、入口ガ
イドベーン74は相互間に第3の流れチャンネル76、
すなわちコアエンジンへの入口を画定する。コアエンジ
ンの後部ファン18は、入口ガイドベーン74と、第1
シャフト28に通常通りに作動連結され、円周方向に間
隔をあけて配置された複数の通常のブレード78とを含
む。スプリッタ68の前縁80は、空気14を、第2チ
ャンネル72に導かれるバイパス空気流82と、第3チ
ャンネル76に導かれるコア空気流84とに分割する。
【0018】バイパス弁アセンブリ54はさらに、外側
ケーシング58にスプリッタ68と向かい合って設けら
れた環状開口86を含む。この環状開口86には円周方
向に並置された複数のバイパス弁ドア88が配置されて
いる。1実施例では、12枚のドア88を開口86の3
60度の円周範囲に並置する。
【0019】図3−図5に示すように、各ドア88の内
面90はスプリッタ68およびバイパス空気流82に面
し、第2チャンネル72の境界の一部を形成する。ドア
88の外面92は内面90とは反対に向いている。ドア
88は軽量化のため比較的薄く、外面92上に複数の通
常の補強リブ94が設けられている。各ドア88は、後
述するように、上流端96で外側ケーシング58に回転
自在に軸連結されている。98はドア88の下流端であ
る。
【0020】各ドア88は、たとえば図2に示すととも
に図3に破線で示す通りの開位置に位置させることがで
き、この開位置で、ドア88は環状開口86内で外側ケ
ーシング58に大体平行に向き、バイパス空気流82が
第1チャンネル62から第2チャンネル72へ実質的な
妨害を受けずに流れるのを許す。ドア88は、図3に実
線で示す通りの閉位置に位置させることもでき、この閉
位置で、ドア88は外側ケーシング58に対して傾斜し
、バイパス空気流82が第1チャンネル62から第2チ
ャンネル72へ流れるのを実質的に阻止し、これにより
空気14のすべてをコア空気流84としてHPC20の
第3チャンネル76に導く。エンジン10の運転中、バ
イパス空気流82はドア88の内面90に衝突し、その
圧力による力Fp をドア88に加える。この力は後述
するようにドア88を開いたり閉じたりする空気力学的
流体の力である。
【0021】バイパス弁アセンブリ54はさらに、第2
チャンネル72内のドア88の両側に差圧を与えてドア
88にトルクを加えることにより、ドア88を開および
閉位置に自動的に位置決めする位置決め手段100を含
む。具体的には、ドア88の両側の差圧は、ドア88よ
り上流の第1チャンネル62内の空気14の圧力P1 
からバイパスダクト36内の(ドア88のすぐ下流の第
2チャンネル72内の位置で代表させることができる)
圧力P2 を引いた差として定義できる。エンジン10
の運転中、静圧として表すことのできる差圧P1 −P
2 は正の値から負の値までの範囲の値をもつ。正の値
の差圧は、正の値の圧力の力Fp を生成し、この力は
ドア88を反時計方向に回転し、こうしてドアを開放す
るトルクを発生する。一方、負の差圧P1 −P2 は
、負の値の圧力の力Fp を生成し、この力はドア88
を時計方向に閉位置まで回転する。
【0022】この発明の1実施例による、第2チャンネ
ル72を通るバイパス空気流82を制御する方法は、弁
ドア88の両側での差圧P1 −P2 に応答して弁ド
ア88を自動的に位置決めする工程を含む。弁ドア88
の両側での差圧P1 −P2 を位置決め手段100に
得るには、前部ファン16とバイパスダクト36との間
に差圧を発生すればよい。このことは、後部VABI 
 44を開閉し、バイパス空気流46の一部をバイパス
ダクト36からライナー40の内側へ選択的に導くこと
によって、達成できる。
【0023】さらに具体的には、エンジン10は図1に
示すように、周知の通りに後部VABI  44に作動
連結された通常のエンジン制御システム104を含む。 この発明の方法の1実施例では、エンジン制御システム
104は、後部VABI  44を開放する作用をなし
、バイパス空気流46をオーグメンタ・ライナー40の
内側に導き、正の差圧P1 −P2 を発生し、これに
よりドア88を開き、第2チャンネル72およびバイパ
スインジェクタ52双方を通してのエンジン10の二重
バイパス運転が行われる。
【0024】制御システム104は、後部VABI  
44を閉止する作用もなし、そうするとバイパス空気流
46がバイパスダクト36からオーグメンタ・バイパス
チャンネル42に流れ、ライナー40の内側に導かれる
バイパス空気流46がほとんどまたはまったくなくなる
。 後部VABI  44を閉じた状態では、ドア88の両
側に負の差圧P1 −P2 が生じ、これによりドア8
8が閉じ、バイパス空気流が後部ファン18からバイパ
スインジェクタ52を通ってバイパスダクト36に導か
れるだけの、エンジン10の単一バイパス運転が行われ
る。
【0025】ドア88の部品試験では、差圧P1 −P
2 に基づいてドア88の両側に作用する空気力学的圧
力の力のみにより、自動的にドア88を開および閉位置
間で適切に位置決めできることが確認された。したがっ
て、ドア88の位置を決めるのに通常のアクチュエータ
は必要でなく、ドア88は差圧P1 −P2 のみに応
答して種々の角度位置に自由に浮動するのを許されてい
る。
【0026】差圧P1 −P2 はこの発明の別の実施
例でも有効に利用できる。この例では、位置決め手段1
00はさらに、各ドア88に関連した通常のねじりばね
102を含む。すなわち、ねじりばね102は、各ドア
88をフレーム56に連接し、図3および図5に示すよ
うに、ばねによるドアを閉止しようとするトルクTc 
をドア88に、ドアを開放しようとする圧力の力Fp 
とは反対方向に加える。ねじりばね102は、約380
℃までの高温用途に適当な市販の材料、17−7PHか
ら形成するのが好ましい。
【0027】ドアを閉止しようとするトルクTc の最
小の第1値T1 は、ドア閉止位置でその閉止トルク第
1値T1 を生じるように通常通りにばね102を位置
決めすることにより得られ、この値は少なくとも、圧力
の力Fp がゼロのとき(たとえばエンジン10が動い
ていない時に起こる)ドア88にかかる重力の力に抗し
てドア88を閉じるのに十分な大きさである。なお、ド
ア88は開口68のまわりに円周に沿って配列されてい
るので、ばね102がなければ、ドア88の少なくとも
いくつか、すなわち開口86の底部に位置するドア(図
3に示したものに対して逆さまに配置されているドア)
は重力に基づき開位置にとどまる。したがって、通常ば
ね102は、ドア88を最初に閉位置に置くためドア8
8にかかる重力の力に少なくとも打ち勝つような寸法お
よび配置とされている。ドア88が開くにつれて、ばね
102はその分締めつけられ、このためドア開位置では
、ドアを閉じようとするトルクTc は閉止トルク第1
値T1 より大きい第2の値T2 まで増加する。
【0028】しかし、ばね102を含まない上述の第1
実施例では、底部の逆さまのドア88はエンジン始動の
際最初は開いているが、それでも空気力学的圧力の力F
p は、必要に応じてドア88を自動的に閉じるととも
に、必要に応じてドア88を開くのに有効であることが
、部品試験で確認された。
【0029】上に開示した第2実施例に戻ると、通常の
ねじりばね102は、ドア88を閉位置から開位置まで
移動するにつれて増加する閉止トルクTc を生じるよ
うな、寸法およびドア88に対する配置となっている。 ばねは一般に、圧縮または伸長するにつれて、その復元
力を増すので、ドア88を開けるのに必要な力Fp は
連続的に増加する。したがって、ドア88の実際の角度
位置は、差圧P1 −P2 により発生する圧力の力F
p の量により自動的に制御される。
【0030】本発明のこの好適な実施例では、図4に示
すように、各ドア88は、ドア88の上流端96を外側
ケーシング58に回転自在に連結する、1対の円周方向
に間隔をあけて配置されたヒンジジョイント(以下簡単
にヒンジという)106を含む。各ヒンジ106は、外
側ケーシング58から延在する細長いサポート108を
含み、サポート108の先端には穴110があいている
。サポート108をはさむ各1対のリブ94に、対応す
る1対の穴112があいている。通常のヒンジボルト1
14をこれらの穴110および112に適当に挿入して
、ドア88が外側ケーシング58に対して回転できるよ
うにする。ボルト114と穴110および112の間に
通常のブッシング(図示せず)を設けて、両者間の摩擦
を減らすのがよい。
【0031】図4および図5に示す好適な実施例では、
ヒンジ106のヒンジボルト114は、ボルトに同軸配
置したねじりばね102の複数のコイル116を支持す
るのに十分な長さである。たとえば、4巻以上のコイル
116を使用できる。ばね102はさらに、コイル11
6の片側に、外側ケーシング58に固着された第1固定
端118を有する。たとえば、第1端118を外側ケー
シング58のストッパ部分58aに単にもたせかければ
よく、こうしてばね102がほどけるのを防止し、ばね
102にねじり力を維持する。また、ばね102は、コ
イル116の反対側に、ドア88に固着された第2固定
端120を有する。たとえば、第2端120を、リブ9
4の一方から延在する1対の離間した突起122間に差
し込むだけでよく、こうしてばね102がほどけるのを
防止し、ばね102にねじり力を維持する。ばねの第1
端118および第2端120はともに、ねじり反力表面
を維持しながら、ストッパ58aおよび突起122に対
して摺動できるので、ねじりばね102が通常通りに機
能できる。
【0032】通常のブッシング124をコイル116と
ボルト114との間に配置して、コイル116からの摩
耗によるボルト114の摩滅を防止する。ブッシング1
24を市販の材料であるA286から形成することがで
きる。
【0033】ばね102の寸法および形状は、第2チャ
ンネル72におけるドア88の両側での正の差圧P1 
−P2 が、閉止トルクTc に抗してドア88を開放
するのに有効となり、一方第2チャンネル72における
ドア88の両側での負の差圧P1 −P2 が、ドア8
8を閉止するのに有効となるような寸法および形状とな
っている。 好適な実施例では、ドア88を開けるのに必要な正の差
圧をできるだけ低くして圧力損を減らす。たとえば、正
の差圧を約0.5psi以下とし、正の差圧P1 −P
2 が加えられると、ドア88が比較的速やかに開くよ
うにするのがよい。なお、差圧P1 −P2 の値はエ
ンジン10の運転中ある範囲で変動し、位置決め手段1
00は、差圧がその範囲内で増加するにつれて、ドアを
中間開位置に開放する作用をなし、こうしてドア88を
ある範囲の中間開位置に自動的に位置決めする。
【0034】たとえば、図3および図5に示したように
、各ドア88はその下流端98に細長い弾性シール12
6を含む。弾性シール126は、下流端98に適当に、
たとえばそのスロットにはめ込むことにより固定されて
いる。シール126は、ドア88が閉位置にあるとき、
スプリッタ68に接触し、ドア88のスプリッタ68に
対する良好なシールを保証する作用をなす。シール12
6は、バイパス空気流82がドア88にぶつかることに
より生じる振動に対して、ドア88の振動減衰を行うの
にも有効である。好適な実施例では、シールを約400
℃までの温度に有効な市販の材料であるKALREZ(
E.I.デュポン社製)から形成する。この発明の別の
実施例では、下流端98のまわりでの漏れが容認できる
場合には、シール126を省略してもよい。
【0035】図2、図3および図5に示したように、ド
ア88の下流端98は、ドアが開位置にあるとき外側ケ
ーシング58と大体同一平面にあり、ドア下流端98と
第2チャンネル72の一部を画定する外側ケーシング5
8との間に大体滑らかな流路移行部を形成する。しかし
、中間の開位置では、ドア下流端98は第2チャンネル
72内の対応する平衡位置、すなわち流体圧力の力Fp
 が発生する流体トルクがばね102からの閉止トルク
Tc とバランスする平衡位置にある。
【0036】図6にこの発明の別の実施例を示す。この
例の位置決め手段100は、ドアの外面92からほぼ直
角に外向きに配置されたまっすぐなピン128を含む。 ピン128は、ヒンジ106でドアに固着された第1端
130と、第1端130とは反対側に位置する第2端1
32とを有する。この例では、ばねは通常の線形ばね1
34であり、第1端136がピンの第2端132に固着
され、第2端138がフレーム56に適当に連接されて
いる。ピン128およびばね134は、ばね134が必
要な閉止トルクTc を発生するような寸法および形状
となっている。
【0037】図7に、バイパスドア88を吹き飛ばし(
ブローアウト)ドア140の形態とした、この発明のさ
らに他の実施例を示す。この例では、ドア140は最初
、中間ケーシング142と同一平面にある閉位置に配置
される。中間ケーシング142から外方および内方に外
側ケーシング144および内側ケーシング146が間隔
をあけて位置し、これらの外側および内側ケーシングは
中間ケーシング142と第1チャンネル148および第
2チャンネル150を画定する。この発明の図5の実施
例と同じように、ドア140の上流端152を通常のね
じりばね154を介して中間ケーシング142にヒンジ
装着する。ねじりばね154は、ドア140を初期状態
で、中間ケーシング142と大体同一平面である閉位置
に位置させるような寸法および配置になっている。たと
えば、ドア140の下流端に段156を設け、ねじりば
ね154によりこの段156を初期状態で、中間ケーシ
ング142の対応形状のタブ158に対してバイアスす
ることができる。
【0038】ドア140の両側に差圧P1 −P2 が
存在するとき、たとえばチャンネル150内の圧力P1
 がチャンネル148内の圧力P2 より大きいとき、
その結果生じる圧力の力Fp がドア140に作用する
。ねじりばね154は、ドア140がその上流端152
のまわりに回転して、チャンネル148側に開き、こう
して空気流160の一部をチャンネル150からチャン
ネル148へ抽出するのを許す寸法および形状となって
いる。この構造は、差圧P1 −P2 が所定の値に達
したとき、チャンネル150を画定する通常の圧縮機か
ら空気流を抽出するのに使用できる。所定の値より低い
値では、ばね154がドア140に加える閉止トルクT
c がドア140をタブ158に対して閉止する作用を
なす。
【0039】以上、この発明の好適な実施例と考えられ
る構成について説明したが、当業者には、以上の教示か
ら他の種々の変更が明らかであろう。したがって、この
ような変更、変形もすべてこの発明の要旨の範囲内に含
まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例によるバイパス弁アセ
ンブリを組み込んだ、航空機推進用の可変サイクル、オ
ーグメンタ付ターボファン・ガスタービンエンジン10
の概略図である。
【図2】図1に示したバイパス弁アセンブリの一部を示
す破断斜視図である。
【図3】図2の3−3線方向に見たバイパス弁アセンブ
リの一部を示す断面図である。
【図4】図3の4−4線方向に見たバイパスドアの一部
を示す断面図である。
【図5】図3および図4に示したバイパスドアの1つを
上から見た拡大斜視図である。
【図6】バイパスドアを閉止トルクを生成するのに有効
な線形ばねに連接した、この発明の別の実施例の概略断
面図である。
【図7】2つの流れチャンネル間のブローアウト弁を示
すこの発明の他の実施例の概略断面図である。
【符号の説明】
10  エンジン 14  空気 16  前部ファン 18  後部ファン 20  高圧圧縮機(HPC) 22  燃焼器 24,26  タービン 34  内側ケーシング 36  バイパスダクト 38  アフターバーナ(オーグメンタ)40  ライ
ナー 42  アフターバーナ・ダクト 44  可変面積バイパスインジェクタ(VABI)4
6  バイパス空気 54  バイパス弁アセンブリ 56  ファンフレーム 58  外側ケーシング 60  内側ケーシング 62  第1チャンネル 68  スプリッタ 72  第2チャンネル 76  第3チャンネル 86  環状開口 88  ドア 100  位置決め手段 102  ねじりばね 106  ヒンジ 134  ばね 140  ドア

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  流路およびこの流路内で開位置と閉位
    置との間で位置決めできるヒンジ装着弁ドアを有するガ
    スタービンエンジンにおいて、上記弁ドアの両側での差
    圧に応答して弁ドアを自動的に位置決めする工程を含む
    流路内の空気流の制御方法。
  2. 【請求項2】  上記ガスタービンエンジンが可変バイ
    パス・ターボファンエンジンであり、コアエンジンを囲
    むバイパスダクトを上記流路として有し、上記バイパス
    ダクトおよびコアエンジンと流れ連通関係に配置された
    ファンを備え、上記方法がさらに、上記差圧を上記ファ
    ンと上記バイパスダクトとの間に発生する工程を含む請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】  上記エンジンがさらに、上記バイパス
    ダクトおよびコアエンジンと流れ連通関係に配置された
    燃焼ライナーを有するオーグメンタと、上記コアエンジ
    ンおよびオーグメンタ・ライナー間に配置された後部可
    変面積バイパスインジェクタ(VABI)とを含み、上
    記方法がさらに、上記後部VABIを開閉し、空気流の
    一部を上記バイパスダクトから上記ライナーの内側に選
    択的に案内して、上記差圧を発生する請求項2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】  上記エンジンが二重バイパス・ターボ
    ファンエンジンであり、このエンジンは、円周方向に配
    置された複数のヒンジ装着弁ドアを上記バイパスダクト
    の上流端と上記ファンとの間の第1バイパス部として配
    設しており、上記エンジンがさらに、上記バイパスダク
    トの中間部分に、上記第1バイパス部より下流に配置さ
    れた環状開口とその内部に作動的に配置されたバイパス
    インジェクタとにより画定された第2バイパス部を含み
    、この第2バイパス部は圧縮空気流の一部を上記コアエ
    ンジンから上記バイパスダクトへバイパスする作用をな
    し、上記方法がさらに、上記後部VABIを開き、バイ
    パス空気流を上記オーグメンタ・ライナーの内側に導き
    、上記ヒンジ装着弁ドアを開放する正の差圧を発生する
    工程を含み、こうしてエンジンの二重バイパス運転を行
    う請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】  さらに、上記後部VABIを閉止し、
    上記ヒンジ装着弁ドアを閉止する負の差圧を発生する工
    程を含み、こうしてエンジンの単一バイパス運転を行う
    請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】  相互に離間して相互間に流体流れを導
    くチャンネルを画定する外側ケーシングおよび内側ケー
    シングを含み、外側ケーシングには環状開口が設けられ
    た、環状フレーム、上記環状開口に円周方向に並置関係
    で配置された複数のバイパス弁ドアであって、各弁ドア
    は上記チャンネルに流れ得る流体に面する内面と、外面
    と、上記フレームに回転自在に連結された第1端と、第
    2端とを有し、上記ドアは上記外側ケーシングに大体平
    行な第1位置と、上記外側ケーシングに対して傾斜した
    第2位置に配置でき、上記ドア内面に向かって流れ得る
    流体流れが上記ドアに流体の力を発生する作用をなす構
    成の、バイパス弁ドア、および上記ドアの両側に差圧を
    与え、上記ドアに上記流体の力を発生することにより、
    上記ドアを第1位置および第2位置に自動的に位置決め
    する手段を備える、ガスタービンエンジンに流れる流体
    流れを制御するバイパス弁アセンブリ。
  7. 【請求項7】  上記環状フレームの内側ケーシングは
    上記外側ケーシングから離間して、流体流れを導く第1
    チャンネルを画定し、流れスプリッタが上記外側ケーシ
    ングと内側ケーシングの間に配置されて、第2チャンネ
    ルとこのスプリッタにより第2チャンネルから分離され
    た第3チャンネルとを画定し、上記第2および第3チャ
    ンネルは上記第1チャンネルと流れ連通し、上記外側ケ
    ーシングの環状開口は上記スプリッタと向かい合い、上
    記弁ドアの内面は上記第2チャンネルに流れ得る流体に
    面するように配置され、ドアの第1端は上記フレームに
    回転自在に連結された上流端であり、ドアの第2端は下
    流端であり、上記第1位置は流体が第1チャンネルから
    第2チャンネルへ流れるのを許す開位置であり、上記第
    2位置は流体が第1チャンネルから第2チャンネルへ流
    れるのを実質的に阻止する閉位置である請求項6に記載
    のバイパス弁アセンブリ。
  8. 【請求項8】  上記位置決め手段は、上記第2チャン
    ネル内で上記ドアの両側に正の差圧を与え、ドアを開放
    する正の値の流体の力を発生し、また上記第2チャンネ
    ル内で上記ドアの両側に負の差圧を与え、ドアを閉止す
    る負の値の流体の力を発生する作用をなす請求項7に記
    載のバイパス弁アセンブリ。
  9. 【請求項9】  上記位置決め手段はさらに、各ドアと
    関連し、ドアをフレームに連接するばねを備え、このば
    ねにより上記流体の開放力とは反対の方向に作用する閉
    止トルクをドアに加え、上記ばねは上記ドア開位置で、
    上記流体の力がゼロであるときドアに作用する重力の力
    に抗してドアを閉じるのに十分大きい第1の値の閉止ト
    ルクを与えるように配置されている請求項8に記載のバ
    イパス弁アセンブリ。
  10. 【請求項10】  上記正の差圧が約0.5psi以下
    である請求項9に記載のバイパス弁アセンブリ。
  11. 【請求項11】  上記差圧が上記ガスタービンエンジ
    ンの運転中にある範囲を有し、上記位置決め手段は上記
    差圧が上記範囲内で増加するにつれて上記ドアを中間位
    置に開放する作用をなす請求項10に記載のバイパス弁
    アセンブリ。
  12. 【請求項12】  上記ばねは、上記フレームに固着さ
    れた第1端、上記ドアの上流端に配置された複数のコイ
    ルおよび上記ドアに固着された第2端を有するねじりば
    ねである請求項10に記載のバイパス弁アセンブリ。
  13. 【請求項13】  上記ドアの下流端に細長い弾性シー
    ルを設け、この弾性シールは、上記ドアが閉位置にある
    とき上記スプリッタと接触しスプリッタとのシールを形
    成するとともに、ドアの振動を減衰するのに有効である
    請求項8に記載のバイパス弁アセンブリ。
  14. 【請求項14】  上記ドアの下流端は、ドアが開位置
    にあるとき上記外側ケーシングと大体同一平面にある請
    求項8に記載のバイパス弁アセンブリ。
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