JPH04227748A - 安定なアクリル共重合体分散液 - Google Patents

安定なアクリル共重合体分散液

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JPH04227748A
JPH04227748A JP3104325A JP10432591A JPH04227748A JP H04227748 A JPH04227748 A JP H04227748A JP 3104325 A JP3104325 A JP 3104325A JP 10432591 A JP10432591 A JP 10432591A JP H04227748 A JPH04227748 A JP H04227748A
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JP
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acrylic resin
dispersion
polyoxyalkylene glycol
weight
acrylic
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JP3104325A
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English (en)
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Michael M Miller
マイケル・エム・ミラー
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Hi Tek Polymers Inc
Original Assignee
Hi Tek Polymers Inc
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
    • C08L33/08Homopolymers or copolymers of acrylic acid esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/02Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques
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    • C08G81/02Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers at least one of the polymers being obtained by reactions involving only carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C08G81/024Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G
    • C08G81/025Block or graft polymers containing sequences of polymers of C08C or C08F and of polymers of C08G containing polyether sequences
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル系ポリマー 
(アクリル樹脂) の安定な水性分散液およびその製造
方法とこれを含有する硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリルエステル樹脂のエマルションは
周知であり、少なくとも30年間にわたって工業生産さ
れてきた。このエマルションは、乳化剤としてノニオン
およびアニオン系界面活性剤を使用して、アクリルエス
テル単量体を水中で重合させることにより製造される。 この種のエマルションは、例えば、屋外および屋内用住
宅塗料などの各種塗料・被覆材料の製造に利用されてき
た。しかし、このエマルションは、産業用塗料に要求さ
れる、例えば耐水性などの耐性に欠ける面があるため、
産業用途にはあまり利用されてこなかった。
【0003】米国特許第 4,177,177号に説明
されているように、ポリマーのエマルションの製造方法
としては、上述した単量体の乳化重合による方法、水中
油型乳化剤を用いてポリマーの有機溶媒溶液を水中に直
接乳化させる方法、油中水型乳化剤としても機能する水
中油型乳化剤を用いてポリマーの有機溶媒溶液に水を加
えることにより、ポリマー溶液を転相乳化させる方法、
ポリマー中の酸基を塩基 (例、アミン) で中和する
中和乳化法、ならびに塩を形成したポリマーを水中に乳
化させる方法がある。
【0004】各種ポリマーの水性分散液の形成に用いる
分散剤としては、慣用のノニオンおよびアニオン系界面
活性剤の他に、各種の化合物が利用されてきた。エポキ
シ樹脂用に特に有用な分散剤が仏国特許第 2,319
,417号および米国特許第 4,315,044号に
記載されている。この分散剤は、ポリオキシアルキレン
グリコールのジグリシジルエーテルであり、これはエピ
クロロヒドリンと該グリコールとの反応により製造され
る。
【0005】米国特許第 3,305,601号では、
カルボン酸官能基を含有するアクリル樹脂の有機溶媒溶
液をエポキシ樹脂と混合し、硬化させることによって、
強靭な熱硬化被膜を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】環境への懸念から、保
護および装飾目的での塗料において有機溶媒の使用を低
減ないし排除し、有機溶媒系と同等ないしさらに優れた
特性を持った水性系の塗料組成物の開発に対する研究が
進行している。
【0007】本発明は、かかる課題を解決することを目
的とする。
【0008】本発明はアクリル樹脂に関連する。1態様
において、本発明は安定なアクリル樹脂水性分散液を提
供する。別の態様において、本発明は安定なアクリル樹
脂水性分散液の製造方法を提供する。さらに別の態様に
おいて、本発明はこの安定なアクリル樹脂水性分散液と
エポキシ樹脂とから得られた熱硬化性被覆組成物を提供
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の安定なアクリル
樹脂水性分散液は、水性媒質と、これに分散させた、酸
価が約10〜150 のアクリル樹脂とポリオキシアル
キレングリコールのジグリシジルエーテルとの反応生成
物とから構成される。このポリオキシアルキレングリコ
ールは、ポリオキシプロピレンブロックが中央部に位置
し、末端がポリオキシエチレンブロックである、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドとのブロック共重合体
である。
【0010】本発明の安定なアクリル樹脂水性分散液は
、エポキシ樹脂と混合すると、室温条件あるいは加熱に
より硬化する塗料を調製するのに有用である。
【0011】本発明で用いることのできるアクリル樹脂
は、2種以上のエチレン性不飽和重合性単量体の共重合
体であり、少なくとも1種の単量体が重合性の酸、即ち
、カルボン酸基を含有する単量体である。ここで用いた
「アクリル樹脂」なる用語は、単量体の約25〜100
 重量%がアクリル系単量体である単量体の共重合体を
包含する意味である。
【0012】本発明で有用なアクリル系単量体の例は、
エステル基の炭素数が1〜18のアクリル酸およびメタ
クリル酸エステルである。かかる単量体の例は、メチル
アクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレ
ート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、ブ
チルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート
、ノニルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート
、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートな
どである。別の有用なアクリル系単量体は、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル、アクリル酸、およびメタ
クリル酸である。
【0013】本発明で用いることのできる他の単量体に
は、スチレン、ビニルトルエン、ジメチルマレエート、
ジエチルフマレート、ジブチルマレエート、マレイン酸
およびフマル酸の半エステル(例、酸性マレイン酸エチ
ル、酸性フマル酸ブチル)などの、アクリル系単量体と
共重合可能な単量体がある。別の有用な単量体は、マレ
イン酸、フマル酸、およびイタコン酸である。
【0014】本発明で用いるアクリル樹脂は、その単量
体成分の一部として、上述したようなカルボン酸基を含
有する少なくとも1種の単量体(酸)を、アクリル樹脂
の酸価が約10〜150 の範囲となるような量で含有
する。 この酸型の単量体の量は、単量体の全重量の約 1.5
〜23重量%となる。好ましい酸価は約75〜85の範
囲内であり、酸型単量体 (例、アクリル酸) の量は
約9〜11重量%になる。
【0015】本発明で用いる好ましい単量体は、アクリ
ル酸もしくはメタクリル酸、エステル基の炭素数が1〜
4のアクリル酸もしくはメタクリル酸エステル、ならび
にスチレンもしくはビニルトルエンである。特に好まし
い単量体は、アクリル酸、ブチルアクリレート、および
スチレンの組合わせである。
【0016】本発明で用いるアクリル樹脂は周知のもの
であり、フリーラジカル触媒を用いた溶液重合法により
製造される。この重合方法は米国特許第 3,305,
601号に記載されているので、詳細はこの特許を参照
できる。
【0017】アクリル樹脂の製造に用いる有機溶媒は、
単一の極性化合物からなるか、或いは非極性成分を含有
していてもよい混合溶媒からなる、実質的に水混和性の
溶媒が好ましい。好適な有機溶媒は、ヒドロキシエチル
アセテート、2−エトキシエチルアセテート、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、2−プロポキシエタノール、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテルなどであり、これらを単独で
、あるいは混合して用いることができる。別の有用な溶
媒には、メチルエチルケトンおよびメチルイソブチルケ
トンなどのケトン類がある。有機溶媒成分に少量混合す
ることができる非極性溶媒としては、ナフサ、ヘプタン
、ヘキサン、ミネラルスピリッツ、トルエン、キシレン
などの脂肪族および芳香族炭化水素類がある。
【0018】本発明で用いるアクリル樹脂溶液は、華氏
200 °(93 ℃) での粘度が約10,000c
ps以下で、固形分が約25〜80重量%の溶液である
。好ましくは、この樹脂溶液の粘度は華氏200 °で
約5,000 cps 以下であり、固形分は約40〜
80重量%である。
【0019】本発明で用いるポリオキシアルキレングリ
コールのジグリシジルエーテルは、ポリオキシプロピレ
ンブロックが中央部に位置し、ポリオキシエチレンブロ
ックが末端位置にあるエチレンオキシドとプロピレンオ
キシドとのブロック共重合体のジグリシジルエーテルで
ある。このポリオキシアルキレングリコールは、分子量
が約4,000 〜20,000であり、約50〜90
重量%のエチレンオキシドと約10〜50重量%のプロ
ピレンオキシドとから得られる。ジグリシジルエーテル
は、ポリオキシアルキレングリコールをルイス酸触媒を
使ってエピクロロヒドリンと反応させた後、苛性アルカ
リにより脱ハロゲン化水素反応を行うことにより製造さ
れる。かかるジグリシジルエーテルは、仏国特許第 2
,319,417号に詳述されているので、詳細は参照
されたい。本発明におけるジグリシジルエーテルの使用
量は、アクリル樹脂とジグリシジルエーテルとの合計量
に基づいて、約2〜10重量%、好ましくは約5〜7重
量%である。
【0020】アクリル樹脂とポリオキシアルキレングリ
コールジグリシジルエーテルとの反応は、この2成分を
、カルボキシエポキシ触媒の存在下または不存在下に混
合し、グリシジル基がアクリル樹脂のカルボン酸基と反
応してしまうまで加熱することにより行われる。一般に
、この反応は華氏約 225〜300 °(107〜1
49 ℃) で約1〜4時間行われる。好ましくは、少
量の塩基性触媒 (例、アルカリ金属水酸化物、炭酸塩
もしくは有機酸塩、または第三アミン) を使用する。 或いは、アクリル樹脂の製造に用いる単量体を、ポリオ
キシアルキレングリコールのジグリシジルエーテルの存
在下で重合させることによって、この2成分の反応生成
物を得てもよい。
【0021】本発明の組成物 (安定な水性分散液) 
の製造においては、アクリル樹脂とジグリシジルエーテ
ルとの反応生成物の有機溶媒溶液に、撹拌下に水を加え
ていく。水を加えると、まず油中水型のエマルションが
生成し、これが水中油型エマルションまたは分散液に転
相する。水を添加する前のアクリル樹脂/ジグリシジル
エーテル反応生成物の有機溶媒溶液中の固形分は、約4
0〜80重量%である。水中油型の状態への転相を生ず
るのに十分な水を加える。一般に、この水の量は、得ら
れた分散液の固形分が約30〜55重量%に低下するよ
うな量であろう。この分散液の粘度は25℃で約500
0〜17,000 cpsである。必要であれば、粘度
調整のために分散液にさらに水を加えてもよい。
【0022】この乳化ないし分散処理は、室温から華氏
約200 °(93 ℃) までの温度で行う。好まし
くは、この処理は華氏約 150〜180 ° (66
〜82℃) の温度で行う。
【0023】ポリオキシアルキレングリコールのジグリ
シジルエーテルを分散剤として使用して、これをアクリ
ル樹脂と共反応させずに、アクリル樹脂の水性分散液を
製造することもできる。しかし、このようにして得た分
散液は、本発明により得たものに比べて安定性に劣る。
【0024】本発明のアクリル樹脂水性分散液は、これ
にエポキシ樹脂を配合して、室温ならびに加熱下で硬化
する熱硬化性塗料の製造に使用される。有用なエポキシ
樹脂は、多価フェノールをエピクロロヒドリンと反応さ
せて得られる、周知の多価フェノールポリグリシジルエ
ーテルである。このようなエポキシ樹脂の例は、レゾル
シン、p,p’−ジヒドロキシビフェニル、p,p’−
ジヒドロキシジフェニルプロパン (慣用名: ビスフ
ェノールA) 、p,p’−ジヒドロキシジフェニルエ
タン、ノボラック樹脂などの多価フェノールから得られ
るものである。一般に、このようなエポキシ樹脂のエポ
キシ当量重量は約 110〜400 の範囲内である。 本発明で用いる好ましいエポキシ樹脂は、エポキシ当量
重量が約 175〜350 、特に好ましくは約 18
0〜220 のビスフェノールA系エポキシ樹脂である
【0025】本発明で用いることのできる別のエポキシ
樹脂は、ポリグリシジルエステル、即ち、エピクロロヒ
ドリンと多塩基酸 (例、アゼライン酸、脂肪酸のダイ
マー酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸類など) 
との反応生成物である。他のエポキシ樹脂には、不飽和
炭化水素のエポキシ化により得られるもの、例えば、 
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキ
シレートがある。
【0026】被覆組成物 (塗料) の製造は、アクリ
ル樹脂の分散液にエポキシ樹脂を、エポキシ当量とカル
ボン酸当量に基づいた量で混合することにより行う。一
般に、この当量比は1カルボン酸当量に対して 0.5
〜1.5 エポキシ当量の範囲内である。好ましくはこ
の当量比は約0.75〜1.25:1、特に好ましくは
約1:1である。
【0027】アクリル樹脂水性分散液とエポキシ樹脂と
の混合物を使用した被覆組成物は、室温または約150
 ℃の温度まで、もしくはそれ以上に加熱することによ
り硬化しうる。好ましくは、この組成物は室温硬化性塗
料として使用する。
【0028】エポキシ樹脂以外に、本発明のアクリル樹
脂分散液は、他の多官能性反応成分、例えば、アミノプ
ラスト樹脂、フェノプラスト樹脂、ブロックトポリイソ
シアネートなどと混合して使用することができる。
【0029】塗料とする場合、アクリル樹脂水性分散液
と架橋剤成分の他に、塗料分野で慣用の他の成分、例え
ば、顔料、流動性調整剤、増粘剤などを添加することが
できる。
【0030】次に実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。実施例中、部および%は、特に指定しない限り
、重量部および重量%である。
【0031】
【実施例】実施例1 (合成例) 適当な反応器に、2−プロポキシエタノール4951部
を入れた。単量体添加用のタンクに、スチレン5955
部、ブチルアクリレート4597部、およびアクリル酸
1466部を入れた。これを十分に混合した後、2,2
’−アゾビス (イソブチロニトリル)241 部を添
加した。反応器の加熱と撹拌を開始し、温度を華氏20
0 °(93 ℃) に上げた。単量体溶液の添加を開
始し、華氏200 °の温度を保持しながら3時間かけ
て添加した。添加用タンクを2−プロポキシエタノール
200部で洗い流し、これも反応器に加えた。 温度を華氏200 〜210 ° (93〜99℃) 
に1時間保持した。次いでジ−tert−ブチルペルオ
キシド65.6部を添加した。温度を華氏255 〜2
65°(124〜129 ℃) に上げ、この温度範囲
に3時間保持して、重合反応を完結させた。温度を華氏
200 〜210 °に下げ、生成したアクリル樹脂溶
液を、10μmのフィルタープレスで濾過して、容器に
入れた。
【0032】このアクリル樹脂溶液のガードナー・ホル
ト粘度は25℃でZ8であり、固形分は70%であった
【0033】実施例2 適当な反応器に、実施例1で得たアクリル樹脂溶液20
1 部、Pluronic F88 (BASF−Wy
andotte社製) のジグリシジルエーテル9.5
 部、および安息香酸ナトリウム0.02部を入れた。 Pluronic F88は、中央部にポリオキシプロ
ピレンブロック、末端にポリオキシエチレンブロックが
位置するエチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブ
ロック共重合体である。この共重合体は、エチレンオキ
シド成分80重量%とプロピレンオキシド成分20重量
%とを含有し、平均分子量は10,800である。加熱
と撹拌を開始し、温度を華氏280 °(138℃) 
に上げた。温度を華氏 275〜280 °(135〜
138 ℃) に1時間保持した後、華氏160 °(
71 ℃) に冷却した。次いで、脱イオン水74.2
部を1時間30分かけて添加すると、温度は華氏125
 °(52℃) に低下した。その間に、まずクリーム
状の滑らかな油中水型エマルションが生成し、これが水
中油型エマルションに転相した。追加の54.4部の脱
イオン水を28分かけて添加した。さらに16部の脱イ
オン水を追加して固形分を43%に調整した。得られた
分散液の25℃での粘度は、ブルックフィールド粘度計
、1番スピンドル、20 rpmで測定して160 c
ps であった。
【0034】室温で25日間放置した後、この分散液は
ごく僅かの溶媒が分離し、少しの沈降が認められた。
【0035】実施例3 実施例2に記載したのと同様の方法により、実施例1に
記載のアクリル樹脂溶液930 部を、実施例2に記載
のジグリシジルエーテル43.9部および安息香酸ナト
リウム0.09部と混合した。華氏280 °(138
℃) で1時間加熱した後、脱イオン水343.2 部
を添加すると、まず油中水型エマルションが生成し、こ
れが水中油型エマルションに転相した。脱イオン水12
6.5 部を追加し、分散液の固形分を49.33%に
した。25℃での粘度は、5 番スピンドル、20rp
m で測定して、9810 cpsであった。室温で1
5日後、分散液はわずかな溶媒分離を示したが、これは
撹拌により容易に混ぜこむことができた。
【0036】この分散液の一部を、水の追加により固形
分45.9%に希釈した。25℃での粘度は1290 
cpsとなった。15日後、この分散液は穏やかな沈降
現象を示したが、やはり容易に混ぜこむことができた。
【0037】実施例4 適当な反応器にエチレングリコールモノブチルエーテル
846 部を入れた。単量体添加用容器に、メチルメタ
クリレート768.8 部、ブチルメタクリレート97
6.5部、ヒドロキシプロピルメタクリレート330.
0 部、メタクリル酸174.8 部、およびクメンヒ
ドロペルオキシド118.5 部を入れた。この単量体
−触媒混合物のほぼ20%を反応器に加えて、加熱と撹
拌を開始した。温度が華氏300 °(149℃) に
達した時点で単量体−触媒溶液の添加を再開した。華氏
310 °(154℃) に温度を保持しながら3時間
5分かけて添加を終了した。その後、温度を華氏300
 〜310 °(149〜154 ℃) に保持しなが
ら加熱を2時間続けた。次いで、これに、実施例2に記
載のポリオキシアルキレングリコールのジグリシジルエ
ーテル151.2 部を安息香酸ナトリウム0.3 部
と共に添加した。温度を華氏300 °(154℃) 
に1時間20分保持した。得られたアクリル樹脂溶液は
、粘度 (25℃でのガードナー・ホルト粘度) が固
形分70%でZ8以上であり、固形分基準での酸価は5
0.3であった。
【0038】別の反応器に、このアクリル樹脂溶液99
6 部を入れた。加熱・撹拌を開始し、温度を華氏16
0 °(71 ℃) に上げた。脱イオン水を添加する
と、まず油中水型エマルションが生成し、これが油中水
型エマルションに転相した。合計673 部の水を加え
た。得られた固形分41.5%の安定は分散液は、25
℃での粘度が18,500 cpsであった。
【0039】比較のために、実施例2のジグリシジルエ
ーテルを分散剤として用いて数種類の分散液を調製した
。これらの分散液は、分散剤がアクリル共重合体のカル
ボン酸基と共反応していない点で、実施例2〜4のもの
とは異なっていた。これらの比較例の詳細を次に示す。
【0040】実施例5 (比較例) 適当な反応器に実施例1に記載のアクリル樹脂溶液11
02.5部と実施例2に記載のジグリシジルエーテル5
2.1部を入れた。ジグリシジルエーテルを溶解させる
ために加熱して、温度を華氏205 °(96 ℃) 
に上げた。次いで、温度を華氏180 °(82 ℃)
 に下げ、脱イオン水288.3 部を58分かけて加
えた。まず油中水型エマルションが生成し、水中油型分
散液に転相した。追加の脱イオン水230.9 部を3
0分かけて加えた。固形分53%で粘度312 cps
 の滑らかな分散液が生成した。この分散液は、一晩放
置しただけでひどく分離し、下層 (沈降層) が生成
した。
【0041】実施例6 (比較例) 実施例5に記載したのと同様の方法により、実施例1に
記載のアクリル樹脂溶液925 部と実施例2に記載の
ジグリシジルエーテル43.7部とを混合し、華氏21
5°(102℃) に加熱してジグリシジルエーテルを
アクリル樹脂溶液中に溶融・溶解させた。溶液が得られ
たら、温度を華氏180 °(82 ℃) に下げた。 全部で435.5部の脱イオン水を加えると、5番スピ
ンドル、20 rpmで測定して25℃での粘度が12
20 cpsの水中油型分散液が得られた。固形分は5
2.8%であった。
【0042】室温で6日間後、この分散液はかなりの沈
降を生じていたが、撹拌により混ぜ込むことができた。 18日後、溶媒分離と相当な沈降が認められたが、なお
混ぜ込むことができた。4ヵ月後、沈降は混ぜ込むこと
ができなかった。
【0043】実施例7 (比較例) 実施例5に記載したのと同様の方法により、実施例1に
記載のアクリル樹脂溶液978 部、実施例2に記載の
ジグリシジルエーテル46.2部、および脱イオン水3
76.2 部を使用して分散液を調製した。得られた水
中油型分散液の25℃での粘度は、5番スピンドル、2
0 rpmで測定して1920 cpsであり、固形分
は62.8%であった。室温で14日間後、この分散液
は分離し、上層として溶媒層が生成していた。撹拌する
と、再び分散液を形成することができた。
【0044】実施例8 (従来例) 本例に示すように、カルボン酸基を含有するアクリル樹
脂は、従来法によりアミンと塩を形成した後、水中に分
散させることもできる。
【0045】適当な反応器に、2−プロポキシエタノー
ル1299部とキシレン575 部とを入れた。この反
応器に取りつけた単量体添加用のタンクに、アクリル酸
911 部、スチレン3703部、ブチルアクリレート
2858部、および2,2’−アゾビス (イソブチロ
ニトリル) 150 部を入れた。 反応器の加熱と撹拌を開始し、反応器温度を華氏200
°(93 ℃) に上げた。単量体−触媒溶液の添加を
開始し、華氏200 〜210 ° (93〜99℃)
 の温度を保持しながら4時間かけて添加した。添加終
了後、温度を華氏200 〜210 °にさらに1時間
保持した。次いで、ジ−tert−ブチルペルオキシド
40部を添加し、温度を華氏255 〜265 °(1
24〜129 ℃) に上げ、この温度範囲に1時間保
持した。温度を次いで華氏180 〜190 °(82
 〜88℃) に下げ、この温度範囲を保持しながら、
トリエチルアミン527 部を30分かけて徐々に添加
した。添加終了後、温度を華氏180 〜190 °に
さらに1時間保持した。
【0046】次いで、華氏180 〜190 °に加熱
された脱イオン水7072部を1時間かけて添加した。 温度を華氏150 °(66 ℃) に下げ、さらに4
00 部の脱イオン水を10分間かけて添加した。華氏
150 °の温度で30分後に、得られた分散液を粘度
平衡化のために貯槽に移した。固形分42%で、貯槽に
移した時の分散液の粘度は600,000 〜900,
000 cps であった。5〜7日後に粘度は10,
000〜25,000 cpsに低下した。
【0047】実施例9 実施例2、3および4で得たアクリル樹脂分散液と、エ
ポキシ当量重量190 のビスフェノールAジグリシジ
ルエーテル (エポキシ樹脂) とを混合することによ
り被覆組成物を調製した。実施例8で得たカルボン酸基
のアミン塩化により得たアクリル樹脂分散液とビスフェ
ノールAジグリシジルエーテルとからも被覆組成物を調
製した。 表1に、使用したアクリル樹脂分散液の実施例番号、各
組成物に使用したアクリル樹脂のカルボン酸当量数 (
上段) とエポキシ樹脂のエポキシ当量数 (下段) 
を示す。 使用した触媒は、トリエチルアミン(TEA) 、固形
分25%のメタノール溶液状の水酸化テトラメチルアン
モニウム(TMAH)、固形分25%のエチレングリコ
ールモノプロピルエーテル溶液状のテトラエチレンジア
ミン(DABCO)、および 1,5−ジアゾビシクロ
−4,3 −ノン−5−エン(DBN) であった。触
媒の使用量は、アクリル樹脂分散液の固形分とエポキシ
樹脂との合計重量に基づいた、活性基準での触媒量 (
%) である。
【0048】
【表1】
【0049】このアクリル樹脂分散液−エポキシ樹脂混
合物から、3ミルのByrdアプリケーターを用いてガ
ラス板上に塗膜を形成した。この塗膜を室温で硬化させ
た。 塗膜の特性を、次の表2および表3に示す。
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】実施例10 適当な反応器に、2−プロポキシエタノール567 部
、実施例2に記載のPluronic F88のジグリ
シジルエーテル94.3部、および安息香酸ナトリウム
1.9 部を入れた。単量体用の滴下漏斗に、スチレン
681.9 部、ブチルアクリレート526.4 部、
アクリル酸167.9 部、および2,2’−アゾビス
 (イソブチロニトリル) 27.7部を入れた。反応
器の加熱と撹拌を開始し、温度を華氏200 °(93
 ℃) に上げた。単量体溶液の添加を開始し、温度を
華氏190 〜255 °(88 〜124 ℃) の
範囲内に保持しながら3時間かけてゆっくり添加した。 添加終了後、滴下漏斗を2−プロポキシエタノール23
.1部で洗い流し、これも反応器に加えた。次いで、ジ
−tert−ブチルペルオキシド7.5 部と2−プロ
ポキシエタノール39.2部とを添加し、温度を華氏2
55 °(124℃) に上げ、華氏250 〜270
 °(121〜132℃) に3時間保持した。7.5
 部のブチルペルオキシドを追加し、華氏250 °(
121℃) で加熱を1時間45分続けた。得られたポ
リマー溶液は、固形分が70.61 %で、酸価は74
.69 であった。
【0053】適当な反応器に、上記のポリマー溶液93
2.6 部を入れた。加熱・撹拌を開始し、温度が華氏
160 °(71 ℃) に達した時点で、脱イオン水
328.6 部の添加を開始した。温度を華氏130 
〜180 °(54 〜82℃) に保持しながらこの
水を1時間30分かけて全部添加した。追加の水29.
9部を加え、混ぜ込んだ後、さらに146 部の水を添
加した。得られた固形分42.39 %の分散液の25
℃での粘度は、5番スピンドル、20 rpmで測定し
て13,800 cpsであった。3ヵ月後、この分散
液は安定で、粘度は16,766 cpsであった。
【0054】実施例11 実施例10に記載したのと同様の方法により、2−プロ
ポキシエタノール544.8部、Pluronic F
88のジグリシジルエーテル86.8部および安息香酸
ナトリウム1.2部の混合物に、メチルメタクリレート
197.0 部、ブチルメタクリレート525.4 部
、ブチルアクリレート277.2 部、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート289部、メタクリル酸25部、お
よび2,2’−アゾビス (イソブチロニトリル) 5
5.7部を添加し、華氏200 〜245 °(93 
〜118 ℃) に5時間加熱することにより、ポリマ
ー溶液を調製した。2−プロポキシエタノール54.6
部を添加すると、得られたポリマー溶液は固形分が68
.75 %で、酸価は16.8であった。
【0055】このポリマー溶液930.4 部に脱イオ
ン水327.8 部を実施例10に記載の方法を用いて
添加することにより、水性分散液を調製した。この分散
液の粘度は、固形分51.4%で13,000 cps
であった。3ヵ月後、この分散液は安定で、粘度は14
,200 cpsであった。
【0056】実施例12 スチレン36.84 %、ブチルアクリレート36.8
4 %、ヒドロキシプロピルメタクリレート15.03
 %、およびアクリル酸11.29 %から調製した2
−ブトキシエタノール中の固形分72.17 %のアク
リル共重合体溶液300 部を、Pluronic F
88のジグリシジルエーテル6.7 部および安息香酸
ナトリウム0.03部と共に反応器に入れた。加熱・撹
拌を開始し、温度を華氏280 °(138℃) に上
げ、この温度に1時間保持した。温度を次いで華氏17
0 °(77 ℃) に下げ、脱イオン水114.4 
部をゆっくり加えて油中水型エマルションを形成した。 水25.3部を加えると、エマルションは水中油型に転
相した。このエマルションに次いでさらに水を加えて、
固形分を45.7%に低下させた。得られた分散液の粘
度は25℃で14,133 cpsであった。この分散
液は3ヵ月後も安定で、分離は起こらなかった。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、酸価が約10〜150
 のアクリル樹脂のカルボン酸基を、ポリオキシアルキ
レングリコールのジグリシジルエーテル中のグリシジル
基と予め反応させておいてから、水性分散液を形成する
ことにより、反応させずに水中に分散させた場合に比べ
て、分散液の安定性が著しく増加する。従って、アクリ
ル樹脂を環境汚染の少ない水性塗料として利用すること
が容易となる。
【0058】以上に本発明の原理、好適態様および作用
を説明したが、本発明はこれらの具体的な説明内容に限
定されるものではない。以上の具体的説明は例示に過ぎ
ず、本発明の範囲内で当業者により各種の変更をなすこ
とができる。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (A) 水性媒質、および(B) 成
    分(a) および(b) の合計重量に基づいて (a
    )酸価が約10〜150 のアクリル樹脂約90〜98
    重量%と(b) ポリオキシアルキレングリコールのジ
    グリシジルエーテル約2〜10重量%との反応生成物を
    含有し、前記ポリオキシアルキレングリコールが、ポリ
    オキシプロピレンブロックが中央部に位置し、末端がポ
    リオキシエチレンブロックである、エチレンオキシドと
    プロピレンオキシドとのブロック共重合体であることを
    特徴とする、安定なアクリル樹脂水性分散液。
  2. 【請求項2】  前記アクリル樹脂の酸価が約75〜8
    5である、請求項1記載の分散液。
  3. 【請求項3】  前記ポリオキシアルキレングリコール
    が、ポリオキシエチレンブロック約50〜90重量%と
    ポリオキシプロピレンブロック約10〜50重量%とを
    含有する、分子量約4,000 〜20,000のもの
    である、請求項1記載の分散液。
  4. 【請求項4】  前記ポリオキシアルキレングリコール
    のジグリシジルエーテルが約5〜7重量%の量で存在す
    る、請求項1記載の分散液。
  5. 【請求項5】  前記アクリル樹脂が、アクリル酸もし
    くはメタクリル酸と、エステル基の炭素数が1〜4のア
    クリル酸もしくはメタクリル酸エステルと、スチレンも
    しくはビニルトルエンとの共重合体である、請求項1記
    載の分散液。
  6. 【請求項6】  アクリル樹脂が、アクリル酸とブチル
    アクリレートとスチレンとの共重合体である、請求項5
    記載の分散液。
  7. 【請求項7】  (A) 酸価が約10〜150 のア
    クリル樹脂約90〜98重量%とポリオキシアルキレン
    グリコールのジグリシジルエーテル約2〜10重量%と
    を、ジグリシジルエーテルのグリシジル基がアクリル樹
    脂の酸基と反応するのに十分な時間反応させ、ここで該
    ポリオキシアルキレングリコールは、ポリオキシプロピ
    レンブロックが中央部に位置し、末端がポリオキシエチ
    レンブロックである、エチレンオキシドとプロピレンオ
    キシドとのブロック共重合体であり、(B) 工程(A
    )の反応生成物に、最初に油中水型エマルションが生成
    した後、水中油型エマルションに転相するまで、撹拌し
    ながら水を加えることからなる、安定なアクリル樹脂水
    性分散液の製造方法。
  8. 【請求項8】  前記アクリル樹脂と前記ポリオキシア
    ルキレングリコールのジグリシジルエーテルとを華氏約
     225〜300 °(107〜149 ℃) の温度
    で反応させる、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  前記アクリル樹脂の酸価が約75〜8
    5である、請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】  前記ポリオキシアルキレングリコー
    ルが、ポリオキシエチレンブロック約50〜90重量%
    とポリオキシプロピレンブロック約10〜50重量%と
    を含有する、分子量約4,000 〜20,000のも
    のである、請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】  前記ポリオキシアルキレングリコー
    ルのジグリシジルエーテルが約5〜7重量%の量で存在
    する、請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】  前記アクリル樹脂が、アクリル酸も
    しくはメタクリル酸と、エステル基の炭素数が1〜4の
    アクリル酸もしくはメタクリル酸エステルと、スチレン
    もしくはビニルトルエンとの共重合体である、請求項7
    記載の方法。
  13. 【請求項13】  アクリル樹脂が、アクリル酸とブチ
    ルアクリレートとスチレンとの共重合体である、請求項
    12記載の方法。
  14. 【請求項14】  アクリル樹脂とポリオキシアルキレ
    ングリコールのジグリシジルエーテルとの反応生成物を
    、ポリオキシアルキレングリコールのジグリシジルエー
    テルの存在下でアクリル系単量体を重合させることによ
    り製造する、請求項7記載の方法。
  15. 【請求項15】  請求項1記載の安定な分散液とエポ
    キシ樹脂との混合物からなる、硬化性組成物。
  16. 【請求項16】  前記エポキシ樹脂が多価フェノール
    のポリグリシジルエーテルである、請求項15記載の硬
    化性組成物。
  17. 【請求項17】  前記多価フェノールがp,p’−ジ
    ヒドロキシジフェニルプロパンである、請求項16 記
    載の硬化性組成物。
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CA (1) CA2022207A1 (ja)
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