JPH0422730A - 内燃機関の補助空気量制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、スロットル弁をバイパスする補助空気通路の
空気量を制御する内燃機関の補助空気量制御装置に関す
る。

〈従来の技術〉 内燃機関の補助空気量制御装置の従来例として、以下の
ようなものがある。

すなわち、スロットル弁をバイパスする補助空気通路に
電磁式補助空気制御弁を介装し、例えばアイドル運転時
にアイドル回転速度が目標アイドル回転速度になるよう
に補助空気制御弁を駆動制御することにより補助空気量
を制御するようにしている（実開昭６２−１７１６３９
号公報）。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、電磁式補助空気制御弁は、弁本体の周囲温度
により第５図に示すように補助空気量が同一開度出力（
デユーティ比のオンデユーテイ）であっても大きく変化
するので、例えばアイドル運転時のフィードバンク制御
開始時の応答性を低下させ、例えば高温時には補助空気
量が過度に低下してアイドル回転速度を低下させ最悪の
ときにはエンジンストールの発生を招き、また低温時に
補助空気量が過多となってアイドル回転速度の上昇を招
くという不具合がある。かかる原因は補助空気制御弁の
電磁ソレノイドの抵抗値が周囲温度に応じて変化し開弁
用の電磁ソレノイドと閉弁用の電磁ソレノイドとのバラ
ンスがくずれるためである。

本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、周
囲温度変化に拘わらず補助空気量を高精度に制御できる
補助空気量制御装置を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段〉 このため、本発明は第１図に示すように、スロットル弁
をバイパスする補助空気通路に介装され補助空気量を制
御する補助空気制御弁Ａと、機関冷却水温に基づいて制
御量を設定する制御量設定手段Ｂと、設定された制御量
に基づいて前記補助空気制御弁Ａを駆動制御する駆動制
御手段Ｃと、を備えるものにおいて、前記補助空気制御
弁の弁本体若しくはその周囲の温度を検出する温度検出
手段りと、検出された弁本体若しくはその周囲の温度に
基づいて温度補正量を設定する温度補正量設定手段Ｅと
、設定された温度補正量に基づいて前記制御量を補正す
る制御量補正手段Ｆと、を備えるようにした。

く作用〉 このようにして、冷却水温に基づいて設定された制御量
を、補助空気制御弁の弁本体若しくはその周囲の温度に
基づいて、補正し、周囲温度によって補助空気量が変化
するのを抑制するようにした。

〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第２図〜第４図に基づいて
説明する。

第２図において、スロットル弁（図示せず）をバイパス
する補助空気通路（図示せず）には補助空気制御弁とし
ての電磁式アイドル制御弁１が介装され、このアイドル
制御弁１の弁体はスプリングにより閉弁方向に付勢され
ている。前記アイドル制御弁ｌは、マイクロコンピュー
タ等からなる制御装置２からの駆動デユーティ信号によ
り、駆動制御される。

前記制御装置１には、機関回転速度を検出する回転速度
センサ３からの回転速度検出信号と、機関冷却水温を検
出する水温センサ４からの冷却水温検出信号と、アイド
ルスイッチ５からのオン・オフ信号と、前記アイドル制
御弁１本体の温度を検出する温度検出手段としての昇温
度センサ６からの温度検出信号と、が入力されている。

ここでは、制御量Ｗ２が制御量設定手段と制御量補正手
段と駆動制御手段と温度補正量設定手段とを構成する。

次に、作用を第３図のフローチャートに従って説明する
。

Ｓｌでは、水温センサ４により検出された冷却水温度に
基づいて、基本制御値をマツプから検索する。この基本
制御値は、第４図に示すように、所定冷却水温（例えば
３０°Ｃ）までは冷却水温が高くなるに従って大きくな
り所定冷却水温以上では冷却水温が高くなるに従って小
さくなるように設定されている。

Ｓ２では、エアコン、Ｄレンジ、加減速時等の各種補正
量を設定する。

Ｓ３では、昇温度センサ６により検出されたアイドル制
御弁１本体の温度に基づいて、昇温度補正量をマツプか
ら検索する。昇温度補正量は、弁本体の温度が高くなる
に従って大きくなるように設定されている。

Ｓ４では、アイドル回転制御条件が成立したか否かを判
定し、ＹＥＳのときにはＳ５に進みＮＯのときにはルー
チンを終了する。

Ｓ５では、冷却水温に基づいて目標回転速度Ｎｓを設定
する。

Ｓ６では、目標回転速度Ｎ、と回転速度センサ２によっ
て検出された実際の回転速度Ｎとを比較し、Ｎ　ｓ　＞
　ＨのときにはＳ７に進みＮＳ＜ＮのときにはＳ８に進
みＮ、＝ＮのときにはＳ９に進む。

Ｓ７では、実際の回転速度を高めるべくフィードバック
補正量ＩＳＣ□を前回の値に対し所定量増大させる。

Ｓ８では、実際の回転速度を低下させるべくフイードバ
ック補正量ＩＣ３□を前回の値に対し所定量減少させる
。

Ｓ９では、前記基本制御値と各種補正量と昇温度補正量
とフィードバック補正量とを加算して制御値を算出する
。

そして、制御値に対応するデユーティ比のパルス信号を
アイドル制御弁１に出力し、アイドル制御弁１により補
助空気量を制御する。

以上説明したように、弁本体の温度に基づいて設定され
た昇温度補正量を基本制御値に加算して制御値を求める
ようにしたので、弁本体の温度が変化して電磁ソレノイ
ドの抵抗値が変化しても、弁本体温度の変化に拘わらず
補助空気量を高精度に制御でき、もってアイドル回転速
度の過度な低下若しくは上昇やエンジンストールの発生
を防止できる。

尚、弁本体温度の代わりに、その周囲の吸気温度を検出
してもよい。また、高温時（例えば１２０”ｃ　）と通
常温度と低温時（例えば−２０°Ｃ）とにてフィードバ
ック補正量の専用マツプを夫々異ならせて設は温度補正
を行うようにしてもよい。

〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、補助空気制御弁の本体
若しくはその周囲の温度に基づいて制御量を補正するよ
うにしたので、弁本体若しくはその周囲の温度が変化し
てもその温度変化に拘わらず補助空気量を高精度に制御
でき、もって回転速度の過度な低下或いは過度な上昇を
抑制できると共にエンジンストールの発生を防止できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のクレーム対応図、第２図は本発明の一
実施例を示す構成図、第３図は同上のフローチャート、
第４図は同上の作用を説明するための図、第５図は従来
の欠点を説明するための図である。 Ｊ・・・アイドル制御弁　　２・・・制御装置　　４・
・・水温センサ　　５・・・アイドルスイッチ　　６・
・・昇温度センサ 特許出願人　日本電子機器株式会社 代理人　弁理士　笹　島　　冨二雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スロットル弁をバイパスする補助空気通路に介装され補
   助空気量を制御する補助空気制御弁と、機関冷却水温に
   基づいて制御量を設定する制御量設定手段と、設定され
   た制御量に基づいて前記補助空気制御弁を駆動制御する
   駆動制御手段と、を備える内燃機関の補助空気量制御装
   置において、前記補助空気制御弁の弁本体若しくはその
   周囲の温度を検出する温度検出手段と、検出された弁本
   体若しくはその周囲の温度に基づいて温度補正量を設定
   する温度補正量設定手段と、設定された温度補正量に基
   づいて前記制御量を補正する制御量補正手段と、を備え
   たことを特徴とする内燃機関の補助空気量制御装置。