JPH0229243Y2 - - Google Patents

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JPH0229243Y2
JPH0229243Y2 JP1984152673U JP15267384U JPH0229243Y2 JP H0229243 Y2 JPH0229243 Y2 JP H0229243Y2 JP 1984152673 U JP1984152673 U JP 1984152673U JP 15267384 U JP15267384 U JP 15267384U JP H0229243 Y2 JPH0229243 Y2 JP H0229243Y2
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engine
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speed
control
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JP1984152673U
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、エンジンの制御装置に関するもの
である。
〔従来技術〕
最近、車両用エンジンにおいては、エンジンの
運転性向上の観点等から、ラフネスセンサによつ
てエンジンの燃焼不安定状態を検出し、エンジン
の燃焼状態を支配する各種燃焼状態制御装置を、
上記燃焼不安定状態に起因するエンジン振動等の
ラフネスを抑制する方向に制御することが種々行
なわれている。その1例としては、従来、例えば
特公昭56−33571号公報に示されるように、混合
気の空燃比をリーン側に設定してエンジンに希薄
燃焼を行なわせ、もつて燃費の向上と排気ガス対
策とを図り、一方ラフネスセンサの出力に応じて
混合気の空燃比をリツチ側に補正制御し、もつて
希薄燃焼に起因するラフネスを抑制するようにし
たものがある。
またこの種の他の制御装置として、従来、エン
ジンのアイドリング時において、ラフネスセンサ
の出力に応じてラフネスが一定の範囲内に収束す
るようアイドル回転数をフイードバツク制御し、
もつてアイドリング時の不快なラフネスを低減す
るようにしたものがある。
しかしながら、従来のアイドル回転の制御装置
では、いずれも単にラフネス抑制の観点から、ラ
フネスが発生すればアイドル回転数を上昇させ、
ラフネスが発生しなくなればアイドル回転数を低
下させるようにしており、そのためエンジンによ
つては例えば400rpm程度で回転することが考え
られ、かかる状態でエンジンにクーラ負荷や電気
負荷等が加わると、エンジン出力に余裕がなく、
これに対処しきれなくなつてエンストが発生する
という問題がある。
〔考案の目的〕 この考案は、かかる問題点に鑑み、アイドリン
グ時において確実にラフネス抑制の制御ができ、
しかもエンジン運転の安定性を保証できるエンジ
ンの制御装置を提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
そこでこの考案は、負荷等の条件に応じて最低
目標回転数を設定し、ラフネス状態に応じて最低
目標回転数を上昇補正し、エンジンの回転数をこ
の最低目標回転数にフイードバツク制御するよう
にしたものである。
即ち、この考案は、第1図の機能ブロツク図に
示されるように、エンジン回転数制御装置26で
アイドリング時のエンジン回転数を予め設定され
た下限回転数に保持するようにする一方、ラフネ
スセンサ27でエンジン1の燃焼不安定状態を検
出し、該ラフネスセンサ27の出力を受け、その
検出された燃焼不安定状態が大きい程下限回転数
補正手段28が上記下限回転数を上昇補正するよ
うにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第2図及び第3図は本考案の一実施例によるエ
ンジンの制御装置を示す。図において、1はエン
ジンで、該エンジン1の吸気通路2の途中にはス
ロツトル弁3が配設され、該スロツトル弁3上流
側の吸気通路2にはベーンタイプのエアフローメ
ータ4が設けられ、吸気通路2の上流端はエアク
リーナ5に至つており、吸気通路2の下流端近傍
には燃料噴射弁6が設けられている。またエンジ
ン1の排気通路7には排気ガス浄化用の触媒8が
介設されている。
また吸気通路2にはスロツトル弁3をバイパス
してバイパス通路9が形成され、該バイパス通路
9の途中には該通路9に流れる空気量を制御する
制御弁10が介設されている。
また図中、11はデイストリビユータ、12は
イグニツシヨンコイル、13はキースイツチ、1
4はスタータ、15はエアフローメータ4のポジ
シヨンセンサ、16はスロツトル下流の吸気負圧
を検出する負圧センサ、17はスロツトル弁3の
アイドル開度を検知するアイドルスイツチ、18
はエンジンのクランク角からエンジン回転数を検
出する回転数センサ、19はエンジンの冷却水温
度を検出する水温センサ、20は自動変速機の変
速位置を検出する変速位置センサ、21はエンジ
ンの燃焼不安定状態のパラメータであるエンジン
振動を検出する振動センサである。
また22はインターフエース23、CPU24
及びメモリ25からなるエンジンコントロールユ
ニツトで、上記メモリ25にはラフネス状態xに
対する目標回転数のアツプ分演算用メモリマツプ
(第4図参照)やCPU24の演算処理のプログラ
ム(第3図参照)等が格納されている。また上記
CPU24はエンジン回転数と吸入空気量とに応
じて燃料噴射パルスを作成してそれを燃料噴射弁
6に加え、これにより運転状態に応じた量の燃料
を噴射供給させるという燃料噴射量制御を行なう
とともに、エンジンの回転に応じてイグニツシヨ
ンコイル12に高電圧を発生させ、これにより点
火時期制御を行なう。
そしてCPU24は、エンジンのアイドリング
時において、通常は実際のエンジン回転数が予め
設定された最低目標回転数になるように制御弁1
0に制御信号を加え、一方ラフネス発生時はラフ
ネス状態に応じて目標回転数を上昇補正し、実際
のエンジン回転数がこの目標回転数になるように
制御弁10に制御信号を加え、これによりアイド
ル回転数制御を行なう。
なお以上のような構成において、上記振動セン
サ21が第1図に示すラフネスセンサ27となつ
ており、又上記バイパス通路9、制御弁10及び
CPU24が第1図に示すエンジン回転数制御装
置26となつており、又上記CPU24が第1図
に示す設定回転数補正手段28となつている。
次に第3図のフローチヤートを用いて動作につ
いて説明する。
キースイツチ13がONされると、CPU24は
まずシステムを初期化した後(ステツプ30)、入
力情報、即ちキースイツチ13及び各種センサ1
5〜21の信号を読み込み(ステツプ31)、キー
スイツチ13の信号からエンジンがクランキング
中か否かを判定し(ステツプ32)、クランキング
中の場合には制御量を所定値に固定し(ステツプ
33)、該制御量に応じた制御信号を制御弁10に
与える(ステツプ34)。これによりエンジンのク
ランキング中には制御弁10は一定開度に開か
れ、スロツトル下流側にはバイパス通路9を介し
て一定量の吸入空気が供給されることとなる。
エンジンが始動すると、CPU24はアイドル
スイツチ17の信号からエンジンがアイドリング
時か否かを判定し(ステツプ35)、アイドリング
時の場合には振動センサ21のA/D変換出力R
と基準値rとの差x(=R−r)を演算し(ステ
ツプ36)、該差xが正か否かの判定からラフネス
が発生しているか否かを判定し(ステツプ37)、
ラフネスが発生していない場合には負荷等の条件
に応じて予め設定された最低目標回転数と回転数
センサ18の出力である実際回転数との偏差を算
出し(ステツプ38)、該偏差が目標回転数の不感
帯内に入つているか否かを判定し(ステツプ39)、
該回転数偏差が不感帯内に入つていない場合は実
際回転数が目標回転数以下か否かを判定し(ステ
ツプ40)、それが目標回転数以下の場合は上記回
転数偏差に応じて制御弁10の開方向の制御量を
演算し(ステツプ41)、逆に目標回転数以上の場
合には上記回転数偏差に応じて制御弁10の閉方
向の制御量を演算し(ステツプ42)、これらの制
御量に応じた制御信号を制御弁10に加える(ス
テツプ34)。これにより制御弁10は実際回転数
と最低目標回転数との間の偏差に応じた開度に開
閉され、それに伴つてバイパス通路9を経てスロ
ツトル下流側に供給される吸入空気量が増減し
て、実際回転数は上記最低目標回転数の不感帯内
にフイードバツク制御されるので、その後CPU
24はフラグが“1”か否かの判定ステツプと該
フラグを“0”とする処理ステツプを経た後、制
御弁10の制御量をその時の値に固定することと
なる(ステツプ43〜45)。またアイドリング時に
おいて、変速機がDレンジに変速されると、
CPU24は変速位置センサ20の信号を受け、
実際回転数を上記最低目標回転数を少し上昇させ
た目標回転数に制御する。
そしてこのようにして実際回転数が最低目標回
転数にフイードバツク制御されている際に、何ら
かの原因でエンジンの燃焼状態が不安定になつて
エンジン振動が増大すると、CPU24は第3図
に示すメモリマツプを用い、振動センサ21の
A/D変換出力Rと基準値rとの差xに応じた目
標回転数のアツプ分を算出するとともに、フラグ
を“1”とし(ステツプ46、47)、上述のフイー
ドバツク制御の処理(ステツプ38〜45)を行な
う。すると実際回転数は上記最低目標回転数をさ
らにラフネス状態に応じた回転数だけアツプさせ
た目標回転数にフイードバツク制御されることと
なる。
またエンジンが通常運転状態になると、CPU
24は制御弁10の制御量を全閉の制御量に設定
するとともに、フラグを“0”とし(ステツプ
48、49)、これにより制御弁10は全閉状態に制
御され、バイパス通路9からの吸入空気の供給は
停止されることとなる。
またCPU24は運転状態に応じて燃料噴射制
御及び点火時期制御を行なうが、その動作は従来
公知のものと同一であるので、その詳細な説明は
省略する。
以上のような本実施例の装置では、アイドル回
転数をラフネスに応じた目標回転数にフイードバ
ツク制御するようにしたので、アイドリング時に
おけるラフネスを確実に抑制でき、車両の乗り心
地を向上できる。
また本装置では、予め最低目標回転数を設定
し、ラフネス状態に応じてこれを上昇補正するよ
うにしたので、従来のようにエンジン回転数が極
度に低回転になるということはなく、その結果ク
ーラ負荷、電気負荷等に対するエンジン出力の余
裕を確保でき、エンジン運転の安定性を保証でき
る。
また第5図は本考案の他の実施例を示す。この
実施例では、上記バイパス通路9及び制御弁10
の他に、スロツトル弁3をバイパスする小径の第
2バイパス通路50と、該通路50に流れる吸入
空気量を制御する第2制御弁51とを設け、上記
バイパス通路9及び制御弁10によつてアイドル
回転数を最低目標回転数に保持するための吸入空
気量を確保するとともに、上記第2バイパス通路
50及び第2制御弁51でもつてラフネスに応じ
て目標回転数をアツプさせるための吸入空気量を
確保するようにしている。
そして以上のような構成において、上記バイパ
ス通路9、制御弁10及びCPU24が第1図に
示すエンジン回転数制御装置26となつており、
上記第2バイパス通路50、第2制御弁51及び
CPU24が第1図に示す設定回転数補正手段2
8となつている。
本実施例においては、小径の第2バイパス通路
50及び第2制御弁51でもつて吸入空気量をよ
り精度よく制御できることから、ラフネス状態の
微小な変動に対しても応答性よくこれを抑制で
き、ラフネスの制御精度が非常にすぐれている。
なお上記実施例ではラフネスセンサとして振動
センサを用いたが、これはトルク変動を検出する
トルクセンサ、回転変動を検出する回転センサ等
を用いることができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係るエンジンの制御装
置によれば、負荷等の条件に応じて最低目標回転
数を設定し、この最低目標回転数をラフネス状態
に応じて上昇補正し、エンジン回転数をこの最低
目標回転数にフイードバツク制御するようにした
ので、アイドリング時におけるラフネスを確実に
抑制でき、しかもエンジン運転の安定性を保証で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す機能ブロツク図、
第2図は本考案の一実施例によるエンジンの制御
装置の構成図、第3図は上記装置におけるCPU
24の演算処理のフローチヤートを示す図、第4
図は上記装置における目標回転数上昇分のメモリ
マツプを示す図、第5図は本考案の他の実施例の
構成図である。 26…エンジン回転数制御装置、27…ラフネ
スセンサ、28…設定回転数補正手段、1…エン
ジン、9…バイパス通路、10…制御弁、21…
振動センサ、24…CPU、50…第2バイパス
通路、51…第2制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アイドリング時のエンジン回転数を予め設定さ
    れた下限回転数に保持するエンジン回転数制御装
    置と、エンジンの燃焼不安定状態を検出するラフ
    ネスセンサと、該ラフネスセンサの出力を受け、
    その検出された燃料不安定状態が大きい程上記下
    限回転数を上昇補正する下限回転数補正手段とを
    備えたことを特徴とするエンジンの制御装置。
JP1984152673U 1984-10-09 1984-10-09 Expired JPH0229243Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984152673U JPH0229243Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984152673U JPH0229243Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6166639U JPS6166639U (ja) 1986-05-07
JPH0229243Y2 true JPH0229243Y2 (ja) 1990-08-06

Family

ID=30710726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984152673U Expired JPH0229243Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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JP (1) JPH0229243Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5491623A (en) * 1977-12-28 1979-07-20 Nissan Motor Co Ltd Idling controller
JPS54162025A (en) * 1978-06-12 1979-12-22 Nippon Denso Co Ltd Engine revolution speed controlling apparatus
JPS57124044A (en) * 1981-01-23 1982-08-02 Toyota Motor Corp Idling revolution speed control method for internal combustion engine

Patent Citations (3)

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JPS6166639U (ja) 1986-05-07

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